変身関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 太陽の下ぼんやりした頭で 思い浮かべたあの子の笑い声で ああ うずき出す かさぶたみたいなだましだましの日々で 上手くかぶってきたつもりの殻まで ああ 破れてく あの子はなんて言うだろう 本当のことを知ったなら 走り出した いま 空も飛べそうなこの気持ち 加速してく鼓動にもはや待ったなどなし 騒ぎ出した いま 叫びたくなるような気持ち 確信はまるでなし そんなことおかまいなし 明日じゃいや 今日がいいや 色を増した 夏の日 生乾きだったこころを乾かす 言えないでいたせりふさえ言えそうで ああ 羽が生えて行く あの子はきっと言うだろう それでもいま会いに行く 走り出した いま 空も飛べそうなこの気持ち 加速してく鼓動にもはや待ったなし 騒ぎ出した いま 叫びたくなるようなこの気持ち 確信はまるでなし そんなことおかまいなし はじけとんだ いま 空に飛んでくこの気持ち 果てしないこの青に遮るものなどなし 弧を描いた いま 飛んで火にいる夏の虫 ちっぽけなこの命 ぶざまでもただ燃やし 明日じゃいや 今日がいいや 色を増した 夏の日 |
新しい花関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | あなたしかいないと 思い込んでいたけど そんなことないって ようやく気付いたの 思い出はたしかに うしろ髪引くけど 時が経ってしまえば 笑い飛ばせるはず 幸せの形は ひとつではないなら 今からでも遅くはない 何度でも 何度でも 何度でも花は咲ける もう一度ここから始めるの まだ残ったまんまの かさぶたはちょっと痛いけど その下で脈を打つ 明日が待っている 確実な未来など ないってもう知ったから 今さら何も怖くはない 何色の 何色の 何色の 花を咲かそう まだ誰も知らない私を ありがとうといつか あなたに言ってみせるわ 見違えるような姿で 何度でも 何度でも 何度でも花は咲ける もう一度ここから始めるの 何色の 何色の 何色の 花を咲かそう まだ誰も知らない私を |
明大前関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 明大前の踏切で 今夜も僕は立ち止まる 見えない星を眺めて考える これで最後と言い聞かせ 何年が過ぎただろう それなりの結果一つ残せずに いろんな遊びを覚えて たくさん友達もできて 朝まであんなに語り合ったのに みんな遠くに行っちゃった 今じゃテレビの向こう側 素直にまだエールは送れない 嗚呼 そしてまた今日が終わる 僕は一人途方にくれる 何もできず 何一つ変われず ロックスターにもアイドルにもなれずに ただ時が過ぎてゆく いつまでこんなことしてるのだろう 明大前の踏切を 越えた向こうのアパートで いつでも君は眠らず待っている 増えない金 すり減る未来 きっと気づいてるはずなのに 変わらず愛してくれるのはなぜ 嗚呼 そのまっすぐな眼差しで 変わらずくれる優しさで 胸が痛い ただ胸が痛いんだ 安心も宝石もあげれない 君一人守れない だけどごめんねの先は何もない 嗚呼 そしてまた今日が終わる 僕は一人途方にくれる 何もできず 何一つ変われず ロックスターにもアイドルにもなれずに ただ時が過ぎてゆく いつまでこんなことしてるのだろう いつまでこんなこと でも |
きんぎょの夢関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | ゆらゆら揺れて 綺麗でしょ 気楽でいいねと 笑うけど お馬鹿な人ね あなたって なんにもわかっちゃいないのね ぷかぷか浮かぶ 泡沫は 声にならないため息よ 強がりだって気づいてよ こんなに近くにいるのにね きんぎょの夢よ ここからあたしを その手ですくって連れ出して 息も絶え絶えな姿を見ても あなたは愛してくれますか きらきら光る 鱗はね もろい心を守るため いつの間にやら 増えちゃって あたしもあたしがわからない ぱくぱく口は開くのに 言葉が上手に出てこない かわいいなんて言わないで なんにも届いちゃいないのね きんぎょの夢よ ここからあたしを その手ですくって連れ出して 息も絶え絶えな姿を見ても あなたは愛してくれますか きんぎょの夢よ 本当のあたしを その手で触れて抱きしめて 息も絶え絶えな姿を見ても あなたは愛してくれますか あたしを愛してくれますか |
蛍関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 田中佑司 | 誰もが皆 寝静まった頃に向かうよ 二階の窓 少しだけ開けておいてよ 僕が迎えに行くから 君を連れて行くから 憂鬱なんて切り裂いて 真っ暗闇を駆け抜けて 誰も知らないとこまで行こう 傷口に冗談塗って 風にさらして乾かして 星屑の川のほとり ふたりだけの光 灯す蛍になろう 誰かがほら 指をさして僕らを笑うよ 魔法にでも かけられたつもりなのかと 夢を見ているだけだと どうせすぐに消えるよと 退屈なやつらなんて 真っ暗闇に置き去って 誰も知らないとこまで行こう 円を描いてじゃれあって たまに見つめて微笑んで 星屑の川のほとり ふたりだけの光 灯す蛍になろう 憂鬱なんて切り裂いて 真っ暗闇を駆け抜けて 誰も知らないとこまで行こう 運命なんて追い越して 永遠だって手に入れて 星屑の川のほとり ふたりだけの光 灯す蛍になろう |
なんとかなるんで関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | さようなら さようなら 憂鬱にはもう 用はない これからは これからは 楽しいことだけ 考える 行き先は 行き先は 決めないままで 旅に出る どこかしら どこかしら たどり着くから 問題ない ラララ 気にしてみたって ラララ 時間の無駄なんで ラララ 気の持ちようで ラララ なんとかなるんで こんにちは こんにちは 見知らぬ場所も ふるさとに 変えるのは 変えるのは 何かじゃなくて自分自身 ラララ びびっていたって ラララ 何も意味ないんで ラララ 気の持ちようで ラララ なんとかなるんで 困ったら笑いとばして 都合良く受け取っちゃって 機嫌良くやって行こうぜ バチは当たらないんで とりあえず そんな感じで 着の身着のまま風まかせ 大丈夫 気の持ちようで どうにでもなるんで |
はじまりの時関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 野村陽一郎 | 雲が流れてく 思ったより早く またひとつ季節が変わる 僕だけを残して 遥か彼方から君の声がして 立ち止まっては振り返る一人きり だけどもう行かなくちゃ 涙ならもう枯れた 乾いた胸にまた 花を咲かせたいんだ 歩き出せばどこかで また巡り合えるから 過ぎた日のカケラはポケットにしまって 羅針盤じゃなくて 風に身を預けて 新しい未来を 探しに出かけよう 波の音がする方へ耳を澄ます 真夜中じゃない海の色を見に行きたい 眩し過ぎる太陽が 今を照らし出した 閉ざした胸にほら 光が注ぎ込んだ 重いまぶたの裏に 張り付いていた景色が ゆっくり動き出した 新しい色乗せて 地平線を越えて もっと遠くまで 輝ける未来を 探しに出かけよう 歩き出せばどこかで また巡り合えるから 過ぎた日のカケラは ポケットにしまって 羅針盤じゃなくて 風に身を預けて 新しい未来を 探しに出かけよう |
しんきんガール関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | あなたはいつでもそうなの どれにしようかなThinking 私はこんなにもThinking 思っているのに 可愛くなれない 流行りにも乗れない あの子のように器用になれないけど よく見てよ 親近感て大事でしょ 美人は三日で飽きるけど 長い目で見てよ こんな私なんてどう? あなたはいつでもそうなの 優柔不断にThinking 私はそのたびにThinking どうしたらいいの いつもそばにいるのに気づいてくれない 地味なんじゃなくて三歩下がって 見守っているのよ 親近感て大事でしょ 派手さはたしかにないけれど 長い目で見てよ こんな私なんてどう? 親近感て大事でしょ ダメなとこも受け入れるわよ なんでも話してよ だから私なんてどう? こんな私なんてどう? こんな私 こんな私だけどどう? |
塀と宇宙関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 男の子ならわかるだろう 背のびをしたって見えないとこにゃ でかい宇宙があるんだと 信じていた日の尊さが 高い塀をこえたむこうに 宇宙があると話を聞いて 飽きることなく夢を見た 星の数だけ夢を見た 欲しいのは何気ない暮らし そんな風になりたくはないなと 皆で笑ったのに 30年経っちゃこの有様さ 君もいつかはわかるだろう あの頃がどれだけ尊いか 欲しいのは何気ない痛み そんなものは本当はいらないよ 今でも信じている あの塀のむこうに何かがあると きっと君なら笑うだろう あの頃と変わってないのねと 今日はあれから30年 背のびをせずともすべてが見えた 思った通り何もない からっぽの宇宙がそこにある からっぽの宇宙はそこにある |
動けない関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 神谷洵平 | 君に出せない手紙で 溢れかえった部屋の中で 気づいたらいつも 倒れこんで 眠ってるんです それでいいんです たとえ世界から 置いてかれてしまったとしても 僕はまだここにいたいです ひとりぼっちだっていいんです 色あせて 色あせて ただの思い出にならないように 君がいなくなってから 随分時間が過ぎたようで 窓からの景色も もう何度も めぐったようです だけどいいんです どんなに世界が 輝いているとしても 僕はまだここにいたいです ひとりぼっちだっていいんです 抱きしめて 抱きしめて あげることができなくてもいい その声を その匂いを 僕だけでも覚えてたいです 色あせて 色あせて ただの思い出にならないように |
石段のワルツ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | タン タン タン 旅立ちの朝 君と二人石段の上で いつものようにワルツを踊った カン カン カン 旅立ちを告げるベルが 鳴り響く君といた黄金色の街をはなれ 変わらない景色に色をつけたくて 荷物も持たぬまま 灰色の街に行く 列車の窓の外 揺れている雲と緑を 背中で受け止めて別れを告げるのさ 隙間を吹き抜ける風の音に耳すまし 口ずさむのはそういつものあの歌さ タン タン タン 革靴は知らぬうちに あのリズムを奏でては列車中に空しく響く 茜色の空と手を振る君の姿を 振り返ることなく列車は走り出す 頬を濡らしながら口ずさむのはあの歌 心はいつまでもいつもの石段の上 |
逃避行関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 野村陽一郎 | 雨が包み込んだ この静かな夜に そっと手を繋いで 僕らは舞い上がる 少しずつ遠くなる 街を見下ろしながら ふたりだけの未来 幻だって構わない 果てしない暗闇忘れられるのなら いつも世界の隅で ただ震えていた日々から 抜け出してひとつになれるなら 息を潜めたまま 小さく頷いて ぎゅっと手を握って 僕らは星になる 少しだけ残ってる 不安分け合いながら この空の彼方 ふたりだけの未来 たとえ間違いでもいい 終わりのない痛み溶かしてくれるなら 消えない傷跡を かばい合うだけの日々から 抜け出してひとつになれるなら ふたりだけの未来 幻だって構わない 果てしない暗闇忘れられるのなら いつも世界の隅で ただ震えていた日々から 抜け出してひとつになれるなら |
カメラを止めろ!関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | ちょっと待って 一瞬待って 一枚写真撮らせて 馬鹿言うなよ! (馬鹿言うなよ!) 後でいいだろ! (後でいいだろ!) お願い もう少し待って 違う角度も撮らせて 馬鹿言うなよ! (馬鹿言うなよ!) 変わんないだろ! (変わんないだろ!) いいか カメラじゃなく箸を持つんだ 記録じゃなく 記憶するんだ わかるだろ なあ 早くしようぜ! (早くしようぜ!) 飯食おうぜ! (飯食おうぜ!) 肉の脂身(肉の脂身) 熱いうちに 冷めちまう前に ちょっと待って アップだけさせて 一分で済むから許して 馬鹿言うなよ! (馬鹿言うなよ!) だいぶ待ったぞ! (だいぶ待ったぞ!) ちょっと待って イライラしないで みんなやっていることだって 馬鹿言うなよ! (馬鹿言うなよ!) 俺はやらんよ! (俺はやらんよ!) いいか 画面越しじゃ伝わらないんだ 旨味 それは 色味じゃないんだ わかるだろ さあ 早くしようぜ! (早くしようぜ!) 飯食おうぜ! (飯食おうぜ!) 肉の脂身(肉の脂身) 熱いうちに 冷めちまう前に 早くしようぜ! (早くしようぜ!) 飯食おうぜ! (飯食おうぜ!) 俺の気持ち(俺の気持ち) 熱いうちに 冷めちまう前に ラララ… |
おしえて花澤香菜 | 花澤香菜 | 関取花 | 関取花 | 佐橋佳幸 | 恋も仕事も 夢見てはいられない 猫が飼いたい ああ 温もりが欲しい どうでもいいことばかりで笑いたい 誰かに甘えたいけど 誰でもってわけじゃない 立派に育ってしまったわ プライドと強さばかりが おしえて おしえて あなたが今のわたしの頃 どうやって どうやって 長い夜を乗り越えてきたの 頑張る 無理する その違いにいつも気付けずに 疲れて眠って 涙で起きてわかる 化粧をするのは よそ行きのわたしになれるから 誰かに見られているわけじゃなくてもいい 甘いスカートも許して たまには少女に返らせて おしえて おしえて あなたが今のわたしの頃 どうやって どうやって 不器用な光を見つけたの おしえて おしえて あなたが今のわたしの頃 どうして どうして 信じてみようと思ったの |
あなたが化粧をする理由林部智史 | 林部智史 | 関取花 | 関取花 | 伊藤ハルトシ | 私のことなどいいと 髪をとかすのも忘れ 何もかも後回しで ここまできたのでしょう どうせ誰も見てないと あなたはきっと言うけど そろそろ自分のために 綺麗になりなさい 捨てられないままの ポーチをさあ開けて 頬には花びらを 唇に命を あなたのための あなたになるの 誰かのための あなたじゃなくて 鏡の中を覗きこめば あなたが見ている 昔はかわいかったと 写真を見せてくれたね 懐かしそうに微笑む 少女のような瞳 今さら意味などないと あなたはきっと言うけど 今から自分のために 時間を使えばいい 隠すとこばかりと 恥ずかしがらないで そのまつ毛に羽を まぶたにきらめきを あなたの好きな あなたになるの こんな私と 言うのはやめて 鏡の中を覗きこめば そこには何が見える あなたのための あなたになるの 誰かのための あなたじゃなくて 鏡の中を覗きこめば あなたが見ている ほら あなたが笑っている |
カッコー関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | あの子に好きだと言ってみた 聞こえないふりしてごまかされた 別れ際あの子こう言った 「また明日ね大事な友達」 カッコー カッコー カッコーが笑ってるよ カッコー カッコー 格好悪い僕のこと 気付けば大人になっていた あの子は今日街を出て行った 別れ際僕はこう言った 「またいつかね大事な友達」 カッコー カッコー カッコーが笑ってるよ カッコー カッコー 格好悪い僕のこと カッコー カッコー カッコーは知っているよ カッコー カッコー 括弧で閉じた思いを 過去になったこの恋を |
女の子はそうやって関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 泣いても 泣いても 涙が止まらない そんな日は 好きなだけ 枯れるまで泣けばいい あんまり無理やり 前など向かなくていい 今はただ 気が済むまで 自分と話すがいい 髪の毛を切るのもいい 化粧を変えてもいい 思いつく限りのことを たくさん試せばいい そうさ女の子はそうやって もっともっと綺麗になるんだ 傷ついたりつまずいたり 遠回りをしながら そうさ女の子はそうやって もっともっと強くなるんだ そして自分を好きになれた時 満開の花が咲く 待っても 待っても なかなか現れない そんな時もあるだろう タイミングってやつだろう まわりが眩しいと 焦っても仕方がない 今はまだふさわしい相手がいないだけ 旅に出かけるのもいい 本を読むのもいい 一人でしかできないことを たくさんやればいい そうさ女の子はそうやって もっともっと綺麗になるんだ 悩んだり考えたり 寄り道をしながら そうさ女の子はそうやって もっともっと強くなるんだ そして自分を好きになれた時 満開の花が咲く そうさ女の子はそうやって もっともっと綺麗になるんだ 傷ついたりつまずいたり 遠回りをしながら そうさ女の子はそうやって もっともっと強くなるんだ そして自分を好きになれた時 満開の花が咲く そして誰かが君を見つけて 新しい春が来る |
彩光関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 寝息を立てる小さな赤子 無邪気な少年少女 颯爽と駆ける青年たちと 手をつなぐ老夫婦 がらんどうのその瞳で私はただ見つめていた 胸の奥が締め付けられた 何かがまた溢れ出した 嗚呼 あの日指で描いた あたりまえはそこにあったんだ 嗚呼 なぜかしら 嗚呼 なぜかしら 気づけばただ涙が流れていた 風にその身を任せてただ揺れている緑たち 春はまだかと夢を見てる小さなつぼみたち がらんどうのその瞳で私はただ見つめていた 言葉なんていらぬみたいだ 何かがまた溢れ出した 嗚呼 あの日指で描いた あたりまえはそこにあったんだ 嗚呼 なぜかしら 嗚呼 なぜかしら 気づけばただ 涙がまた流れていた 私はただ 感じていた 私はただ 生きていた |
オールライト関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 世界はこんな鮮やかな色々で溢れてるのに お決まりの色で塗り分けて 「はい、おしまい」ってやつがいる 新しい色で明日を描く君を 変わり者だと 誰かが指さして笑っても オールライト オールライト オールライト 君は 何も間違ってないよ 大丈夫だよ 時代は常に軽やかに滑らかに動いてるのに お堅い辞書の上に乗って あぐらかいて動かないやつがいる 新しいページを作り出す君を 決して受け入れるまいと 誰かが両手で押さえつけても オールライト オールライト オールライト 君は 胸を張っていいんだよ 大丈夫だよ オールライト オールライト オールライト 君は 愛されるべき人だよ 大丈夫だよ |
レイミー関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | このままふたりで遠くへ行かないか 長すぎた旅路の終わり このままお前をこの腕に抱いたまま 目を閉じて五つを数えたなら 一番美しいふたりのふるさとへ飛んで行こう 恐れることはない ふたりでいればそれがすべてさ レイミー レイミー あの頃の ふたりはいつも 間違いだらけの愛し合い方をしてたね レイミー レイミー さぁ行こう 小さくなった背中並べて ラインのほとりへ はじめてお前と可愛いキスをした あの夜を覚えているよ あれから山越え谷越え海越えて いつだってふたりで歩いてきた お前はもう僕の名前を忘れてしまったけど それでも構わない ふたりでいればそれがすべてさ レイミー レイミー ありきたりな まっすぐな道ではなかったけど 僕にはちょうどよかったよ レイミー レイミー さぁ行こう 小さくなった歩幅揃えて ラインのほとりへ レイミー レイミー ありがとう 愛しているよ 生まれ変わっても きっとお前を選ぶだろう レイミー レイミー さぁ行こう 小さくなった手と手握って ラインのほとりへ ラインの ラインのほとりへ |
春だよ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 野村陽一郎 | 花が咲いたんだ 見せてあげたいな なんて思いながら 浮かべた君の顔 胸ポケットの中 しぼんでいた風船に 穏やかな風が吹いた 忘れかけてた 柔いつぼみが 弾け飛んでしまったなら止められないな 淡いブルーの列車に乗って 木漏れ日のアーチをくぐって会いに行くよ 甘いフレーズを頬張って 君のえくぼのとなりへと向かう 春だよ 履きもしないまま しまっていた 真っ白なスニーカーで飛び出すから 何してるかな 笑ってるかな 想像だけじゃわからないとこ知りたいな 淡いブルーの列車に乗って 書きかけの手紙の続きを確かめに行こう 浅いドリームも胸張って 思わず叫んでしまいたくなる 春だよ 聞きたいことは ありすぎるから 伝えたいことだけを握りしめて行くよ 淡いブルーの列車に乗って 木漏れ日のアーチをくぐって会いに行くよ 甘いフレーズを頬張って 君のえくぼのとなりへと向かう 春だよ 春だよ |
北極星関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | あなたの好きな音楽で溢れてるこの部屋の窓を開け 真っ暗闇にぽつりと浮かぶ星にそっと手を伸ばす あなたの好きなその星は輝いてこちらを見つめてる 「こっちへおいで」そう言って微笑んでくれた気がして あなたの名前をそっと呼んだら 少し冷たい風が吹いた 退屈な日々でしたね それでも楽しかったね なんでもおかしかったね ただ ただ ただ あなたの好きな毛布にくるまってまんまるくなってみる 真っ暗闇は温かくて だけど 何かが足りなくて まぶた閉じればいつでも会えるよ だけど涙があふれちゃうから 退屈な日々でしたね それでも楽しかったね なんでもおかしかったね ただ ただ ただ 大切な日々でしたね すべてが愛しかったね またきっと会えるよね どこかで また どこかで また |
三月を越えて関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 高橋海 | さよならも告げないで あなたはひとり どこかに行ってしまった 守れない約束だけ置いて 写真ひとつも残さないまま 思い出ならばこれからのはずだった 三月を越えて あなたに会いたい 花が咲いたら海へ行こうと あの時言ったじゃない 小さな部屋の窓辺 わたしはひとり あなたがくれた種に 水を注いでその時を待ってる 何色なのかわからないまま 思い出にして枯らすのはいやだから 三月を越えて あなたに会いたい 花が咲いたら海へ行こうと あの時言ったじゃない 三月を越えて あなたに会いたい 花咲く前にさよならなんて あんまりすぎるじゃない |
彗星関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 神谷洵平 | 改札を抜ける君の うしろ姿を思い出しては 白いブラウスに透けた地平線 指でなぞった 君の手が触れた僕の 右手に神様を宿して 祈りを毎晩捧げてたんだ 眠るのも惜しんで 流れるどんな星より はやくその先へ行きたい 真っ赤に燃えて 宇宙までひとっ飛び 息を止めて 目を閉じて 彗星になって 夜に溶けるよ からまる髪をほどく時 香ったシャボン玉の香り 思わせぶりな午後のため息 レモンのキャンディ 大きく息を吸い込み 布団の中へと潜り込み 真っ暗闇で探してたんだ 眠るのも惜しんで 賢いどんな学者より 深く君のこと知りたい 真っ赤に燃えて 宇宙までひとっ飛び 息を止めて 目を閉じて 彗星になって 夜に溶けるよ 真っ赤に燃えて 宇宙までひとっ飛び 時を止めてしまえたらいいのに 待ちきれずにはじけてしまったよ |
ラジオはTBS関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 朝も早よから起きまして時計の針に急かされて 熱いコーヒー飲み込んで重いまぶたこじあけて 寝癖なおしたら着替えて最寄りの駅までダッシュして 満員電車に揺られながら イヤフォンに耳を澄ます ラジオラジオはTBS 僕の一日のBGM 誰かの声って嬉しいねこれがなくちゃ始まらねえ デスクの前座りながらパソコン画面とにらめっこ 突然上司に叱られてふいに漏れちゃうため息 いいことばかりなんかじゃない笑ってばかりじゃいられない くだらない話が聞きたいそんな時は耳澄ます ラジオラジオはTBS 僕の一日のBGM 誰かの笑顔が見えてくるもう少し頑張ろかね 家に帰ったらバタンキュー風呂から出たら缶ビール きしむソファに腰掛けてスピーカーのボタン押す ラジオラジオはTBS 僕の一日のBGM ひとりぼっちの夜だって君がそばにいるもんね ラジオラジオはTBS 僕の一日のBGM 誰かの声って嬉しいねこれがないと終えらんねえ 明日も元気でいきましょね |
嫁に行きます関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 嫁に行きます これからのためじゃなく 私を作った これまでを守るため 持って行きます 擦りむいたかさぶたも 埃かぶった 夢希望のジオラマも 正解なんて永遠の風 見えないけれど あなたがくれた あなたがくれたものが ガラクタのままで終わらないように 抱いて行くのです 昨日のようです ほんの些細な一言が 鋭く刺さって 睨みつけた日のことも 思い出なんて 今は笑って話せるけれど あなたと分けた あなたと分けた痛みが いつか優しさに変えられるように 抱いて行くのです あなたがくれた あなたがくれたものが もっと強く光を増すように 抱いて行くのです 嫁に行きます これからのためじゃなく あなたと作った これまでを守るため |
愛しのローレンス関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 青い空 白い雲 並んだ赤い屋根 あの頃世界は僕らのもので ワンツースリーで駆け抜けた 路地裏 黒い猫 手と手をつないで追いかけてたんだ またいつか さようなら また会う日まで 離れてく 遠くなる 君と僕 愛しのローレンス カタコト言葉で紡いだ赤い糸 あの頃の僕らは怖いもんなしで ワンツースリーで飛び乗った ゴンドラ漕ぎ出し 愛とか夢とか語り合ったんだ またいつか さようなら また会う日まで 離れてく 遠くなる 君と僕 愛しのローレンス またいつか さようなら また会う日まで 忘れてく 少しずつ 消えて行く 愛しのローレンス |
美しいひと関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 鏡を見つめては泣きたくもなるけど 心の奥までは映らないから 誰かと比べたりするのはもうやめて そのままのあなたをじっと見つめて 金色の宝石は輝いて見えるけど あなたにはもっときれいな瞳があるから あなたはあなたのままでいい 誰かになろうとしなくていいんだよ あなたがあなたを愛せた時 夜空は優しく微笑んでくれるから 変わり行く流れに追いつけなくてもいい 変わらないところに らしさは育つ 完璧な物語が羨ましく思えても あなたにもきっと素敵なことは起こるから あなたはあなたのままでいい 誰かになろうとしなくていいんだよ あなたがあなたを愛せた時 夜空は優しく微笑んでくれるから あなたがあなたを愛せるような 明日は必ずやってきてくれるから あなたは あなたは 美しいひと |
ベントリー・ワルツ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | ある晴れた日 ベントリーは言いました 君がいない世界などつまらないと おぼろげな瞳から 涙がひとつこぼれ落ちた ラーリトゥトゥラリララ それから彼は歌い出す ラーリトゥトゥラリララ 私の愛したあの歌を ある晴れた日 ベントリーは言いました 思い残すことはもう何もないと しわくちゃな頬をそっと 涙がひとつ流れ落ちた ラーリトゥトゥラリララ それから彼は歌い出す ラーリトゥトゥラリララ 私の愛したあの歌を ラーリトゥトゥラリララ ラーリトゥトゥラリララ… ラーリトゥトゥラリララ 気づけば彼も夢の中 ラーリトゥトゥラリララ もしも巡り会えたら ラーリトゥトゥラリララ 私とワルツ踊りましょう ラーリトゥトゥラリララ ふたりの愛したこの歌で |
バイバイ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 神谷洵平 | ベルが鳴って 軋む列車 あどけない夢 動き出した あの子が手を振った なにかを叫んでいた 見て見ぬふりした だってもう もう バイバイ バイバイ 僕ら他人さ バイバイ バイバイ 決めたじゃないか 情熱だけで 何ができようか 窓を叩いた 風に聞かれた あの子に泣かれた あの日を思い出した 必死で掻き消した だってもう もう バイバイ バイバイ 僕ら他人さ バイバイ バイバイ 決めたじゃないか バイバイ バイバイ すべて捨てて行くんだ バイバイ バイバイ 戻れないんだ 悲鳴をあげて 走る列車 あどけない夢 僕を乗せて |
青の五線譜関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 會田茂一 | 昨日見たテレビ番組 この前見たいやらしい夢 最近ハマってるお菓子 あいつとあの子の恋の行方 何かしなきゃと思うのに それが何かはわからないから 僕らはただたわいもない話を並べては笑ってる 残りの少ない炭酸 まだ飲み干したくはないと ぼんやりしてる間にも時は過ぎて行く 青空に描いた五線譜を 次の季節がさらって行く 当たり前に流れていたメロディが 春風に乗って消えて行く 夜の海に飛び込んだり 意味もなく髪を染めてみたり はたから見たらくだらないことをしては今を刻んでる ペットボトルの向こうには それっぽい未来が透けてる なんとなく目をそらすけど もうそこまで来ている 青空に描いた五線譜を 次の季節がさらって行く 当たり前に流れていたメロディが 春風に乗って消えて行く 青空に描いた五線譜を 次の季節がさらって行く 当たり前に歌っていた僕らは 春風に乗ってどこへ行く ラララ… |
僕のフリージア関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 泣かないでフリージア 雨はあがるから 青空はいつもそばにいて ちゃんと君を見ているよ 顔上げてフリージア いつか時が経てば ちっぽけな恋をしていたと 思える時が来るよ きっとどれも 幸せまでの 暇つぶしなんだから 寄り道なんだから その調子フリージア もっと見せておくれよ あの日僕の心の中に 種を植えたその笑顔 だけどまたフリージア 旅に出るんだね 僕も懲りないで君のこと ずっとここで待ってるよ きっとそれも 幸せまでの 暇つぶしなんだから 寄り道なんだから 君が僕を 見つけるまでの 暇つぶしなんだから 寄り道なんだから |
休日のすゝめ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 休もう 休もう ぜんぶ休もう 考えることやめにしよう いいんだよ いいんだよ べつにいいんだよ たまにはそんな日があっても テレビ見て 飽きたら消して 恋人と抱き合って眠ろう なんにもしないを 今日は楽しもう 毛玉だらけの部屋着のまんまで どうでもいいこと いっぱい話しましょう なんでもないけど 大事なことだから 出かけよう 出かけよう どこか出かけよう 行き先とかは特にないけど 川沿いを歩いてみるだけ 疲れたら適当にお茶でもしよう なんにもしないを 今日は楽しもう 携帯電話はお部屋に置いといて どうでもいいとこ ちょっと行ってみよう なんでもないけど 大事なことだから なんかしなきゃを いったん忘れよう きっと時々そわそわしちゃうけど なんにもしないを ちゃんと楽しもう なんでもないけど 大事なことだから |
恋の穴関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 汗ばんだ君の横顔は 朝露に濡れた花のよう 伸びた前髪を風が通り抜けた あの時 聞いたことのない音がして 赤い実がパチンと弾けて 眩しい光が心臓のど真ん中 突き刺した ああまた 落っこちてしまった この穴は とても深いや 何をしてても 夢の中でも 浮かんでは離れない君の顔 膨らんで行くばかりの妄想を 抱きしめながら 瞳を閉じるの 噂話に耳を立てて そのたびいちいちうなだれて 風邪でもないのに頭が痛くなる つらいね ああでも 抜け出せないんだ この穴は やっぱ深いや 何をしてるの 考えてるの 気になって仕方ない君のこと きっと言えるはずもない言葉を つぶやきながら 今夜も眠るの 何をしてても 夢の中でも 浮かんでは離れない君の顔 膨らんで行くばかりの妄想を 抱きしめながら 瞳を閉じるの 何をしてるの 考えてるの 気になって仕方ない君のこと きっと言えるはずもない言葉を つぶやきながら 今夜も眠るの |
はなればなれ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 谷口雄 | 丘の上に立って 二人肩並べて 赤く染まる街を見てた かすかに聞こえる 午後5時のメロディー そろそろ帰らなくちゃ じゃあまた明日ねって いつも通り別れて それぞれに伸びて行く影 何を話したか覚えてないけど ぜんぶ楽しかった こんな毎日が続くと思ってた だけど だけど もうすぐ 僕らははなればなれになってしまう 二度と戻らない日々に手を振って 新しい景色で君はきっと 少しずつ忘れて行く この街も僕も 大きな荷物持った君の隣に立って 最後の言葉探してる 鳴り響いたベル 何も言えない僕 涙はこらえなくちゃ いっそ時間が止まっちゃえばいいのに 列車は動き出す 君の姿がだんだん小さくなって行く 二度と戻らない日々に手を振って 新しい景色で君はきっと 少しずつ忘れて行く この街も僕も 僕らははなればなれになってしまう 二度と戻らない日々に手を振って 新しい景色で君はきっと 少しずつ忘れて行く この街も僕も |
街は薄紅色関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | トオミヨウ | 明日になればすぐ会えるのに 待ちきれなくて扉を開けた まっすぐ空に伸びてく気持ち 飛行機雲をなぞるように 頭の中をぐるぐる回る メロディを繋げば歌もできそうだ 長い坂を下って行く 風が僕の背中を押す 溢れ出した想いに染められた 街は薄紅色 話したいことかき集めたら 日が暮れちゃうから 全部置いてきた 早く行かなきゃ 会いに行かなきゃ はしゃいだ胸に手を引かれ 花びらたちがくるくる回る 君の部屋の窓からも見えてるかな 長い坂を下って行く 風が僕の背中を押す 溢れ出した想いに染められた 街は薄紅色 ラララ… |
考えるだけ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | ああ 僕は 今日も 君のことを考える 考える ああ 僕は 今日も 君の横で 考える 考える どんな部屋に住んでるかな 料理とかするのかな 休みの日は何してるかな 恋人はいるのかな ああ 僕は 今日も 君のことを考える 考える ああ 僕は 今日も 名前も知らない君のこと 考える 毎日電車で見てるのに なんにも知らないな 今度こそはと思うけど やっぱりできないな ああ 僕は 今日も 君のことを考える 考える ああ 僕は 今日も 君の横で 考える 考える ああ 僕は 今日も 君のことを考える 考える ああ 僕は 今日も 名前も知らない君のこと 考える |
伝えに行くのカサリンチュ | カサリンチュ | 関取花 | 村山辰浩 | | あなたのために髪を切り あなたのために服を買い あなたの好みの女に ちゃんと仕上げてきたつもり 街の誰も 振り返る 恋人に会いに行くと思ってるでしょう ふられに行くのよ 嘘みたい でも本当なの 愛していますと あの人に伝えに行くの 今日は あなたの最初にもなれず あなたの最後にもなれない あなたの本当の女に なれないと気づいちゃったの 街で誰かに会った時 恋人だって言ってくれなかったでしょう ふられに行くのよ 馬鹿みたい もう疲れたの これ以上一人で 涙なんて流したくないの ふられに行くのよ 長かった でも最後なの 愛していますと あの人に伝えに行くの 今日は |
まるで喜劇関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 今日もなんにもうまく行かないや 全部が全部裏目に出ちゃうな 割り箸一つ綺麗に割れない 改札をスムーズに抜けれない 計算間違えて小銭が増えた こんなはずではなかった 思い描いたのはスーパーマン これじゃ君の彼氏にはなれないな あーなんかまるで喜劇って笑ってくれないか あーなんか逆に素敵って言ってくれないか あーそんな夢の奇跡 起こってはくれないか あーこんな僕の気持ち届くわけないか かっこつけてもうまく行かないや やればやるほどダサくなっちゃうな ジャケット羽織ったなら腕が逆 指パッチンがスカで鳴らない あげたプレゼントすでに持ってた 相変わらずな僕だな どこぞのギャグ漫画だな これじゃ君の彼氏にはなれないか あーなんかまるで喜劇って笑ってくれないか あーなんか逆に素敵って言ってくれないか あーそんな夢の奇跡 起こってはくれないか あーこんな僕の気持ち届くわけないか あーなんかまるで喜劇って笑ってくれないか あーなんか逆に素敵って言ってくれないか あーそんな夢の奇跡 起こってはくれないか あーこんな僕の気持ち届くわけないか |
家路関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 窓の外からビルが消えて 少しずつ空が広くなってく 久しぶりに今日は実家に帰る 土産になるような話はないけど 母は今ごろ台所 どうせ食べきれないほどの ご飯作って待っているんだ 慌ただしい日々で忘れたものが何かを考えながら 風の中揺れる緑を 僕はただただ眺めている 窓の外では赤い夕日が すべてを懐かしい色にぼんやり染めてる 父は今ごろテレビの前 どうせいつものあの姿勢で ソファの上で待っているんだ 慌ただしい日々で忘れたものが何かを考えながら ひとつだけはぐれた雲を 僕はただただ眺めている 慌ただしい日々で忘れたものが何かもわからないまま 音もなく滲む景色を 僕はただただ眺めている |
スローモーション関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | 野村陽一郎 | 言葉の合間を時々吹く風が 乾き出した少し前 季節が変わる前から訪れていた 二人の冬の気配 冷たい夜空に 戻らない時を浮かべ 手を伸ばしてみても あなたにはもう届かないの スローモーションで見えるよ あなたと過ごした毎日が 雪よ 真っ白く染めあげて この街もこの胸も いっそ あなたに伝える最後の一言を 手のひらに握りしめて 寄り添いながら揺れている背中たちを ひとつずつ追い越して 眩しい灯りが なんだか目にしみて 滲んで行く景色 だけど今日で終わりにするの スローモーションで見えるよ あなたと過ごした毎日が 雪よ 真っ白く染めあげて いつの日か 忘れられるように スローモーションで見えるよ あなたと過ごした毎日が 雪よ 真っ白く染めあげて この街もこの胸も もっと スローモーションで見えるよ あなたと過ごした毎日が 雪よ 何もかも染めあげて またここから 歩き出せるように |
青葉の頃関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 誰かと誰かの触れそうな 手と手の隙間に透けるのは 僕と君との影です 重なり合わずに離れてった 壊れちゃいそうな青空を ただ眺めていました 15の頃に君に会って 鏡のように笑い合った 時々聞こえた胸の音 冗談でいつもかき消した 時にはそれぞれ恋をして たまに夜更けに語り合った 満月の中に思うのは いつだって君でした 誰かと誰かが手に入れた 木もれ日みたいな幸せは 僕が欲しかったすべてです よそ見をしてたら消えていた きっと最後にはなんてなぜか 安心していました 15の頃に君に会って 近づくたび触れたくなった そんなこと言えるはずもなく 強がって背伸びばかりした 大事なものは傷つけずに 早く大人になりたかった 今ならちゃんとわかるのにな 欲しいのは君でした 揺れる青葉は色褪せず 今も胸の中 15の頃に君に会って 少しずつ意味を知った言葉 言いかけてはまた飲み込んで 気付けば大人になっていた あれからいくつも恋をして それなりの愛も手に入れた それでも夢で微笑むのは やっぱり君でした 僕には君でした |
ふたりのサンセット関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 探り合ったまま 最後の一歩踏み出せず 僕らは同じところをグルグルしている だけど本当は いつだってウズウズしている 今日こそボーダーラインを飛び越えてみせる 君を送って帰るフリをして 今夜はここで急カーブ サンセット見に行こうよ ダメと言われても連れて行くよ ワンセットになりたいよ そのままふたり空に溶けちゃいたい 車走らす 頭の中は暴走中 バレたらやばそうな想像グルグル巡らす 目と目が合って 合図受け取って 一気に踏み込むアクセル サンセットに飛び込もう 追い風に乗って行っちゃおうよ ワンセットになりたいよ 今夜はふたり空に浮かびたい サンセットのせいにしよう 伸びた影を重ね合わそうよ ワンセットになりたいよ そのままふたり夜に溶けちゃいたい |
季節のように関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 季節のように生きる人でありたい 流れゆく時間にこの身をゆだねて 去りゆく雲は追わず ただ風を待ち 変わりゆく景色を愛し続けたい 花のように強く優しく いつの日も凛と咲き 海のように揺れて輝く 光をそっと目に宿し 季節のように生きる人でありたい 気まぐれな心に耳をすまして 色とりどりの今を ただ感じて 変わりゆく私を愛し続けたい ラララ... 燃えるように赤く色づく 情熱を忘れずに 雪のように静かに積もる 思い出を抱きしめて 季節のように生きる人でありたい 流れゆく時間にこの身をゆだねて 去りゆく雲は追わず ただ風を待ち 変わりゆく景色を愛し続けたい 変わりゆく私を愛し続けたい |
風よ伝えて関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 出せない手紙を握りしめたままで チクタクと過ぎた 月日はどれくらい ひとつふたつと歳をとり 変わっていった街並み それでも今年もあの花は咲く やあ やあ 聞こえるかい? 元気でやってるかい? 返事はなくていい 風よ伝えて 下手くそな笑顔と淡い夢を乗せ ガタゴトと揺れた 列車はいまどこに ひとつふたつどころじゃない 涙も流したでしょう それでもあなたはきっとこう言う やあ やあ 聞こえるよ 元気でやってるよ 心配いらない 風は吹いている やあ やあ たまには 帰っておいでよ 返事はなくていい 風よ伝えて |
やさしい予感関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | いつの日も朝は気まぐれな旅人 東の窓からふらっと現れて 夢うつつな僕の部屋と今日を染める レモン色の光に照らされて 憂鬱が溶けてゆく やさしい予感に誘われて あの子のとこまで行けるかな 青い青い空はどこまでも続き 何も言わず白い雲は浮かぶ ただそれだけ ただそれだけの景色に 花は揺れる 心ははためく 固結びほどけてく やわらかい風に飛び乗って このままどこまで行けるかな やさしい予感に誘われて あの子のとこまで行けるかな |
長い坂道関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | さよならのかわりの言葉があればいいのにな ありがとうじゃなくて もう少し洒落たやつでさ 空が青いや 飛行機飛んでった いつもと同じ景色だ 馬鹿だよな せっかちすぎたよ君は 早歩きと早口だけでよかったよ また明日 あの日そう言ったじゃないか ひとりきりの坂道は少し長いよ ああ おはようの声がたしかに聞こえた気がした 曲がり角越えたら いつもやられてたいたずら 風がぬるいや 電線ちょっと揺れた いつもと同じ朝だな 馬鹿だよな はしゃぎすぎたんだよ君は 誰も知らないことを知ろうとしすぎたよ また今度な 指切りをしたじゃないか 短すぎた小指の爪が恋しいよ ああ 馬鹿だよな 僕を置いていった君は 秘密基地も交換日記も途中だよ また明日 あの日そう言ったじゃないか ひとりきりの坂道はとても長いよ ああ |
スポットライト関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 何も持たないで いつかたどり着いた あの日見た夢が 忘れられなくて 友よ父よ母よ どうか見守って あなたの自慢にきっとなるから ああ ここで生きて行く ここに生きている 私が輝ける場所を やっと見つけた 旅を続けながら やがて時は過ぎた あの日見た夢は 今も変わらない 幼い瞳たちよ どうか見てておくれ あなたの希望になりたいから ああ ここで生きて行く ここに生きている 私よ輝け 誰かの明日を照らせ ああ ここで生きて行く ここに生きている 私が輝ける場所は ここにあるから |
道の上の兄弟関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 道の先に何がある 未知の世界見に行こう 満ち足りた世界から 道草してはみだそう 斜めった坂ぐんぐん上って行こうぜ まんまるい膝何度もすりむいて なあ兄弟 どこまでも行こうぜ 西へ東へ 地図なんて塗りつぶして なあ兄弟 二人肩並べて あの山のてっぺん目指そうぜ ミキリハッシャでいいじゃない 間違ってもいいじゃない 俺とお前がいれば 笑い話になるだろう かさぶたのない人生なんてつまんねえ でこぼこのない毎日に興味はねえ なあ兄弟 どこまでも行こうぜ はぐれ雲に乗って 渡り鳥追いかけて なあ兄弟 二人手を伸ばして あの太陽掴むまで なあ兄弟 どこまでも行こうぜ 西へ東へ 地図なんて塗りつぶして なあ兄弟 二人肩並べて あの山のてっぺん目指そうぜ なあ兄弟 二人肩を組んで あの山のてっぺん登ろうぜ |
モグモグしたい関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | アイス チョコレート シュークリーム キャラメル クレープ ケーキ マカロン お腹いっぱい 食べたいんです だって今夜は涙がしょっぱいから 人生甘くないからね これくらいは許してね ほっぺ落ちるしずくを せきとめるためモグモグ どら焼き くず餅 いちご大福 あんこ 黒蜜 ぎゅうひがびよよーん 眠くなるまで 食べたいんです そのまま寝れば幸せな夢見れるから 人生甘くないからね これくらいは許してね 下がったお口のはし ほら上がってくグングン 人生甘くないからね これくらいは許してね ほっぺ落ちるしずくを せきとめるためモグモグ ラララ… |
メモリーちゃん関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | いつか色褪せちゃうファンタジー 少しずつ消えるメモリー それでもいいと思えたよ 見慣れた街並みも 空の青さも とても綺麗だった 君となら じゃれあった毎日の くだらない出来事も ひとつ残らず全部覚えてる 目が合った瞬間の 何気ない愛しさも 昨日のことみたいに思い出す いつか口ずさんでたメロディー 思わず重ねたハーモニー へたくそすぎて笑ったね やけに冷える夜も 雨の匂いも なぜか悪くなかった 君となら 寂しさの正体も 分け合った温もりも ひとつ残らず全部覚えてる 不器用な手のひらも 本当の優しさも 昨日のことみたいに思い出す 大げさなあの笑顔 泣きそうな横顔も ひとつ残らず全部覚えてる 過ぎ去った日々のこと 大好きな君のこと 昨日のことみたいに思い出す |
障子の穴から関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 馬鹿だよな やってらんないな 疲れた肩には鞄が食い込む 忘れたいことばかりだな 満員電車で空気が抜ける 誰もいない夜道を歩く いつもより長く遠く感じる 家につき布団にもぐる 知らない間に夢を見てる 障子の穴から見えたのは 愛と平和のラスベガス 高速道路は俺のもの 今日も飛ばすぜどこまでも 障子の穴から見えたのは 愛と平和のラスベガス 可愛いバニーも俺のもの 今日もかますぜ何度でも 馬鹿だよな 目が覚めちゃえば 六畳一間の布団の上で ボロボロの障子の穴を ただただぼんやり見つめてるだけ |
ナナ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | ねえナナ 覚えてる? 私たちがまだ 風の中で揺れる野花だった頃 ねえナナ 覚えてる? 世界中がまだ 泥んこ手のひらの中にあった頃 なんだかもうずいぶんと 遠くまで来ちゃったよ 本当のことなんか 何ひとつ知らなかった 空を眺めていた 名前も知らない木の下で ねえナナ 覚えてる? 私たちにまだ わたあめみたいな羽があった頃 ねえナナ 覚えてる? 世界中にまだ 虹色のヴェールがかかっていた頃 あれからもうずいぶんと 秘密を知ってしまったよ 本当のことなんか 何ひとついらなかった 囁き合った言葉「ずっとこうしていたいよね」 本当のことなんか 何ひとつ知らなかった 空を眺めていた 名前も知らない木の下で ナナ 君は誰だったの |
ねえノスタルジア関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | まっすぐな煙突が 灰色の息を吐く 錆びついたハシゴは ねえどこに続いてる すれ違った車の 薄汚れてる窓から 見えてしまった僕の未来 このままきっと土に還る 代わり映えのない僕の街 たぶん明日も何もない いっそ蝶になって ここを抜け出して もっと遠くまで 飛んで行けたら 彼方の果てで ふと思い出して きっとはじめて知る ノスタルジア がらんどうの道の先 街頭が瞬き 音もなく死んでった 迷子になった夜行虫 色褪せた看板の その笑顔はいつのもの 捨てられることもなく そのままきっと土に還る 決して嫌いになったわけじゃない だけど明日はここにはない いっそ蝶になって ここを抜け出して もっと遠くまで 飛んで行けたら 彼方の果てで ふと思い出して きっとはじめて知る ノスタルジア いっそ蝶になって ここを抜け出して もっと遠くまで 飛んで行けたら 彼方の果てで 朽ち果てる寸前 いつかはじめて知る ノスタルジア |
ミッドナイトワルツ関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | 真夜中のドア叩く ひゅうひゅう隙間風 蝋燭の火は揺れる ゆらゆら彷徨って 見つめているうちに 闇に溶けてゆく さあ夢の中へ 私を連れてって 歌い出した春の鳥 恋に落ちてくミツバチ 一面の菜の花に 吸い込まれてゆく 緑色の山々に 見えた赤い屋根の家 追いかけたなら消えて あなたはいない 真っ暗な天井に ぽつぽつ雨の音 壁を這う黒い蜘蛛の すーっと細い糸 手を貸しておくれ 近くにきておくれ ほら夢の中へ 私も連れてって 濡れた葉の青い息吹 見上げたら真昼の月 迷いのない雲の群れに 導かれてく 飴色に輝く風 聞こえたあなたの声に 手を伸ばしたら消えていった 会いたい 透明なひとしずくに 滲んでゆく夜の星 何もかも元通り 私はひとり 真夜中に鳴り響く かちかち針の音 蝋燭の火を消して そうっと目を閉じる |
すきのうた関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | わたしは青がすき ぼくは赤がすき どっちも綺麗だね まぜたなら紫 ぼくのバレエシューズ わたしのグローブ どっちもかっこいいね 大切なものだね まだまだある まだまだ出会う そのときめき 抱きしめてね すきなものを拾い集めよう 着てみたいもの やってみたいこと なんでこれがすきなんだろう たとえ わけなんてわからなくても わたしはきみがすき ぼくはあいつがすき どっちも本物で でもまざらないものだね ぼくのかけた言葉 わたしの書いた手紙 どっちも優しいね ありがとうね まだまだある まだまだ出会う そのゆらめき 覚えていてね すきの意味はひとつじゃないんだよ だからとても難しいけど すきな気持ちってあたたかいんだよ たとえ ひとつになれなくても すきなものに名前をつけよう あの三日月 道ばたのポピー すきなように忘れていいけど たまに思い出してくれたらいいな いつか 大人になったとしても |
はじめての気持ち関取花 | 関取花 | 関取花 | 関取花 | | あんなに小さかったのに すっかり綺麗になっちゃって きっと知らない間に いろんなことがあったのね はじめての恋 あの日の涙 全部が君を君にしたんだね いってらっしゃい なんて美しい 花咲く街を行くその背中 ちょっと寂しい だけど嬉しい こんなはじめての気持ち ありがとう あんなに泣き虫だったのに 今じゃ私の方だよね 覚えたてだった化粧も ずいぶん上手くなったよね やるせないこと 理不尽なこと 逃げたい時は逃げていいからね いってらっしゃい なんて美しい 花びら舞う中のその笑顔 ちょっと心配 だけど誇らしい こんなはじめての気持ち ありがとう いってらっしゃい なんて素晴らしい日 君は行くのだろう どこまでも ずっと見ていたい 遠のく姿に そっと呟いてみる ありがとう こんなはじめての気持ち ありがとう |