この道 わが旅(My Road,My Journey) 団時朗 | 団時朗 | 藤公之介 | すぎやまこういち | | 少年時代の 見果てぬあの夢 今でも心に いだきつづけてる いま 朝焼けの空を見上げて しきりにこの胸 疼かせる 履きつぶしてきた靴の数と 同じだけの夢たち 時には見失って 探して やがて 追いつき… この道 わが旅 果てしなくつづく 出会いと別れを くり返しながら いま 夢を熱く燃えたぎらせ あしたへあしたへ 歩き出す いま 星空の下でたたずみ 遥かな想いを 抱きしめる ぬくもりつづけてる夢たちと 影ぼうしが道づれ 雨も風も日照りも嵐も 友だちだった… この道 わが旅 果てしなくつづく 出会いと別れを くり返しながら いま 夢を熱く燃えたぎらせ あしたへあしたへ 歩き出す |
坂のある街堺正章 | 堺正章 | 藤公之介 | 川口真 | 川口真 | 今日から二人だけの 愛のくらしを ムム… 坂の下の小さな 部屋で始めようと 胸おどらせて つれづれ歩いた 日暮れどき 目に映るもの すべてが かがやいて見えた街 裏通りには ぼくの 名前を付けて ムム… この坂道は 君の 名前で呼んだね 季節がいくつか過ぎて 二人は別れ ムム… 坂の下の部屋には 見知らぬ人がいる 知らずに足が 向いてたこの街 日暮れどき 君にはつらい想いを させたまま 捨てた街 川の流れに ぼくの 名前を付けて ムム… 小さな橋は 君の 名前で 呼んだね |
坂の上の二階大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | 坂の上の二階 そんな名前の店 坂を登りつめて ぼくはいつものように 風に追われて 階段を上がる 坂の通り見おろせる 窓ぎわの席 いつも空いている 向かいの椅子に きみの想い出が 今日もただよう フランシス・レイのストリングスが 波のように寄せて 寄せては返す 甘い想い出を ゆらす…… 坂道をころげ落ちる テニスボールのように はずみながら きみは去った 坂の上の二階…… そんな名前の店 レジの電話見つめながら かけてみようかと迷う 淡い夕日が さし込むお店 時計をチラチラ 人待ち顔で ひとりすするコーヒー からっぽの心に にがさだけが しみてゆく フランシス・レイのストリングスが 波のように寄せて 寄せては返す 甘い想い出を ゆらす…… クツクツ煮えたぎる サイフォンの音に にがい想い出が ゆれる ゆれる |
さすらい情話水前寺清子 | 水前寺清子 | 藤公之介 | 猪俣公章 | | おまえ十九の 花咲かせ 俺に抱かれた 二年前 あれは南の 港町 たしか時雨の 秋の頃 俺が最初の 男だと 熱い眼をして ついた嘘 話す言葉の 端々に にじむ十九の ふしあわせ 月日流れて 時うつり 俺も流れて 北の町 どこかやつれた もの腰の おまえ見つけた 酒場町 二年歩いた 足跡を 笑い話で ごまかして 白みはじめた 夜明け頃 肩を寄せ合う 旅の宿 軽い寝息を たてながら 夢で泣いてる 腕の中 旅の終わりは いつになる 流れ転がる 花ふたつ 流れ転がる 花ふたつ |
サッポロの四季平浩二 | 平浩二 | 藤公之介 | 吉屋潤 | | 春にさすらう 影ひとつ ふるさと遠く 偲びつつ 袖すり合えば わが友よ おもいで作らむ ああ サッポロ 夏に恋した 黒髪の 二重(ふたえ)の君が いとおしい 葉もれ陽の中 抱きすくめ 心かさねた ああ サッポロ 秋は足ばや 枯れ落葉 君と別れた むなしさも 常ならざらむ 人の世も 風の間に間に ああ サッポロ 冬は美味酒(うまざけ) 酌(く)みかわし 吹雪くぐって 友よまた さすらいの身に しみじみと 情(なさけ)染(し)み入る ああ サッポロ ああ サッポロ |
新宿恋物語大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | 話のはじめは 新宿通り 伊勢丹前の曲がり角 歩行者天国の 人波の中で 出会いがしらに あいつと触れた ほんのはずみで その細い肩に なぜだか 魅かれてしまったのでした 話はつづいて 角筈あたり 三越裏のカフェテラス 小さなテーブルに 差し向かいで 身の上話に 涙が落ちた ほんのはずみで その夜のうちに あいつを抱いて しまったのでした 話はかわって 柏木あたり 西向きの古い アパートの部屋 あいつの好みの 家具も揃えて 二人の暮らしが はじまっていた ほんのはずみが ほんとになって あいつを愛し はじめたのです 話の終わりは 新宿駅で 始発のホームに ただ一人 にがい思い出を 一つ背負って 旅立つあいつを 見送ったのです ほんのはずみで 朝もやの中に 涙が二つ 落ちてきました |
純白のジューン・ブライド堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 田中公平 | | 南フランス コートダジュールがいい カリフォルニアの サンタモニカでもいいわ 三本マスト 夢の帆船 あなたの愛に 包まれ 二人だけの 結婚式 潮風の中 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… あなたの心 夜明けの大海原 私はカモメ 波間を翔び回るだけ セールいっぱい 夢をはらんだ あなたと二人の旅は 見つめ合って 抱き合って 幸せの中 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… |
そよ風と私岡田奈々 | 岡田奈々 | 藤公之介 | 森田公一 | | すり切れるほど 聴きつづけたい レコードみたいな 人ですね 最初に針を のせたのは誰 甘いメロディー 今ひとり占め 1・2の3で はずみをつけて セーノで あなたにぶつかった 光る空 手ごたえ あふれる涙 胸をおさえて ひとりあれこれ 悩んでいたのが 嘘のようです いつもの街が 違って見える きらめき かがやき 蒼い風 幸せ色に 爪まで染まり 私じゃないよな 私が走る 1・2の3で はずみをつけて セーノで あなたにぶつかった 有頂天 わがまま すりぬける愛 だらだら坂で 振り返ったら あなたの姿が 遠くに見えた 1・2の3で 背中を向けて セーノで あなたがいなくなる わかれ道 右ひだり 不意の出来事 よくあることと 割り切れる日が そのうちいつかは 来るのでしょうか |
それぞれ大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | あした旅立つ人がいる じっとたたずむ人がいる 喋べりつづける人もいる 黙りこくった人もいる みな それぞれの胸の中 いま それぞれに感じてる ドアを押してる人がいる ドアを引いてる人がいる 笑いころげる人もいる なぜか泣き伏す人もいる みな それぞれのやり方で みな それぞれに歩いてる きのう別れた人がいる さっき出逢った人がいる うしろ振り向く人もいる 前を見つめる人もいる みな それぞれの足どりで いま それぞれに生きている みな それぞれの足どりで いま それぞれに生きている…… |
旅でもしようか大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | 少しだけ心が すり切れて来たから ひとりで夜明けに この街とび出す ぼくだけの時間を 無駄づかいしながら 時計を忘れた 旅でもしようか 道づれなんかいらない 歌がひとつあればいいさ あしたは あしたは いづこの空の下 銀色のさざなみ 果てしない海原 広がる夕映え 心も染まるよ ひとりでも生きれる ふたりならなおいい いとしいあなたに 手紙でも書こうか 時刻表などいらない 気まぐれだよこの旅は あしたは あしたは いづこの空の下 道づれなんかいらない 歌がひとつあればいいさ あしたは あしたは いづこの空の下 |
ダスティン・ホフマンになれなかったよ 大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | 惣領泰則 | テレビの名画劇場で 「ジョンとメリー」を見たよ ダスティン・ホフマンが主演の 行きずりの恋のお話さ まるであの日の ふたりみたいで 胸が熱くなって 仕方がなかった 君にもう 二人も子供がいるなんて 僕のまわりだけ 時の流れが遅すぎる 君と一緒に見に行った 「卒業」を覚えているかい 花嫁を奪って逃げる ラスト・シーンが 心にしみたね なのにあの日 ぼくは教会で 君を遠くから ながめてるだけだった 君にもう 二人も子供がいるなんて 僕のまわりだけ 時の流れが遅すぎる ダスティン・ホフマンに なれなかったよ ダスティン・ホフマンに なれなかったよ |
だれですか大橋恵里子 | 大橋恵里子 | 藤公之介 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二 | それは 一枚のハガキで始まったの 差し出し人の名前がない 「今日も電車で お見かけしました」と たった一行 ささやくように…… 一週間に 欠かさず一枚 一行ずつの 語りかけ だれですか あなたはだれですか 「勝手に心を寄せているのです」とか 「日ごとに想いがつのります」とか はずむような 歌うようなその言葉に いつしか 心が傾いて行くわ あなたは私を あなたは私を どこから見てるの どこから見てるの それは 水色のハガキで終わりました 雨の激しい たそがれどき 「ぼくはやっぱり 遠くへ行きます」と 上手な文字が むせんでいたわ…… それからぷっつり ハガキがとだえて 気がかりだけが 残ったの だれですか あなたはだれですか 「背の高い人と歩いてましたね」とか 「もう書くことがありません」とか そんなハガキ届けられて 気になってた 矢先の出来事 それは誤解です どうすればいいの どうすればいいの あなたに逢いたい あなたに逢いたい |
長距離電話あべ静江 | あべ静江 | 藤公之介 | 佐藤健 | | 海はかすんで 潮騒は哀しげで けだるい波が 寄せ返す まるで映画の ラストシーンのように 白みはじめた 渚をひとり ゆうべの長距離電話 とぎれた会話 気まずい沈黙 もう おしまいですか ここまで 追って来てくれる あなたの姿を 待っていました 海のそばの 白いホテルで 砂はしめって 潮風はやさしげで 早起きカモメ 空を舞う ふいに悲しみが この胸に突き上げて 波うちぎわを 駈け出していた ゆうべの長距離電話 つれない返事 電話を切る音 もう おしまいですね ふたりは また元どおりに 愛し合えると 思ってました 海の見える ホテルの部屋で |
天の子守歌オユンナ | オユンナ | 藤公之介 | オユンナ | 川崎康宏 | 翼を風に乗せて 一羽の鳥が行く その目を北へ向けて ひたすら はばたいて ブェー ブェー 北が恋しいと ブェー ブェー 夢で泣いてる 翼に希望を乗せて 南にあこがれた まぶしい空だけれど 心はなじめない ブェー ブェー 北が恋しいと ブェー ブェー 夢で泣いてる ブェー ブェー 北が恋しいと ブェー ブェー 夢で泣いてる 翼は疲れ切って 涙が羽根を濡らす はるかな北の空に やさしく抱かれたい ブェー ブェー 北が恋しいと ブェー ブェー 夢で泣いてる ブェー ブェー 北が恋しいと ブェー ブェー 夢で泣いてる 夢で泣いてる 夢で泣いてる |
扉淡谷のり子 | 淡谷のり子 | 藤公之介 | 服部克久 | | くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… |
どこかでお逢いしましたね日野美歌 | 日野美歌 | 藤公之介 | 聖川湧 | | どこかで お逢いしましたね そんな男の 誘い水 逢ったことなどないけれど 話のつじつま合わす夜 ほんのささいな偶然が 男と女の結び目になる 今でもとてもとてもきれいだと とまどいながら見つめてる どこかで お逢いしましたね たしかに お逢いしましたね 嘘か芝居か からかいか 人違いなら このままで 流れに流され 流れよう 隣あわせのカウンター グラスとグラスを小さく鳴らし 話を作り作りまたつなげ 大人同士の 夜が更ける たしかに お逢いしましたね 流れに流され 流れよう たとえ見知らぬ男でも 惚れてた人だと思えばいいさ グラスに注ぐ注ぐ 琥珀色 酔って誘いに乗りたいね どこかで お逢いしましたね |
ドーベルマンのように堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 久石譲 | | あなたは 朝もや あなたは そよ風 あなたは 夕なぎ どうして 優しすぎるの ドーベルマンのように ドーベルマンのように 足音しのばせ 突然すばやく ドーベルマンのように ドーベルマンのように ときめくハートを 奪い去って (誰を見ているの) (誰を見ているの) 私はここよ ここよ いきなり 嵐を いきなり 津波を いきなり 光を 私に浴びせかけてよ ドーベルマンのように ドーベルマンのように 冷たくするどく 激しくしゃにむに ドーベルマンのように ドーベルマンのように 私のハートを 駆けぬけて (誰が気になるの) (誰が気になるの) 私はここよ ここよ (誰を見ているの) (誰を見ているの) LaLaLa…… |
渚通りのディスコティック大西結花 | 大西結花 | 藤公之介 | 平尾昌晃 | | 波が消してゆく 恋のイニシャル 砂に落とした 涙ひろい 街へ帰ります… 汗にまみれ 踊り明かした 渚通り ディスコティック まぶしい あの人の まなざしに 激しく つかまった夜 指の先までも 燃えた二人の 愛は遊びじゃないと 誓い合ったはずなのに… 青い海原 白い桟橋 渚通りディスコティック はだしで 抜け出して かむしゃらに 波うちぎわを 走った 砂にまみれた 熱い体を 波にゆられて ふたり 見つめあった 夏の日よ… 忘れられず ひとり来てみた 渚通り ディスコティック 今では 哀しみのさざ波が むなしく 思い出ゆらす 波が消してゆく 恋のイニシャル 砂に落とした 涙ひろい 街へ帰ります… 波が消してゆく 恋のイニシャル 砂に落とした 涙ひろい 街へ帰ります… |
はつかり5号BUZZ | BUZZ | 藤公之介 | 高橋信之 | 高橋信之 | 発車のベルに 背中を押され はつかり5号に 乗りこみました 今頃君は いつもの店で 約束通り 待っていますか プラットホームの あのひび割れが 心の中に ひろがります 幸せにする 自信がなくて 君から離れた 旅の宿 駅までむかえに 来ていて欲しいと いつか手紙を 書いていました 雪どけ水の 流れの音に 季節はずれの コタツが一つ なにに たとえたら 流れる 景色の色を なにに たとえたら 僕の心の この色を 上り列車の レールの音が はやる気持ちを きざんでいます 終着駅を まぢかにひかえ ひと駅前から 乗ってきた君 僕をみつけた そのまなざしが すべてをすべてを 語っています なにに たとえたら 流れる 景色の色を なにに たとえたら 僕の心の この色を |
バス通学榊原郁恵 | 榊原郁恵 | 藤公之介 | 森田公一 | あかのたちお | ギュウ ギュウ づめのバスの中 抱きしめられて いるみたい ギュウ ギュウ づめのバスの中 ゆられ ゆられて 夢ごこち 夢ごこち 今朝も同じバス 7時50分 二人の秘密を乗せて走る たった15分 短かすぎるけど みんなに囲まれて しのび逢い ギュウ ギュウ づめのバスの中 頬にくちびる さわりそう ギュウ ギュウ づめのバスの中 誘い 誘われ 夢ごこち 夢ごこち バスが曲るたび いつも手をかして やさしくかばって くれるあなた 白いTシャツが まぶしげにのぞく 小麦色した肌も みんな好きよ ギュウ ギュウ づめのバスの中 抱きしめられて いるみたい ギュウ ギュウ づめのバスの中 ゆられ ゆられて 夢ごこち 夢ごこち ギュウ ギュウ づめのバスの中 抱きしめられて いるみたい ギュウ ギュウ づめのバスの中 ゆられ ゆられて 夢ごこち 夢ごこち |
ひとかかえの愛天地真理 | 天地真理 | 藤公之介 | 森田公一 | | ひとにぎりの風 ルルル…… ひとかかえの愛 ルルル…… 暖かな あなたの心に ふれたくて 今 お久し振りですね お元気でしたか? お互にどこか少しずつ変りましたね。 あなたはずっと素敵になりましたよ! お逢い出来てとてもうれしい。 いわし雲の空 ルルル…… まぶしすぎる街 ルルル…… なつかしい あなたの腕に つかまって 今 暖かな あなたの心に ふれたくて 今 |
ひと房の葡萄桜田淳子 | 桜田淳子 | 藤公之介 | 深町純 | | ひと粒(つぶ) ひと粒に 愛を熟させて 通りすがりの誰かを待っている 枝もたわわの ひと房の葡萄 都会は薄墨色(うすずみいろ) そんな黄昏(たそがれ)だけど いつか見たあの青い空を 忘れてしまったわけではないわ いやなことも それなりに 握りつぶすコツを覚えて 急がないで生きて行くわ ひと粒 ひと粒を 熱い唇で 頬ばってくれる あなたを待ちわびて 涙ぐんでる ひと房の葡萄 涙は隠さないわ 誰に見られてもいい 強がりなんかみんな捨てて 可愛い女でいつもいたいの きれいごとを並べても 人はこころ開かないから 飾らないで ぶつかるだけ ひと粒 ひと粒に 愛を熟させて 通りがかったあなたの肩先に 落ちてみせるわ ひと房の葡萄 |
びんちゃんのうた楠トシエ | 楠トシエ | 藤公之介 | 小谷肇 | 小谷肇 | びんちゃんのあだ名(な)は ナーニ だれでもしってる まめタンク ちっちゃいけれど ドンとこい てあしのばして あばれちゃおう それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ びんちゃんのすきなもの ナーニ ほっぺたおちそうな やきいもよ あさから ばんまでたべどおし ゆめの中でもたべてるよ それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ びんちゃんのきらいなもの ナーニ なきむし よわむし いじめっ子 けんかはよそう 友(とも)だちさ みんなあつまれ うたっちゃおう それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ |
ピーターパンのカセット・テープ大橋恵里子 | 大橋恵里子 | 藤公之介 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二 | ピーターパンになりたいと つぶやいて (つぶやいて) フランスパンを かじってた あいつなの (あいつなの) いつの間にやら いなくなって カセット・テープ 届いたわ いつもの やり口(くち)なのよ テープ回すと ぶきっちょに あれこれ言い訳をしたあとで 君のやさしさ しみたよと 泣かせる セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し ピーターパンは気まぐれな 恋泥棒 (恋泥棒) フランスパンを かじるよに 恋をする (恋をする) そのうちどうせ ひょっこりと 戻ってくるわ てれながら いつもの やり口(くち)なのよ あいつ気どった 声を出し 嵐を行く船が ぼくならば 君は港の灯だと キザな セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し あいつ気どった 声を出し 嵐を行く船が ぼくならば 君は港の灯だと キザな セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し |
フラワー・メッセージ松本ちえこ | 松本ちえこ | 藤公之介 | 加瀬邦彦 | | この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 日曜日が来るたび 花一輪たずさえ あなたの部屋の窓辺にそっと 届けつづけた それから一週間 あなたからの返事を 今か今かと 胸をおさえて 待ちつづけてる いつか季節が四つも過ぎて 一輪づつ愛をこめて 一年過ぎた この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 花は季節のたびに 色あざやかだけれど あなたを想う心の色は 枯葉色です 返事をくれないのが あなたの返事ですか? ことわるのなら せめて言葉で 伝えてほしい 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ |
フラワー・メッセージ松本ちえ子 | 松本ちえ子 | 藤公之介 | 加瀬邦彦 | 船山基紀 | この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 日曜日が来るたび 花一輪たずさえ あなたの部屋の窓辺にそっと 届けつづけた それから一週間 あなたからの返事を 今か今かと 胸をおさえて 待ちつづけてる いつか季節が四つも過ぎて 一輪ずつ愛をこめて 一年過ぎた この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 花の季節のたびに 色あざやかだけれど あなたを想う心の色は 枯葉色です 返事をくれないのが あなたの返事ですか? ことわるのなら せめて言葉で 伝えてほしい 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ |
ふるさとでもないのに大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | 山ふところの 小さな駅に ふらり降りたら 夜明けを待とう あてもないのに 枕木踏んで 線路づたいに モヤかき分ける 見知らぬ人の 会釈を受けて とまどいながらも なごんでしまう ほんとの色を 取り戻せない 紫色はぼくの 心のようだ ふるさとでもないのに ふるさとでもないのに こみ上げて来るのは なんだろう 遥か連なる 山はむらさき いく筋も昇る モミ焼く煙 逃げてここまで 来たわけじゃない 理由などいらない 旅がしたくて 手ごたえのない あの毎日は なんだったのか よくわからない ここでこうして いることだけで 心のつかえを 流せるだろうか ふるさとでもないのに ふるさとでもないのに こみ上げて来るのは なんだろう |
歩道橋大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | もしかすると ふるさとの町が見えるかと 歩道橋の上にあがってみました 汚れてしまった ぼくの悲しみのような 都会の空の彼方に あの小さな町が 今も本当にあるのでしょうか 歩道橋の上で 想いはめぐる 歩道橋の彼方 ふるさとは遠い 低い家並のつづく 静かな町に きらきら輝きながら 流れている川 自転車のベル鳴らし 古い木の橋を 君とふたりで通った 学校への道 今も本当にあるのでしょうか 歩道橋の上に 夕陽は暮れる 歩道橋の彼方 君は遠い 歩道橋の上で 想いはめぐる 歩道橋の彼方 ふるさとは遠い |
ぼくのジュリアーノ平塚たかあき | 平塚たかあき | 藤公之介 | 小田裕一郎 | | ジュリアーノ こっちへおいで そんなにスネるなよ (ぶーみ) ジュリアーノ ぼくとおまえは 親友どうし (ぶーみ) おまえのステキなシマシマが 雨にぬれてたあの日 ぼくたちめぐりあったのさ それがウンメイだったんだ 大好きさ (ぶーみ) 離れちゃヤダよ 大好きさ (ぶーみ) ぼくのジュリアーノ ジュリアーノ 早く帰ろう 夕陽が沈みそう (ぶーみ) ジュリアーノ 夜はいっしょに おんなじ夢を (ぶーみ) 太めで短足 魅力的 短いシッポも イカス 男と男の付き合いさ ふたりはひとりぼっちじゃない 大好きさ (ぶーみ) 離れちゃヤダよ 大好きさ (ぶーみ) ぼくのジュリアーノ |
夕暮れのような微笑大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | たとえば落葉の吹きだまり お好きでしょうか あなたは たとえば夕陽の 影法師 お好きでしょうか あなたは 何げなく そんなことを たずねてみたかった 夕暮れのような微笑 のこして わけも告げずに 去って行く前に たとえば夜更けの雨の音 お好きでしょうか あなたは たとえば夜明けの もやの色 お好きでしょうか あなたは 照れながら そんなことを ささやいてみたかった 夕暮れのような微笑 のこして あなたは何処へ あなたは何処へ あなたは何処へ あなたは何処へ |
夕陽のレッドマン子門真人 | 子門真人 | 藤公之介 | 山下穀雄 | | 沈む夕陽と おなじ色 そうさ あいつはレッドマン でっかい勇気を おしえて行った どこへ帰るか レッドマン どこへ帰るか レッドマン レッドマン 赤い夕陽を 追いかけて 消えたあいつは レッドマン 怪獣退治の 闘いすませ どこへ帰るか レッドマン どこへ帰るか レッドマン レッドマン あした朝日が また昇る 赤いあいつは レッドマン 心にまっかな 炎をもやし きっとまた来る レッドマン きっとまた来る レッドマン レッドマン |
翌朝大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | 葉もれ陽 まぶしくて 目覚めた 遅い朝 時間を きいたけど いつもの 声がない あなたに さわれない…… あなたが 消えたあと ひとりで 飲みあかし ボトルを からにして 涙を 詰めかえた ゆうべの 部屋のまま…… 何気なく いつもの癖で あなたの名前 呼んでしまう いるはずがないのに いるはずがないのに…… 目覚めの コーヒーを ふたつ 入れながら 気づいて 手をとめて 肩を すくめるの なんだか おかしくて タオルも 歯ぶらしも すべてが 二つずつ 私の まわりには あなたの 影がいる 哀しみ 淀んでいる 何気なく いつもの癖で あなたの名前 呼んでしまう いるはずがないのに いるはずがないのに…… |
両手に花コリアナJOJO | コリアナJOJO | 藤公之介 | 市川昭介 | 京建輔 | 右手で あなたの手を握り 左手で 彼と手をつなぐ 時代のそよ風 ささやいて そろそろいかがと 誘ってる あなたと一緒の 20年 彼と知り合い まだ2年 男のいいとこ 悪いとこ それぞれ違う 面白さ おたがい 分別ざかりだから だからこそ 分別捨てるのもいい あと半分の 人生だもの 残りは心の 心のままに 右目で あなたにほほえんで 左目で 彼を受け止める 男と女の 関係の 居ごこちのいい お付き合い あなたが 流れる川ならば 彼は 激しく落ちる滝 男というもの いろいろを 女は知って 死にたいの おたがい 分別ざかりだから だからこそ 分別捨てるのもいい あと半分の 人生だもの 残りは心の 心のままに |
レッドマン子門真人 | 子門真人 | 藤公之介 | 山下穀雄 | | 赤い赤い赤いあいつ レッドマン 燃える燃える燃えるあいつ レッドマン はるか銀河の 赤い星から 光に乗って やって来た 風をつんざけ レッド・アロー 敵にとどめの レッド・ナイフ レッド・キック! レッド・チョップ! レッド・フォール! ウォーウォーウォー・レッドマン 赤い赤い赤いあいつ レッドマン 光る光る光るあいつ レッドマン 熱い血潮が まっかに燃えて 恐れるものは 何もない 風をつんざけ レッド・アロー 敵にとどめの レッド・ナイフ レッド・キック! レッド・チョップ! レッド・フォール! ウォーウォーウォー・レッドマン 赤い赤い赤いあいつ レッドマン 強い強い強いあいつ レッドマン 赤いあの色 勇気のしるし 命をかけた 大決闘 風をつんざけ レッド・アロー 敵にとどめの レッド・ナイフ レッド・キック! レッド・チョップ! レッド・フォール! ウォーウォーウォー・レッドマン |
わがまま金曜日榊原郁恵 | 榊原郁恵 | 藤公之介 | 森田公一 | 馬飼野康二 | ウウウ わがまま わがまま放題 し放題 水玉模様の金曜日 わがまま わがまま放題 し放題 いじわるしたいの 好きだから ランブリング ランブリング にかわ雨 電話ボックス 雨やどり ランブリング ランブリング ずぶ濡れよ 急いで 迎えに 来てほしい 水玉模様の 傘がいい きょうの気分に 似合うから 10分以上 待たせたら 誰れかと どこかへ行っちゃうわ ウウウ わがまま わがまま放題 し放題 水玉模様の金曜日 ランブリング ランブリング 金曜日 海へ行きたい 波のりに ランブリング ランブリング つれてって この雨 やむまで 待てないわ 水玉模様の傘の中 いじわるをして ひとりじめ 叱ってくれたら その胸で 泣いて甘えて みたいのに ウウウ わがまま わがまま放題 し放題 水玉模様の金曜日 わがまま わがまま放題 し放題 いじわるしたいの 好きだから |
私のいちばん美しい時を片平なぎさ | 片平なぎさ | 藤公之介 | 佐瀬寿一 | 矢野立美 | ささいなことで 笑いころげて わけなどなくて 涙ぐんだり 風のそよぎに ひとり心を 揺らしています 朝な夕なに 私のいちばん 美しい時を このまま あなたにゆだねます いつか若さが あせぬ問に 熱い心が 冷(さ)めぬ間に…… 夜明けのモヤの 不思議な匂い 窓辺にゆれる 木もれ陽の影 そんな小さな 一つ一つが 胸にしみます 一日ごとに 私のいちばん 美しい時を このまま あなたに ゆだねます いつか季節が 過ぎぬ間に 夢を追うのが 似合う間に…… 私のいちばん 美しい時を このまま あなたにゆだねます いつか若さが あせぬ問に 熱い心が 冷(さ)めぬ間に…… |