知久寿焼作詞の歌詞一覧リスト 19曲中 1-19曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
あるぴのたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | あるぴの 白くすきとおった身体で あるぴの ぼくをたのしませておくれ あるぴの 白くすきとおった手足と まっかな目をしてどんな夢みていたの 子供のかたちのおばあさんになっても 子供のかたちのおぢいさんになっても 子供のまんまで子供をこさえても 子供のかたちの子供のまま死んでも あるぴの あるぴの 全部ぼくのせいだよ あるぴの あるぴの ぼくをおこら(わすれ)ないでね あるぴの ぼくがきみの神様だから あるぴの きみがぼくの神様だから どこまで行っても空と地面のあいだで あるぴの ぼくらはおんなじところにいるよ あるぴの あるぴの いつかひとりで ひとりでいっしょに水の上を歩こう あるぴの あるぴの | |
あんてなたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | 夏の時計台の針が 上手にお日様突き刺して ひとさしゆびの乾いたぼくは きみのひらいたスカートの中 アスパラガスみたいな白い脚に耳をくっつけて 真昼の空にかくしておいたお月様とお話しするよ きみからもれる ぼくのためいき 夏の時計台の針が 上手にお日様突き刺して ひとさしゆびを汚したぼくは きみのやぶけたスカートの中 | |
植木鉢たま | たま | 知久寿焼 | たま | 古い植木鉢の下で ふたりでかくれてたら きみの半ずぼんのすそから 糸みみづの王様 ぼくは知ってるよ きみのあたまがすこしわるくって かにのはさみがすこしいたくって ほら血が出ちゃったよ 暗い物置き小屋の中 くもりがらすの窓と きみは植木鉢をいつも あたまの上にのせて わらってる 蜂に刺された手のひらを 短い舌でなめた きみの半ずぼんとぼくの 汚れたたをるけっと ぼくは不思議だよ きみのあたまがすこしへんだから ぼくの枕はいつもびしょびしょだよ | |
おやすみいのししたま | たま | 知久寿焼 | たま | ミシンの上にいのしし眠る夜 ビールの泡はどこまでも どこまでも流れる せっかくの柿の種 湿気ちゃったね 種ヶ島の鉄砲はこわれちゃったね おやすみいのしし おっきな都会のまん中の高層ビルの下 自殺者の身体は朝露にぬれるよ 山のふもとの鳥居の下では 自殺者の身体中でんでんむし這うよ おやすみいのしし テレビの箱に物干し竿ささる まっくろ焦げになった洗濯物さげて 百科事典ではマンモスあばれても ぼくらの足跡は石にもなれないね おやすみいのしし ビールの泡の流れがよどんだら 月の砂漠では身体中痒くてたまらない ミシンかたかた いのしし目覚めたら おてんと様はもう海には沈めない おやすみいのしし | |
おるがんたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | ぼくが死んだ日 おじいさんは二階の屋根で 古いおるがん弾いてくれたんだ ふいごのはきだすしずかな音楽は ぼくの背中のビールスたちにも聞こえてる ぼくが死んだ日 空はどんどん落っこちてきて 大気圏外 まるで映画館の中 ストローくわえたぼくがみているのは 地球のいびつなうそつきのプラネッタリウム! 屋根から突き出す巨きな菌類は ぼくらのかなしいほいくえんの庭からもみえたよ ぼくが死んだ日 おじいさんは二階の屋根で 古いおるがん弾いてくれたのに 風船病にやられちゃったぼくの顔は ぱんぱんだからうれしい顔がちゃんとできない | |
かなしいずぼんたま | たま | 知久寿焼 | たま | まっくろい部屋に鍵かけて ぼくはひとりでないてるよ 何にもできなくなっちゃった 何にもできなくなっちゃった かなしいずぼん 遠い昔のぼくらは子供たち 遠い昔のぼくらは子供たち くるおしい 草むらの 物置机の上に 飾ったね ながめたね あかいりぼんにあかいすかあとの きみを 飾ったね ながめたね 飾ったね ながめたね 赤水門にさらわれて ぼくらはいなくなっちゃった まっしろい花で飾られた 四つも葉っぱをたべちゃった かなしいずぼん | |
きみしかいないたま | たま | 知久寿焼 | たま | 最終避難場所のともだちとキスをして とかげの棲む公園をあとにした きみのあたまは誰かのいたづらでもうこわれちゃってるから 図書館のガラスを割って這入る 誰もいないから きみしかいない 誰もいないから ぼくの言うこときこうね ずぼんにしみついた さばの缶詰の匂いが大嫌いで みんなの待つ公園を爆破した 不自由な身体のきみとあそびながら 地下室で見つけた火薬の本 誰もいないから きみしかいない 誰もいないから きみがこの世でいちばん 誰もいないから きみしかいない 誰もいないから きみがこの世でいちばんぶす 誰もいないから しょうがないよ 誰もいないから ぼくらがいるのはずるいね | |
牛乳たま | たま | 知久寿焼 | たま | たま | きのう牛乳を飲み過ぎたので 牛が見ていたはずの夢を見ておきると ぼくのお腹の上で死んだまんま眠ってる猫 きみにあげないばち あたって きみを死なせたばち あたって ぼくのお腹がなってる ごろごろごろごろ泣いてるよ きみがおとなしく 目を閉じて丸くなっている ぼくはそのとなりでおいしそうに牛乳飲んでいる なんにもしてあげないぼくと なんにも欲しがらないきみは 生きているヒトと 死んだふりしたネコだよ 生まれてはじめて きみが火だるまになってる 火事場の馬鹿力で生きかえらないかと思う ああ ひとりになっちゃったぼくらの 夕食の時間だよ だけど いくら台所さがしても どこにもなんにも見つからない |
くだものたま | たま | 知久寿焼 | たま | たま | 遠くせつない記憶のほとり 不思議な巨人になっちゃった ひとりの幼児がないている 幼児のおびえてるものかげは 原因不明のさびしさですよ 頭に掘られた井戸の底で 無表情の蛙がひとり まあるい小さな夜空を見つめ ああかなしい跳躍くりかえしてる それがぼくの頭痛の原因ですよ 疲れて倒れて眠るぼくの 脚が畳を通り抜け 庭のやつでの根っこからまって ほらひとり畳の上で木になっちゃった そういうあそびをしています さかなになるよりもっと前のぼくの たわんだ背中の溝深く かなしい情緒の種がまかれて 今たわわに実った脊髄の ぼくがくだものなんですよ ぼくがくだものなんですよ |
月食仮面たま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | 頭のいびつな子供が 空を見上げてわらってる 何がそんなにうれしいの って誰がきいてもわからない げ げげ げ 月食の 夜はおかしな 月のかたちよ でもそれはきっと お月様が おかしな子供の まねしていたのです 頭のいびつな子供の 理想は正しいシンメトリィ だから男爵芋抱きしめて ナイフで新芽を削ります げ げげ げ 月食の 夜はおかしな 月のかたちよ でもそれはきっと お月様が おかしな子供の まねしていたのです 女の人の両脚が お風呂で裸になっている するとずーっと空を見てたはずの 子供の鼻血がこぼれだす げ げげ げ 月食の 夜はおかしな 月のかたちよ でもそれはきっと お月様が おかしな子供を 殴ってみたからです 内緒でこさえたピストルで 夜更けの月を ばきうん ばきうん って撃ってみたらば となりでこつんと音がして 子供が頭をさすってる げ げげ げ 月食の 夜はおかしな 月のかたちよ でもそれはきっと お月様が おかしな子供の まねしていたのです げ げげ げ 月食の 夜はおかしな 子供の頭よ でもそれはきっと お月様に 子供がおかしな いたづらされたのです げ げげげげげ 月食の 夜はおかしな 月のかたちよ でもひょっとすると お月様を おかしな子供が まねしていたのです | |
ここはもののけ番外地たま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | ねぇ いっしょにあそんでおくれ 生きてる子供たち 閉店時間も忘れて 死にもの狂いでいつまでも いなくなるためにいるぼくらが いるためにつくったこの町 誰も知らないここいら一帯 時刻はうしうし丑の刻 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 あーぁもののけ番外地 あっちの世界 こっちの世界 そいでなきゃ仲良しで いられたはずなのに バイバイ さよなら 金輪際 ここでならいっしょにあそべたのに いなくなるためにいるぼくらが いるためにつくったこの町 誰も知らないここいら一帯 時刻はもーう丑の刻 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 あーぁもののけ番外地 ねぇ いっしょにあそんでおくれ 生きてる子供たち 入場料払っておくれ 死ぬほどあそんでおくれ ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 ものもの けけけけ ものもの けけけけ ここはもののけ番外地 あーぁもののけ番外地 | |
そんなぼくがすきたま | たま | 知久寿焼 | たま | かなしい夜には 腕時計ふたつ買って 右手と左手で 待ちあわせてあそぶ ネクタイの生えた花壇の前のベンチで待ってるよ 時計をふたつもしてるんだから遅刻はなるべくしないでね かなしい夜には 留守番電話を買って かなしいおもいでを 留守番電話にはなす ロケット花火のふりをしてそのまま空へ消えてった あの子の残したこの星でいちばんきれいなおはなしさ かなしい夜がすきだから かなしい朝はきらい たのしい朝もきらい そんなぼくがすき かなしい夜には 腕時計ふたつ買って 右手と左手が 待ちあわせてあそぶ ネクタイの生えた花壇の前のベンチで待ってるのに のろまなぼくの左手はひとりお部屋であわててる かなしい夜には 腕時計ふたつ買って かなしい夜には 留守番電話を買って かなしい夜には かなしい夜には | |
ねむけざましのうたたま | たま | 知久寿焼 | たま | たま | 耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくは座りこんでるよ ねむけざましのうた もうすぐさはいつの事か ぐるぐるまわって雲の上 手ものばせやしないとこ 食パンみいんな食べちゃった 白い犬が死んだ夜 ぼくは風邪ひき声になり きみはないてたね 飼い主は両方の手で 犬を抱きあげたので 鼻もかめません やがて鼻水は糸をひき 駐車場に咲きます 窓を開けてやって来た 猫の上に祈ります ぼくはきみの下着の中に ほんとのいとしさ見つけてしまって ねむれないでるよ 耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくはひとりきいてるよ ねむけざましのうた |
ねむれないさめたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | 眠れないさめ およいでばっかりで 眠っちゃだめだよ 沈んでいっちゃうよ 青いいろ 赤いいろ 腹ペコな気持で お腹はこんなにいっぱい 眠れないさめ 眠れないさめ およいでばっかりで 眠っちゃったら だめ 沈んで死んぢゃうよ 目を開けて 眠ってる おさかなたちの瞳(め)に 閉じこめられた飛行機 眠れないさめ 青いいろ 赤いいろ 腹ペコな気持で お腹はいつでもいっぱい 眠れないさめ | |
方向音痴たま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | たのしい方向音痴から ぼくらさびしい迷子になろうよ 誰も知らない玄関の 腐った軒下で泣いてよう ギロチンにかけられた 人魚の首から上だけが 人間だか人魚だかわからなくなっちゃって 知床の海に身を投げた月の夜だよ だから ぼくらのこぼした涙をあつめて かなしいさかなの飼育をしたいな たのしいさびしいうれしいくるしい 気持ちはいつでもとっても不安定 こんな夜にはどっかしらの 薬剤師の内緒のおくすりだ よくわかってるのと よくわかんないのと ごっちゃになってからまってこんがらがって 富士山の頂上(てっぺん)に旗を立てちゃったんだよ だけど かなしい冷凍たましいは 発熱歯痛にも効きめがあります | |
満月の丸バナナたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | おなかすかしてどこまでも歩いて行こうまいか 僕らふたりおなかすかして こんな黄色い満月の下 僕はほんとにいつだってほんとに 気になるんだ食べ物も君も だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ 今夜の満月の丸バナナ 僕らふたりおなかすかして こんな黄色い満月の下 僕のおなかグー 君のおなかもグー ふたりおそろいのひもじー気持ち だけど君に 君にあげるよ だけど君に 君にあげるよ だけどそれは 食べられないよ 今夜の満月の丸バナナ だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ 今夜の満月の丸バナナ だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ だから君に 君にあげるよ 今夜の満月の丸バナナ 今夜の満月の丸バナナ 今夜の満月の丸バナナ | |
夕暮れ時のさびしさにたま | たま | 知久寿焼 | たま | 夕暮れ時のさびしさに 金のらっぱを吹いてます 風のささやきかき消して 蠢く音色に酔ってます となりのお寺の墓石に 今日もまっかな夕日が沈む 夕暮れ時のさびしさには 牛乳がよく似合います 夕暮れ時のさびしさに ひとりお米を研いでます いくら研いでもにごる水に 時間の経つのも忘れます となりのお寺のお坊さんたち 息をそろえてたいこをならすよ 夕暮れ時のさびしさには リズミカルすぎる響きです 夕暮れ時のさびしさに ひとり縄とびしています スポーツマンシップにのって 遠くの海へ出かけたいな となりのお寺のお坊さんたち 風船ガムふくらまして空とんでく 夕暮れ時のさびしさには ちょっとなじまない風景です 夕暮れ時のさびしさに 金のらっぱを拭いてます 黒い上等のケースに きれいならっぱが似合います となりのお寺の鐘がなると お坊さんたち次々と不時着する 夕暮れ時のさびしさには 牛乳がよく似合います はは 牛乳で乾杯しましょ | |
らんちうたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | あんまりのこころさむさに うらにわをほじくりかえしていると かなしいいろの水が湧いて あふれるばかりの水が湧いて だぁれも知らなくなっちゃった 遠い砂漠の隊商が 行列になってくみにくるよ 月夜の公園の鉄棒で 見知らぬ子供たちがならんで ななめけんすいしてるよ ふくれあがった月の夜だよ ぼくたち栄養が足りないのです 半分消えかかった身体で ななめけんすいしているよ 夕暮れの空に金魚をおいかけ ぼくらは竹ざおみたいな脚を 土手につきさしてさまよった ぱきぱき音たててさまよった 景色がまっかっかに腫れちゃった そんなさびしい上空で 金魚の記憶がないてるよ 金魚の記憶がないてるよ | |
ロシヤのパンたま | たま | 知久寿焼 | 知久寿焼 | お母さんはロシヤのパンを焼く 台所をいい匂いでいっぱいにする 柱時計の針をなおしてる僕を アルトの声で呼んでる お母さんはロシヤのパンを焼く おやつはいつだってトラピストクッキー お姉さんはサンバを踊ってる 茶色い身体をくねくねさせている 窓からのぞいているぼくをみつけると いつも抱きしめてくれる お姉さんはサンバを踊ってる 夜には巨きなベッドで眠るよ お母さんが僕を呼んでいる 僕の名前が山にこだまする お姉さんは僕を抱きしめてる いつまでもこのままでいたかったのに お母さんはロシヤのパンを焼く | |
全1ページ中 1ページを表示
|