松本隆作詞の歌詞一覧リスト 1384曲中 1-200曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
水中メガネist | ist | 松本隆 | 草野正宗 | ΣKIYM・いのうえけいこ | 水中メガネで記憶へ潜ろう 蒼(あお)くて涼しい水槽の部屋 あなたの視線に飽きられちゃったね 去年は裸で泳いでたのに 泣きながら鏡の 前で踊るゆらりゆらり俄(にわ)か雨 水中メガネをつけたら わたしは男の子 微かな潮騒 空耳なのかな 無言の会話がきしむ音かな あなたは無視して漫画にくすくす わたしは孤独に泳ぎだしそう 熱帯の魚と じゃれるように暑い暑い夏の夜 心はこんなに冷たい わたしは男の子 岩陰でいちゃついてた あの夏の匂い 洪水みたいに 時の波がゆらりゆらり打ち寄せる 水中メガネの向こうで 一人 鏡の 前で踊るゆらりゆらり俄か雨 水中メガネを 外せば 見知らぬ女の子 |
ミッドナイト急行あいざき進也 | あいざき進也 | 松本隆 | 三木たかし | カバンをにぎった 指先が白い 悔んでるのって 聞いたら 君は首を ふっておくれ 友達も恋もおいて来た君だ 最後に残ったギターも キップ2枚にかえた あゝ 青春は闇のトンネルだ 誰でも一度は希望に目かくし 明日の光 見失う あゝ そんな時 君はそばにいて くじけちゃだめだと ささえてくれるね 走れ ミッドナイト急行 口びるが寒い 夜ふけの汽車だね 人が見てもいい ガラスに君と 口づけうつそう あゝ 青春は 闇のトンネルだ 誰れでも つまづき 手さぐりでさがす 倖せへの長い道 あゝ そんな時 君はほほえみで 僕の行先をてらしてくれるね 走れ ミッドナイト急行 | |
タイム・トラベルアイドルネッサンス | アイドルネッサンス | 松本隆 | 原田真二 | イイジマケン | 街の外れの旧い館が君の家 日の暮れる頃 呼び鈴押した 暗い廊下で君は無言の手招きさ 暮紅花(サフラン)色のドアを開けたよ スフィンクスが眠る砂漠に君は立ち 下弦の月に照らされてたよ 北極星の真下に尖るピラミッド 光の船を君はさす 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? クレオパトラの衣装の君が 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? そうささやいた ああ夢の中 ああ夢の中 黒い自動車すれ違いざまマシンガン ニューヨークではお祭りさわぎ 旧いラジオが奏で出すのはチャールストン FBIもタップ・ダンス 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? ハリウッド・クィーンまがいの君が 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? 甘い吐息さ ああ夢の中 ああ夢の中 最後の部屋は星降りそそぐ時の果て 幾千万の船が旅立つ 住めなくなった青い地球は窓の外 やがて小さな点に消えたよ 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? 突然夢がそこで途切れた 時間旅行のツァーはいかが いかがなもの? ここは東京 君の手の中 君の手の中 時間旅行のツァーはいかが?…… |
キャンディ青山テルマ | 青山テルマ | 松本隆 | 原田真二 | Candy, I love you 目覚めてよ 窓を越えて ぼくは来た イバラに囲まれ眠る横顔を 揺り起こすのは風さ Candy, I love you 許してよ ダイヤモンドは持ってないけど 草の葉に光る朝のきらめきを 素肌にかけてあげる ぼくは君の中溶けてゆく 寒い心そのやさしい手で包んで… Umm Candy 君はぼくの中ひとつだね 夢の渦に巻きこまれて舞い上がるよ I love you Candy, I love you 泣かないで 君が泣けば空も泣いちまう 誰も君の髪さわらせたくない 死ぬまでぼくのものさ 寒い心そのやさしい手で包んで… Umm Candy | |
赤いスイートピー赤夜萌香(水樹奈々) | 赤夜萌香(水樹奈々) | 松本隆 | 呉田軽穂 | 藤田淳平 | 春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ タバコの匂いのシャツに そっと寄りそうから 何故 知りあった日から 半年過ぎても あなたって 手も握らない I will follow you あなたに付いてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど 素敵な人だから 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー 四月の雨に降られて 駅のベンチで二人 他に人影も無くて 不意に気まずくなる 何故あなたが時計を チラッと見るたび 泣きそうな 気分になるの? I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春 走ってゆきたいの 線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー 好きよ 今日まで 逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好き このまま帰れない 帰れない 心に春が来た日は 赤いスイートピー |
はいからはくちあがた森魚 | あがた森魚 | 松本隆 | 大瀧詠一 | はいから はいから はいから はいから きみは はいから 裳裾をからげ 賑やかな都市を飾る 女郎花(おみなえし) ぼくは ぼくは はいから はくち はいから はいから はいから はいから ぼくははいから血を吐きながら きみのNO!に ただ夕まぐれ ぼくは ぼくは はいからはくち | |
雪幻燈あがた森魚 | あがた森魚 | 松本隆 | あがた森魚 | 午後の雨は 雪に編まれて 窓を襲う白い花びら 道が凍える前に 帰るよ 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 白いひげの医者が言ったよ 自分の身体 大事にしろと 君はそれ見たことと微笑うね 雪幻燈の眩しい街で ほら童話の挿絵のように 足跡だけが君に続く 今日一日働きづくめ 舵のとれた小舟のように 君のやすらぐ港が欲しい 棄てたもんじゃないさ僕の人生 悪友たちに内緒にしても そろそろ君のお腹が目立つ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 僕も心を入れかえなくちゃ 棄てたもんじゃないさ僕の人生 少しづつ良くなる僕の人生 | |
瑠璃色の地球秋川雅史 | 秋川雅史 | 松本隆 | 平井夏美 | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっと あるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 | |
愛はメッセージアグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 武川雅寛 | あなたが空なら 風にのるカモメのように 飛んで行きたい あなたが海なら砂になり波の両手で さらわれたいの もう私迷わない それが愛と気付いたの その広さ あたたかさ 今はあなたの心が故郷(ふるさと) あなたが風なら 白い帆のヨットになって 遠い世界へ あなたが道なら どこまでも歩いて行くわ 裸足のままで ただあなたを信じる事 それが愛と気付いたの 淋しくて 泣く時も 今はあなたの心が故郷(ふるさと) もう私迷わない それが愛と気付いたの その広さ あたたかさ 今はあなたの心が故郷(ふるさと) | |
アゲインアグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 吉田拓郎 | お帰り! ただいま! 何処に行って来たの レンガの色の学生街よ よそゆきの都会で暮らして来たの 皮張りの旅行鞄は 青春のスーベニールよ 点になる蒸気機関車 霧晴れてあなたが見えた お帰り! ただいま! 軽い会釈のあと つきない話 微笑み話 でもひとつ聞けない言葉があるの アゲイン・アゲインもう一度 愛の靴をはいて 走る私を アゲイン・アゲインもう一度 あなた両手広げ受けとめてくれますか あなた両手広げ受けとめてくれますか 埃(ほこり)舞うふるさとの部屋 塗り替えてレースのカーテン おかしいわ鼻のあたまに 赤ペンキ ピエロの真似ね お帰り! ただいま! 旧い友人たち 窓から笑う あなたも笑う でもひとつ気がかり心にあるの アゲイン・アゲインもう一度 花の指輪はめて君を待つよと アゲイン・アゲインもう一度 あの日あなた言った約束は生きてるの あの日あなた言った約束は生きてるの アゲイン・アゲインもう一度 時の河に愛の舟を浮かべて アゲイン・アゲインもう一度 私たちの心 振り出しに戻りたい 私たちの心 振り出しに戻りたい | |
雨模様アグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 穂口雄右 | あなたはどのくらい 待ったのかしら 窓を濡らしてる 雨を見ながら となりの椅子にかけ 話しかけても わたしのほうも見ず 聞こえないふり いつものほほえみは どこに消えたの わたし「ごめんね」も 言い出せないわ 午後の図書館は ひっそり静か ためいき ひとつだけ ひびいたの 外はまだ雨 降りやまない わたしのむねも 雨模様よ 髪をとかしても お喋りしても とても気になるの さっきのことが 電話しようかな ダイヤルしても 指がふるえちゃう ちょっぴりこわい あなたは今でも おこってるかな 返事もなかったら 泣いちゃいそうよ 何て言おうかな わからないのよ 電話前にして にらめっこ 外はまだ雨 降りやまない わたしのむねも 雨模様よ 明日の放課後の 図書館に行き いつもの椅子にかけ 待っていましょう もしもまだあなた 知らんふりでも だんまり背中だけ くるり向けても わたし決めたのよ あしたはきっと きっとほほえんで いえると思う そうよ「ごめんね」と 小さな声で あなたゆるして くれるかな 外はまだ雨 降りやまない わたしのむねも 雨模様よ 外はまだ雨 降りやまない わたしのむねも 雨模様よ | |
想い出の散歩道アグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 馬飼野俊一 | あの静かな丘の上に そびえていたリンゴの木 背のびしても届かないの 笑いながらもいでくれた あなただけがいないのね あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちで歩いてゆくわ ほら想い出はもう風色よ 掌にひんやり青いリンゴ 高い枝にひとつだけ 背のびしたらとれちゃったの 知らないまに変わったのは あなたじゃない わたしなの あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちでもだいじょうぶ ほら想い出はもう風色よ | |
心に翼を下さいアグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 加瀬邦彦 | 船山基紀 | 朝を運ぶ小鳥たちは 涙なんか知らないはず 影を踏んでうつむいたら 青空さえも見えない 好きな人とはぐれた日も 今思えばめぐりあえる 生きることの大切さが わかりかけたみたい もしも心に翼があったら 明日をめざして飛ぶわ もしも心に太陽あるなら 淋しい時でも微笑すぐにうかぶわ 雨に濡れて歩く町も 歌があれば楽しくなる 歌う事の大切さが わかりかけたみたい もしも心に翼があったら 今すぐあなたに会える もしも心に太陽あるなら 悲しい時でも涙はすぐにかわくわ もしも心に翼があったら 明日をめざして飛ぶわ もしも心に太陽あるなら 淋しい時でも微笑すぐにうかぶわ |
心のとびらアグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 平尾昌晃 | 馬飼野俊一 | ノックしても やさしい声 かえってこない 今 さそいに来て ひとり 帰る日曜日なの 耳をすましてみても ひびくのは胸さわぎ 今 どこに行ったの 誰と一緒にいるのでしょうか あなたの心のドアは 閉じたまま でもそれを開ける 愛の鍵に 私 なりたい 私のこと あなたはどう思ってるかしら 今 鍵穴から 風になって 忍び込みたい あなたの部屋の日記 何が書いてあるかな そのページめくる 風になって のぞいてみたい あなたの心のドアは 閉じたまま でもそれを開ける 愛の鍵に 私 なりたい |
はだしの冒険アグネス・チャン | アグネス・チャン | 松本隆 | 平尾昌晃 | 馬飼野俊一 | 水しぶきをあげて ほほえむあなたに 波に沈むふりをして 今しがみついた うそじゃないほんとよ 手がはなれてたら 私ひとり 悲しみにさらわれそうなの 愛は水の中に きらめいてる太陽よ ふたりぶんの手のひらなら すくいとれるのに はだしで熱い砂 駆けてゆく私 早く早くつかまえて ふるえる気持を ふりむかなくたって 背中でわかるの ほらもうすぐ 幸せが私に追いつく 愛は水の中に きらめいてる太陽よ ふたりぶんの手のひらなら すくいとれるのに |
ポケットいっぱいの秘密![]() ![]() | アグネス・チャン | 松本隆 | 穂口雄右 | キヤラメル・ママ・東海林修 | ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの あなた 草のうえ ぐっすり眠ってた 寝顔 やさしくて 「好きよ」ってささやいたの ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの あなた 片目あけ 笑いだしちゃうの ずるい 眠ったふり わたしこまっちゃったな ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの わたし 草のうえ かけるおもいきり やだわ どうしましょ 空に逃げちゃいたいな ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの |
愛しい人と眠りたい浅香唯 | 浅香唯 | 松本隆 | 大森隆志 | 真夜中に海が見たくて ハンドルを自分で握る はじめての免許の写真 からかったあなたはいない 冬の防波堤 魂が凍るほど寒い夜 愛しい人と眠りたい 仔猫みたいにくっついて 愛しい人と眠りたい そうよ誰にも邪魔されず 結婚は早すぎるって 世界中反対してた いじわるな時間の爪が 想い出も引き剥がしてく 海の遊歩道 少しだけ大人びた 影ひとつ 愛しい人と眠りたい 私 多くは望まない 愛しい人と眠りたい たったひとつの願いなの 星の電話線 運命も潮風にとぎれてる 愛しい人と眠りたい 狭い未来でくっついて 愛しい人と眠りたい そうよ誰にも邪魔されず 愛しい人と眠りたい そうよ誰にも邪魔されず | |
友情浅香唯 | 浅香唯 | 松本隆 | 大森隆志 | あの娘が振られて家出をした夜に 台風が通過した 駅や学校を探し回った後 高波見て泣いてる 背中抱いた 誰でも肩に重い痛み 背負う時があるね そんな時は想い出して 仲良しの友だちが今でもここにいる 女だって死ぬ日までの 友情くらいあるんだから 恋人出来ると つきあい悪くなる そんなずるい生きもの 結婚されると置いてきぼりになる 悪口も仲のいい 証拠だから 男に言えない悩みだって 抱きしめる日もある そんな時は電話してよ ワイン飲むくらいなら いつでもつきあうよ 女だって口のかたい 友情くらいあるんだから 誰でも肩に重い痛み 背負う時があるね そんな時は想い出して 友情くらいあるんだから 仲良しの友だちが今でもここにいる そんな時は想い出して | |
少女恋唄浅田美代子 | 浅田美代子 | 松本隆 | 三木たかし | きっとあなたに渡そうと 白い鈴蘭抱いてます やるせないほど待ちました 小さな想いも乱れています 頬の紅さえさめました 花びらさえも日暮れ色 影をふみふみ待ちました あなたはあなたは来ないのですね 泣いたりしないと決めたのに 涙ふきますおさげ髪 きつくくちびる噛んだけど 恋する痛みは消えはしません | |
センチメンタル海岸浅野ゆう子 | 浅野ゆう子 | 松本隆 | 馬飼野康二 | 行くなら 行ったきり 行っちまうがいい あゝ 行ったきり 行っちまうがいい 雨より冷たいお前の涙が 扉に忘れた 傘に流れる 今頃 ぐっしょり濡れた心で 湘南電車の チケット買う頃 行くなら 行ったきり 行っちまうがいい あゝ 行ったきり 行っちまうがいい 恋を失くした 人が一度は 訪ねる センチメンタル海岸へ 皮肉なもんだね 消えたお前を 今度は ハラハラ心配している そいつは 淋しい事だよ お前の瞳は ブルーなさざなみ たしかに一言 いいすぎだったよ 飛び立つ海鳥 見ているお前が 心の画面を とぼとぼ横切る 行くなら 行ったきり 行っちまうがいい あゝ 行ったきり 行っちまうがいい 恋を失くした 人が一度は 訪ねる センチメンタル海岸へ 次の電車で追って行こうか 腕づくでもいいさらって帰ろうか そいつは 素敵な事だろう 行くなら 行ったきり 行っちまうがいい あゝ 行ったきり 行っちまうがいい | |
神様のパズルASUKA | ASUKA | 松本隆 | マシコタツロウ | 武部聡志 | 冷たい手して 心までボロボロで 一生懸命生きてるんだね わかるわかる 川岸の斜面で 水を見ていた 時は身体の底 透明に流れてく まるで二人は神様のパズル この胸の空白に あなたの髪の優しい輪郭 すっぽりと嵌る そんな気がするの 見えない壁に目の前を遮られ 砕けた夢は色とりどりのビーズのよう 私たちいつでもこんなちっぽけ 海や空や街に跪き泣きじゃくる まるで世界は神様のパズル 難しい知恵の輪ね ほんとは愛に答えはないかも 今一瞬 それを 積み重ねてくの まるで心は神様のパズル なぜ生まれ生きるのか だけどいつかは知る日がくるでしょう 追いかけた夢の 遠さと尊さ 追いかけた夢の 遠さと尊さ |
白椿・紅椿ASUKA | ASUKA | 松本隆 | マシコタツロウ | 武部聡志 | 白椿 紅椿 両手に持って通せんぼ 拡げた腕が宙を切り 私の魂 紅一点 行くのなら止めないわ 束の間、髪にじゃれた風 優しい目のぞくとね 目が眩むほど深い海 人生の裏表 軽やかに縫う針みたい 日向だけ飄々と 歩く背中が愛おしい 白椿 紅椿 両手に持って通せんぼ 拡げた腕が宙を切り 私の魂 紅一点 好きだとか嫌いとか あまり関係ないんだね 何もかも「縁」だって その生き方に教わった 大切な人だって 知っているけど追えないの 手で包む蝶々なら 空に逃がしてあげなくちゃ 白椿 紅椿 一瞬舞って通せんぼ 時の布へと見詰め合う 二人の絵柄 織り込んで 白椿 紅椿 両手に持って通せんぼ 拡げた腕が宙を切り 私の魂 紅一点 |
木綿のハンカチーフASKA | ASKA | 松本隆 | 筒美京平 | 澤近泰輔 | 恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう 列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものは ないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで 帰って 染まらないで 帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会で流行りの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る 真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で くち紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってく 僕を許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい |
赤いスイートピー梓文音 | 梓文音 | 松本隆 | 呉田軽穂 | 工藤恭彦 | 春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツに そっと寄りそうから 何故 知りあった日から半年過ぎても あなたって手も握らない I will follow you あなたについてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど 素敵な人だから 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー 四月の雨に降られて 駅のベンチで二人 他に人影もなくて 不意に気まずくなる 何故 あなたが時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの? I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春 走ってゆきたいの 線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー 好きよ 今日まで逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好き このまま帰れない 帰れない 心に春が来た日は 赤いスイートピー |
風立ちぬ麻生よう子 | 麻生よう子 | 松本隆 | 穂口雄右 | 映画の幕が降りて あなたは無口なまま 腕も組まずただ先を行くの 私の気も知らず 何故こんなにぎこちないの 前はこんなじゃなかったわ はなやいだ人波に見失いそうなあなた 風が不意に吹き抜けるわ 無視させているみたい 根はとても優しいのに さめてゆくわ愛だけが 週刊誌の占いが今日は不思議にあたる 「恋人はもう切り上げどき…」 気になるのよ何故か 心ばかりあせる時間が過ぎてゆくのよ悪戯に 地下鉄の入口のあたたかい風のなかで 告げられたの「じゃあ、さよなら」 気のきいた返事さえ喉の奥凍えてるの さめてゆくわ愛だけが | |
まごころ麻生よう子 | 麻生よう子 | 松本隆 | 穂口雄右 | 窓の外の雪は 降り止んだのかしら シンと静かな雪の朝 あなたの腕そっと 外して起きるのよ 肌寒い部屋に 優しげな寝顔も見おさめになるのね つまさきで歩くわ 私なんかには不似合いの 倖せだったわ毎日が 裏切ってごめんなさいね 罪深い女だわ 薄化粧をしても この心の汚れ 恥じらうくらい白い雪 たきたて朝ごはん 作ってゆきましょう 最後のつとめね おそろいの食器の 片方をふせたの この指輪かくして あなたが目覚める前に去く それがせめてもの まごころね 裏切ってごめんなさいね あの人が待ってるの 裏切ってごめんなさいね 罪深い女だわ | |
夢判断麻生よう子 | 麻生よう子 | 松本隆 | 穂口雄右 | 悪い夢だと思い、ひとりあきらめましょう はじめからつりあわぬ 二人だったの 昨日家族の人に 会って釘を刺された お母さん泣いていたわ 眼をはらして 高層ホテルの ロビーの柱にかくれて あなたのお見合い 遠く見つめ だめね泣いて崩れた ひとり また泣き寝入り 損な生まれつきだわ でもいいの 忘れるわ 口惜しいけど 家も名も捨てて きみと一緒にいると 言われても気持ちだけ うれしかったわ 高層ホテルの ロビーのざわめきの中を 静かに消えるわ もうあなたと お目にかかりませんわ 身寄りのない私よ 何処へ言ったらいいの 恋してるあの夜は 帰らないの | |
瑠璃色の地球中孝介 | 中孝介 | 松本隆 | 平井夏美 | 羽毛田丈史 | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球 |
人間は何て悲しいんだろうあのねのね | あのねのね | 松本隆 | 加藤和彦 | 瀬尾一三 | 今日と明日のすきまへと 横たわるのは辛いよね 二人の朝が来ないのに 君を抱くのは辛いよね 人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう 天井の木目を数えては 泣いてる君は不倖せ 君から先にさよならを 言わせたいから黙りこむ 君のきれいな爪がはう 青いたたみが黙りこむ 人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう 傷つけられるのが こわいから その前に君を傷つけた 人間は何て悲しいんだろう 人間は何て悲しいんだろう 今、別れるために出逢うより めぐり逢うために別れよう |
氷壁あべ静江 | あべ静江 | 松本隆 | ボブ佐久間 | あなたが最後に書いた 日記を読ませてもらい 乱れた鉛筆の文字を見て泣きました 吹雪に埋れたあなた さぞ冷たかったでしょう あんなに愛してた雪山なのに 切れたザイルはふたりの心をつないだ絆ね ひとりしみじみ結びなおしてみます 雪がとけたらあの山 私も登ってみましょう 想い出のケルンをたどって 穂高に谷川 槍と 写真のアルバムめくり あなたの陽に灼けた微笑みを探します この頃 誰彼なしに 忘れなさいねと言うの あなたのお母さんまでも そう言うの 瞳濡らした涙は 心の雪どけ水です この哀しみもいつか薄れるかしら 雪がとけたらあの山 私も登ってみましょう 想い出のヒュッテをたずねて |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
We Got It!安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | We Got It! もう逃がさないぜ 翼を広げて 君を抱き止める We Got It! 疑いは罪さ プラチナの涙 散りばめて踊れ 優しく甘く 雪崩れる髪で 俺を 縛りつけてくれ We Got It! 遊びの夏から 迷う秋を超え 冬に抱かれても We Got It! ねじれた時間を 出逢いに戻して 確かめあおうぜ はぐれた街が 教えてくれた 君は 失くした ジュエルさ 捩子(ネジ)をきつく しめるように ひとつに溶けたい 優しく甘く 雪崩れる髪で 俺を 縛りつけてくれ (背中に爪のライン……) We Got It! 君が欲しくて (I Gotta Hold You Tight) 眠れない夜 (You Gotta Hold Me Tight) いくつも数えて (We Got It So Hold Me Tight Again) (You Don't Worry My Baby) We Got It! もう逃がさないぜ (I Say I Love You) (You Don't Worry My Baby) We Got It! もう逃がさないぜ (I Say I Love You) (You Don't Worry My Baby) Oh, Baby! ひとつに溶けて Wow Wow! | |
ジュリエット安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | 清水信之 | 泣き顔も素敵なのさ 涙の真珠(パール)ひとつ 頬に飾る こんな綺麗な瞳を 別れで汚すなんて 悪い奴さ ジュリエット青ざめた影を ひいて生きちゃだめさ 強く生きてジュリエット 赤い部屋着にきがえて ひざをちょっとくずして 酔っているね ジュリエット眠るまでそばに いてあげてもいい寒い壁にもたれて ジュリエット友達でなけりゃ 口説きたいくらい セクシーさ 時間が窓の外を パノラマみたいに過ぎてゆく 枕もとにかくした くすり壜の中味は もう捨てたよ ジュリエットいけないよ君は 世界中の不幸両手に抱きしめてる ジュリエット心配で君を 一人に出来ない 帰れない ジュリエット青ざめた影を ひいて生きちゃだめさ 強く生きてジュリエット ジュリエット真実の愛に 君が気付くまで 待ってるよ |
STILL I LOVE YOU安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | 難波弘之 | 砂の舞う海沿いの駅 洋燈(ランプ)だけが揺れて 色褪せた壁のポスター 君は虚ろに見る Still I Love You いかないでと Still I Love You 無言の声 ポケットの最後の煙草 マッチ探す俺さ 走り出すデッキを追って 君はつまづいたね その時さ 枕木の上 俺は飛び降りたよ Still I Love You 痛みさえも Still I Love You 感じないぜ 線路に倒れた俺を 抱き起こして泣きじゃくる君 Still I Love You これが俺の Still I Love You 答なのさ 愚かな生き方もいい 切符なんて破り捨てて 愛を抱きしめる Still I Love You これが俺の Still I Love You 答なのさ |
トパーズ色の月安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | CHARLIE CALELO | トパーズ色に輝く月が 波のカールを照らしているよ 抱き寄せる右手を君がさえぎる もうこれ以上 哀しみを増やさないで さよなら言って ひとおもいに傷つけるなよ 優しい振りで 黙り込んで爪を見てる 辛いね 車のエンジン止めてと言った 海の響きが聞きたいからと ヒーターが切れると まだ寒い夜 ぼくのブルゾンをかけなよ胸の上に 振られるよりも 振った方が痛いのねと 君は不思議な言い方して 泣きくずれた さよなら言って ひとおもいに傷つけなよ 流れる雲が 月の上を滑ってゆく 辛いね |
裸足のバレリーナ安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | 安部恭弘・清水信之 | グラスにルージュの綺麗な縁取り 窓で金色の波を 見つめる Shadow 振り向いた君はバレリーナ Wow 不幸の竪琴にあわせて踊る 愛してとささやきの裏で Wow 愛せないまま泣く君さ 濡れたワインで水文字の Good-bye いいさ ため息のナイフ 心に突き立ててくれ 哀しみの君はバレリーナ Wow 死ぬほど好きなのに言えない二人 脱ぎ捨てたハイヒールだけが Wow 夢の跡を物語る 振り向いた君はバレリーナ Wow 誰にもひとり占め出来ない女 首すじにキスさせておくれ Wow ドアを閉めるその前に…… 振り向いた君はバレリーナ Wow 誰にもひとり占め出来ない女 首すじにキスさせておくれ Wow ドアを閉めるその前に…… |
MANHATTAN安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | 清水信之 | 生きる事に忙しすぎたね 君も俺も悪くはないのさ もう帰る場所も失って 夜明け前 街路に立ちつくす マストの折れた大都会が 海へと横たわって見える 今日から一人ぼっちさ 熱い珈琲カフェーで飲み干し 時間だけを塗りつぶしてるよ もう君は俺を愛せない 冷めてゆく心が 哀しいね 死にたい気分になるけれど 死ねない自分が愛(いと)しいのさ 今日から一人ぼっちさ マストの折れた大都会が 海へと横たわって見える 今日から一人ぼっちさ |
You Can Change安部恭弘 | 安部恭弘 | 松本隆 | 安部恭弘 | 安部恭弘・チャーリー・カレッロ | ラジオから流れる うたかたのメロディー 黒い靴脱ぎ捨てたあと 君は肩に手を回す 何気ない言葉で 傷ついた過去たち 泣いてるね 頬の涙に 思い出が揺れて映る You Can Change You Can Change 冷たくもなれるさ 優しくもなれるさ 過ぎてゆく時の背中で 答を待つのもいいね You Can Change You Can Change You Can Change You Can Change 踊ろうよ 時の背中で 懐しすぎるステップを You Can Change You Can Change |
真空キッスアポジー&ペリジー | アポジー&ペリジー | 松本隆 | 細野晴臣 | 回転木馬のオルゴール 赤青緑のイリュミネーション あなたピエロの真似しながら 鏡の迷路へと手招きしてる 雲間にそびえる観覧車 下を見ちゃだめよ 目がまわる 黄昏色の遊園地に 無数の風船が舞い上るのよ 真空キッス きつく抱かれると 真空キッス チッ息しそうよ 受動的な私 性格ネ 自動的に瞳 閉じてるの カヌーは漂泊(ながれ)て 密林(ジャングル)へ ガイドはライフル乱れ射ち 機械仕掛の野獣たちに おびえる振りをして しがみつきたい 真空キッス 人目も気にせず 真空キッス 人ごみの中 刺激的に息を止めたまま 悲劇的に私愛してる 真空キッス きつく抱かれると 真空キッス チッ息しそうよ 受動的な私 性格ネ 自動的に瞳 閉じてるの 黄昏色の遊園地に 無数の風船が舞い上るのよ | |
月世界旅行アポジー&ペリジー | アポジー&ペリジー | 松本隆 | 細野晴臣 | 青い月に飛んでゆくのよロケット まるで星の海に浮かべたゴンドラ キスされるたびウサギみたいに とびはねる気持 あのね、たぶん、とても好きなの 知ってた? でもね、それは、まだね内緒よ いいでしょう? やさしい肩に頬寄せながら 銀河のハネムーン あなたと二人きりで 月世界旅行しているの Ti Ti Ti Ti HO-SHI-GA-FU-RU Ti Ti Ti Ti DO-RE-MI-FA-SO あなたうまく着陸してね 心に 私ふわり 月の砂漠を逃げるわ 倖わせ過ぎて こわくなるから 素直じゃなくなる きらめく丘を越えて 月世界旅行しているの Ti Ti Ti Ti HO-SHI-GA-FU-RU Ti Ti Ti Ti DO-RE-MI-FA-SO Ti Ti Ti Ti HO-SHI-GA-FU-RU Ti Ti Ti Ti DO-RE-MI-FA-SO あなたと二人きりで 月世界旅行しているの Ti Ti Ti Ti HO-SHI-GA-FU-RU Ti Ti Ti Ti DO-RE-MI-FA-SO SO-RA-SHI-DO | |
愛・つづれ織り天地真理 | 天地真理 | 松本隆 | 森田公一 | 2月10日 晴れ トレンチ・コートきゅっと絞って 行方知らずが帰って来たわ 久し振りねと憎まれ口の 言葉の裏で駆け寄りたくて You're the One Boy あなただけしか One Boy 愛せなかった One Boy あなただけしか愛せなかった カシミアのセーターを編むように 淋しさを織り上げたら愛 笑って下さい 一人よがりのつづれ織り 3月15日 曇り 会うのが恐い軽い理由で そばに日暮れの部屋を借りたの 噂の糸を手に集めれば 今も独身(ひとり)と風がささやく You're the One Boy あなただけしか One Boy 愛せなかった One Boy あなただけしか愛せなかった ペーソスが人生にしみついて 悲しみを 染め上げれば 愛 包んで下さい 一人よがりのつづれ織り 4月5日 雨ところにより涙 その日から真っ白なページです こうなるとおそれてた矢先 ほどいて下さい 一人よがりのつづれ織り | |
家なき子天地真理 | 天地真理 | 松本隆 | 筒美京平 | あなたの腕に帰れない 小さな事で喧嘩して 地下鉄の駅に 普段着のままとびだした 行くあてもない私 追いかけてこない あなたのつめたさ 人波に押され つまずいた私 戻れない道 駅から電話しているの 十円硬貨すくないし ねえ許してって 人が見るから小声なの たそがれのこわい街 私のことなど心配しないの まるで家のない まいごのようだわ 戻れない道 | |
旅人は風の国へ天地真理 | 天地真理 | 松本隆 | 森田公一 | 渡辺茂樹 | 心まで許した人に裏切られれば 人生が灰色に見えても仕方ないし そうね 私も偉そうに言える柄じゃないけど うつむいて悩むより忘れる事ね 人は旅人だから 愛と言う名の道を 躓(つまず)きながら歩く振り返らないで 尋ねてごらん はばたく鳥に 何処へ行けばいいのか 愛の三叉路には戻り道はない どうせ振られるわと諦めてしまわずに 信じることに照れて臆病にならないで そうね 自分を棄てないで涙より微笑みを 哀しくも美しくそれが私よ この雨雲の次に 青空がひらけるわ 生きてる限り誰も立ち止まれないの 何処へ行けばいいのか 倖せを見つける道標もない 尋ねてごらん はばたく鳥に 何処へ行けばいいのか 愛の三叉路には戻り道はない |
レイン・ステイション天地真理 | 天地真理 | 松本隆 | 筒美京平 | 揺れるガラス 流れる雨粒 こんな日はあの人が駅まで迎えに来た 山手線で原宿すぎれば 傘を持つあの人が見えるような雨の街 休日の午後には通った街角も あなたに違うのがこわくて行けない 哀しみさえ想い出になれば かけがえのない青春 そうよ私生きている 揺れる電車 見て来た映画を 熱っぽく話してる恋人たちの会話 私たちもあんな日があった 訳もなく微笑んだ私はもう帰らない 線路の向うのイチョウの坂道は 昨日と少しも変わってないのに 辛いことも振り向いてみれば かけがえのない青春 そうよ私生きている | |
君に、胸キュン。天の妃少女合唱団:かなこ(真田アサミ)&鞠也(小林ゆう)&茉莉花(井上麻里奈) | 天の妃少女合唱団:かなこ(真田アサミ)&鞠也(小林ゆう)&茉莉花(井上麻里奈) | 松本隆 | 細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏 | 依田和夫 | 君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる さざ波のラインダンス 時間だけこわれてく まなざしのボルテージ 熱くしながら 君に胸キュン 夏の印画紙 太陽だけ焼きつけて 君に胸キュン ぼくはと言えば 柄にもなくプラトニック 心の距離を計る 罪つくりな潮風 眼を伏せた一瞬の せつなさがいい 君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ 伊太利亜の映画でも見てるようだね 君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる 君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ 君に胸キュン 渚を走る 雲の影に包まれて 君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる |
SWEET MEMORIES雨宮天 | 雨宮天 | 松本隆 | 大村雅朗 | 宮永治郎 | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 sweet memories 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories |
ハートのスイッチを押して文坂なの | 文坂なの | 松本隆 | 筒美京平 | 冬色のコートの人たち 哀しげな瞳で歩く 反対に駆け出す私は 一人だけ自由な小鳥 アレしちゃダメ コレしちゃダメ ガラスの箱に閉じ込めないで 機械仕掛けの人形じゃない ハートのスイッチを押して あなたの優しい指で ハートのスイッチを入れて 時の歯車錆びる前に Oh please, light up my heart 優しい指で 深呼吸 両手広げ 青空を抱きしめてみる 未来への切符を握って 改札であなた待ってる アレしちゃダメ マダしちゃダメ がんじがらめの規則の糸を ひきちぎったら明日が見えた ハートのスイッチを押して 心のボタンを押して ハートのスイッチを入れて 指の先まであたためて Oh please, light up my heart 優しい指で ハートのスイッチを押して あなたの優しい指で ハートのスイッチを入れて 時の歯車錆びる前に Oh please, light up my heart 優しい指で | |
真剣文坂なの | 文坂なの | 松本隆 | 筒美京平 | 原田茂幸(Shiggy Jr.) | バイクの後ろにのせて 海の青が見たいの 怖がるふりして背中 ギュっとしがみつくから 感じてね鼓動 魂をあける 生きている熱さ確かめさせて ちょっとやそっとの恋じゃない 真剣なの信じて 半端や軟派じゃ許さない 貫いてまっすぐあなたの生き方 自分のことより大事 こんな気持ちはじめて 磁石で出来てるみたい ほんと二人の未来 無口でもいいの 男ってすこし 暗いのが素敵、黙って歩いて ちょっとやそっとの恋じゃない 真剣なの信じて 半端や軟派じゃ許さない 泣かしたら承知はしないわ、絶対 ねぇ 飛ばしてよもっと 追い越して若さ めまいするくらい風を切ってよ ちょっとやそっとの恋じゃない 真剣なの信じて 半端や軟派じゃ許さない 貫いてまっすぐあなたの生き方 |
赤いスイートピー綾瀬はるか | 綾瀬はるか | 松本隆 | 呉田軽穂 | オトナモード | 春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから 何故知りあった日から 半年過ぎてもあなたって手も握らない I will follow you あなたについてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど素敵な人だから 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー 四月の雨に降られて駅のベンチで二人 他に人影もなくて不意に気まずくなる 何故あなたが時計を チラッと見るたび泣きそうな気分になるの? I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春走ってゆきたいの 線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー 好きよ 今日まで逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好きこのまま帰れない帰れない 心に春が来た日は 赤いスイートピー |
マーガレット綾瀬はるか | 綾瀬はるか | 松本隆 | 呉田軽穂 | 亀田誠治 | マーガレット 江ノ電の線路を マーガレット 海まで歩いたね 黙りこんだまま 風に海の青がうすく溶けてゆく 波の白い手たち おいでって踊る アイスもとろけそうな夏の陽を浴びて ぎこちない単語の会話の距離縮まってく ごらん雲の客船が 旅立つ マーガレット 踏まれても咲いてる マーガレット そんな強い花に 私 なりたくて 半分泣きながら半分微笑った 呼吸するみたいにあなたのこと受け入れてく 海がシーンとするほど 見つめて マーガレット 触れ合った指から マーガレット 花が咲き乱れて とても綺麗だね マーガレット 恋占いなんて マーガレット する必要もない 未来 謎でいい キスした時 足の下で崩れる砂 無重力で墜ちる星が綺麗だね マーガレット 触れ合った指から マーガレット 花が咲き乱れて とても綺麗だね |
木綿のハンカチーフ綾瀬はるか | 綾瀬はるか | 松本隆 | 筒美京平 | オトナモード | 恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で はなやいだ街で 君への贈り物 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で くち紅もつけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってくぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい |
SWEET MEMORIES彩乃かなみ | 彩乃かなみ | 松本隆 | 大村雅朗 | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でも あなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福(しあわせ)?」と聞かないで 嘘つくのは 上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 Sweet memories 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories | |
瞳はダイアモンド鮎川麻弥 | 鮎川麻弥 | 松本隆 | 呉田軽穂 | 愛してたって言わないで… 映画色の街 美しい日々が 切れ切れに映る いつ過去形に変わったの?… あなたの傘から飛びだしたシグナル 背中に感じた 追いかけてくれる優しさも無い Ah 泣かないで Memories 幾千粒の雨の矢たち 見上げながら うるんだ 瞳はダイアモンド 哀しいうわさも微笑い飛ばしたの あなたに限って 裏切ることはないわって… でもあなたの眼を覗きこんだ時 黒い雨雲が 二人の青空 消すのが見えた Ah 揺れないで Memories 時の流れが傷つけても 傷つかない心は 小さなダイアモンド Ah 泣かないで Memories 私はもっと強いはずよ でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド | |
風の谷のナウシカ新垣勉 | 新垣勉 | 松本隆 | 細野晴臣 | 金色の花びら散らして 振り向けば まばゆい草原 雲間から光が射せば 身体ごと宙に浮かぶの やさしさは見えない翼ね 遠くからあなたが呼んでる 愛しあう人は誰でも 飛び方を知ってるものよ 風の谷のナウシカ 髪を軽くなびかせ 風の谷のナウシカ 眠る樹海を飛び超え 青空から舞い降りたら やさしくつかまえて 花や木や小鳥の言葉を あなたにも教えてあげたい 何故人は傷つけあうの しあわせに小石を投げて 風の谷のナウシカ 白い霧が晴れたら 風の谷のナウシカ 手と手固く握って 大地けって翔び立つのよ はるかな地平線 風の谷のナウシカ 眠る樹海を飛び超え 青空から舞い降りたら やさしく抱きしめて | |
「生きる」alan | alan | 松本隆 | 菊池一仁 | 十川ともじ | 夕映え 天と地との 透き間で膝抱いて見る 静まりかえる海 綺麗ね 心は塵になって 何度も砕かれたけど 立ち上がる元気もあるから 新しい価値観があの日から わたしの中 目覚めてく 未来ってどこにあるの? 神さまは無言のまま 今日と明日をつなぐ糸を 綱渡りするように 未来って死語じゃないね 私たち生きてる 喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて生きる 不幸に目隠しされ 孤独に棄てられたって 星は靴の先を照らすよ 旧い自我脱ぎ捨てて 顔あげて 胸も少し張りながら 未来ってどこにあるの? 探しても見つからない 私たちの心の目が 描いたり造るもの 未来って死語じゃないね 私たち生きてる 喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて生きる 未来ってどこにあるの? 迷っても歩き出そう 目くばせして笑みかわして 腕組んでスキップして 未来ってどこにあるの? 探しても見つからない 私たちの心の目が 描いたり造るもの 未来って死語じゃないよ 私たち生きてる 喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて生きる |
突然炎の如くアリス | アリス | 松本隆 | 渋谷毅 | 白い障子の前で きみはうつむいていた 長い黒髪つと くしけずると つららのように つめたい横顔 こんな辛い愛が この世にあるのかしら きみはつぶやき くちびるかんで 雪模様の 空を見つめてる 突然 炎の如く きみは輝やいた 突然 炎の如く ぼくたちは燃えつきた 突然 炎の如く きみは輝やいた 突然 炎の如く ぼくたちは燃えつきた 桜貝のような 鋭い爪透きとおり 白いうなじに おくれ毛もつらせ だんまりこくって 雪景色の中 熱い涙あふれ とめどなく零れて からだ投げ出す きみの瞳から 風にはらはら 涙散りぬるを 突然 炎の如く きみは輝やいた 突然 炎の如く ぼくたちは燃えつきた | |
涙化粧アリス | アリス | 松本隆 | 渋谷毅 | お茶を一口すすると 君は泣きはらした眼をふせて ハンドバックから出した コンパクトにもう夢中だね ハンドバックから出した コンパクトにもう夢中だね 今日は何故だか雨模様 雨だれポトポトうわの空 君の白いため息に コンパクトもホラくもっちゃう 君の白いため息に コンパクトもホラくもっちゃう お化粧してごらん(……涙化粧) お化粧してごらん(……涙化粧) とてもきれいになったよね まるで他人のような手つきで 僕たちの愛をそっと 磨くのにもう夢中だね 僕たちの愛をそっと 磨くのにもう夢中だね お化粧してごらん(……涙化粧) お化粧してごらん(……涙化粧) とてもきれいになったよね まるで他人のような手つきで 僕たちの愛をそっと 磨くのにもう夢中だね 僕たちの愛をそっと 磨くのにもう夢中だね | |
ウエイト・アローンTHE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 汽車を待つ人 春を待つ人 愛を待つ人 あなたを待つ私には 今 心を充たす ささえもないわ 夢の中では 髪をなびかせ 丘を駈け降り 胸を開いて あなたのもと ただひたすらに 幸せなのに 何が二人を かえたのかしら くやしいけれども くやしいけれども 訳が知りたい 許される わがままだけど 冬の海辺を ひとり歩けば つのる淋しさ あなたを待つ私には 今 心を充たす 言葉もないわ 何が二人を かえたのかしら くやしいけれども くやしいけれども 訳が知りたい 許される わがままだけど 船を待つ人 雨を待つ人 便り待つ人 あなたを待つ私には 今 心を充たす 言葉もないわ | |
危険なリンゴTHE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 君と瞳があえば 僕の心が乱れるよ そよ風に髪が甘えて そっと腕にからむ 指をふれればすぐに こわれそうな身体なのに 危ない瞳 僕を狂わす 色づく季節に 君は いつの間にか 女 化粧落とした 君のほほが今 赤くもえている 色づく季節に 君は いつの間にか 女 髪をほどいた 白い肩に今 そっとくちづけた 君を傷つけまいと じっと心をおさえて 甘い息使いやさしく 僕の胸にふれる 君のやわらかい髪 顔をうずめればリンゴの 危ない香り 僕を狂わす 色づく季節に 君は いつの間にか 女 化粧落とした 君のほほが今 赤くもえている 色づく季節に 君は いつの間にか 女 髪をほどいた 白い肩に今 そっとくちづけた | |
心の扉THE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 話すとき眼をそらす きみは何か かくしているね くちべにかえたね 気になるよ 些細なことが 愛はいつのまにか 扉とざしていた いまのくちづけさえ 何故か悲しすぎるよ くちびるの つめたさが 愛の終わり 告げる 何気ないためいきが ぼくの胸に 傷をつけるよ 愛した日々さえ 想い出に なれば淋しい 愛はいつのまにか 扉とざしていた いまの指切りさえ いつか心変わるよ 指さきの つめたさが 愛の終わり 告げる 愛はいつのまにか 扉とざしていた いまのくちづけさえ 何故か悲しすぎるよ くちびるの つめたさが 愛の終わり 告げる | |
白いハイウェイTHE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 白い国道 歩いていた バラを胸に 抱きしめて 田舎の町を めざしてぼくは 歩いていたんだ ルルル……… 長い旅路の その果てで 風にただよう 幸わせは 見ないふりして 歩いていた 白い白い ハイウェイハイウェイ いつか行きたい ニューヨークへ ネオンの中を さまようの 鎖をとかれた 若者たちと 話をしたいのさ ルルル……… 長い旅路に つかれても ミルク色した 霧の中 ぼくはなぜだか 歩いている 白い白い ハイウェイハイウェイ |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
青春の記憶THE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 君は忘れてしまったの 野ざらしにした自転車を 二人の愛を乗せていた ペダルも赤く錆びついた 小さな愛で ふくらむ胸を 背中に感じたあの幸せも ルルルー みんな昨日に 飛びすぎてゆく 君にとって僕はもう 想い出のひとつに過ぎないの いつも家まで送ったね 小石だらけの細い道 ハンドルさばきへたな僕 いつも悲しみまっしぐら 倒れた車輪が クルクルまわる 短い時間のあの口づけも ルルルー みんな昨日に 飛びすぎてゆく 君にとって僕はもう 想い出のひとつに過ぎないの | |
夏しぐれTHE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 君の置き手紙 また読みかえし ふと見る外の雨 さよならしるして ふるえた文字が 何故だかせつなくて 涙滲んだ文字が読みとれない ぼくはくちびる噛んで ひとり耐える ああ 白い便箋に淋しいきみの横顔眼に浮かぶ きみの哀しい気持ちつたえるように 乱れ髪のような雨 胸にしみる ああ 雷鳴が響けば ふるえてすがる あどけないきみだった 春夏秋冬と 暮した日々の 想い出がかけめぐる ラララ… ラララ… ラララ… ラララ… 涙滲んだ文字が 読みとれない ぼくはくちびる噛んで ひとり耐える きみの哀しい気持ちつたえるように 乱れ髪のような雨 胸にしみる 乱れ髪のような雨 胸にしみる | |
真夏の夢THE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | そんな悲しげな 微笑を 君はいつの間におぼえたの きれいだったのに 長い髪 誰のために切ってしまったの 二十才になる日を待って 嫁ぐ君に思い出は じゃまなだけだね 涙がひとすじ僕のため 泣いてくれるのかありがとう 君と過ごした最後の夏が 海に沈むよ 夕陽のようにもえる心と うらはらに まずしくてもいい幸せと 誓った言葉も夢だった Tシャツをぬいで 花嫁衣装を着れば 君は手のとどかないひと 学生の僕は今はただ 幸せにというしかないよ 真夏の夢はさめてしまった さみしい海辺で 波もしずまるこの悲しみと うらはらに 卒業するまで待ってると 約束したのに嘘だった | |
水いらずの午後THE ALFEE | THE ALFEE | 松本隆 | 筒美京平 | 水いらずの午後に きみは 頬に涙 つたえる 風も凪いでしまったのに 吹き抜けるよ 哀しみ 何故 きみは 愛のこと話すたびに 淋しい笑顔 はぐらかすの せめて 今夜だけは きみと 寄りそいたい 肌が寒い季節だから 熱い紅茶 啜りながら きみの気持ち 読みとる 雪のように舞う言葉に 何をたくし 話そう 何故 愛は手にのせた雪のように こんなにせつなく 消えてしまう せめて 今夜だけは きみと 寄りそいたい 肌が寒い季節だから | |
夢見橋淡谷のり子 | 淡谷のり子 | 松本隆 | 筒美京平 | この橋で振り向く人は もう二度と逢えないと言う よそ見せずに渡るんだよと あの人は声をひそめた 初恋の夢は遙かに 春から秋へ夢見橋 よどみなく生きてきたのかと 流れくる川が聞いてます 二歩走り又立ち止まり 泣き顔で振り向いた時 雨雲が陽をさえぎって あの人を影にかえてた 初恋の夢もかすかに 夏から冬へ夢見橋 忘れずに戻って来たねと ほころんだ花が揺れてます 愛してた記憶もうすれ 恨んでた想いも去った 許す事忘れる事を ひとつずつ覚えたのです 初恋の夢のいろどり 色鮮やかに夢見橋 人生は浮き沈みだよと 水の上月が語ります | |
Woman~Wの悲劇より~安藤裕子 | 安藤裕子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | 山本隆二 | もう行かないで そばにいて 窓のそばで 腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね もう愛せないと言うのなら 友だちでも かまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ 星の破片 もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町 行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの |
君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-安藤裕子 | 安藤裕子 | 松本隆 | YMO | 山本隆二 | 君に胸キュンキュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて 君に胸キュンキュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる さざ波のラインダンス 時間だけこわれてく まなざしのボルテージ 熱くしながら 君に胸キュンキュン 夏の印画紙 太陽だけ焼きつけて 君に胸キュンキュン ぼくはと言えば 柄にもなく プラトニック 心の距離を量る 罪つくりな潮風 眼を伏せた一瞬の せつなさがいい 君に胸キュンキュン 愛してるって 簡単には言えないよ 伊太利亜の映画でもみてるようだね 君に胸キュンキュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて 君に胸キュンキュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる 君に胸キュンキュン 愛してるって 簡単には言えないよ 君に胸キュンキュン 渚を走る 雲の陰に包まれて 君に胸キュンキュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて |
ないものねだりの I Want You安藤裕子 | 安藤裕子 | 松本隆 | 筒美京平 | 愛して冷たい君は電話でつれない 真紅のインクで好きだと書いてくれない KISSして燃えない ウィンク投げても振り向かない 濡れないまなざし後ろの正面だ・あ・れ Give me give me 君が欲しいよ Give me give me お願いだから Give me give me 君が欲しいよ Give me give me ないものねだり 遊んで惚れない楽しませてももらえない 小指でつねって手もふれさせちゃくれない 純情薄情満場一致の美少女 目かくし手さぐり後ろの正面だ・あ・れ Give me give me 君が欲しいよ Give me give me お願いだから Give me give me 君が欲しいよ Give me give me ないものねだり 女は強く Aha Aha 男はいつも優しく それが現代(いま)風 Aha Aha 背中合わせの Dreaming Dreaming I want you もっと もっと I want you そっと そっと I want you じっと じっと I want you 天真爛漫春一番の微笑み 哀しい魂君は抱いても感じない 暮れない都会に飛べない小鳩が一羽 揺れない酔えないやるせない 後ろの正面だ・あ・れ Give me give me 君が欲しいよ Give me give me お願いだから Give me give me 君が欲しいよ Give me give me ないものねだり 夕陽の中で Aha Aha 君を激しく抱きたい なのに心は Aha Aha 背中合わせの Love Song Love Song I want you もっと もっと I want you そっと そっと I want you じっと じっと I want you 女は強く Aha Aha 男はいつも優しく それが現代風 Aha Aha 背中合わせの Dreaming Dreaming I want you もっと もっと I want you そっと そっと I want you じっと じっと I want you I want you もっと もっと I want you そっと そっと I want you じっと じっと I want you | |
SWEET MEMORIESAHN MIKA | AHN MIKA | 松本隆 | 大村雅朗 | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 sweet memories 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories | |
探偵物語杏里 | 杏里 | 松本隆 | 大瀧詠一 | パパダイスケ | あんなに激しい潮騒が あなたの背後(うしろ)で黙りこむ 身動きも出来ないの 見つめられて 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 話を外らして歩いても 心はそのまま置き去りね 昨日からはみ出した 私がいる 波の頁をめくる 時の見えない指さき 自信はないけれど 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… まだ早い夏の陽が あとずさるわ 透明な水の底 硝子の破片(かけら)が光る だから気をつけてね 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 離れて見つめないで |
1グラムの幸福飯島真理 | 飯島真理 | 松本隆 | 飯島真理 | 傷ついた時はすぐ 私を呼び出して くじけた心を今元気よく ノックしたいの 赤いリボンかけた 愛を抱いて ああ 幸福(しあわせ)を1グラム あげましょう ああ 何もないけれど 手のひらの上に乗せて 淋しさの海にほら あなたが沈んでる うつむいた肩を今 後ろから 抱きしめたいの 白いシャボン 髪も洗いたてね ああ 前髪を1cm のばしましょう ああ あなただけ想う まなざしをかくすように 赤いリボンほどき 走り寄るわ ああ 幸福を1グラム あげましょう ああ 何もないけれど 手のひらの上に乗せて 涙をスパイスして | |
セシールの雨傘飯島真理 | 飯島真理 | 松本隆 | 飯島真理 | 清水信之 | Rain Rain Rain 雨の街で 不意に君を見掛けたのさ Rain Rain Rain 目があったのに 知らん顔のセシール 気付かぬ振りしてるの? ぼくを忘れたの? 花柄の傘はあの頃と同じ 寄り添う影が ぼくじゃないだけ 新しい彼は優しそうだね 少し安心したよ Rain Rain Rain 愛し過ぎて 傷をしるしあった 雨が消してくれるさ ぼくたちの過去を 映画のパンフレット セーターの胸に 抱いてた 地下鉄に降りる階段の手前 君は一瞬 振り返ったね そして泣きそうに微笑みながら 傘をたたんで消えた 花柄の傘と擦れ違うたびに 君じゃないかと覗きこむのさ 短く揃えた栗色の髪 それがぼくのセシール 花柄の傘と擦れ違うたびに 君じゃないかと覗きこむのさ 短く揃えた栗色の髪 それがぼくのセシール |
リンゴの森の子猫たち飯島真理 | 飯島真理 | 松本隆 | 筒美京平 | リンゴの森の子猫たちに 誘われたのよ楽しいPARTY 木靴(きぐつ)カタコトタップ・ダンス 枝に小鳥のコーラス隊ね 好きよスプーンおばさん さあさ一緒に踊りましょ 好きよスプーンおばさん シェイプ・アップもしなくちゃね ほら見えない倖せと クルクル手をつないで 熊のドラムにあわせながら シルク・ハットのアヒルが踊るの みんな笑顔ではちきれそう だって今日はおばさんのBIRTHDAY 好きよスプーンおばさん はにかんだ眼が素敵なの 好きよスプーンおばさん あなたみたいに生きたいわ ほら世界のてっぺんで クルクル輪を描いて リンゴの森の子猫たちに 誘われたのよ楽しいPARTY 木靴カタコトタップ・ダンス 枝に小鳥のコーラス隊ね リンゴの森の子猫たちに 誘われたのよ楽しいPARTY 木靴カタコトタップ・ダンス 枝に小鳥のコーラス隊ね 枝に小鳥のコーラス隊ね | |
君の生き方をつらぬいて五十嵐浩晃 | 五十嵐浩晃 | 松本隆 | 五十嵐浩晃 | 清水信之 | 海沿いの駅 乗り遅れた汽車 もう少し君と話せるね 次に逢う日には違う名の君を 何て呼べばいい 戸惑いが滲む 心を見せてはしゃぎあえた 宝石のような季節 胸にしまう サヨナラは新しい 愛に飛び立つ助走 泣かないで 透明な 君の生き方をつらぬいてくれ 故郷の古い木造の校舎 イニシャル刻んだあの机 ピースと笑う色褪せた写真 同じ夢抱いたぼくたちはいない 誰もが違う道を選ぶ それぞれの人生を作りながら サヨナラは新しい 未来を探す切符 片道の長い旅 ぼくの生き方をつらぬくつもり 時代って激流さ ちっぽけな人間を飲む 汚れずに純粋な 君の生き方をつらぬいてくれ サヨナラは新しい 愛に飛び立つ助走 泣かないで 透明な 君の生き方をつらぬいてくれ |
サマー・トワイライト五十嵐浩晃 | 五十嵐浩晃 | 松本隆 | 五十嵐浩晃 | 黙りこくった波の指先 夏のカレンダー 破いてゆくよ きりがないからやめようかって 君はグラスの縁を弾いた サマー・トワイライト 白いワインに 夕陽が沈む サマー・トワイライト やがてローゼにサヨナラ告げる ルージュに変わる 砂のまじった風に吹かれて 君は背中を向けて歩くよ 離れた距離をまだ追うように ぼくの影だけ長くのびてく サマー・トワイライト 二人の夏が色褪せてゆく サマー・トワイライト いつかセピアの写真のような 記憶に変わる サマー・トワイライト 白いワインに 夕陽が沈む サマー・トワイライト やがてローゼにサヨナラ告げる ルージュに変わる | |
えとらんぜ五十嵐夕紀 | 五十嵐夕紀 | 松本隆 | 吉田拓郎 | 北国 朝焼け 飛行機雲は 羽田をめざして 街をかすめる タオルを巻きつけ マンションの窓 冷たい空気に私が凍る 翼のあなたは 東京の人 私の背中に 札幌の彼 罪ね 二人の人を愛して 行きあたり 行きあたりばったり えとらんぜ あなたはフラリと えとらんぜ 旅の気分で えとらんぜ 私を横切り えとらんぜ 都会へ戻る都会へ戻る 夏風 マロニエ 時計の下で 二人を絵にした 季節が終る 許して私を 縛る北国 一緒に行けない訳があるのよ すずしく言い寄る 東京の人 奥手で優しい 札幌の彼 罪ね 二人の人を選んで 行きあたり 行きあたりばったり えとらんぜ この恋無かった えとらんぜ 事にしましょう えとらんぜ 傷あとふやして えとらんぜ 大人を気取る やっぱり私は もとのもくあみ やっぱりあなたは ただの異邦人 ただの異邦人 | |
ワル!(泣くのはおよし)五十嵐夕紀 | 五十嵐夕紀 | 松本隆 | 都倉俊一 | たった一晩 つきあったから それで恋人顔する気か 爪を切るのよ 髪をとかすのよ 僕を天使にかえるつもりか ワル! ワル! 町中が僕の名を呼んでいる ワル! ワル! 君だけにかまってはいられないが どしゃぶりみたいな涙に ほとほと手をやいちまう 泣くのはおよし 泣くのはおよし 近頃 涙は 絵にならないよ 泣くのはおよし 泣くのはおよし 心がうごいて しまうじゃないか ちょっと最近 めずらしい娘(こ)さ 髪のリボンが純情そうだ 猫っかぶりが多い都会で 愛って言葉 信じてる娘さ ワル! ワル! 女ってうぶなふりするもんさ ワル! ワル! 女ってうぶなふりするもんさ ワル! ワル! 泣き落し 古い手にちがいないが なぜだか君にはせつなさ ゆらゆら感じてしまう 泣くのはおよし 泣くのはおよし 駄々っ子みたいに 座りこむなよ 泣くのはおよし 泣くのはおよし 今夜はワルにはなりきれないよ 泣くのはおよし 泣くのはおよし 駄々っ子みたいに 座りこむなよ 泣くのはおよし 泣くのはおよし 今夜はワルにはなりきれないよ | |
木綿のハンカチーフいきものがかり | いきものがかり | 松本隆 | 筒美京平 | 湯浅篤 | 恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日 愉快に過す街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい |
卒業生田絵梨花 | 生田絵梨花 | 松本隆 | 筒美京平 | 亀田誠治・武部聡志 | 制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ 頭かきながら逃げるのね ほんとは嬉しいくせして 人気ない午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた やめて 想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた 離れても電話するよと 小指差し出して言うけど 守れそうにない約束は しない方がいい ごめんね セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変ってく あなたの未来は縛れない ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの 席順が変わりあなたの 隣の娘にさえ妬いたわ いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏で はしゃいだ 駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね 反対のホームに立つ二人 時の電車がいま引き裂いた ああ 卒業しても友だちね それは嘘では無いけれど でも 過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの |
SWEET MEMORIES幾田りら | 幾田りら | 松本隆 | 大村雅朗 | 亀田誠治 | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 Sweet memories 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories |
風の谷のナウシカ池田綾子 | 池田綾子 | 松本隆 | 細野晴臣 | 金色の 花びら 散らして 振り向けば まばゆい 草原 雲間から光が射せば 身体ごと宙に浮かぶの やさしさは 見えない 翼ね 遠くから あなたが 呼んでる 愛しあう人は誰でも 飛び方を知ってるものよ 風の谷のナウシカ 髪を軽くなびかせ 風の谷のナウシカ 眠る樹海(モリ)を飛び越え 青空から舞い降りたら やさしくつかまえて 花や木や 小鳥の 言葉を あなたにも 教えて あげたい 何故人は傷つけあうの しあわせに小石を投げて 風の谷のナウシカ 白い霧が晴れたら 風の谷のナウシカ 手と手固く握って 大地けって 翔び立つのよ はるかな地平線 風の谷のナウシカ 眠る樹海(モリ)を飛び越え 青空から舞い降りたら やさしく抱きしめて | |
Woman“Wの悲劇”より池田エライザ | 池田エライザ | 松本隆 | 呉田軽穂 | 亀田誠治 | もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が…… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら) もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は…… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町 行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの |
L'AMANT石井明美 | 石井明美 | 松本隆 | 筒美京平 | 偶然ね 西麻布のカフェ・バー 黒いカウンター 2年振り 少しやせたみたいね 頬のあたり 離婚したんだよってポツリ 影にまぎれ言う 昔 時の河に 流して忘れた夢だわ 誰かと何処かで逢って 別れてまためぐり逢う 恋は不思議ね 瞳と瞳があって それだけで何もいらない 恋の深みにおちてく 偶然ね 腕に銀のブレスレッド あの頃のよ 運命ね 今朝ふと腕にはめた 裏にイニシャル 昨日つきあってた人と 別れたばかりよ あれから恋しても あんなに心が燃えない 失くしてまた知りあって 離れてまた抱きあって 繰り返すのね いいのよ それでもいいの 身体ごと無重力だわ 恋の深みにおちてく 誰かと何処かで逢って 別れてまためぐり逢う 恋は不思議ね 瞳と瞳があって それだけで何もいらない 恋の深みにおちてく | |
我が心のピンボールイシイモモコ from ハミングキッチン | イシイモモコ from ハミングキッチン | 松本隆 | 大瀧詠一 | 井上鑑 | はにかみやが愛の唄を作り 風の部屋でカセットをまわした 観客は君だけ 相手はなしさ それは恋の TILT はしゃぎすぎ しくじったのはぼくの夢 心がカタカタ泣いてるよ 淡い髪に指を伸ばした時 「今夜 髪を洗い忘れたから…」 柔らかな背中の冷たい拒絶 それは恋の TILT 忘れても 想い出せば苦笑い 心がカタカタ泣いてるよ 好きと君が口に出さなくても 気持ちだけは分かり合えるなんて あれ以来誰にも心許せない それは恋の TILT ぷっつりと 逢うことさえ避けてたね 心がカタカタ泣いてるよ |
ひとり芝居石川セリ | 石川セリ | 松本隆 | 荒井由実 | あなたの声をそっと真似て 私の名前つぶやいたの そんな風に呼ばれたのが 昨日の事みたいね 白いブラウス紅茶のしみ あなたがいつかこぼしたでしょう それは拭けばおちるけれど 消せないのは悲しみ お砂糖はふたつだったでしょう あなたの好み忘れないわ 話しかけてもあなたはいない ただ悲しみがこみあげるだけ 振り向きもせず夏が過ぎて 思い出だけが残るのなら カレンダーをめくりながら 忘れたいのあなたを 借りっぱなしの本もみんな 返せないまま棚の隅に…… 引き取り手のない心は どこに置けばいいでしょう レコードは何をかけましょうか? あなたがいつも選んだでしょう 話しかけてもあなたはいない ただ悲しみがこみあげるだけ 話しかけてもあなたはいない ただ悲しみがこみあげるだけ | |
海のスケッチ石川秀美 | 石川秀美 | 松本隆 | 小田裕一郎 | 渚は光る波の つづれ織りなの あなたは静かに オールを止める きれいね あんな遠く 海岸通り 眩しく見ないで ドキドキする 海は青空色 人魚のような 私たちの影を絵にしてくれる 好きよ 漂う白いボート 波に揺れたら こわがる私を 抱きとめてね 空に飛行機雲 宙返りして めぐり逢えた恋にリボンをかける 好きよ 海は青空色 人魚のような 私たちの影を絵にしてくれる 好きよ 好きよ | |
禁じられた恋の島石川秀美 | 石川秀美 | 松本隆 | 小田裕一郎 | キラキラ光る 星の砂たち あなたから誘われた海辺 誰もわかって くれなくていい 若いとどうして悪いの ボートにもたれて 流れ星を 見上げるあなたの 淋しさを そっと包んであげたいの 優しくなります 優しくなります だってあなたを 愛してるから 冷たい視線 投げる大人も ここまでは 追って来ないから あなたはとても 強い人だけど 傷ついた胸が痛むの ボートにもたれて 瞳伏せた 私の額に くちづけて 二人何処まで 流れるの 優しくなります 優しくなります だってあなたと 生きているから 優しくなります 優しくなります だってあなたを 愛してるから | |
ゆ・れ・て湘南石川秀美 | 石川秀美 | 松本隆 | 小田裕一郎 | 馬飼野康二 | サヨナラって夏の海に 夕陽が言う 淋しさの背中に頬寄せて きれいな涙が歌うよに 海を見てたね My Little Girl 時はいつも急ぎ足で 過ぎてゆくよ 君だって大人の顔をして 忘れてしまうよ ボクたちの 短い真夏を My Little Girl ゆれて 海岸ロード 走る バックミラーに 映る江ノ島さ Please Please Me ゆれて ゆれて湘南 君は最後まで優しさを 忘れなかったね サーフボード抱えながら 人が渡る 重そうな青春抱きしめて 愛して疲れたボクたちの 横顔みたいさ My Little Girl ゆれて 海岸ロード ひとり レモネード飲む 君が好きだった Hold Your Hand ゆれて ゆれて湘南 ひびく波のララバイ そして夏に背を向けて ゆれて 海岸ロード 走る バックミラーに 映る江ノ島さ Please Please Me ゆれて ゆれて湘南 君は最後まで優しさを 忘れなかったね |
妖精時代石川秀美 | 石川秀美 | 松本隆 | 小田裕一郎 | 萩田光雄 | あなたは風よ 私の胸の 白いつぼみを 綺麗に咲かせて あなたの腕に 翔び立つ愛は 青い飛行船 改札口で手を振る あなたが瞳に灼きつく 心のシャッター 切った瞬間 好きと叫びたかったのに きっと戻って来るわね 問いかければ 「たぶんね」 あやふやすぎる 遠い約束 今も信じてるのは 何故? あなたは風よ 翼があれば 優しい胸に 今すぐ飛んでく 夢見ることの はかなさを知る 裸足の妖精 忘れな草が咲いても 忘れないわ あなたを ひとすじの髪 本に挟んで 明日あなたに 送りたい あなたは風よ 私の胸の 白いつぼみを 綺麗に咲かせて あなたの腕に 翔び立つ愛は 青い飛行船 あなたは風よ 翼があれば 優しい胸に 今すぐ飛んでく 夢見ることの はかなさを知る 裸足の妖精 |
三枚の写真石川ひとみ | 石川ひとみ | 松本隆 | 大野克夫 | 16の頃 あなたは18 夏のまぶしさ 覚えてますか はしゃいだ砂に ふれ合う背中 ゆれる笑顔に ぽつりと聞いた ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ふたりならんだ 写真の海が あゝ指先を ぬらしています 17の頃 あなたは19 手にひんやりと 谷川の秋 目かくしをした あなたの腕に 冷たいねって 涙おとした ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに 好きって言える ふたりの間の 落葉が今も あゝ心へと 吹き込んでます 20才(はたち)の私 あなたは22 写真の春に あなたはいない 別れ間際に 振り向いた街 あのまなざしは 焼きついてたのに ねえ 目をそらしても 目をそらしても いいのよあなた ねえ 目をそらしても 目をそらしても いいのよあなた 過ぎた月日が 残したものは あゝ三枚の 写真だけです |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
ハート通信石川ひとみ | 石川ひとみ | 松本隆 | 吉田拓郎 | 舞いちる落葉が 街をつつむと あなたの嫌いな 冬はもうじき かびんのコスモス コトリと散った 不安な夜明けを バスにのせたの HEART TO HEART 逢えない時が長すぎて HEART TO HEART あなたの声が聞こえない ふるえる指で 電話をかけたの 呼び出し音の 肩すかしだけ 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル あなたの気持は いつもよめたわ ぬれてる瞳で 会話も出来た 誰かとあなたが 海に行ったって 悲しいうわさも うそと笑えた HEART TO HEART 心がじかに感じたの HEART TO HEART あなたに何か起きたのね 第六感と人は言うけれど 愛は言葉のない ラブ・レター 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル ガラスに枯枝 映したバスで 私をブルーに そめる青空 あなたの車の灰皿でみた ルージュのしみてた 誰のシガレット HEART TO HEART 予感がはずれますように HEART TO HEART 祈る私のテレパシー 飛びたつ想い もしもとどいたら カーテンあけて 微笑なげて 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル | |
涙のコンチェルト石毛礼子 | 石毛礼子 | 松本隆 | 松宮恭子 | 飛沢宏元 | 雨だれはピアノ ため息はビオラ 二人の別れを 知って歌うのよ 雨は何の色 雨は誰の色 ひと知れず降れば 明日は青空 ライトを浴びて 歌いかけるあなた とてもまぶしく 遠く感じる 学園祭のコンサート ノートに書いた いたずらなポエム ギターで曲を つくってくれた やさしさは過ぎてゆく もう涙顔で バラの花束も渡せない 雨だれはピアノ ため息はビオラ 二人の別れを 知って歌うのよ 雨は何の色 雨は誰の色 ひとしきり降れば 想い出に変るわ 拍手で終る きれいなメロディー 肩を抱いて 歌ってくれた 愛の言葉 そのままに もう歌わないで 二人でつくった愛の歌 雨だれはピアノ ため息はビオラ 二人の別れを 知って歌うのよ 雨は何の色 雨は誰の色 ひと知れず降れば 明日は青空 |
めぐり逢い石野真子 | 石野真子 | 松本隆 | 上田知華 | 週末のカフェの隅で 懐かしい顔が見えた 相変らず陽気そうに 話してたわ 私に気付いた時に グラスが宙へと止まる 記憶の糸たぐるように wow 泣き笑いしてた Je T'aime Je T'aime 一度は愛してた 心の熱さがよみがえる Je T'aime Je T'aime 瞳があうだけで あの頃へと時が逆さに戻る あなたはざわめき避けて 近付いて来るの 一人 ふと最初に声をかけた 夜のように 何故別れたのかなんて そうよ想い出さないで 元気そうね そう微笑む wow 大人になったわ Je T'aime Je T'aime 楽しい夜だから 涙は見せない努力する Je T'aime Je T'aime あなたの薬指 まだ指輪をはめる人はいないの? Je T'aime Je T'aime 私も憶えたわ 恋ってゲームのルールなら Je T'aime Je T'aime 遠慮はしないでね 手を重ねるだけで うなずくから Je T'aime Je T'aime 一度は愛してた 心の熱さがよみがえる Je T'aime Je T'aime 瞳があうだけで あの頃へと時が逆さに戻る | |
二重奏RUI(イ・スンチョル) | RUI(イ・スンチョル) | 松本隆 | J.Y.Choi | ぼくが孤独なとき 君は笑う 太陽のように 胸の暗がりを 照らす カフェで紅茶飲もう 運河沿いの風で冷えたから ぼくら電線の 鳥みたい 兄妹のような影を ひきずって散歩したね 横顔が綺麗なこと はじめて気がついて 空気がゆらり 揺らぐ ぼくは何のために 生きてるのか それもわからない 君に逢う日まで そうだった 自分さえ愛せなくて なぜ人を愛せるだろう もし君を好きになれば 必ずいつの日か 不幸にしそう だから背中向けたいのに ぼくの心が君をじっと見てる 自分さえも愛せなくて なぜ人を愛せるだろう でも君がもし駅なら ぼくって通過する 汽車じゃないはず ゆうべぼくは君を抱いた その話題触れないけど 君の瞳(め)は問いかけてる 答えの代わりにね 抱き寄せたんだ 肩を… | |
君は天然色ISEKI | ISEKI | 松本隆 | 大瀧詠一 | Shunsuke Suzuki | くちびるつんと尖らせて 何かたくらむ表情は 別れの気配をポケットに匿していたから 机の端のポラロイド 写真に話しかけてたら 過ぎ去った過去しゃくだけど今より眩しい 想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl 夜明けまで長電話して 受話器持つ手がしびれたね 耳もとに触れたささやきは 今も忘れない 想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl 開いた雑誌を顔に乗せ 一人うとうと眠るのさ 今夢まくらに 君と会うトキメキを願う 渚を滑るディンギーで 手を振る君の小指から 流れ出す虹の幻で 空を染めてくれ 想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl |
しらけちまうぜISEKI | ISEKI | 松本隆 | 細野晴臣 | Shunsuke Suzuki | 小粋に別れよう さよならベイビイ 振り向かないで 彼氏が待ってるぜ 行きなよベイビイ 早く消えろよ 涙は苦手だよ 泣いたらもとのもくあみ しらけちまうぜ いつでも傷だらけ 愛だの恋は今さら しらけちまうぜ そんなに切なく 見るなよベイビイ 情がうつるよ センチは似合わない 泣きべそベイビイ 甘えちゃだめさ ひとりは慣れてるさ なぐさめなんかいるかよ しらけちまうぜ いつでも微笑みを ありがとうベイビイ 倖せだった おいらは肩すくめ 帰るさベイビイ ロ笛吹いて 涙は苦手だよ 泣いたらもとのもくあみ しらけちまうぜ |
セクシャルバイオレットNo.1ISEKI | ISEKI | 松本隆 | 筒美京平 | うすい生麻に 着換えた女は くびれたラインがなお悲しいね ファッション雑誌を膝から落として 駆けよる心が たまらないほど フッ・フッ・フッ 色っぽいぜ 男と女の長い道程 もう俺は迷わない You make me feel good Sexual Violet, Sexual Violet Sexual Violet No.1 情熱の朱 哀愁の青 今、混ぜながら 夢の世界へ あー そこから先は You make me feel good Sexual Violet, Sexual Violet Sexual Violet No.1 他の女を抱くより淋しい もらい泣きしても愛に溺れる フッ・フッ・フッ 色っぽいぜ 女と男の回り道なら もう俺は迷わない You make me feel good Sexual Violet, Sexual Violet Sexual Violet No.1 ときめきの赤 吐息の青 今、溶け出した 夢の世界へ あー そこから先は You make me feel good Sexual Violet, Sexual Violet Sexual Violet No.1 You make me feel good Sexual Violet, Sexual Violet Sexual Violet No.1 | |
SEPTEMBERISEKI | ISEKI | 松本隆 | 林哲司 | Shunsuke Suzuki | 辛子色のシャツ追いながら 飛び乗った電車のドア いけないと知りながら 振り向けば隠れた 街は色づいたクレヨンが 涙まで染めて走る 年上の人に会う 約束と知ってて September そしてあなたは September 秋に変わった 夏の陽射しが弱まるように心に翳がさした September そして九月は September さよならの国 解きかけてる愛の結び目涙が木の葉になる 会ってその人に頼みたい 彼のこと返してねと でもだめね気の弱さ くちびるも凍える September そしてあなたは September 秋に変わった 話す事さえなくなるなんて私に飽きた証拠 September そして九月は September さよならの国 めぐる季節の彩りの中一番淋しい月 借りていたDictionary 明日返すわ “Love”と言う言葉だけ切り抜いた後 それがGood-bye, good-bye September そしてあなたは September 秋に変わった 私ひとりが傷つくことが残されたやさしさね September そして九月は September さよならの国 トリコロールの海辺の服も二度と着る事はない |
東京ららばいISEKI | ISEKI | 松本隆 | 筒美京平 | Shunsuke Suzuki | 午前三時の東京湾(ベイ)は 港の店のライトで揺れる 誘うあなたは奥のカウンター まるで人生飲み干すように 苦い瞳(め)をしてブランデーあけた 名前は? そう、仇名ならあるわ 生まれは? もう とうに忘れたの ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか 東京ララバイ 地下があるビルがある 星に手が届くけど 東京ララバイ ふれあう愛がない だから朝まで ないものねだりの子守歌 午前六時の山の手通り シャワーの水で涙を洗う 鏡の私 二重映しに レースの服の少女が映る 愛をうばった二年が映る 愛した? そう、数知れないわね 別れた? もう、慣れっこみたいよ ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか 東京ララバイ 夢がない明日がない 人生はもどれない 東京ララバイ あなたもついてない だからお互い ないものねだりの子守歌 孤独さ、そう、みんな同(おんな)じよ 送るよ、いい、車を拾うわ ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか 東京ララバイ 部屋がある窓がある タワーも見えるけど 東京ララバイ 倖せが見えない だから死ぬまで ないものねだりの子守歌 |
ルビーの指環ISEKI | ISEKI | 松本隆 | 寺尾聰 | Shunsuke Suzuki | くもり硝子の向こうは風の街 問わず語りの心が切ないね 枯葉ひとつの重さもない命 貴女を失ってから 背中を丸めながら 指のリング抜き取ったね 俺に返すつもりならば 捨ててくれ そうね 誕生石ならルビーなの そんな言葉が頭に渦巻くよ あれは八月 目映い陽の中で 誓った愛の幻 孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ くもり硝子の向こうは風の街 さめた紅茶が残ったテーブルで 衿を合わせて 日暮れの人波に まぎれる貴女を見てた そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから…… |
心の三叉路五木ひろし | 五木ひろし | 松本隆 | 金子隆博 | 青い日々が自転車をこいで 夢のほとりを横切ってゆく 名も知らない隣町の娘が 何故か心に浮かぶこの頃 声をかけてれば違う運命を 歩いたかも知れぬ あの日 人は数え切れない三叉路で 悩み悩んで道を選ぶ もしもあの時 ああすれば 悔やんでみても戻れない 時の三叉路 坂を上がりまた下がってゆく 人生なんて その繰り返し 長い橋の半分まで来て 向こう岸には何も見えない 本当は別の女性と生きてる 確率もあったと思う 人は数え切れない三叉路で 悩み悩んで道を選ぶ ただひとつだけ言えるのは 生き方だけはつらぬいた 時の三叉路 | |
終着駅五木ひろし | 五木ひろし | 松本隆 | 玉置浩二 | 月明かり 引き込み線の 枕木をふらふら歩く 行く手には凍った海が もの言わず横たわるだけ くたびれたコート探れば クシャクシャの写真と煙草 終着駅 お前を失くせば 人生など空っぽの鞄 終着駅 死ぬ気で来たのに 勇気もない俺を笑ってよ 贅沢なお前のために 手を出した慣れない株さ 愛なんてただの紙切れ 破けたらもう戻らない 波音にくるまりながら 海沿いの宿で眠ろう 終着駅 違う名を名乗り 明日から生きるのもいいね 終着駅 死んだと思えば もう何にも怖いものはない 終着駅 違う名を名乗り 明日から生きるのもいいね 終着駅 死んだと思えば もう何にも怖いものはない 終着駅 お前がいなけりゃ 時刻表もいらない旅だよ 終着駅 夜明けさえ来れば 別な俺の始発駅になる 別な俺の始発駅になる | |
セクシャルバイオレットNO.1五木ひろし | 五木ひろし | 松本隆 | 筒美京平 | 田代修二 | うすい生麻に着換えた女は くびれたラインがなお悲しいね ファッション雑誌を膝から落として 駆けよる心がたまらないほど フッ・フッ・フッ 色っぽいぜ 男と女の長い道程(みちのり) もう俺は迷わない You make me feel good Sexual Violet Sexual Violet Sexual Violet No.1 情熱の朱 哀愁の青 今 混ぜながら 夢の世界へ ああ そこから先は You make me feel good Sexual Violet Sexual Violet Sexual Violet No.1 他の女を抱くより淋(さみ)しい もらい泣きしても愛に溺れる フッ・フッ・フッ 色っぽいぜ 女と男の回り道なら もう俺は迷わない You make me feel good Sexual Violet Sexual Violet Sexual Violet No.1 ときめきの赤 吐息(ためいき)のあお 今 溶け出した夢の世界へ ああ そこから先は…… You make me feel good Sexual Violet Sexual Violet Sexual Violet No.1 You make me feel good Sexual Violet Sexual Violet Sexual Violet No.1 |
えんだん五つの赤い風船 | 五つの赤い風船 | 松本隆 | 西岡たかし | みたらしだんご屋のおばあさんは 80になるというのに とっても元気 日がな一日 日なたぼっこ ちょっと手がふるえてます ララララ ララララ ララララ…… 孫のきょうちゃんは幼馴じみ 赤いはな緒の下駄をつっかけ カラコロ カラコロロ 日がな一日 忙しそうに ちょっと女っぽくなりました ララララ ララララ ララララ…… 今日の御飯はとびきり上等 きょうちゃんの縁談が決まったからです 鯵の干物に高野豆腐 ちょっと豪勢なものです ララララ ララララ ララララ…… みたらしだんご屋のおばあさんは とにかくこの辺じゃ 家は老舗だからね 日がな一日 お店番 ちょっと寂しくなりそうです ララララ ララララ ララララ…… | |
SWEET MEMORIES伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 松本隆 | 大村雅朗 | 上柴はじめ | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ 後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet Memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 SWEET MEMORIES |
ロマンチスト伊東ゆかり | 伊東ゆかり | 松本隆 | 筒美京平 | 筒美京平 | 小雨の部屋を別れに選ぶ あなたもロマンチストな人ね カフスをはめこむ指が 声よりつめたくあばよって私に告げたよ 片方失くしたままのイヤリング うつむく床に涙が光る 振り向きあなたが投げた 白いハンカチが宙に舞う 男の気取りだね 「しょうがないよ男は」 「しょうがないわ女は」 なりゆきだね 別れの筋書きが途切れりゃ あとは泣くだけ 心配しないでいいよ今は あなたも私も大人同士 心の包帯くらい 自分で巻けると強がった 可愛げのない女 どうして小指の先も愛が 無いくせ私を口説けたのよ あの夜あなたの肩に 朝までひじてつしていれば 泣かずにすんだのに 「しょうがないよ男は」 「しょうがないわ女は」 決まってるわ シーツをすっぽりとかぶって あとは泣くだけ カーテン薄目に開けて独り 舗道を渡るあなたを見てた 背中に目があるように あなたがいきなり手を振った 最後まで気障な人 |
風たちぬ Duet with 島田歌穂稲垣潤一 | 稲垣潤一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 涙顔見せたくなくて すみれ・ひまわり・フリージア 高原のテラスで手紙 風のインクでしたためています SAYONORA SAYONARA SAYONARA…… 振り向けば色づく草原 一人で生きてゆけそうね 首に巻く赤いバンダナ もう泣くなよと あなたがくれた SAYONORA SAYONARA SAYONARA…… 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 性格は明るいはずよ すみれ・ひまわり・フリージア 心配はしないでほしい 別れはひとつの旅立ちだから SAYONORA SAYONARA SAYONARA…… 草の葉にくちづけて 忘れたい 忘れない あなたの笑顔 想い出に眼を伏せて 夏から秋への不思議な旅です 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 | |
恋するカレン稲垣潤一 | 稲垣潤一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | キャンドルを暗くして スローな曲がかかると 君が彼の背中に 手をまわし 踊るのを 壁で見ていたよ 振られるとわかるまで 何秒かかっただろう 誰か話しかけても ぼくの眼は上の空 君に釘づけさ Oh! KAREN 浜辺の濡れた砂の上で 抱きあう幻を笑え Oh! KAREN 淋しい片想いだけが 今も淋しいこの胸を責めるよ ふと眼があうたびせつない色の まぶたを伏せて 頬は 彼の肩の上 かたちのない優しさ それよりも 見せかけの魅力を選んだ Oh! KAREN 誰より君を愛していた 心を知りながら捨てる Oh! KAREN 振られたぼくより哀しい そうさ哀しい女だね君は…… | |
September Duet with EPO稲垣潤一 | 稲垣潤一 | 松本隆 | 林哲司 | 辛子色のシャツ追いながら 飛び乗った電車のドア いけないと知りながら 振り向けば隠れた 街は色づいたクレヨン画 涙まで染めて走る 年上の人に会う 約束と知ってて September そしてあなたは September 秋に変わった 夏の陽射しが弱まるように心に翳がさした September そして九月は September さよならの国 解きかけてる愛の結び目涙が木の葉になる 会ってその人に頼みたい 彼のこと返してねと でもだめね気の弱さ くちびるも凍える September そしてあなたは September 秋に変わった 話す事さえなくなるなんて私に飽きた証拠 September そして九月は September さよならの国 めぐる季節の彩りの中一番淋しい月 借りていたDictionary 明日返すわ “Love”と言う言葉だけ切り抜いた後 それがGood-bye, good bye September そしてあなたは September 秋に変わった 私ひとりが傷つくことが残されたやさしさね September そして九月は September さよならの国 トリコロールの海辺の服も二度と着る事はない | |
バチェラー・ガール![]() ![]() | 稲垣潤一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl 向かいあう傘の中 君は横に首を振った これ以上逢えないと 予想通りの辛い答えさ すれ違うバスが 水たまりはねて 雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤叩くよ My Bachelor Girl 顔色も変えないね くずれかけたぼくを見ても 冷ややかなやさしさの 裏に別れを用意してたね 雨雲の裏の青空は見えない 雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl 君が欲しいと つぶやいくだけで すべてなくした でも言わずにはいられなかった 淋しい 雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤(キー)叩くよ My Bachelor Girl 忘れるよ 二人には小さすぎたぼくの傘 どしゃ降りに 消えてゆく 君の強い背中 きっときっと 忘れるさ | |
木綿のハンカチーフ稲垣潤一 Duet with 太田裕美 | 稲垣潤一 Duet with 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 佐藤準 | 恋人よ 僕は旅立つ 東へと向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で くち紅もつけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってく僕を許して 毎日愉快に 過ごす街角 僕は 僕は帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい |
赤道小町ドキッ稲森寿世 | 稲森寿世 | 松本隆 | 細野晴臣 | RAM RIDER | DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!! 赤いお陽様が ジリリ焦げてる つんとすまし顔 君が歩けば 陽炎も 色めくよ ねえ 君のまなざしは 夏の写し絵 粋なサングラス 上目使いに 眼があえば 気もそぞろ 思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷するかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!! 青いプールへと 飛んだ幻 時が切り取った 若さそのまま 描かれた 残像さ 夢は機能停止さ 鳴り響く非常ベル GIZA GIZA 景色が GIZA GIZA ひびわれるよ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷するかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!! 思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷するかも…… |
風の谷のナウシカ井上あずみ | 井上あずみ | 松本隆 | 細野晴臣 | Patrick Seymour | 金色の花びら散らして 振り向けば まばゆい草原 雲間から光が射せば 身体ごと宙に浮かぶの やさしさは見えない翼ね 遠くからあなたが呼んでる 愛しあう人は誰でも 飛び方を知ってるものよ 風の谷のナウシカ 髪を軽くなびかせ 風の谷のナウシカ 眠る樹海を飛び超え 青空から舞い降りたら やさしくつかまえて 花や木や小鳥の言葉を あなたにも教えてあげたい 何故人は傷つけあうの しあわせに小石を投げて 風の谷のナウシカ 白い霧が晴れたら 風の谷のナウシカ 手と手固く握って 大地けって翔び立つのよ はるかな地平線 風の谷のナウシカ 眠る樹海を飛び超え 青空から舞い降りたら やさしく抱きしめて |
桜、舞う井上あずみ | 井上あずみ | 松本隆 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二・光宗信吉 | 雨は止んだの 傘から出した 白い指先 透き通る爪 すれ違うとき結んだ視線 ふと花びらが切り落としてく 散る散る風に花ふぶき あれからいくつ春を数えて 散る散る空は桜色 逢えない恋も舞う蝶になる 哀しいくらい若かったから 瞳の奥に灼(や)きついた顔 流す涙に誘われたのか ふと花びらが頬に貼りつく 散る散る風に花ふぶき 満開の下 揺れる幻 散る散る空は桜色 儚い夢も舞う蝶になる 散る散る風に花ふぶき あれからいくつ春を数えて 散る散る空は桜色 逢えない恋も舞う蝶になる |
アトランチス井上純一 | 井上純一 | 松本隆 | 鈴木茂 | 鈴木宏昌 | さあ 漕ぎ出そうぜ七つの海まで 愛しい人がまどろむ渚まで 海賊のように髪をなびかせて 南の風に船の帆を張れよ あなたの胸に漂い着く 永遠の旅路に ああ アトランチス MY LOVE そこに 眠る やさしいほほにふれるまでは ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ いくつもの嵐くぐりぬけてきた あらくれだけに男を語れるさ 俺はこんなにもやせっぽちだけど 愛の強さは誰にも負けない 二度とあなたを泣かさないと 今は誓える ああ アトランチス MY LOVE 人は 時を 小舟で渡り夢を捜す ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ ああ アトランチス MY LOVE そこに 眠る やさしいほほにふれるまでは ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ |
月灯りの中で井上純一 | 井上純一 | 松本隆 | 鈴木茂 | 鈴木宏昌 | 輝く星をいくつ並べかえても お前の前では色あせるさ 銀河のほとりさまよう影を 追えば追うほど 涙を浮かべ小首をかしげ あとずさるだけ Shadow in the Moonlight beach お前が好きさ Shadow in the Moonlight beach はなれていても好きさ 悲しいくらい細いまつげをふせて いかなくちゃなんて言葉を切る 紙より薄い三日月抱いて 人知れず泣く 重ねた指に力をこめて 問わず語りに Shadow in the Moonlight beach お前が好きさ Shadow in the Moonlight beach はなれていても好きさ せつなさゆえに俺は見送るだけ |
木綿のハンカチーフ井上芳雄 | 井上芳雄 | 松本隆 | 筒美京平 | 恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ 都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に 似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい | |
瑠璃色の地球井上芳雄 | 井上芳雄 | 松本隆 | 平井夏美 | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球 | |
カナリア諸島にて今井美樹 | 今井美樹 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 井上鑑 | 薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて 海に向いたテラスで ペンだけ滑らす 夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると 生きる事も爽やかに 視えてくるから不思議だ カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない 時はまるで銀紙の海の上で溶け出し ぼくは自分が誰かも 忘れてしまうよ 防波堤の縁取りに流れてきた心は 終着の駅に似て ふと言葉さえ失した カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない あの焦げだした夏に酔いしれ 夢中で踊る若いかがやきが懐かしい もうあなたの表情の輪郭もうすれて ぼくはぼくの岸辺で 生きて行くだけ……それだけ…… カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない |
雨のライダーブルースイモ欽トリオ | イモ欽トリオ | 松本隆 | 細野晴臣 | 鈴木慶一・細野晴臣 | 哀しい気持ちが 小雨に打たれて 皮ジャン濡らすのさ バイクを傾け 峠を抜ければ お前の町がある ライダー・ブルース ライダー・ブルース 愛したことさえ Daydream キラキラしてたぜ 俺たちの青春 悔いはないさ 哀しみ One more time 嵐の中 サヨナラ One more time 愛に走る ゴーグル拭いても にじんだ涙で カーブが見えないぜ 別れの手紙が 本気か嘘かを 確かめたいだけさ ライダー・ブルース ライダー・ブルース お前の横顔 Daydream キラキラしてたぜ ひと夏の幻 忘れないさ 哀しみ One more time もう一度だけ サヨナラ One more time 逢いに走る 哀しみ One more time 嵐の中 サヨナラ One more time 愛に走る |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
失恋レッスン(A・B・C)イモ欽トリオ | イモ欽トリオ | 松本隆 | 細野晴臣 | 鈴木慶一・細野晴臣 | 第1段階 A 第2段階 B 第3段階 SHEEE… Love me Love me Love me Love me Love me お願い Don't you know Love me Love me Love me Love me Love me 失恋レッスン カセットへと A-HA-HA 録音した I love you 恋のレターを渡したね くじけそうな A-HA-HA 君の返事 I need you 「バカ」とTAPEに一言さ Love me Love me Love me Love me Love me お願い Don't you know Love me Love me Love me Love me Love me 失恋レッスン 君が打った A-HA-HA テニスボール I love you 「好き」と サインをして返す 運が悪く A-HA-HA 狙い外れて I need you 隣の不美人に命中さ 振られるたびに…ぼくらは… 愛の意味を知る 第1段階 A 第2段階 B 第3段階 SHEEE… Love me Love me Love me Love me Love me お願い Don't you know Love me Love me Love me Love me Love me 失恋レッスン 午後の部屋(ルーム) A-HA-HA ドアを開けたら I love you 君は着替えの真最中 瞳(め)の周りの A-HA-HA 青いあざは I need you 失くした恋の忘れ物 傷つくことを…覚えて… 生きる意味を知る Love me Love me Love me Love me Love me お願い Don't you know Love me Love me Love me Love me Love me 失恋レッスン |
ティアドロップ探偵団イモ欽トリオ | イモ欽トリオ | 松本隆 | 細野晴臣 | NAZO NAZO あやうし恋は まるで神秘のベールの彼方 NAZE NAZE あやまち君に 振られた訳をつきとめるのさ 俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団 桃色のカーディガン ルーペを片手に尾行する 君の胸まごころを 盗んだ怪盗(ルパン)を待ち伏せさ サヨナラって文字が少し乱れてるよ ボクを愛してる何よりの証拠さ NAZO NAZO あやうし夢で 可愛い笑顔 指名手配さ NAZE NAZE あやかし君は 愛の迷路で行方不明さ 俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団 「フ・フ・フ明智君 又、ボクの勝ちのようだな 待て20面相 正義は必ず勝つんだ な、小林君 ハ・ハ・ハ…コ・バ・ヤ・シ・ク・ン~!!」 駅前のカフェテラス デートの現場をのぞいたよ 変装のツケヒゲも 涙のかけらで濡れたのさ 君をさらってゆくライバルの腕から 奪い返すまで ボクはあきらめない NAZO NAZO あやうし恋は まるで神秘のベールの彼方 NAZE NAZE あやまち君に 振られた訳をつきとめるのさ 俺らティアドロップ ティアドロップ探偵団 | |
ハイスクールララバイ![]() ![]() | イモ欽トリオ | 松本隆 | 細野晴臣 | とにかく とびきりの美少女さ うかつに近寄れば感電死 授業も上の空よそ見して チョークが飛んで来た ハイスクール・ララバイ ねぇ君 下駄箱のらぶれたあ 読まずに破くとはあんまりさ 可愛い顔をして冷たいね 廊下で振り向いた ハイスクール・ララバイ 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い グッと迫れば 無理無理 Baby 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い ちょっと振られて フリフリ Baby 放課後 満員(すしづめ)バスの中 ブレーキよろめいた偶然に 息までかかるほど急接近 いきなり平手打ち ハイスクール・ララバイ ねぇ君 もっと深く知りあおう ついては週末のデートなど… もじもじ問いかけた瞬間に 夕陽が落ちてきた ハイスクール・ララバイ 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い グッと迫れば 無理無理 Baby 100%片思い Baby I love you so 好き好き Baby 100%片思い ちょっと振られて フリフリ Baby | |
雨だれ岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | 上杉洋史 | ひとり雨だれは淋しすぎて あなた呼びだしたりしてみたの ふたりに傘がひとつ 冬の街をはしゃぐ風のように 寒くはないかと気づかうあなたの さりげない仕草に気持ちがときめく 淋しがりやどうし肩よせあって つたえあうのよ弾む恋の芽ばえ 何故かあなたに甘えたくなって そっと腕を組んだ街角よ ふたりの影はひとつ いつか愛に優しく包まれて 見つめる瞳にふれあい探すの 心がほのかに高まってゆくのよ 淋しがりやどうしそっと寄りそい 感じあうのよ熱い恋の芽ばえ |
絵空事岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 濱田金吾 | ジョギングの靴の軽さと 首に巻くタオルの青さ まだ雨に濡れた舗道を 幻が駆け抜けて行く 弟と紹介しても 嘘だとわからない程 あどけないあなたの顔が 頼りなく揺れた あの頃 絵空事 時の谷間に 絵空事 足をすくわれ 私はひとり 夢の続きを Ah…見ている 果てしない押し問答と いさかいが離した心 若さとは いこじな魂 さよならと背を向けてあって 眠れない夜を抜け出し 人気のない街を走るの 想い出を振り切るように この身体 いじめるように 絵空事 確かなものは 絵空事 何ひとつない 私はひとり 夢の続きを Ah…追うだけ 絵空事 確かなものは 絵空事 何ひとつない 私はひとり 夢の続きを Ah…追うだけ Ah…追うだけ | |
影絵岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 鈴木キサブロー | あなたの好みにあわせて ブルーの服が多くなる 無口なあなたの隣りで 私も もの静かになる 鏡の内側で変わってゆく私 仕草まで似てきたわ あなたに シルエット 夕陽にあたる 窓際であなたを待つのが好きなのよ シルエット 願いはひとつ 愛してる人の 影になりたい 叱られてもいいわ いつでもそばにいたい 気持ちだけ溶けてゆく あなたに シルエット あなたと私 生まれる前からの絆があるみたい シルエット 恋人よりも 妹のような 影になりたい シルエット 夕陽にあたる 窓際であなたを待つのが好きなのよ シルエット 願いはひとつ 愛してる人の 影になりたい | |
真珠のピリオド岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | (シャバダバダ シャバダバダ) (シャバダバダ シャバダバダ) 肩が冷えてしまうわ 海のコテージ 蛍のように光る 波がきれいね あなたの手のグラスを指ではじいて 私たちの 短い夏に乾杯 ハイヒールを脱いで 渚へ歩いても 心配しないでね そんなに弱くない ah… 真珠のピリオド (ピリオド) まるで糸の切れた ネックレス 真珠のピリオド (ピリオド) 白い砂の上で 光るだけ 光るだけ Lu… 君とめぐり逢うのが 遅かったねと わざと明るく笑う やさしい人ね 何か言えばなおさら 傷つきそうで 黙りこくれば 海が騒ぎ出すだけ あなたの煙草へと マッチをするけれど 風に吹き消されて 最後に泣き笑い ah… 真珠のピリオド (ピリオド) 過ぎた夏に 点を打つように 真珠のピリオド (ピリオド) 濡れた砂の上に 飛び散るの 真珠のピリオド (ピリオド) まるで糸の切れた ネックレス 真珠のピリオド (ピリオド) 白い砂の上で 光るだけ 光るだけ (シャバダバダ シャバダバダ) (シャバダバダ シャバダバダ) | |
東京ららばい岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | 上杉洋史 | 午前三時の東京湾(とうきょうベイ)は 港の店のライトで揺れる 誘うあなたは奥のカウンター まるで人生飲み干すように 苦い瞳(め)をしてブランデーあけた 名前は? そう 仇名ならあるわ 生まれは? もう とうに忘れたの ねんねんころり寝転んで眠りましょうか 東京ララバイ 地下があるビルがある 星に手が届くけど 東京ララバイ ふれ合う愛がない だから朝まで ないものねだりの子守歌 午前六時の山の手通り シャワーの水で涙を洗う 鏡の私 二重映(にじゅううつ)しに レースの服の少女が映る 愛をうばった二年が映る 愛した? そう 数知れないわね 別れた? もう 慣れっこみたいよ ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか 東京ララバイ 夢がない明日がない 人生はもどれない 東京ララバイ あなたもついてない だからお互い ないものねだりの子守歌 孤独さ そう みんな同(おんな)じよ 送るよ いい 車を拾うわ ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか 東京ララバイ 部屋がある窓がある タワーも見えるけど 東京ララバイ 倖(しあわ)せが見えない だから死ぬまで ないものねだりの子守歌 |
摩天楼岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 浜田金吾 | 港から見上げる都会を 包むのは罪つくりな雨 哀しみとあの時いえない 言葉だけポシェットに入れて あなたの部屋を訪ねたら バスルームから誰かの声 誰かの声 In the city, I'm crying crying crying 地下鉄を乗りついで In the city, I'm crying crying crying 気付いた時は透かしの絵の街 Crying in the city 誰とでも平気でつき合う あなたにはきっとわからない 死ぬ日まで灼きつく傷あと ひとりしか愛せない心 たぶん今頃 言い訳の ひとつやふたつ想いつく頃 想いつく頃 In the city, I'm crying crying crying 信号が変るたび In the city, I'm crying crying crying 流れる人と走るカーチェイス Crying in the city 私が死んでも このビル街は そしらぬ顔して動き続ける In the city, I'm crying crying crying 過ぎ去った時間だけ In the city, I'm crying crying crying 引き返せずに立ちすくんでる Crying in the city | |
夜明けの天使たち岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い さよならって 言葉だけ心から 切り取れたら 素敵だわ わざと時計 一時間遅らせて あなたのこと 知りすぎてしまうのが こわかったの 本当よ 聞いてるの? 眠っているの? そして Rainy 羽のない 天使たちが よりそい Rainy 窓ガラス つたう雨を 見てるの もっと傷つけて 胸が痛むほど 好きになりたい ゆうべ飲んだ 窓ぎわの赤ワイン 過ぎ通って きれいだわ 他の人がいることも 感じてた 髪を長くのばしたら 哀しみも 上手に かくせるかしら 愛してるの? 振りをしてるの? そして Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い | |
檸檬岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 鈴木キサブロー | わざと違う名の イニシャルをほり込んだ ブレスレットしていたのは あなたを妬かせたいから 次の約束が あるようなつれなさで 街路樹に もたれたのも あなたの気を引く 淋しさね 好きと言えずに 傷ついてゆく恋 人の裏の気持を あなたは知らない 青い青いレモンを 別れの手紙で包み 青い青いレモンを あなたの胸に投げたい いいの私にも いい人がいるんだし 気にせずにふればいいわ そんな嘘がふと口をつく 好きと素直に 泣けたらいいのに 人の愛し方さえ 私は知らない 青い青いレモンに くちびるよせて泣いたの 青い青いレモンは 通り過ぎた恋の色 青い青いレモンは 通り過ぎた恋の色 青い青いレモンは 通り過ぎた恋の色 | |
赤いスイートピー岩佐美咲 | 岩佐美咲 | 松本隆 | 呉田軽穂 | 春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから 何故 知りあった日から半年過ぎても あなたって手も握らない I will follow you あなたについてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど 素敵な人だから 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー 四月の雨に降られて駅のベンチで二人 他に人影もなくて不意に気まずくなる 何故 あなたが時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの? I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春 走ってゆきたいの 線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー 好きよ 今日まで 逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好き このまま帰れない 帰れない 心に春が来た日は 赤いスイートピー | |
冬のリヴィエラ岩佐美咲 | 岩佐美咲 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね 彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる 冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる 皮のコートのボタンひとつ とれかけてサマにならない 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね | |
木綿のハンカチーフ(ライブ・バージョン)岩佐美咲 | 岩佐美咲 | 松本隆 | 筒美京平 | 恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って 恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの指輪を送るよ 君に君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの 恋人よ いまも素顔で くち紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね 恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい | |
瑠璃色の地球岩波理恵 | 岩波理恵 | 松本隆 | 平井夏美 | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球 | |
Woman~Wの悲劇より印象派 | 印象派 | 松本隆 | 呉田軽穂 | もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片 もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町 行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの | |
Cat-Walk DancingWink | Wink | 松本隆 | 羽場仁志 | 船山基紀 | 三日月よりも蒼い夜 真珠の靴で踊るSidewalk 二つの鼓動重ねれば ゆらめく波のリズムになる 好きなのにDon't you know 冷たいねWhat you want そっと忍び足後ろから目隠し Step シャム猫みたい Step つま先立って Cat-Walk 首にKissをあげる Step 天国までの Step 長い階段 Cat-Walk 探しながらDance with me この星空を切り取って ドレスを縫って着飾りたい あなたが吐息つくような 笑顔で私誘うから 惑わせてLet me know 優しさでI wonder why みんな人見知り淋しさに目隠し Step 銀河がまわる Step 都会がまわる Cat-Walk 月のシャワー浴びて Step 大人の世界 Step はみ出した靴 Cat-Walk 夢のようにDance with you Step シャム猫みたい Step つま先立って Cat-Walk 首にKissをあげる Step 天国までの Step 長い階段 Cat-Walk 探しながらDance with me |
Shining StarWink | Wink | 松本隆 | 尾関昌也 | 波の五線紙にほら 星は銀の音符 人さし指だけ結んで歩いて 話さないで 黙っていて 風が髪をとかすたびに 不思議 あなたになびく だからわかるの 好きだって 普通すぎる人でいいの 地味なポロ・シャツの胸 私一人の星座なの Fu Fu, 瞳に Shining Star Fu, きらめく Shining Star Fu, Fu, まぶた閉じてるまに Kissして Fu Fu ため息の船が今 月に漕ぎ出してく 誘ってくれないあなただけ乗せて 私岸を走って追う 同じ夢を抱いてるのに それを見せあうことが 何故か怖くてふるえてる 千のバラの花の束を もらうよりも嬉しい そんなあなたの真面目さが Fu Fu, 夜明けの Shining Star Fu, 微かな Shining Star Fu Fu, 朝陽が消す前に Kissして Fu Fu 波が洗った真珠のように眠りたい 優しさにくるまって 風が髪をとかすたびに 不思議あなたになびく だからわかるの好きだって 甘い息を吸ってみたい 誰も知らない海で 星に抱かれて横たわる Fu Fu, 瞳に Shining Star Fu, きらめく Shining Star Fu Fu, まぶた閉じてるまに Kissして Fu Fu | |
One Night In Heaven~真夜中のエンジェル~Wink | Wink | 松本隆 | Steve Lironi・Dan Navarro | 都会(まち)はシャンデリア 光の硝子細工 禁じられた恋を飾ってくれる Dont't Kiss Me くちびるを 指で押しかえして なのに痛いほど ときめきがつらぬくの One Night In Heaven 怖いくらい 綺麗な宇宙 One Night In Heaven 翼なくした 天使の夜 透き通る愁いを素肌にまとい踊る あなたの気持ちが心にしみてくる Don't Kiss Me ぎこちない これが私の愛 Ain't Gonna Stop 守れない 約束はしないでね One Night In Heaven 未来なんて 欲しくないの One Night In Heaven 今一瞬が 宝石なの One Night In Heaven 夢の奥へ 傾いてく One Night In Heaven 哀しみ色の 天使の夜 誰にも秘密よAngel 瞳を閉じてAngel 抱きしめて強くAngel It's A Dream, It's Just One Night In Heaven 怖いくらい 綺麗な宇宙(そら) One Night In Heaven 翼なくした 天使の夜 One Night In Heaven 未来なんて 欲しくないの One Night In Heaven 今一瞬が 宝石なの One Night In Heaven 夢の奥へ 傾いてく One Night In Heaven 哀しみ色の 天使の夜 | |
FUN×4植木等 | 植木等 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 手に入れてしまったよ お目当てのあの娘を コテージをさまよい出て 星の降る Starry, Starry Night 夜を抱きしめた 今宵もギター抱いて眠るつもりだったのに 「散歩しない?」って呼び出されて 暗がりで Kissn' In The Dark とんとんとん拍子さ さあ ポーカーなら Aのフォー・カード 今つきまくった ぼくに 賭けなよ 踊りながら カレッジの名前を聞き出した 二日目のプロポーズに 三月目に Wedding bells are ringing 四人の子供さ 手に入れてしまったよ お目当てのあの娘を もし君がぼくのように 楽しみを 四倍にしたいと言うのなら 月に吠えるのさ | |
メヌエット上田知華 | 上田知華 | 松本隆 | 樋口康雄 | 一本のマッチ灯すと 炎へとあなたが揺れた 暗がりに鍵穴探し 淋しさの扉あけても あなたのいない部屋 『命みじかし 恋せよ…』なんて ゆらり ゆら ゆら 口をつくのは 私の好きな言葉です 二本目のマッチをすって 空っぽの指あたためる 海岸でくわえ煙草に 火が点かず手のひら寄せた あなたがよみがえる 『命みじかし 恋せよ…』なんて ふらり ふら ふら 胸にさすらう 昔のひとの言葉です 三つ目は涙に揺れて こすっても点かないマッチ 闇色のベッドの上を 手探りで捜してみても あなたの影がない 『命みじかし 恋せよ…』なんて くらり くら くら めまいの中の もう 手遅れの言葉です | |
Woman “Wの悲劇”より上野優華 | 上野優華 | 松本隆 | 呉田軽穂 | 時乗浩一郎 | もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら) もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は… ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町 行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顏を 見ていたいの |
瑠璃色の地球歌心りえ | 歌心りえ | 松本隆 | 平井夏美 | CMJK | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球 |
愛について私が知ってる2、3の事宇都美慶子 | 宇都美慶子 | 松本隆 | 佐藤健 | 元気ない日のあなた 肩が落ちてるね 強がったまなざしの奥が微妙なの 私あなたの味方よ 世界 敵にまわしても 一人にはさせないわ いつも後ろにいるから 愛は両手のブリッジ 時は激しく流れる 抱いた腕のその下を 日々が過ぎる 切れ切れに 愛は両手のブリッジ 指がほどけたら終わる だから強く抱いていて 流れ変わるまで 歩道橋たたずめば 街は青い海 私たち漂流をしてる船のよう どんな苦しい時でも 私 背中を向けない そのかわり痛みまで 二等分してほしいの 愛は両手のブリッジ 崩れそうな橋だけど ひとりぼっちじゃないんだと 天の星に叫びたい 愛は両手のブリッジ 辛い冬のすぐ後に 楽しそうな春が来る 今は負けないで 触れあう手のひらが何かを伝える 愛について知っている ほんのささいなことを Wow 愛は両手のブリッジ 時は激しく流れる 抱いた腕のその下を 日々が過ぎる 切れ切れに 愛は両手のブリッジ 指がほどけたら終わる だから強く抱いていて 流れ変わるまで | |
東京ららばい宇野美香子 | 宇野美香子 | 松本隆 | 筒美京平 | 西村幸輔 | 午前三時の 東京湾(ベイ)は 港の店の ライトで揺れる 誘うあなたは 奥のカウンター まるで人生 飲み干すように にがい瞳をして ブランデーあけた 名前は? そう 仇名ならあるわ 生まれは? もう とうに忘れたの ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 地下がある ビルがある 星に手が届くけど 東京ららばい ふれあう愛がない だから朝まで ないものねだりの子守歌 午前六時の 山の手通り シャワーの水で 涙を洗う 鏡のわたし 二重映しに レースの服の 少女が映る 愛をうばった 二年が映る 愛した? そう 数知れないわね 別れた? もう なれっこみたいよ ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 夢がない 明日がない 人生はもどれない 東京ららばい あなたもついてない だからお互い ないものねだりの子守歌 孤独さ そう みんなおなじよ 送るよ いい 車をひろうわ ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 部屋がある 窓がある タワーも見えるけど 東京ららばい 幸せが見えない だから死ぬまで ないものねだりの子守歌 |
タイム・トラベルEIKO | EIKO | 松本隆 | 原田真二 | 近谷直之 | 街の外れの古い館が君の家 日の暮れる頃 呼び鈴押した 暗い廊下で 君は無言の手招きさ 蕃紅花色のドアを開けたよ スフィンクスが眠る 砂漠に君は立ち 下弦の月に 照らされてたよ 北極星の真下に 尖るピラミッド 光の船を 君はさす 時間旅行のツアーはいかが いかがなもの? クレアパトラの衣装の君が 時間旅行のツアーはいかが いかがなもの? そうささやいた ああ夢の中 ああ夢の中 |
瑠璃色の地球及川なずな(広瀬すず) | 及川なずな(広瀬すず) | 松本隆 | 平井夏美 | 夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた 悩んだ日もある哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい 争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人 ひとつしかない 私たちの星を守りたい 朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球 | |
Romanticが止まらない及川光博 | 及川光博 | 松本隆 | 筒美京平 | 長いキスの途中で (Fu-Fu さりげなく) 首飾りを外した (Fu-Fu 指さきで) 友だちの領域(エリア)から はみだした 君の青い ハイヒール 誰か Romantic 止めて Romantic 胸が 胸が 苦しくなる 惑う瞳に 甘く溺れて Hold me tight せつなさは 止まらない 壁のラジオ 絞って (Fu-Fu しどけなく) 遊びなのと聞いたね (Fu-Fu ささやいて) 言葉では答えない 抱いた手に力こめる Tonight 誰か Romantic 止めて Romantic 息が 息が 燃えるようさ 同じ孤独を 抱いて生きたね 今夜一人では 眠れない 誰か Romantic 止めて Romantic 胸が 胸が 苦しくなる 走る涙に 背中押されて Hold me tight せつなさは 止まらない | |
雨のウェンズデイ![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 壊れかけたワーゲンの ボンネットに腰かけて 何か少し喋りなよ 静かすぎるから 海が見たいわって言い出したのは君の方さ 降る雨は菫色 Tシャツも濡れたまま wow wow Wednesday 哀しみにも慣れたね いつも隣りにいるから 君はクスッと笑い顔 とても綺麗だよ さよならの風が君の心に吹き荒れても ただぼくは知らん顔続けるさ だって今日は wow wow Wednesday 昔話するなんて 気の弱い証拠なのさ 傷つけあう言葉なら 波より多い 海が見たいわって言い出したのは君の方さ 降る雨は菫色 時を止めて抱きあったまま wow wow Wednesday | |
いちご畑でつかまえて大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 多羅尾伴内 | 早く迎えに来て 白い自転車で ディズニー映画に似た 夜明けを抜けて 雨のしずくがまだ 窓に光る朝 レース模様の服 選んで待つわ いちご畑で私を つかまえていいわ 恋は魔法つかい つえを振るだけで ただの女の子が ガラスのプリンセス 赤いいちごの実に そっとキスをして 走るあなたの手に 投げてもいいわ 好きとささやかれて めまい感じても 私簡単には 振り向かないの いちご畑で私を つかまえていいわ そしてあなたの手を じらす風になる 走り疲れた時 わざと転ぶかもね 好きな人できたら 最初は逃げるものよ そう教わった ママの恋のてほどき 恋は魔法つかい つえを振るだけで ただの女の子が ガラスのプリンセス |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
オリーブの午后大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 青い葡萄を口に投げ入れたら 海に浮かぶ岬まで走ろう これで二人きり うるさい奴等をまいて 君は葉陰で水着に着換えるし 灼けた肌を太陽が見てるよ 夏の妖精が ビーチへ駆けおりてゆく いい景色だね 泳ぎ疲れたら 海の見渡せる丘で ちょっと うたたね オリーブの樹にもたれたら 空を見ながら うとうとと… 何もいらないよ 君が横にいればいい 丘の斜面には ライムの花とクローバー 時を抱き寄せて 海はコバルトに光り 君を照らした 何もいらないよ 君が横にいればいい 丘の斜面には ライムの花とクローバー 雲の帆船が空をゆっくりと滑る 君の寝顔にみとれてもいいだろう | |
風立ちぬ大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 多羅尾伴内 | 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 涙顔見せたくなくて すみれ・ひまわり・フリージア 高原のテラスで手紙 風のインクでしたためています SAYONARA SAYONARA SAYONARA 振り向けば色づく草原 一人で生きてゆけそうね 首に巻く赤いバンダナ もう泣くなよとあなたがくれた SAYONARA SAYONARA SAYONARA 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 性格は明るいはずよ すみれ・ひまわり・フリージア 心配はしないでほしい 別れはひとつの旅立ちだから SAYONARA SAYONARA SAYONARA 草の葉に口づけて 忘れたい 忘れない あなたの笑顔 想い出に眼を伏せて 夏から秋への不思議な旅です 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 |
カナリア諸島にて![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて 海に向いたテラスで ペンだけ滑らす 夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると 生きる事も爽やかに 視えてくるから不思議だ カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない 時はまるで銀紙の海の上で溶け出し ぼくは自分が誰かも 忘れてしまうよ 防波堤の縁取りに流れてきた心は 終着の駅に似て ふと言葉さえ失くした カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない あの焦げだした夏に酔いしれ 夢中で踊る若いかがやきが懐かしい もうあなたの表情の輪郭もうすれて ぼくはぼくの岸辺で 生きて行くだけ……それだけ…… カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない | |
ガラス壜の中の船大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 生きものみたいに波がねじれてゆく 一雨来るね 黒雲スピードをあげて 車の故障さ 肩をすくめる君 ぼくは工具とあきらめを手にしてる 気まずいサヨナラを決めたあと 送ってくはずだった つまずいた時間が ぼくたちの 心縫い止める 何か手伝おうか? 君がポツリと言う とまどいだけが声に貼りついてるよ 壜の中の船みたい そうさ君もぼくも… 壜の中の船みたい まるで動けないよ プラグがこわれて火花さえ飛ばない 次の町まで歩く気力さえも消えて 不安そうな顔して君は見ているけど 錆びた歯車 誰も修理出来ない 気まずいサヨナラを決めたあと 送ってくはずだった 皮肉な成り行きが ぼくたちを 離れさせないよ 離れさせないよ 君がぼくのこと誤解したように ぼくも君のこと誤解していたのさ 気付いてみても遅いかも知れないね 壜の中の船みたい 壜の中の船みたい 壜の中の船みたい そうさ君もぼくも… | |
君は天然色![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | くちびるつんと尖らせて 何かたくらむ表情は 別れの気配をポケットに匿していたから 机の端のポラロイド 写真に話しかけてたら 過ぎ去った過去(とき)しゃくだけど今より眩しい 想い出はモノクローム 色を点(つ)けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美(うるわ)しの Color Girl 夜明けまで長電話して 受話器持つ手がしびれたね 耳もとに触れたささやきは 今も忘れない 想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl 開いた雑誌(ほん)を顔に乗せ 一人うとうと眠るのさ 今夢まくらに 君と会うトキメキを願う 渚を滑るディンギーで 手を振る君の小指から 流れ出す虹の幻で 空を染めてくれ 想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl | |
銀色のジェット大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 滑走路から離陸してく 銀色の機影 迷ってた君の答えを乗せて 翔び立つ 違う女性になりきれずに そう 本当の 自分さえ見失った 羽撃くのを止めれば墜ちること 青空舞う鳥さえ識ってるさ 君だけが知らなかったね 愛され過ぎてたから愛せない 今ではそんな君も哀しいよ 君が捨てたこの都会で 生き続けるよ 失うものなど もうこれ以上 無いから いつの日か君のように 逃げるかもしれないけど 雲間に……消えてく 翼を……見送る | |
恋するカレン![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | キャンドルを暗くして スローな曲がかかると 君が彼の背中に 手をまわし踊るのを壁で見ていたよ 振られるとわかるまで 何秒かかっただろう 誰か話しかけても ぼくの眼は上の空 君に釘づけさ Oh! KAREN 浜辺の濡れた砂の上で 抱きあう幻を笑え Oh! KAREN 淋しい片思いだけが 今も淋しいこの胸を責めるよ ふと眼があうたびせつない色の まぶたを伏せて頬は彼の肩の上 かたちのない優しさ それよりも見せかけの魅力を選んだ OH! KAREN 誰より君を愛していた 心を知りながら捨てる OH! KAREN 振られたぼくより哀しい そうさ哀しい女だね君は… | |
恋のナックルボール大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 野球の切符 口実にして デートに誘ったよ 外野の席 気をひくための冷たいポーズ まるで無視されたら ぼくのハートは 空振りさ 恋のナックルボール 変化球の 指が滑り青空に消えた 手を握っても 笑われそうで チャンスを待つうちに9回裏 恋のナックルボール ストレートに 愛してると言えば良かったのさ ヒット打つたび 飛び上ったね まなざしのサインも届かないよ マウンドに立つ ピッチャーのようさ ストライク狙って 最後のボール 投げるだけ | |
木の葉のスケッチ大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 時計は無言でまわるけれど 面影ばかりは消せないね 都会がくれた粋なはからいさ ラッシュのホームで君と… 冬の色の風に吹かれた落ち葉たちが 通りを走ってゆく 幸福みたいで ホッとしたよ 「まあね」と笑った横顔の 淡いかげが ショーウィンドウに映ってる ぼんやりみとれていたよ 時が刻む深い淵を 埋めつくせる言葉は無いんだね つい「お前」と呼びかけそうさ 昔の口癖でね 話すことは山ほどあるはずなのに今は 話題も途切れたまま… 時計に視線を落とすたびに 待ってる誰かを暗示して 都会がくれた罪な偶然さ 「食事はどう」って聞いた… 立ち止まって 一瞬困った表情さ じゃあ 引き止めて御免 枝を離れたふたつの葉は 風に散るしかない | |
さらばシベリア鉄道![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 哀しみの裏側に何があるの? 涙さえも凍りつく白い氷原 誰でも心に冬を かくしてると言うけど あなた以上冷ややかな人はいない 君の手紙読み終えて切手を見た スタンプにはロシア語の小さな文字 独りで決めた別れを 責める言葉探して 不意に北の空を追う 伝えておくれ 十二月の旅人よ いついついつまでも待っていると この線路の向こうには何があるの? 雪に迷うトナカイの哀しい瞳 答えを出さない人に 連いてゆくのに疲れて 行き先さえ無い明日に飛び乗ったの ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしを読みとれない 疑うことを覚えて 人は生きてゆくなら 不意に愛の意味を知る 伝えておくれ 十二月の旅人よ いついついつまでも待っていると | |
水彩画の町大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 水彩画の町に 花あんずが匂うと 風にぶらさがる 海ほうずきのように 髪をほどくんだね くすくす笑いながら そんなにすますなよ うってほしいんだから あいづちぐらいは 水彩画の部屋に 花あんずがいちりん しなやかにまわる 風車のように ぼくのまなざしを からだに巻きつける |
すこしだけ やさしく大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 井上鑑 | 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる 風に吹かれた手紙のように 私の中に舞い込んだ人 夢を追うのも疲れたよって 苦笑いして外を見ないで 水色の街に 蜜色の雨が降るの 少しだけ冷たくしてあげる ちょっぴり暗い眼をしていたら 陽気な声ふりまいてはしゃいであげる 少しだけ冷たくしてあげる 重ねた右手そっと外して 私もきっと天邪鬼だわ 心の陰で辞書を開いて 愛って言葉探しているの ガラス越しの店で ミルクティー飲んでいるの 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる 少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる |
スピーチ・バルーン![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 細い影は人文字 海の背中に伸びている 君は春の客船 冬の港見てるだけ 言いそびれて 白抜きの言葉が 風に舞うよ 音の無いスクリーンだけを 眺めてるように 吐息ひとつスピーチ・バルーン 声にならない飛行船 君は耳に手を当て 身をよじるけど何も届かない 投げた Tape 絡まり 気まずさだけ伝わって 動き出した甲板(デッキ)は 君の人生運び去る 言いそびれて白抜きの言葉が 波に浮かぶ 想い出のブラス・バンドが 耳元を過ぎる 暗い海に向かって ヘッドライトのパッシング 君は泣いているのか もう遠すぎて何も映らない | |
外はいい天気だよ'78大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 水いろの光 さし込む 部屋にきみは ひとりぽつん 風にきみの 顔がにじんで 水いろの陽に ぬれてるテーブルに きみはほゝづえつき 今朝の 夢のつづき おもい出す さあ 頭に帽子のせて 出かけなさいな ほら 外はあんなにいい天気だよ 水いろの光 あふれる 部屋に朝は 悲しすぎる 風にきみの 夢がにじんで きみの肩のうえで やさしさが 小さく 小さく ふるえてる 小さく 小さく ふるえてる |
それはぼくじゃないよ大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 多羅尾伴内 | 茜色の朝焼け雲 ひとつ千切れて ほころんだ空に 夢が紡がれる ほっぺたの紅を 溶かしながら きみは眠っている とても気持よさそう まぶしい光のなかから のぞきこんでいるのは それはぼくじゃないよ それはただの風さ ぼくはきみの胸の なかに顔をうずめて 朝の物音に 耳をすましてる うす紫の湯気が ゆれるコーヒーポットに つぶやき声が かすかにかすかに きみの髪がゆっくりと 翻ったら ぼくは林檎の においでいっぱいさ まぶしい光のなかから のぞきこんでいるのは それはぼくじゃないよ それはただの風さ 風あかりできみは お化粧忙しそう ぼくもついでに 欠伸をひとつ |
探偵物語大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 井上鑑 | あんなに激しい潮騒が あなたの背後(うしろ)で黙りこむ 身動きも出来ないの 見つめられて 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 話を外らして歩いても 心はそのまま置き去りね 昨日からはみ出した 私がいる 波の頁をめくる 時の見えない指さき 自信はないけれど 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… まだ早い夏の陽が あとずさるわ 透明な水の底 硝子の破片(かけら)が光る だから気をつけてね 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと…… 離れて見つめないで |
Tシャツに口紅大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 井上鑑 | 夜明けだね 青から赤へ 色うつろう空 お前を抱きしめて 別れるの?って 真剣に聞くなよ でも波の音が やけに静かすぎるね 色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が驚いたように 埠頭から翔び立つ つきあって長いんだから もうかくせないね 心に射した影 みんな夢だよ 今を生きるだけで ほら息が切れて 明日なんか見えない 色褪せたTシャツに口紅 黙った君が 黙った俺を 叩いた 仔犬が不思議な眼をして 振り向いて見てたよ 朝陽が星を塗りつぶす 俺たちを残して これ以上君を不幸に 俺 出来ないよと ポツリと呟けば 不幸の意味を知っているの? なんて ふと顔をあげて なじるように言ったね 色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が空へ 翔び立つ 動かない俺たちを 俺たちを 残して |
夏のペーパーバック大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 渚に吹く風が涼しすぎるね プールサイドへと陽が傾向く 波を見てくるわって ビーチに消えた 君を探しに行く気もない 白い寝椅子の上に 薄いpaper back ページの端を折って 投げ出したままさ 最後のシーンまで想像つくよ 避暑地で逢えた君が ヒロインなら…… 君が夢見るほど素敵じゃないさ ただの脇役だよ ぼくなんてね 手のひらに氷のかけらをのせて 溶けてゆくのを じっと見てた ここで出逢った事を 悔やみかけた 風がページを飛ばす 物語の中 最後のシーンまで想像つくよ 真夏のペンが綴る ロマンスなら…… ありふれた終わり方なら ぼくなりに書き換えたいね 渚に吹く風が涼しすぎるね プールサイドは人気もない 波を見てくるわって ビーチに消えた 君を探しに独り 歩き出すよ 夕映えに影をひいて | |
ハートじかけのオレンジ大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | CHELSEA | テキーラの 夢のあと ベッドに君がいた オレンジの ペティコート 記憶もあやふやさ タイムスリップで 現われたの? まどろみの美女に ときめいて 気もそぞろ 時限爆弾 抱くみたい ハートは舞い上がる 時報通りに 目覚しベル つぶらな瞳あけて Baby 接近遭遇 あどけない ほほえみに 教えて! 君は誰 出逢いは七不思議 奇跡のKISSのアーチェリー 四次元の 夢のあと ベッドに君がいた ハートは空中戦 レーザー・ガン パニックさ |
バチェラー・ガール大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl 向いあう傘の中 君は横に首を振った これ以上逢えないと 予想通りの辛い答えさ すれ違うバスが 水たまりはねてく 雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤を叩くよ My Bachelor Girl 顔色も変えないね くずれかけたぼくを見ても 冷ややかなやさしさの 裏に別れを用意してたね 雨雲の裏の青空は見えない 雨はこわれたピアノさ 心は乱れたメロディー My Bachelor Girl 君が欲しいと つぶやくだけで すべてなくした でも言わずにはいられなかった 淋しい 雨はこわれたピアノさ 舗道の鍵盤を叩くよ My Bachelor Girl 忘れるよ 二人には小さすぎたぼくの傘 どしゃ降りに 消えていく 君の強い 背中 きっと きっと 忘れるさ | |
FUN ×4![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 手に入れてしまったよお目当てのあの娘を コテージをさまよい出て 星の降る Starry Starry Night 夜を抱きしめた 今宵もギター抱いて眠るつもりだったのに 「散歩しない?」って呼び出されて 暗がりで Kissin' In The Dark とんとんとん拍子さ さあ ポーカーなら A(エース)のフォー・カード 今つきまくった ぼくに賭けなよ 踊りながらカレッジの名前を聞き出した 二日目のプロポーズに 三月目に Wedding Bells Are Ringing 四人の子供さ 手に入れてしまったよお目当てのあの娘を もし君がぼくのように 楽しみを四倍にしたいと言うのなら 月に 吠えるのさ Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun Fun | |
フィヨルドの少女大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 氷河がきらめいている 夜明けの色をちりばめて 童話のような街に 訪ねて来たのにすれ違い 三日も前に 雪の汽車で消えたのさ うわさの糸が切れて 行方を知っている人もない あの娘は友だちさえ 作らないよと誰か言う あの娘を人嫌いに させたあやまちはぼくにある 昔のままの 黒いコートを着てるのか 子供の雪つぶてが 薄いガラス窓こわしたよ 三日も前に 雪の汽車で消えたのさ 南へ向ったのか それとももっと遠い北の街 吹雪が急に止んで 遠い岬まで晴れてゆく 心にささった氷の 破片が溶けてゆく | |
Velvet Motel大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | Green Light 仄(ほの)かに 雨に光るアスファルト Tail Lamp 数える お前の無表情 空っぽな瞳をしてる 俺たちが悲しい 壁に傾いてる風景画ひとつ Lay down お前を 口説く気さえ忘れて Lonely night Lonely night 一度は愛しあえた ふたりが石のように黙る Lying 嘘でも いいから微笑んで…… Velvet Motel の 中庭から脱け出して Blue Pool 小雨に 打たれて泳いだ 空っぽな瞳をしてる 俺たちが悲しい まるで人のいない風景画みたい Lay down 今夜は ソファーで寝てあげるよ Lonely night | |
ペパーミント・ブルー![]() ![]() | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 眠るような陽を浴びて 君はブロンズ色 南向きのベランダで 海を眺めている やわらかな前髪のカール 憂いがちな眼を隠す 風はペパーミント ブルーのソーダが 指先に揺れている 斜め横の椅子を選ぶのは この角度からの君が とても綺麗だから 黙りこんだ貝殻が 深みできらめくよ そう 大事なこと ぼくはまだ 話し忘れてたよ 沖をゆく客船の汽笛 旅に誘っても ここを動かない 風はペパーミント 想い出の日々が グラスからはじけてる 旧い歌の低いハミングに 口笛でハーモニー 重なる音が溶けて消える 波は時を砂に変え 寄せる…やさしく… そんな風にぼくたちも 愛せたらいいのに 水のように透明な 心ならいいのに 抱きしめた両手から逃げる 灼きすぎて痛いわって 風はペパーミント ブルーのソーダが 指先に揺れている 空も海も遠のいてゆくよ 君のはにかんだ 笑顔だけを残して | |
星空のサーカス大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 宿霧十軒 | ブランコ乗りの指が外れて 堕ちてゆく夢を見たよ 空には三日月 芝生で目覚めた 時計の針を覗き込んだら 真夜中を過ぎていたよ お前の親父の 似顔が掠める 目かくしをされた 綱渡りたちが 星空のロープ 危なげに歩いてる 背中についた草を払って 言い訳を考えたね 空には三日月 家まで送るよ |
乱れ髪大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 吉野金次 | 割れた 鏡のなか たたみの青がふるえる なにをそんなに 見てるんだい 髪を切りすぎたね まるで男の子だよ 外は乱れ髪のような雨 ごらん きみの髪がふる ごらん きみの髪がふる 窓を埋める影から きみのひとみが光る なにをそんなに にらむんだい 髪を切りすぎたね まるで男の子だよ 外は乱れ髪のような雨 ごらん きみの髪がふる ごらん きみの髪がふる |
指切り大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | きみはとても鋭い爪で 蜜柑の皮をむいているけど 話はいつも尻切れ蜻蛉 どうだいぼくと指切りしないか 約束なんて何もないけど きみはとてもつまらなそうに 花びらをちぎっているけど 話はいつも冬枯れたまま どうだいぼくと指切りしないか 約束なんて何もないけど きみの髪は短すぎるし ぼくの嘘は白すぎる それにぼくらはちょっと 喋りつかれただけさ |
レイクサイド ストーリー大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 誰が捨てたのか 錆びたスケート靴 波が洗ってるよ 指が切れるほど 水が冷いのさ ひとりボートの上 やがて真冬が湖を 氷の鏡に変えるよ 白い靴で ウインター・レイク ターンしながら ぼくに腕を振った 光る刃で描いたね 大きなハートの絵を オールを止めて読む ぬれた手紙の文字 名前が変わるんだね 手など出さないと 決めた日もあったね あいつと君とぼく 胸に小石を投げたのは誰 哀しみの渦が広がる 腕を組んで ウインター・レイク 滑る二人を 柵にもたれ見てた スケートは生まれつき 苦手とまゆひそめて 風邪をひいた夜 先に眠るからと ロッジの部屋にいた 細い靴音が 消えたあいつのドア 朝まで閉じたまま 何も言わずに荷物まとめて 湖をあとにしたのさ ジャンプしたね ウインター・レイク 足をくじいて 涙ためていたよ さざ波のあのあたり 水面に風が吹くよ 白い靴で ウインター・レイク ターンしながら ぼくに腕を振った 光る刃で描いたね 大きなハートの絵を 白い靴が ウインター・レイク ターンしながら ぼくに腕を振った 冬の幻さ | |
我が心のピンボール大滝詠一 | 大滝詠一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | はにかみやが愛の唄を作り 風の部屋でカセットをまわした 観客は君だけ 相手はなしさ それは恋の TILT はしゃぎすぎ しくじったのはぼくの夢 心がカタカタ泣いてるよ 淡い髪に指を伸ばした時 「今夜 髪を洗い忘れたから…」 柔らかな背中の冷たい拒絶 それは恋の TILT 忘れても 想い出せば苦笑い 心がカタカタ泣いているよ 好きと君が口に出さなくても 気持ちだけは分り合えるなんて あれ以来誰にも心許せない それは恋の TILT ぷっつりと 逢うことさえ避けてたね 心がカタカタ泣いてるよ | |
白いヴェール大竹しのぶ | 大竹しのぶ | 松本隆 | J.S.バッハ | 神様 私はこの人が好きなの 出逢った瞬間 結婚を決めたの でも子供の頃からの あきっぽさが少し不安 指輪をはめる前に逃げそう ほんとにこの人でいいのね 待てばいつかもっと素敵な 運命にめぐりあって悔やみそうね 神様 私は生まれつきわがまま 叱られるとすぐくちびるが尖るの 小さな嘘をつく日もあるし ほんと言うとお料理も 家事もそんな好きじゃないの 「愛を信じます 貧しいときも 病めるときも 変わらない永遠(とわ)の愛を」 打たれたら別の頬出せと言うけど 耐えるのは苦手 打ち返す性格 でも喧嘩をしながらも 暮らせそうな いい人なの ヴェールをあげてキスをかわして 涙が今 少しあふれた 今日の日から名前が変わる 振り向けば母も 目蓋(まぶた)押さえていた 神様 私はこの人が好きなの 出逢った瞬間 結婚を決めたの 浮気をしたらすぐに離婚よ でも神様 いい妻に なれるように努力します でも神様 いい妻に なれるように努力します 「愛を誓います 貧しいときも 病めるときも 変わらない永遠(とわ)の愛を」 ヴェールをあげてキスをかわして 涙が今 少しあふれた 湯気を立てて反対をした 厳格な父の眼にも光るものが | |
青空のサングラス太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | ZORROと二人きり 車に乗り込み出かけよう バックミラーに映る都会は 白黒映画の摩天楼 友だちはみんないい人ばかりよ でも私立ち止まってたら 自分を見失いそうなの サングラスを外したら 心に飛び込むハイウェイ 生きてるまぶしさ 太陽に向ってまっすぐに咲いた ひまわりの素直な心で 私に明日に駆けてくわ 草原の中のドライブ・インから 電話して あなたにGood-by 言おうとしたの ベルを12回数えたわ トラック野郎がジューク・ボックス 鳴らしてる 流れ出す歌は 二人の「木綿のハンカチーフ」 サングラスを外したら 私は素顔に戻るのよ 生きてるまぶしさ ZORROは尾を振って 蝶々を追いかけはしゃいでる 空が青すぎて 不思議ね 涙があふれたわ | |
赤いハイヒール![]() ![]() | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | ねえ友達なら聞いて下さる ねえ友達なら聞いて下さる 淋しがりやの うちあけ話 東京駅についたその日は 私おさげの少女だったの 胸ポケットにふくらむ夢で 私買ったの赤いハイヒール そばかすお嬢さん 故郷(ふるさと)なまりが それから君を無口にしたね アラン・ドロンとぼくを比べて 陽気に笑う君が好きだよ マニキュアの指 タイプライター ひとつ打つたび夢なくしたわ 石ころだらけ私の青春 かかとのとれた赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくの愛した 澄んだ瞳は何処に消えたの? 明日はきっと君をさらって ふるさと行きの切符を買うよ おとぎ話の人魚姫はね 死ぬまで踊るあゝ赤い靴 いちどはいたらもう止まらない 誰か救けて赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう | |
あなたに夢中太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 水色のカーテンに春の光遊んでいるわ いつもよりまぶしい朝は恋のせいかしら はじめての待ち合わせ映画を見る約束の日よ よそゆきのマキシえらんで ちょっぴり背伸びしてみたの あなたに夢中 夢中なの 瞳(め)に映(うつ)るもの何もかもまぶしいわ 珈琲にお砂糖を一杯半くるくるまぜて 倖せをスプーンにのせて飲んでしまいたい 夢かしら夢じゃない そわそわ見る時計の針よ 心には愛がいっぱい気球のように浮かびそう あなたに夢中 夢中なの 手にふれるもの何もかも素敵だわ | |
雨だれ![]() ![]() | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 萩田光雄 | ひとり雨だれは淋しすぎて あなた呼びだしたりしてみたの ふたりに傘がひとつ 冬の街をはしゃぐ風のように 寒くはないかと気づかうあなたの さりげない仕草に気持がときめく 淋しがりやどうし肩よせあって つたえあうのよ弾む恋の芽ばえ 何故かあなたに甘えたくなって そっと腕を組んだ街角よ ふたりの影はひとつ いつか愛に優しく包まれて 見つめる瞳にふれあい探すの 心がほのかに高まってゆくのよ 淋しがりやどうしそっと寄りそい 感じあうのよ熱い恋の芽ばえ |
雨の予感太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 眠れないの風が騒ぐから あなたからの電話こないから 心が変わったのね 明日逢う約束したのに 嘘で埋めてしまう日記なの あまり悲しいことが多すぎて 明日もきっと雨ね 泣かないと指切りしたのに ひとりゆらゆら涙の海へ 小舟のようにさまようの あなたのやさしい胸だけが小さな魂の港よ 早く早く夜が明けて 風よ雨雲を飛ばしてね 朝がくれば今夜のことも想い出して笑える 毎日 雨ね 心にまで凍みる雨ね 眠れないの風が騒ぐから 眠れないの夢がこわいから | |
∞太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 二度も裏切られたから 少し臆病すぎるかしら 愛はゆりかごの言葉 聞いたときからゆれる 青空…限りなく… 風には…道もない… Baby. Give me true Love It's unlimited 心は∞(無限大) あなたが朝をくれたから 私 お返しに夜あげた 動きはじめた心は 誰も止められないの 季節は…絶えまなく… 人には…罪も無い… Baby. Give me true Love It's unlimited 心は∞(無限大) 『信じていいのかしら 私に誓えるかしら いいかげんな恋なんかじゃないと』 愛でこころ病む時は 壁に守られ生きてきたの それはバカなことでしょう 愛にもう一度賭ける あなた…だけが…FOREVER 星空…限りなく… 海には…涯もない… Baby. Give me true Love It's unlimited 心は∞(無限大) 『信じていいのかしら 私に誓えるかしら いいかげんな恋なんかじゃないと』 昔 太陽を見ると だめと他人(ひと)から叱られたの だけど眩しさを見たい あなた独りが太陽 あなた…だけが…FOREVER Sun is Bright だめと他人(ひと)から叱られたの だけど眩しさを見たい あなた独りが太陽 あなた…だけが…FOREVER Sun is Bright だめと他人(ひと)から叱られたの だけど眩しさを見たい あなた独りが太陽 あなた…だけが…FOREVER | |
海が泣いている太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 萩田光雄 | 海が泣いている 生きもののように 黒馬のように走る波 潮風にしめる煙草を放ると 振り向くあなたのこわい顔 黙りこくった冬の浜辺を 黙りこくった時が横切る あなたが言えない言葉が聞こえるわ いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック 風が荒れている 油絵のように 黒雲は空に渦を巻く 口先の愛で器用に遊べる 人ではないから苦しそう そっぽ向いた腕の透き間を そっぽ向いた小鳥が飛び立つ あんまり真面目に悩んでいるから わざと惨酷に いま知らん顔 いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック 心それだけで 人は愛せるの? たよりなく揺れる心でも 今そっと肩を抱きしめられたら 心は身体に溶けるのに 何事もなく海は静まり 何事もなく二人帰るの 自然の流れに小舟を浮かべて きっといつの日か そうその日に いいのよ そんなに苦しまないで そんなに自分を責めないで プラトニック |
エアポート'78太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 南の島から帰る飛行機は 雲間の切れ目の青い海を飛ぶ 陽灼けた素顔が かげりがちなのは 翼をたためば終わる恋だから 「これ以上近寄れば傷つくよ」 「傷つかない恋なんてありますか」 トランク片手に立ち去る影に 手を上げ近寄る絹のブラウス アテンション・プリーズ あの娘があなたのフィアンセかしら 心が破ける エアポート'78 あの日は岬に二人腰かけて 銀河に昇った月をながめてた あなたも旅人 海で知りあって 心の篝火(かがりび) 星を焦したの 「椰子の葉で手を切ってしまったよ」 「私のこと不倖にするばちよ」 淋しい心の壁が崩れて 愛してしまった私が悪い アテンション・プリーズ 真夏を旅した恋が舞い降り 別れが飛び立つ エアポート'78 あなたは小指の傷をかざして 愛した証拠と瞳で告げた アテンション・プリーズ 私は見えない心の傷を 抱きしめ消えるわ エアポート'78 | |
オレンジの口紅太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 去年の季節のかわり目に 私が借りてたサマーセーター どうすればこの海で返せるの ひと目だけでも逢えませんか 淋しい口実でしょうか 冷や汗かいてたコカ・コーラ 二人で半分ずつ飲んだ あの夏の光 あの頃あなたが泳ぐたび 「サメよ!」と指さし驚かした 青い波 青春がきらめいた もう一度だけ乗りませんか おなじ湘南電車に 岩場でキスした想い出も 心に悲しく打ち寄せる あの夏の光 青い波 青春がきらめいた またバスに乗り行きませんか 白い海岸道路を オレンジ色の口紅さえ 20才を過ぎれば似合わない あの夏の光 | |
鍵太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 吉田拓郎 | ポケットにしまい忘れた 鍵ひとつ指にふれたよ マンションのたしか三階 角を曲がってオレンジのドア 勝手知ったる 他人の部屋ね 瞳閉じれば 景色が浮ぶ ロッキング・チェアー 壁のスピーカー あなたが貼った 世界地図 フッと淋しい ため息ひとつ この鍵で開くのは 不倖せだけだもの 日曜は昼近くまで 眠る人起こしに行ったの テーブルのとびきり苦い 珈琲に愛を浮べて 勝手知ったる 他人の心 時折夢で 訪ねてゆくわ 雑誌の束と カセット・テープ 片目つぶった ミス・モンロー フッと淋しい ため息ふたつ この鍵で開くのは 帰らない過去ばかり 今頃はこれと同じ 合鍵を誰か持ってる その人もリンゴの袋 手に抱えドアを叩くの 勝手知ったる 他人の夢ね 哀しい鍵の 捨て場所がない 集めたマッチ ブリキのコップ ハワイみやげの アロハ・シャツ フッと淋しい ため息みっつ この鍵じゃ倖せの 鍵穴にはいらない | |
風立ちぬ(CM Version)太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 大瀧詠一 | 三宅一徳 | 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は 心の旅人 |
風をあつめて太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 細野晴臣 | 羽毛田丈史 | 街のはずれの 背のびした路次を 散歩してたら 汚点だらけの靄ごしに 起きぬけの路面電車が 海を渡るのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を とても素敵な 昧爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊してるのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を 人気のない 朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた 玻璃ごしに 摩天楼の衣擦れが 舗道をひたすのを見たんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を |
かなしみ葉書太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 泣きはらした目に絵葉書が揺れる あなた遠い町でさよなら書いたのは せめてもの私へのいたわりね 吊り橋の写真 選んだ理由は 心の架け橋がなかったせいかしら やさしさを読みとれば胸がつまるわ あなたと私の淋しさを足せば それが愛と信じていたの 去りゆく季節を追いかけてみても あなたはもう帰らないの 旅立ちの前にここに来たあなた せめてその隣に私を横たえて なぐさめる事くらいできたはずだわ あなたと私の淋しさを足せば それが愛と信じていたの 去りゆく季節が手に残したのは インク滲む絵葉書だけ | |
神様のいたずら太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 新幹線の「のぞみ」で京都へ 文庫本手に 顔あげたらあなたが立ってた 指定席に隣り合わせた偶然 確率を計算して さよならは二年前 運命のあやつり糸 ねえ背中に見えない? 神様のいたずら Fu Sha la la… (しゃくにさわるけど) 神様のいたずら Fu Sha la la… (内心、嬉しい) 君の作るカレーが時々 食べたくなるよ 泣かせることぽつりと言うのね 遠回しに言葉のサイン投げて 今 時速300キロ 幸福に向かってる でも一度ほどけたのに 蝶結びは出来るの 神様のいたずら Fu Sha la la… (冷たい素振りで) 神様のいたずら Fu Sha la la… (内心、はしゃいだ) 本当に深い愛は 結ばれないことが多い その理由を風の中に 訊いてみても神様は答えない (新幹線の「のぞみ」で京都へ) あなたも同じ 宿命のページめくる 予感がして怖いわ 神様のいたずら Fu Sha la la… (しゃくにさわるけど) 神様のいたずら Fu Sha la la… (内心、嬉しい) 神様のいたずら Fu Sha la la… (しゃくにさわるけど) 神様のいたずら Fu Sha la la… (内心、嬉しい) 神様のいたずら Fu Sha la la… (しゃくにさわるけど) | |
カントリー・ロード太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | いつか私が20才になって ブルーのダットサン手に入れたら ふるさとの町 飛んでゆくから ラララ 私をお嫁にしてね 青い空と緑の丘 こんな処であなたと 小さな家たてたい Country Road 手をつなぎなさいな いついつまでもはぐれないよう Country Road さあ歩きなさいな 愛は果てない一本道だから もしも私が傷つきながら グレイの都会逃げて来たら グリーンの草の指輪をはめて ラララ 私をお嫁にしてね 風の香り 土の匂い こんな処であなたと 小さな家たてたい Country Road 涙、お拭きなさいな 昨日の夢は振り向かないで Country Road さあ走りなさいな 愛は果てない一本道だから | |
カーテン太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | ケン田村 | 冬が渦巻く蒼空 カチンと凍ったため息 鎧戸から覗く雪道 あなたの背中を追った 揺れている私はカーテン 泣き顔も見せません 誰も入り込めない 心の壁が欲しいの 軽い言葉ね「愛」なんて 耳を押え もう信じない 友だちにさえ触れ合わなければ 傷つく事も無いでしょう 揺れている私はカーテン 木枯しを遮るの だって破けた心 繕う部屋が欲しいの | |
ガラスの腕時計太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 萩田光雄 | あの日から動かない 腕時計があるの はかなげに淋しげに 時間が止まってる あの人の心を変えた いじわるな季節の流れ 何故かしらとても憎くて ああ 文字盤に小石ぶつけた あの日から廻らない 二つの針がある もう二度と重ならぬ 心が止まってる ひび割れた硝子の中に 想い出がくるめく私 午前2時57分 ああ 哀しみを繕いとめている あなたは黒い歯車 わたしは白い歯車 噛み合わないままに 月日が空廻り あの日から動かない 腕時計があるの さびついたぜんまいに 明日が止まってる | |
キャンディ太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 原田真二 | 羽毛田丈史 | Candy, I love you 目覚めてよ 窓を越えて ぼくは来た イバラに囲まれ眠る横顔を 揺り起こすのは風さ Candy, I love you 許してよ ダイヤモンドは持ってないけど 草の葉に光る朝のきらめきを 素肌にかけてあげる ぼくは君の中溶けてゆく 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm Candy 君はぼくの中ひとつだね 夢の渦に巻きこまれて舞い上がるよ I love you Candy, I love you 泣かないで 君が泣けば空も泣いちまう 誰も君の髪さわらせたくない 死ぬまでぼくのものさ 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm Candy |
銀河急行に乗って太田裕美 | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 眠りにつくと迎えに来るの 白い煙を吐く機関車が 窓から空へ銀のレールが 夢の世界へ誘ってくれる ジュエルの箱を散りばめながら 街の灯遠く飛び去ってゆく 綿菓子雲のホームのはじで 手を振るあなたもうすぐ見える 銀河急行に乗って 銀河急行に乗って はたちという駅まで 夢のように過ぎたの もしもあなたがアルタイルなら 離ればなれの私はヴェガね 雨が降ったら逢えない二人 さあ飛んでゆけ天の川まで 銀河急行に乗って 銀河急行に乗って はたちという駅まで 夢のように過ぎたの はたちという切符で どこへ行けばいいの 眠りにつくと迎えに来るの 白い煙を吐く機関車が 窓から空へ銀のレールが 夢の世界へ誘ってくれる | |
九月の雨![]() ![]() | 太田裕美 | 松本隆 | 筒美京平 | 車のワイパー透かして見てた 都会にうず巻くイリュミネーション くちびる噛みしめタクシーの中で あなたの住所をポツリと告げた September rain rain 九月の雨は冷たくて September rain rain 想い出にさえ沁みている 愛はこんなに辛いものなら 私ひとりで生きていけない September rain 九月の雨は冷たくて ガラスを飛び去る公園通り あなたと座った椅子も濡れてる さっきの電話で あなたの肩の 近くで笑った女(ひと)は誰なの? September rain rain 九月の雨の静けさが September rain rain 髪のしずくをふるわせる 愛がこんなに悲しいのなら あなたの腕にたどりつけない September rain 九月の雨の静けさが 季節に褪(あ)せない心があれば 人ってどんなに倖福(しあわせ)かしら ライトに浮かんで流れる傘に あの日の二人が見える気もした September rain rain 九月の雨は優しくて September rain rain 涙も洗い流すのね 愛が昨日(きのう)を消して行くなら 私明日(あした)に歩いてくだけ September rain 九月の雨は冷たくて September rain 九月の雨は優しくて | |