アラブの嵐石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | 大久保徳二郎 | 赤い夕陽に 燃えている 俺の心と ピラミッド ナイルの岸を 血に染めて 男同士の 祖国愛 あゝ命 命賭けなら 俺もやる 狭い日本の 東京の 俺は嫌やだぜ 熱帯魚 アラブの嵐 吹きすさぶ 男同士の 祖国愛 あゝなんで なんで見捨てて 行かりょうか 恋と言うよな 恋じゃない 俺にゃにが手の 女(ひと)なのさ カイロの夜の 想い出は 男同士の 祖国愛 あゝ明日は 明日は 輝け ペンダント |
喧嘩太郎石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 真鍋理一郎 | | バラ色の夢に吹く 真っ黒い雨と風 俺たちにゃこれ以上 我慢出来ない世界 唇を噛みしめて こらえてもこらえても こらえ切れなくなった時 喧嘩々々! 喧嘩々々! 喧嘩太郎の パンチが飛ぶぜ たそがれのビルの谷 音もなく散る枯葉 消えてゆく老兵の それがいとしい運命 唇を噛みしめて こらえてもこらえても こらえ切れなくなった時 喧嘩々々! 喧嘩々々! 喧嘩太郎の 命が燃える |
俺の心に風が吹く石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 志摩千香子 | 牧野昭一 | 命かぎり 愛してみても どうせ儚い 行きずりの 波止場だよ 燃えてみたとて ひと夜の恋の 俺は流れ星 明日はいずこの 波間に 消えるやら 紅いバラの 花びら一つ 夜の暗さに 泣いていた お前だよ なまじ情けを かけたが辛い 俺は流れ星 咽び泣きする心に 風が吹く 錨あげりゃ いつまた逢える あてもなければ 夢もない 船出だよ せめて今夜は 飲むだけ飲んで 俺は流れ星 泪こらえた 笑顔の 見おさめさ |
俺らにゃ俺らの夢がある石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 佐藤勝 | 佐藤勝 | 男なら 男なら 恋にゃ泣いても 泣かぬふり どうせ浮世の 裏通り どん底づたいの 俺だもの ああ 東京の空の下 あの娘にゃあの娘の 夢がある 思い出は 思い出は 辛いながらも 恋しいぜ 焼けたトタンの 隙間から いつかものぞいた 青い月 ああ 東京の空の下 兄貴にゃ兄貴の 夢がある 諦めて 諦めて そっと煙草を輪に吹いて 野暮な車の ハンドルに 頬ずりするのが 柄なのさ ああ 東京の空の下 俺らにゃ俺らの 夢がある |
戻り船田端義夫 | 田端義夫 | 大高ひさを | 倉若晴生 | | 黒潮に 流れて浮かぶ 花びらも 俺を迎えの 島椿 会えば泣きたい 小島の磯の ああ ふる里へ 戻り船 船乗りの 儚い夢を 追いながら 旅に出たのも 若さ故 海はさい果ての 氷の港 ああ 海猫の 声ばかり あの島の 燈台下を まわる時や 俺も汽笛も 唱うのさ 夢の幾月 涙の幾夜 ああ 待ち侘びた あの娘(ひと)へ |
清水の暴れん坊石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 上原賢六 | 伊藤恒久 | (セリフ)何を!喧嘩ならもって来い 西瓜なら 喰ってやらあ! 粋な啖呵に ふりかえりゃ 見えぬ片目が 売りもので 遠州 森町 秋葉の生れ あれが あれが 石松 清水港の 暴れん坊 花は橘 茶の香り 男かずある その中で 涙もろさと あの飲みっぷり ぐっと ぐっといかすぜ 清水港の 暴れん坊 馬鹿は死ななきゃ 治らぬと 誰が決めたか 野暮な奴 意地と度胸にゃ 命を賭けた 男 男一匹 清水港の 暴れん坊 |
カスバの女工藤静香 | 工藤静香 | 大高ひさを | 久我山明 | 澤近泰輔 | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスかモロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
銀座の空にも星がある石原裕次郎・牧村旬子 | 石原裕次郎・牧村旬子 | 大高ひさを | 野崎真一 | 野崎真一 | 泣けてくるほど 好きなら それでいゝのさ 俺たち 赤いネオンに まぎれて みんな忘れて いるけど 銀座の空にも 星がある 銀座の星にも 夢がある ビルの谷間に しょんぼり 影を失(な)くして 行く奴 思い出してよ あの夜 心しびれる あの唄 銀座の空にも 星がある 銀座の星にも 夢がある どうせ二人にゃ 縁ない 黄金(きん)とミンクの 飾り窓(ウインドー) ガラスヘだてた 世界も せめて夢みる だけなら 銀座の空にも 星がある 銀座の星にも 夢がある |
玄海ブルース山内惠介 | 山内惠介 | 大高ひさを | 長津義司 | | 情け知らずと 嘲笑(わら)わばわらえ ひとにゃ見せない 男の涙 どうせ俺らは 玄海灘の 波に浮き寝の かもめ鳥 紅い灯(ほ)かげの グラスに浮かぶ 影がせつない 夜更けのキャバレー 酔うて唄えど 晴れない胸は 銅鑼(どら)よお前が 知るばかり 嵐吹きまく 玄海越えて 男船乗り 往く道ちゃひとつ 雲の切れ間に キラリと光る 星がたよりの 人生さ |
天下を取る石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 野崎真一 | 小杉太一郎 | 天下を取る 天下を取る 天下を取るぞ 力とレディにゃ 意地と押し 俺たち新米 社員には 男を売り出す 虎の巻 オイコラ参謀! 抜かりはないか 嵐が呼ぶ呼ぶ 腕が鳴る 天下を取る 天下を取る 天下を取るぞ 俺たち社長に なる頃は あの娘もがっちり 淀君で 浮気の虫など ペチャンコさ オイコラ参謀! 杯あげろ 今夜の天下は 俺のもの 天下を取る 天下を取る 天下を取るぞ ゴルフに外遊 自家用車 課長や部長も いいけれど 俺たち目ざすは 社長椅子 オイコラ参謀! くよくよするな 夢ならでっかい やつを見ろ |
天と地を駈ける男石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 小杉太一郎 | 小杉太一郎 | 雨だ 霧だ 嵐だ 俺らの地球は 逆さまだ 恋の地図の フライトプラン そっとあの娘に 囁けば 雲が呼ぶ 夢が飛ぶ 風が鳴る 風が鳴る 空は― 空は男の 泣きどころさ 酒だ 金だ 女だ 俺らの地球は 逆さまだ 泪こらえて 操縦桿押せば 人の情けと 言う奴が 七色の 虹の輪に のぞいてる のぞいてる 空は― 空は男の 泣きどころさ |
街から街へつむじ風石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 鏑木創 | 鏑木創 | 東京の街にも 俺のよな 変った男が いるんだぜ 哀しみを 背負いこんで 歓びを 振りまいて 街から街へ 吹きぬける 俺は 俺は 気ままな つむじ風 曲った道なら 真直ぐに 通って見せるさ 命がけ 苦しさを 噛みしめて 泪ぐむ 星の下 街から街へ 吹きぬける 俺は 俺は 気ままな つむじ風 ほんとに愛して いる時にゃ なおさら邪慳に したくなる 面かげを 抱きしめて 口笛も さりげなく 街から街へ 吹きぬける 俺は 俺は 気ままな つむじ風 |
俺は東京のタフ・ガイさ石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 大森盛太郎 | 大森盛太郎 | 酒は好きだが喧嘩は嫌やだ 野暮な人情は なお嫌やだ さあさ乾杯 くよくよするな 辛い夢など 地獄へ消えろ 肩で風切る 若さが元手だよ 俺らは東京のタフ・ガイさ 命がけなら惚れてもやるぜ 嵐呼ぶよな 恋ならば 拗ねた素振り イカすじゃないか そこで泣かれちゃちょっぴり困る 肩で風切る 若さが元手だよ 俺らは東京のタフ・ガイさ 銀座、 新宿 女も酒も悪かないけど おい兄弟 こんな晩にゃ夜更けの空へ 腹の底から怒鳴ってみろよ 肩で風切る 若さが元手だよ 俺らは東京のタフ・ガイさ |
カスバの女氷川きよし | 氷川きよし | 大高ひさを | 久我山明・石倉重信 | | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜(ひとよ)の火花 明日(あす)はチェニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
香港の薔薇石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 塩瀬重雄 | 塩瀬重雄 | 霧がつめたい 香港の 夜の底から 拾った女 赤いドレスに 黒薔薇つけて 語る言葉も やけにくずれた 日本娘 沖のジャンクを 見つめてた 故郷は神戸か 横浜か 訊けば辛かろ 身の上ばなし 夢と地獄の うず巻く島で 生きているさえ 何故かいじらし 日本娘 泪かみしめ 踊ってた 連れて逃げるにゃ この俺も どうせ行く先 あてない躰 薔薇の花びら 夜霧の海へ 泣いてちぎって 捨てて別れた 日本娘 あれが名残りの 酒だった |
連絡船の唄君夕子 | 君夕子 | 大高ひさを | 長津義司 | | 思い切れない 未練のテープ 切れてせつない 女の恋ごころ 汽笛ひと声 汽笛ひと声 涙の波止場に わたし一人を 捨ててゆく 連絡船よ 霧の海峡の 航海燈は いつか港に 返って来るものを 返るあてない 返るあてない 恋ゆえ身を焦く わたし一人を 捨てて行く 連絡船よ |
カスバの女天童よしみ | 天童よしみ | 大高ひさを | 久我山明 | | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
東京の日曜日石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 鏑木創 | 鏑木創 | 風が吹く 風が吹く 俺とあんたの ために吹く 夢が飛ぶ 夢が飛ぶ 若い二人の ために飛ぶ 泪をこらえて 生きて来た 二十台の命に ほのぼのと 明るい陽ざしの 朝が来る ああ東京の 東京の日曜日 夜が来る 夜が来る 俺とあんたの ために来る 鐘が鳴る 鐘が鳴る 若い二人の ために鳴る 和光の時計の 針の様に せつなく寄りそう 影と影 零時の心が また燃える ああ東京の 東京の日曜日 |
白樺の風石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 野崎真一 | 山田栄一 | 白樺に 白樺に 風の吹く朝 俺は見た あの娘の瞳の 真実を 紫 かすむ 高原に はじめて燃えた 恋の心 山小屋の 山小屋の 青いランプが 消えた時 知らない同志が 突然に 心と心 ふるわせて せつない風の 音を聴いた 郭公が 郭公が 山のロマンス 呼びかける 白樺林は 風の唄 茜の空に 今一度 あの娘と俺の あつい泪 |
カスバの女三山ひろし | 三山ひろし | 大高ひさを | 久我山明 | | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
若い魂石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 上原賢六 | 大久保徳二郎 | 嵐吹くから 荒さぶから 生きてく力が 湧いてくる 若い魂だ お前も俺も 辛い男の 花道ふんで 泪こらえて 唄うのさ 恋の吐息に むせぶ影 儚い望みに すがる影 若い魂だ あいつにこいつ みんないとしい オリオン星座 燃えて燦めく 金の星 命賭けても 一つだけ 散らしちゃならない 夢がある 若い魂だ 俺たちみんな せめて今夜は 杯あげて 花の青春 語ろうぜ |
銀座の恋の物語西城秀樹 | 西城秀樹 | 大高ひさを | 鏑木創 | | 心の底まで しびれる様な 吐息が切ない 囁きだから 泪が思わず 湧いてきて 泣きたくなるのさ この俺も 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 始めて逢った 真実(ほんと)の 恋の 物語り 誰にも内緒で しまっておいた 大事な女の 真ごころだけど 貴男のためなら 何もかも くれると言う娘の いじらしさ 東京でーつ 銀座でーつ 若い二人の 命を賭けた 真実(ほんと)の 恋の 物語り やさしく抱かれて 瞼をとじて サックスの嘆きを 聴こうじゃないか 灯りが消えても この侭で 嵐が来たって 離さない 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 誓った夜の 真実(ほんと)の 恋の 物語り |
玄海ブルース三門忠司 | 三門忠司 | 大高ひさを | 長津義司 | | 情け知らずと わらわば笑え ひとにゃ見せない 男の泪 どうせ俺らは 玄海灘の 波に浮寝の かもめ鳥 紅い灯(ほ)かげの グラスに浮ぶ 影が切ない 夜更けのキャバレー 酔うて歌えど 晴れない胸は ドラよお前が 知るばかり 嵐吹きまく 玄海越えて 男船乗り 往く道ゃひとつ 雲の切れ間に キラリと光る 星がたよりの 人生さ |
ひとりぽっちの青春石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 上条たけし | | あの女が 泣いたって いゝや俺らの せいじゃない 重ねたグラスに 訊いてみな 窓に光る あの星かげより 冷たく 生きてく 俺らのこれが 青春さ ラララララ…… 恋をして 夢をみて あまい口づけ しただけで 別れてゆく夜の 憎い影 俺は嫌だ 真実ひとつに 命を 賭けても 生きたいように 生きるんだ |
銀座の恋の物語天童よしみ&石原裕次郎 | 天童よしみ&石原裕次郎 | 大高ひさを | 鏑木創 | 山倉たかし | 心の底まで しびれるような 吐息が切ない 囁きだから 泪が思わず 湧いてきて 泣きたくなるのさ この俺も 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 始めて逢った 真実(ほんと)の 恋の 物語り 誰にも内緒で しまっておいた 大事な女の 真ごころだけど 貴方のためなら 何もかも くれると言う娘の いじらしさ 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人の 命を賭けた 真実の 恋の 物語り やさしく抱かれて 瞼をとじて サックスの嘆きを 聴こうじゃないか 灯りが消えても この儘で 嵐が来たって 離さない 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 誓った夜の 真実の 恋の 物語り |
銀座の恋の物語舘ひろし | 舘ひろし | 大高ひさを | 鏑木創 | 船山基紀 | 心の底まで しびれる様な 吐息が切ない 囁きだから 泪が思わず 湧いてきて 泣きたくなるのさ この俺も 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 始めて逢った 真実の恋の 物語 誰にも内緒で しまっておいた 大事な女の 真ごころだけど 貴男のためなら 何もかも くれると言う娘の いじらしさ 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人の 命をかけた 真実の恋の 物語り やさしく抱かれて 瞼をとじて サックスの嘆きを 聴こうじゃないか 灯りが消えても この侭で 嵐が来たって 離さない 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 誓った夜の 真実の恋の 物語り |
銀座・海・山石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 村沢良介 | 大久保徳二郎 | (セリフ)おい、真夜中の銀座って、イカすじゃないか 心と心 影と影 なんにも話すことはない そっと口づけ 交すだけ 若い俺たち 二人のために 夜霧 深い 銀座 ミッドナイト ランデブー (セリフ)ほーら、あれが江の島で、こっちが葉山だ ヨットの影も 何もない 静かな海と 月ばかり 青い渚の 砂だけが 若い俺たち 二人の恋を 知って 知らぬ 顔さ ミッドナイト ランデブー (セリフ)さあ、明日は、あの山を越えてゆくんだぜ ランプを消して、もう一度 山荘の窓で 囁けば 星の眸も 濡れている 若い俺たち 二人の胸も 甘く 濡れて 更ける ミッドナイト ランデブー |
夜霧の慕情杉良太郎 | 杉良太郎 | 大高ひさを | 野崎真一 | | 愛しても 愛しても 愛しきれない 君だった 夜霧の中に 泣いてかくれて 消えたまま 帰らぬ面かげ あゝ 泪の瞳 さよならの さよならの 声も哀しく かすれてた あの夜の別れ こんなやくざな 俺のため つくした真心 あゝ 忘れはしない いつの日か いつの日か 逢えるあてない 恋だけど せめても祈る 君の倖せ そればかり 夜霧に咽ぶよ あゝ 男の慕情 |
ひとりぼっちの青春ちあきなおみ | ちあきなおみ | 大高ひさを | 上條たけし | 倉田信雄 | あの女(ひと)が 泣いたって いゝや俺らの せいぢゃない 重ねたグラスに 訊(き)いてみな 窓に光る あの星かげより 冷めたく 生きてく 俺らのこれが 青春さ 恋をして 夢をみて あまい口づけ しただけで 別れてゆく夜の 憎い影 俺は嫌だ 真実ひとつに 命を 賭けても 生きたいように 生きるんだ |
夜の足音石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 大高ひさを | 速水純 | 大久保徳二郎 | 足音が 聞こえてくるぜ 真夜中の 俺の心に 裏町の 街燈が にぶく光る あの窓 静かにひらいて 誰か来るよ 殺し屋の ジャックじゃないし 黒猫の ドンでもないぜ 酔いしれた この俺の 胸の底を 淋しく 叩いているのは どこの誰だ 足音が 消えてく夜を 見おくれば あの娘じゃないか 五年前 上海で 俺のために 笑って コルトに斃れた 姑娘 サリー |
銀座の恋の物語野口五郎・ひとみ | 野口五郎・ひとみ | 大高ひさを | 鏑木創 | 大谷幸 | 心の底まで しびれるような 吐息が切ない 囁きだから 泪が思わず 湧いてきて 泣きたくなるのさ この俺も 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 始めて逢った 真実(ほんと)の恋の物語り 誰にも内緒で しまっておいた 大事な女の 真ごころだけど 貴男のためなら 何もかも くれると言う娘の いじらしさ 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人の 命を賭けた 真実(ほんと)の恋の物語り やさしく抱かれて 瞼をとじて サックスの嘆きを 聴こうじゃないか 灯りが消えても このままで 嵐が来たって 離さない 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 誓った夜の 真実(ほんと)の恋の物語り |
元気でいろよ達者でね勝新太郎 | 勝新太郎 | 大高ひさを | 上条たけし | 宮脇春夫 | 別れの花たば 抱いて あの娘が手をふる 波止場 左様ならのひと言も 泪でうるむ せつない気持ちは 俺らもおんなじことさ 元気でいろよ 達者でね また会うその日まで せめても笑顔を 見せて 形見のパイプを 吹かしゃ あの夜のあの夢が 心にしみる 忘れやしないぜ 信じて待ってゝおくれ 元気でいろよ 達者でね また会うその日まで 名残りのテープも 切れて 往く手は果てない 潮路 船唄ものんびりと マドロス稼業 錨をあげたら 未練はのこさぬものさ 元気でいろよ 達者でね また会うその日まで |
シーちゃん船唄田端義夫 | 田端義夫 | 大高ひさを | 不詳 | | 港出る時 波止場のかげで エノサ 泣いてくれるは 泣いてくれるは シーちゃん一人 泪見せては 未練が残る エノサ せめて笑顔で せめて笑顔で さよならさらば 千里離れて せつない夜は エノサ 夢で語ろうよ 夢で語ろうよ ソレ浪枕 俺も男さ 船乗り稼業 エノサ 決めた女は 決めた女は シーちゃん一人 |
カスバの女美輪明宏 | 美輪明宏 | 大高ひさを | 久我山明 | | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリア どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜(ひとよ)の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
カスバの女細川たかし | 細川たかし | 大高ひさを | 久我山明 | 馬飼野俊一 | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリア どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ 妾(わたし)でよけりゃ セイヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の 今更かえらぬ 身の上を 貴方も妾も 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチュニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
夜霧の連絡船菅原都々子 | 菅原都々子 | 大高ひさを | 上條たけし | | 生きてまた逢う夢も 思い出も 暗い波間に 捨ててゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 泣けば 涙で なお見えぬ なお見えぬ あの人悲し 所詮叶わぬ恋の 投げテープ 切れて散り散り 泣いてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ せめて もいちど 手をふれば 手をふれば 汽笛のつらさ これがこの世の 恋の運命やら むせぶ夜霧に 濡れてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 思いあふれて 泣き明かす 泣き明かす 女の情け |
東京スーベニアディック・ミネ | ディック・ミネ | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | | 夢の昔は かえらねど 僕の銀座の いとしい姿 あゝ シグナルの 青い光に濡れながら 君と別れた 四丁目 柳の蔭の くちづけよ 誰が吹くやら ハーモニカの 歌も懐しい 六区の日暮れ あゝ 引眉を 落し忘れた踊り子が すてた煙草の 吸いさしの 煙の色よ あの頃よ 雨の新宿 しとしとと 濡れて泣いてる 東京の灯り あゝ 思い出は 花の小窓のティールーム 熱い紅茶の 一杯に さゝやきあった 恋の夜 |
静かな雨のロマンス勝新太郎 | 勝新太郎 | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | 伊藤恒久 | 静かな静かな雨が 旅路の心を 愛しく濡らして降る ロケ先のことさ 行きずりの喫茶店で ふと見た人の きれいな瞳がなぜか 忘れられない 「えー そうです。ぼく勝新太郎ですけど、なにか… あゝ あなたがあの… いつもS・Yっていう頭文字だけでお手紙を下さる… あゝそうですか あれ、あなただったんですか…。」 静かに静かに語る あの夜の二人を 思えば懐かしい夢 ひとときの恋さ ほの香るも香の味も いつしか冷めて 寂しい笑顔でそっと 別れたけれど 「あの時もやっぱり S・Yって言っただけで… とうとう本当の名前を教えてくれなかったけど… あゝあ あの若き日の思い出にまたたく瞳… S・Yの君か…」 静かな静かな雨に 暮れゆく過た日の うつろな心にまた 浮かびくる瞳 あの夜の喫茶店で しょんぼり一人 今頃あの娘はなにを 思ってるだろう |
タンゴ長崎菊池章子 | 菊池章子 | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | | 雨に濡れてる 花びら ひとつ淋しい 石畳 誰が涙で 捨てたやら 誰が嘆きの 夢じゃやら 長崎は 長崎は 逢うて 別れて 泣いてる 恋の港 鐘が鳴る鳴る たそがれ 異人屋敷の 窓灯り 思い出せとか 歌えとか 思い切れとか 捨てよとか 長崎は 長崎は 恋も 涙も まぼろし 夢の港 |
ルムバ娘菊池章子 | 菊池章子 | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | | ルムバ ルムバ 恋の宴に せめて この花 散らぬ間に ルムバ ルムバ 夢のひととき せめて 若さの 褪せぬ間に ああ この胸も 唇も 黒髪も ラゝ 君ゆえに 惜しみなく 捧げつくして ルムバ娘 踊り明かそよ 歌い明かそよ 楽し夜 ルムバ ルムバ 恋の宴に せめて あの星 消えぬ間に ルムバ ルムバ 夢のひととき せめて 炎の 絶えぬ間に ああ この歌も 朝までも 青春も ラゝ 君ゆえに 残りなく 使い果たして ルンバ娘 踊りまくれば 歌いまくれば 楽し夜 |
泣き虫ギター菅原都々子 | 菅原都々子 | 大高ひさを | 久我山明 | | 泣くんじゃないの 泣くじゃない 町の灯影に そむいてすねて 夜ごと夜更けの 路地裏づたい 影も 影も しょんぼり 何であなたは 泣き虫ギター 泣くんじゃないの 泣いたとて 恋のつらさと 昔の夢は 誰も同じよ あきらめましょう なまじ なまじ ギターが 泣けば 私も 泣けるじゃないの 泣くんじゃないの 泣くじゃない どうせこの世は 涙の嵐 濡れて泣いてる 泣き虫ギター せめて せめて 今夜は 抱いてあげましょ 私の胸に |
私の名は木蘭(ムーラン)菊池章子 | 菊池章子 | 大高ひさを | 上條たけし | | 木蘭 ひと目逢ったら 男の胸に 木蘭 花の香りが 妖しく沁みて 忘れられない 不思議な女 港ヨコハマ 夜霧の中に 咲いて切ない 木蘭 それが私の哀しい呼び名なのよ 木蘭 海をはるばる 夢より遠い 木蘭 花の故さと 名づけの親も みんな忘れて 見知らぬ他国 夜のキャバレーに 泣きなき唄う 恋も片言 木蘭 どうせ私は侘しい女なのよ 木蘭 呼べばふりむく 泪のえくぼ 木蘭 花の憂いの 紫そめて いつもシナ服 小意気な姿 海の男の 冷たい胸に 投げて散らして 木蘭 これが私の儚い運命なのよ |
女は愛に生きるもの菊池章子、ディック・ミネ | 菊池章子、ディック・ミネ | 大高ひさを | 大久保徳二郎 | 大久保徳二郎 | 花に夜露が やどるよに 私の心も 濡れていた あゝ あの夜の君の 熱い頬 なんで忘らりょ ひとすじの 女は愛に 生きるもの 街の夜風の つめたさが ドレスの素肌に しみたとて あゝ うつしえ優し 君ゆえに なんで泣きましょ この命 女は愛に 生きるもの 窓にきらめく 星のかず 夜毎にせつない 夢のかず あゝ 幾とせ君は 還らねど なんで捨てましょ 花一つ 女は愛に 生きるもの |
あゝ揚子江塩まさる | 塩まさる | 大高ひさを | 利根一郎 | | 白衣(びゃくえ)の袖を かみしめて 病院船の 窓に見る ああ悠久の 揚子江 流れの果てに 星が飛ぶ 男子の胸を 泣いてとぶ 祖国を出でて 幾百里 誓いし武勲 空しくも ああ傷つきて 還える身よ 戦野の空を 見はるかす 瞳にあふる この涙 さらばよ戦友(とも)よ 大陸よ 月冴えわたる 揚子江 ああ滔々(とうとう)の この流れ われいつの日か 又のぼる 決意をのせて 船は往く |
江の島悲歌水森かおり | 水森かおり | 大高ひさを | 倉若晴生 | 伊戸のりお | 恋の片瀬の 浜千鳥 泣けば未練の ますものを 今宵嘆きの 桟橋の 月にくずれる わが影よ 哀れ夢なき 青春を 海の暗さに 散らす夜 君は遥るけき 相模灘 漁り灯よりも 遠き人 さらば情けの 江の島の みどり哀しき わが恋よ 南風(ハエ)の汐路の 流れ藻(も)に 明日は真白き 花と咲け |
南進ざくら下村寛 | 下村寛 | 大高ひさを | 鈴木哲夫 | | 遠い祖国の 匂いがするぞ 慰問袋の 押し花の さくら一枚 兜につけて 今日も 前進 また南進 ぱっと 咲けよと 故郷の父が 花に 託した 謎ならば 俺も男だ 若木のさくら 咲いて みせるぞ 弾丸(タマ)の中 大君(きみ)のためなら ビルマはおろか 往くぞ あの空 印度まで 音に きこえた ヒマラヤざくら 花の 吹雪にぬれながら |
文左たから船三波春夫 | 三波春夫 | 大高ひさを | 倉若晴生 | 長津義司 | 紀州紀の国 和歌の浦 七十余日の 長時化を 衝いて乗り出す みかん船 梵天丸の へさきには 男文左の 男文左の 晴れ姿 汐の岬や 熊野灘 おも舵取り舵 抜かるなよ 海は逆巻く 大怒涛 八大竜王 念じつつ 八重の汐路の 八重の汐路の たから船 待ってましたぞ 紀の国屋 遠州灘をば 乗り切って お江戸に運んだ みかん船 百万両は 誰(た)が為ぞ 男一代 男一代 名は末代 |
カスバの女二見颯一 | 二見颯一 | 大高ひさを | 久我山明 | 井上忠也 | 涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ ここは地の果て アルジェリヤ どうせカスバの 夜に咲く 酒場の女の うす情け 歌ってあげましょ わたしでよけりゃ セーヌのたそがれ 瞼の都 花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の 踊り子の いまさらかえらぬ 身の上を 貴方もわたしも 買われた命 恋してみたとて 一夜の火花 明日はチェニスか モロッコか 泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 |
玄海ブルース氷川きよし | 氷川きよし | 大高ひさを | 長津義司 | 石倉重信 | 情け知らずと 嘲笑(わら)わばわらえ ひとにゃ見せない 男の涙 どうせ俺らは 玄海灘の 波に浮き寝の かもめ鳥 紅い灯かげの グラスに浮かぶ 影がせつない 夜更けのキャバレー 酔うて唄えど 晴れない胸は 銅鑼(ドラ)よ お前が 知るばかり 嵐吹きまく 玄海越えて 男船乗り 往く道ゃひとつ 雲の切れ間に きらりと光る 星がたよりの 人生さ |
銀座ロックンうめ吉 | うめ吉 | 大高ひさを | 村沢良介 | 伊藤恒久・西岡正通 | 銀座ロックン 東京のリズム 恋のシグナル またたく四丁目 行こか戻ろか 思案は無用 赤い帽子の かわいいお嬢さん 今夜は一緒に 唄いましょ 銀座ロックン 銀座ロックン 楽しい夢など 語りましょう 銀座ロックン 東京のリズム 柳並木にしょんぼり たたずんで 何を悩むか 淋しい笑顔 濡れた瞳が 気になるお嬢さん 貴女も一緒に 唄いましょ 銀座ロックン 銀座ロックン かなしい泪は 忘れましょう 銀座ロックン 東京のリズム 街は七色 ネオンの波だから あつい吐息も 寄り添う影も みんなハイティーン 素敵なお嬢さん どなたも一緒に 唄いましょ 銀座ロックン 銀座ロックン 心もうきうき 踊りましょう |
玄海ブルース 木村徹二 | 木村徹二 | 大高ひさを | 長津義司 | 蔦将包 | 情け知らずと 嘲笑(わら)わばわらえ ひとにゃ見せない 男の涙 どうせ俺らは 玄界灘の 波に浮き寝の かもめ鳥 紅い灯かげの グラスに浮かぶ 影がせつない 夜更けのキャバレー 酔うて唄えど 晴れない胸は 銅羅(ドラ)よお前が 知るばかり 嵐吹きまく 玄海越えて 男船乗り 住く道ちゃひとつ 雲の切れ間に キラリと光る 星がたよりの 人生さ |
世界を廻るフラフープ金子登美江 | 金子登美江 | 大高ひさを | ジョニー杉浦 | | F・U・L・A みなさんごらんなさい わたしはフラ娘 わたしが廻せば みんなつたれた廻りだす ハイティーン ローティーン ほら 横町のマダムまで 楽しい仲間なのさ フラフープ フラフープ フラフラフープ モンローウォーク ベイビー バスストップ 素敵なスタイルで 廻せ 廻せ 廻せ フラフープ フラフープ フラフープ 年頃なのよ だから わたしはフラ娘 わたしが廻せば みんな フラフラ廻りだす ゆうちゃんカットのきみ ちょっぴりいかすわね あなたの長いあしも フラフープ フラフープ フラフラフープ 100回 1000回 まだまだよ あふれるスタミナで 廻せ 廻せ 廻せ フラフープ フラフープ フラフープ リボンがゆれてるでしょ わたしはフラ娘 わたしが廻せば みんな 世界も廻りだす イギリス フランスから アメリカ 日本まで 地球を廻ってきた フラフープ フラフープ フラフラフープ 豪州生まれのマスコット かわいい虹の輪を 廻せ 廻せ 廻せ フラフープ フラフープ フラフープ |
フラフープロマンス白根一男、草葉ひかる | 白根一男、草葉ひかる | 大高ひさを | ジョニー杉浦 | | 小鳥が鳴いていたっけ 明るい公園の午後 なんとなく フラフープを 廻していたぼくに ほほえみかけた君も やっぱり フラフープ・ガール 思わずかいた握手 素敵な瞬間さ あの日から わすられぬ 君と僕 今日もまた フラフープ 廻しましょう フラフープ フラフープ フラフープ 枯葉がゆれていたっけ 明るい公園の午後 桃色のフラフープと 緑のフラフープ 七色の虹のように滲んで 憧れの空 見上げる愛の瞳 素敵な瞬間ね あの日から わすられぬ 君と僕 今日もまた フラフープ 廻しましょう フラフープ フラフープ フラフープ 想い出 今も楽し 静かな公園の夜 夜霧にぬれたベンチ 寄り添う影と影 それから先のことは 愛しいフラフープだけ なんにも言わないけど 素敵なロマンスよ あの日から わすられぬ 君と僕 今日もまた フラフープ 廻しましょう フラフープ フラフープ フラフープ |