愁Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹く ふいに仰いだ昊(そら)は眩しすぎて 静かに 漂えば 懐かしさこの心揺らめきます 天に星 地には華 私には貴女がいて 抱き寄せて 接吻けて 微笑み交わして 嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹く ふいに仰いだ昊に 包まれて流され そっと髪を靡かせて 背を向けた貴女からは あの日々の香りがして 泪(なみだ)頬を伝う 風に抱かれて 愛は彼方へと吹く ふいに仰いだ昊は 眩しすぎて もっと 傍に 居られたなら もっと 早く 気付いたなら 指を 絡め 離さないまま 永遠に生きて 風に 抱かれ 愛は 消えて行く 光る風に抱かれて 愛は彼方へと吹く ふいに仰いだ昊は 淡色に染められて 夢の吹く頃 薫る華が散る頃 瞳綴じれば今も 貴女が居て |
皐月Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 雫滴る 硝子の向こうは 嗚呼 遥か遠く 瞳に映らない 嗚呼 震えている 記憶にもたれて 声は唯届かずに その手を擦り抜けて行く 涙はまだ零れずに あなたを想うだけ 翳む夕日に壊れたあの日の欠片 声は唯届かずに その手を擦り抜けて行く 涙はまだ零れずに あなたを捜してる 嗚呼 遥か遠く 私の心が 嗚呼 震えている 心が哭いている 声は唯届かずに その手を擦り抜けて行く 涙はまだ零れずに あなたを捜してる 声は唯届かずに… 涙はまだ零れずに… |
憶(おもう)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 儚く舞い散る念(おも)い 哀しみに心を窶(やつ)して 彷徨ったこの軌跡は 泥濘(ぬかるみ)に囚われた過去の 傷痕を克明に描く 雫滴る闇の裡(なか) 月へと還る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け 華やいだ者に憧れて 夢と云う呪縛に繋がれ 只管(ひらすら) 駆けて来たけれど 疲れ果て眠りに臥したい 混沌とした暗闇に抱かれ 月へと還る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け 儚く舞い散る念い 痛みも苦しみも忘れて 色も時間さえも無くして 月へと還る今日の記憶さえ 風も届かぬ程薄れ逝け 刹なさは 谺(こだま)する |
徒然謌Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra,・菊地大輔 | 文詠む月日を眺めつつ 遙か数多の星を観て 酬われぬこの念いどうして顕わそうか 迫り来る暁もゆらり揺られて 幾年の風に浮かんで 遠き落日を唯偲びつつ 今宵もまた彼の人の夢 頬を染めて咲かせようか 過ぎゆく季節は朧げに 薫り残しては拭って 芽を葺いて稔らせてまた散り逝きて 邂逅を待ち侘びてまた散り逝く…嗚呼… 幾年の風に浮かんで 遠き落日を唯偲びつつ 今宵もまた彼の人の夢 頬を染めて咲かせようか 枯れ朽ちて土に還って在りし声をまた憶い出す 叶わねど叶わねど永遠に想う彼の人を |
渦(うず)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 独り立ち止まり 昊を見上げ問い掛ける この世界に於ける 存在の理由とその意味を 誰しもが抱えた 誕生も終焉もまた 哀しみを訴える 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? 形を成す物は 壊れるからこそ美しい 果敢ない夢ほど 輝きを放つ塵と燃える 天と地の狭間で 揺れ動く思考の渦に 結末は或るのか 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? 命の意味を どれほど求めても 救いの神は微笑みを浮かべるだけ 咲いて 香り 枯れて 滅びる 生まれ死に逝く幾度も 朽ちて 還り そして 芽を葺く 人は何処へ向かうのだろう? |
凛Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra | Kagrra, | 色褪せた 風鈴の 寂びた音(ね)に 微睡(まどろ)んで 小耳を峙(そばだ)て時を駆けて 懐かしき想い出を奏でる この心輝いて 夢路を辿る 誇る 向日葵は光纏い 在りし日の少年を 優しく抱いて 流れ行く せせらぎよ 昔日(せきじつ)に 誘(いざな)って 薫り起ちぬ 夕暮れに 涙したは 何時の頃か 眼を瞑れば 母の唄 遠き日々にまた惑う この心輝いて 夢路を辿る 誇る 向日葵は光纏い 在りし日の少年を 優しく抱いて あの夏にもう一度 戻れたのなら 遥か彼方へと夢を叫び 谺(こだま)するその声を 忘れはしない |
誓ノ月Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 蒼き夜空 仰ぎ見てこの腕伸ばし 月を背に誓いを灯した 夢を追って 泪見せず 再び出会える 心は淡く晴れた あの日を焼付けて 変わらない 滾る思いは 永遠を求めて 嗚呼 喜び 悲しみ 伴に膝を向けて 語ったあの頃 胸に滲む 叶わない願いも 届かぬ声も 総てを受け止め 心は今も憶えてる 固い絆を 変わらない 滾る思いは 永遠を求めて 風の様に 雲の様に 時代に流されて 生きてゆく事さえ 出来ないのなら 永遠を壊して 心は淡く晴れた あの日を焼付けて 変わらない 滾る思いは 永遠を求めて 心は今も憶えてる 固い絆を 変わらない 滾る思いは 永遠を求めて |
四季Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra,・河野圭 | 噫 風に吹かれ舞い散る姿は 何故この心に侘しさを説くのだろう 人は時を泳ぐたびに 何かを失くしてゆく 水面に揺れる木葉のように 流れて流され消え逝く 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る 噫 影を宿す母なる光に 何故この心は潸潸と泣くのだろう 人は掌を合わせて 明日を願い祈る けれど私の両の指は 貴女を求めて彷徨う 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る 春過ぎて夏来にけらし 秋が降り冬が芽咲く 愛しくて 愛しくて 刹那くて 涙溢れ出すほどに 悠久の誓いとともに咲け 四季を跨ぎ 愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに 貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る |
賽Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し 微かな勝算に賭けて 成り行きに身を委ねよう 西も東も判らないこの世 闇ばかりが押し寄せてくる 明日を生む希望は薄れ 光は鎖されて無くなる 谺す 救いの声 風に消され 漂う 時代は今 滅びの言葉を 叫び 唸れど 届かず 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 狂乱の宴とて何時かは終止符が打たれる 表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し 微かな勝算に賭けて 半 丁 祈る 歴史の裏側 覗き見れば 黒い雲が渦巻き 椴の詰まり 勝てば官軍で 捲ってみれば 如何様 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 狂乱の宴とて何時かは終止符が打たれる 揺るがない欲望の果てに待ち受ける絶望 限り或る命故 散って咲かせよ |
沙羅双樹の子護唄Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | そう時に阻まれ 流れ流れて 朽ち果てて 迎えた終焉も 命を握る 運命(さだめ)でさえも 心を変えられない 穏やかに思う 粉雪よまだ 私の記憶 溶かさないで 風に運ばれた 春の彩りが 私を包み込むの 母のごとく 懐かしい唄に ゆらり揺られたら 静香に吐息浮かべ 瞳を閉じるの そう数え切れない 痛みに伐(う)たれ 不揃いな足跡 刻み付け 意識は今も 漂い続け 不思議と 導かれる 幼い頃を 抱き締め歩く 目隠しのまま 神の指先を 最期の時を 迎える朝に 頬を撫でるの 沙羅双樹が 風に… 風に運ばれた 春の彩りが 私を包み込むの 母のごとく 懐かしい唄に ゆらり揺られたら 静かに吐息浮かべ 瞳を閉じるの そして時は過ぎ ふと気付くでしょう 巡り巡り続ける楽園だと |
在りし日の微傷Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 哀しみは 今もまだ 心から 消えなくて 光注ぐこの 季節になると 何故か 笑顔を 浮かべてる あなたの声 思い出して この麗らかな青空 見上げればあなたが 舞い降りて来そうで 立ち尽くす 華やいだあの頃 変わらない二人に 戻れそうな気がして ふと瞳を閉じた 夕日見つめ 唯 溜め息ついた あの日に 帰って もう一度 あなたの声 聞きたいだけ この麗らかな青空 見上げればあなたが 舞い降りて来そうで 立ち尽くす 華やいだあの頃 変わらない二人に 戻れそうな気がして ふと瞳を閉じた 哀しみは 今もまだ 心から消えなくて 遠くであの頃の あなたが今私を呼ぶ そんな気がして 色褪せた想い出さえ 捨てられぬまま 泣いている私が居る この麗らかな青空 見上げればあなたが 舞い降りて来そうで 立ち尽くす 華やいだあの頃 変わらない二人に 戻れそうな気がして ふと瞳を閉じた |
四月一日Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Jin Nakamura | 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて 数字の配列のような人混み 何かを踏みしめて先を急いでる 雑沓の中に忘れてた夢や希望 いつも側に居た誰かの笑顔 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて あれから季節は幾度も過ぎて あなたはどれくらい大人になれたの? あれほど望んだ自由を手に入れたはずの 鏡の自分が目を逸らしてる 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて 人は悲しい生き物 幸せを叫ぶくせに 本当に大事な想い出さえも 棄てて涙する 春が来て夏は過ぎ陽が沈む 秋が往き冬を告げ陽が昇る これからもこれまでも変わらない 何時でも幾度も笑えるから 光浴びた風をはためかせて 暖かな息吹に頬を染めて 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて |
白ゐ嘘Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 風に解けた約束はいつか 時を越えて 窓辺から眺める 景色は何時もと変わらずに 暦を刻んで 私の鼓動を奪い去る 遠い遠い彼方を見つめて この手を包んで静かに貴方は また逢えると言った そう 優しい微笑みで また逢えるよと 真っ白な嘘を呟く 遥か未来へ 庭先の向日葵 二人愛でた淡い淡い記憶 憶いだす度に 切なさが胸を締め付ける 遠い遠い彼方を見つめて この手を包んで静かに貴方は また逢えると言った そう 優しい微笑みで また逢えるよと 真っ白な嘘を呟く また逢えると言った そう 哀しい微笑みで また逢えるよと 透明な嘘を囁く 私も同じように 貴方の頬に触れて その眼をみつめ 嘘を呟く あの雪よりも 雲より 透白な嘘を また逢えるねと |
彩の讃歌Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 果てし無い道程溜息吐き俯いて 振り返る事も知らず 声を殺し身を潜め 傷めつけて膿む瑕口を涙で隠してみても 治りが遅くなるだけ 顔を挙げて 瑠璃の色に輝く空 大地は萌えて祈りを讃える 人は時に気付かぬまま 大切な物失ってしまう けれども 光は遠くで照らしてる 悲しみの涙は絶えず時に流されて 自由という旗の下にまた過ち繰り返す 白に黒に赤に黄色に分かれ生まれ堕ちても 求める願いの声に違いは無いから 瑠璃の色に輝く空 大地は萌えて祈りを讃える 人は常に風に乗せて 唄い続ける 愛満ち溢れた詞を 光は優しく包んでる この地上に 息吹く命が やがて滅んで 無に帰するとして 最後の日はこの胸に唯 貴方を抱き締め そして微笑いたい 人は誰も 孤独の中 宛も無いまま 彷徨う旅人 だけど何時か 気付くでしょう 独りではなく 一人だという事に 光は永遠にその眼を細めて待っている |
鬼灯(ほおずき)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 月が照らす 昊を包む 噎せ返るほど 光に染色た 淡い声 聲 その音に惹かれ 導かれるまま僕は 君を捜す 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 朱い糸を 君と僕に 窓に煙る 雫一つ 指に絡めて 君の名前を認める そっと 土塊深く 永久に眠る君の名を 吐息込めて 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 離れぬように 愛すればこそ 壊してしまう 心に咲いた華 暗闇の中今 僕は風に解けた そう犯した罪から逃れたくて この掌に残された君の証 嗚呼 もう二度と 離れぬように 朱い糸を 君と僕に 侘しい夜は 微笑む君に 接吻たなら 儚くて 言葉にすれば 朽ち果てそうな その躯を抱いて 眠りたい |
月に斑雲 紫陽花に雨Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 艶めく月を抱く 淡い斑雲 この私も独り 薄れ逝く 五月雨の昊を朦朧と窓越しに視て 瞳を潤わす 私は私なのだろうか? 考える そう 肘をつき 眼を閉じて 吐息を顰め 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい 卍華鏡みたいな繰返す毎日に倦み 掌のうえの 気休めをまた口に含む 時は唯 明日を連れ 容赦無い 光を浴びせ 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい 哀しくて、、、 もう、、、 苦しくて、、、 只管に 頭をかかえ眠る 何時からが過去なの? 何時からが未来? 現在此処に居るのは誰でしょう? 艶めく月を抱く 淡い斑雲 そっと蘂へと雪ぐ 霈のように この私も独り 翳り萎れる 逸そこのまま融けて 無空に消えたい あの皐月のように あの紫陽花のように 私も消えたい |
幻影の貌Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 消え逝く意識は緩やかに 眩い光に導かれて 天を喚ぶ 叶わぬ願いを抱きつつ 遠退く背中を見護る 唯 時は廻る 懐かしさも滲んで この心までも細やかに煌めく 触れられぬもどかしさに 苛まれ今を知る 悲しい運命に囚われて 悼みにこの躯(み)を蝕まれて 忘れかけてた 錆びれた契り 想いと伴に添えて 唯 時は廻る 懐かしさも滲んで この心までも細やかに煌めく 触れられぬもどかしさに 苛まれ今を憶え 届かない輝きさえ 愛しさに貌わればいいと… |
し、み、め、ゆ、き、さ、あKagrra, | Kagrra, | 一志 | 楓弥 | Kagrra, | 儚さに魅せられ 泡沫に流され 憂いの時は今 私を包んで 瞳を塞ぎ 遥か想う 途切れた記憶 ひろげた腕へ 淡い夢は そう今でも 心深く眠るの 儚さに魅せられ 泡沫に流され 憂いの風に今 そっと吹かれ 木の葉の踊る 水面に映えて 指を絡めて 接吻かわす 懐かしさに抱かれて 扉に手をかけるの 儚さに魅せられ 泡沫に流され 憂いの時は今 私を包んで 唯 微笑み浮かべ 静かに息をとめて 約束の あの土地へ 揺らめくまま 吐息が舞う この季節は 白い化粧ほどこし 私の中 溶けて行く 深く深く溶けて説かれて 儚さに魅せられ 泡沫に流され 憂いの時は今 私を包んで 愁焉は優しく この身を引き離す 憂いの風は今 私を運んで 唯 微笑み浮かべ 静かに息をとめて 約束の あの土地へ 揺らめくまま 彼方まで広がる 薄雲の中へ 光に導かれて 揺らめくまま |
運命の糸Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 薄紅の淡い色の約束 風の音の中に幽か 解れて今途切れた 乾いてる唇にそっと触れて 貴方から貰ったあの温もり 捜してる このまま時を 止めておけたなら 二人は離れずに 桜の花 舞う季節に 私だけが 泣いてる あの頃の 貴方はもう 微笑んではくれない 真実は 嘘に塗れ 手繰れど 見えない 小指を噛み締める 傷みはあの指切り 悲しみと手を繋いだ憎しみ 愛しさが環を紡いだ糸が 私を苦しめている 桜の花 舞う季節に 私だけが 泣いてる あの頃の 貴方はもう 微笑んではくれない 真実は 嘘に塗れ 手繰れど 見えない 小指を噛み締める 傷みはあの指切り |
いびつKagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 燻る蜃気楼 闇夜に谺する 聲は暈なって 哀しみを戒める 昊に抱かれて 揺らめいて 繙かれてく 二つの運命 縺れ逝く 溶けないままに 蒼く迸る焔を 抱くように 消えた影の中 言霊は響き合う 昊に抱かれて 揺らめいて 繙かれてく 二つの運命縺れ逝く 解けないままに 土気色の その顔にそっと 吐息を吹きかけ 昊に抱かれて 揺らめいて 繙かれてく 二つの運命縺れ逝く 解けないままに 木の葉に埋もれた 貴女の 姿をなぞり 二つの運命 綻びて再び繋ぐ |
霞んだ冬の向こうに、、、Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | この雪が散れば 貴方はまた 遠いあの街に 消えて行く 灯火を眼で追えば その向こうに 薄闇の 影は途絶え 跡形も無く 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 凍てつく夜空に 貴方はまた 浮かんでみせては 消えて行く 言の葉を紡ぎ出す この筆先 違えれば滲む色に 貴方を重ね 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 季節が巡れば 日々を教えて 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて 思えば幾年月の 景色が過ぎ去り 霞んだ冬の向こう 貴方を待ち続けて |
雪恋詩Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないまま 凍えてる そっと瞳伏せて 窓辺で笑った君の顔 何故かほんの少し 寂しさ感じて見つめてた 何時の頃か 思い出せないよ 滑り込む 空気のように 君は僕の中に溶け込んでいた 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないままで凍えてる あの日頬杖つき 静かに佇む 君はまた 僕に気付かぬまま いつかの笑顔を零してた 僕の声は 君に届かずに 反射して 跳ね返って 鋭いこの胸に 突き刺さる 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないままで凍えてる ほんの少し 勇気が出せたのなら 溢れそうな 温もりを 両手に抱えて 君を包む 何時の頃か 思い出せないよ 滑り込む 空気のように 君は僕の中に溶け込んでいた 変わらない願い 変わらない気持ち いつでも君が側にいてくれたなら この僕の中にわだかまっている 灰色の景色さえ晴れるのに 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないまま 凍えてる いつまでも僕は君を探すあの雪になって 君にそそぐ |
維新Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 言葉は意味を絶ち 無数に羅列する 届かぬ願いだけが 幾世にも闇を呼ぶ 廻り巡る 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 儚く散り逝く命の歴史は枯れてゆく華のように 新たな初まりの日が既に迫ってる 希望は臨まれず 疎んだこの昊を 覆った雲を裂いて 今こそ光承け 五体を拡げ 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて 儚く散り逝く命の歴史は枯れてゆく華のように 新たな初まりの日が既に迫ってる この運命の果てには未だ見ぬ景色が揺らめいている その扉を開け放ち明日をこの手に掴む 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて |
さようならKagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | | 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから 風が運んでくる 春の訪れには この心の扉 隙間風が吹いて 時の流れは何時も 傷を癒す代わりに ふいに君を憶うと 涙溢れ 唯壊れて 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから あの日君が告げた 切ない言葉では 体の中の君を 消す事が出来ずに 揺れるこの気持ちには 黒い終止符が打てない だから寒空にまた あの日の君捜してしまう 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしないから 君はまだ 笑ってる? 君はまだ 泣いてる? 僕はまだ 孤独な この部屋で 星を呼ぶよ 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら 君を離しはしない だけど 醜く歪んだ 果て無き途を 歩き始めた僕だから この詩を今唄う事で 君に本当のさようなら、、、 |
向日葵(ひまわり)Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 今君が流してる 頬をつたう涙は 明日の自分のために 必要な物だから さあ足音を高らかに響かせながら もう振り返らずに君を待つ未来へと歩き出して 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 忘れたい出来事 心に落ちた染みも 明るい色の絵の具が 奇麗に消してくれるよ そう目の前に立ちはだかるのは壁じゃなく 階段だから 迷わずに ひるまずに登り続けて 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう 細道の果てに待っている広い世界目指して駆け出そう 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう もしもその太陽が沈んだら もしもその足下がゆがんだら 君に贈るこの唄を 君のためのこの詩を 瞳とじて聴いて |
神風Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 騙す不幸より騙される方が幸福さ 詭弁撒き散らし皆で匣の向う笑ってる 対岸の火事も素知らぬ顔をして ああだ こうなんだと唾を散らす 涙を売り物にして迫る 同情を買い偽善者を極めて後は宜しくさよなら 俺はこの身体に流れる血に 怒りさえ通り越して吐き気がする 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く腹切って叫ぼうや 過去は置き去りで未来へと橋を架けてゆく 先ずは足下を見なよ泥濘に陥ってる 自らの顔も曝さないままで 何を宣っても伝わらない 物事の善し悪しも知らない 人の痛みが解らない内は喜びなんて望めない 俺はこの身体に流れる血を ぶち播けて世の中に問う何がしたい? 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く散って仕舞おう 破壊の果てに産声を擧げる 悍しく跪つ化物の正体 三面六臂哮る鬼神か 将又白い蛇か 今更この世界 修正は効かない 誰もが判っているさ もう手遅れ ならば 日ノ丸抱いたまま 潔く灰になって いつか時代が廻るなら 再び舞い戻って 鬨を挙げ 伴に戦渦に身を投げて 呵々大笑しようぜ |
戯曲 かごめ謡Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | あな哀しや あな怨めしかな 今宵の月はいと狂おしく 瞼の裏の罪を映す うしろのしょうめんだあれ? 此の世は好いても惚れても 愛情に身を焦がす 惹かれ逢う者を 底の抜けた 獄の極みへ 噫 逆さに蹴落として 愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて 愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く 十重二十重に取り囲まれたる 格子の隙はまるで百々目鬼 さても針の筵でありんす うしろのしょうめんだあれ? 浮き世は明けても暮れても 諍いを繰返す 男も女も 赤い糸を 固結びして 噫 互いに引き千切る 愛心譲与 遊びましょうよ? 滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように 愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで うしろのしょうめんだあれ?悪戯に躰を貧る 籠の鳥は縛られて 翼ももがれて 愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて 愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く消え失せても 愛心譲与 遊びましょうよ? 滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように 愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで |
廻Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ仕舞いし数多の記憶よ 心の悼みを包んでくれ 飾りし現世に 想いを駆け巡らせて 優しき言の葉は今 届かず最果ての地へと 嗚呼 風は凪いで夜を従え 吹いて行く 何もかもを哀しげに諭すだろう 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ仕舞いし数多の記憶よ 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ逝くのか何処へ 意識は終わりを求め 永久を彷徨えし者に 嗚呼 時は何故にこの念いを 変えて逝く 何もかもが彩の無い無限に 嗚呼 風は凪いで夜を従え 吹いて行く 何もかもを包む様に 何もかもを愛でる様に諭すだろう 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ仕舞いし数多の記憶よ 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ逝くのか何処へ |
忘却の果ての凍えた孤独Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 遠い昔の事に不思議と思えるけど 誰も居ない部屋に今でも慣れないまま 額に飾られた無数の君が 変わらず僕に微笑むから もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 忘れたい 忘れたい 忘れたい 悲しい事なんて何時の日か色褪せて 新しい明日へと進めると思ってたのに あの踏切の向こう側に 君がふいに現れそうで もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 忘れたい もう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても どうしてだろう どうしたんだろう 僕は今でも 凍えてるよ 孤独の中 生きてるのか わからないまま 時は過ぎて 消えてく あの頃には帰れないから もう眠ろう、、、。 |
新・百鬼夜行Kagrra, | Kagrra, | 一志 | Kagrra, | Kagrra, | 篝火灯せよ時来たれり 永劫煮やした憶い遂げ賜え 闇に潜みし聲 片膝を立てて 既に業は為した 猛り狂え諸手を赫く染めて 喰らえ 焔を撒き散らし 嗤え 悲鳴に呼応して 篝火灯せよ時来たれり 永劫煮やした念い遂げ賜え 風は北東から 瘧を抱えて 怨み辣み嫉み 纏い此処に降り立つ 況や世は滅びて 古都の扉 幽かに開く 喰らえ 焔を撒き散らし 嗤え 悲鳴に呼応して 喰らえ 屍肉を貪って 嗤え 泪を呑み乾して |