ゆくえカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | のびのびしたい 都会の真ん中 ほんとうはしたい 街中口づけ ぼくたち動物なんのために 生きるかなんて 今日決める 素直な動物 柔らかい髪 しっとりとした爪 まつ毛は短め 愛する人へも 秘密はあるだろう 抱き合う服の皺がぶつかる交差点が すてきだよ 違うことを考えて 水しぶきを浴びて 透ける体の向こう 今まで ほんとうこわかったよね よくよく見ると必要がない そんなのずっと分かって集めて 抱き合う服の皺がぶつかる テレビで言ってた 僕達どうやら 今どうにかしてる あなたの4分の3まででもいいから知りたい 失敗するよりさよならするほうが私は苦手 家庭訪問 今日は大丈夫 話をしたい 似ているようで似てないね ぼくたち だから抱き合って 抱き合う服の皺がぶつかる交差点が 愛おしいよ 違うことを考えて 期待させていつも 火照る体の向こう 今まで ほんとうこわかったよね |
ロマンス宣言カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 机の下にかくしたおもちゃたち 今日も わたしの全てをあざ笑うのだ 言ってはいけないと分かっていても 深い傷をつけても 君たちは甘いチョコ だけど謝りたくない だれにも見せない わたしの理想の家族計画 体が凍えて ふるえる夜には 誰かの力をかりなくちゃ 机の下にかくした恋心 今日も わたしの全てを抑え込むのだ 嵐の夜にこじれたロマンス けれど どんなに酷くされたって 次の日には 優雅にお湯を沸かして コーヒーのむのよ わたしの理想の喧嘩計画 分かってほしくて かなしいときには だれかの力をかりなくちゃ 謝りたくない だれにも見せない わたしの理想の家族計画 体が凍えて ふるえる夜には 誰かの力をかりなくちゃ お湯を沸かして コーヒーのむのよ おしゃれな出窓に 花を飾って 大きな犬の横にはロマンス そろそろロマンスどうにかしなくちゃ ポケットの中の小さなお話かもしれないけど 関係ないでしょ 私の横には決まってロマンス そろそろロマンスどうにかしなくちゃ |
序章カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ふたりでいると 悲しみだって不完全燃焼 落ちた涙はいずれ 乾いて透明になること 教えてくれたね 蟻の巣の近くに置いた角砂糖 朝には無かった 悪魔の仕業さ 世界のことなんか知りたくなかったのに 知識が増えるほど ふたりでおしゃべりしたいと 目尻も下がってしまう 自転車ライト 付け忘れたまま走った真夜中 急ぐお巡りさん 今回だけだと見逃してくれた だけどなんでかな 無性に腹がたって涙がでてきた 星がでているからか 悪魔の仕業さ 世界のことなんか知りたくなかったのに 知識が増えるほど あなたと暮らしてみたいと 景色を眺めてしまう 赤くて熟れた夕日 諦められないと素直に思っている 知識が増えるほど 優しく笑っていたいと イライラ思っているよ |
ジェットコースターカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ジェットコースター 逆さまになって 正直とっても怖かった どうにか生きてる 暑い夏は汗とまらない 今日も寝苦しい 夜を迎える 星はみえないけれど 君の寝息をきけるなら この街も悪くはないね 空中ブランコ 西日がさす中 いつまでも他愛ないぼくら 隣に座った 知らないこどもの瞳を 忘れられないまま 夜を迎える 星は見えないけれど 君が分かってくれるなら この街も悪くはないね 触れたい 触れたいな しりたいと思うのは 可笑しなことじゃないでしょう 分かってはいるけれど 夜を迎える 星は見えないけれど 君が笑ってくれるなら この街も悪くはないね |
ごあいさつカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 君のなんでもない話を聞くフリしながら こんにちはって意外と言葉で言わない とか 考えている 意味はないが 今となりの君のまつ毛がおちるのを 見逃さなかったよ 手帳の書きそびれ今月沢山あったな きっと、いつかは、と願いと祈りは続いてゆく どうでもいいね 意味はないし でも救いも愛も信じていられると 毎日楽しいよ 消えたお気に入りの栞の行方も気にならないな 新しいものを買いに行こうよ しあわせだよ今 となりの君のまつ毛が落ちるのを 見逃さなかったよ |
エメラルドカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 朝はエメラルド 凄い速さで駆けてゆく 考えてみても仕方がないこと ばかりだね 朝は白い壁 起きたら遠くの海へゆく 隙間から見える 横顔よ どうかそのままで クローゼットの中で 一番気に入ってる ワンピース着ていくね 帰りには焼肉でも食べたい 大切なのは明るい明日だ 朝は厚い雲 包まれた体溶けてゆく 星の一つにも 今の私ならなれるよね 忘れられないよ 内緒のふたりになった日を 雨が降る日には 傘もささないで遊ぼうよ クローゼットの中で 一番気に入ってるワンピース着ていくね 帰る頃には朝焼けでも見ようよ 大切なのは君との明日 明日会えるね それだけで嬉しいよ 大切なのは明るい明日だ |
恋しい日々カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 地面を走る自転車とぬるい風 日々は淡々と過ぎてゆく 強い日差しと熱を持つ自販機で 冷たいレモンと炭酸のやつ 買った 短い夜に私たち遊びたい 光って消える 花火みたい 強い日差しがお迎えに来る前に 気持ちが良くなる炭酸のやつ 買った なにかしようと思ったけれど忘れた 忘れたら思い出した 今日は雨が降るから 洗濯物をいれなくちゃ 未読の漫画を読まなくちゃ 恋しい日々を抱きしめて 花瓶に花を刺さなくちゃ 地面を走る自転車とぬるい風 日々は淡々と過ぎてゆく 強い日差しと熱を持つ自販機で 冷たいレモンと炭酸のやつ 買った 恋しい日々を抱きしめて 花瓶に花を刺さなくちゃ 部屋の電気をつけなくちゃ 明日の目覚ましかけなくちゃ |
Home Aloneカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ホームアローン この暮らしにもようやく慣れてきた 手遊びが大きくなった今でもなおらない いつもどおりだよ カバンの中身 傘がいるらしいけど 手がふさがるしいらない ただの予報だよ 良い子にしてれば 大丈夫な気がしてる ホームアローン この暮らしにもようやく慣れてきた 行き場のない花束のため 花瓶を買いにゆく いつもどおりだよ 外に出てみる せっかくの休みでも 君がいないと暇だ ポケットにいれたよ 刺激と安心 大丈夫な気がしてる 確信的な朝を何度もむかえにゆくために これからも ずっとどうにかしなくちゃ 君をおどろかせていたい 確信的だ 今日は必ずいいことあるはずだ 追いかけたバスが待っていてくれた かっこいいまま ここでさよなら ホームアローン この暮らしにもようやく慣れてきた 手遊びが大きくなった今でも なおらないままだよ |
セゾンカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | いろんな話をしてきたね 二人 落ち着いてきたよ やっといま ミモザが揺れる 何も起こらない一部屋に響く 換気扇の音 やけに落ち着く プリズムは光る たぶんこれからも続いていく テーブルの上 雑に置かれた財布と鍵 丁寧な愛 油断した心に 安心するんだよ 不思議とさ 雑に抱きしめあいたいだけ 君と 間違ってなかったって うん 幼いことを気にしているのか ミモザが揺れる4月も終わる 4月も終わる毛布をしまう たぶんこれからも続いていく 綺麗と思うもの 空の色 キャラクターのキーチェーン 丁寧な愛 醒めなくてもいい たぶんこれからも続いていく テーブルの上 雑に置かれた財布と鍵 丁寧な愛 油断した心に 安心するんだよ 不思議とさ 幼いことを気にしているのか ミモザが揺れる 4月は終わる 気にしているのか幼いことを |
愛のままをカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ばかみたいだなあ めんどくさいって そういうときもあるよ シラケたふりして小石を蹴った みんなには恥ずかしくて言えはしないけど お守りみたいな言葉があって できるだけ わかりやすく返すね 胸の奥の燃える想いを どこへ行こうか 雲がひとつもない 久しぶりの天気 泣かせた誰かのこと思い出したって仕方がない日 できるだけ上を向いて歩いていこうね 子猫のフリして 空を仰いだ 空を仰いだ 美味しいものを食べな できる限り遊びな 恋をしな 結いた髪の毛が乱れるまでいけ あなたには恥ずかしくて お守りみたいだ 振り絞った言葉は できるだけ 愛のままを返すね 胸の奥の燃える想いを みんなには恥ずかしくて言えはしないけど お守りみたいな言葉があって できるだけ わかりやすく返すね 胸の奥の燃える想いを |
光の方へカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 視界で揺れる髪の毛先が好き 茶色く透けてる 綺麗だね 言葉が反射する こころの底に 言葉じゃ足りないこともあるけど 瞳は輝きを続ける たくさん抱えていたい 次の夏には好きな人連れて 月までバカンスしたい 隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね だから光の方 光の方へ 靴のかかと 踏んで歩くことが好き 潰れた分だけ なぜか愛おしくて 僕だけの命 チューブのチョコレートみたいに けち臭く 最後まで 繊細に指先で触れる 壊れそうだよな 僕ら 次の夜には星を見上げたい ちっぽけだからこそ もっと勝手になれる たくさん抱えていたい 次の夏には好きな人連れて 月までバカンスしたい 隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね だから光の方 光の方へ できるだけ光の方へ 光の方 光の方へ |
燦々カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 日に焼けたぬいぐるみたち この暮らしの事情を誰よりも知ってる 出窓から見える向かいの家のこどもがひとり バスケの練習してる しっかりとした気持ちでいたい 自ら選んだ人と友達になって 穏やかじゃなくていい毎日は 屋根の色は自分で決める ざらついた壁を視線でなぞる 灰色の空に退屈をおぼえる 悲しくて寂しい夜にも サモエドは笑ってる そうおもえば愛おしい日々 間違っても別に構わない 次の日も君といれるかがずっと不安で 燦々とした気持ちでいよう 胸が詰まるほど美しいよ ぼくらは しっかりとした気持ちでいたい 自ら選んだ人と友達になって 穏やかじゃなくていい毎日は 屋根の色は自分で決める 美しいから ぼくらは |
ぼくら花束みたいに寄り添ってカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 音楽が終わるのと同時に 晴れてた空が曇ってしまって 明るい部屋が翳りゆく 最近悲しいニュースが多いねと呟く君の横顔 失礼だけど可愛すぎて 感動している 些細なことで 間違ってないよと こちらへおいでと手招き 感動している君の眼の奥に今日も宇宙がある 喧嘩の後のアイスは美味しいね 破壊的な気持ちの後の甘い誘惑 仲良くしてたいよと朝方小指で約束ね いつもごめんね 感動している 忘れないように 泣きじゃくらないで 全部君が思うように 感動している いつまでも 今は過ぎてゆくこと 感動している 些細なことで 間違ってないよと こちらへおいでと手招き 感動している君の眼の奥に今日も宇宙がある |
車窓よりカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 新幹線でおにぎりひとつ 君からもらったチョコレート2枚 包装紙で折り紙したよ 君からもらったチョコレート苦い スポットライトから 降り注ぐ憧れとバンドの正しさよ 恋に似た 何かだな 普通じゃいれないよ 今日は帰れないよ 普通じゃいれないよ 今日は帰れないよ 普通じゃいれないよ 優しくなれないよ 普通じゃいれないよ 傷つけたくないよ 普通じゃいれないよ 早くかえりたいよ 普通じゃいれないよ そのままでいいよ 身体の変化発見次第 わざわざ報告させてよ ねぇ お気に入りのマグカップが割れた その日から変わってく かなりどうでもいい話 君にもらったチョコレート 新幹線から見える 過ぎてく景色好きなんだ |
ごめんねカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 君との思い出 レコード 悔しくって聴けないなぁ 外は雨降り あしたがあるからがまんした シングルベットの中で夜が明ける 君といつも遊んでたいだけ 単純な気持ちで傷つけたね ほんとうごめんね 電球に透けてる君がきれいだよ ごめんね ごめんね 街の日差しの中 恋して 水たまり きらめいた 邪魔なパラソル あしたがあるからがまんした 解けた靴紐 今は泣くのをこらえる 君といつも遊んでたいだけ 単純な気持ちで傷つけたね ほんとうごめんね 電球に透けてる君がきれいだよ ごめんね ごめんね |
りぼんのてほどきカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 目の前を過ぎてゆく車のボディに私が映っている さっきまで泣きじゃくってた パーティのクラッカーみたいに なんとか生き抜いた 読みかけの本が溜まっていることを思い出した なんとか生き抜いた プレゼントボックスのりぼんを 体のかたちが変わっても 焦ってほどいてたい できるだけ髪の毛をきれいに梳かす だれも分からなくていい あなたは窓の外を眺めようとはしない なんとか生き抜いた 涙とかきわけた人ごみ あなたは強い人 あなたは強い人 なんとか生き抜いた プレゼントボックスのりぼんを 体のかたちが変わっても 焦ってほどいてたい 輝きの果てには ただゆくしかないのさ |
明け方カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ 君が例えば知らないところで 誰にどんな喋り方をしてるとか 言わなくていいこと たくさんあるね 笑い飛ばしてくれよ くだらない夢の話 君の隠したい秘密をひとつ知るより 今より上手に笑えるようになりたいだけだ 派手なドレス ダイヤと穴開きGパン 好きな時に身に着けなよ 勝手だよ 私は怒る すぐに 忘れちゃいけない すぐに怒る 悲しいからこそ 言わなくていいこと たくさんあるね 顔を上げてくれよ 慣れてきた毎日も 必ずいつか終わるのさ それならもっとふざけていてよ 上手に笑えるようになんてなるな 不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ 私は怒る すぐに 忘れちゃいけない すぐに怒る 愛していたいと |
布と皮膚カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | いろんなところがドキドキしてる Tシャツの襟ぐりと首の境を 行ったり来たりバレないように 指先でそっと縫い目をなぞった 布と皮膚 布と皮膚 布と皮膚 交互になぞった 眠れない夜にそっと 布と皮膚 交互になぞった 爪を短く切りそろえてる キミの頬 つねったり ギターを弾いたり 願いは一つ 愛が暮らしになればいい もっと、呼吸をしやすく 布と皮膚 夢と外 舌でそっと 交互になぞった 眠れない夜に ずっと 夢と外 交互に帰った 布と皮膚 布と皮膚 布と皮膚 交互になぞった 眠れない夜にそっと 布と皮膚 交互になぞった |
かみつきたいカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | かみつきたい散らかしたい 君のそういう態度が嫌い だけど今日は帰らなくちゃ 帰らなきゃいけない かみつきたい散らかしたい 安いお酒でキスでもしたい もうだれも裏切れない 裏切りはいけない 夜 街へでる 鼻歌をついつい歌ってしまう かみつきたい散らかしたい そんなこんなで幸せだよ 自ら不幸にならない なろうとはしないで かみつきたい散らかしたい みんなとずっと一緒にいたい だけど今日は帰らなくちゃ 帰らなきゃいけない 夜 街へでる 鼻歌をついつ歌ってしまう 夜 夢をみる あの娘のことをつい想ってしまう 鼻歌をついつい歌ってしまう |
花ひらくまでカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 秋口みたいな春のはじめ 曇ってばかり 今夜も一歩 踏み出すには星が足りない 君の帰りをいつもの椅子に 腰掛けて待つので精一杯 空きかけの缶ジュースのまわり 反射するアルミ 朝日で綺麗 背中から腕を回して 石ころの数かぞえるみたく 少しづつ指を動かす 咲くのに時間がかかってる チューリップ眺めて 温かいお茶をすするのです |
星占いと朝カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | いけしゃあしゃあと平気なふりをしたい 冷たい紅茶を一気に飲み干して 君が僕の街の灯り 一緒の気持ちなのにね こないだ見た嘘くさい占いのせいだよ 朝日の中シャワーの粒が光る 君のことずっと考えて朝 いけしゃあしゃあと眠りについてみたい 喧嘩じゃ眠れないし踊れない 君が僕の夢の祈り 一緒にいるよ 歌うよ こないだ見た嘘くさい占いなんて嘘だよ 朝日の中シャワーの粒が光る 君のことずっと考えて朝 明るい道 乾いた肌が光る 君とそっとずっと歩きたい道 |
爛漫カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | こないだ夜道をあるいていた 発光してる 赤いみのり 熱でうなされて見た夢は 東京の空 ピノキオの星 枕元で女神が抱き寄せてくれた わかってたまるか 涙が溢れる お前は知るのか 季節の終わりに散る椿の美しさを 身体が火照るような赤、赤、赤い色 ぼくの心の様 生まれてしまった そのせいで ぼくにはできる お前を守る 珈琲にミルクが溶けてゆく 名前もない 快楽のため 自暴自棄よりも早く走るしか 明るい部屋はないんだよ お前は知るのか 季節の終わりに散る椿の美しさを 身体が火照るような赤、赤、赤い色 ぼくの心の様 |
腕の中でしか眠れない猫のようにカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 眠りが浅い 唯一見た夢は 君と喧嘩する夢 私は決して良い人じゃない 夜の帳が下りる頃には 猫のようさ 帰りを待っている 素っ気ないふりした態度で 傷つけた 雨の匂いが 頬を寄せ合うたびに 私たちいつも頑張っているね 夜の帳が下りる頃には 上手くできない 甘えたいけど 淡く遮る羞恥 真っ赤なギターに埃がかぶる 幼い頃に読んだ絵本の記憶は今も濃く いつもちょっとそんな期待をして 君を待っている 夜の帳が下りる頃には 猫のようさ 腕の中でしか眠れない猫のようさ 夜の帳が下りる頃には 君に会える あと少しで ねえ 悪い夢の話を聴いて |
閃きは彼方カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 僕らの日々へ僕らが誠実であれよ 世界が一度終わりを迎える やりなおせるよ 元通りじゃない 僕は閃いた 雷光のように 気づけば怖いくらい強くなったね 今は意味がない 会って話したい 君と 外は晴天 今はため息 この家が城 守られている 一人の夜は想いを募らせ 僕は閃いた 雷光のように 気づけば怖いくらい強くなったね 今は意味がない 会って話したい 君と 触りたい 君を 話がしたい 君と |
抱擁カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 星が降りてくる夜の話 君と作った電車のレールは途中で止まってるね 水が溢れてしまった 悲しい きっとこれは誰も悪くはなくて ただ、ただ、 抱擁をまっていた 胸の中で まるで私が聞き分けの悪い赤子のようにぎゅっと 二十二世紀の愛のかたち 月の光を忘れないで坊や からだは暖かい 年はまた明けていった 天井の角を見つめ 心を許したかったから ただ、 抱擁をまっていた 胸の中で まるで私が聞き分けの悪い赤子のようにぎゅっと 抱擁をまっていた 胸の中で からだの中を流れる血潮 暖かいねぎゅっと まるで私が聞き分けの悪い赤子のようにぎゅっと |
追憶カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 昨日は最悪だった わたしなにもわるいことしてない 本棚に積み重なってる あれは夢も希望もないぜ 君はいつも死にたがった私を 連れ出してくれたね 君はいつも歌って踊る 晴れた日には 特に 2人で 外へ |
窓辺カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 例えば甘やかしてくれるなら それはもう ダメにしてくれ もしくは隠してるナイフを突き立ててくれ あなたが賢い人ならば 時計の針が遅れたまま 気づかず ひとり遅れた 歩くのが遅いから私は合わせられない ばらばらで集まる 灯台で 瞳孔の動きは美しく ブラインドの前でただ座るだけ 順番待ちの毎日を 気づけば過ごしていたな 瞼から子うさぎが跳ねてく 波のようだね 波のようだね あなたが優しい人だから 瞳孔の動きは美しく 冷たい床 私の体温 嫌で解ける 日々を編む 少しづつよくなってけばいいね ブラインドの前でただ座るだけ |
春の夜へカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 昼過ぎ起床の今日の朝へ インスタントコーヒーをいれるために 熱いお湯を沸かす やかんが震える部屋の空気 気まぐれに歩く春の夜へ 桃色の花びら 希薄な僕ら 熱い眼差しだね 歩幅が合わなくなってきても あのとき言った言葉を忘れないよ ショーウィンドウは全てを見てる 時々 叱って君が 寄せ集めの家具で過ごす日々へ 僕しか分からない美しさよ 額を合わせてる 後ろで漏れてる甘い朝日が あのとき言った言葉を忘れないよ ショーウィンドウは全てを見てる 時々 叱って君が 思い出してごらんよ 僕たちはさ 勝手ばっか考えろよ 今日だけ 好きなことができるよ 僕たちはさ あのとき言った言葉を忘れないよ ショーウィンドウは全てを見てる 時々 叱って君が |
栄えた街のカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 今年はもうきっと何処へも行けない 憎らしい暑い夏も 今では恋しく思えるよ 庭には皮肉にも花が咲く いつかは此処も離れるだろう ふたりを連れて 栄えた街の屋上で干されたシーツは よく似てる 裸のままの私たちと 高い丘の上でここまできたと 疲れては腰を下ろす 今ごろ歌でも歌えれば 約束を約束をひとつだけ ふたりだけ 大事なことは言葉にするよ 信じていてね 栄えた街の夢よりも争うことから いつまでも守りあおうね 私たちは 栄えた街の屋上で干されたシーツは よく似てる 裸のままの私たちと 上手に泳げなくても ふたりだけは |
手紙カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 目を閉じて耳をすませば ページをめくる音だけが響いてる 明日は手紙を書こう 消えたい夜のこと きら きら きら ほら 動かせその欲望を 安らかに眠る横顔 快晴で透けて落ちるレースの影 明日は手紙を書こう 消えたい夜のこと きら きら きら ほら 動かせその欲望を 君の笑う その隙間に ほんとの少し居られたらいい 久しぶりに食べた果物 みたいな気持ちだよ 明日は手紙を書こう 奮い立つ祈りを きら きら きら ほら 動かせその欲望を |
孤独と祈りカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 今日もなにも進んでない 退屈なんだ この街のせいにしてる 待っているのは 本日着予定の荷物 映画を見た 最後は死んだ彼女の 真昼に見た それに救いがなくて おもわず外へ出た 人工衛星は暗闇の中 孤独を泳ぐ 絵画よりも広いこの世の爆発は祈り 明日もきっと 変わりはない 時刻はam3時33分 揃ったスロットみたい ラッキーなベイビーさ 会いに行けば 弾む会話 無理をしてる 確かな愛が僕を いつでもそうさせた 気づかれないように 二人で居ても孤独な息吹 重ねたのは あの小さな約束の続き 人工衛星は暗闇の中 孤独を泳ぐ 絵画よりも広いこの世の爆発は祈り 明日はくるかしら 夢の話じゃないんだよ 明日はくるかしら あなたの隣で |
天使adieu | adieu | カネコアヤノ | カネコアヤノ | Yaffle | 誰も抱きしめてくれない夜は 私の胸においでよベイビー あなたの瞳は冷たい 道行く人 もっと簡単に挨拶してよ 月明かりが優しいね 透けるブラウス 天使がイタズラしてるだけだよ今日は 涙をそっと小瓶にいれて 光にかざすんだ きっとそうだ ぬいぐるみは殴れない 愛おしくて ベランダ出て 想いは彼方 あなたの言葉は儚い 野花みたく 人混みの中夢を見ている 月明かりが眩しいね 全てを照らす 天使がそっと囁いた 頑張ろうぜ 涙をちょっと小瓶にいれて 光にかざすんだ もう大丈夫 月明かりが優しいね 赤らむ頬に 天使がキッスしにきてるだけだよ今日は 涙は止んで 天使も帰る 瞳は光る 瞳は光る |
わたしたちへカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | あの子は誰よりも退屈に慣れている こちらを見て泣いたりはしない 真夏の日差しに育てられた 母よりも怖いぐらい わたしでいるために 心の隅の話をしよう 変わりたい変われない 変わりたい代わりがいない わたしたち あの子の目の奥はいつも何か信じているようでそらせない 部屋の片隅でくすぶる熱 ささやかな優しさと 歩き方さえ羨ましいよ 寄りかかることが怖い 愛ゆえに わたしでいるために 心の隅の話をしよう 変わりたい変われない 変わりたい代わりがいない わたしたち |
気分カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 曇りの日が続く瞼が重くて 野生にかえることはもう今更無理さ 堕落は悪くない こころを守るんだ うさぎの瞳で何を見てるの 気分はいつも上がったり下がったり 言葉が遠い 君とは遠い 気分はいつも上がったり下がったり 帰ろう 小さく揺れている 都会も田舎も 夕日は燃える 選ばず ぼくはぼくでしかなくて 木漏れ日とうつろは似ていて眩しいね ぼくはぼくでしかないね しかたがないね 気分はいつも上がったり下がったり 言葉が遠い 君とは遠い 気分はいつも上がったり下がったり 理想ばかりじゃ 生きられないな 帰ろう |
予感カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 予感はいつも通り過ぎてゆく 風の中 君といるこの日々は可愛くない顔で 写真に映るのも良いと知った 天使を抱えてる 恨みと引き換えに 天使を抱えてる 独り 暗い部屋 怖い夢から逃げて この歌と 歪んだ空気 私たちの視線は両者 君は 君だけはいつでも笑っていいんだよ 消えない傷を守る ふたりの涙 空が落ちる夜 羽はないよ 高すぎるところへは行ってはいけないから 息を吐いた 朝焼けが綺麗で 部屋は染まる この場所で 天使を抱えてる 恨みと引き換えに 天使を抱えてる 独り 暗い部屋 怖い夢から逃げて この歌と |
もしもカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 空の色がもしも違う色だったら こんな気持ちになるだろうか どこかの大地じゃ 小さな悩みさ 小さな悩みさ 玄関の前で立ち尽くす夜は 世界の大きさなんかよりも愛が 怖いけど頑張るしかないんだね 変わることと変わらずにいること 何から食べるか迷うのと同じで タイミングや風向きの違いさ 胸に秘めてる 僕を秘めてる 夢を抱いてる 昔に邪悪な小人が住み着いていった 心に だけど愛が 僕の思想や髪型がもしもこの先に変わっても今が 満足したいけど したくなくて 意地でも 見つめる覚悟 できてる? ほら小さな頃のお前が ほら夢見た頃のお前が |
タオルケットは穏やかなカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 今の形になるほどに アイスキャンディー熊のぬいぐるみ 大事にするのが大変になるのはなぜだろう 喉に詰まった君の言葉は 角が痛い 雲は厚い いいんだよ 分からないまま 曖昧な愛 家々の窓にはそれぞれが迷い シャツの襟は立ったまま 苦くて甘い君の空気 ぼくはいつも顔色を伺うばかりで 考えすぎて熱が出た日 それぞれの答えや解決 喉に詰まった 君の視線は 帰る場所さ ひとりじゃない いいんだよ 分からないまま 曖昧な愛 家々の窓にはそれぞれが迷い シャツの襟は立ったまま 怖い夢なんて忘れてしまおう 鈴の音が鳴る方へと 安心する声の方へ 大丈夫と抱きしめて いいんだよ 分からないまま 曖昧な愛 家々の窓にはそれぞれが迷い シャツの襟は立ったまま |
こんな日に限ってカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 窓際に飾った プレゼントの猫 こんな日に限って 綺麗にみえる 私が揺れると鈴の音が鳴る 悲しみを消すための 傷が絶えない 金色に光る 完璧な海 生きているうちに 良かった 見れて 私が揺れると鈴の音が鳴る 悲しみを消すための 傷が絶えない 朝が遠い夜 青白い部屋を流れる砂漠 花の蜜に憧れ 私が揺れると鈴の音が鳴る 悲しみを消すための 傷が絶えない |
月明かりカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 風邪をひいて独りになった日には 今日この町で一番可哀想なのは僕だ、と思う 救われてく僕の psykhe あの角を超えても 道は続いてく 僕が居なくても 足を暗闇にとられそうだ どうか今日この町で腕を無理矢理にでも そうさ ひっぱってくれ 救われてく僕の psykhe 菜の花が眩しい ありえない話ばかりが転がる 弓を引いた夜を忘れないで 震える手で抱きしめた 僕もあなたも許されてる 真夏 夜の散歩 月明かりとか |
眠れないカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 今夜は頭が痛い 大きく息を吸って 肺へ酸素を送る 心地よいだろう 瞼を休め集中 時に鼓動は大きすぎて身体を揺らして気づけば朝だ いっぱいいっぱいのたましい集めても 棘は無くならない ぎりぎりのハート 犬達 走る吠える 草むらの上 唾液だらけのボール 宝物だね 夢にまで出てきたわ 執着心は醜くなんかないわ 身体が素直なだけさ 照れて髪触る たのしいお話も 棘は無くさない ぎりぎりのハート 眠れない 無理に寝ない こうして誰かを想ったりして 明日の愛を想像する 最近目が悪くなって 君の顔を恥ずかしくもなく見れるよ 眠れない 無理に寝ない こうして誰かを想ったりして 眠れない 無理に寝ない 眠れない 無理に寝ない 雑だ おれなんて暮らしは だけど明日の愛を想像する |
季節の果物カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 特に好きでもない人が夢に出てきた 愛犬と恋人を紹介された 冬 今に気づいたことじゃないけれど ぼくは断るやりとり 苦手でした 君とは友達じゃない 優しくいたい 海にはなりたくない 全てへ捧ぐ愛はない あなたと季節の果物をわけあう愛から 今ぼくがみたいのは 衝動 その先の空さ 窓枠 夕暮れと遊び足りない まだ ぼくたちはどうして こんなに不安だらけを抱えて 傷つけあうばかりじゃ だめなことは知ってるのに ぼくたちは 優しくいたい 海にはなりたくない 全てへ捧ぐ愛はない あなたと季節の果物をわけあう愛から |
やさしいギターカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 紐をかたく結んでも意味がなかった 私はあなたがいないと夜更かしばかり ふたりはよわいね 不規則に弾ける泡のよう 私はあなたがいないと夜更かしばかり 不安の形は日々変わりゆくように やさしいギターを弾けるか 安心したいだけの証 いつまでも隣を照らしておくれ 時に事実は傷をつけ別れを促す 優しさばかりが愛か 分からずにいたい 知らないあなたを知ることはこわい 上手にできない 好きなぶん それだけ苦しい 優しさばかりが愛か 分からずにいたい 不安の形は日々変わりゆくように やさしいギターを弾けるか 安心したいだけの証 いつまでも隣を照らしておくれ |
さびしくないカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 今夜は特に冷え込むね 空気が喉に張り付いて張り付いて 張り詰めた心 のど飴はキスの味、じゃない 雪の日のたばこ 夜な夜な歌う愛を ださい帽子に隠して電車に乗った 毎日毎晩 別に遠くへ行けなくてもいい 最近は 朝焼けの色が激しいね 遠くのほうで鳥たちが 鳥たちがロボットに留まる この間観たアニメはラブレター 食べかけの桃を 忘れたまま歌う愛を ださい帽子に隠して電車に乗った 毎日毎晩 別に遠くへ行けなくてもいい 最近は さびしくない |
ラッキーカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ラッキー ハードルが低くなった競争 野良イヌのままがいいな 休みの日は川沿いを歩けば ロックやパンクが終わらないように 輝く水面が見れるね オッケー 明日には皿洗いをしよう 欲望のままのフィギュア 休みの日は川沿いを歩けば ロックやパンクが終わらないように 輝く水面が見れるね 荒野を駆けるメリージェーン 無理ない範囲で君の隣にいたいだけ どれだけ痛みを分け合えるか 心配はしてないよ 仮病使って休んだ日に見た あなたと午後の光が僕を包んでくれるかぎり |