LIVE REPORT

LOVE PSYCHEDELICO ライブレポート

LOVE PSYCHEDELICO

『LOVE PSYCHEDELICO TOUR 2013“IN THIS BEAUTIFUL WORLD”』

2013年06月14日@渋谷公会堂

撮影:HIRO KIMURA/取材:高良美咲

2013.06.20

ニューアルバム『IN THIS BEAUTIFUL WORLD』を引っ提げ約3年振りに行なわれたLOVE PSYCHEDELICOのツアー。この日が最終日ということで、メンバーがステージに現れると、待ってましたと言わんばかりに会場からは拍手と歓声が沸き上がった。
今ツアーではいつものサポートメンバーに加え、骨太な腕で叩き出す力強い音がバンドのパワフルさを際立たせるパーカッショニスト、レニー・カストロが参加。そんなたのもしいバックバンドとともにギターをかき鳴らし楽しそうに歌うKUMIの“一緒に歌ってね”という呼びかけに対し、会場は歌ったり踊ったりと盛り上がりを見せていた。
薄暗いステージにレニーとNAOKIのふたりが残り、セッションを繰り広げたEAGLESの「Take it easy」。ふたりだけで奏でられる音とNAOKIの歌声に合わせて会場から歌声と手拍子がこだまする、その穏やかな空気がとても心地良い。そしてKUMIが登場し、NAOKIが“一曲くらい座ったらどうだい? 騒ぐ時に騒ごうぜ”と観客を席に着かせ、しっとりとした雰囲気で「裸の王様」を披露。カホンに跨ったレニーとの3人でのアンサンブルに乗ったKUMIの伸びやかな歌声がとても印象深い。また、残りのサポートメンバーがステージに戻った「all over love」のエンディングのコーラスの美しさにも思わず息を飲んだ。続いて「Calling You」が始まるとミラーボールが登場し、一変してそこからは次から次へとダンサブルな曲を繰り出す。KUMIも長くて綺麗な黒髪を揺らしながら会場から伝わってくる熱気を全身で味わい、ハンドマイクに持ち替えて踊る場面も。本編最後は「LADY MADONNA」。途中にNAOKIがヴォーカルをとる「Pretty Woman」を差し込むという心躍らせるというアレンジを見せ、会場中に笑顔をあふれさせた。
アンコールの「Last Smile」では切ないメッセージが心に突き刺さり、じっと聴き入る客席。しかし、最後の「Freedom」では“「Freedom」のヴォーカルはみんなだね”とKUMIが言うほどの大合唱が巻き起こる。着飾らないLOVE PSYCHEDELICOの揺るぎないカッコ良さを魅せつけられ、ステージに掲げられていたバックドロップの“IN THIS BEAUTIFUL WORLD”が凛として見えた。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 【NAOKI Time】take it easy

  2. 13

    Aha!

  3. 16

    LADY MADONNA(~pretty woman)

  4. <ENCORE>

  5. 18

    Shadow Behind

  6. 19

    This Way

  7. 20

    Freedom

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