とにかくエネルギーに満ちたライヴだった。1曲目から新曲を投下。彼らにとっては“1曲目は定番のアッパーな曲で”といったルーティーン的なライヴをする気はさらさらなく、新曲に対して“自信の1曲だ”と言わんばかりの好奇心が勝ったのだろう。それゆえかキレキレのメロディアスでソリッドなエモーショナルロックを聴かせる。紅一点ヴォーカルを張るNuTzはTシャツにルーズなパンツ姿というキッズさながらの出で立ちで体を縦に振り、拳を突き上げ、血の気の多いステージングでオーディエンスを挑発する。その後も昨年10月にリリースされたミニアルバム『AGAINST the WORLD』を中心に怒濤の如く畳み掛けてくる。よりエネルギッシュに、よりハングリーに...わずか5曲ながらもfly sleep flyの高いモチベーションを感じた。