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有華 ライヴレポート

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【有華 ライヴレポート】 『有華ワンマンツアー2024 「messy bag」』 2024年1月27日 at 日本橋三井ホール

2024年01月27日@日本橋三井ホール

撮影:山本 佳代子 /取材:田中 大

2024.02.09

メジャー1stフルアルバム『messy bag』の発売を記念して東京と大阪で行なわれたワンマンツアー有華ワンマンツアー2024「messy bag」。弾き語りのコーナーも交えつつ、歌う喜びを思いっきり煌めかせていた東京公演の模様をレポートする。

バンド演奏がスタートしてからステージに有華が登場。“今日はよろしく! 楽しもうね!”と観客に呼びかけて「Darling Darling」を歌い始めると、客席内から軽快な手拍子が起こった。伸び伸びと躍動させる歌声がとてもさわやか。続いて「HAPPY DATE」と「Marry me」も届けられたが、歌う喜びを全身に溢れ返らせているのが伝わってきた。

“今日はアルバム『messy bag』を出してから初めてのワンマンライヴ。届けたい曲をいっぱい用意してきたので、最後まで一緒に楽しんでください。“立って!”“座って!”って私、指示するから(笑)。どうぞ最後までよろしくお願いします!”。

親しみやすいキャラクターが発揮されたMCタイムを経て、SNS上での総再生数が15億回を突破している「Partner」も披露。観客の大合唱は、彼女の音楽がファンから愛されていることを鮮やかに示していた。

「ずるいね。」を歌い終えたあとは、観客に着席して聴いてもらうコーナーがスタート。「愛が溢れて胸いっぱい」「プラス=マイナス」...曲が披露される毎にバンド編成が徐々に小規模となり、「恋ごころ」はアコースティックギターの伴奏のみ。「家みたいやな」と彼女は穏やかなひと時を楽しんでいた。“東京に来てもうすぐ3年。メジャーデビューしてから1年はいろんな曲を出して、いっぱいの経験をしました。でも、原点は実家で弾き語りをしていた私やなあとよく振り返るんです。この曲は今でも支えられているし、残せて良かったと思っています”と語りつつ歌い始めた「ピーターパンシンドローム」は、彼女自身のピアノ演奏による弾き語り。鍵盤を奏でながら響かせる歌声が瑞々しかった。“みんなとつながりたくて作った曲です”という言葉が添えられた「うたでつなごう」は、観客の歌声、彼女の歌、ピアノが温かく融合。リラックスしたムードの中、歌とじっくりと向き合えた弾き語りの2曲だった。

「キミエール」からは再びバンドメンバー全員が登場。豊かな表現力を感じさせてくれた「終わらない唄」。亡くなった祖父への想いが込められた「Gentleman」...落ち着いたトーンの2曲を経て、「#Me」からは躍動感に満ちた曲を連発。「Baby you」と「リングノート」は、客席から沸き起こった歌声と手拍子も曲を支える素敵な伴奏となっていた。そして、「バースデーソング -2022 ver.-」で本編は締め括られたが、拍手と歓声に応えて行なわれたアンコール。“今から新曲をやっちゃいたいと思います。大阪公演が2月3日にあり、2月4日の0時に配信開始となります。アンコールは撮影OKにしちゃいます。一緒に楽しんでもらえたらなと思います”というMCの後に披露された「LOVESICK」は、早くも観客と歌声を交わし合える曲となっていた。

“メジャーデビューして一年経ち、大好きな音楽ができて幸せと思える日もあれば、うまくいかへんこともあったりして。夜中にみんなからメッセージが来て、“有華の曲聴いてるよ”って言われたらすごく元気が出るんです。一緒にみんなと人生を歩んで行けたらなと思っているので、なんかあった時は私の曲に頼ってほしいです。私もみんなのこといっぱい頼らせてもらうから。これからも”Bestie”、親友でいてください。一緒にいっぱい歌って帰ってね”。

そして、披露された「Bestie」がラストを飾った。ステージから広がっていく歌声が、客席にいるひとりひとりを慈しむかのよう。手拍子をしている観客が心を明るく震わせている様子が、周囲の空気から伝わってきた。

“また絶対に会おうね!”という言葉とともにバンド演奏が終了。大きな歓声が、客席全体から一斉に起こった。名残惜しそうに何度も手を振りながらステージを後にした彼女を見送った拍手も特大級。有華が2024年も活躍の場を広げていくことを終始、確信させられるワンマンライヴであった。

撮影:山本 佳代子 /取材:田中 大

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 7

    07. プラス=マイナス

  2. 9

    09. ピーターパンシンドローム(弾き語り)

  3. 10

    10. うたでつなごう(弾き語り)

  4. 14

    14. #Me

  5. 18

    <ENCORE>

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