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SUPER★DRAGON ライヴレポート

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【SUPER★DRAGON ライヴレポート】 『DRA FES 2020 -龍崎高校学園祭-』2020年11月15日 at 配信ライヴ

2020年11月15日@配信ライヴ

撮影:笹森健一/取材:吉田可奈

2020.11.22

SUPER★DRAGONが11月15日、毎秋恒例の『DRA FES 2020』をオンラインにて開催! “龍﨑高校学園祭”として始まった1部は、メンバー全員が龍崎高校の学生となり、学ラン姿でチャイムとともに登場するところからスタートする。パペットのチビドラ先生が登場し、ちょっと強めのメンバーいじりにみんながタジタジに(笑)。松村和哉が“女の子を呼んでハーレムを作りたい”と発言しメンバーから総ツッコミを受けたり、田中洸希がしゃべろうとするとチビドラ先生に“そのパーマは校則違反だろ!”と、志村玲於が話せば雑にツッコまれるなど、開始早々からスパドラワールドが全開。その後もそれぞれが理想の学園祭を話し、和やかな雰囲気の中でVTRが流れると、メンバーたちは赤い光に包まれながら「Monster!」をパフォーマンス。机とホワイトボードがあるセットを背景に、瞬時に雰囲気が切り替わり、それまでわちゃわちゃとふざけていた全員が妖艶な空気を出すところに思わずため息がこぼれた。

疾走感あふれる「PendulumBeat!」ではステージ上で所狭しとフォーメーションをコロコロと変え、サビでは全員が楽しそうに踊る姿が微笑ましい。曲終わりに後ろにある学校の机と椅子に座って終わるところも、学園祭ならでは。そして、「この5年間で一番〇〇だった話」のコーナーへ。これまでキツかったお仕事を訊かれると、飯島 颯は体力的な部分で本当に大変だった“マジスポ”の罰ゲームで柴崎 楽が泣きながら虫を食べる話を挙げ、当の楽はこの5年間で反省していることとの問いに、「Summer Breeze」のイベントで立ち位置が急に変更になり覚えられず、間違えたことを反省していると答え、チビドラ先生が“楽ちゃんは反省しなくていいよ!”と激甘コメントする場面も。

続くシリアスな「Cross Counter」では洸希、池田彪馬、和哉によるパフォーマンスで盛り上げる。和哉の力強いラップ、洸希の身体中に響く低めの歌声、彪馬の美しい高音が見事に絡み合うこの曲はライヴでの空気感がとても似合う。玲於、毅、ジャン海渡による「ゲラゲラ」では一気にテンションを上げ、後ろのメンバーが身体を動かし、颯、伊藤壮吾、楽によるゆるやかで心地の良い「NICHIYOUBI」と、それぞれ個性の強いユニット曲を披露。最後に3人でハートを作って終わると、全員が揃うメロウな「Endless Dance」で一列に並び、拳をあげる姿を観て、彼らの生のライヴが観たくてたまらなくなった人も多いはずだ。

その後、決め台詞対決ではわちゃわちゃと等身大の姿を見せたかと思えば、ラストに毅が好きな人のことを想って眠れない女子に向けてのひと言、“夢で出会えるかもしれないじゃん”とささやき、毅と彪馬のふたりで歌う「夢で逢えたら」を歌唱。声質の違うふたりが訴えるように伝えようと歌い合い、向い合い声を重ねるシーンはとてもドラマチックだ。また、洸希のソロ「AIKOTOBA」では大人への階段を駆け上がっている彼の、10代ならではの色香と可愛らしさのハイブリッドな表情が印象的だった。ラストに照れ隠しなのかピースすると、その後に登場したメンバーから“なんだよそのピース!”とツッコまれたこともご愛嬌だ。

ライヴ中盤ではファイヤードラゴンとサンダードラゴンに分かれて大喜利対決をしたあと、ファイヤードラゴンが「Gong」を披露。圧倒的な力量と巻き込むダンスパフォーマンスが観る者を魅了し、「Get Lite!」のソロダンス後、颯からジャンへとノールックで渡されるマイクなど息の合ったさりげない姿にもグッとくる。切ないミディアムチューン「MIKAZUKI」を歌い上げ、玲於と颯は表情込みで圧倒的な切なさをパフォーマンスで表現するなど、他の2曲とはまた違った雰囲気で楽しませた。

一方、サンダードラゴンは「Take It The Top」で登場。結成当初は小学生だったメンバーがいたほど幼かった彼らはこの5年で大きく成長し、当時とは異なる歌声で横に並び、”上目指そう”と歌う。和哉の湿った《Ah 熱帯夜》という声から始まる「真冬の熱帯夜」では艶やかでセクシーな一面を見せその成長に驚く。一転、「リマカブロ!」では終盤でファイヤーが乱入しテンションは最高潮に! みんながバイクのジェスチャーをする中、壮吾と颯だけ電車のジェスチャーをするところも彼ららしい。

ラストのMCではオンラインでライブを重ねることで、よりファンのありがたさに気づいたと全員で話すと、最後にタオルを振り回す「+IKUZE+」で一気に駆け抜けると、学園祭は終幕。終始楽しそうに、全員が笑顔で、彼らなりの学園祭を表現したこのライブ。チビドラ先生とのかけ合いも相まって、より元気を届けたアクトとなった。

撮影:笹森健一/取材:吉田可奈

SUPER★DRAGON

スーパー★ドラゴン:スターダストプロモーションが手掛ける若手俳優集団・恵比寿学園男子部“EBiDAN”から生まれた、9人組ミクスチャーユニット。通称“スパドラ”。2016年11月にリリースしたデビューシングル「Pendulum Beat!」は人気アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』のオープニング主題歌となり、オリコンデイリーチャート3位にランクイン。ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、ニューミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが特徴。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 9

    9. Gong

  2. 10

    10. Get Lite!

  3. 11

    11. MIKAZUKI

  4. 12

    12. Take It To The Top

  5. 13

    13. 真冬の熱帯夜

  6. 14

    14. リマカブロ!

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