高城晶平作曲の歌詞一覧リスト  27曲中 1-27曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
Rain Or ShineHana HopeHana Hope高城晶平高城晶平高城晶平・荒内佑夜風をさまよう 未来からのしずく 傘が口々に 歌をさえずる  来ては去る Headlight しぶきをあげ 踊ろう 果てのないDanceを  うつむき加減のあの二人が 通い合う瞬間のBreeze  Uh, Illminate We'll Be There Rain Or Shine Illminate まぶたの奥の A Day In The Life, A Day In My Life  Illminate Honey Honey, Rise And Shine Illminate 遠くの夜明け A Day In The Life, A Day In My Life  いつかの庭で 幽霊にもらうしるし 誰にも見せずに カーテンを閉じる  束の間の Twilight time いつまでも 歌おう 途切れそうな Love Song  踏ん切りがつかないあの二人が 交わし合う 最後のPhrase  Uh, Illminate Well Be There Rain Or Shine Illminate まぶたの奥の A Day In The Life, A Day In My Life  Illminate Honey Honey, Rise And Shine Illminate 遠くの夜明け A Day In The Life, A Day In My Life
ベッテン・フォールズcerocero高城晶平高城晶平ベッテン・フォールズ 磨かれた水 弾け飛ぶミスティ 急降下 崖の淵 引かれ合う万有引力 ウィスキーコーク 飲み干して飛び込む 滝壺へ  (Woo! We Gonna Get High, Baby)  Sparkle, Silence, I Find A Way So Long, My Fate, またね!  ベッテン・フォールズ 蜻蛉が舞う 岩のうえ乾かす肌 モダンステップス 踏み抜いた奈落の底 アルケイディア ウォーターフロント 光と陰の斑らを行く水  (Woo! We Gonna Get High, Baby)  Sparkle, Silence, I Find A Way So Long, My Fate, またね!
薄闇の花cerocero高城晶平高城晶平薄闇にそっと色づく漆喰の家 家 家 去りゆくイメージ おおサウダーヂ 陽射しは今 丘の裏側へと消え 消え 消え 床踏み鳴らす ふたりの満ち欠け  このテンポ このテンポで (踊ろよ さあ 踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (床踏み鳴らし踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (踊ろよ さあ 踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (揺らせよ さあ)  おお Light Low Light Keep The Lights Low Your Light  つちかぜ舞う 霞のなか 列車は遅延 遅延 遅延 蠢く窓辺 おおフェリシダーヂ 川を渡る 懐かしいだれかの声 声 声 手を叩きあう ふたりの満ち欠け  このテンポ このテンポで (踊ろよ さあ 踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (手を叩きあい踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (踊ろよ さあ 踊ろよ さあ) このテンポ このテンポで (揺らせよ さあ)  おお Light Low Light Keep The Lights Low Your Light
Double Exposurecerocero高城晶平高城晶平くすんだ光が 背筋の谷に陰おとす  あなたは静かに 寝息をたてて夢みてる  音をたてず するりと 部屋を出て 鳥の記憶 目覚めた肌  選ばなかった方角を 懐かしみ続けている 朝が多重露光のように 交わる  子どもの背丈で 街を眺める午前五時  全てが違って見える気がした 一日中  原子炉のように喉を鳴らす猫と 夢の記憶 辿るあなた  選ばなかった方角を 懐かしみ続けている 夜が多重露光のように 交わる
レテの子cerocero高城晶平高城晶平信じるかい? 何にでもなれるのさ どこへでもいける 境界線に遊ぶ子どものように 美しく不敵に get back  冷たい川の水を滴らせて歩こう 街ゆく人々は不思議そうに見ているんだろう 彼はなんだかおかしくなって笑ってしまう 世界があまりにも違って見えるから  さあ急いで 1日は日没から始まる ダンスパーティーにはまだまだ間に合うさ  信じるかい? 何にでもなれるのさ どこへでもいける 境界線に遊ぶ子どものように 美しく不敵に get back  忘れたくない 今日の陽の光の塩梅 二人だけの約束したい いつか大人になるその日が来たとしても Don't Tell A Lie 「忘却(レテ)の水は飲まない」  さあ急いで 1日は日没から始まる ダンスパーティーにはまだまだ間に合うさ  信じるかい? 何にでもなれるのさ どこへでもいける 境界線に遊ぶ子どものように 美しく不敵に get back
TWNKLcerocero高城晶平高城晶平ヒスイ色の花火が空に消えてしまうのを暗いキッチンから眺めた 冷蔵庫から掘りだされたBeerのプルタブが産声をあげたがる  夜空は黒く 雲は赤い  カゴの鳥を解き放つにはうってつけの夜さ お行きよ お行きよ その羽根でお行きよ  ほらごらんよ Twinkle Lights やりたい放題 気ままに 彼は Lonesome Ramble Boy 塀の外はどんな感じ?  醜いあざのような夕焼けが落ちて 暗がりのベンチに独り腰掛けた  光の川?あれはまぁ Traffic Jamだと思うよ 遠くのものほどゆっくりと過ぎ去る法則に則って  沸騰する泡のようにとりとめがないわたしたちの思惟 思考  いつか余らせた花火の束 いっぺんに火を点け 無感情に見つめる  (I Wanna Have Some Shot With You)  ほらごらんよ Twinkle Lights コハク色の花の蜜 街中みんな Drunken Guys そこらじゅうにぶちまける  ほらごらんよ Twinkle Lights やりたい放題 気ままに 彼は Lonesome Ramble Boy 塀の外は どんなんだい?
ロープウェーcerocero高城晶平高城晶平cero空に砕け散るムクドリの群れ ため息つくなよ 心踊るだろう 色のないこんな世界が それはそれで美しいだなんて  朝靄を切り裂いてロープウェーが現れる すれ違うゴンドラには人々 気恥ずかしげにその手を振って 一瞬で霞に消えて視えなくなる  Everything's Gone To The Foggy Outside やがて人生は次のコーナーに 人生が次のコーナーに差し掛かって  はりつめた 心のタイトロープ 風が震わせて谺をつくりだす  とりとめもないメロディが 頭のなかを流れる ほらこんなふうに  …  Everything's Gone To The Foggy Outside やがて人生は次のコーナーに 人生が次のコーナーに差し掛かって
C.E.R.Ocerocero高城晶平高城晶平夜な夜な有象無象が集うよ ダンナ、オンナ、レディーボーイやローラーガール 赤い帽子 ヒゲ面のトラヴィスが さまよう 砂漠の果てに 日照りの都  飲み干されたショットグラスが次から次へと床に叩き付けられていく かじったライムの数だけ天国も地獄も遠のいていくぜ ほら  いいところだよ その気になりゃ 死人だって騒ぎだす  「約束忘れちゃいないかい?」 今もあなたの耳に呼びかけ続けてる  Contemporary Eclectic Replica Orchestra  BLLLLL…… 送る ブロンクスチア 聞く耳持たぬ あのディストピア 光遮られてできた 暗い領域がみせた大気光学現象 少々言葉遊びも過ぎた頃 蛇の目を持ったお母さんがわたしを迎えに来てくれるはず  見逃すなサイン 送れ祈りを 無茶な約束が果たされるまで 今もわたしの耳に呼びかけ続けている?  Contemporary Eclectic Replica Orchestra Contemporary Eclectic Replica Orchestra
ticktackcerocero高城晶平高城晶平Clock hand tick tack rewind Time…  気持ちよく晴れてたと思ったら 突然のスコール ジャングルみたいな変な天気  前にもこんな時あったような…!!今何か思い出しそうになった 何だっけ… これがデジャヴってやつなのか  どっかでリューズが巻き戻されたような やり直しの時間を生きてるような  まあそんな感じ みんなはどうなんだろう? (さあ…?) そんで何か美味しいもの食べにいく 素敵なシャツに袖を通して ギリギリのラインで保たれる いくつかの幻想 都市の成り立ち すなわち… Love?  そんで何処かダンスパーティーに出かける 磨いたシューズに紐を通して キレキレのステップで交わされる 偽りの喧騒 溶けた会話 すなわち… Life?  夕暮れの街 流してたら 影のない人々が 川原で焚火していた  群青の中に滲む一点の灯 また何か思い出しそうになったんだけど …なんだっけ?とても大切なこと忘れている 色んな人に 聞いてみる 僕の知ってる みんなはどこ行ったんだろう? (さぁ…?)  そんで何か美味しいもの食べにいく 素敵なシャツに袖を通して ギリギリのラインで保たれる いくつかの幻想 都市の成り立ち すなわち… Love?  そんで何処かダンスパーティーに出かける 磨いたシューズに紐を通して キレキレのステップで交わされる 偽りの喧騒 溶けた会話 すなわち… Life?  Clock hand tick tack rewind Time…
Rojicerocero高城晶平高城晶平友達が持って来た できたてのドーナツを ターンテーブルに乗っけて 揺れようよ 開けっ放した窓から 次の季節の夜が入ってくる 新しい日々のはじまり 感じとっているはず 示し合わせたかのように いつもの店 いつもの顔ぶれ 楽しいような退屈なような感じ  いなくなった奴も何人かいるけど どっか他所で変わらずにいるだろうさ 「リアリティがない」だなんて誰かが言ったけど 現実はいつだって悲観と楽観のあいだにあるはず  新しい日々のはじまり 感じとっているはず 狂える夜のはじまり 繰り出したくなる どこかへ  今宵繰り出すためには色々な要素が足りてない 目下の問題をクリアしないかぎり 海にも砂漠にも行けやしないだろうな 風に乗ってやって来た焚火のフレイヴァーにフィードバックした記憶で ハイになった脳みそが溶けてゆく  (ここでPhone call)  乱暴に取った受話器から聞こえた不気味な風の音 すぐ通話途絶えて背すじも冷えたし 開け放ってた窓もそろそろぼちぼちいい加減に閉めようか…  新しい日々のはじまり 感じとっているはず どこか別の世界での約束 どうしても思い出せない
FALLIN'cerocero高城晶平高城晶平遊ぼう 夜を越えて どこかへ  行こう 夢のなかへ 何度でも  「思い出せる…?」  白い陽の照りつける 砂嘴 渡れば たちまち 浜は瀝青となり ビルは砂丘へと姿変える  身体なんて捨て去ってさ  遊ぼう 夜を越えて どこかへ  行こう 夢のなかへ 何度でも  「思い出せる…?」  ぼやけたヴィジョン ほんの瞬間の夢だから すぐ忘れちゃうだろうけど  会えて本当にうれしかったよ  遊ぼう 夜を越えて どこかへ  行こう 夢のなかへ 何度でも  街へ 森へ 海へ あの店へ  行こう 遠い夢の砂漠まで  「思い出せる…?」
夜去cerocero高城晶平高城晶平LEDの雪が降る うつむきがちに 手はポケットに  美しいことも争いも 全てが 天使たちの戯れだとしたら  この退屈な街と 辺境のあいだに とびきり素敵なテントを張ろうよ  誰にも邪魔されず  食堂、新聞、コーヒー、煙草、 シンクを流れる水  ふと気付く あなたには影がない とてつもなく巨大なレコードのうえで 誰もが虚ろなダンスを踊る  甘くとろける魔法のような夜に 幽霊と交わし合う 誓いの口づけ  どうか忘れないで  この退屈な街と 辺境のあいだに とびきり素敵なテントを張ろうよ  誰にも邪魔されず
水平線のバラードcerocero高城晶平高城晶平水面は淡くなり 泡ははじけ パラソルの色は遠く  偽物の花を買い 海に投げて 見えなくなるまで手を振る  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  海の底まで潜り 何か掴む 色とりどりの水中花  誰かが手を振った 手を振りかえす 花びらは水を滴らせた
マイ・ロスト・シティーcerocero高城晶平高城晶平カーステから流れるのは ローランド・カークだった 言葉は生い茂りつつも意味を失っていく  密林を乗り起えた先に見えた白い煙 享楽と空白のワイルドサイドヘようこそ  マイ・ロスト・シティー  祈るも結構 眠るも結構 得るものないもの I don't want anymore  放たれた案畜と エネルギー 水蒸気爆発 戒巌令下の目論見 見逃すな、見逃すな 迫りくる闇と光を!  ダンスをとめるな!ダンスをとめるな! ダンスをとめるな!ダンスをとめるな!  マイ・ロスト・シティー  都市の悦びを支えるもののタガが今はずれた  ダンスをとめるな!ダンスをとめるな! ダンスをとめるな!ダンスをとめるな!  マイ・ロスト・シティー
大洪水時代cerocero高城晶平高城晶平東から もくもくと吹き出した積乱雲が 押し流されて 長い雨で 東京の街並みが海になった 六畳一間は船になった  窓の外 水平線が引かれ だれもかれもヒキコーモリです あの娘 どこへやら 偽物の花を買って海に投げた 中央線がしぶきをあげた  旅に出ましょう 今こそ その時 全て捨て置いて お別れの挨拶どころか まだ何も始まってもいやしないぜ  波が打ちよせて 何かの燃えかすが 窓にはりつく 過去も未来も 押し流されて 意味を失くした いつかの約束が流れついた  黒い邪魔な夜が来て 海も凪いでいる 波のうねりにあわせて 揺れる ランプの燈  黒いしぶきに足を浸して5つ教えて やっと1人になれた 今、何かが 始まった?  後戻りできないさ どこまでも 海は続いて… 風がふいた…その時
船上パーティーcerocero高城晶平高城晶平Tell me why (Tell me why?) ねぇ どうしてそんな顔でスネてるんだ? 船上パーティーは続く Be careful (careful!) 邪悪な切裂き魔(リッパー)が今もあの娘を 血まなこで探してる  ジーザス こんな素敵な夜に あの娘 楽しめないだなんてウソだね ハンティングナイフが シャンパンタワーの隙間から ギラリのぞいている  Tell me why (Tell me why?) ねぇ どうしてそんな顔でスネてるんだ? 船上パーティーは続く Be careful (careful!) 邪悪な切裂き魔(リッパー)が今もあの娘を 血まなこで探してる  「つまらないわね」 「気が合いますね」 「わたし帰るわ」 「帰るって、どこに?」 「おじさん、だぁれ?」 「私はだぁれ?」 「どこ連れてくの?」 「素敵なトコ」  (下人たちの働く船室を抜けて、 今まさに切裂き魔(リッパー)に連れ去られようとしている娘)  …ちょっと待った!!!  あの娘に迫る人影つかむ Be careful (careful!) 切れ味がバツグンのナイフが 頬をかすめていく ワイワイ (ガヤガヤ) 突然のチャンパラに 甲板は一気に人だかり チャンチャン (バラバラ) 水しぶきを受けたデッキのうえ 船上パーティーは続く…!
スマイルcerocero高城晶平高城晶平ついさっきまでホットだった回線が ひとつづつ断ち切られていく  なんか世知辛いような感じ なんか頼りないような感じ …スマイル?  そりゃ願わくば I wanna keep on soul train いつも笑顔で添い遂げたい でも 「笑いを忘れた恋人たちには 新しい明日が見えている」 そう言うんだろ?  なんでもいいさ 笑え  わたしの住む街が あなたの笑う そのまなじりに  わたしの願う世界が あなたの寄せる その眉間に広がっている …スマイル?  その馬鹿面 死守できんのか? 凍りつく出来事に その笑顔は有効かい?? (それでも、笑え…)  わたしを照らす光が あめゆき融かす その喉元に  わたしを殺す正体が 涙するあなたの 鼻の奥に  わたしの住む街が あなたの笑う そのまなじりに  わたしの願う世界が あなたの寄せる その眉間に広がっている  …ひとつづつ断ち切られていく
roofcerocero高城晶平高城晶平街と街のあいだに 電車が走っている  家のなかには 人々が それぞれの灯り点けて 暮してる  それで一日は 朝と昼と夜があって  読みすすめなくても 進んでいくと思ってた  だけど ぼく、まちがっていた
わたしのすがたcerocero高城晶平高城晶平あの夕方 爽快な航海のあと来た 豪快な崩壊をコンパイルしたんだ ただ後悔から理解しようなんざ論外さ 欄外に書き込んだグラフィティが本懐さ  everyday, 俺はまたまた 凡退と交代の状態を繰り返すみたいだから 灯台のうえ 集まって喝采 肥大するバベルの倒壊を期待して  LaLaLaLaLa~La 空に変な雲見るたび不安がったり 整理した CD 棚崩れがっかり やがてこの部屋 いらないものばっかり  LaLaLaLaLa~La 月が異様にデカくてビビっちゃったり 話を肴に盛り上がるチャッカリ だれもかれもがあなたにそっくり  あーなんか いっさいのがっさいが 元通りになったようなこの街  あーそうか ほんの一年くらい前は なんつーか 眠り込んでいたんだな  マイ・ロスト・シティー あの日遠くから見ていた東京タワー 登り眺めたこの街に 違和感 なにもかわらんとこが 何より不気味で Feelin' down  シティポップが鳴らすその空虚、 フィクションの在り方を変えてもいいだろ? ときに Happyend あるいは Surf's up 脆いからこそオモロい Beat goes on  あーなんか いっさいのがっさいが 元通りになったようなこの街  あーそうか ほんの一年くらい前は 文字通り 眠り込んでいたんだな  海がでてくる夢をみていた  あるはずない みたことない 誰もしらない パラレルワールド
タイムリープでつかまえて(((さらうんど)))(((さらうんど)))鴨田潤高城晶平ベランダからよく見える 建設途中のビルは 反響して音を立て 胸を蒸し暑くする  ゆれ動く蜃気楼は まるで今の心模様 目を閉じて思い出し ぼくらは過去をたどる  あの日の1ページ ふたりのストーリーは お互いのノイズが邪魔で フキダシが余白のままさ  そんな曖昧模糊じゃ 次のシーンめくっても パラレルワールド生じ ぼくらは離れてく  必死に記憶を掘り下げて 解像度上げていっても あの時目を逸らしてて 真実が見えてこない  思い出は落書きの様 輪郭を捉えてるだけ 都合よく色づけされて フィクションへと変わる前に  連なってる時間の扉 ひとつずつ急いで開けて つながってるふたりの世界を 迷っているふたりが探す  きみとぼくが交わした言葉 その後に落とした涙 スローモーションその後を つなぎ止めたい  ぼくらは時間かけぬけ きみの心見つけないと ふたりの未来は溶けて ゆびの間通りすぎて消える  その前に  坂の上、落ちてく陽射し 見つめあったふたりはその後 うつむいてかわした言葉に 誤解がはらんでいる  懐かしいその町の 高い坂をぼくらは走る ふたりの重い背中が 離れてく前に  ぼくらは声に出した 「きみの心広がれ」と ふたりの手をつかみ お互いを「離さないで」と  きみはきみをぬりかえ ぼくはぼく、ぬりかえて ふたりはただひとつを受け入れて  その先の落ちる陽射し眺めては そのまま ぼくらをつなぐ
21世紀の日照りの都に雨が降るcerocero高城晶平高城晶平21世紀の日照りの都に 突然雨雲たちこめる 21世紀の日照りの都に いきなり土砂降り 空気を洗う  公園暮らしにゃ こりゃちと酷だ  21世紀の六畳一間に 気がつきゃ粘菌・黴類増える 21世紀の六畳一間に 気がつきゃ大勢雨宿り  人ごみの消えた大通りで 狐の嫁入りが行く  空には虹のプリズムが 街のうえをはためく  コンビニエンスストアーに客ひとり ここもそこもまた じきに人ごみ  街のはずれ テントが燃える 燃えるテントの火を消せ ハードレイン  街のはずれ テントが燃える 燃えるテントの火を消せ ハードレイン  あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかえ うれしいな
入曽cerocero高城晶平高城晶平眠れない夜なんかには あの町のこと おもいだす  誰も渡らない 信号機が 赤になって 青になって また赤になる  ここは衛星都市 デカイ駐車場 ネオンぴかぴか パチンコ屋  葬られた想いに 灯油をかけて 灯をともし 手をかざし 暖をとれ  ここから東京まで行くならショート・トリップ ビロードの空気を切り裂け レッド・アロー  そう、ここは衛星都市 茶畑とモーテル greentea boulevard 蜃気楼の地
outdoorscerocero高城晶平高城晶平誰もいない雨の草原で 透明なテントを張って 煙草を吸う  裏切られた約束は 風に乗った 「次はどの星に行くの」  透明な テントのなか サウンドスケープする さよならの汽笛  街のはずれ ランプを燈す奴ら 黒いしぶきに ぼく浸されたいんだ  誰かを懐かしむほども生きていないのに 少しづつ身体は 死んでく  黒い空気 ひやりとした膜 燃やされるのを 期待してみる  透明な テントのなか サウンドスケープする さよならの汽笛
ターミナルcerocero高城晶平高城晶平乗客は皆 雨音に耳を澄まし  遠い太陽系に 想いを馳せる  「まもなく終点 埋葬銀河」 スピーカーからの アナウンス  夜は遠のくにつれて 近づいてくるんだ  そして旅行は終わるように はじまるんだ  怖くはないけど 少し寒いな  ターミナルで 手をつなぐ  お供えの花を 手にしたまま ぼくたちは 墓を眺めていた  きみが手紙を書いていた  ぼくがテントに火を点けた  すべて終わってしまったこと  これから起こること
exotic penguin nightcerocero高城晶平高城晶平テーブルランプの赤い光が 長い長い列をつくってチカチカ 井の頭通り  友達は苛立ちながら ぬるいウーロン茶ホルダーから取り出し すぐに飲み干す  iPod からさっきから ジェームズチャンスばっかが流れて BAD な空気をさらに演出  緑の液晶にはすでに深夜3時の表示  さっき高速のサーヴィスエリアで 買ったせんべいを食べる 運転席の友人にもそれをあげた  車内はすぐに バリボリバリボリ音で満たされ また次の静寂  twilight,twilight...  窓を開ける 冷たい新鮮な空気と共に入ってきた 奇妙な鳥の鳴き声「なんの鳴き声?」  近くの動物園から ヒッチコックの「鳥」さながらに 群れをなし飛び立つ鳥の影  満月の夜の光に照らされるあのシルエット あれはペンギン...?  翼を取り戻したペンギンたちが 空を飛び交う  「うわー、すげえ!」 と慌ててデジカメ取り出す 後部座席でさっきまで寝てた友人  もちろんその決定的瞬間を捉えることは かなわなかった...  なぜペンギンが動物園を抜け出したのか 彼らが今どこにいるのか それは誰にもわからない  ただ我々は後日 この思い出を 「exotic penguin night」と呼ぶことにしている
大停電の夜にcerocero高城晶平高城晶平大停電の夜に 君は手紙書く手をとめ 窓を開けて目を閉じ 街のざわざわに聞き入る  外には夜汽車が走っていた  手を振る友達 楽しそう  普通の会話を愛している  手を振る友達 淋しそう  大停電の夜に 君は手紙書く手をとめ 窓を開けて目を閉じ 街のざわざわに聞き入る  不可思議な夜に 君は懐中電灯 燈しつつ 今宵の風の冷たさに 今やっと気づくのだ
マクベスcerocero高城晶平高城晶平残念だけど さよならさ マクベス ぼくもうすごく眠くなっちゃった  ここから先は 別の世界だね マクベス 明日にはもう はなればなれだ  銀色の灯が 遠のいてく スピード あがる  音をたてているのは 雪融けのヒーター  微熱のこどもたち ひとり寝にみた夢 日々に生きるすべてが ぼくよりうまくターンする  紅色の額 汗ばんでるね マクベス 夜が明けるまで ダンスしたいから  血のついた手で ラクガキしよう マクベス 息が白いから 煙草みたいだ  銀色の灯が 遠のいてく スピード あがる 音をたてているのは 雪融けのヒーター  微熱のこどもたち ひとり寝にみた夢 日々に生きるすべてが ぼくよりうまくターンする  ああ、マクベス
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