普通の歌それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | バカみたいだな いつだって心と頭で 心は置き去りで 頭ばっか選んでさ 病院の待合室は 今日も無音で 適当な音楽くらい 流しておけばいいのに 自動ドアを通り抜けたら ちゃんと薬のんで それから電車でゲームして そのあとうちで何か作って食べよう そんな普通に憧れて その普通に手を伸ばして これが普通なの きっと普通だよ その普通で僕らは狂いそうだ こんな普通の歌じゃ きっと君は笑うだろう それじゃ普通だよ そう普通だよ 僕らは笑って 少しだけ泣いた バカみたいだな いつだって自分と他人で 自分は置き去りで 他人ばっか選んでさ もう少しだけ 自分のことを選べたなら 僕らの今日も 少しはマシな日になってたのかな あいつの家に寄ったら どうせみんないるよ くだらないこと気にすんな そんなこと気にするやつなんかもういないだろ そんな普通に憧れて その普通に手を伸ばして これが普通なの きっと普通だよ その普通で僕らは狂いそうだ こんな普通の歌じゃ きっと君は笑うだろう それじゃ普通だよ そう普通だよ 僕らは笑って 少しだけ泣いた それだけのこと それじゃ普通だよ そう普通だよ 僕らは今日も笑って 少しだけ泣いた |
水たまりの成分それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 理由がほしいだけでしょ 傷つけることにも 言ってほしいだけでしょ お前は正しいって そんなもんは広告と同じだよ ねえ あの子が泣いてるのは 悲しいからじゃない 誰かの笑顔を食べなきゃ 僕らは生きれないから それはまるで 食物連鎖の様に 僕らがまた 選んだ未来が 誰かをまた傷つけてしまうけど 君が笑うと 僕は嬉しいよ 誰かが泣いても気にならない位 いつか あいつも君も僕も 加害者も被害者も関わらない人も 一緒に笑える日なんてくるのかな それはないな だって そこに僕はいない 僕らがまた 選んだ未来が 誰かをまた傷つけてしまうけど 君が笑うと 僕は嬉しいよ 誰かが泣いても気にならない位 水たまりを踏みつけて遊ぼう 傘をさしたら迎えに行くから |
無自覚なプラットホームそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | ホームにごった返す人 あちらこちらからの舌打ち これが自分の知人なら 180度 態度は変わるくせに 一斉に持ち出す携帯機器 あっちの世界で飛び交う 意見という感想 こっちのアナウンスはオブラートで 商業ロックみたいに易しい でも触れるな 触れたら加害者 頭は空っぽが理想だね 白線の内側にいなさい 僕らの自由は この中だけ 人様に迷惑はかけるな それが不愉快って意味なら 僕には お前らの御託の方が 電車の遅れよりずっと迷惑 でも触れるな 触れなきゃ部外者 ご機嫌は命より重いの もし仮に 死んだ方がいい人間がいるなら 死にたいなんて思うやつのことじゃないだろ 自己愛は無自覚な悪意 僕らの自由はこの中だけ 白線の内側にいなさい |
明日のハッピーエンドそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 泣きたくても泣かなかったね 言いたくても言わなかったね 「明日やるよ」の明日は来ない 明日は 今日も明日のまま 戦わない 争わない それがいいね 勝たなくていい 負けたくない それだけがしたい 傷つくのは誰でも嫌 それはそうね 守りたいのは誰かじゃない 安いプライド そりゃ現実はウサギが勝つとして カメだと先に名乗ったら 負けても別に悔しくないよな 笑いたいけど笑えないね 怒りたいけど怒れないね 喜怒哀楽捨てて 人間も辞めたら そこに居れるの 変わりたいけど変えはしないね それじゃ一生変わらないね 「いつかいくよ」のいつかは来ない いつかは今日も いつかのまま 他人にまた 期待をして 期待はずれ それでもまだ 楽がしたい それだけがしたい もうなんにもしたくないね もう一生疑問もないね これでいいの 無条件で認められたい そりゃ現実は勝ち負けじゃないから それだけ先に語ったら 逃げても誰も追いかけないよな 笑いたいけど笑えないね 怒りたいけど怒れないね 喜怒哀楽捨てて 人間も辞めたら そこに居れるの 変わりたいけど変えはしないね それじゃ一生変わらないね 「明日やるよ」の明日は来ない 明日は 今日も明日のまま |
優しくない歌それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 彼女が食べた動物は 誰が殺してくれたの 燃やした森が戻るまで いったい何年かかるの 僕らは どうでもいいことばかり考えすぎて 本当のことは見ないように 生きているのかな 何かを壊してしまうよりも 作ることは どうして難しいんだろう 優しい人になりたかったはずなのに なんで僕は また泣かせてしまうんだろう 失望を超えて 不確かを超えて 僕らのこの弱さを この痛みを この醜さを 誰が許してくれるんだろう 明日死んでしまうなら 僕はもう歌わないよ きっとまだ 怖がらなくていい あと少し一緒に歌おう 失望を超えて 不確かを超えて 僕らのこの弱さを この痛みを この醜さを 傷を舐め合うように 全部誤魔化すように 君を許すから 君以外の全てを許して |
思考停止それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 電話が来るだけで苦痛 生命力が薄いね それでも生きていたいの 決定 それは決定 来週は果てしなく遠い 二束三文の感覚と妄想癖 君のことは信用できないな たった一言で今日もゲームオーバー 孤独と手を繋いで 理不尽と手を取り合って これでも前向きなの どこ見てもどうせ前だね 現実は果てしなく遠い 二束三文の安全が最優先 自分でも信用できないな 残機は99でもゲームオーバー 来週は果てしなく遠い 二束三文の現実と妄想癖 君のことは信用できないな いつまでも画面表示はゲームオーバー |
聞こえない声それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 弱いから奪われる 弱いから君は殺される もういやだ 強くなりたい だから僕も君も殺したんだね 自分以外は敵になった 気づいたら自分も敵だった でも死ねるわけないよな だって 本当は仲良くしたかっただけじゃ 汚いと叫ぶ暇もない ゴミ溜めのような日々から 僕らは必死で ただ必死で叫んだ 枯れるまで 記録には残ることはない 記憶には残したくもない あの日が終わっても また必死で叫んだ 聞こえない声で なにがしたいんだよ ただ必死で叫んだだけの 聞こえない声で |
自殺志願者とプラットホームそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 雨が降ったら 傘をさしなよ 駅に着く頃には降るらしいから 帰りの電車は 席に座りなよ 自分より疲れてる人のことは考えないで 本当は寂しいのに 一人が好きとか言い張って 自分で作ってきた自分を 守るのに必死なんだね ほら見なよ 自殺志願者が駅のホームから なにもない顔して電車に乗ったよ 僕はそれが すごくきれいだと思ったんだよ トイレに行きたい時はちゃんと言いなよ それくらいじゃ誰も怒らないから それで怒るやつは無視していいんだよ 君も 君以外も 同じ人間なんだから 間違いを指摘して 「君のためだよ」って言えば きれいに聞こえるけど まるでイジメみたいに聞こえるんだよ ほら見なよ 飛び乗った電車の窓の向こうで イルミネーションが遠くで揺れてる 僕はそれが 別にきれいとは思えないんだよ 最低の気分も 最高の気分も 気分は気分さ 全部くだらない話 最低だって言われた自分も 最低だって言った自分も その自分だけが 今日を最高にするんだろ ほら見なよ 自殺志願者が駅のホームから なにもない顔して電車に乗ったよ 僕はそれが すごくきれいだと思ったんだよ いつかは君も僕もいなくなって それでも誰かが戦争を起こすよ だけど今日は すごくきれいだと思ったんだよ 今日は思ったんだよ |
どうでもいいそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 今でも覚えてるよ 折れてしまった日のこと 比べられて 諦めて 僕はもう人間になってしまう 授業のマラソン なんで走ってたんだっけ なんとなく ただなんとなく 走るのを止めちゃいけない気がした どうでもよくはない わかってる でも もう どうでもいいね どうでもよくはない それはもう もう わかってるんだけど 君より不幸な人はたくさんいるから そう言ったあの人は いつも自分より不幸な人を探してた どうでもよくはない わかってる でも もう どうでもいいね どうでもよくはない それはもう もう わかってるんだけど |
早朝それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | なにも考えたくないな 夢なら昨日も見てた 有名になりたくないな 進路は静かな暮らしが希望 死にたいって言いたくなるのは 迷惑かけたくないからだろ 誰かに言ってるみたいで 本当は自分に歌ってたんだ 届かない日々を足掻いても 端からこぼれていく昨日を 拾い集めるだけの今日に ただもう疲れてしまっただけ 久しぶりに駅に来たら 人間が怖くなっていた 朝に寝て夕方に起きる 繰り返すだけでもう精一杯の 届かない日々を足掻いても 端からこぼれていく昨日を 拾い集めるだけの今日に ただもう疲れてしまっただけ シンガーはステージから今日も偉そうに 自分は特別だって歌って でも誰だってライブしてるんだろ 拾い集めるだけのループも ただもう疲れてしまった今日も 届かない日々を足掻いても 端からこぼれていく昨日を 拾い集めるだけの今日に ただ俺はもう疲れてしまっただけ 終わるね もう終わるね |
小さな虐待それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 何が普通のことで 何が普通じゃないの きっとわからない わかれない 誰だってわからない 生まれた時から それが当たり前なら きっと気づかない 気づけない 誰だって気づかない 君が知ってるこの世界のことは 本当は全部おかしいのかもしれない 君が耐えてるこの世界のことは 本当は嫌だって言っていいのかもしれない お願い 嘘って言ってよ そんな話聞きたくもない あれは全部普通のことで おかしくなんかあるはずない ねえ ただ いま さら 全部わかんない 信じたくない 君が知ってるこの世界のことは 本当は全部おかしいのかもしれない 君が耐えてるこの世界のことは 本当は嫌だって言っていいのかもしれない |
分裂それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | もうこれでいい 汚れればいい これ以上汚せないくらいに 白かったワンピースは泥水の色 諦めて楽になりたいだけ 両足が折れたことすら言えない 本当のことはなにも言えない ちゃんとしたいのは褒められたいから 汚れたことを褒めてほしいだけ あの日は家にいればよかった 蹴り飛ばして殴られればよかった あの時死んでいればよかった 生まれてこなければよかったな 彼女はそう言った後に また誰かと話し始めた 僕には見えないそいつと 君はもう一人じゃないんだな あの日は家にいればよかった 蹴り飛ばして殴られればよかった あの時死んでいればよかった 生まれてこなければよかったな あの日は家にいればよかったな |
解離と労働それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 子供を働いて 大人を働いて 人間を働いて 自分を働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 働いて ちゃんとできてる 誰かみたいに さっきから そこにいるのが誰なのか思い出せない こんなの いつ買ったのか覚えてないから捨てよう 子供を働いて 大人を働いて 人間を働いて 音楽を働いて 働いて 働いて 働いて 働いて 誰かを 働いて 自分を 働いて ちゃんとできる 昨日みたいに さっきから そこにいるのが誰なのか思い出せない こんなの いつ買ったのか覚えてないから捨てよう 冷蔵庫で 誰かがまたなんか言ってるから だまって こんなの いつ買ったのか覚えてないから捨てよう ちゃんとできてる |
リサイクルそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | きれいなものだけ見れたらいいのに 動かない目で見たのは 汚れた天井の低い空 夕日が見たいな 昼間の校庭で 安心したいな 欲しいのはいつだって安心 ゴミ溜めに吐き捨てた個人的感情 愛情は後が怖いからいらない 自虐の果てに いつかほんとに殺せたら 少年はまた生まれ変われるの もう一度 ゴミ溜めに吐き捨てた僕らの希望 優しい声は今はもういらない そうやって いつか自分も騙せたら 少しは明日を笑って呼べるの ゴミ溜めに吐き捨てた個人的感情 愛情は後が怖いからいらない 自虐の果てに いつかほんとに殺せたら 少年はまた生まれ変われるの もう一度 |
響かない部屋それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | 気にしない人が羨ましい やる気ある人を直視出来ない 時間が過ぎて 誰だって忘れる でも 恐怖心と劣等感が消えなかった ただ時間が経っても意味がない 遅刻しても体は動かない 年だけくってるのに中身ない あの大人みたいに 銃声が響かない部屋 窓の景色 ここは安全だよ わかってる わかってるんだよ わかってるのに 心だけがついてこない あいつらはいつか殺してやる 本気で思ってた でも思わなくなった 時間が過ぎて 誰だって忘れる 俺だってどうでもいい 覚えてたいわけじゃない 勝手に終わったことにされてて 平気そうな顔で諦める 世界は平和になんかならない それだけは俺でもわかる 銃声が響かなくても 逃げるように 布団に潜り込んだ そんな日を 何日も もう何日も繰り返してきたのに 銃声が響かない部屋 窓の景色 新聞屋のエンジン音 うるせーな わかってるんだよ わかってるのに 心だけがついてこない |
晴れた日の教室それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | それでも世界が続くなら | ロッカーに死ねと書かれるようなことした覚えがない 誰かを傷つけないように 気にしてたのにな 消しゴムで消した落書きは 思ってたよりも 簡単に消えてしまったけど 消えないものがあった 朝起きた瞬間に 涙が出てきた 頭が痛い 胸が苦しい 今日もニュースの占いがうるさいな 学校に行きたくないな 制服なんか着たくないな 教室に入りたくないな 誰にも会いたくないな うるさいな どうでもいいよ お前が死ねよと思ってしまうんだ 吐き気がするような 晴れた日の教室 ロッカーの落書きはそれから 何日も何年も どんなに時間が経った後も 消えないままだった 朝起きて久しぶりに 涙が出てきた 頭が痛い 胸が苦しい 今日もニュースの占いがうるさいな 誰にも頼まれなくても 誰かと同じ洋服を着て 誰にも頼まれなくても 空気の読める人になった 大丈夫 まだ大丈夫 一体何が大丈夫なんだよ 吐き気がするような あの教室にまだ僕がいる だったら あいつらと違う方法で殴り返してやればいいだろ うるさいな もうどうでもいいよ お前が死ねよと また思ってしまう 晴れた日の教室 |
死なない僕への手紙それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 好きじゃなくていいよ 嫌いになってもいいよ 誰のことだって 僕のことだってさ どこ見ても「好きになって」の応酬で 頭がおかしくなってしまいそう 僕らは 誰かを好きになる為に生まれてきた はずがないだろ だって 君が今 泣いているのは 誰のことも好きになれないからだろ 好きじゃなくていいよ 嫌いになってもいいよ だから 自分のことぐらいはさ 自分の好きにやりなよ 全ての人に好かれる人なんて 気持ち悪いじゃないか なあ 僕らは 自分を好きになる為に生まれてきた はずがないだろ だって 君が今 生きているのは 理由なんかない 理由なんかないだろ 僕らは 誰かを好きになる為に生まれてきた はずがないだろ だって 君が今 泣いているのは 僕のことも好きになれないからだろ あんなに死にたがってた君が生きてる それは君が 生きていたいからだろ |
誰も知らないそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 折れた両足のことを 誰にも言えずに 誰にも言わずに 今日もまた 朝がやってきた 真面目にやれと誰かが言う 一応やってるよ 努力が足りんと誰かが言う ああ もうそれでいい 僕の好きな映画や本のタイトルを 僕の好きな音楽の名前を 誰も知らない 一歩ずつ 一歩ずつ 無理矢理 前に進むたびに 踏み潰してしまったのは 本当の自分の声 きっと 倒れて死んでから初めて気がつく人達に 理解なんかできないよな こんな僕らの日常 折れた両足のことを 誰にも言えずに 誰にも言わずに 今日もまた 夜がやってきた 自己否定が終わらない 寝ることも出来ない したくてできない現実が もううっとおしいだけ 君が生きてきた その当たり前のこと それは僕の「当たり前」なんかじゃないんだよ なあ 一歩ずつ 一歩ずつ 無理矢理 前だけ見てたら 踏み潰してしまったんだ 倒れた誰かの声 そこまでしてやる価値が 今まで何個あったかな 理解なんかできないよな 自分でもわからないなら 一歩ずつ 一歩ずつ 無理矢理 前に進むたびに 踏み潰してしまったのは 本当の自分の声 きっと 倒れて死んでから初めて気がつく人達に 理解なんかできないよな こんな僕らの日常 一歩ずつ 一歩ずつ 壊れてった僕らの日常 |
最終回それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | とにかく自分を傷つけたい 全部自分のせいにしたい それはまるで「傷つきたくない」 そう言ってるみたいで 本当は理解されてみたい 本当は愛されてもみたい それが全部叶わないから 全部いらないんだね もしも君がいなくても 僕はきっと笑うだろう もしも僕がいなくても 君は笑えるよ なくしたものを数えて なくなりそうなものも数えて 中身のない今日が終わる また終わってしまう 明日の約束なんて 無くていいから 意識が消える前に 君の声を聞かせて もしも君がいてくれても 僕はきっと泣くんだろう もしも僕がそばにいても 君は泣くんだろ ほしかったものを数えて ほしくならないように誤魔化して 中身のない今日が終わる また終わってしまう 明日の約束なんて 無くていいから 昨日に変わる前に 君の声を聞かせて |
着衣の王様それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | きっとあいつには解らないんだよ この痛みは ごめんね 僕にも解らないんだよ 君の痛みが 最低な話かい 僕らは誰とも解り合えない どんなに近づいても 届きそうでも 届くことはないんだね 今日の占いも法律も 全部関係ないよ 自分を許せるのは自分だけ たぶん自分だけ 気持ち悪いから近寄らないで いいよそれで 私は平気だよ そうやって自分を見捨てたら 君の気持ちも少しは晴れるかい 誰かと一緒に 傷つけたのは自分自身 この部屋と同じだね 時間が経てば勝手に汚れる きれいでいるのは簡単じゃないよな 僕たちは 気持ち悪いからもう歌わないで いいよそれで 僕は大丈夫 こうやって自分を見捨てれば わざとだとか言い訳できるね 誰かじゃなくてさ 傷つけたのは いつも自分自身 だせーだろ こんな僕が くだらねーだろ こんな自分が こんな僕が僕に出来ることは 歌うことでもない 話すことでもない ちゃんと一緒に嫌われてあげること 気持ち悪いから近寄らないで いいよそれで 私は大丈夫 あの時自分を見捨てた理由が わかんない わかんない わかんないの 探してるから話しかけないで いいよそれは そんなん探すなよ 思ったこと全部 口にするような 頭の悪い人になりたいな かっこつけなくていいよ もう少し泣いたら 自分に帰ろう |
11月10日それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 君が死んでも僕には関係ないけど 今でも心が 呼吸が 苦しくなるよ 「私の世界が終わってくれますように」 その君の願いが叶わない様に 願っていたんだ いちいちTVのニュースに傷つくなよ 気にするなよ 被害者のことだけじゃなくて 加害者の気持ちも考えるような 君が誰かに優しくしてきた数だけ 君は傷ついてきたんだろ 君が死んでも僕には関係ないけど 今でも心が 呼吸が 苦しくなるよ 「私以外が幸せになれますように」 その君の願いが 叶わない様に 叶わない様に 僕は願っていたんだ 人間の数だけ権利と価値観があること その世界中の誰もが間違いじゃないこと その所為で言えなくなった僕の言葉の数だけ 君に笑ってほしかったんだ 君が死んでも僕には関係ないけどさ 今でも心が 呼吸が苦しくなるよ 「私の世界が終わってくれますように」 その君の願いが 叶わない様に ただ 叶わない様に僕は歌っていたんだ 誰だって間違ってない 誰だって間違ってない 誰だって間違ってないから 僕らは争う 誰だって間違ってる 誰だって間違ってる そういうことに出来たら 仲良くなれたの そういうことにできたら 仲良くなれたのかな |
ベッドルームのすべてそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | ただ「いい人」になりたかった 君に好かれる様な その「いい人」の「いい」の意味も わからないままで 結局 僕は偽物で 本物じゃなかった 自己評価が低いからじゃない 本当にそうだった 「明日には変わってたらいいな」 それが「終わってたらいいな」になって いつも 誰にも嫌われない様に 笑ってたのに 結局いらなくなった そのたったひとつに 僕らは手を伸ばして そのたったひとつが 今日も見つからないまま 全部どうでもいいと投げ出して 布団に潜る それでも 布団の中から手を伸ばす 今日も へらへら笑って1日過ごしていた どうでもよくなっていた どうでもよくないくせに 別に励まされたくもない 同情もされたくない ただ ほっといてほしかった 構われたいくせに 「明日には終わってたらいいな」 それが「もうどうでもいいな」になって わざと誰にも好かれないように 嘘ついてたら ただただ 空しくなった そのたったひとつに 僕らは手を伸ばして そのたったひとつが 今日も見つからないまま 全部どうでもいいと諦めて 布団に潜る それでも それでも今日も手を伸ばす 布団の中から手を伸ばす 最低の今日はもういいよ 最低の今日はもういい それは今日で終わりでいい もういい |
寝ていたいそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | メンヘラって言われたって そんなの気にすんな 今度はあいつが泣いてたら 笑ってやれよ あいつが苦しい時「私は元気だ」って 君が笑って言える様に 死ぬまで生きればいい まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 誰かが僕を嫌っても 別にいいから まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 明日がそこになくても 別にいいから 自分の欲望は大好きなくせに 他人の欲望は大嫌いだった 「それが人間だ」って正論が暴力になる あいつと同じなんて 人間辞めたくなる まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 学校もバイトも本当は どうでもいいから まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 明日がそこになくても 別にいいから 変われないなら変わるなよ 笑えないなら笑うなよ 話す時そらすなよ こっちを見ろよ まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 誰かが僕を嫌っても 別にいいから まだ寝ていたい まだ寝ていたい 僕はずっと 明日がそこになくても 別にいいから 明日がそこになくても 別にいいんだから |
アラームと起床それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 変われないと思ったって 変わってるって何度も 「死ねば楽になれる」 それは安易な妄想 あいつの反省は棒読みで 死体蹴られるだけ こんな くだならい幻想 終わりを待っている 誰も彼も遠くなったまま こんな 寝ぼけた妄想 よだれ垂らしている ずっと 戦争は嫌だって 勝てないから言ってんの 勝てるなら君だって こんな くだならい幻想 終わりを待っている 誰も彼も遠くなったまま こんな 寝ぼけた妄想 よだれ垂らしている ずっと 戦争は嫌だって 起きれないから言ってんの 起きるなら君だって |
アダムの林檎それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 「最低な僕たちは ただ褒められたかったのです 誰かじゃなく 知人より幸せになりたいのです 中身などニの次で ただ上に立ちたいのです それでしか自分自身に 価値が見出せないのです」 ボーイフレンド 正常なんて異常 「あなたが好きだった 誰よりも」 だけど もう終わりにしようね ガールフレンド 戦争なんて日常 見ないでと言われた その顔は 誰よりもずっと きれいだったよ 競争社会 死ぬまで椅子取りゲーム 男の子は当たり前みたいに笑った 夢や希望を歌うお前がさ 蹴落としたあの子だって 人間だったんだ 「最低な僕たちは ただ褒められたかったのです 誰かじゃなく 知人より幸せになりたいのです 中身など二の次で ただ上に立ちたいのです それでしか 自分自身に価値が見出せないのです」 って歌え ボーイフレンド 正常なんて異常 「あなたが好きだった」 どうでもいい だから もう終わりにしようね ガールフレンド 戦争なんて日常 見ないでと言われた その顔は 誰よりもずっと きれいだったよ きれいだったよ |
消える世界のイヴそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 「世界のどこかで あなたより苦しんでる人がいる、 だから貴方も耐えなさい」 誰かがまた言っている その理論だと 苦しいと言ってもいい人間は 苦しさランキング1位の 世界でたった一人だけ また 言えなかった言葉が 頭を押し潰して その正しさを信じた人達の 無邪気さが 心を殺すの 「世界のどこかであなたより」 って苦痛すら他人と比べて 僕らはあまりに弱くて 自分すら守れないから たぶん無理 でも 私は弱いままで あなたと生きてみたいの 指摘し合うんじゃなくて 認め合って笑いたいの 私は 今の君の隣で 一緒に泣きたいの 死ぬまで傷つくことが「生きる」ってことなら 一緒に死んでみたいの 生きてみたいの 生きてみたいの そう彼女は言ったんだ 「生きてみたいの」 生きて 生きてみたいの just wanna fiction. もっと嘘を |
僕がバンドを辞めない理由それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 生きるとか死ぬとかさ 今日だけはやめとこうぜ おまえだって俺だって 本当はそんな話がしたいんじゃない いつからこうなったんだろう 結局なにがしたいんだろう 簡単だよな 誰にも笑われず 誰かと笑いたかったんだ さよならだけが人生さ 孤独だけが僕らの友達さ そんなことあるはずないだろって 否定するために 僕は来たんだよ さよならだけが人生でも 孤独だけが僕らの友達でも 今 僕と君が話すそれだけが この世界への反撃 もうこれで終わりにしよう 出来るはずなかったんだ 慣れた口調の後悔の言葉 まだ始めてもいないくせに 苦しむことが人生さ 悲しみだけが僕らの友達さ だけど君の口から聞いてみたいんだ 「生きたい」って 「本当は笑いたい」って それは きっと音楽よりも音楽だと僕は思いたいんだ 笑ってるから気づかないかもしれないけど 僕がずっと怒ってる理由 まだ 君が泣きやまない それだけが 僕がまた歌う理由 |
水の泡それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 生まれた瞬間から 死ぬことが決まってるのなら どうせ 誰もが死刑宣告 感性の欠落 明日はどうなったっていいと思うのは不可能 視界は遠くなる 愛の意味も知らぬ 宇宙の果ては 近所のスーパーマーケット 明日は週末 日給のアルバイト 結果:全てが泡になる 皆が好んでも 本当に優良かは Why ゴミは月水金の朝 皆が嫌っても 本当に害悪か検索 人間でいたいのです 愛の意味も知らぬ子供 歌う愛の歌は 詐欺 明日は就活 生命のバリケード 結果:全ては泡になる 「夢を追いなさい」 歌うだけ歌って当然放置 誰も貴方の人生の責任は取れない 活動休止したバンドマンの死体 死体 死体 言う通りにしてなさい 言う通りにしてなさい 言う通りにしてなさい 言う通りにしてなさい 言う通りにしてなさい 言う通りにしてなさい お母さんの 先生の 言う通りにしてなさい |
三分間の猶予それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 無神経に羽をもがれた少女 選ばれない僕らの 異 無慈悲に積み木を壊す信徒 悪意がないから救いがないね 傷ついた君の涙は美しい 今 視界が滲んで まぶたを閉じたら その瞬間に 世界が一度 終わった気がした 傷ついた君の涙は美しい もう世界が終わってもいいと思う程 だけど オールウェイズ死んだふり 三分間の猶予 |
かけがえそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 僕が傷ついたということは 君も傷つくということだ 君が泣いているということは 僕もいつか泣くということだ それは平等なんかじゃなくて 笑ってしまう程 残酷なこと 君が傷つけられたことにも 意味はないということ 例えば あの日 家から出ずに そのまま無力に眠っていたとしても きっと君の代わりに 誰かが傷つけられたんだと僕は思う かけがえのある僕らは 誰でもいい傷に理由を探して生きる そうでもなきゃ まともじゃいられない まともじゃいられないのです みんなに優しい人は嫌い 代わりがいることを思い知るから みんなに優しい人でいたい 傷つけられない為に 私だけを見て 私だけを求めて 私だけしか好きでいないで そんな 有りもしない幻想に 手を伸ばしてしまうのも必然でしょ? かけがえのある僕らは 誰かの代わりに傷ついて 誰かの代わりに生きていくの 生きていくの 生きていくのです |
正常それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | もう意味がわかんなくて だけど反省して 謝罪はいつも強要 理由はルールだって 血反吐吐いた結晶 金を稼げ それが生きるってこと 大人になること どうでもよくなって 脳が停止して 不満じゃなくなって 不安になったんだ 風俗嬢も警察も 詐欺師も先生も 言いたいことは同じ 金を稼げ そうじゃない 正常 俺は正常 |
就寝系それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 約束を破るなら今日がいいの もう自分らしさとか捨てていい ずっと世界の方だって思ってたけど 世界の正体は 自分の方だって Can you say that you die? 答えは知りたくない 無い 明日は明日でいい ねえ今日はもう寝たら Can you say that you die? 誰かを嫌うなら 一人で嫌いなよ ねえ今日はもう寝たら 早く寝たら どうでもいいよ いいはずもないの 起床時間は8時 約束を破るなら今日がいいの もう自分らしさとか捨てていい きっと「世界を変える」ってことは 「自分の視点を変える」ことね Can you say that you die? 答えは知りたくない 無い 明日は明日でいい ねえ今日はもう寝たら Can you say that you die? 自分を嫌う前に ちゃんと言えばよかったの? さあ? 今日はもう寝たら 早く寝たら どうでもいいよ いいはずもないの 起床時間は |
深夜学級それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 部屋から一歩外に出たら 世界は視線になる 少女は逃げる様に 布団の中にダイブ 危険でいようよ 怖いことしようよ 終わりはくるから 安心して終わろう 自転がルームランナー 走らなきゃ流される このまま 最後まで 別に素晴らしくもなくて 誰も好きにならなくて それでも世界が続けば そこが最前線 自分の価値を 他人に預けてしまうその前に ほら こっちへおいでよ 傷跡は消えなくても きっとこれでよかったの 答えなど 解らないままでいたいから 振り向かないで 走って行くの このまま 最後まで 別に素晴らしくもなくて 誰も好きにならなくて そんなの私じゃないと また逃げんのかい 別に素晴らしくもなくて 誰も好きにならなくて それでも世界が続けば 今日もそこだけが最前線 自分の価値を 他人に預けてしまうその前に ほら こっちへおいでよ ほら 危険へおいでよ |
人間の屑それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 平気なふりするのが 誰より上手くなった 「昨日まであんなに元気だったのに」って 葬儀で言われたあの子に共感 考えすぎだって言うけど 俺から言わせれば あんたが考えなさ過ぎだって でも「考えないようにしろ それが社会生活」 って うるせーよ その手は きれいだって言えるの その手を洗うのはもう終わり その手は 汚れたままでいい 手を繋ごう 共犯の声明 森羅万象 生きる為のエチュード 豊かな表情の無表情 ずっとバカのふり おかしい人って思われたくない 指差されたくない マトモって思われたいなら羊の群れに同化しろ その手は きれいだって言えるの その手を洗うのはもう終わり その手は 汚れたままでいい 手を繋ごう 共犯の声明 人間の屑 |
Re:僕がバンドを辞めない理由それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 生きるとか死ぬとかさ 今日だけはやめとこうぜ おまえだって俺だって 本当はそんな話がしたいんじゃない いつからこうなったんだろう 結局なにがしたいんだろう 簡単だよな 誰にも笑われず 誰かと笑いたかったんだ さよならだけが人生さ 孤独だけが僕らの友達さ 「そんなことあるはずないだろ」って 君を否定するために 僕は来たんだよ さよならだけが人生でも 孤独だけが僕らの友達でも 今 君と俺が話す それだけが この世界への反撃 「もうこれで終わりにしよう」 「俺には出来るはずなかったんだ」 冷めた口調の後悔の言葉 なんだよ まだ始めてもいないくせに さよならだけが人生さ 孤独だけが僕らの友達 でも 君の口からちゃんと聞いてみたいんだ 「生きたい」って 「本当は笑いたい」って それは きっと「音楽よりも音楽」だと 僕は思いたいんだ 笑ってるから気づかないかもしれないけど 俺が今日も 怒ってる理由 今 君が泣き止まない それだけが 俺が今日も歌う理由 終わりじゃない まだ始まってもいないだろ 終わりじゃないのさ |
この世界と僕の話それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | どうにかして君を救いたくて アホみたいに曲なんて書いて いつのまにか 褒められて 浮かれて 金とって ステージでうたってた でも そんな自分がなんか嫌になって 「もうこんなんやめよう」と思って でも やっぱり彼女は泣いていて こんな時 なんて僕は歌えばいいんだっけ 気が合わないんだよ この世界とさ 誰が「いい」とか「悪い」とか言う前に 気が合わないんだよ それだけなんだよ 君が泣いても まだ傷つける この世界 なんか 「苦しいのはみんな同じ」だって 「虐待もレイプも よくある」ってさ でも 「それでも生きなきゃダメ」だって お前 本当に 好きなやつにそれ歌うの? ねえ 気が合わないんだよ この世界とさ 誰が「いい」とか「悪い」とか言う前に 優しくないんだよ なんか優しくないんだよ 君が泣いても まだ傷つける この世界なんか もう 気が合わないんだよ 好き嫌いの話しでいいよ この世界なんか もう 気にいらないんだよ 君が泣いても まだ傷つける この世界なんか 痛くて 辛くて 死なせて 死なせてよ それでも駄目なら この記憶をゴミ箱まで ねえ この記憶をゴミ箱まで |
スローダウンそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 寝るのが怖いよ 勝手に思い出すよ これは病気なの そうだよ そうだよ 生まれて 生きて 死んで 消えてく それだけのこと わかるかい 死ぬよりも辛いことなんか 本当は この世界はいくらでもあるってことを 来年の誕生日には死なせて 「だめだよ」って言った僕と君の距離は きっと すごく遠いんだね 昨日も今日も がんばって生きたよ 明日も明後日も 生きなきゃだめなの? 早いか遅いか 明日か明後日か それだけのこと わかるかい 知るよりも辛いことなんか 本当は この世界には何一つ無い ってことなのかな 来年の誕生日には死なせて 黙ったまま頷いた僕は 少し君に 君に近づけたのかな 捨てろ 捨てろ 全部捨てろ 期待も 自分も 壊せ 壊せ しまった引き出しごと そこには何もなかったんだよ 死ぬよりも辛いことなんか 本当は この世界にはいくらでもある ってことなんだね 来年の誕生日には死なせて 「えらいね」って言える僕だったら もっと近くにいれたのかな 生まれて 生きて 死んで 消えてく それだけのこと それだけのこと |
ユートピアの生活費それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 知りたくないものが多すぎて どうでもよくなってしまうのです 閉じたドアの向こう側には 興味もなくなっていくのです どこかでまた 優しい人が 誰かの為に笑っている 去年の今ごろ どんな気持ちだったか ちゃんと言えるやつなんていないのに いつだって 生活は どんな過去だって 飲み込んでしまうけど せめて君の あの笑顔だけは 忘れないでいたいのです いつだって ハンバーガーを食べた時 おいしいと思ってしまうけど 虫も殺せない 僕は誰かに したくないことさせるのです 生活は どんな過去だって 飲み込んでしまうけど せめて君の あの笑顔だけは 忘れないで いたいの 君が 泣きながら 汚した その手を つたう 涙を 飲んで 生きているのです 君は 今日まで 生きてきたのです だから 君が自分を最低だっていうなら 俺も同じ様に最低なんです だから もう泣くな |
ハピネスそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 私 家に帰って 一人で 嫌なこと 思い出す時 本当の 自分を 知ってる人なんて どこにも いない ままで こうやって死ぬんだ って思った時 死ぬことより怖い って思ったんだ 悲しくて 誰にも言えなくて 夜になってしまった 無力を 苦しくても 誰にも言えないまま 笑ってる 大嫌いな自分と 音楽を 道連れにして 夜に媚びて 光に媚びて 死んだら私の負けなの 夜に媚びて 光に媚びて 死んだら負けのゲームなの 私 家に帰って 一人で 嫌なこと 思い出すんだ けど 本当のことを知ってる人なんているの? 悲しくても 誰にも言えないままで 夜になってしまった 無力を 苦しくても 誰にも言えないまま 笑ってる 大嫌いな自分と 音楽を 落として 光に媚びて 死んだらわたしの負けなの 夜に媚びて 光に媚びて 死んだ負けのゲームなの これはゲームなの ねえ 死んだらわたしの負けなの 負けなの よるにこびて ひかりにこびて しんだらまけのげーむ なの 私 家に帰って 一人で 思い出すの ハピネス |
春と呪いそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 笑ってないでおいでよ 君が呪うのは変じゃない 正常 黙ってないでおいでよ なんで嫌なのに笑ってるの? ねえ 嫌われたって普通さ 迷惑かけて人間さ 今更 誰にいい奴ぶってんの ねえ 「自分は正しいんだ」って 魔女狩りみたいな顔して 大丈夫 君だってあいつだって 誰一人 正しくないの 僕が想像も出来なかった未来でも 今日になって 朝が来るなら 君がどんな悪いやつでも 別に構わないから 泣くなよ 君は理不尽に生まれて 傷つけ 理不尽に死んでいくだろう そんな ネガティブでも ポジティブでもない こんな 現実と生きるしかないよな 「いい奴でなきゃいけない」っていう 呪いを解いて 呪いを解いて 生きるしかないよなあ 生きてることに感謝って 生まれたくて生まれた訳じゃないでしょ? 傷つけ合って普通さ 迷惑かけて人間さ あなたの為にやってるって言われても ねえ 「こんなにしてあげた」って 物欲しそうな顔して 大丈夫 世界は不平等で 誰一人 報われないの 僕が想像も出来なかった未来でも 現実の朝が来るなら 誰の為でもなく 僕が僕に その朝日を見せたいんだ 君は理不尽に傷つけられた後 理不尽に傷つけるだろう そんな失望と 手を取り合ったまま そんな不安と 親友になりたい いつか終わるよ それ自体が 僕らの 春 |
銃声のエンターテイメントそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | どいつもこいつも「自分さえよけりゃいい」 壊しに来たんだよ この宴会場を さっきからずっと黙って聞いてりゃさあ あの子が 善意のサンドバッグになった 傷ついたやつにしかそんなのわかんないって 嫌いな奴まで大切にすんのやめなって 希望の数だけ失望したって そう言って彼女は笑ったんだ 彼女が耐えればエンターテイメント 明日じゃなくても 明後日じゃなくても 神の意志は全員死刑 世界は病気になって まともじゃなくても 善人じゃなくても あの子を傷つける皆 全員死んだらいいのに きっと 悪魔がいるなら 誰より まともそうな顔してる ほら きっと 鏡の前で 対バンがファンの子とセックスしたってさ 打ち上げで偉そうにゲスがのたまった どいつもこいつも自分さえよけりゃいいって 壊しにきたんだよ 俺は今 この宴会場を 冗談って言えば許されるって 泣きながら彼女は笑ったんだ 彼女が泣くのがエンターテイメント 明日じゃなくても 明後日じゃなくても 神の意志は全員死刑 世界は鬱になって 神様はいなくても 不細工じゃなくても 私を傷つける皆 全員死んだらいいのに きっと 悪魔がいるなら 誰より まともそうな顔してる ほら きっと 鏡の前で 明日なんか棒に振って 自分なんかどうにだって 明日になりゃわかんだって 飛べ 飛べ 飛べ 飛べ |
SNSとオフラインそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 平穏な暮らしを願い 人より欲しがりもしない 家族も友人もみんな 気を使う対象 生きることなんて誰かに嫌われることだ だから 君は遅れない 圧縮プレスみたいな約束に 潰された この両足で 時間に間に合わないの ただ 今日もまた 「いい子じゃなくて ごめんなさい」 それって 誰の基準で 誰に評価されなきゃ 君は生きていけなくなるの? 「辛いなら言えばいいのに」って 言われた君が 泣いていたんだ いつも 言葉にできる人は勇敢だ だけど それは 言えない人間のことを 弱く愚かだと意味しない 「アイデンティティは 弱い自分」 なんて 言うなよ 自分を誤魔化さないで ただ 今日もまた フォロワーは何人 何回再生 それって 誰の基準で 誰に評価されたら 君は 生きていいことになるの? 君が 生まれたことを全否定されても 俺は 君に生きてほしいのです 君を嫌った奴を 俺が嫌ったら 嫌われてない奴なんか どこにもいないだろ なあ 誰のことも気になんかすんなよ それができたら楽なんだけどさ どうせ人間なんか全員孤独 全員一人 全員孤独 どんなに繋がってる様に見えても 全員孤独 平穏な暮らしの正体は 自分で決められる生活 だから僕は 遅刻する 君を笑わない |
魔王とバッドエンドそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | この言葉が 君に伝わるように 君より わるいやつになりたいんだ 空っぽのライブハウスで 昨日と同じ曲を歌う 俺の歌を 君が今日も聴いてくれた その空気振動が まさに空を切る感覚で 俺は 自分と音楽の無力さを知ったんだ 君が聞くべきなのは 音楽じゃないかもしれない 俺の音楽なんかより 医師の診断かもしれない 記憶喪失にでもしてあげたかったよ 俺には なんにもできないから 「もう許してやれよ」って誰かが言う そのセカンドレイプで吐いた血が 君に「きれいな生き方はしなくていい」と告げる たとえば 君の呪いが解けるなら 俺が代わりに許さない ってのはどうかな 探してたんだ 俺にも出来ること 何度だって 思い出すよ 君の痛みは解らないけど でも 何度だって許さないから 君を傷つけたやつのこと 正しくないし 美しくもないけどさ 誰かに好かれようとしない そんな音楽が あってもいいと思う この世界の悪意に 誰かが犠牲になんなきゃ 誰にも届かないまま なんにもわからないまま 誰かが死ななきゃだめなら 俺の音楽じゃだめかな 何度だって 思い出すよ 自分の友達が殴られたら 理由なんて知らなくても 「やめろよ」って言えるやつでいたいんだ 君を「きれい」だって言った僕を 「嘘つき」って泣いた君に この言葉が 君に伝わるように 君より わるいやつになりたいんだ 君が また笑えるように 君より わるいやつになりたいんだ ねぇ この言葉が 君に伝わるように なにも知らないのに うるせーよ って言われるくらい わるいやつになりたいんだ 君より わるいやつになりたいんだ |
イツカの戦争それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 自分のことを言わなくなったのは 君が信用できない からじゃない 歌うことも 話すことも もう全部 無意味だと思ってしまったから 君の言ってることがわからない 本当は 誰のことだってわからない それと同じ様に 僕の歌だって 伝わるはずなんかないんだよな じゃあ 中身なんてもう無くていい きれいなメロディと 速いギターでも弾いて 適当に歌えばいいんだろ 今 世界で一番 僕を馬鹿にしてるのは たぶん 僕だったんだ あいつじゃなくて ずっと 僕だったんだ 意味なんかなくても 歌えよ そこになんもなくても 誰も聞いてなくても 話せよ 自分の為に だって 「今日よりマシな自分になる」 それだけを ずっと願ってたんだろ なあ 願ってたんだろ 世界を変えるとか 沢山の人に好きかれるとか 何人フォロワーがいる 何回再生されるとか そんな話じゃなくて ずっと 願ってたんだろ 自分が 昨日よりマシになれるような 昨日よりマシな自分だって自分のこと思える様な そんな日をずっと願ってたんだろ 願って ギター持って そうやって音楽聴いてきたんじゃねーのかよ なあ なにやってんだよ ずっと 意味なんかなくても 生きろよ そこに誰もいなくても 誰も聞いてなくても 話せよ 自分の為に だって 「今日よりマシな自分になる」 それだけを ずっと願ってたんだろ Can you say “I want to Die” 生きる意味なんかなくても 昨日よりマシな自分を 願ってたんだろ |
彼女はまだ音楽を辞めないそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 覚えてるかい 君が急に 何も言わずに泣き出してさ あんなの人に言えないよな ぐしゃぐしゃの顔で「死にたい」とか叫んでさ 僕らも いつかは大人になる そんな最低な日も忘れて 物陰に隠れて 一人で泣いてないで 帰っておいでよ 今すぐ そのまま大人になるのも 悪くはないんだろうけど でも それで本当によかったの? 例えば 明日には終わってしまう恋でも いいから 物陰に隠れて 一人で泣いてないで 帰っておいでよ 今すぐ 誰だってひとりぼっちで 君の心の中は 僕にも分からないけど ねえ 一人で泣いてないで 帰っておいでよ 今すぐ 話したくないんだったら話さなくていいから でも そのままじゃ悔しいだろ 例えば 明日には終わってしまう恋でもいいから 明日の予定飛ばして 遊びに行こうぜ いますぐ 一人で泣いてないで 帰っておいでよ |
9月1日それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 「死ね」って言われて それでも生きてきた僕らは まだ 反抗期 「期待はずれ」は いつものこと なんて 期待してんのは自分の方 今日もライブハウスのバンドが あざとい歌詞ばっか歌ってる 僕が見たいのは そうじゃない いつも一人で泣いてた あの子の 真っ黒に塗りつぶされた あのノートの絵 ねえ 先生 100点はいらないから みんなの教室には行かなくてもいいかな 誰にバカにされても 僕は僕にしか なれないんだ 先生 分かり合えなくても 僕らは生きなきゃいけないよ だって 僕の人生の責任を取れるのは 僕だけ 居場所が欲しくて それでも媚びてきた あの子だって もう不登校 ねえ先生 100点はいらないから みんなの教室には行かなくてもいいよな 誰に嫌われたとしても 君は君にしかなれないんだ 先生 許し合えなくても 僕らは生きなきゃいけないよ だって 君の人生の責任をとれるのは 君だけ 親でも先生でも友達でもなく 君だけ 「死ね」って言われて それでも生きてきた 僕らは まだ 反抗期 |
登校拒否とダウナーそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 頭おかしくなって正常 おかしくなんない方がおかしいって クラスの奴にあだ名つけられて それを自分だなんて思うなよ 強くなりたいのは Everyday 光に向かって手を伸ばす その光がナイフだなんてさ We Know 虚しくなる程 Everyday 光を振り回す Majority 自分に突き刺す君は weakness? 君がなりたかったもの 信じた奴しか救わない神 それって あまりに都合よすぎじゃない? 生殺与奪が他人次第で救われるなら 君は 今でもなんで泣いてんの 強くなりたい 強くなりたい とか もういい 光に向かって唾を吐け 正解はないとか言ってたじゃん We Know 勝ち負けで出来てる Everyday フェアじゃない なんてわかってる 仲間入りしないから席はない けど I Know 君が優しかったこと だけ |
地獄に落ちろそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 彼女は僕の友達 人と話すのが嫌い 本当は 自分の話ばっかりする人が嫌い 「言ったもん勝ち」みたいな世界 「耐えるだけ損」だって彼女は言う 彼女がレイプされた日 あいつが自殺した日 僕が救えなかった日 僕が死のうとした日 綺麗事や夢だけじゃ 僕にはもう歌えなくなったよ こんな気持ちは歌にしちゃいけない こんな気持ちは伝えちゃいけない それでも 俺は俺でいる為に ちゃんと歌って 君に嫌われようと思うんだ どんな人と対バンしたって どっかの誰かが何を歌ったって 君にはなんにも関係ないよな 君は君にしかなれないんだから そうだろ 君は君にしか 俺は 俺にしか 「聞いてくれよ」とミュージシャンが歌う 伝えることは素晴らしいって顔して でも「聞いてほしいのは私なのにな」 彼女は笑って 泣いていた 比べ合う様に生きるんじゃなくて 奪い合う様に歌うんじゃなくて 僕があの子を好きな様に ただ本当の自分を 歌ってみたいんだ 主人公にはなれなかった 世界に たった一人の 俺や君が もしも本当に出会えたんなら それはきっと 世界が変わることの様な 気がした 地獄に落ちろ お前も地獄に落ちろ それだけが僕らの願い 笑って生きよう それだけが僕らの復讐 |
嫌いそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 誰とも繋げなかった手で あなたの手を握ってみた やっぱり あなたの手は汚れなくて 死にたくなるんだよ 私「汚れてない人」なんて いないって思うの お腹が空いたら お肉だって食べるでしょ 誰かに殺してもらっといて 「自分は何もしてない」って きれいな顔して笑うあなたも 私は悪い人だと思うの 例えば 「自分は正しい」って誰かを裁けるんなら リンチも 戦争も 全部正しくなるじゃない 誰もが正しいんじゃなくて 誰もが間違ってるんだって みんなが思たら 今より少しは って どうでもいいよね こんな話は 誰とも繋げなかった手で あなたの手を握ってみた やっぱり あなたの手は汚れなくて 死にたくなるんだよ 例え「見返りはいらない」って思ってやったとしたって 人間って 相手がそれを当然な顔して なんの感謝もしないで受け取る様になったら 心から「寂しい」と思ったりするんだよ 気づいてもらえないだけで 人間は孤独になって 最初からないはずの 自信を何度もなくして 「君は生きて」とか言うけど そんなことも言われなきゃ 自分で生きれない こんな私だから 私は私が嫌いになったんだ 誰とも繋げなかった手で あなたの手を握ってみた やっぱり あなたの手は汚れなくて 死にたくなるんだよ 私を守れると思ってる キレイなあなたが嫌いだよ いつかあなたが「自分を汚ない」と思えたら また会おうよ 私はみんなが嫌い キレイなあなたが嫌い 私は あなたに 私みたいに 私は みんなに 私みたいに 汚れてほしいの 一人は寂しい 一人が寂しい ひとりはさみしい だけなの |
死にたいって言えばそれだけでそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | きっと「死にたい」って言えば それだけで 楽になれること 知っていたけど あの日 君が居てくれたせいで そんな言葉も言えなくなったんだ 話したくない人ばっかり 話したい人とはうまく話せない 行きたくない場所に行くために 乗りたくもない電車に乗る それを誰かが 「強い」と言ったり 「弱い」と言われたりして 心底 どうでもよくなる きっと「大丈夫」って言えば それだけで 誰も気にしないこと 知っていたけど だけど 君だけが「かっこわるい」って 泣いてくれたのが 嬉しかったんだ ハッピーエンドの映画 2人が結ばれるラストシーン でも 僕が見たかったのは そのエンディングの続きのこと 例えば 終電の電車で寝ているスーツの青年 誰も歌にしない様なあんたのこと 俺が歌にしてもいいよな 「どうでもいい」って言えば それだけで 楽になれること 知っていたけど だけど 君が「どうでもよくない」って言った言葉が 俺は おかしかったんだ きっと「死にたい」って言えば それだけで 楽になれること 知っていたけど あの日 君が本気で怒りながら 泣いていた顔が 忘れられない 「死にたい」 なんて言えない だってあの子を また 泣かせたくないよな 俺なんかの為に 泣かせたくないよな |
点字ブロックと花束それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 例えば 君が絶望の果てに 誰も呪わずに死んでいくのなら 僕は この世界のこと 許さないよ 例えば 涙を流したままの君が いつかまた笑える様に 僕は この世界のこと 許さないから 彼女は考える病気 「私が耐えればいいの」って泣きながら ゲームオーバー 傷つけられた分だけ強くなれたら 本当に良かったのに 自分の痛みには敏感で 他人の痛みには鈍感な人達が 「頑張らなくてもいいよ」 って頑張らなきゃ あの子は生きてないって 愛のない世界は いつもファンタジー お花畑の頭で この花を 君が「きれい」だって 言ってくれると 信じてたよ 例えば 何もなかったかの様に 君が呪わずに生きてくのなら 僕は この世界の敵になりたい 例えば 涙を流したままの 君がいつかまた笑える様に 僕は この世界のこと 許さないから 愛のない世界は いつもファンタジー お花畑の頭で 何をわかった様な顔して そこから歌ってんだよ 愛のない世界で 彼女が「死なないで」って泣いた あれは きっと 託した未来 生き残る僕らのファンタジー ちゃんと目は 開いて見ろよ 愛を知らない僕らはファンタジー お花畑の頭で その花を あの子が「きれい」って 言ってくれる訳ないよな 例えば 君が絶望の果てに 誰も呪わずに死んでいったなら 僕は この世界のこと 許さないよ 例えば 涙を流したままの 君がいつかまた笑える様に 僕も この世界のこと 許さないから |
猫と飛行機それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 願った今日じゃなくても なりたかった自分じゃなくても 死んでいった昨日達と引き換えに 僕らは 生きてきたんだな 猫は飼ってるんだけど 近所の野良猫は家には入れない 僕らは自分の罪は見ないように 罰も受けずに 生きてきた 「自分は間違ってない」なんて そんなふうに思ってる人のこと 僕はずっと「怖い」と思っていたよ だって そんなこと ありえないから 遠くで飛行機が落ちた そんなニュースを流し見した これが もしもあの子のことだったら きっと泣いていたんだろうな どうやったらモテるか どうやったら好かれるか そんなことが音楽なら辞めてやるよ あの子が転んで うずくまって泣いてた なのにどうして誰も あの子に歌わないんだろう 「それでいい」「そのままでいい」 本当にそのままでいいんだったら 僕らはどうして今日もまだ 胸が苦しいんだろう 胸が苦しいんだろう どうして今日もまだ 君は泣いてるんだろう 君が泣いてるんだろう |
月曜日それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 君がドアを開け 出勤に向かう やりたいことじゃない やらなきゃいけないこと 「人は責められない だって人に言える程 自分はすごくない」 君が機械みたいに笑った 火の無いところにも煙が立つのは 人は 人が落ちるのを見るのが好きだから 「生きているだけで 私 迷惑かけるし」 休憩が出来ない君が 機械みたいに笑った 忘れるしかないよな 諦めるしかないよな 缶チューハイ飲みながら この嵐の海に出る なにもしたくない のは どうでもよくなった 訳じゃない ただ 何も考えずに 今日は眠ってみたかった 今日だけは 眠ってみたかった でも 忘れるしかないよな 諦めるしかないよな 缶チューハイ飲みながら この現実という名の 嵐の海に出る なにもしたくない のは どうでもよくなった 訳じゃない ただ 疲れてしまったんだ もう自分でいることに 「諦めなければ夢は叶う」 「頑張ってればいいことある」 そんな選択肢 意味不明 でも それでいい ただ 何も考えずに 今日は眠ってみたかった 休憩 休憩時間はまだだよ 有給 有給は死んだあとだよ あの人が言った 「休憩は死んだ後だよ」 |
カウントダウンそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 夢 夢 夢 夢 お前のせいで みんながおかしくなった 愛 愛 愛が なんなのか 知らないくせに欲しがるなんて バカだよな 君は僕の為に生まれてきた 訳じゃない 僕は君の為に生まれてきた 訳じゃない 何かの「為」に生まれた訳じゃなくても 僕らは生きていいんだと 音楽に教わった 「みんなに勇気や希望を与えたい」って ミュージシャンがTVで言っていた 「私もそんなふうになりたかったけど でも なれなかった私は偽物だったんだ」 僕は思うんだ 「誰かの為」だなんて思うことは きっと不遜なことだ 「自分を偽物だ」と泣いている君を見て 「僕も同じだ」って「一人じゃない」って思えたんだよ 「誰かの為」に「何かをした」瞬間に 嘘になってしまうものがある ただそこで 生きる 「何かの為」じゃなくても ただ 生きてる それだけが 本物のドキュメンタリー 夢 夢 夢 夢 お前のせいで みんながおかしくなった 愛 愛 愛がなんなのか 知らないくせに欲しがるから苦しくなるんだ 音楽 音楽 音楽 音楽 僕らが たったひとつだけ 信じてたもの 君が 自分を 偽物だと嫌っても 君が生きた今日は 本物のドキュメンタリー 君が生きた今日は 本物の ドキュメンタリー |
僕の音楽を聴いてくれてる君へそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | もしも僕が神様だったなら 君のこと救えたのかな でも 僕はただ 今日も曲を作っている 君の心が壊れても 君が聴いている 今 聴いている 君が僕の音楽を聴く 君を救えない こんな歌を 僕は歌っている 今も歌ってる 解散するのは死んだ時 とか そんなのメンバーに聞いてくれ もう どうでもいいし どうでもいい 考えるのをやめた僕だから あの時みたいに歌えない僕の歌を 君が聴いている 君が聴いている 君を救えない僕なのに 君が僕の音楽を聴く 僕は歌っている |
遺書それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | もう我慢しなくていい 大切にしなくていい 君がずっと無理をしてた後に 泣いていたんだろ 頼りにならなくてごめん 傷つけてばっかでごめん 君がずっと無理をしてたことに 僕は気付かなかったんだ こんなに胸が苦しくならなくちゃ 僕は生きてることにも気付けないから こんなに胸が苦しくならなくちゃ 僕は君が好きだと思い出せなかった 「でも 私 知ってるよ あなたが本当は優しい人だってこと ちゃんと だから 自分のことを責めないで」 夢から醒めた後も 君の言葉が 今もまだ解らないままだから これじゃ「会いたい」なんて言えないよな 「さよならの意味を あなたが私に教えてくれたんだ」 さよならで思い出したんだ 君が僕の隣にいたってことを こんなに胸が苦しくならなくちゃ 僕は生きてることにも気付けないから こんなに胸が苦しくならなくちゃ 僕は君が好きだと気付けなかったんだ 「でも 私 知ってるよ あなたが本当は誤解されやすいだけだってこと だから 自分のことを責めないで」 夢から覚めた後も 君の言葉は 今もまだ 解らないままだから これじゃ「会いたい」なんて言えないよな she was cute. 君はいつでも 割れたガラスの上を一人で駆け回る she was cute. 君はずるいから 割れたガラスの上を一人で駆け回る 様な 君にまた 会いたい |
生活と自粛それでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | こんな世界になっちゃって 死にたい人も増えちゃって もう 終わりだね あの子はきっと俺なんて とっくに見限ってしまったね 終わりだね 信用される人間は やっぱ口のうまいやつなんかねえ でも 興味ないねえ 興味ないねえ 興味ない ねえ 興味ない って言ったら なんかやる気出た けど 生きてくだけでこんなんで 死んでいくことも困難で 朝起きて なにもしないで 寝てる自分を 許してみたいの 今日は 考えることも出来なくて 触れるだけで壊して ただ生きるだけで精一杯の こんな自分を 許して欲しいの 今日は 今日だけは 生きてくだけで迷惑で 死んでいくことも迷惑で 朝起きて ゲームして 寝てるだけでいいよ いいよ って言われてみたいんだ 起き上がることも出来なくて 触れるだけで壊して ただ生きるだけで 精一杯の こんな自分を 許して欲しいの 今日は 許して欲しいの 今日は 今日だけは |
タイムトラベラーそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | 彼女が笑ってるのは ずっと幸せだった からじゃない 悲しい夜を越えて 彼女は今日にやってきたんだ 彼女が笑ってるのは ずっと幸せだった からじゃない 悲しい夜を何度も超えて 今日までやってきたんだ 君の涙を止めたかった僕の手を 振り解いた君のこと わかんなかった でも君が 僕の涙を止めようとしてくれた時 わかったんだ 僕らは 支え合わなくていい きっと わかりあえないままでいい 僕らはただ そばにいて 笑い合うだけで よかったんだな 君の涙を数えた時 思ってたより たくさんあったもんだから 僕はただ悔しくて 一緒に泣いたけど それじゃやっぱり嫌なんだ 悔しいだろ このままじゃ だから一緒に わかんないまま笑っていようよ 君の流した涙の数よりも もっとたくさん笑ってやろうぜ 僕らが今日 笑ってるのは ずっと幸せだった からじゃない 悲しい夜を何度も超えて 「今日」までやってきたんだ 悲しい夜の数を 越えるために やってきたんだ |
ライフ/アフターライフそれでも世界が続くなら | それでも世界が続くなら | 篠塚将行 | 篠塚将行 | | どうして君はそうやって 平気な顔して笑えるの? 幸せそうで羨ましい 私は明日も地獄行き どうして君はそうやって 生きていこうと思えたの? わかってもらえなくていい でも 私が死んだ後 せめて私のこと 忘れて iPhoneなんかあるから 私は今日も縛られる 「死のう」と思ったその後に 叩き壊したスマートフォン 粉々になった画面に だんだんなんか笑えてきて 初めからこうしておいたら あんなことにならなかったのに 僕らは 誰にも 誰にも 許してもらえずに それでも 自分で 自分を 好きになれるかな 「あの時、どうして一緒に死ねなかったの?」 思い続けるだけの この脳味噌を いつかは「がんばったね」って 自分を許すことができるかな 私にも できるかな もういいよ 大丈夫 大丈夫 呪文みたいに 自分に呪いをかけるのやめられるかな 「あの時、どうしてちゃんと逃げなかったの?」 そうだよね ごめんね ごめんね また 死んだら会おうね それでも 僕らは自分で 自分に許してもらえずに それでも 自分で 自分を好きになれるかな あなたが こんな私を好きになったみたいに 生きていく自分で 自分を好きになれるかな 「苦しい時は、誰かを頼っていいんだよ」 何度もやろうとしたけど できなかったから あなたがいない だけど いた世界で ただ涙が出るだけの こんな私でも いつかは「がんばったね」って 自分を許すことができるかな あなたが私を 許してくれたみたいに 自分を許すことができるかな 心の中でしか叫べないような こんな ただ涙が出るだけの 弱い私でも いつかは「がんばったね」って 自分を許すことができるかな あなたみたいに 今度はひとりで 自分を好きになれるかな |