それぞれの悪路スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | ガランとしたバスに乗って 冬枯れを抱えて くたびれたシート くたびれた君の声のことを想う 過ぎてゆく時間と 折り合いがつかなくて 頭の中ではオンボロ飛行機が往く 何処へ急ぐ? ああ この窓から 君の街が見えたらいいのに ああ きっと違う道だってあったな 雲の切れ目 見つけたいのに それぞれの景色 それぞれの悪路を行く 何を惑う? ああ! 通信も燃料も切れそうだ 疲れ切った僕の飛行士といつか会えるかな ああ 全て捨てて 君のそばで眠りたいのに ああ 僕の知らない夜を待ってる 君のそばで眠りたいのに |
ハローと言いたいスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | いつから僕ら 口数も減って 歩く速さも変わってしまったのかな 「ハロー」「ハロー」 気休めに問うばかり その鍵を 失くしてみたい 眠れない夜は 手繰り寄せるものもなく 秘密も あるべき影も ひとつずつすくいあげるよ 扉の向こうへ 変わらない事はひとつもないのか 伝えたいことは忘れていないけど 「ハロー」「ハロー」 ごまかしてみるばかり 時が過ぎて 錆びついたのは 欄干やボルトだけじゃないのか そこから僕を見てて 何か見えなくなりましたか? 思い出は遠いけれど 君の声が響く方だ 指をつないで 扉の向こうへ |
沈黙スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | やめよう、これ以上 理由はひとつじゃない 冬はただただ 深くなってくけれど 投げ出されて 初めて気づくこともあろうか 何も出来ず ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 哀しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 諦めればいい 口に出せば 消えてしまいそうなんだ ほら いつか こぼれ落ちる ああ 君の目は 僕を見ていて 僕を見てない 振り返れど 淋しくなる ああ 望むのは 許しでもなく 痛みでもない 道は逸れていないか 破れた金網の 隙間から何が見えた? ああ なんて言葉! 不安になる ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 虚しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 道を逸れてみようか |
ずっとつづくスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 春の陽射しが眩しくて目を閉じる 最初のカーブで栞を挟んだ 今頃になって気づいたって 何も言えないのか プレゼントみたいに 両手じゃ抱えきれない 焦燥や不安を掻き集め結わく 知らないふりするよりマシさ 二人で解いてゆこう ああ このまま 無防備な日々が続くように 歩き出そう 風がどんなに強くても なにかが変わる予感は今はしないけど 間違ってもいい 果てまで行こうよ 言いあぐんだすべての言葉に 手を振ろう これまでとこれからを迎えよう ああ このまま無防備な日々が続くように 暮らさないか そこにはどんな春が待つのかな |
あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 光がまたひとつ遠くへ 重なり 連なり また頬を照らす 私の夜は大切にしたい 思い出詰めて ほらバスは揺れる ひとりじゃ不安だけど それでも逃げ出したい 今は言葉にできなくとも 時間が答えてくれる かもね おやすみ ごめんね 私はこれからを思うといま 気分がいいんです あの娘が暮らす街まであとどれぐらい? |
蒼adieu | adieu | いしわたり淳治・adieu | 澤部渡 | Skirt・Tokyo Recordings | 蒼い空 細い雲 のばした手が やっとつかんだ 答えは脆くて 風に溶けて消えた ゆらいだ 未来を 見つめ続ける瞳が この世界の どんな星よりも 眩しいことを 嗚呼 あなただけがいつか 抱きしめて教えてくれた 真実でありますように 蒼い海 靴紐 ほどけたまま 知らないふりして だまされてあげる 夢が見られるなら 今日も この世界で ひとりつまずいて 増えてく傷を 嗚呼 あなただけはいつか 勲章に変わると言った 真実でありますように |
標識の影・鉄塔の影スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | バックミラーには 波打つ屋根が映る 遠ざかる程甘く 選ばなかった 道はどんなところへ 続いただろうか 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる たとえばこのまま 走り続けたとしても どこまで行けたのだろう 標識の影や鉄塔の影踏み越え 急ぐ理由なんてあるかな 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる 帰り道はいつも 少しだけ切なくなってしまう あの歌を口ずさむ |
駆けるスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 欠けてしまったものもあるけれど 積み上げた日々に変わりはないんだ 諦めて前を向くよ 忘れ方を忘れてしまったみたい あの日の君がまるでそばにいるようだよ 行き場をなくした言葉の代わりに 手を振ることさえできずにいるんだ 鍵をかけ全てしまおう 綯交ぜの気持ち抱えて 痩せたアスファルト駆ければ 私でもたどりつくかな? |
波がたった三浦透子 | 三浦透子 | 澤部渡 | 澤部渡 | 澤部渡 | 波よりも高い心のうねりに 飛び込んでしまおう 景色も彩度も変えてみたくて たとえば世界中の手紙のすべてが 読まれたがってるわけではないならば 今 伝えなくちゃ、と 祈りのようにただ問うけど 回り道の先には 何があるでしょうか 取りこぼした気持ち 言わなかった言葉は 潮風にさらされ重くなったみたい 今 走り出せずに ここにいるのはさみしいけど 波のように寄せては返す迷いが 錆びつかないように扉を閉じる |
ストーリースカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ゆれる ふれる わたしのきもち おちつかないわ まだどこかでまってて つもりつもる 想いの果ては ここではないと 繰り返すだけならば ストーリー いくつものの迷路へ 伝わらない言葉 抗ってまた捜す ストーリー 振り向かないよに また今度って言いたい また今度って言いたい 夜が 明けて どんな夢かも 覚えてなくて まだいつもの通りね 鏡よ鏡 それでもわたし さみしくないわ ずっと君を待ってる ストーリー 錆びつかないよに 繋がらない気持ち 鑢でさっと磨く ストーリー 続きがあるなら また今度って言いたい また今度って… |
ガールスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 誰もいないの 狂いそうだよ 交わす言葉が 魔法とかして 霧が晴れたら ほら きれいな色が映る 悲しくなんかない 折り重なる「さよなら」 交わした口約束 このまま もう 君に託そう 花束 まだ やさしくなれない ごめんね でも 手をのばすようにただ ああ笑って ああ黙っていたい たばこふかした 君の横顔 ほら ため息にとけだす 星のような絵を描くんだ 君のスニーカー いつだってそうさ 大事なことは 何も言えない 君のこと もっと歌えたらいいのに ごめんね でも そこから見えるよう 色をつけるよ 秘密も全部 君に渡そう 矛盾で胸が 抉れてゆくよ ごめんね でも 手をほどくように まだ間違っていたいのさ! |
月光密造の夜スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 夜に舟を出そう 手ですくえば水面は騒ぐよ 足りない空にかかげて 変わっていくのが 怖くてさみしい 風が吹いたら 髪が揺れたら 静かな夜に 言葉がつかえて 暗闇の奥で 列車が走り出す ああ すぐ古くなるかな ここからまたひとつを重ねて 夜に舟を出せば あと少しで軌道は変わるよ 君に 見つからないよに 灯りをひとつ、ひとつと飾ろう |
花をもってスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 暗い雨が手のひらに そっと馴染んでいく 黒の中へ 襟の中へ なんでそういうこと言うの じっとしてもくすぶる想いは 箱の中へ? (…きっとぼくのことなんか忘れてしまう…) ちょっと距離はあるけれど このまま歩こうよ ああ いつだってこんなに寂しいの? ああ だれよりも 思って いるのに 暗い雨がそこらじゅう そっと手を引く 夜の中へ 声の中へ 暗い影が手のひらにそっと紛れ込む 花をもって 花をもって |
さかさまとガラクタスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | さぁ かさまの まち から 穏やかな声が 夜が いま 腕をつかんで さぁ まようばかり だろう つまりこれからは 窓を閉じ 風を嫌えば 灯せば尊し 暗がりにはさよならを 輝ける不安で 押しつぶされそうなんだ かずをかぞえ ほしをかぞえつづければ ほら 水路に絵の具がとけてゆく たばねたままに してた 黄緑や青が 藍が いま 袖をつかんで さあ かさまの まち では ぼくだけの声も 夜も ただのガラクタのようじゃないか |
ゴウスツスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 灯りは絹のように伸びて くだらない悲しみが映るよ あの夏のフィードバック重ねて モノローグの森を抜けてしゃがみ込む 数えない 「覚えてなんかいないよ。忘れた、君と話したことなんて」 面影をたどる雨だれ ガラスの向こうに君はいるかな さあ、行こうぜ ここから重い絵の具でかさねて 思い出すのは、寂しいだろ 踊りながら交わす、白いシーツの群れ 散らばるほしくず あつめて 向こうでは君に逢える、気がする(よ) もう 行こうぜ ここまで甘い砂糖で飾って あの幻 ほら 観てごらん 踊りながら笑う幽霊の群れだ 追いかけて行けば たどり着けるさ |
わるふざけスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 悲しみのようだ、おかしいな 傘を閉じてもまだ拭えない おお、言葉よりももっと遠くへ! ふざけてるわけじゃないけど このまま黙っていたいよ 灯りのない町の隅々に 舌打ちのようなメロディが 僕の身体にしみてくんだぜ いつまで黙っているんだ 古い本の下敷きになった 舌打ちのようなメロディは 実はとっくに病んでるんだぜ 反射するようだ、まずいな 傘を閉じたらもう戻れない おお、誰よりももっと遠くへ ふざけてるわけじゃないんだけれどもね |
スウィッチスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風が吹いて 霧を裂いて モノクロのフィルムに撃たれて もてあそんだ 義理を欠いた いたずらに笑う道の先を 照らすような 月のカタパルト 忘れたいぜ 思い出すたび 色褪せていく (このまま) 明後日もきっと (まだ遠い) こんな調子なんてやだ! つれないねえ あれはなんだ ただの影か? もえかすになった日々を集め 泣いたんだ それも嘘さ 果ては陽に焼けた本のように |
サイダーの庭スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 足音が重なり始めてるが まだその続きをつかみきれない でもどうだろう 軽やかな気持ち ここから先が深い森ならば なにを隠せばさまになるのか でもどうかな 悲しみも大事な要素さ 受話器から溢れ落ちる誰もいない毎日 近づいては遠くなるあの夏のソーダよ! 守ってくれよ さあ 戻ろう 鏡の中で君を探してるんだ ヒントもなく もう時間だ 帰ろう 瞳の中でフィルムがまわりだしたら 焼きつけてほしいんだ とびっきりの憂鬱が彩る影の外で 氷が溶けてしまってあの夏のソーダが 薄まってゆくよ さあ 戻ろう 鏡の中の君を連れ出したいよ ヒントはどこ でも時間だ 帰ろう 瞳の中のフィルムが途切れそうなら 呼び出して ほしいんだ |
千のないスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風向きはいいかな 明日はどうだ おもいからさめてくれ くだもののように腐った月だ たのむからさめてくれ 眠れなくて まちに雨が!染まってゆく ああ 誘う言葉 すべて撫で付けて 「叫んでくれ」「うたってくれよ」 ああ 多分 これは変わってゆく おお 過ぎた時間 確信にするんだ 「遊んでくれ」「引き止めてくれ」よお |
おばけのピアノスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 錆びたギターもならなくなるとさみしい チケットはもうない 錆びた時間も油を注したくらいでは 帰ってこないわ ここからは じゃあね わたしの出番 古いカーディガン羽織って 暗い森も照らしてあげる おばけのピアノ すてきなピアノ どこにいたってわすれないよ おばけのピアノ かわいいピアノ ただじっとまってる 眠りのなかじゃ街の地図だってあやしい 気づいたらもうない 飾った夜のため開け放つ暗い窓 もどってこれるね ここからは全部 ぼくの責任 暗い言い訳を纏って 冷たい檻を照らしておくれ おばけのピアノ すてきなピアノ どこにいたってわすれないよ おばけのピアノ かわいいピアノ ただじっとまってる 君の声が だんだん重くなっていく いつもそうだろ もう羽根をたたまなきゃね どんなギターもならなくなれば寂しい あの頃はもうない |
月の器スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 給水塔にのぼって 暗い街を見渡せば 背の低い建物が いつもよりよく見える 最終電車の灯り 川面に火を点し 乾いた空気の所為で 街灯に燃え移る ほら 僕の悪いところ全部を 見ていないふりをしたんだろ 見え透いた嘘や駆け引きは 君の手を離れて 大切にしてた大半を わすれてしまっていた ずっと ガラスの瓶の底で深い色が交わり まるで尖ったナイフのようだ 執拗に傷つける ほら 僕は間違ったまま 光をみつけるの 指先の鼓動に触れて 戻れないとわかる いくつか見える光源は 反射し続ける ずっと や ずっと |
ともす灯 やどす灯スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 指の隙間からこぼれ出すあの日のこと ためらうだけの口元には色を引こう 戻れないように 喉にしずめて 身体は不安を今も馴染ませ続けている 悲しまぬように でもきっともう忘れてるよ 在る日の亡霊 夜風はどうしてこんなにも寂しい 君が言うから 影を捕まえても 外では雨 雨は手のひらにいっぱい 君が歌うから もうはぐれないように 指の隙間からこぼれ出すあの日の音 |
セブンスタースカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | いなくなった 誰にもバレないで 悪い事をしてしまったんだ きっと、きっと、ああ、きっと、そうだ 図書館のような箱に閉じ込められたままで君はいいのかい 思うほど遠くなる セブンスター 火のつかない あなたの あなたの未来 セブンスター 火のつかない あなたが あなたが居ない 鬱陶しいな だなんて悪かった 切手と封筒、便箋で 君が今、なにしてるか知りたい 外は大変な雨降りだよ セブンスター その指から こぼれ落ちる あなたの あなたの未来 セブンスター その指から 崩れ落ちる あなたがあなたがいない セブンスター 火のつかない あなたの あなたの未来 セブンスター 火のつかない あなたの あなたの 横顔が見えるぜ |
海岸線再訪スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | 澤部渡 | 足りないピースが 多すぎやしないか 元には戻りそうもないけど 続けようか それでも陽は翳る 風は悪くはない ああ 待っていたんだ ひしゃげた線の上で 踏みはずそう 今なら 大目に見てくれる ああ 枯れてしまった 窓に何が映る どこから話そうか 「打つ手はなし!」 誰にも 知られず ここまで来れたのに ああ むやみやたら広がる 問の中に ひとつも解はない 透かして見えたものは 通り過ぎただけの いつかの海岸線 それでも夜は来る 風は凪いでもまだ ああ 待ちくたびれ 待つこともできずに 足りないこともある 数は重要ではない ああ 暮れてしまった 窓に光が射す |
この夜に向けスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 切り絵のような街だ 誰もいない 靴音もしない ひとかけの 静かな夜に座り 何度も 信号機が 瞬いても いとしい日々が 踊るように過ぎるだけ 弾かれてみて わかったことがあるんだ ちらばる白い紙 踏み越えてみたい 抱え込んだ不自由を ここで手放そうよ 昨日よりもいくらか 価値ある秘密さ 切り絵のような街だ 誰もいない 靴音もしない ひとかけの 静かな夜に座り いつか見た夢のその裏側から この夜に向け 今からでもどうぞ手を振ってよ |
背を撃つ風スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 長い道で 振り返ることさえ 出来ずにいて 何を探し 何を見つけ出して 何を記せたなら 私は私になれたのかな 手に負えないほど 強い風を 頬に 受け 今は進めと言うのか 思い込みと 言い訳のボートが 沈んでいく 足りないものも 失くしたものも 全部 いつか 忘れてしまうのならば 君の手の中で きしみをあげる 悪い予感たち 塗りつぶせたら 手に負えないほど 強い風も 頬に 背に 受け私は 進めるのか |
TAXIDRIVER小戸川(花江夏樹) | 小戸川(花江夏樹) | 澤部渡 | 澤部渡 | 佐藤優介 | 人気のない 夜の街道 アンダーパスを くぐる こんな車 さっさと 乗り捨てて 一通だらけの路地で 君に会えるか タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー 近づこうが 遠ざかろうが 今夜月は 見えない 街灯を追うように 思い巡らす 違った未来なんて必要だったか? タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー 声がする 気がする いつかの俺か あの日の君か このまま 少しでも 眠れたら |
しるしをたどるスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 時間ばかりが 過ぎてしまった 私の手には なにか残ったかな 急ぐ理由なんてなかったのに どうして立ち止まらなかったのだろう 何も持たずに 今日が暮れてしまうのか 空いた すきまは埋まりそうもないけど 名前もない 通りを歩こう ひとつひとつしるしをつけて たどってみる なにも持たずに 今日が暮れそう 頭の中 地図を広げて どこへ行こう |
架空の帰り道スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 映画の中にひとり 迷い込んで 車を走らせる…… ことがあるとして 想像とは違って 一本道や 険しい道でさえ なかったけれど 振り返ったなら まだ行くべき場所があったはずじゃないか 道の向こう! 続くその道の向こうへ 余すことなく今を 焼きつけたい 今どきはフィルムじゃ ないんだろうけど あと少し走れ……ば カットの声がかかるかもしれない 道の向こう! 急がなくたっていい きっとここで シーンは変わる 架空の帰り道 |
窓辺にてスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ほつれた糸をたぐって 空白を引き寄せる それなのになお まとまらない 空席に陽があたって 静かに揺れる午後を どうやりすごす 花はもうしおれて 枯れるのを待ってる 溶かしても 溶かしても 変わらないようだね 渦を覗き込むだけ 掴みかけた言葉も ほどけてゆく 花はもうしおれて 枯れるのを待ってる 追い越しても 追い越しても まぼろしのようで ぼくを待ってはくれない 花瓶の水は濁って 煙草の火も消えおちて 空白を迎えようにも ひとりじゃ抱きしめられない |
私が夢からさめたらスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ふたりは 諦めてる 緩やかなカーブで 坂道で いくつも いくつもの 見送った日々が ふたりを責めるけど ノートを繰る 手が止まる これまでを これからを 束にしようと もがくけど 鍵をかけるのも かんたんじゃないのか 私が夢からさめたら 私が夢からさめたなら |
Aを弾けスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 何が足りない? 話せば話すだけ 全てを間違ってきた ような気がする のだけれど きっと 私は 今でも君のこと 許せてはいないんだ 呪いのように 巡る いつだって 準備をしておけ Aと言われたら Aを弾くだけ だ ためらわないように 何が足りない? 逆らってみようよ どんな夜でも夜は夜だよ! Aを今弾け |
粗悪な月あかりスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 悲しいけど もうこれ以上 悲しい話はしたくない バタンと閉じた 扉からは 糸のように灯りがのびるだけ 逃げ出せたなら 今でもここでもない場所がいい 気づけよ 足りないことは 枷になりうるのか? もう余白はない 塗り潰しても 変わることは 期待しないよ 君も僕も (大人に)なれないまま スピードだけがあがってしまう バタンと閉じた扉から ありもしない未来が手紙のような顔で 手を伸ばしても 振り払う勇気はあるかな? 時間をかけて 台無しにするにはどうすればいい? 僕らは ここにいるのを 選んだはずだった 諦めではない 照らしてくれ 粗悪で脆い 月あかり |
十月(いちおう捨てるけどとっておく)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 君には懐かしい十月になるかな? いつか忘れても 大切なことは 時間が過ぎてから 気づいたりするのかもね 頭の中に 留まる景色も いつのまにか 染まってゆきそう なくしても おとしても わすれてもいないよ 君には懐かしい十月になるかな? 思い出すたびに さみしくなったり たのしくなるような 十月に足を止めてみる |
期待と予感スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | もうすぐ 幕はあがり 退屈も不安も 意味のあるものになる 全てが 上手く行くように 期待しているよ 少し大袈裟かな? たとえばあと少しだけ 踏み出せたのなら 悪い予感なんて 飛び越えて 物語は きっと動き出す いつか振り返ったとき 僕のそばにあるのが たとえ悲しい歌であったっていい 物語の 果てを見よう この遠方から その遠方へと 昨日まで知らなかった感情を投げたいよ もうすぐ 幕があがる 指折り数えて この日を待っていたんだ 全てが 上手く行くように 期待していてよ 少し大袈裟でも |
君はきっとずっと知らないスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 二人の物語に 触れたような気がして 君の名前 声に出して 目が覚めた 私のこの気持ちは この世界のどこにも 置き場なんてないのかな わかっていたけどかなしい 私は今夜 君が見てる夢だって 書き換えてしまいたいのに 今更 自信もなくて いったりきたりして 結末を急ぐけれど 何も変わらない! 君の名前を あと何回 あと何回 繰り返す 過ぎた日々を 立ち止まって 何度だって 確かめるよ いくつも静かな夜を 越え たどり着く終点 君はきっとずっと知らない 私だけが忘れないことを |
波のない夏 feat. adieuスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 思い出すのは花束の匂い それはいつかの冬の日にも似て 私は変われないままここに座り 静かに今日が終わるのを待ってた 揺れる心 抱き止めようとしてみるけれど どうやらこのまま夏は過ぎそうだ 君がこれから 風を待ったりしなくて済むように 今 私はひとり 君に届かないとしても さみしく合図を出す 今 私はひとり 波さえも起こらない ここから始まる 思い出すのは花束の匂い 私はそれをどこに飾ろうか |
地下鉄の揺れるリズムで feat. 村上基(在日ファンク)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | 村上基 | 地下鉄の揺れるリズムで テンポで 「アステアみたいにステップ」が踏めたらいいのに! 街は変わっていってしまったけれど 今の僕を 見てくれる君がいるんだ 少しはマシだろう ああ それでも ここは居場所がなくて 路線図を見あげてる ああ 僕らは きっとふざけてるうちに 進むのも 振り返るのも 怖くなってしまったんだ いつからか 諦めてしまってた 自分に気がつくだろう これ以上 悲しくならないために でたらめで 構わないさ テキトーに歌い飛ばそう 地下鉄の揺れるリズムで ムードで 「アステアみたいにステップ」を踏む日は来るのさ! いつの日かこの街で |
君に会いに行こう feat. 井上花月(Laura day romance)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | もう少し 遠回りしよう 昔より この季節が好きになった にぎやかな 大通りを避け 帰り道 急ぎすぎないように 歩く 交差点で 立ち止まってみると 高架を電車が過ぎていくのが 見える 君に会いに行こう 今すぐ あの街まで くだらないことや とりとめもないこと 明日には忘れそうなこと 話しに 君に会いに行こう 今すぐ あの街へ 君に会いに行こう 今すぐ あの街まで |
ブランクスペース feat. SPECIAL OTHERSスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | SPECIAL OTHERS | 木々がしげり、荒れて、ひと気がない 出口のような入り口に化かされ 覗くスプーンに映り込んだ 木が揺れています ぼろぼろの歩道橋 過ぎたあたり 形を変え 今もそこにあります プラスチックのスプーンに 森が透けています そちらはもう雨は止んでますか? 歩道橋の向こう側には 私はいないけれど 錆びついた遊具じゃとても 誰かを運ぶこともできない 毎日違う 最悪が私の 窓を叩く どあを 肩を叩く |