紅屋の娘紅屋で娘の云う事にゃ サノ 云う事にゃ 春のお月様薄曇り トサイサイ 薄曇り お顔に薄紅つけたとさ サノ つけたとさ 私も薄紅つけよかな トサイサイ つけよかな 今宵もお月様空の上 サノ 空の上 一はけさらりと 染めたとさ トサイサイ 染めたとさ 私も一はけ染めるから サノ 染めるから たもとの薄紅下さいな トサイサイ 下さいな | 佐藤千夜子 | 野口雨情 | 中山晋平 | 寺岡真三 | 紅屋で娘の云う事にゃ サノ 云う事にゃ 春のお月様薄曇り トサイサイ 薄曇り お顔に薄紅つけたとさ サノ つけたとさ 私も薄紅つけよかな トサイサイ つけよかな 今宵もお月様空の上 サノ 空の上 一はけさらりと 染めたとさ トサイサイ 染めたとさ 私も一はけ染めるから サノ 染めるから たもとの薄紅下さいな トサイサイ 下さいな |
波浮の港磯の鵜(う)の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る 波浮の港にゃ 夕やけ小やけ 明日の日和は ヤレホンニサ なぎるやら 船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火(ごじんか)ぐらし なじょな心で ヤレホンニサ いるのやら 島で暮らすにゃ とぼしゅうてならぬ 伊豆の伊東とは 郵便だより 下田港とは ヤレホンニサ 風だより 風は汐風 御神火おろし 島の娘たちゃ 出船のときにゃ 船のとも綱 ヤレホンニサ 泣いて解く 磯の鵜の鳥ゃ 沖から磯へ 泣いて送らにゃ 出船もにぶる 明日も日和で ヤレホンニサ なぎるやら | 佐藤千夜子 | 野口雨情 | 中山晋平 | | 磯の鵜(う)の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る 波浮の港にゃ 夕やけ小やけ 明日の日和は ヤレホンニサ なぎるやら 船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火(ごじんか)ぐらし なじょな心で ヤレホンニサ いるのやら 島で暮らすにゃ とぼしゅうてならぬ 伊豆の伊東とは 郵便だより 下田港とは ヤレホンニサ 風だより 風は汐風 御神火おろし 島の娘たちゃ 出船のときにゃ 船のとも綱 ヤレホンニサ 泣いて解く 磯の鵜の鳥ゃ 沖から磯へ 泣いて送らにゃ 出船もにぶる 明日も日和で ヤレホンニサ なぎるやら |
東京行進曲昔恋しい 銀座の柳 仇な年増を 誰が知ろ ジャズで踊って リキュルで更けて 明けりゃダンサーの 涙雨 恋の丸ビル あの窓あたり 泣いて文書く 人もある ラッシュアワーに 拾った薔薇を せめてあの娘の 思い出に ひろい東京 恋ゆえ狭い 粋な浅草 忍び逢い あなた地下鉄 わたしはバスよ 恋のストップ ままならぬ シネマ見ましょか お茶のみましょか いっそ小田急で 逃げましょか かわる新宿 あの武蔵野の 月もデパートの 屋根に出る | 佐藤千夜子 | 西条八十 | 中山晋平 | 井田一郎・前田俊明 | 昔恋しい 銀座の柳 仇な年増を 誰が知ろ ジャズで踊って リキュルで更けて 明けりゃダンサーの 涙雨 恋の丸ビル あの窓あたり 泣いて文書く 人もある ラッシュアワーに 拾った薔薇を せめてあの娘の 思い出に ひろい東京 恋ゆえ狭い 粋な浅草 忍び逢い あなた地下鉄 わたしはバスよ 恋のストップ ままならぬ シネマ見ましょか お茶のみましょか いっそ小田急で 逃げましょか かわる新宿 あの武蔵野の 月もデパートの 屋根に出る |
ゴンドラの唄いのち短し 恋せよ 少女 朱き唇褪せぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日のないものを いのち短し 恋せよ 少女 いざ手を取りて彼の舟に いざ燃ゆる頬を君が頬に ここは誰も来ぬものを いのち短し 恋せよ 少女 黒髪の色褪せぬ間に 心のほのお消えぬ間に 今日はふたたび来ぬものを | 佐藤千夜子 | 吉井勇 | 中山晋平 | | いのち短し 恋せよ 少女 朱き唇褪せぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日のないものを いのち短し 恋せよ 少女 いざ手を取りて彼の舟に いざ燃ゆる頬を君が頬に ここは誰も来ぬものを いのち短し 恋せよ 少女 黒髪の色褪せぬ間に 心のほのお消えぬ間に 今日はふたたび来ぬものを |
愛して頂戴ひと目見たとき 好きになったのよ 何が何だか わからないのよ 日暮れになると 涙が出るのよ 知らず知らずに 泣けてくるのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね 逢った時には 何にも云えずよ うしろ姿に たゝ泣くのよ 女心は深山(みやま)の さくらよ 人に知られず 赤く咲くのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね ひと目見たとき 好きになったのよ 何が何だか わからないのよ 日暮れになると 涙が出るのよ 今日もひとりで 泣いているのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね | 佐藤千夜子 | 西條八十 | 松竹蒲田音楽部(中山晋平) | | ひと目見たとき 好きになったのよ 何が何だか わからないのよ 日暮れになると 涙が出るのよ 知らず知らずに 泣けてくるのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね 逢った時には 何にも云えずよ うしろ姿に たゝ泣くのよ 女心は深山(みやま)の さくらよ 人に知られず 赤く咲くのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね ひと目見たとき 好きになったのよ 何が何だか わからないのよ 日暮れになると 涙が出るのよ 今日もひとりで 泣いているのよ ねえねえ 愛して頂戴ね ねえねえ 愛して頂戴ね |