オクトーバー14・外は雨青い風船 ひとつ 糸切れて 風に吹かれて 飛んでった 窓のレースのカーテン ふるえてる 私の心のように 赤いバラの花束 買って来た こんな寒い朝だから けれど 飾らぬうちに しおれたの 私の心のように ここは オクトーバー14 ここは オクトーバー14 白いテーブルに コーヒー ひとつ でも あの頃は いつも ふたつ 壁の古時計 こわれて動かない 私の心のように サヨナラも言えず 別れた あの日も 外は雨でした 遠い船の汽笛が 泣いていた 私の心のように ここは オクトーバー14 ここは オクトーバー14 | 新井満 | 新井満 | 菅原進 | | 青い風船 ひとつ 糸切れて 風に吹かれて 飛んでった 窓のレースのカーテン ふるえてる 私の心のように 赤いバラの花束 買って来た こんな寒い朝だから けれど 飾らぬうちに しおれたの 私の心のように ここは オクトーバー14 ここは オクトーバー14 白いテーブルに コーヒー ひとつ でも あの頃は いつも ふたつ 壁の古時計 こわれて動かない 私の心のように サヨナラも言えず 別れた あの日も 外は雨でした 遠い船の汽笛が 泣いていた 私の心のように ここは オクトーバー14 ここは オクトーバー14 |
カサブランカの少年カサブランカの 碧い 碧い 碧い 空に 流れ星の 白い 白い 白い 花が 咲いた それを それを 見てたのは 盲の カサブランカの少年 ひとり たった ひとり カサブランカの 碧い 碧い 碧い 空に 流れ星の 赤い 赤い 赤い 花が 咲いた 誰も 誰も 見てはいなかった 盲の カサブランカの少年 死んだ 死んだ 夜 | 新井満 | 新井満 | 泉つとむ | | カサブランカの 碧い 碧い 碧い 空に 流れ星の 白い 白い 白い 花が 咲いた それを それを 見てたのは 盲の カサブランカの少年 ひとり たった ひとり カサブランカの 碧い 碧い 碧い 空に 流れ星の 赤い 赤い 赤い 花が 咲いた 誰も 誰も 見てはいなかった 盲の カサブランカの少年 死んだ 死んだ 夜 |
風物語もしも 僕があの日 道に迷わなかったら 栗色の髪の少女とは 出逢わなかっただろう 高原の秋は深く 行きかう人もない 陽だまりの 枯葉の中に 君を見つけた 風が吹いていた 雲が流れた 振り向いた君の 髪が揺れた 透き通るような細い指で 教えてくれた 森の向こうの遙かな空に 浅間が煙ってた おびえた顔がいつか 微笑に変わって 風とお話していたのと 悪戯そうに言う 初めて出逢ったのに どうして懐かしい 風が吹きよせたのか 小さな愛を 静かな湖の 白いサナトリューム 時の流れに取り残された 魔法のような 雪が消えて 花の春も 通りすぎて 眩しい夏の終わる頃 手紙がとだえた 灯が風に 吹き消されるように 君の居ないベッドに 一輪 かすみ草 残された詩集 そっと開けてみると 生きる きっと生きてみせる…… 消えかかる文字で 想い出の小径へ あれから もう一年 あの日のままの景色の中に 君だけが居ない 風が吹いてゆく 君が遠ざかる 風が吹いてゆく 君が遠ざかる | 新井満 | 新井満 | 新井満 | | もしも 僕があの日 道に迷わなかったら 栗色の髪の少女とは 出逢わなかっただろう 高原の秋は深く 行きかう人もない 陽だまりの 枯葉の中に 君を見つけた 風が吹いていた 雲が流れた 振り向いた君の 髪が揺れた 透き通るような細い指で 教えてくれた 森の向こうの遙かな空に 浅間が煙ってた おびえた顔がいつか 微笑に変わって 風とお話していたのと 悪戯そうに言う 初めて出逢ったのに どうして懐かしい 風が吹きよせたのか 小さな愛を 静かな湖の 白いサナトリューム 時の流れに取り残された 魔法のような 雪が消えて 花の春も 通りすぎて 眩しい夏の終わる頃 手紙がとだえた 灯が風に 吹き消されるように 君の居ないベッドに 一輪 かすみ草 残された詩集 そっと開けてみると 生きる きっと生きてみせる…… 消えかかる文字で 想い出の小径へ あれから もう一年 あの日のままの景色の中に 君だけが居ない 風が吹いてゆく 君が遠ざかる 風が吹いてゆく 君が遠ざかる |
この街でこの街で 生まれ この街で 育ち この街で 出会いました あなたと この街で この街で 恋し この街で 結ばれ この街で お母さんに なりました この街で あなたの すぐそばに いつも わたし わたしの すぐそばに いつも あなた この街で いつか おばあちゃんに なりたい おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい 坂の上に 広がる 青い空 白い雲が ひとつ 浮かんでる あの雲を 追いかけ 夢を 追いかけて よろこびも かなしみも あなたと この街で この街で いつか おばあちゃんに なりたい おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい この街で いつか おじいちゃんに なりたい おばあちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい いつまでも 好きなあなたと 歩いて ゆきたい | 新井満 | 新井満 | 新井満・三宮麻由子 | 加藤文生・吉田哲 | この街で 生まれ この街で 育ち この街で 出会いました あなたと この街で この街で 恋し この街で 結ばれ この街で お母さんに なりました この街で あなたの すぐそばに いつも わたし わたしの すぐそばに いつも あなた この街で いつか おばあちゃんに なりたい おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい 坂の上に 広がる 青い空 白い雲が ひとつ 浮かんでる あの雲を 追いかけ 夢を 追いかけて よろこびも かなしみも あなたと この街で この街で いつか おばあちゃんに なりたい おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい この街で いつか おじいちゃんに なりたい おばあちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい いつまでも 好きなあなたと 歩いて ゆきたい |
消防署の火事消防署は 今 開店休業 消防署は 今 開店休業 ここは街はずれ 丘の上 桜の名所 花ぐもり のっぽの火の見やぐら のっぽのファイアーマン 昔から ボヤひとつ見逃さない 昔から ボヤひとつ見逃さない 消防署は 今 カラッポ 消防署は 今 カラッポ 10年ぶりの大火事で 燃えるは燃えるは 街中が 桜にうっとり のっぽのファイアーマン つい ボヤひとつ見逃した つい ボヤひとつ見逃した 消防署に 今 火の粉 消防署に 今 火の粉 街中燃えたその後で 消防署の屋根に 火がついた 消防自動車の居ない消防署は 何? 入歯のライオン 鼻の欠けた象 火の粉ひとつ 消せない 消防署が 今 燃える 消防署が 今 燃える ここは街はずれ 丘の上 桜の名所 花ぐもり 花より真赤な 火粉(かふん)が舞って 今 満開の 花みごろ 今 満開の 花みごろ 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える (火の用心!) | 新井満 | 新井満 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 消防署は 今 開店休業 消防署は 今 開店休業 ここは街はずれ 丘の上 桜の名所 花ぐもり のっぽの火の見やぐら のっぽのファイアーマン 昔から ボヤひとつ見逃さない 昔から ボヤひとつ見逃さない 消防署は 今 カラッポ 消防署は 今 カラッポ 10年ぶりの大火事で 燃えるは燃えるは 街中が 桜にうっとり のっぽのファイアーマン つい ボヤひとつ見逃した つい ボヤひとつ見逃した 消防署に 今 火の粉 消防署に 今 火の粉 街中燃えたその後で 消防署の屋根に 火がついた 消防自動車の居ない消防署は 何? 入歯のライオン 鼻の欠けた象 火の粉ひとつ 消せない 消防署が 今 燃える 消防署が 今 燃える ここは街はずれ 丘の上 桜の名所 花ぐもり 花より真赤な 火粉(かふん)が舞って 今 満開の 花みごろ 今 満開の 花みごろ 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える 消防署が 燃える (火の用心!) |
千の風になって私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって、畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています あの 大きな空を 吹きわたっています | 新井満 | 不詳・日本語詞:新井満 | 新井満 | | 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって、畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています あの 大きな空を 吹きわたっています |
朝食朝刊を 開けたときに 眼にとまりました ムスタキのコンサートの広告 あなた とても 好きだった いつか 二人で 聴きに行く約束 果たせぬうちに 別れました どんな方と 行ったのかしら ふと 又 窓の外 見てる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 街を 歩いていたら 二人で行った あの お店 飾り窓の ブルーのセーター あなた とても 気に入ってた 誕生日に プレゼントする約束 果たせぬうちに 別れました 寒くないかしら こんな朝は カフェオレが もう 冷めてる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 静かに雨が降る 朝には 心が 傷みます 玄関の 黒いレインコート あの日 あなた 忘れてった 最後の煙草の火 消して 階段を おりてった 遠ざかる あなたの足音 今でも 耳で 鳴ってる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 | 新井満 | 新井満 | 菅原進 | | 朝刊を 開けたときに 眼にとまりました ムスタキのコンサートの広告 あなた とても 好きだった いつか 二人で 聴きに行く約束 果たせぬうちに 別れました どんな方と 行ったのかしら ふと 又 窓の外 見てる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 街を 歩いていたら 二人で行った あの お店 飾り窓の ブルーのセーター あなた とても 気に入ってた 誕生日に プレゼントする約束 果たせぬうちに 別れました 寒くないかしら こんな朝は カフェオレが もう 冷めてる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 静かに雨が降る 朝には 心が 傷みます 玄関の 黒いレインコート あの日 あなた 忘れてった 最後の煙草の火 消して 階段を おりてった 遠ざかる あなたの足音 今でも 耳で 鳴ってる ひとりぼっちの 朝食 ひとりぼっちの 朝食 |
時が過ぎて夕日がおまえを 恋にそめていた 海の風より やさしい微笑み いまでは時が過ぎて ながい黒髪も 想い出せない 逢いに行きたい ふたりがはなれて 生きて行くなんて きっと終るさ 待っててほしい 小舟がおまえの 心ゆらしてた 星の砂浜 やさしい月影 いまでは時が過ぎて 赤いくちびるも 想い出せない 逢いに行きたい ふたりが結ばれ 生きて行ける日が きっと来るのさ 信じてほしい いまでは時が過ぎて 赤いくちびるも 想い出せない 逢いに行きたい | 新井満 | 加賀富美子 | ベトナム曲 | | 夕日がおまえを 恋にそめていた 海の風より やさしい微笑み いまでは時が過ぎて ながい黒髪も 想い出せない 逢いに行きたい ふたりがはなれて 生きて行くなんて きっと終るさ 待っててほしい 小舟がおまえの 心ゆらしてた 星の砂浜 やさしい月影 いまでは時が過ぎて 赤いくちびるも 想い出せない 逢いに行きたい ふたりが結ばれ 生きて行ける日が きっと来るのさ 信じてほしい いまでは時が過ぎて 赤いくちびるも 想い出せない 逢いに行きたい |
何処へどこへ行くあてもないのだけれど 帰るには あまりに遅すぎる 海に出たまま 港が 見つからない 小舟のように どこへ どこへ どこへ どこへ あの キラキラ輝いていた 少年の日々は どこへ 行ったー 立ち止まってみても 知る人は亡い 振り返ってみても 影も見えない 二人で眺めた 陽が昇るのを 今 一人見る 陽が沈むのを どこへ どこへ どこへ どこへ いつのまにか滅びてしまった あの日の愛は どこへ 行ったー 思い出そうとして 思い出せない 僕の夢とは 何だったのか ああ 人生が 耳のそばを サラサラと 流れ過ぎて行く どこへ どこへ どこへ どこへ うしろ向きに飛ぶ鳥のように 闇の空を どこへ 行くのかー 行くのかー | 新井満 | 新井満 | 新井満 | | どこへ行くあてもないのだけれど 帰るには あまりに遅すぎる 海に出たまま 港が 見つからない 小舟のように どこへ どこへ どこへ どこへ あの キラキラ輝いていた 少年の日々は どこへ 行ったー 立ち止まってみても 知る人は亡い 振り返ってみても 影も見えない 二人で眺めた 陽が昇るのを 今 一人見る 陽が沈むのを どこへ どこへ どこへ どこへ いつのまにか滅びてしまった あの日の愛は どこへ 行ったー 思い出そうとして 思い出せない 僕の夢とは 何だったのか ああ 人生が 耳のそばを サラサラと 流れ過ぎて行く どこへ どこへ どこへ どこへ うしろ向きに飛ぶ鳥のように 闇の空を どこへ 行くのかー 行くのかー |
日曜日の平和日曜日の朝早く 窓ガラス蹴破って 血だらけのライオンが 飛び込んで来ました 「病院ならスグ隣りだョ」と ベッドの中で つぶやくと 「どうもありがとう ご親切に!」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く レンガの煙突かいくぐって 酔っぱらいのサンタクロースが 飛び込んで来ました 「あれ?クリスマスは まだ 二ヵ月も 先なんだけどなァ…!?」と ベッドの中で つぶやくと 「大変失礼しました 出直します」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く 天井の羽目板ぶち破って 円盤に乗った宇宙人が 飛び込んで来ました 「もういい加減にしろ ノックもせずに 入ってくるなんて!」と ベッドの中で つぶやくと 「コリャ オジャマデシタカ デハ ゴキゲンヨー」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く 窓からも煙突からも 天井からも誰一人 飛び込んで来ません 「シメタ! 今日はお客が一人も来ない ゆっくり 昼まで寝るか…」と ベッドの中で つぶやくと ライオンとサンタクロースと宇宙人が どッ と表玄関から飛び込んで来たのであります 日曜日の朝早く 「助ケテクレェー」と 叫んで飛び出して行った あれは 僕です 日曜日の朝早く…… 日曜日の朝早く…… | 新井満 | 新井満 | 新井満 | | 日曜日の朝早く 窓ガラス蹴破って 血だらけのライオンが 飛び込んで来ました 「病院ならスグ隣りだョ」と ベッドの中で つぶやくと 「どうもありがとう ご親切に!」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く レンガの煙突かいくぐって 酔っぱらいのサンタクロースが 飛び込んで来ました 「あれ?クリスマスは まだ 二ヵ月も 先なんだけどなァ…!?」と ベッドの中で つぶやくと 「大変失礼しました 出直します」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く 天井の羽目板ぶち破って 円盤に乗った宇宙人が 飛び込んで来ました 「もういい加減にしろ ノックもせずに 入ってくるなんて!」と ベッドの中で つぶやくと 「コリャ オジャマデシタカ デハ ゴキゲンヨー」と言って 飛び出して行きました 日曜日の朝は ネムイ お客は御免だ 昼まで寝よう 日曜日の朝早く 窓からも煙突からも 天井からも誰一人 飛び込んで来ません 「シメタ! 今日はお客が一人も来ない ゆっくり 昼まで寝るか…」と ベッドの中で つぶやくと ライオンとサンタクロースと宇宙人が どッ と表玄関から飛び込んで来たのであります 日曜日の朝早く 「助ケテクレェー」と 叫んで飛び出して行った あれは 僕です 日曜日の朝早く…… 日曜日の朝早く…… |
富士山桜の花が 咲いている 旅立ちのとき 胸あつく 遥かな空に 虹かける 仰げばそこに 富士の山 逆巻く波が 打ち寄せる 真っ直ぐな道 曲り道 傷つくたびに 泣くたびに 「元気出せよ」と 富士の山 夕焼け雲が 燃えている ふるさとの山 光る河 父、母、幼友達の 歌が聞こえる 富士の山 白雪しんと 降りしきる さまざまなこと 思いだす 「よくやったね」と微笑んで 春を夢見る 富士の山 「よくやったね」と微笑んで 春を夢見る 富士の山 | 新井満 | 新井満 | 新井満 | 雅月 | 桜の花が 咲いている 旅立ちのとき 胸あつく 遥かな空に 虹かける 仰げばそこに 富士の山 逆巻く波が 打ち寄せる 真っ直ぐな道 曲り道 傷つくたびに 泣くたびに 「元気出せよ」と 富士の山 夕焼け雲が 燃えている ふるさとの山 光る河 父、母、幼友達の 歌が聞こえる 富士の山 白雪しんと 降りしきる さまざまなこと 思いだす 「よくやったね」と微笑んで 春を夢見る 富士の山 「よくやったね」と微笑んで 春を夢見る 富士の山 |
ふるさとの山に向ひてふるさとの山に 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの 山は あ~ ありがたきかな やはらかに柳 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ う~ 泣けとごとくに かにかくに 渋民村は 恋し 恋し 恋しかり おもひでの おもひでの山 おもひでの川 ふるさとの訛 訛なつかし 停車場の 人ごみの 中に あ~ そを聴きにゆく かにかくに 渋民村は 恋し 恋し 恋しかり おもひでの おもひでの山 おもひでの川 ふるさとの山に 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの 山は あ~ ありがたきかな ありがたきかな | 新井満 | 石川啄木 | 新井満 | | ふるさとの山に 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの 山は あ~ ありがたきかな やはらかに柳 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ う~ 泣けとごとくに かにかくに 渋民村は 恋し 恋し 恋しかり おもひでの おもひでの山 おもひでの川 ふるさとの訛 訛なつかし 停車場の 人ごみの 中に あ~ そを聴きにゆく かにかくに 渋民村は 恋し 恋し 恋しかり おもひでの おもひでの山 おもひでの川 ふるさとの山に 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの 山は あ~ ありがたきかな ありがたきかな |
プーさんの鼻のララバイプー プー プー プー プー プー プー 舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし 耳の穴 耳の穴 こしょこしょ指で 掻いてやる 猿の母さんのような ような気持ちで 気持ちで バンザイの姿勢で 眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ 生きるとは 生きるとは 手をのばすこと 幼子の 指がプーさんの鼻を 鼻をつかめり つかめり プー プー プー プー プー プー プー バンザイの姿勢で眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ 舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし プー プー プー プー プー プー プー プー | 新井満 | 俵万智 | 新井満 | 吉田哲 | プー プー プー プー プー プー プー 舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし 耳の穴 耳の穴 こしょこしょ指で 掻いてやる 猿の母さんのような ような気持ちで 気持ちで バンザイの姿勢で 眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ 生きるとは 生きるとは 手をのばすこと 幼子の 指がプーさんの鼻を 鼻をつかめり つかめり プー プー プー プー プー プー プー バンザイの姿勢で眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ 舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし プー プー プー プー プー プー プー プー |
万葉恋歌 ああ、君待つとああ 君待つと わが恋ひをれば わがやどのすだれ すだれうごかし 秋のかぜ吹く ああ 君が行き けながくなりぬ 山たづねたづね むかえか行かむ 待ちにか待たむ ああ かくばかり恋ひつつ 恋ひつつあらずは ああ たかやまの いわねしまきて 死なまし 死なまし ものを ああ 君なくは なぞ身よそはむ くしげなるつげの つげのをぐしも とらむともはず ああ かくばかり恋ひつつ 恋ひつつあらずは ああ たかやまの いわねしまきて 死なまし 死なまし ものを ああ ありつつも 君をば待たむ うちなびくなびく わが黒髪に 霜のをくまでに ああ 君待つと わが恋ひおれば わがやどのすだれ すだれうごかし 秋のかぜ吹く 秋のかぜ吹く 秋のかぜ吹く | 新井満 | 額田王・磐姫皇后・播磨娘子・歌詞構成:新井満 | 新井満 | | ああ 君待つと わが恋ひをれば わがやどのすだれ すだれうごかし 秋のかぜ吹く ああ 君が行き けながくなりぬ 山たづねたづね むかえか行かむ 待ちにか待たむ ああ かくばかり恋ひつつ 恋ひつつあらずは ああ たかやまの いわねしまきて 死なまし 死なまし ものを ああ 君なくは なぞ身よそはむ くしげなるつげの つげのをぐしも とらむともはず ああ かくばかり恋ひつつ 恋ひつつあらずは ああ たかやまの いわねしまきて 死なまし 死なまし ものを ああ ありつつも 君をば待たむ うちなびくなびく わが黒髪に 霜のをくまでに ああ 君待つと わが恋ひおれば わがやどのすだれ すだれうごかし 秋のかぜ吹く 秋のかぜ吹く 秋のかぜ吹く |
Monica心がブルーな時に 港で出逢った ソバカスだらけの女の子 ポッケにハーモニカ その名は Monica Monica Monica 淋しい心に 歌をくれたよ 港が見える丘の上 ハーモニカ吹けば カモメが歌に合わせて 空を踊るよ その名は Monica Monica Monica どんな時でも 歌を忘れない 僕にお嫁さんが来た日 教会の屋根で 愛の歌を吹いてくれた 不思議な女の子 その名は Monica Monica Monica 二人の心に 虹をかけたよ ある朝 港へ行ったら あの子が見えない 見知らぬ国の船に乗り 行ってしまったという その名は Monica Monica Monica どんな時でも 歌を忘れない その名は Monica Monica Monica 今でも 聴こえる Monicaの歌が… | 新井満 | 新井満 | 新井満 | | 心がブルーな時に 港で出逢った ソバカスだらけの女の子 ポッケにハーモニカ その名は Monica Monica Monica 淋しい心に 歌をくれたよ 港が見える丘の上 ハーモニカ吹けば カモメが歌に合わせて 空を踊るよ その名は Monica Monica Monica どんな時でも 歌を忘れない 僕にお嫁さんが来た日 教会の屋根で 愛の歌を吹いてくれた 不思議な女の子 その名は Monica Monica Monica 二人の心に 虹をかけたよ ある朝 港へ行ったら あの子が見えない 見知らぬ国の船に乗り 行ってしまったという その名は Monica Monica Monica どんな時でも 歌を忘れない その名は Monica Monica Monica 今でも 聴こえる Monicaの歌が… |
遺言あいつが死んだ 前の晩 酒を 汲みかわしながら あいつは 俺の眼を じっと見つめ しみじみ 話をした ああ 何の為に俺達は 今 生きているんだろうネ 明日が 今日と変わりがないなら 生きる意味があるんだろうか 俺は答えず 少し笑って かたわらのギターを 取って どうにかなるさ なんて歌を 歌って 又 酒を飲んだ それから あいつは黙り込んで 酒も飲まなくなっちまって 俺は俺で 歌ばかり歌って へべれけに 酔っぱらっちまったョ あいつの肩車で 外に出た とこら辺までは 覚えているけど 気が付いてみると 下宿の二階 二日酔いの朝だった その頃 あいつは 一人ぼっちで カラッポの薬ビンの そばで もう二度と帰れない旅に 出たところだった | 新井満 | 新井満 | きくち寛 | | あいつが死んだ 前の晩 酒を 汲みかわしながら あいつは 俺の眼を じっと見つめ しみじみ 話をした ああ 何の為に俺達は 今 生きているんだろうネ 明日が 今日と変わりがないなら 生きる意味があるんだろうか 俺は答えず 少し笑って かたわらのギターを 取って どうにかなるさ なんて歌を 歌って 又 酒を飲んだ それから あいつは黙り込んで 酒も飲まなくなっちまって 俺は俺で 歌ばかり歌って へべれけに 酔っぱらっちまったョ あいつの肩車で 外に出た とこら辺までは 覚えているけど 気が付いてみると 下宿の二階 二日酔いの朝だった その頃 あいつは 一人ぼっちで カラッポの薬ビンの そばで もう二度と帰れない旅に 出たところだった |
夕焼けは嫌い夕焼けは嫌いだったは 部屋中が 真赤になってさ 窓のカーテンも 布団も 灰皿も あなたも…… 雨の日は楽しかったは 部屋中が 洗濯物だらけ 隠れん坊したら 怒られたはね 階下(した)の人に…… 覚えてますか ほら 傷ついた小鳥が 飛び込んで来た時 二人 喧嘩やめて ほら 看病したはね 夜明けまで ほんとうは 欲しかったの 名前まで 考えていたけど あなたの邪魔に なるだけだと あきらめた…… 涙なんか 零さないは あの夕陽が 眩しいだけなの 昨日(きのう)までの暮しを 今 捨てて 一人 部屋を出て行く 私…… もう 忘れ物はないかと そっと 後(うしろ)を 振り返ってみれば ひび割れた 白い壁に 陽に焼けた 想い出のカレンダー | 新井満 | 新井満 | きくち寛 | | 夕焼けは嫌いだったは 部屋中が 真赤になってさ 窓のカーテンも 布団も 灰皿も あなたも…… 雨の日は楽しかったは 部屋中が 洗濯物だらけ 隠れん坊したら 怒られたはね 階下(した)の人に…… 覚えてますか ほら 傷ついた小鳥が 飛び込んで来た時 二人 喧嘩やめて ほら 看病したはね 夜明けまで ほんとうは 欲しかったの 名前まで 考えていたけど あなたの邪魔に なるだけだと あきらめた…… 涙なんか 零さないは あの夕陽が 眩しいだけなの 昨日(きのう)までの暮しを 今 捨てて 一人 部屋を出て行く 私…… もう 忘れ物はないかと そっと 後(うしろ)を 振り返ってみれば ひび割れた 白い壁に 陽に焼けた 想い出のカレンダー |
ローストシティラブ忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに すれ違い 息を飲んだ フラワーロード 見知らぬ人の 後姿 君によく似ていた 二人の愛が終わった日の 想い出が今蘇える 黙ってただ見送った 心では追いかけながら 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに どこからか聴こえて来た ローストシティ 名も知らぬ愛のメロディー 君の好きだった 初めて愛を知った日の 想い出が今蘇える 季節の色があせて行くのも あの頃は 恐くなかった 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに 全てを失くしたあの夜の 想い出が今蘇える 黙ってただ海を見ていた 心では叫びながら 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに | 新井満 | 新井満 | 佐藤健 | | 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに すれ違い 息を飲んだ フラワーロード 見知らぬ人の 後姿 君によく似ていた 二人の愛が終わった日の 想い出が今蘇える 黙ってただ見送った 心では追いかけながら 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに どこからか聴こえて来た ローストシティ 名も知らぬ愛のメロディー 君の好きだった 初めて愛を知った日の 想い出が今蘇える 季節の色があせて行くのも あの頃は 恐くなかった 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに 全てを失くしたあの夜の 想い出が今蘇える 黙ってただ海を見ていた 心では叫びながら 忘れていたはずなのに 忘れていたはずなのに |
ワインカラーのときめき自由という名の お酒は美味しい もっと沢山 のんでみたいと あなたはくるりと 踵を返して にぎわう街を駈けて行く 美しい女は しばっちゃいけないよ 心に刺激を感じるだけさ 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る 自由という名の お酒をかくして 僕のあなたに したいけれども あなたを見てると 心がはじける 生きてる意味が歌い出す ありふれた女に しばっちゃいけないよ ためいきばかりをもらせばいいさ 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る | 新井満 | 阿久悠 | 森田公一 | | 自由という名の お酒は美味しい もっと沢山 のんでみたいと あなたはくるりと 踵を返して にぎわう街を駈けて行く 美しい女は しばっちゃいけないよ 心に刺激を感じるだけさ 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る 自由という名の お酒をかくして 僕のあなたに したいけれども あなたを見てると 心がはじける 生きてる意味が歌い出す ありふれた女に しばっちゃいけないよ ためいきばかりをもらせばいいさ 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る 青春はワインカラーのスクリーン ah あなたがゆれる ah あなたが変る |
別れの夜明け東の空が赤い もうすぐ 陽が昇る 誰も居ないプラットホーム 一番列車に乗る 君は まだ夢の中 突然で ごめん 話は あいつに聞いてくれ 逢わずに行くョ 町はずれの 丘に登った あの日を 覚えていますか 夕焼け雲の 向こうに 僕らは 何を 見たのか あいつは この町に残る と 僕は 出て行くと 叫んだ 君は 少し困った顔で 黙って 遠くを見てたネ あいつとはよく喧嘩をした だけどイイ奴さ 君となら うまくやれるだろう あいつは 優しいもんナ やがて君は 母さんのように きれいに 歳をとり よく似た子供の手をひいて 静かに 街を歩くだろう 愛してたよ あの頃は 二人で 暮すつもりだった 君を 幸せに出来ないまま 僕は 一人 町を出て行く ああ もう 汽車が出る 故郷の 山よ 河よ 空よ さよなら 君と僕の 青春 今 さすらいの 夜が明ける | 新井満 | 新井満 | 新井満 | | 東の空が赤い もうすぐ 陽が昇る 誰も居ないプラットホーム 一番列車に乗る 君は まだ夢の中 突然で ごめん 話は あいつに聞いてくれ 逢わずに行くョ 町はずれの 丘に登った あの日を 覚えていますか 夕焼け雲の 向こうに 僕らは 何を 見たのか あいつは この町に残る と 僕は 出て行くと 叫んだ 君は 少し困った顔で 黙って 遠くを見てたネ あいつとはよく喧嘩をした だけどイイ奴さ 君となら うまくやれるだろう あいつは 優しいもんナ やがて君は 母さんのように きれいに 歳をとり よく似た子供の手をひいて 静かに 街を歩くだろう 愛してたよ あの頃は 二人で 暮すつもりだった 君を 幸せに出来ないまま 僕は 一人 町を出て行く ああ もう 汽車が出る 故郷の 山よ 河よ 空よ さよなら 君と僕の 青春 今 さすらいの 夜が明ける |