無法松・小倉春秋そーら! どいた どいた どいた 小倉の松五郎を知らんのか ヨーッ オリャーッ 酒だ喧嘩だ! 荒くれ者んだ 何処のどいつだ! 文句があるか! 親を知らない 母恋草が 度胸根っこで 身を咲かす 小倉名代は 小倉名代は 無法松 冬の玄海 北風受けて 車引く手に 涙か汗か 唄う追分 名残りの月に 胸の未練が 泣き止まぬ 男心が 男心が 千切れ飛ぶ 義理が七分で この恋三分 奥に仕舞った 男の意地が 成らぬ恋とは 分かっちゃいても 想い切れない 松五郎 たたく太鼓の たたく太鼓の あばれ打ち | 佐伯一郎 | 峰崎林二郎 | 佐伯一郎 | 伊戸のりお | そーら! どいた どいた どいた 小倉の松五郎を知らんのか ヨーッ オリャーッ 酒だ喧嘩だ! 荒くれ者んだ 何処のどいつだ! 文句があるか! 親を知らない 母恋草が 度胸根っこで 身を咲かす 小倉名代は 小倉名代は 無法松 冬の玄海 北風受けて 車引く手に 涙か汗か 唄う追分 名残りの月に 胸の未練が 泣き止まぬ 男心が 男心が 千切れ飛ぶ 義理が七分で この恋三分 奥に仕舞った 男の意地が 成らぬ恋とは 分かっちゃいても 想い切れない 松五郎 たたく太鼓の たたく太鼓の あばれ打ち |
壷坂しぐれ妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ… 山の瀬あらう せみしぐれ あれはお里の 呼んでる声か… 一寸先まで この世は闇夜 男 沢市 思案の渕に 命捨て身の 露ひとしずく 越えて壺坂 越えて壺坂 別離塚 粉雪 小雪 幾山河 耐えて来たのか この手を引いて 想えば切ない 運命が辛い お里 許せよ 先立つ俺を 何時かこの世で めぐり逢えたら 俺はおまえを 俺はおまえを 離さない 夢ではないか 月あかり なぜにお里が この眼に見える 夢なら覚めるな お里よ泣くな 男 沢市 命を賭けて 苦労七坂 峠を越えりゃ 夜が明けゆく 夜が明けゆく 夫婦道 | 佐伯一郎 | 安田福美 | 佐伯一郎 | 伊戸のりお | 妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ… 山の瀬あらう せみしぐれ あれはお里の 呼んでる声か… 一寸先まで この世は闇夜 男 沢市 思案の渕に 命捨て身の 露ひとしずく 越えて壺坂 越えて壺坂 別離塚 粉雪 小雪 幾山河 耐えて来たのか この手を引いて 想えば切ない 運命が辛い お里 許せよ 先立つ俺を 何時かこの世で めぐり逢えたら 俺はおまえを 俺はおまえを 離さない 夢ではないか 月あかり なぜにお里が この眼に見える 夢なら覚めるな お里よ泣くな 男 沢市 命を賭けて 苦労七坂 峠を越えりゃ 夜が明けゆく 夜が明けゆく 夫婦道 |
王将一代たった一寸 小さな駒に 男五尺の いのちを乗せる 浪速根性 どろんこ将棋 暴れ飛車だぞ 勇み角 意地を通して 泣かせた駒に 詫びる三吉 誰が知る 長屋暮らしの しがない身でも 何時か王将 夢みるふたり 冷えた小鍋の 豆腐のくずを 笑顔ですくう ああ小春 俺の宝は おまえと将棋 生きるつらさを かみしめる 星が流れる 東の空へ 明日は勝ちたい でっかい将棋 運は引き寄せ この手でつかめ 淀の流れが 渦を巻く 義理の重ね着 ずっしり重く 坂田三吉 月を見る | 佐伯一郎 | 峰崎林二郎 | 佐伯一郎 | 伊戸のりお | たった一寸 小さな駒に 男五尺の いのちを乗せる 浪速根性 どろんこ将棋 暴れ飛車だぞ 勇み角 意地を通して 泣かせた駒に 詫びる三吉 誰が知る 長屋暮らしの しがない身でも 何時か王将 夢みるふたり 冷えた小鍋の 豆腐のくずを 笑顔ですくう ああ小春 俺の宝は おまえと将棋 生きるつらさを かみしめる 星が流れる 東の空へ 明日は勝ちたい でっかい将棋 運は引き寄せ この手でつかめ 淀の流れが 渦を巻く 義理の重ね着 ずっしり重く 坂田三吉 月を見る |
命の酒打(う)ちあけられず 人(ひと)にも云(い)えず 想(おも)いは よごと 増(ま)すばかり 笑(わら)ってくれるな 路地裏(ろじうら)しぐれ 自棄(やけ)に未練(みれん)が 身(み)を責(せ)める 男(おとこ)がひとり よろけてひとり 命(いのち)の酒(さけ)に すがりつく 諦(あき)らめきれず 逢(あ)いにも行(ゆ)けず どうにも出来(でき)ぬ 苦(くる)しさよ 世間(せけん)のそしりに 逆(さか)らいながら 知(し)らぬ他国(たこく)の 居酒屋(いざかや)で 今夜(こんや)もひとり つぶれてひとり 命の酒を 流(なが)しこむ 遣(や)らずの 雨(あめ)に さらされながら 面影(おもかげ)ひきずり ちどり足(あし) かなわぬ恋(こい)なら 夢(ゆめ)でもいいさ せめて想(おも)いが 届(とど)くなら 涙(なみだ)で ひとり 明日(あした)もひとり 命の酒と ふたりづれ… | 佐伯一郎 | みずの稔 | 佐伯一郎 | 川端マモル | 打(う)ちあけられず 人(ひと)にも云(い)えず 想(おも)いは よごと 増(ま)すばかり 笑(わら)ってくれるな 路地裏(ろじうら)しぐれ 自棄(やけ)に未練(みれん)が 身(み)を責(せ)める 男(おとこ)がひとり よろけてひとり 命(いのち)の酒(さけ)に すがりつく 諦(あき)らめきれず 逢(あ)いにも行(ゆ)けず どうにも出来(でき)ぬ 苦(くる)しさよ 世間(せけん)のそしりに 逆(さか)らいながら 知(し)らぬ他国(たこく)の 居酒屋(いざかや)で 今夜(こんや)もひとり つぶれてひとり 命の酒を 流(なが)しこむ 遣(や)らずの 雨(あめ)に さらされながら 面影(おもかげ)ひきずり ちどり足(あし) かなわぬ恋(こい)なら 夢(ゆめ)でもいいさ せめて想(おも)いが 届(とど)くなら 涙(なみだ)で ひとり 明日(あした)もひとり 命の酒と ふたりづれ… |