春よいずこおもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る 呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る | 藤山一郎 | 西条八十 | 古賀政男 | | おもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る 呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る |
ばら色の月ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜 | 藤山一郎 | 若山かほる | 服部良一 | 服部良一 | ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜 |
白虎隊戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊 紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊 「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」 飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊 | 藤山一郎 | 島田磬也 | 古賀政男 | | 戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊 紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊 「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」 飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊 |
ビヤ樽ポルカ歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 | 藤山一郎 | V.Zeman・日本語詞:藤浦洸 | J.Vejvoda | 仁木他喜雄 | 歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 |
平右衛門へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 稲こいた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 空見てた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 馬ひいた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 嬶(かか)もろた | 藤山一郎 | 北原白秋 | 古関裕而 | | へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 稲こいた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 空見てた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 馬ひいた へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 嬶(かか)もろた |
歩兵の本領万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ 尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま) 軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも 千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人 敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ 携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり 退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に 前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時 歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務 | 藤山一郎 | 加藤明勝 | 永井建子 | | 万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ 尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま) 軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも 千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人 敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ 携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり 退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に 前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時 歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務 |
僕の銀座シネマ帰(がえ)りか 舗道(しきいしみち)を 三五人ゆく 夕まぐれ タラララ タラララ 頬は薔薇色 銀座の娘 ガルボ好(ごの)みの 引き眉毛 銀座八丁 あの西八丁 十六丁の 灯(ひ)のあかり タラララ タラララ 恋の涙か 柳の雨か 粋な島田に 濡れかかる お化粧こらして 月さえ銀座 ジャズに浮(うか)れて ビルの屋根 タラララ タラララ 流行(はやり)遅れの 衣装(きもの)はぬいで 僕と彼女の 晴れの街 | 藤山一郎 | 佐伯孝夫 | 加藤しのぶ | | シネマ帰(がえ)りか 舗道(しきいしみち)を 三五人ゆく 夕まぐれ タラララ タラララ 頬は薔薇色 銀座の娘 ガルボ好(ごの)みの 引き眉毛 銀座八丁 あの西八丁 十六丁の 灯(ひ)のあかり タラララ タラララ 恋の涙か 柳の雨か 粋な島田に 濡れかかる お化粧こらして 月さえ銀座 ジャズに浮(うか)れて ビルの屋根 タラララ タラララ 流行(はやり)遅れの 衣装(きもの)はぬいで 僕と彼女の 晴れの街 |
僕の失恋僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩 | 藤山一郎 | 大町龍夫 | 外国曲 | | 僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩 |
僕の東京夢みる瞳も かわい あの娘は東京の バラの花 青いソフトよ青いソフトで今日もゆく 恋のステップ 銀座から あゝ忘られぬ 忘られぬ 若い東京 恋の東京 僕の東京 頬よせさゝやく 思い 静かな二人の 喫茶店 青いソフトよ青いソフトに流れくる あまいほのかな 恋の唄 あゝいつまでも いつまでも 若い東京 恋の東京 僕の東京 泪もかがやく 青春の あふれるよろこび たゝえつゝ 青いソフトよ青いソフトに若き日の 夢もせつなく もえる夜 あゝなつかしの なつかしの 若い東京 恋の東京 僕の東京 | 藤山一郎 | 和田隆夫 | 原六朗 | | 夢みる瞳も かわい あの娘は東京の バラの花 青いソフトよ青いソフトで今日もゆく 恋のステップ 銀座から あゝ忘られぬ 忘られぬ 若い東京 恋の東京 僕の東京 頬よせさゝやく 思い 静かな二人の 喫茶店 青いソフトよ青いソフトに流れくる あまいほのかな 恋の唄 あゝいつまでも いつまでも 若い東京 恋の東京 僕の東京 泪もかがやく 青春の あふれるよろこび たゝえつゝ 青いソフトよ青いソフトに若き日の 夢もせつなく もえる夜 あゝなつかしの なつかしの 若い東京 恋の東京 僕の東京 |
僕の青春恋は楽しや街に 空には憧れが住むよ 僕の青春(はる) 君の青春(はる) 躍(おど)る胸 恋の唇に 灯影(ほかげ)のグラスに 若さは燃える 君と語らう窓に ポプラは晴れやかに搖(ゆら)ぐ 若い青春(はる) やさし青春(はる) 恋の歌 黒い瞳には 歓びあふれて 見果てぬ夢路 | 藤山一郎 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 恋は楽しや街に 空には憧れが住むよ 僕の青春(はる) 君の青春(はる) 躍(おど)る胸 恋の唇に 灯影(ほかげ)のグラスに 若さは燃える 君と語らう窓に ポプラは晴れやかに搖(ゆら)ぐ 若い青春(はる) やさし青春(はる) 恋の歌 黒い瞳には 歓びあふれて 見果てぬ夢路 |
街のセレナーデ銀座流せば 柳の蔭に 濡れて呼んでる 十七娘 紅の袂で 涙をふけば バック・ミラーが 気にかかる 神田流せば 別れた人を 思い出させる ニコライ堂の 鐘よ鳴れ鳴れ 涙をふいて 待てば逢う日も 来るであろ 浮世並木の 嘆きの道を 雨の晴れ間に 行こうじゃないか 花の新宿 宵待ち灯り 着いた築地は 月灯り 更けて流して 浅草明けて 夢の名残の 朝霧さびし 誰か忘れた つぼみのバラよ 明日は花咲け この胸に | 藤山一郎 | 中村伊左治 | 佐渡暁夫 | | 銀座流せば 柳の蔭に 濡れて呼んでる 十七娘 紅の袂で 涙をふけば バック・ミラーが 気にかかる 神田流せば 別れた人を 思い出させる ニコライ堂の 鐘よ鳴れ鳴れ 涙をふいて 待てば逢う日も 来るであろ 浮世並木の 嘆きの道を 雨の晴れ間に 行こうじゃないか 花の新宿 宵待ち灯り 着いた築地は 月灯り 更けて流して 浅草明けて 夢の名残の 朝霧さびし 誰か忘れた つぼみのバラよ 明日は花咲け この胸に |
街の辻馬車街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙 笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ 月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし | 藤山一郎 | 山岡羊村 | 小泉幸雄 | | 街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙 笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ 月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし |
街のファンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう 赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 大久保徳二郎 | | 花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう 赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか |
街のフアンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう 赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 大久保徳二郎 | | 花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう 赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか |
三日月娘幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る 恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た 急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る | 藤山一郎 | 藪田義雄 | 古関裕而 | | 幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る 恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た 急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る |
ミッキイ・マウスの結婚ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 祝えよ 歌え踊れよ 狐踊り面白(おもしろ) 牛はソレ角(つの)を振り立て 笛はなるよ 朗(ほが)らに 楽しとも 楽しや二人 花の笑顔 目配せ サア サア 家(うち)へ行きましょう 二人の家にと ミスター エンド ミセス・ミッキイマウス ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス | 藤山一郎 | 佐伯孝夫 | 加藤しのぶ | | ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 祝えよ 歌え踊れよ 狐踊り面白(おもしろ) 牛はソレ角(つの)を振り立て 笛はなるよ 朗(ほが)らに 楽しとも 楽しや二人 花の笑顔 目配せ サア サア 家(うち)へ行きましょう 二人の家にと ミスター エンド ミセス・ミッキイマウス ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス |
みどりの雨夢を結んだ あの芦の湖に 浮ぶボートの 懐かしさ カラーフィルムに 残した君よ あゝ 思い出の 箱根に みどりの 雨が降る ゴルフがえりの セダンが走る 乙女峠に ほろほろと 散り行く花よ 白山桜 あゝ 美しの 箱根に みどりの 雨が降る 宿の小鳥も 別れを惜しむ 登山電車に 昼の雨 湯けむり淡く さよならさらば あゝ ロマンスの 箱根に みどりの 雨が降る | 藤山一郎 | 丘灯至夫 | 古関裕而 | 古関裕而 | 夢を結んだ あの芦の湖に 浮ぶボートの 懐かしさ カラーフィルムに 残した君よ あゝ 思い出の 箱根に みどりの 雨が降る ゴルフがえりの セダンが走る 乙女峠に ほろほろと 散り行く花よ 白山桜 あゝ 美しの 箱根に みどりの 雨が降る 宿の小鳥も 別れを惜しむ 登山電車に 昼の雨 湯けむり淡く さよならさらば あゝ ロマンスの 箱根に みどりの 雨が降る |
緑の地平線なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く 山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く 山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線 |
緑の旅情雨もみどりに 天城はけむり はてなき山は 雲にかくれて 花はいずこ 路(みち)は遠し 啼くは 青きうぐいす 呼べどさびしや 旅のこころ 雲は流れる 愁いはのこる 瞳もかなし 伊豆の踊子 ぬれて唄う 声もはるか いつか迫る たそがれ 今日も暮れるか 若きいのち 港下田は ちらちらあかり あこがれこめて ひとり来(きた)れど 夢はいずこ 海は暗し 胸にしむは 想い出 泣けどつきせぬ 旅のひと夜 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 佐渡暁夫 | | 雨もみどりに 天城はけむり はてなき山は 雲にかくれて 花はいずこ 路(みち)は遠し 啼くは 青きうぐいす 呼べどさびしや 旅のこころ 雲は流れる 愁いはのこる 瞳もかなし 伊豆の踊子 ぬれて唄う 声もはるか いつか迫る たそがれ 今日も暮れるか 若きいのち 港下田は ちらちらあかり あこがれこめて ひとり来(きた)れど 夢はいずこ 海は暗し 胸にしむは 想い出 泣けどつきせぬ 旅のひと夜 |
メリー・ウィドウ・ワルツ夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” 優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” | 藤山一郎 | V.Leon・L.Stein・訳詩:佐伯孝夫 | F.Lehar | | 夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” 優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” |
躍進日本行進曲漲る青雲(あおぐも) 茜の夜明け 紀元二千六百年の 輝く歴史の 光の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 渦巻く虹を 桜の霞 雨と嵐の 世紀を超えて 迎える亜細亜の 希望の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 輝く日の丸 世界の光 栄え行く道 正しく照らし 草木も萌え立つ 平和の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 轟く日本 力の大地 紀元二千六百年の 歴史に明け行く 世界の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 | 藤山一郎 | 本多信寿 | 古賀政男 | | 漲る青雲(あおぐも) 茜の夜明け 紀元二千六百年の 輝く歴史の 光の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 渦巻く虹を 桜の霞 雨と嵐の 世紀を超えて 迎える亜細亜の 希望の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 輝く日の丸 世界の光 栄え行く道 正しく照らし 草木も萌え立つ 平和の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 轟く日本 力の大地 紀元二千六百年の 歴史に明け行く 世界の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会 |
山のかなたに山のかなたに あこがれて 旅の小鳥も 飛んでゆく 涙たゝえた やさしの君よ 行こよみどりの 尾根越えて 月をかすめる 雲のよう 古いなげきは 消えてゆく 山の青草 素足で踏んで 愛の朝日に 生きようよ 赤いキャンプの 火をかこむ 花の乙女の 旅の歌 星がながれる 白樺こえて 若い時代の 朝がくる 山のかなたに 鳴る鐘は 聖い祈りの アヴェマリヤ つよく飛べ飛べ こゝろの翼 光る希望の 花のせて | 藤山一郎 | 西條八十 | 服部良一 | 服部良一 | 山のかなたに あこがれて 旅の小鳥も 飛んでゆく 涙たゝえた やさしの君よ 行こよみどりの 尾根越えて 月をかすめる 雲のよう 古いなげきは 消えてゆく 山の青草 素足で踏んで 愛の朝日に 生きようよ 赤いキャンプの 火をかこむ 花の乙女の 旅の歌 星がながれる 白樺こえて 若い時代の 朝がくる 山のかなたに 鳴る鐘は 聖い祈りの アヴェマリヤ つよく飛べ飛べ こゝろの翼 光る希望の 花のせて |
山は青いぞ白き雲 靡く空 山は青いぞ 朝風に 君と行く 尾根の道 かざすピッケル 高らかに 靴は鳴る 靴は鳴る 憧れの夏山よ 我が旅よ 仰ぎ見る 白樺に 鳴くは目白か 駒鳥か 誰を呼ぶ 山彦よ 目指す高峰は まだ遙か 雲は飛ぶ 霧は飛ぶ 懐かしのアルプスよ 白雪よ 焚火して キャンプする 山の黄昏 光る星 歌えいざ 朗らかに 若い僕等の 夏の歌 今日も晴れ 明日も晴れ 麗しの月の出よ 我が夢よ | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 佐渡暁夫 | | 白き雲 靡く空 山は青いぞ 朝風に 君と行く 尾根の道 かざすピッケル 高らかに 靴は鳴る 靴は鳴る 憧れの夏山よ 我が旅よ 仰ぎ見る 白樺に 鳴くは目白か 駒鳥か 誰を呼ぶ 山彦よ 目指す高峰は まだ遙か 雲は飛ぶ 霧は飛ぶ 懐かしのアルプスよ 白雪よ 焚火して キャンプする 山の黄昏 光る星 歌えいざ 朗らかに 若い僕等の 夏の歌 今日も晴れ 明日も晴れ 麗しの月の出よ 我が夢よ |
友情夜曲此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲 嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる | 藤山一郎 | 倉仲房雄 | 古賀政男 | | 此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲 嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる |
ゆかりの唄都の灯 愉(たの)しく燃ゆれど わが胸は 露にむしばむ かよわき花 涙にかがやく はつこいも ああ みじかきは 乙女の命 高嶺(たかね)の白雲(しらくも) ほのかになびけど わが夢は 淋し浅間の 煙りの影 嘆(なげ)けどうつつに 消え行(ゆ)きて ああ みじかきは 乙女の命 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | 都の灯 愉(たの)しく燃ゆれど わが胸は 露にむしばむ かよわき花 涙にかがやく はつこいも ああ みじかきは 乙女の命 高嶺(たかね)の白雲(しらくも) ほのかになびけど わが夢は 淋し浅間の 煙りの影 嘆(なげ)けどうつつに 消え行(ゆ)きて ああ みじかきは 乙女の命 |
雪の進軍雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本 焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ 着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ 命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもり | 藤山一郎 | 永井建子 | 永井建子 | | 雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本 焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ 着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ 命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもり |
夢淡き東京柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京 橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京 なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京 | 藤山一郎 | サトウハチロー | 古関裕而 | 村山芳男 | 柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京 橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京 なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京 |
夜風若き命は 恋ゆえに 燃えて赤き火は 酒場に輝く ほろ酔えども 目に 夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る 夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る | 藤山一郎 | E.S.Discepolo・L.C.Amadori・訳詩:山口雄二 | E.S.Discepolo | | 若き命は 恋ゆえに 燃えて赤き火は 酒場に輝く ほろ酔えども 目に 夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る 夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る |
夜の湖こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 古賀政男 | 古賀政男 | こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ |
ラジオ体操の歌あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、 あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、 | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 藤山一郎 | 藤山一郎 | あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、 あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、 |
若き血~慶應義塾大学応援歌若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 | 藤山一郎 | 堀内敬三 | 堀内敬三 | 服部逸郎 | 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 |
別れ煙草別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり) 赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が 恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は 別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で 別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ | 藤山一郎 | 西條八十 | 松平信博 | | 別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり) 赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が 恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は 別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で 別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ |