ジョニィへの伝言ジョニィが来たなら 伝えてよ 二時間待ってたと わりと元気よく 出て行ったよと お酒のついでに 話してよ 友だちなら そこのところ うまく伝えて ジョニィが来たなら 伝えてよ わたしは大丈夫 もとの踊り子で また稼(かせ)げるわ 根っから陽気に できてるの 友だちなら そこのところ うまく伝えて 今度のバスで行(ゆ)く 西でも東でも 気がつけば さびしげな町ね この町は 友だちなら そこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さびしげな町ね この町は ジョニィが来たなら 伝えてよ 二時間待ってたと サイは投げられた もう出かけるわ わたしはわたしの 道を行(ゆ)く 友だちなら そこのところ うまく伝えて うまく伝えて | 島津亜矢 | 阿久悠 | 都倉俊一 | 長岡道夫 | ジョニィが来たなら 伝えてよ 二時間待ってたと わりと元気よく 出て行ったよと お酒のついでに 話してよ 友だちなら そこのところ うまく伝えて ジョニィが来たなら 伝えてよ わたしは大丈夫 もとの踊り子で また稼(かせ)げるわ 根っから陽気に できてるの 友だちなら そこのところ うまく伝えて 今度のバスで行(ゆ)く 西でも東でも 気がつけば さびしげな町ね この町は 友だちなら そこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さびしげな町ね この町は ジョニィが来たなら 伝えてよ 二時間待ってたと サイは投げられた もう出かけるわ わたしはわたしの 道を行(ゆ)く 友だちなら そこのところ うまく伝えて うまく伝えて |
愛のメモリー愛の甘いなごりに あなたはまどろむ 天使のような そのほほえみに 時は立ち止まる 窓に朝の光が やさしくゆれ動き あなたの髪を ためらいがちに染(そ)めてゆく 美しい人生よ かぎりない喜びよ この胸のときめきを あなたに この世に大切なのは 愛しあうことだけと あなたはおしえてくれる 愛は風のささやき あなたは目覚める 子供のような 瞳(ひとみ)を向けて 指をからめるよ そっと肌をよせれば 水仙の花のような やさしい香りが はじらうようにゆれている 美しい人生は 言葉さえおき忘れ 満ち足りた二人を 包むよう この世に大切なのは 愛しあうことだけと あなたはおしえてくれる 美しい人生よ かぎりない喜びよ この胸のときめきを あなたに 二人に死がおとずれて 星になる日が来ても あなたと離れはしない | 島津亜矢 | たかたかし | 馬飼野康二 | 佐野博美 | 愛の甘いなごりに あなたはまどろむ 天使のような そのほほえみに 時は立ち止まる 窓に朝の光が やさしくゆれ動き あなたの髪を ためらいがちに染(そ)めてゆく 美しい人生よ かぎりない喜びよ この胸のときめきを あなたに この世に大切なのは 愛しあうことだけと あなたはおしえてくれる 愛は風のささやき あなたは目覚める 子供のような 瞳(ひとみ)を向けて 指をからめるよ そっと肌をよせれば 水仙の花のような やさしい香りが はじらうようにゆれている 美しい人生は 言葉さえおき忘れ 満ち足りた二人を 包むよう この世に大切なのは 愛しあうことだけと あなたはおしえてくれる 美しい人生よ かぎりない喜びよ この胸のときめきを あなたに 二人に死がおとずれて 星になる日が来ても あなたと離れはしない |
一本の鉛筆あなたに 聞いてもらいたい あなたに 読んでもらいたい あなたに 歌ってもらいたい あなたに 信じてもらいたい 一本の鉛筆が あれば 私はあなたへの 愛を書く 一本の鉛筆が あれば 戦争はいやだと 私は書く あなたに 愛をおくりたい あなたに 夢をおくりたい あなたに 春をおくりたい あなたに 世界をおくりたい 一枚のザラ紙が あれば 私は子供が 欲しいと書く 一枚のザラ紙が あれば あなたをかえしてと 私は書く 一本の鉛筆が あれば 八月六日の 朝と書く 一本の鉛筆が あれば 人間のいのちと 私は書く | 島津亜矢 | 松山善三 | 佐藤勝 | 伊戸のりお | あなたに 聞いてもらいたい あなたに 読んでもらいたい あなたに 歌ってもらいたい あなたに 信じてもらいたい 一本の鉛筆が あれば 私はあなたへの 愛を書く 一本の鉛筆が あれば 戦争はいやだと 私は書く あなたに 愛をおくりたい あなたに 夢をおくりたい あなたに 春をおくりたい あなたに 世界をおくりたい 一枚のザラ紙が あれば 私は子供が 欲しいと書く 一枚のザラ紙が あれば あなたをかえしてと 私は書く 一本の鉛筆が あれば 八月六日の 朝と書く 一本の鉛筆が あれば 人間のいのちと 私は書く |
WHEN A MAN LOVES A WOMANWhen a man loves a woman Can't keep his mind on nothin' else He's change the world For the good thing he's found If she is bad he can't see it She can do no wrong Turn his back on his best friend If he put her down When a man loves a woman spend his very last dime Tryin' to hold on To what he needs He'd give up all his comforts And sleep out in the rain If she said that's the way It ought to be Well this man loves you, woman I gave you everything I had Tryin' to hold on to your heartless Love Baby, please don't treat me bad When a man loves a woman Down deep in his soul She can bring him such misery If she plays him for a fool He's the last one to know Loving eyes can never see When a man loves a woman He can do her no wrong He could never hold some other girl Yes, when a man loves a woman I know exactly how he feels 'Cause baby, baby You're my whole world | 島津亜矢 | Calvin Houston Lewis・Andrew James Wright | Calvin Houston Lewis・Andrew James Wright | 田代修二 | When a man loves a woman Can't keep his mind on nothin' else He's change the world For the good thing he's found If she is bad he can't see it She can do no wrong Turn his back on his best friend If he put her down When a man loves a woman spend his very last dime Tryin' to hold on To what he needs He'd give up all his comforts And sleep out in the rain If she said that's the way It ought to be Well this man loves you, woman I gave you everything I had Tryin' to hold on to your heartless Love Baby, please don't treat me bad When a man loves a woman Down deep in his soul She can bring him such misery If she plays him for a fool He's the last one to know Loving eyes can never see When a man loves a woman He can do her no wrong He could never hold some other girl Yes, when a man loves a woman I know exactly how he feels 'Cause baby, baby You're my whole world |
かもめはかもめあきらめました あなたのことは もう電話もかけない あなたの側に 誰がいても うらやむだけ悲しい かもめはかもめ 孔雀(くじゃく)や鳩や ましてや女にはなれない あなたの望む 素直な女には はじめからなれない 青空を渡るよりも 見たい夢はあるけれど かもめはかもめ ひとりで空を ゆくのがお似合い あきらめました あなたのことは もうゆくえも知らない あなたがどこで 何をしても 何ひとつ私では合わない かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましては女にはなれない あなたの望む 素直な女には 最後までなれない この海を失(な)くしてでも ほしい愛はあるけれど かもめはかもめ ひとりで海を ゆくのがお似合い | 島津亜矢 | 中島みゆき | 中島みゆき | 田代修二 | あきらめました あなたのことは もう電話もかけない あなたの側に 誰がいても うらやむだけ悲しい かもめはかもめ 孔雀(くじゃく)や鳩や ましてや女にはなれない あなたの望む 素直な女には はじめからなれない 青空を渡るよりも 見たい夢はあるけれど かもめはかもめ ひとりで空を ゆくのがお似合い あきらめました あなたのことは もうゆくえも知らない あなたがどこで 何をしても 何ひとつ私では合わない かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましては女にはなれない あなたの望む 素直な女には 最後までなれない この海を失(な)くしてでも ほしい愛はあるけれど かもめはかもめ ひとりで海を ゆくのがお似合い |
逢いたくていま初めて出会った日のこと 覚えてますか 過ぎ行く日の思い出を 忘れずにいて あなたが見つめた全てを 感じていたくて 空を見上げた 今はそこで 私を見守っているの? 教えて… 今 逢いたい あなたに 伝えたいことが たくさんある ねえ 逢いたい 逢いたい 気づけば面影 探して 悲しくて どこにいるの? 抱きしめてよ 私は ここにいるよ ずっと もう二度と逢えないことを 知っていたなら 繋いだ手を いつまでも 離さずにいた 『ここにいて』と そう素直に 泣いていたなら 今も あなたは 変わらぬまま 私の隣りで 笑っているかな 今 逢いたい あなたに 聞いて欲しいこと いっぱいある ねえ 逢いたい 逢いたい 涙があふれて 時は いたずらに過ぎた ねえ 逢いたい 抱きしめてよ あなたを 想っている ずっと 運命が変えられなくても 伝えたいことがある 『戻りたい…』あの日 あの時に 叶うのなら 何もいらない 今 逢いたい あなたに 知って欲しいこと いっぱいある ねえ 逢いたい 逢いたい どうしようもなくて 全て夢と願った この心は まだ泣いてる あなたを 想っている ずっと | 島津亜矢 | MISIA | 佐々木潤 | 田代修二 | 初めて出会った日のこと 覚えてますか 過ぎ行く日の思い出を 忘れずにいて あなたが見つめた全てを 感じていたくて 空を見上げた 今はそこで 私を見守っているの? 教えて… 今 逢いたい あなたに 伝えたいことが たくさんある ねえ 逢いたい 逢いたい 気づけば面影 探して 悲しくて どこにいるの? 抱きしめてよ 私は ここにいるよ ずっと もう二度と逢えないことを 知っていたなら 繋いだ手を いつまでも 離さずにいた 『ここにいて』と そう素直に 泣いていたなら 今も あなたは 変わらぬまま 私の隣りで 笑っているかな 今 逢いたい あなたに 聞いて欲しいこと いっぱいある ねえ 逢いたい 逢いたい 涙があふれて 時は いたずらに過ぎた ねえ 逢いたい 抱きしめてよ あなたを 想っている ずっと 運命が変えられなくても 伝えたいことがある 『戻りたい…』あの日 あの時に 叶うのなら 何もいらない 今 逢いたい あなたに 知って欲しいこと いっぱいある ねえ 逢いたい 逢いたい どうしようもなくて 全て夢と願った この心は まだ泣いてる あなたを 想っている ずっと |
酒と泪と男と女忘れてしまいたいことや どうしようもない寂(さみ)しさに 包(つつ)まれたときに男は 酒を飲むのでしょう 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう 忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包(つつ)まれたときに女は 泪(なみだ)みせるのでしょう 泣いて泣いて ひとり泣いて 泣いて泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は静かに 眠るのでしょう またひとつ女のほうが 偉(えら)く思えてきた またひとつ男のずるさが 見えてきた 俺(おれ)は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ 俺は男 泪はみせられないもの 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう | 島津亜矢 | 河島英五 | 河島英五 | 大久保明 | 忘れてしまいたいことや どうしようもない寂(さみ)しさに 包(つつ)まれたときに男は 酒を飲むのでしょう 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう 忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包(つつ)まれたときに女は 泪(なみだ)みせるのでしょう 泣いて泣いて ひとり泣いて 泣いて泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は静かに 眠るのでしょう またひとつ女のほうが 偉(えら)く思えてきた またひとつ男のずるさが 見えてきた 俺(おれ)は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ 俺は男 泪はみせられないもの 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに 眠るのでしょう |
案山子元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡(しろあと)から見下せば蒼く細い河 橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突 この町を綿菓子に染め抜いた雪が 消えればお前がここを出てから 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 山の麓煙吐いて列車が走る 凩(こがらし)が雑木林を転げ落ちて来る 銀色の毛布つけた田圃(たんぼ)にぽつり 置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり お前も都会の雪景色の中で 丁度あの案山子の様に 寂しい思いしてはいないか 体をこわしてはいないか 手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る | 島津亜矢 | さだまさし | さだまさし | 田代修二 | 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡(しろあと)から見下せば蒼く細い河 橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突 この町を綿菓子に染め抜いた雪が 消えればお前がここを出てから 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 山の麓煙吐いて列車が走る 凩(こがらし)が雑木林を転げ落ちて来る 銀色の毛布つけた田圃(たんぼ)にぽつり 置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり お前も都会の雪景色の中で 丁度あの案山子の様に 寂しい思いしてはいないか 体をこわしてはいないか 手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る |
わかって下さいあなたの愛した ひとの名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた ふたりの影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町であなたに似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋(さみ)しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才(はたち)の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています ふたりでそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい | 島津亜矢 | 因幡晃 | 因幡晃 | 吉田弥生 | あなたの愛した ひとの名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた ふたりの影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町であなたに似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋(さみ)しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才(はたち)の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています ふたりでそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
メリー・ジェーンMary Jane on my mind I cry my eyes out over you Long long and lonely night Ever since you're gone Mary Jane on my mind My one and only love Wondering if you were still mine Oh how I miss you my dear Mary Jane on my mind Gently in my dreams caress your hair Please remember I'll wait forever I love you Mary Jane on my mind I cry my eyes out over you Long long and lonely night Ever since you're gone Mary Jane on my mind My one and only love Every little thing you used to do Makes my heart to cry Mary Jane on my mind Gently in my dreams caress your hair Please remember I'll wait forever But most of all I love you | 島津亜矢 | Christopher Lynn | つのだ☆ひろ | 佐野博美 | Mary Jane on my mind I cry my eyes out over you Long long and lonely night Ever since you're gone Mary Jane on my mind My one and only love Wondering if you were still mine Oh how I miss you my dear Mary Jane on my mind Gently in my dreams caress your hair Please remember I'll wait forever I love you Mary Jane on my mind I cry my eyes out over you Long long and lonely night Ever since you're gone Mary Jane on my mind My one and only love Every little thing you used to do Makes my heart to cry Mary Jane on my mind Gently in my dreams caress your hair Please remember I'll wait forever But most of all I love you |
おぼろ酒心の闇を 照らしてくれる 月も今夜は おぼろ月 宿命(さだめ)という名の 泥水の 苦さを酒で 洗うのさ あすが霞んで 見えないよ 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 男はいつも 哀しい鴎 そして女は 蒼い海 どこまで行っても あのひとは 逃げられないさ 私から ひとり自分を なぐさめて 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 幸せなんて 儚いものに どこか似ている おぼろ月 欠けても満ちても 月は月 忘れてやると 恨んでも 思い出すたび 逢いたくて 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 | 島津亜矢 | 田久保真見 | 徳久広司 | 南郷達也 | 心の闇を 照らしてくれる 月も今夜は おぼろ月 宿命(さだめ)という名の 泥水の 苦さを酒で 洗うのさ あすが霞んで 見えないよ 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 男はいつも 哀しい鴎 そして女は 蒼い海 どこまで行っても あのひとは 逃げられないさ 私から ひとり自分を なぐさめて 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 幸せなんて 儚いものに どこか似ている おぼろ月 欠けても満ちても 月は月 忘れてやると 恨んでも 思い出すたび 逢いたくて 涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒 |
縁(えにし) なんで実がなる 花よりさきに 浮世無情の 裏表 今は吹く風 沁みるとも 交わす目と目で 支えあう そっと寄り添う 影にさえ 明日が見えます 人世坂 心なくして どうして分かる 人の真実(ほんと)の その値打ち 意地を通して 泣こうとも 手酌貧乏 させません なさけ拾って 遠まわり バカもいいもの 人世坂 人の一生 折り合うように 出来ていますね 誰だって みんな縁から 始まって 「あなた」「おまえ」と 二人づれ 生きる姿の 中にこそ 道は見えます 人世坂 | 島津亜矢 | 坂口照幸 | 水森英夫 | 南郷達也 | なんで実がなる 花よりさきに 浮世無情の 裏表 今は吹く風 沁みるとも 交わす目と目で 支えあう そっと寄り添う 影にさえ 明日が見えます 人世坂 心なくして どうして分かる 人の真実(ほんと)の その値打ち 意地を通して 泣こうとも 手酌貧乏 させません なさけ拾って 遠まわり バカもいいもの 人世坂 人の一生 折り合うように 出来ていますね 誰だって みんな縁から 始まって 「あなた」「おまえ」と 二人づれ 生きる姿の 中にこそ 道は見えます 人世坂 |
八重~会津の花一輪~明日の夜は 何国(いずこ)の誰か ながむらん なれし御城に 残す月かげ ならぬことは ならぬもの これがふるさと 会津の魂(こころ) 時は幕末 葵は枯れる 仰ぐなみだの 鶴ヶ城 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します 「弟・三郎の形見の衣装を身にまとい 散るを覚悟で城に向かったあの日… あれは まるで昨日の事の様です 城 明渡しの夜 無念のうちに見上げた夜空に 煌々と輝いていたあの月が 目を閉じれば今もそこにあります あゝ 何故あれほど多くの命が 失われなくてはならなかったのでしょう… わたしたちは ただ国を ただ故郷を 守りたかっただけなのです」 胸に宿す こころざし 風が運んだ 日本の夜明け 青いガス燈 想いを照らす 馳せる希望の あかね雲 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します 「散切り頭にちょんまげ頭 時代は 『明治』に変わり 押し寄せる維新の波は 誰をも飲み込む潮流となって迫ってきました ジョー、あなたと共に夢を馳せた世も 争いは絶えません わかっています わかっているのです 誰も争いごとは望んでおりません 人はもともとやさしいもの… そのやさしさを求める人々に 私は手を差し伸べ続けます その先に… その先に…」 明日は明日の 陽が昇る 峰にかかれる むら雲晴れる いのちひとすじ 慈愛の精神(こころ) 夢にこの身を 捧げたい 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します | 島津亜矢 | 志賀大介 | 村沢良介 | 池多孝春 | 明日の夜は 何国(いずこ)の誰か ながむらん なれし御城に 残す月かげ ならぬことは ならぬもの これがふるさと 会津の魂(こころ) 時は幕末 葵は枯れる 仰ぐなみだの 鶴ヶ城 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します 「弟・三郎の形見の衣装を身にまとい 散るを覚悟で城に向かったあの日… あれは まるで昨日の事の様です 城 明渡しの夜 無念のうちに見上げた夜空に 煌々と輝いていたあの月が 目を閉じれば今もそこにあります あゝ 何故あれほど多くの命が 失われなくてはならなかったのでしょう… わたしたちは ただ国を ただ故郷を 守りたかっただけなのです」 胸に宿す こころざし 風が運んだ 日本の夜明け 青いガス燈 想いを照らす 馳せる希望の あかね雲 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します 「散切り頭にちょんまげ頭 時代は 『明治』に変わり 押し寄せる維新の波は 誰をも飲み込む潮流となって迫ってきました ジョー、あなたと共に夢を馳せた世も 争いは絶えません わかっています わかっているのです 誰も争いごとは望んでおりません 人はもともとやさしいもの… そのやさしさを求める人々に 私は手を差し伸べ続けます その先に… その先に…」 明日は明日の 陽が昇る 峰にかかれる むら雲晴れる いのちひとすじ 慈愛の精神(こころ) 夢にこの身を 捧げたい 八重は一生 女の 女の 女の誠を通します |
三味線やくざ生まれ深川 住吉育ち 辰巳芸者の 羽織の紐を 解いて結んだ 明烏 何が 何が 不足で 裃(かみしも)脱いで 渡る浮世を エー エー 三味線やくざ 親の意見に背いてまでも 武士を嫌ってのやくざ稼業 まァ… 固てぇことを云わねぇで 唄の一ッでも 聞いてやっておくんなせぇ なんだ なんだ なんだねぇ… あんな男のひとりやふたり… 小唄端唄に 新内流し 屋台囃子に 送られながら 惚れた女と 屋形船 うぶな うぶな 奴だよ 肩さえ抱けぬ 本所掘り割り エー エー 三味線やくざ 野暮なけんかは 俺には出来ぬ 筋が通らにゃ 白刃の舞を 見せてやろうか 千葉仕込み 月も 月も 横向く 浜町河岸(がし)に 粋な音締(ねじ)めの エー エー 三味線やくざ | 島津亜矢 | つるぎまさる | 村沢良介 | 池多孝春 | 生まれ深川 住吉育ち 辰巳芸者の 羽織の紐を 解いて結んだ 明烏 何が 何が 不足で 裃(かみしも)脱いで 渡る浮世を エー エー 三味線やくざ 親の意見に背いてまでも 武士を嫌ってのやくざ稼業 まァ… 固てぇことを云わねぇで 唄の一ッでも 聞いてやっておくんなせぇ なんだ なんだ なんだねぇ… あんな男のひとりやふたり… 小唄端唄に 新内流し 屋台囃子に 送られながら 惚れた女と 屋形船 うぶな うぶな 奴だよ 肩さえ抱けぬ 本所掘り割り エー エー 三味線やくざ 野暮なけんかは 俺には出来ぬ 筋が通らにゃ 白刃の舞を 見せてやろうか 千葉仕込み 月も 月も 横向く 浜町河岸(がし)に 粋な音締(ねじ)めの エー エー 三味線やくざ |
マイ・ウェイ今 船出が近づく その時に ふと佇み 私は振りかえる 遠く旅して 歩いた若い日よ 全て心の 決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ 今思えば 楽しい思いでを 君に告げよう 迷わずに行く事を 全て心の 決めたままに 私には愛する 歌があるから 信じたこの道を 私はゆくだけ 全て心の 決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ 今思えば 楽しい思いでを 君に告げよう 迷わずに行く事を 全て心の 決めたままに 私には愛する 歌があるから 信じたこの道を 私はゆくだけ 全て心の 決めたままに | 島津亜矢 | Lucien Marie Antoine Thibaut・Paul Anka・訳詞:片桐和子 | Claude Francois・Jacques Revaux | | 今 船出が近づく その時に ふと佇み 私は振りかえる 遠く旅して 歩いた若い日よ 全て心の 決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ 今思えば 楽しい思いでを 君に告げよう 迷わずに行く事を 全て心の 決めたままに 私には愛する 歌があるから 信じたこの道を 私はゆくだけ 全て心の 決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ 今思えば 楽しい思いでを 君に告げよう 迷わずに行く事を 全て心の 決めたままに 私には愛する 歌があるから 信じたこの道を 私はゆくだけ 全て心の 決めたままに |
リンゴ追分リンゴの花びらが 風に散ったよな 月夜に 月夜に そっと えええ…… つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… 「お岩木山のてっぺんを 綿みてえな白い雲が ポッカリポッカリながれてゆき 桃の花が咲き 桜が咲き そいから早咲きのリンゴの花っこが咲く頃は おら達(だち)の一番たのしい季節だなや! だどもじっぱり 無情の雨っこさ降って 白え花びらを散らすころ おら あのころ東京さで死んだ お母ちゃんのことを思い出して… おら……おら……」 つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… | 島津亜矢 | 小沢不二夫 | 米山正夫 | | リンゴの花びらが 風に散ったよな 月夜に 月夜に そっと えええ…… つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… 「お岩木山のてっぺんを 綿みてえな白い雲が ポッカリポッカリながれてゆき 桃の花が咲き 桜が咲き そいから早咲きのリンゴの花っこが咲く頃は おら達(だち)の一番たのしい季節だなや! だどもじっぱり 無情の雨っこさ降って 白え花びらを散らすころ おら あのころ東京さで死んだ お母ちゃんのことを思い出して… おら……おら……」 つがる娘は ないたとさ つらい別れを ないたとさ リンゴの花びらが 風に散ったよな あああ…… |
浪花節だよ人生は飲めと言われて 素直に飲んだ 肩を抱かれて その気になった 馬鹿な出逢いが 利口に化けて よせばいいのに 一目惚れ 浪花節だよ 女の女の人生は 嘘は誰かが 教えてくれる 恋も誰かが 見つけてくれる そんな誰かに 振り廻されて 消えた女が またひとり 浪花節だよ 女の女の人生は 咲いて萎(しぼ)んで 捨てられました 逢って別れて 諦(あきら)めました 人の情けに つかまりながら 折れた情けの 枝で死ぬ 浪花節だよ 女の女の人生は | 島津亜矢 | 藤田まさと | 四方章人 | | 飲めと言われて 素直に飲んだ 肩を抱かれて その気になった 馬鹿な出逢いが 利口に化けて よせばいいのに 一目惚れ 浪花節だよ 女の女の人生は 嘘は誰かが 教えてくれる 恋も誰かが 見つけてくれる そんな誰かに 振り廻されて 消えた女が またひとり 浪花節だよ 女の女の人生は 咲いて萎(しぼ)んで 捨てられました 逢って別れて 諦(あきら)めました 人の情けに つかまりながら 折れた情けの 枝で死ぬ 浪花節だよ 女の女の人生は |
兄弟仁義親の血をひく 兄弟よりも かたいちぎりの 義兄弟 こんな小さな 盃だけど 男いのちを かけてのむ 義理だ恩だと 並べてみたら 恋の出てくる すきがない あとはたのむと かけ出す露路に ふるはあの娘の なみだ雨 俺の目をみろ 何んにもいうな 男同志の 腹のうち ひとりぐらいは こういう馬鹿が 居なきゃ世間の 目はさめぬ | 島津亜矢 | 星野哲郎 | 北原じゅん | | 親の血をひく 兄弟よりも かたいちぎりの 義兄弟 こんな小さな 盃だけど 男いのちを かけてのむ 義理だ恩だと 並べてみたら 恋の出てくる すきがない あとはたのむと かけ出す露路に ふるはあの娘の なみだ雨 俺の目をみろ 何んにもいうな 男同志の 腹のうち ひとりぐらいは こういう馬鹿が 居なきゃ世間の 目はさめぬ |
シクラメンのかほり真綿(まわた)色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬(ほほ)をそめて 過ぎてゆきました うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木(こ)もれ陽(び)あびた 君を抱(いだ)けば 淋(さび)しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜(お)しむだろう うす紫の シクラメンほど 淋(さび)しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑(まど)う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう | 島津亜矢 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 真綿(まわた)色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです ためらいがちに かけた言葉に 驚いたように ふりむく君に 季節が頬(ほほ)をそめて 過ぎてゆきました うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない 恋する時の 君のようです 木(こ)もれ陽(び)あびた 君を抱(いだ)けば 淋(さび)しささえも おきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜(お)しむだろう うす紫の シクラメンほど 淋(さび)しいものはない 後ろ姿の 君のようです 暮れ惑(まど)う街の 別れ道には シクラメンのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました 疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく 呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう |
哀愁列車惚れて 惚れて 惚れていながら 行くおれに 旅をせかせる ベルの音 つらいホームに 来は来たが 未練心に つまずいて 落す涙の 哀愁列車 燃えて 燃えて 燃えて過した 湯の宿に うしろ髪ひく 灯がひとつ 今宵逢瀬を 待ちわびる 君の幸せ 祈りつつ 旅にのがれる 哀愁列車 泣いて 泣いて 泣いているのを 知らぬげに 窓は二人を 遠くする 堪(こら)えきれずに 見返れば すがるせつない 瞳(め)のような 星がとぶとぶ 哀愁列車 | 島津亜矢 | 横井弘 | 鎌多俊与 | | 惚れて 惚れて 惚れていながら 行くおれに 旅をせかせる ベルの音 つらいホームに 来は来たが 未練心に つまずいて 落す涙の 哀愁列車 燃えて 燃えて 燃えて過した 湯の宿に うしろ髪ひく 灯がひとつ 今宵逢瀬を 待ちわびる 君の幸せ 祈りつつ 旅にのがれる 哀愁列車 泣いて 泣いて 泣いているのを 知らぬげに 窓は二人を 遠くする 堪(こら)えきれずに 見返れば すがるせつない 瞳(め)のような 星がとぶとぶ 哀愁列車 |
心もようさみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクが きれいでしょう 青いびんせんが 悲しいでしょう あなたの笑い顔を 不思議なことに 今日は覚えていました 十九になった お祝いに 作った歌も 忘れたのに さみしさだけを 手紙につめて ふるさとにすむ あなたに送る あなたにとって 見飽きた文字が 季節の中で うもれてしまう アア 遠くで暮らすことが 二人に良くないのはわかっていました くもりガラスの 外(そと)は雨 私の気持ちは 書けません さみしさだけを 手紙につめて ふるさとにすむ あなたに送る あなたにとって 見飽きた文字が 季節の中で うもれてしまう あざやか色の 春はかげろう まぶしい夏の 光は強く 秋風の後 雪が追いかけ 季節はめぐり あなたを変える アア…… | 島津亜矢 | 井上陽水 | 井上陽水 | | さみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクが きれいでしょう 青いびんせんが 悲しいでしょう あなたの笑い顔を 不思議なことに 今日は覚えていました 十九になった お祝いに 作った歌も 忘れたのに さみしさだけを 手紙につめて ふるさとにすむ あなたに送る あなたにとって 見飽きた文字が 季節の中で うもれてしまう アア 遠くで暮らすことが 二人に良くないのはわかっていました くもりガラスの 外(そと)は雨 私の気持ちは 書けません さみしさだけを 手紙につめて ふるさとにすむ あなたに送る あなたにとって 見飽きた文字が 季節の中で うもれてしまう あざやか色の 春はかげろう まぶしい夏の 光は強く 秋風の後 雪が追いかけ 季節はめぐり あなたを変える アア…… |
函館山から函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ 若い男は 荒海を走る 優しさ拒む 背中にいつも 悲しむ女がいた 今はただ胸にしみる ひとりの寒さよ おまえはもう 若くはないと とどろく波よ 誰を待つのか 立待岬 頬を切る風の中 たたずむ乙女よ 紺のかすりに 想い出す笑顔 身勝手許す 背中にそっと 涙を隠していた 淋しさをわかちあえる 懐かしい女よ 凍て曇る 冬の空にも 想いを投げよう 函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ | 島津亜矢 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ 若い男は 荒海を走る 優しさ拒む 背中にいつも 悲しむ女がいた 今はただ胸にしみる ひとりの寒さよ おまえはもう 若くはないと とどろく波よ 誰を待つのか 立待岬 頬を切る風の中 たたずむ乙女よ 紺のかすりに 想い出す笑顔 身勝手許す 背中にそっと 涙を隠していた 淋しさをわかちあえる 懐かしい女よ 凍て曇る 冬の空にも 想いを投げよう 函館山から 立待岬 吹き上げる雪の中 飛び交うかもめよ |
襟裳岬北の街ではもう 悲しみを暖炉(だんろ)で もやしはじめてるらしい わけのわからないことで 悩んでいるうち おいぼれてしまうから だまりとおした歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう えりもの春は何もない春です 君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね すててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏のにおい 想い出して なつかしいね えりもの春は何もない春です 日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと かいならしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね えりもの春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ | 島津亜矢 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | | 北の街ではもう 悲しみを暖炉(だんろ)で もやしはじめてるらしい わけのわからないことで 悩んでいるうち おいぼれてしまうから だまりとおした歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう えりもの春は何もない春です 君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね すててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏のにおい 想い出して なつかしいね えりもの春は何もない春です 日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと かいならしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね えりもの春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ |
釜山港へ帰れつばき咲く春なのに あなたは帰らない たたずむ釜山港(プサンハン)に 涙の雨が降る あついその胸に 顔うずめて もいちど幸せ 噛(か)みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた 行(ゆ)きたくてたまらない あなたのいる町へ さまよう釜山港(プサンハン)は 霧笛が胸を刺す きっと伝えてよ カモメさん いまも信じて 耐えてるあたしを トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた あついその胸に 顔うずめて もいちど幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた | 島津亜矢 | 黄善友・日本語詞:三佳令二 | 黄善友 | | つばき咲く春なのに あなたは帰らない たたずむ釜山港(プサンハン)に 涙の雨が降る あついその胸に 顔うずめて もいちど幸せ 噛(か)みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた 行(ゆ)きたくてたまらない あなたのいる町へ さまよう釜山港(プサンハン)は 霧笛が胸を刺す きっと伝えてよ カモメさん いまも信じて 耐えてるあたしを トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた あついその胸に 顔うずめて もいちど幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた |
京都から博多まで肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練(みれん)が重い 鐘(かね)が鳴る鳴る 憐(あわ)れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から博多(はかた)まで あなたを追って 西へ流れて 行(ゆ)く女 二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行(ゆ)く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女 京都育ちが 博多になれて 可愛(かわ)いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢(あ)えずに 泣く女 | 島津亜矢 | 阿久悠 | 猪俣公章 | | 肩につめたい 小雨が重い 思いきれない 未練(みれん)が重い 鐘(かね)が鳴る鳴る 憐(あわ)れむように 馬鹿な女と 云うように 京都から博多(はかた)まで あなたを追って 西へ流れて 行(ゆ)く女 二度も三度も 恋したあげく やはりあなたと 心にきめた 汽車が行(ゆ)く行く 瀬戸内ぞいに 沈む気持を ふり捨てて 京都から博多まで あなたを追って 恋をたずねて 行く女 京都育ちが 博多になれて 可愛(かわ)いなまりも いつしか消えた ひとりしみじみ 不幸を感じ ついてないわと 云いながら 京都から博多まで あなたを追って 今日も逢(あ)えずに 泣く女 |
夫婦春秋ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ | 島津亜矢 | 関沢新一 | 市川昭介 | | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ |
運命~やっと天使がこっちを向いた~天使がそっぽ 向いてる限り 愛は結ばれない さだめをこえて 生きたいものと 無茶もしてみたけれど 近づくたびに あなたをさらう ひとがひとが現れて 忘れるたびに あなたを語る ひとがひとが悩ましに来て それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと 春夏笑い 秋冬泣いて そして二十五年 乙女がいつか 女の色に 香りほのかに染まり 今ならきっと 心と心 重ね重ねあうことが 艶ある言葉 捧げることも 誰も誰も笑いはしない 多くのひとに私は叫ぶ やっと天使がこっちを向いた あなたの声 あなたの微笑み すべてがすべてが 私のものになったと それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと | 島津亜矢 | 阿久悠 | 浜圭介 | 若草恵 | 天使がそっぽ 向いてる限り 愛は結ばれない さだめをこえて 生きたいものと 無茶もしてみたけれど 近づくたびに あなたをさらう ひとがひとが現れて 忘れるたびに あなたを語る ひとがひとが悩ましに来て それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと 春夏笑い 秋冬泣いて そして二十五年 乙女がいつか 女の色に 香りほのかに染まり 今ならきっと 心と心 重ね重ねあうことが 艶ある言葉 捧げることも 誰も誰も笑いはしない 多くのひとに私は叫ぶ やっと天使がこっちを向いた あなたの声 あなたの微笑み すべてがすべてが 私のものになったと それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと |
羅臼~ラウス~ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ あんたは 船を出す ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ あたしゃ歌 唄う こんぶ採りはヨ あんたと二人じゃなくちゃ 羅臼の海がヨ 荒れるだヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ カモメ群れなして ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 船を 追いかける アキアジ漁はヨ 根室海峡出るヨ オヤジ乗る船ヨ 手を振るヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 朝の 五時にはヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 沖へ 船が出る スケソウ漁はヨ 氷はるよな海ヨ 流氷そこまで 来てるだヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 知床連峰 ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 夫婦舟が行く ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 望郷台からヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 夫婦舟が行く ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 羅臼岳からヨ | 島津亜矢 | 吉幾三 | 吉幾三 | | ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ あんたは 船を出す ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ あたしゃ歌 唄う こんぶ採りはヨ あんたと二人じゃなくちゃ 羅臼の海がヨ 荒れるだヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ カモメ群れなして ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 船を 追いかける アキアジ漁はヨ 根室海峡出るヨ オヤジ乗る船ヨ 手を振るヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 朝の 五時にはヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 沖へ 船が出る スケソウ漁はヨ 氷はるよな海ヨ 流氷そこまで 来てるだヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 知床連峰 ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 夫婦舟が行く ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 望郷台からヨ ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 夫婦舟が行く ヨーイショ ヨーイショ ヨイショ ヨーイショ 羅臼岳からヨ |
女ヤン衆流れ唄白い流氷 船首(みよし)で分けりゃ 帰れ帰れと 海が泣く 根室生まれで オホーツク育ち 花も蕾の 優(や)さ肌を ゴムのかっぱに 押し込んで 女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄 雪を被(かぶ)った ラウスの山が 波の谷間に 見え隠れ 海が暴れりゃ 苦労もするが 時化(しけ)は大漁の 知らせだと 怒鳴るしぶきに 乗せられて 女ヤン衆 アンアアン… 気が勇む 好きなお方(ひと)は いないじゃないが 親をすてては 嫁げない 明日は北見の 流氷祭り 遠く聞こえる 笛の音に 恋のみれんを 断ち切って 女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄 | 島津亜矢 | 星野哲郎 | 三浦伸一 | | 白い流氷 船首(みよし)で分けりゃ 帰れ帰れと 海が泣く 根室生まれで オホーツク育ち 花も蕾の 優(や)さ肌を ゴムのかっぱに 押し込んで 女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄 雪を被(かぶ)った ラウスの山が 波の谷間に 見え隠れ 海が暴れりゃ 苦労もするが 時化(しけ)は大漁の 知らせだと 怒鳴るしぶきに 乗せられて 女ヤン衆 アンアアン… 気が勇む 好きなお方(ひと)は いないじゃないが 親をすてては 嫁げない 明日は北見の 流氷祭り 遠く聞こえる 笛の音に 恋のみれんを 断ち切って 女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄 |
津軽のふるさとりんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱(いだ)かれて 夢を見た あの頃の 想い出 ああ 今いずこに りんごの ふるさとは 北国の果て りんごの ふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海のいろは 碧(あお)く ああ 夢は遠く りんごの ふるさとは 雪国の果て ああ 津軽の海よ 山よ いつの日も なつかし 津軽のふるさと | 島津亜矢 | 米山正夫 | 米山正夫 | | りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱(いだ)かれて 夢を見た あの頃の 想い出 ああ 今いずこに りんごの ふるさとは 北国の果て りんごの ふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海のいろは 碧(あお)く ああ 夢は遠く りんごの ふるさとは 雪国の果て ああ 津軽の海よ 山よ いつの日も なつかし 津軽のふるさと |
ひばりの佐渡情話佐渡の荒磯(ありそ)の 岩かげに 咲くは鹿(か)の子の 百合の花 花を摘み摘み なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた 恋はつらいと いうて泣いた 波に追われる 鴎さえ 恋をすりゃこそ 二羽で飛ぶ 沖をながめて なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた 逢えぬお人と いうて泣いた 佐渡は四十九里 荒海(あらうみ)に ひとりしょんぼり 離れ島 袂(たもと)だきしめ なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた わしもひとりと いうて泣いた | 島津亜矢 | 西沢爽 | 船村徹 | | 佐渡の荒磯(ありそ)の 岩かげに 咲くは鹿(か)の子の 百合の花 花を摘み摘み なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた 恋はつらいと いうて泣いた 波に追われる 鴎さえ 恋をすりゃこそ 二羽で飛ぶ 沖をながめて なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた 逢えぬお人と いうて泣いた 佐渡は四十九里 荒海(あらうみ)に ひとりしょんぼり 離れ島 袂(たもと)だきしめ なじょして泣いた 島の娘は なじょして泣いた わしもひとりと いうて泣いた |
八尾恋歌おわら編み笠 群から離れ 影を重ねた 去年(こぞ)の秋 どこまで云(い)ったか あの人は 教えておくれ 帰しておくれ 胡弓が咽(むせ)ぶ 八尾恋歌 風の盆 土に三年 この世で三ッ日 ここを先途(せんど)と 蝉が哭く 浮いたか瓢箪 ながれ歌 あの人恋し 格子戸あかり 今年もひとり 八尾恋歌 風の盆 巡りあわせを 嘆いてみても 帰りゃしないさ あの人は あしたの鳴く分 少しだけ 残して蝉は ねぐらを探す 越中おわら 八尾恋歌 風の盆 | 島津亜矢 | 志賀大介 | 聖川湧 | | おわら編み笠 群から離れ 影を重ねた 去年(こぞ)の秋 どこまで云(い)ったか あの人は 教えておくれ 帰しておくれ 胡弓が咽(むせ)ぶ 八尾恋歌 風の盆 土に三年 この世で三ッ日 ここを先途(せんど)と 蝉が哭く 浮いたか瓢箪 ながれ歌 あの人恋し 格子戸あかり 今年もひとり 八尾恋歌 風の盆 巡りあわせを 嘆いてみても 帰りゃしないさ あの人は あしたの鳴く分 少しだけ 残して蝉は ねぐらを探す 越中おわら 八尾恋歌 風の盆 |
長崎の鐘こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る | 島津亜矢 | サトウ・ハチロー | 古関裕而 | | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る |
「細川ガラシャ」より お玉散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ 時代(とき)の流れと 宿命(さだめ)のままに 嫁ぐお方は 細川さまへ 京は長岡 あの勝龍寺城(しょうりゅうじ) 城下町では お玉のことを ガラシャ ガラシャ ガラシャ夫人と 噂する わたくしは忠興さまに嫁ぎ、 幸せに思っておりましたが、 この味土野の淋しい暮らしは、 あまりにも虚しく、 儚いものでございます。 これからは神を信じ、 心の支えとして生きてまいります。 すべてはデウスの思し召し、 つらいとき、苦しいとき、 必ずデウスは、お助けくださいます。 死ぬも生きるも 乱世の女 暮らす味土野(みどの)は 虚しさつのる 天主(かみ)はお玉の 心の中に 遠く淋しい 丹後の里で 愛を 愛を 愛を祈って ひとり待つ わたくしはデウスの愛によって、 人の命はみな等しく、 尊いものであることを知りました。 お父上、お玉はなぜ女に 生まれてきたのでしょう。 嫁いだ身だとはいえ、 お玉は明智の誇りを胸に、 魂まで渡すつもりはございません。 わたくしも花のように、 潔く散りとうございます。 デウス(かみ)を信じて 真実(まこと)に生きる 人は心で 結ばれている 命ささげた 女のさだめ 胸の十字架(クルス)を 抱きしめながら 燃える 燃える 燃える紅蓮(ぐれん)の 紅桔梗は散る デウスさまぁ… | 島津亜矢 | 祝部禧丸 | 村沢良介 | 丸山雅仁 | 散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ 時代(とき)の流れと 宿命(さだめ)のままに 嫁ぐお方は 細川さまへ 京は長岡 あの勝龍寺城(しょうりゅうじ) 城下町では お玉のことを ガラシャ ガラシャ ガラシャ夫人と 噂する わたくしは忠興さまに嫁ぎ、 幸せに思っておりましたが、 この味土野の淋しい暮らしは、 あまりにも虚しく、 儚いものでございます。 これからは神を信じ、 心の支えとして生きてまいります。 すべてはデウスの思し召し、 つらいとき、苦しいとき、 必ずデウスは、お助けくださいます。 死ぬも生きるも 乱世の女 暮らす味土野(みどの)は 虚しさつのる 天主(かみ)はお玉の 心の中に 遠く淋しい 丹後の里で 愛を 愛を 愛を祈って ひとり待つ わたくしはデウスの愛によって、 人の命はみな等しく、 尊いものであることを知りました。 お父上、お玉はなぜ女に 生まれてきたのでしょう。 嫁いだ身だとはいえ、 お玉は明智の誇りを胸に、 魂まで渡すつもりはございません。 わたくしも花のように、 潔く散りとうございます。 デウス(かみ)を信じて 真実(まこと)に生きる 人は心で 結ばれている 命ささげた 女のさだめ 胸の十字架(クルス)を 抱きしめながら 燃える 燃える 燃える紅蓮(ぐれん)の 紅桔梗は散る デウスさまぁ… |
亜矢の三度笠女だてらに 故郷(ふるさと)はなれ 知らぬ他国を 風まかせ 嫌でござんす その先は 聞いてどうなる 訳じゃない 泣いて諫(いさ)めた お袋さんに 夢で詫びてる アァ… 三度笠 暫くでござんした。 どちらさんもお倖せそうで… エッ…あっしですか? そりゃ、淋しい時も辛い時もあります。 でも、あっしはこれからも 精一杯歌って参ります。 どうぞよろしゅう、おたの申します。 空の青さに チョイと誘われて 廻し合羽の ひとり旅 宿場はずれの 茶屋娘 粋なお人と 謎かける 旅でござんす 青空道中 どうせ気ままな アァ… 三度笠 惚れたあんたに 背中を向けて しぐれ街道 どこへ飛ぶ 切った啖呵(たんか)も 慣れました 口紅(べに)もつけない 旅がらす 男まさりの おんなの舞を 見せてあげましょ アァ… 三度笠 それじゃ皆さんお達者で、 ごめんなすって… | 島津亜矢 | チコ早苗 | 村沢良介 | 丸山雅仁 | 女だてらに 故郷(ふるさと)はなれ 知らぬ他国を 風まかせ 嫌でござんす その先は 聞いてどうなる 訳じゃない 泣いて諫(いさ)めた お袋さんに 夢で詫びてる アァ… 三度笠 暫くでござんした。 どちらさんもお倖せそうで… エッ…あっしですか? そりゃ、淋しい時も辛い時もあります。 でも、あっしはこれからも 精一杯歌って参ります。 どうぞよろしゅう、おたの申します。 空の青さに チョイと誘われて 廻し合羽の ひとり旅 宿場はずれの 茶屋娘 粋なお人と 謎かける 旅でござんす 青空道中 どうせ気ままな アァ… 三度笠 惚れたあんたに 背中を向けて しぐれ街道 どこへ飛ぶ 切った啖呵(たんか)も 慣れました 口紅(べに)もつけない 旅がらす 男まさりの おんなの舞を 見せてあげましょ アァ… 三度笠 それじゃ皆さんお達者で、 ごめんなすって… |
鶴八鶴次郎三味に女の 命を込めて ツンと爪弾く 明鳥 好いて好かれて 喧嘩して 恋の恋の 二上がり 三下がり 月に聞かせる エ……泣き語り 愛の深さを知ってから 三味線の技を知りました 恋しさといとしさと切なさが 女心の三筋の糸 次郎さんの胸に届けたい……届けたい 聞いて下さい 今夜の音色 艶が出たねと 言われます 二人一緒の 舞台なら これがこれが 最後に なったのね 涙押さえる エ…牡丹刷毛 もう一度二人で 一緒の舞台に出たかった 切っても切れない 二枚看板なのに… 引き離す宿命を恨みます…憎みます おまえあなたと 呼び合いながら そばで一生 暮らしたい それも今では 夢なのね 消えて消えて はかない 水の泡 恋の緞帳 エ…幕を引く | 島津亜矢 | 宮沢守夫 | 村沢良介 | | 三味に女の 命を込めて ツンと爪弾く 明鳥 好いて好かれて 喧嘩して 恋の恋の 二上がり 三下がり 月に聞かせる エ……泣き語り 愛の深さを知ってから 三味線の技を知りました 恋しさといとしさと切なさが 女心の三筋の糸 次郎さんの胸に届けたい……届けたい 聞いて下さい 今夜の音色 艶が出たねと 言われます 二人一緒の 舞台なら これがこれが 最後に なったのね 涙押さえる エ…牡丹刷毛 もう一度二人で 一緒の舞台に出たかった 切っても切れない 二枚看板なのに… 引き離す宿命を恨みます…憎みます おまえあなたと 呼び合いながら そばで一生 暮らしたい それも今では 夢なのね 消えて消えて はかない 水の泡 恋の緞帳 エ…幕を引く |
袴をはいた渡り鳥西へ傾く 昨日は追うな 東に出てくる 明日を待て そんなせりふで 決めては 決めてはいても 胸の真ン中 のぞいてみれば みれん模様の 涙が泳ぐ あンあ… 袴をはいた渡り鳥 どうせ誰かが 傷つくならば 代ってやろうか その役を 粋なつもりで かぶった かぶった笠を 笑うからすに 怨みはないが 好きで別れた あの娘が恋し あンあ… 袴をはいた渡り鳥 人の弱身に つけこむ奴を ゆるしておけない 性格(たち)なのさ こんな血すじを さずけた さずけた親の 恩義ひとつを 心に抱いて 浮世七坂 倒れて起きる あンあ… 袴をはいた渡り鳥 | 島津亜矢 | 星野哲郎 | 市川昭介 | | 西へ傾く 昨日は追うな 東に出てくる 明日を待て そんなせりふで 決めては 決めてはいても 胸の真ン中 のぞいてみれば みれん模様の 涙が泳ぐ あンあ… 袴をはいた渡り鳥 どうせ誰かが 傷つくならば 代ってやろうか その役を 粋なつもりで かぶった かぶった笠を 笑うからすに 怨みはないが 好きで別れた あの娘が恋し あンあ… 袴をはいた渡り鳥 人の弱身に つけこむ奴を ゆるしておけない 性格(たち)なのさ こんな血すじを さずけた さずけた親の 恩義ひとつを 心に抱いて 浮世七坂 倒れて起きる あンあ… 袴をはいた渡り鳥 |
演歌桜 生まれ火の国 あとにして たどる炎の 歌の道 親のこころを 胸に抱き 越える苦労の 幾山河(いくやまかわ)よ 演歌一節 アンアアンアンアン きかせます 雨は降る降る 陣羽は濡れる 越すに越されぬ 田原坂 海は不知火 燃える波 夢をゆさぶる 阿蘇の山 花も嵐も くぐりぬけ 恋のつらさは この身の艶(つや)に 歌は真実(まこと)の アンアアンアンアン 亜矢節さ 肥後のもっこす ご贔屓(ひいき)に 声も千両の 晴れ舞台 人の情けを ふところに 音頭とる手に 桜も咲いて 演歌一筋 アンアアンアンアン たのみます | 島津亜矢 | 新本創子 | 三島大輔 | | 生まれ火の国 あとにして たどる炎の 歌の道 親のこころを 胸に抱き 越える苦労の 幾山河(いくやまかわ)よ 演歌一節 アンアアンアンアン きかせます 雨は降る降る 陣羽は濡れる 越すに越されぬ 田原坂 海は不知火 燃える波 夢をゆさぶる 阿蘇の山 花も嵐も くぐりぬけ 恋のつらさは この身の艶(つや)に 歌は真実(まこと)の アンアアンアンアン 亜矢節さ 肥後のもっこす ご贔屓(ひいき)に 声も千両の 晴れ舞台 人の情けを ふところに 音頭とる手に 桜も咲いて 演歌一筋 アンアアンアンアン たのみます |
恋慕海峡単(ひとえ)じゃ寒いと 袷(あわせ)を出して それでも震えて 胸かき合わせ この身で熱いは 二つの乳房 あんたが恋しと 無理を云う みじかい秋は 駆け足で ヒュルヒュル泣いて ヒュルヒュル泣いて 海峡過ぎる ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て 一人にしていちゃ 心がゆれる あとから悔やんで もう遅いから 凍えた指先 息吹きかけて あんたが憎いと しのび泣く 知らない文字の 貨物船 霧笛を鳴らし 霧笛を鳴らし 海峡通る ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て みじかい秋は 駆け足で ヒュルヒュル泣いて ヒュルヒュル泣いて 海峡過ぎる ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て | 島津亜矢 | 阿久悠 | 弦哲也 | | 単(ひとえ)じゃ寒いと 袷(あわせ)を出して それでも震えて 胸かき合わせ この身で熱いは 二つの乳房 あんたが恋しと 無理を云う みじかい秋は 駆け足で ヒュルヒュル泣いて ヒュルヒュル泣いて 海峡過ぎる ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て 一人にしていちゃ 心がゆれる あとから悔やんで もう遅いから 凍えた指先 息吹きかけて あんたが憎いと しのび泣く 知らない文字の 貨物船 霧笛を鳴らし 霧笛を鳴らし 海峡通る ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て みじかい秋は 駆け足で ヒュルヒュル泣いて ヒュルヒュル泣いて 海峡過ぎる ああ やがて冬なのね あんた あんた 早く来て |
運命~やっと天使がこっちを向いた~天使がそっぽ 向いてる限り 愛は結ばれない さだめをこえて 生きたいものと 無茶もしてみたけれど 近づくたびに あなたをさらう ひとがひとが現れて 忘れるたびに あなたを語る ひとがひとが悩ましに来て それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと 春夏笑い 秋冬泣いて そして二十五年 乙女がいつか 女の色に 香りほのかに染まり 今ならきっと 心と心 重ね重ねあうことが 艶ある言葉 捧げることも 誰も誰も笑いはしない 多くのひとに私は叫ぶ やっと天使がこっちを向いた あなたの声 あなたの微笑み すべてがすべてが 私のものになったと それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと | 島津亜矢 | 阿久悠 | 浜圭介 | | 天使がそっぽ 向いてる限り 愛は結ばれない さだめをこえて 生きたいものと 無茶もしてみたけれど 近づくたびに あなたをさらう ひとがひとが現れて 忘れるたびに あなたを語る ひとがひとが悩ましに来て それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと 春夏笑い 秋冬泣いて そして二十五年 乙女がいつか 女の色に 香りほのかに染まり 今ならきっと 心と心 重ね重ねあうことが 艶ある言葉 捧げることも 誰も誰も笑いはしない 多くのひとに私は叫ぶ やっと天使がこっちを向いた あなたの声 あなたの微笑み すべてがすべてが 私のものになったと それでもいつか 私は叫ぶ やっと天使が こっちを向いた あなたの胸 あなたの唇 すべてがすべてが 私のものになったと |
わたしの乙女坂~晴れたら綺麗~苔の石段 踏みしめて 一人のぼれば 想い出す 庭にあふれた 紫陽花と 泣いて別れた あのひとを 枝に結んだ おみくじが 雨に打たれて ふるえてる あなた あれっきり 行ったきり 傘の重さに 立ちどまる 鐘が鳴る 想い出を 引き裂くように 鐘が鳴る 明日は晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 夏が間近い 寺町を 坂を下れば 海の音 うしろ姿の 似た人が 雨に煙って 立っている 赤い鳥居の 下に来て 濡れた燕を 目で追って あなた あれっきり 行ったきり 心変わりに 身が細る 鐘が鳴る 想い出を 憐れむように 鐘が鳴る 明日が晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 鐘が鳴る 想い出を 引き裂くように 鐘が鳴る 明日は晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 | 島津亜矢 | 阿久悠 | 永井龍雲 | | 苔の石段 踏みしめて 一人のぼれば 想い出す 庭にあふれた 紫陽花と 泣いて別れた あのひとを 枝に結んだ おみくじが 雨に打たれて ふるえてる あなた あれっきり 行ったきり 傘の重さに 立ちどまる 鐘が鳴る 想い出を 引き裂くように 鐘が鳴る 明日は晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 夏が間近い 寺町を 坂を下れば 海の音 うしろ姿の 似た人が 雨に煙って 立っている 赤い鳥居の 下に来て 濡れた燕を 目で追って あなた あれっきり 行ったきり 心変わりに 身が細る 鐘が鳴る 想い出を 憐れむように 鐘が鳴る 明日が晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 鐘が鳴る 想い出を 引き裂くように 鐘が鳴る 明日は晴れに 変わるよと… 晴れたら綺麗 |
旅愁秋に紅葉(もみじ)の こぼれる道を ひとり歩けば しみじみと 目をあかく 染めた娘(こ)の 別れの言葉 思い出す あれから数えて 何年 もう誰もいない 彼岸花(ひがんばな)咲く 野道をはるか 過ぎる花嫁 見送れば 赤とんぼ 追いかけた 姿が胸に よみがえる あれから数えて 何年 もう誰もいない 人の心の うつろいやすさ 愛のはかなさ 身のつらさ あのひとも このひとも 旅路の夢に 見るばかり あれから数えて 何年 もう誰もいない もう誰もいない | 島津亜矢 | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 秋に紅葉(もみじ)の こぼれる道を ひとり歩けば しみじみと 目をあかく 染めた娘(こ)の 別れの言葉 思い出す あれから数えて 何年 もう誰もいない 彼岸花(ひがんばな)咲く 野道をはるか 過ぎる花嫁 見送れば 赤とんぼ 追いかけた 姿が胸に よみがえる あれから数えて 何年 もう誰もいない 人の心の うつろいやすさ 愛のはかなさ 身のつらさ あのひとも このひとも 旅路の夢に 見るばかり あれから数えて 何年 もう誰もいない もう誰もいない |
想い出よありがとう想い出よ ありがとう やっと今 そう云える私 数えきれない 昨日に それぞれの 心をこめて 想い出よ ありがとう 哀しみも 苦しみも含め ときに憎んで いたけど それもまた 人生だった 逢って別れ 別れて出逢い 愛に泣き 夢に迷い 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 想い出よ ありがとう 時が過ぎ 懐かしさだけが 胸の扉を 叩きに 今日もまた 訪れて来る 想い出よ ありがとう ほろ苦い さよならも今は 愛の言葉に 思えて 乾杯の グラスを上げる 待ってはぐれ はぐれて探し 恋に酔い 酒にすがり 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 逢って別れ 別れて出逢い 愛に泣き 夢に迷い 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 想い出よ ありがとう ありがとう… | 島津亜矢 | 阿久悠 | 都志見隆 | | 想い出よ ありがとう やっと今 そう云える私 数えきれない 昨日に それぞれの 心をこめて 想い出よ ありがとう 哀しみも 苦しみも含め ときに憎んで いたけど それもまた 人生だった 逢って別れ 別れて出逢い 愛に泣き 夢に迷い 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 想い出よ ありがとう 時が過ぎ 懐かしさだけが 胸の扉を 叩きに 今日もまた 訪れて来る 想い出よ ありがとう ほろ苦い さよならも今は 愛の言葉に 思えて 乾杯の グラスを上げる 待ってはぐれ はぐれて探し 恋に酔い 酒にすがり 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 逢って別れ 別れて出逢い 愛に泣き 夢に迷い 歌よりも 歌らしく 心を揺さぶる 想い出よ ありがとう ありがとう… 想い出よ ありがとう ありがとう… |
一本釣り日暮れ港に 花火があがり 祭ばやしが 地べたを走る 負けてなるかと 大漁旗を 風にハタハタ なびかせる 色気なんかは 男の餌よ おあいにくねと 肩肘はって 化粧知らずの あの娘も今夜 年に一度の 紅を塗る 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 星が降るよな 夜空の下で ギター抱えて 恋唄うたい あの娘しのんだ 三月と十日 やがて終わると 気がはやる おさななじみの 気やすさだけで 愛だ恋だに 照れてたけれど 今夜おとこの 匂いを嗅がせ 頬をまっかに 染めさせる 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 | 島津亜矢 | 阿久悠 | 浜圭介 | | 日暮れ港に 花火があがり 祭ばやしが 地べたを走る 負けてなるかと 大漁旗を 風にハタハタ なびかせる 色気なんかは 男の餌よ おあいにくねと 肩肘はって 化粧知らずの あの娘も今夜 年に一度の 紅を塗る 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 星が降るよな 夜空の下で ギター抱えて 恋唄うたい あの娘しのんだ 三月と十日 やがて終わると 気がはやる おさななじみの 気やすさだけで 愛だ恋だに 照れてたけれど 今夜おとこの 匂いを嗅がせ 頬をまっかに 染めさせる 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 惚れたよ 惚れたよ 冗談ぬきだよ まっしぐら 一本釣りだよ おまえの心 一本釣りだよ おまえの心 |
はにかみ秋には 枯れ葉が 悲しく舗道にこぼれて 一日 黄色く 三日で姿を失う 男と女の恋する心 小枝を離れる季節が きっと来るから きっと来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね 日ぐれの 虹ほど 大きく綺麗に輝く 吐息をつく間に 儚く夜空にまぎれる しあわせばかりと信じていても 不幸に泣きたいと季節が やって来るから やって来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね 男と女の笑顔の時も 切なくもらす季節が そっと来るから そっと来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね | 島津亜矢 | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | 秋には 枯れ葉が 悲しく舗道にこぼれて 一日 黄色く 三日で姿を失う 男と女の恋する心 小枝を離れる季節が きっと来るから きっと来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね 日ぐれの 虹ほど 大きく綺麗に輝く 吐息をつく間に 儚く夜空にまぎれる しあわせばかりと信じていても 不幸に泣きたいと季節が やって来るから やって来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね 男と女の笑顔の時も 切なくもらす季節が そっと来るから そっと来るから そういうものだよ それでも恋する人になりたいね それでも恋する人になりたいね |
麗人抄日暮れ 紅さす 眉をひく 歌も演歌を くちずさむ 溜息も ほろほろ 夜風のなやましさ 仇な色目の なつかしさ 言葉たくみな いつわりも 憎んだりしないわ 男と女なら きれいに咲いたら とげあるバラの花 素直に惚れたら 爪ある白い指 化粧 濃い目に 泣きぼくろ 隠すしぐさの いじらしさ 残り香も しみじみ 未練をかき立てる 愛を信じた 夜があり 愛を失くした 朝があり 想い出をたずねる ひとりの昼がある 心を刺すのは やさしいまなざしで 憂いを知るのは 涙のひとしずく きれいに咲いたら とげあるバラの花 素直に惚れたら 爪ある白い指 | 島津亜矢 | 阿久悠 | 弦哲也 | | 日暮れ 紅さす 眉をひく 歌も演歌を くちずさむ 溜息も ほろほろ 夜風のなやましさ 仇な色目の なつかしさ 言葉たくみな いつわりも 憎んだりしないわ 男と女なら きれいに咲いたら とげあるバラの花 素直に惚れたら 爪ある白い指 化粧 濃い目に 泣きぼくろ 隠すしぐさの いじらしさ 残り香も しみじみ 未練をかき立てる 愛を信じた 夜があり 愛を失くした 朝があり 想い出をたずねる ひとりの昼がある 心を刺すのは やさしいまなざしで 憂いを知るのは 涙のひとしずく きれいに咲いたら とげあるバラの花 素直に惚れたら 爪ある白い指 |
三日の宿膝を枕に 本を読む あなたの髪を すきながら 庭をぼんやり 見ていたら 宿でそろえた 散歩下駄 青い畳が 気に入って ごろ寝のくせが つきそうと 笑うあなたの 目の中に 私一人が うつってた 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね 裾の足りない 浴衣着て あなたは月を 見上げてる 蛍みたいな 煙草の火 消して流れる 山の霧 指を噛むのは やめてくれ 帰ったあとで 想い出す 無茶をいいたく なったなら 君が困ると いうあなた 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね | 島津亜矢 | 阿久悠 | 金田一郎 | | 膝を枕に 本を読む あなたの髪を すきながら 庭をぼんやり 見ていたら 宿でそろえた 散歩下駄 青い畳が 気に入って ごろ寝のくせが つきそうと 笑うあなたの 目の中に 私一人が うつってた 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね 裾の足りない 浴衣着て あなたは月を 見上げてる 蛍みたいな 煙草の火 消して流れる 山の霧 指を噛むのは やめてくれ 帰ったあとで 想い出す 無茶をいいたく なったなら 君が困ると いうあなた 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね 一日 二日 もう 三日 あなたと過ごす 旅の宿 もう何も もう何も いらないね |
明日があるならここへ来て外を見て 私と並んで 降りつづく雨のあと 小さな虹が出た 誰もみな気づかない かすかな虹でも ささやかな願いなら 叶えてくれそうよ 迷い子みたいな あなたと私が 小さなきっかけ 大事に育て 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 爪弾きが得意でしょ ギターを弾いてよ ポロポロと懐かしい 歌だけ聴かせてよ その次はこの私 あなたの心を しっかりと受けとめて やさしくしてあげる ふとしたはずみで 出会った二人が 運命(さだめ)みたいに からだを寄せて 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 一緒にいましょうね | 島津亜矢 | 阿久悠 | 田村武也 | | ここへ来て外を見て 私と並んで 降りつづく雨のあと 小さな虹が出た 誰もみな気づかない かすかな虹でも ささやかな願いなら 叶えてくれそうよ 迷い子みたいな あなたと私が 小さなきっかけ 大事に育て 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 爪弾きが得意でしょ ギターを弾いてよ ポロポロと懐かしい 歌だけ聴かせてよ その次はこの私 あなたの心を しっかりと受けとめて やさしくしてあげる ふとしたはずみで 出会った二人が 運命(さだめ)みたいに からだを寄せて 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 恋でも 愛でも 夢でもいいから 明日があるなら 一緒にいましょうね 一緒にいましょうね |
忠治侠客旅「忠治!御用だ!御用だ! 御用だ、御用だ…」 「喧しいやい、静かにしろい!義理と人情 忘れたそんな奴らに我慢ができず、 堪忍袋の緒を切った、男忠治の心意気、 たっぷり見せてやらァ!」 生まれ在所を 我が物顔に 渡る奴らは 許せねぇ 義理を表に 情けを裏に 侠客忠治が 赤城の山で 乗るか反るかの 乗るか反るかの 勝負する 「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の 国定の村や縄張りを捨て 国を捨て、可愛い子分の手前(てめえ)たちとも 別れ別れになる首途(かどで)だ。 …加賀の国の住人、小松五郎義兼が 鍛えた、業物(わざもの)。万年溜の雪水に浄(きよ)めて、 俺には生涯手前という強ぇ味方が あったのだ。」 麓囲んだ 追手の灯り 守る俺達ァ 暴れ獅子 灰になっても 親分子分 七分飲み干す 赤城の地酒 あとの三分は あとの三分は 別れ酒 「人の運命(さだめ)は五十歩百歩。 咲くも花なら散るも花。 長い草鞋(わらじ)も承知の上で、 心の向くまま、足の向くまま、 あても果てしもねぇ旅に発つのだ。」 筋を通した この生き様も 今宵限りと 仁王立ち 小松五郎を 万年溜の 水に浄めりゃ 赤城の月が うつす忠治の うつす忠治の 旅姿 「たとえ世間は変わろうと、 忠治は忠治で生きていかァ。」 | 島津亜矢 | たなかゆきを | 村沢良介 | 池多孝春 | 「忠治!御用だ!御用だ! 御用だ、御用だ…」 「喧しいやい、静かにしろい!義理と人情 忘れたそんな奴らに我慢ができず、 堪忍袋の緒を切った、男忠治の心意気、 たっぷり見せてやらァ!」 生まれ在所を 我が物顔に 渡る奴らは 許せねぇ 義理を表に 情けを裏に 侠客忠治が 赤城の山で 乗るか反るかの 乗るか反るかの 勝負する 「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の 国定の村や縄張りを捨て 国を捨て、可愛い子分の手前(てめえ)たちとも 別れ別れになる首途(かどで)だ。 …加賀の国の住人、小松五郎義兼が 鍛えた、業物(わざもの)。万年溜の雪水に浄(きよ)めて、 俺には生涯手前という強ぇ味方が あったのだ。」 麓囲んだ 追手の灯り 守る俺達ァ 暴れ獅子 灰になっても 親分子分 七分飲み干す 赤城の地酒 あとの三分は あとの三分は 別れ酒 「人の運命(さだめ)は五十歩百歩。 咲くも花なら散るも花。 長い草鞋(わらじ)も承知の上で、 心の向くまま、足の向くまま、 あても果てしもねぇ旅に発つのだ。」 筋を通した この生き様も 今宵限りと 仁王立ち 小松五郎を 万年溜の 水に浄めりゃ 赤城の月が うつす忠治の うつす忠治の 旅姿 「たとえ世間は変わろうと、 忠治は忠治で生きていかァ。」 |
「絵島生島」より 雪の舞い恋とは 苦しくて 切なくて… 狂おしいほど燃えるのが…恋 花のお江戸の 噂の陰で 絵島哀しや 恋に泣く 掟に背き 解いた帯は 弱いおんなの 夢ですか あぁ…雪ですね 身体が冷える 心が凍る …峠越え 庭の椿の花に雪が舞ってます。 絵島はこの大奥へ来て、生島に逢うことが出来ました。 そして殿方を愛することを知りました。 他人にかくれて逢う辛さも知りました。 でも倖せでした。 たとえ不義と云われようとも… 峠越えたら 二度とは逢えぬ 江戸を追われた かくれ笠 みだれた髪を 手櫛で束ね もらす吐息も 白い夜 あぁ…辛すぎる 灯りがにじむ 命火揺れる …しぐれ宿 あぁ…灯りが消えます。 生島の髪の匂いがただよいます。 唇に紅を差し、薄物一枚の白無垢で、市中引き廻しの上、 信濃の高遠へ幽閉… 江戸の噂では…生島は獄門張り付けの罪とか… たとえあの世へ行っても、二人は必ず逢えると信じています。 しぐれ宿なら 噂も消えて 夢と添い寝の 夜が更ける 手鏡のぞき 面影重ね そっと瞼を 閉じてみる あぁ…切ないね 生島恋し 絵島が踊る …雪の舞い あぁ…夢が散ります 愛が消えます 新五郎さま… | 島津亜矢 | チコ早 | 村沢良介 | | 恋とは 苦しくて 切なくて… 狂おしいほど燃えるのが…恋 花のお江戸の 噂の陰で 絵島哀しや 恋に泣く 掟に背き 解いた帯は 弱いおんなの 夢ですか あぁ…雪ですね 身体が冷える 心が凍る …峠越え 庭の椿の花に雪が舞ってます。 絵島はこの大奥へ来て、生島に逢うことが出来ました。 そして殿方を愛することを知りました。 他人にかくれて逢う辛さも知りました。 でも倖せでした。 たとえ不義と云われようとも… 峠越えたら 二度とは逢えぬ 江戸を追われた かくれ笠 みだれた髪を 手櫛で束ね もらす吐息も 白い夜 あぁ…辛すぎる 灯りがにじむ 命火揺れる …しぐれ宿 あぁ…灯りが消えます。 生島の髪の匂いがただよいます。 唇に紅を差し、薄物一枚の白無垢で、市中引き廻しの上、 信濃の高遠へ幽閉… 江戸の噂では…生島は獄門張り付けの罪とか… たとえあの世へ行っても、二人は必ず逢えると信じています。 しぐれ宿なら 噂も消えて 夢と添い寝の 夜が更ける 手鏡のぞき 面影重ね そっと瞼を 閉じてみる あぁ…切ないね 生島恋し 絵島が踊る …雪の舞い あぁ…夢が散ります 愛が消えます 新五郎さま… |