強い風はいつも強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか 強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 西崎進 | 強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか 強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか |
傷ついた翼時は流れゆき 想い出の船は港をはなれ 通りすぎてゆく人達も 今はやさしく見える そんなある日 想い出すわ あの愛の翼 こおりつく夜を歩いてた 私の心のせて 朝のくる街をたずねて 秘かに去った どこにいるの 翼をおって 悲しい想いをさせたのね 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐにゆくわ そうね あの頃は悲しくて だれの言葉も聞かず 愛の翼にも気づかずに つきとばしてきたのよ 何も言わぬひとみの色 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ 傷ついた翼思うたび 胸ははげしく痛む 遅すぎなければ この想いのせて もう一度飛んで 泣いているわ 愛の翼 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ ラララ… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 船山基紀 | 時は流れゆき 想い出の船は港をはなれ 通りすぎてゆく人達も 今はやさしく見える そんなある日 想い出すわ あの愛の翼 こおりつく夜を歩いてた 私の心のせて 朝のくる街をたずねて 秘かに去った どこにいるの 翼をおって 悲しい想いをさせたのね 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐにゆくわ そうね あの頃は悲しくて だれの言葉も聞かず 愛の翼にも気づかずに つきとばしてきたのよ 何も言わぬひとみの色 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ 傷ついた翼思うたび 胸ははげしく痛む 遅すぎなければ この想いのせて もう一度飛んで 泣いているわ 愛の翼 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ ラララ… |
見返り美人窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの 聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠 アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 萩田光雄 | 窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの 聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠 アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 |
思い出だけではつらすぎるむずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから 風のように距離を 雨のように時を わからせて 呼び寄せて めぐり会えるまでの古い出来事など忘れましょう 波の彼方へ さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう 寄り添えば温もりはどこにでもあると思えた なのに幻はどこにでもあると知ったの 思い出だけではつらすぎる ありえない窓は開かない 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう 大切な何もかも たやすくはさがせないのに 寒いニセモノはどこにでもあると知ったの 思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる 怖れを覚えて 大人になりすぎて あとわずか爪先踏み出せなくなりそうで 思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | むずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから 風のように距離を 雨のように時を わからせて 呼び寄せて めぐり会えるまでの古い出来事など忘れましょう 波の彼方へ さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう 寄り添えば温もりはどこにでもあると思えた なのに幻はどこにでもあると知ったの 思い出だけではつらすぎる ありえない窓は開かない 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう 大切な何もかも たやすくはさがせないのに 寒いニセモノはどこにでもあると知ったの 思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる 怖れを覚えて 大人になりすぎて あとわずか爪先踏み出せなくなりそうで 思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる |
月夜同舟今宵の舟には 見覚えのある人が ことばも持たずに 乗りあわせて揺られる 眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり 降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら 眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり 降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら 今宵の舟には 悲しみのある人が 今宵の舟には 見覚えのある人が | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 今宵の舟には 見覚えのある人が ことばも持たずに 乗りあわせて揺られる 眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり 降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら 眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり 降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら 今宵の舟には 悲しみのある人が 今宵の舟には 見覚えのある人が |
ナイトキャップ・スペシャル眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない 片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない 女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ 傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない 片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない 女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ 傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう |
情婦の証言ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった 疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい 目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉 目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉 どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった 疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい 目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉 目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉 どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず |
寄り添う風理由もなく会いたいのに 理由を探してる 会わなければならないのと 理由を探してる 人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 迷っていた 混んだ駅で ……… 深い夢の中で 強い人になった筈の自分とはぐれてた 人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら どんなに傷ついていても涙を流すことさえできない人も この世にはある 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 理由もなく会いたいのに 理由を探してる 会わなければならないのと 理由を探してる 人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 迷っていた 混んだ駅で ……… 深い夢の中で 強い人になった筈の自分とはぐれてた 人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら どんなに傷ついていても涙を流すことさえできない人も この世にはある 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く |
ミラージュ・ホテルそんなホテルがどこにあるのか 誰も確かに見た人がない どんな造りでどんな色なの 人の噂のたびに違うよ 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない コンクリートの段を昇って 底の底まで降りてゆくらしい 出迎えるのはうつむくベルボーイ 昔見送った少年に似てる 他の部屋はふさがっている 昔からの客が住んでる 行きどまりの駅の壁に掛かる絵の中から 顕れるレセプション ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | そんなホテルがどこにあるのか 誰も確かに見た人がない どんな造りでどんな色なの 人の噂のたびに違うよ 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない コンクリートの段を昇って 底の底まで降りてゆくらしい 出迎えるのはうつむくベルボーイ 昔見送った少年に似てる 他の部屋はふさがっている 昔からの客が住んでる 行きどまりの駅の壁に掛かる絵の中から 顕れるレセプション ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない |
川風あの人といた頃は 毎日いいことばかりあったから あの人といた頃は うれしいこと きれいなものばかりで だから もしも離れたならば なにもいいことなくなりそうで それがこわくなった 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あの人といなければ いいことなくなるのがこわかったの でもそれは あの人を大切にすることとは違ってた バカね私 今思い出す ずっとあの人 寂しくて それで離れて行ったのね 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あやまりたいのと | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | あの人といた頃は 毎日いいことばかりあったから あの人といた頃は うれしいこと きれいなものばかりで だから もしも離れたならば なにもいいことなくなりそうで それがこわくなった 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あの人といなければ いいことなくなるのがこわかったの でもそれは あの人を大切にすることとは違ってた バカね私 今思い出す ずっとあの人 寂しくて それで離れて行ったのね 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あやまりたいのと |
恋とはかぎらない会わずにいる日が続く なにか忘れた気がする それがせつないわけじゃない ただなんとなく自分になれない 今どこでどうしていると 知らなくても気にならない 自分のこと知らないのと 同じくらい知らないだけで 24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 似合う人といるのでしょう 縁の人と住むのでしょう うらやましいわけじゃない ただなんとなく溜息が出る 何も訊かない 何も言わない だけどわかる 何かあった 何も問わない 何も見せない だけどわかる 少し変わった 24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない 恋とはかぎらない 情とはかぎらない | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 会わずにいる日が続く なにか忘れた気がする それがせつないわけじゃない ただなんとなく自分になれない 今どこでどうしていると 知らなくても気にならない 自分のこと知らないのと 同じくらい知らないだけで 24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 似合う人といるのでしょう 縁の人と住むのでしょう うらやましいわけじゃない ただなんとなく溜息が出る 何も訊かない 何も言わない だけどわかる 何かあった 何も問わない 何も見せない だけどわかる 少し変わった 24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない 恋とはかぎらない 情とはかぎらない |
雪・月・花シーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… 何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | シーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… 何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah… |
恋文 探るような眼で恋したりしない あなたの味方にどんな時だってなれる 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 嘘でも芝居でも ふりでもつもりでも 愛でも毒でも 何も違わないでしょう 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった わかりきってから恋したりしない 知らないことから好きになるものだから 調べきってから恋したりしない みつけてゆくほど好きになってゆく 何故なの本気なの 何時(いつ)なのどうしたの 何処なの誰なの 何も訊けないものね わかりきってから恋したりしない 知らないことだけ好きになったのね 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 探るような眼で恋したりしない あなたの味方にどんな時だってなれる 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 嘘でも芝居でも ふりでもつもりでも 愛でも毒でも 何も違わないでしょう 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった わかりきってから恋したりしない 知らないことから好きになるものだから 調べきってから恋したりしない みつけてゆくほど好きになってゆく 何故なの本気なの 何時(いつ)なのどうしたの 何処なの誰なの 何も訊けないものね わかりきってから恋したりしない 知らないことだけ好きになったのね 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった |
銀の龍の背に乗って あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる 柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の傷みを聴くためだ 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 銀の龍の背に乗って | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる 柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の傷みを聴くためだ 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 銀の龍の背に乗って |
紫の桜忘れてしまえることは忘れてしまえ 忘れきれないものばかり 桜のもとに横たわれ 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ 桜 桜 20年前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 50年前に 桜 桜 見たものを話せ 別れを告げて消えてゆくものはない 思いがけないことばかり 残されることが生きること 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ 桜 桜 100年も前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 200年前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 果てしなく前に 桜 桜 見たものを話せ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 忘れてしまえることは忘れてしまえ 忘れきれないものばかり 桜のもとに横たわれ 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ 桜 桜 20年前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 50年前に 桜 桜 見たものを話せ 別れを告げて消えてゆくものはない 思いがけないことばかり 残されることが生きること 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ 桜 桜 100年も前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 200年前に 桜 桜 見たものを話せ 桜 桜 果てしなく前に 桜 桜 見たものを話せ |
陽紡ぎ唄Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ 陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ 木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ 木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ 何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong…… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ 陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ 木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ 木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ 何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong…… |
シャングリラシャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く 高い丘の向こうには夢のお城が建っている 誰もまだ行ったことがない 誰も誰も見たことがない シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く 私たちは貧しくて何の飾りもありはせぬ 野辺に咲く小菊を髪にさし 春の風を身にまといましょう きっといつかは遠い日に 誰か見初める人がある 絹のドレスに金の腕輪 水晶の靴を手土産に 水晶の靴を手土産に シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く 高い丘の向こうには夢のお城が建っている 誰もまだ行ったことがない 誰も誰も見たことがない シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く 私たちは貧しくて何の飾りもありはせぬ 野辺に咲く小菊を髪にさし 春の風を身にまといましょう きっといつかは遠い日に 誰か見初める人がある 絹のドレスに金の腕輪 水晶の靴を手土産に 水晶の靴を手土産に シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く |
おとぎばなしいちばん好きな人と結ばれる 幸せ者は 稀なことね いちばん好きな人は いつだって 遠く見守るだけなのね 私に良かれと 父母が 知らない男を連れてくる どうにでもなれと うなずいて 私は自分を傷つける おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ 子供のうちに小指の先に 結ばれている 赤い糸よ あの人じゃない人へ続くなら 風にほどけてしまいなさい 昔にくわしい人々が 私に明日を指し示す 私は無謀な夢を見て 死ぬまで待つかと叱られる おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ かなうか かなわないか 確かめて 恋を始めるわけでは ないものね おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | いちばん好きな人と結ばれる 幸せ者は 稀なことね いちばん好きな人は いつだって 遠く見守るだけなのね 私に良かれと 父母が 知らない男を連れてくる どうにでもなれと うなずいて 私は自分を傷つける おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ 子供のうちに小指の先に 結ばれている 赤い糸よ あの人じゃない人へ続くなら 風にほどけてしまいなさい 昔にくわしい人々が 私に明日を指し示す 私は無謀な夢を見て 死ぬまで待つかと叱られる おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ かなうか かなわないか 確かめて 恋を始めるわけでは ないものね おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ |
安寿子の靴こうして いつも水の時計はまわる 水に流すつもりでまわり 水にさからう時間をさがす 涙は折れた水の針 でもでもと 水に落ちた時計を探し 流れのおきてにさからう子だって 波はきっと好きだというよ こうして いつも水の時計はめぐる 水に落ちた靴までまわり 赤いかかとをもだけでゆれる 流れて歩めば水の町 でもでもと 水に落ちた思い出拾い 流れのおきてにはむかう子だって 波はきっと好きだというよ | 中島みゆき | 唐十郎 | 中島みゆき | | こうして いつも水の時計はまわる 水に流すつもりでまわり 水にさからう時間をさがす 涙は折れた水の針 でもでもと 水に落ちた時計を探し 流れのおきてにさからう子だって 波はきっと好きだというよ こうして いつも水の時計はめぐる 水に落ちた靴までまわり 赤いかかとをもだけでゆれる 流れて歩めば水の町 でもでもと 水に落ちた思い出拾い 流れのおきてにはむかう子だって 波はきっと好きだというよ |
みにくいあひるの子冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち 鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち 鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う |
愛される花 愛されぬ花赤い花ゆれる 愛されてゆれる 愛されて頬そめて 恥じらっている 白い花ゆれる うつむいてゆれる 愛されることなくて 恥じらっている あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに 赤い花枯れる 惜しまれて枯れる 次の春次の春 待ちわびられる 白い花枯れる 音もなく枯れる 風に乗り風に乗り 遠くへ消える あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 赤い花ゆれる 愛されてゆれる 愛されて頬そめて 恥じらっている 白い花ゆれる うつむいてゆれる 愛されることなくて 恥じらっている あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに 赤い花枯れる 惜しまれて枯れる 次の春次の春 待ちわびられる 白い花枯れる 音もなく枯れる 風に乗り風に乗り 遠くへ消える あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに |
裸爪のライオン裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者 今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説 もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説 閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない | 中島みゆき | 中島みゆき | 後藤次利 | | 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者 今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説 もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説 閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない |
目を開けて最初に君を見たい目を開けて最初に君を見たい 誰よりも最初に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を開けて最初に君を見たい 今から始まる長い1日が争いだけにまみれていても 僕は目を開けて見つめてゆくだろう 僕は目を開けて見つめてゆくだろう だから その前に 目を開けて最初に君を見たい 目を閉じる間際に君を見たい 誰よりも最後に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を閉じる間際に君を見たい 今から始まる長い1晩が冷たい闇に塗られていても 僕は迷わずに帰ってくるだろう 僕は迷わずに帰ってくるだろう だから その前に 目を閉じる間際に君を見たい | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 目を開けて最初に君を見たい 誰よりも最初に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を開けて最初に君を見たい 今から始まる長い1日が争いだけにまみれていても 僕は目を開けて見つめてゆくだろう 僕は目を開けて見つめてゆくだろう だから その前に 目を開けて最初に君を見たい 目を閉じる間際に君を見たい 誰よりも最後に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を閉じる間際に君を見たい 今から始まる長い1晩が冷たい闇に塗られていても 僕は迷わずに帰ってくるだろう 僕は迷わずに帰ってくるだろう だから その前に 目を閉じる間際に君を見たい |
幸せ 夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね 旅の途中の雪降る駅でなぜ降りてしまったのかわからない あなたは来ない追いかけては来ない 当たり前ねと小さく笑います 急ぎ足では遠ざかれない 雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね せんないね せんないね 幸せになりたいね | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね 旅の途中の雪降る駅でなぜ降りてしまったのかわからない あなたは来ない追いかけては来ない 当たり前ねと小さく笑います 急ぎ足では遠ざかれない 雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね せんないね せんないね 幸せになりたいね |
SE・TSU・NA・KU・TE友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった 今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった 今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった |
最後の女神 いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみないか あぁ あれは壊れたオモチャ いつもいつも好きだったのに 僕には直せなかった 夢の中で今も泣いてる 言葉にならないSOSの波 受けとめてくれる人がいるだろうか あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待っている あぁ たとえ最後のロケットが 君を残し 地球を捨てても まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの 約束を載せた紙は風の中 受けとめてくれる人がいるだろうか あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待ってる 心は変わる 誰もが変わる 変わりゆけ 変わりゆけ もっと好きになれ いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみない… あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみないか あぁ あれは壊れたオモチャ いつもいつも好きだったのに 僕には直せなかった 夢の中で今も泣いてる 言葉にならないSOSの波 受けとめてくれる人がいるだろうか あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待っている あぁ たとえ最後のロケットが 君を残し 地球を捨てても まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの 約束を載せた紙は風の中 受けとめてくれる人がいるだろうか あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待ってる 心は変わる 誰もが変わる 変わりゆけ 変わりゆけ もっと好きになれ いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみない… あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても |
明日なき我等我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 過ぎた日々と明日とは 支え合う弥次郎兵衛 昨日を捨てても 明日だけが 運命として そこにあるわけじゃない されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に 我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 未だ会わぬ者にまで 別れをしたためるな 期待の底の欲望に 信頼という名で脅されるな されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 過ぎた日々と明日とは 支え合う弥次郎兵衛 昨日を捨てても 明日だけが 運命として そこにあるわけじゃない されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に 我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 未だ会わぬ者にまで 別れをしたためるな 期待の底の欲望に 信頼という名で脅されるな されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に |
Good Morning,Ms.CastawayGood Morning, Ms. Castaway ずっと待っていたわ Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと 私たちはまだ知らない この海の向こうで 誰が何をしていたのか 今何があるのか Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと La La… Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway ここは時間の谷間 変わりもせず忘れもせず 戻ることもできず ただ明日に耳を澄まし 未来を聞いている Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの La La… Good Morning, Ms. Castaway | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | Good Morning, Ms. Castaway ずっと待っていたわ Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと 私たちはまだ知らない この海の向こうで 誰が何をしていたのか 今何があるのか Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと La La… Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway ここは時間の谷間 変わりもせず忘れもせず 戻ることもできず ただ明日に耳を澄まし 未来を聞いている Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの La La… Good Morning, Ms. Castaway |
知人・友人・愛人・家人あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない 旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない 旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない 私は何処にも席がない | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない 旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない 旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない 私は何処にも席がない |
難破船思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから 後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って 風に抱かれて 風に抱かれて 思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから 後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って 風に抱かれて 風に抱かれて 思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて |
あなたの言葉がわからない町が綺麗ね 町が綺麗ね 町、綺麗 A, B, C, D , E, F, G, 何て言えばいいの 町が遠いね 町が遠いね 町、遠い A, B, C, D , E, F, G, 難しい言葉ね これはなぁに これはなぁに なんて言ったの A, B, C, D , E, F, G, 小さい子みたいね あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える 何があったの 何があったの 昨日、昔 何があるの 何があるの 明日、未来 A, B, C, D , E, F, G, 誰もわからないね あなたはだぁれ あなたはだぁれ あなた、名前 A, B, C, D , E, F, G, 何もわからないね あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える A, B, C, D , E, F, G, H, A, B, C, D , E, F, G, H , I,… Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H,) Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H , I,) Ah… Ah… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 町が綺麗ね 町が綺麗ね 町、綺麗 A, B, C, D , E, F, G, 何て言えばいいの 町が遠いね 町が遠いね 町、遠い A, B, C, D , E, F, G, 難しい言葉ね これはなぁに これはなぁに なんて言ったの A, B, C, D , E, F, G, 小さい子みたいね あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える 何があったの 何があったの 昨日、昔 何があるの 何があるの 明日、未来 A, B, C, D , E, F, G, 誰もわからないね あなたはだぁれ あなたはだぁれ あなた、名前 A, B, C, D , E, F, G, 何もわからないね あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える A, B, C, D , E, F, G, H, A, B, C, D , E, F, G, H , I,… Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H,) Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H , I,) Ah… Ah… |
異国の女遙かな国から風は流れて来る 行方も知らずに風は流れて来る あなたは何処へ流れる風 私とどこで逢える風 遙かな国まで風は流れてゆく どこまでも どこまでも 私の名前はあなたの国に無い あなたの名前は隣の国に無い 見えない谷を吹き抜けて 見えない壁を吹き抜けて 遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって 遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって 怖れとも淋しさともつかぬ思いが 私をなびかせる 遠い遠い空へ 悲しみも傷跡も忘れてしまえと 私をなびかせる 遠い遠い空へ 遠い遠い空へ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 遙かな国から風は流れて来る 行方も知らずに風は流れて来る あなたは何処へ流れる風 私とどこで逢える風 遙かな国まで風は流れてゆく どこまでも どこまでも 私の名前はあなたの国に無い あなたの名前は隣の国に無い 見えない谷を吹き抜けて 見えない壁を吹き抜けて 遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって 遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって 怖れとも淋しさともつかぬ思いが 私をなびかせる 遠い遠い空へ 悲しみも傷跡も忘れてしまえと 私をなびかせる 遠い遠い空へ 遠い遠い空へ |
羊の言葉羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに 耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ 羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ 貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに 耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ 羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ 貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ |
いつか夢の中へいつか夢の中へ さまよい果てる気がしているわ 誰もいない国へ 1人だけで旅立つのが私の定めなら いつか夢の中へ 忘れ去られる日が来ていても きっとめぐり会える 大切な私たちのあの日にたどり着ける いつか夢の中へ 失ったものを探している 今も消えはしない 遙かな闇の彼方 忘れない 私だけは いつか夢の中へ 1人あなたはさまよっている 遠く追われてゆく道が 何処へ続いているのかを知らないまま (遠く 道が 何処へ続いているのかを知らないまま) 何もわからない 誰もわからない 自分のことがわからない 誰か教えて 訳を教えて 何処へゆくのかわからない いつか夢の中へ 失った道標いつの日か見えるまで 失った道標いつの日か見えるまで | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | David Campbell | いつか夢の中へ さまよい果てる気がしているわ 誰もいない国へ 1人だけで旅立つのが私の定めなら いつか夢の中へ 忘れ去られる日が来ていても きっとめぐり会える 大切な私たちのあの日にたどり着ける いつか夢の中へ 失ったものを探している 今も消えはしない 遙かな闇の彼方 忘れない 私だけは いつか夢の中へ 1人あなたはさまよっている 遠く追われてゆく道が 何処へ続いているのかを知らないまま (遠く 道が 何処へ続いているのかを知らないまま) 何もわからない 誰もわからない 自分のことがわからない 誰か教えて 訳を教えて 何処へゆくのかわからない いつか夢の中へ 失った道標いつの日か見えるまで 失った道標いつの日か見えるまで |
NEVER CRY OVER SPILT MILK昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの 直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの 直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY |
竹の歌遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国 ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ 私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国 ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ 私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌 月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る 私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林 |
愛から遠く離れて愛から遙か遠く離れてしまう時が この世にあると思いもせず いられた自分が懐かしい 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 一番好きな服を着て 一番好きな私でいよう いつか或る日思いがけず船が出るかもしれないから 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 愛から遙か遠く離れて生きる人は 寄せては返す波と同じ どこへも逃げぬ囚(とら)われ人(びと) 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 一番好きな人がいた 一番好きな私がいた いつか全ての思い出が遙かな海へと変わるから 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 愛から遙か遠く離れてしまう時が この世にあると思いもせず いられた自分が懐かしい 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 一番好きな服を着て 一番好きな私でいよう いつか或る日思いがけず船が出るかもしれないから 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 愛から遙か遠く離れて生きる人は 寄せては返す波と同じ どこへも逃げぬ囚(とら)われ人(びと) 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 一番好きな人がいた 一番好きな私がいた いつか全ての思い出が遙かな海へと変わるから 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに |
時効誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる 証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる 時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも 誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる 時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも 誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる 証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる 時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも 誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる 時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも 誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば |
白菊月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く 雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて 月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く 雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め 雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く |
PAIN抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを 呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生 誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を 傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを Ah… ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | David Campbell | 抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを 呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生 誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を 傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを 歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを Ah… ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を |
SMILE,SMILE君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない 君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす 夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる 難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす 昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ 君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない 君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす 夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる 難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす 昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ 君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE |
女という商売SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる 女と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ 男と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ どんなに気取っても お見とおし 夢の木の実はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる 女を捜しているのでしょ 自分を捜しているのでしょ 遠い昔のずっと昔 その日を捜しているのでしょ 男も女も女だった 夢の昔はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる 女と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ 男と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ どんなに気取っても お見とおし 夢の木の実はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる 女を捜しているのでしょ 自分を捜しているのでしょ 遠い昔のずっと昔 その日を捜しているのでしょ 男も女も女だった 夢の昔はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる |
LAST SCENE灯りの点る窓 あれは盗みを退(よ)けるため 人住むふりをして ほら、じきにTVも点く 別れの場面をはじめから描いて さかさにたどって物語を書き終えて 誰にも出会わない鳥たちが眠りにつく | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 灯りの点る窓 あれは盗みを退(よ)けるため 人住むふりをして ほら、じきにTVも点く 別れの場面をはじめから描いて さかさにたどって物語を書き終えて 誰にも出会わない鳥たちが眠りにつく |
紅い河どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに 私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない 流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに 私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない 流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに 私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない 流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに 私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない 流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで |
1人で生まれて来たのだからジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて 人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて 1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで 淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて 人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて 1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで 淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン |
六花広い空の中には 罪もけがれもある 広い空の中には 何もないわけじやない 広い空の上から さまよい降りて来る 泣いて泣いてこごえた 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ すさぶ大地の下で 花は眠っている 吹きつける北風の 子守歌聴いている 広い空の上では 手紙がつづられる 透きとおる便箋は 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 広い空の中には 罪もけがれもある 広い空の中には 何もないわけじやない 広い空の上から さまよい降りて来る 泣いて泣いてこごえた 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ すさぶ大地の下で 花は眠っている 吹きつける北風の 子守歌聴いている 広い空の上では 手紙がつづられる 透きとおる便箋は 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ |
LOVERS ONLY街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 幸せにならなきゃならないように 人は必ず創られてると あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas 1人ならどこへ歩こう Merry Xmas, Merry Xmas 白い息が行方に迷う 街じゅうが 今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 本当の愛だけが この夜までに結ばれるのが真実だよと あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべての傷は癒される Merry Xmas, Merry Xmas 今夜の願いごとは叶う Merry Xmas, Merry Xmas 愛のためにすべてが変わる 街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 幸せにならなきゃならないように 人は必ず創られてると あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas 1人ならどこへ歩こう Merry Xmas, Merry Xmas 白い息が行方に迷う 街じゅうが 今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 本当の愛だけが この夜までに結ばれるのが真実だよと あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべての傷は癒される Merry Xmas, Merry Xmas 今夜の願いごとは叶う Merry Xmas, Merry Xmas 愛のためにすべてが変わる 街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas |
月迎え月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい |
夜行夜起きてる奴に ろくな奴はいないと 言われなかったか 子供だった頃に 日暮れどきにねぐらへ帰ってゆかない獣は みんな獰猛な種類だと どんなに心優しくても 口下手な奴なら きっと後ろめたい何かあるに違いないと決められる 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜さまよう奴は まともな帰り先がないせいだと 憐れみを受けている ふところに入れた手は凶暴な武器を隠しているに 違いないと見られる 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 夜起きてる奴に ろくな奴はいないと 言われなかったか 子供だった頃に 日暮れどきにねぐらへ帰ってゆかない獣は みんな獰猛な種類だと どんなに心優しくても 口下手な奴なら きっと後ろめたい何かあるに違いないと決められる 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜さまよう奴は まともな帰り先がないせいだと 憐れみを受けている ふところに入れた手は凶暴な武器を隠しているに 違いないと見られる 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり |
ツンドラ・バードお陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも 目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも 幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも 間に合うかも 生きているうち会えるかも | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | お陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも 目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも 幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも 間に合うかも 生きているうち会えるかも |