旅笠道中夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺らの旅は 風のまにまに 吹きさらし 風が変われば 俺らも変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ 亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空 | 村田英雄 | 藤田まさと | 大村能章 | 山路進一 | 夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺らの旅は 風のまにまに 吹きさらし 風が変われば 俺らも変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ 亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空 |
田原坂の美少年薩摩隼人(はやと)の 名にかけて 保塁(とりで)を護る 稚児ざくら 返り血浴びて 指させば 風雲速し 田原坂 雨は降る降る人馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂 丸に十の字の 旗風も 篠つく雨と 敵の中 泣くな愛しの わが駒よ 囲みを破る 吉次(きちじ)越え 右手(めて)に血刀左手(ゆんで)に手綱 馬上ゆたかに美少年 花も蕾の 少年が その香を散らす 戦場に 孤軍声なく 日は暮れて 虫の音悲し 田原坂 昔恋しや西南役を 偲ぶ田原の古戦場 | 村田英雄 | 島田磬也 | 船村徹 | 船村徹 | 薩摩隼人(はやと)の 名にかけて 保塁(とりで)を護る 稚児ざくら 返り血浴びて 指させば 風雲速し 田原坂 雨は降る降る人馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂 丸に十の字の 旗風も 篠つく雨と 敵の中 泣くな愛しの わが駒よ 囲みを破る 吉次(きちじ)越え 右手(めて)に血刀左手(ゆんで)に手綱 馬上ゆたかに美少年 花も蕾の 少年が その香を散らす 戦場に 孤軍声なく 日は暮れて 虫の音悲し 田原坂 昔恋しや西南役を 偲ぶ田原の古戦場 |
船頭可愛や夢もぬれましょ 汐風夜かぜ 船頭可愛いや エー 船頭可愛いや 波まくら 千里はなりょと 思いは一つ おなじ夜空の エー おなじ夜空の 月をみる 独りなりゃこそ 枕もぬれる せめて見せたや エー せめて見せたや わが夢を | 村田英雄 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | 和田香苗 | 夢もぬれましょ 汐風夜かぜ 船頭可愛いや エー 船頭可愛いや 波まくら 千里はなりょと 思いは一つ おなじ夜空の エー おなじ夜空の 月をみる 独りなりゃこそ 枕もぬれる せめて見せたや エー せめて見せたや わが夢を |
姿三四郎人に勝つより 自分に勝てと 言われた言葉が 胸にしむ つらい修業と 弱音を吐くな 月が笑らうぞ 三四郎 花と咲くより 踏まれて生きる 草のこころが 俺は好き 好きになっては いけない恋に 泣けば雨ふる 講道館 しめた黒帯 一生かけて 業も捨身の 山あらし 男だったら やるだけやるさ それが道だよ 三四郎 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 人に勝つより 自分に勝てと 言われた言葉が 胸にしむ つらい修業と 弱音を吐くな 月が笑らうぞ 三四郎 花と咲くより 踏まれて生きる 草のこころが 俺は好き 好きになっては いけない恋に 泣けば雨ふる 講道館 しめた黒帯 一生かけて 業も捨身の 山あらし 男だったら やるだけやるさ それが道だよ 三四郎 |
人生峠 ひとつ越えれば またひとつ つづく浮世の なみだ坂 負けて泣いてりゃ 突き落される 無情谷間の 無情谷間の 人生峠 おまえいりゃこそ この俺も 耐えてしのんだ いばら道 目から血を出す 口惜さつらさ 他人は知るまい 他人は知るまい 人生峠 風よ吹雪よ 吹き荒れろ 冬は必ず春となる それを信じて 二人で生きる 愛の花咲け 愛の花咲け 人生峠 | 村田英雄 | 宮原哲夫 | 小松原てるを | 池多孝春 | ひとつ越えれば またひとつ つづく浮世の なみだ坂 負けて泣いてりゃ 突き落される 無情谷間の 無情谷間の 人生峠 おまえいりゃこそ この俺も 耐えてしのんだ いばら道 目から血を出す 口惜さつらさ 他人は知るまい 他人は知るまい 人生峠 風よ吹雪よ 吹き荒れろ 冬は必ず春となる それを信じて 二人で生きる 愛の花咲け 愛の花咲け 人生峠 |
人生太鼓意地を右手に 左にゃ根性 力みなぎる ばちさばき 浮世やぐらで あばれ打ち ソーレドドント ドントコイ 燃えて轟く 人生太鼓 男度胸の血が躍る (セリフ)「俺の叩く太鼓は九州男の心たい 聞けば命も燃えるじゃろ」 富士の山より でっかい命 惚れたお前に 預けたぜ 情けやぐらで 夫婦打ち ソーレドドント ドントコイ 意気が溶け合う 人生太鼓 空はあけぼの 陽が昇る (セリフ)「お前は俺の太鼓に惚れたんじゃ だまってついて来んかい」 裸一貫 筋金入りだ 苦労雨風 受けて立つ 夢のやぐらで 乱れ打ち ソーレドドント ドントコイ 明日に届けよ 人生太鼓 春が出番を待っている (セリフ)「いやー太鼓打ち終わった時ゃ よかぁ気持ちじゃのぉ」 | 村田英雄 | 高橋直人 | 岡千秋 | | 意地を右手に 左にゃ根性 力みなぎる ばちさばき 浮世やぐらで あばれ打ち ソーレドドント ドントコイ 燃えて轟く 人生太鼓 男度胸の血が躍る (セリフ)「俺の叩く太鼓は九州男の心たい 聞けば命も燃えるじゃろ」 富士の山より でっかい命 惚れたお前に 預けたぜ 情けやぐらで 夫婦打ち ソーレドドント ドントコイ 意気が溶け合う 人生太鼓 空はあけぼの 陽が昇る (セリフ)「お前は俺の太鼓に惚れたんじゃ だまってついて来んかい」 裸一貫 筋金入りだ 苦労雨風 受けて立つ 夢のやぐらで 乱れ打ち ソーレドドント ドントコイ 明日に届けよ 人生太鼓 春が出番を待っている (セリフ)「いやー太鼓打ち終わった時ゃ よかぁ気持ちじゃのぉ」 |
人生劇場 やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂じゃないか 義理がすたれば この世は闇だ なまじとめるな 夜の雨 あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ 解るものかと あきらめた 時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ 吉良の仁吉は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界 | 村田英雄 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | 古賀政男・船村徹 | やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂じゃないか 義理がすたれば この世は闇だ なまじとめるな 夜の雨 あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ 解るものかと あきらめた 時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ 吉良の仁吉は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界 |
柔道水滸伝言われてはげむも修行なら 言われなくても やるのが修行 つらい涙を 無駄にはするな あすの時代を きずくため あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 花なら春には 咲くだろが なにもいわずに 黒帯しめる 雲にきけきけ 男の恋は 出方しだいで 火と燃える あゝ 恋の 恋の 柔道水滸伝 鏡に自分をうつすより 人のふりみて 我が身をたゞす 泣くなとまるな やるぞと決めた 道に終りはないはずだ あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 言われてはげむも修行なら 言われなくても やるのが修行 つらい涙を 無駄にはするな あすの時代を きずくため あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 花なら春には 咲くだろが なにもいわずに 黒帯しめる 雲にきけきけ 男の恋は 出方しだいで 火と燃える あゝ 恋の 恋の 柔道水滸伝 鏡に自分をうつすより 人のふりみて 我が身をたゞす 泣くなとまるな やるぞと決めた 道に終りはないはずだ あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 |
柔道一代 いかに正義の 道とはいえど 身にふる火の粉は 払わにゃならぬ 柔道一代 この世の闇に 俺は光を なげるのさ 人は力で たおせるけれど 心は情は 力じゃとれぬ 春の夜風に 吹かれる柳 みたぞまことの 男ぶり 若いうちだよ きたえておこう いまにおまえの 時代がくるぞ 泣きたかったら 講道館の 青い畳の 上で泣け | 村田英雄 | 星野哲郎 | 山路進一 | 山路進一 | いかに正義の 道とはいえど 身にふる火の粉は 払わにゃならぬ 柔道一代 この世の闇に 俺は光を なげるのさ 人は力で たおせるけれど 心は情は 力じゃとれぬ 春の夜風に 吹かれる柳 みたぞまことの 男ぶり 若いうちだよ きたえておこう いまにおまえの 時代がくるぞ 泣きたかったら 講道館の 青い畳の 上で泣け |
ジャコ萬と鉄そーれほい えんやらほい 北も南も 地球のうちだ 裸もとでの 荒くれは 地獄極楽 何処までも 海の掟に 生きてゆく 俺の呼び名は 海とんぼ そーれほい えんやらほい 生きてゆく身に 泣くのはよしな 笑いとばして 波まくら それが浮世の 運命(さだめ)なら 海の男は 肚でなく 俺の呼び名は 海とんぼ そーれほい えんやらほい 夢は大きく 持つものなのさ どんと怒濤を 乗りきれば 陸のあの娘が 眼に浮かび 熱い血潮が 湧いてくる 俺の呼び名は 海とんぼ | 村田英雄 | 魚住秀 | 船村徹 | 船村徹 | そーれほい えんやらほい 北も南も 地球のうちだ 裸もとでの 荒くれは 地獄極楽 何処までも 海の掟に 生きてゆく 俺の呼び名は 海とんぼ そーれほい えんやらほい 生きてゆく身に 泣くのはよしな 笑いとばして 波まくら それが浮世の 運命(さだめ)なら 海の男は 肚でなく 俺の呼び名は 海とんぼ そーれほい えんやらほい 夢は大きく 持つものなのさ どんと怒濤を 乗りきれば 陸のあの娘が 眼に浮かび 熱い血潮が 湧いてくる 俺の呼び名は 海とんぼ |
心機一天勝って驕るな 敗れて泣くな 過ぎた昨日は もう昔 心機一天 出直して 明日に賭ける それが男の 旗じるし なにも恐れる あぁ ものはない いのち託した 夫婦の春も 過ぎて独りの 秋になる 心機一天 踏まれても 撥ね返すのさ 誰が蔭口 叩こうと 俺は生きたい あぁ 俺の道 前に出て行け 苦労を背負い 後に下れば 負けになる 心機一天 男なら 根性燃やせ 雨や嵐が 邪魔しても 我慢くらべの あぁ 意地を張れ | 村田英雄 | 石本美由起 | 遠藤実 | 池多孝春 | 勝って驕るな 敗れて泣くな 過ぎた昨日は もう昔 心機一天 出直して 明日に賭ける それが男の 旗じるし なにも恐れる あぁ ものはない いのち託した 夫婦の春も 過ぎて独りの 秋になる 心機一天 踏まれても 撥ね返すのさ 誰が蔭口 叩こうと 俺は生きたい あぁ 俺の道 前に出て行け 苦労を背負い 後に下れば 負けになる 心機一天 男なら 根性燃やせ 雨や嵐が 邪魔しても 我慢くらべの あぁ 意地を張れ |
白鷺の城花の霞を 翼にだいて 野に舞いおりた 不死鳥か ここに夢あり 播州平野 はるかみはらす 白鷺の城 五畳城楼 挿晩霞 瓦紋時見 刻桐花 風は巷の にごりをけして いろはの門を 吹き上げる 八重に七重に めぐらす壁も いかで隠さん 白鷺の城 水は青葉の 茂みを流れ あげ葉の蝶の 影を負う ここに詩あり 盃あげて なみだ浮かばん 白鷺の城 | 村田英雄 | 星野哲郎 | 市川昭介 | 市川昭介 | 花の霞を 翼にだいて 野に舞いおりた 不死鳥か ここに夢あり 播州平野 はるかみはらす 白鷺の城 五畳城楼 挿晩霞 瓦紋時見 刻桐花 風は巷の にごりをけして いろはの門を 吹き上げる 八重に七重に めぐらす壁も いかで隠さん 白鷺の城 水は青葉の 茂みを流れ あげ葉の蝶の 影を負う ここに詩あり 盃あげて なみだ浮かばん 白鷺の城 |
昭和ひと桁人生噺昭和ひと桁 人生 噺 義理が歩けば 情がよける よけた 情にみれんはあるが こんど生まれてくるときも 男に決めたと 肩を張る 昭和ひと桁 人生 噺 やたら男は好かれるよりも いやな奴だと言われていたい 敵がありゃこそつよくなる ころんで膨らむ夢だるま 昭和ひと桁 人生 噺 たのみますよと泣かれたならば いやと言えずにない袖ふって バカをしたがるこの俺に よく似た 女房 (にょうぼう)がついてくる | 村田英雄 | 星野哲郎 | 美樹克彦 | 丸山雅仁 | 昭和ひと桁 人生 噺 義理が歩けば 情がよける よけた 情にみれんはあるが こんど生まれてくるときも 男に決めたと 肩を張る 昭和ひと桁 人生 噺 やたら男は好かれるよりも いやな奴だと言われていたい 敵がありゃこそつよくなる ころんで膨らむ夢だるま 昭和ひと桁 人生 噺 たのみますよと泣かれたならば いやと言えずにない袖ふって バカをしたがるこの俺に よく似た 女房 (にょうぼう)がついてくる |
上海だより拝啓 御無沙汰しましたが 僕もますます元気です 上陸以来今日までの 鉄の兜の弾の痕 自慢じゃないが 見せたいな 極寒零下の 戦線は 銃に氷の花が咲く 見渡す限り銀世界 敵が頼みのクリークも 江南の春 未だしです 隣りの村の 戦友は 偉い元気な奴でした 昨日も敵のトーチカを 進み乗っ取り占領し 土鼠(もぐら)退治と 高笑い 彼奴(あいつ)がやれば 僕もやる 見てろこんどの激戦に タンクを一つ分捕って ラジオニュースで聞かすから 待ってて下さい お母ァさん | 村田英雄 | 佐藤惣之助 | 三界稔 | 山路進一 | 拝啓 御無沙汰しましたが 僕もますます元気です 上陸以来今日までの 鉄の兜の弾の痕 自慢じゃないが 見せたいな 極寒零下の 戦線は 銃に氷の花が咲く 見渡す限り銀世界 敵が頼みのクリークも 江南の春 未だしです 隣りの村の 戦友は 偉い元気な奴でした 昨日も敵のトーチカを 進み乗っ取り占領し 土鼠(もぐら)退治と 高笑い 彼奴(あいつ)がやれば 僕もやる 見てろこんどの激戦に タンクを一つ分捕って ラジオニュースで聞かすから 待ってて下さい お母ァさん |
山頭火(セリフ )山あれば 山を観る 雨の日は 雨を聴く 春 夏 秋 冬 あしたもよろし ゆうべもよろし 風に淋しく ゆれる影 雪に負けない 足跡に 強く生きろと 父の声 聞けばなおさら 身をせめる 負けぬ 負けぬ 人呼ぶ声も 山頭火 草のしとねが 母の胸 夢をみつめりゃ 問いかける すべて忘れて 呑む酒に 今は涙も枯れ果てた 母よ母よ 人呼ぶ声も 山頭火 旅に恋せし姿あり つきぬ縁の あの人に 狂えるほどに身をやいて ひとりつぶやく この俺は 今は今は 人呼ぶ声も 山頭火 | 村田英雄 | 二階堂伸 | 加藤智 | | (セリフ )山あれば 山を観る 雨の日は 雨を聴く 春 夏 秋 冬 あしたもよろし ゆうべもよろし 風に淋しく ゆれる影 雪に負けない 足跡に 強く生きろと 父の声 聞けばなおさら 身をせめる 負けぬ 負けぬ 人呼ぶ声も 山頭火 草のしとねが 母の胸 夢をみつめりゃ 問いかける すべて忘れて 呑む酒に 今は涙も枯れ果てた 母よ母よ 人呼ぶ声も 山頭火 旅に恋せし姿あり つきぬ縁の あの人に 狂えるほどに身をやいて ひとりつぶやく この俺は 今は今は 人呼ぶ声も 山頭火 |
侍ニッポン (セリフ入り)人を斬るのが 侍ならば 恋の未練が なぜ斬れぬ 伸びた月代 さびしく撫でて 新納鶴千代 にが笑い 昨日勤王 明日は佐幕 その日その日の 出来心 どうせおいらは 裏切者よ 野暮な大小 落し差し 流れ流れて 大利根越えて 水戸は二の丸 三の丸 おれも生きたや 人間らしく 梅の花咲く 春じゃもの 大利根の流れよ去らば 大江戸の雪を 血汐で染める時が来た 命とろうか 女をとろか 死ぬも生きるも 五分と五分 泣いて笑って 鯉口切れば 江戸の桜田 雪が降る | 村田英雄 | 西條八十 | 松平信博 | 松尾健司 | 人を斬るのが 侍ならば 恋の未練が なぜ斬れぬ 伸びた月代 さびしく撫でて 新納鶴千代 にが笑い 昨日勤王 明日は佐幕 その日その日の 出来心 どうせおいらは 裏切者よ 野暮な大小 落し差し 流れ流れて 大利根越えて 水戸は二の丸 三の丸 おれも生きたや 人間らしく 梅の花咲く 春じゃもの 大利根の流れよ去らば 大江戸の雪を 血汐で染める時が来た 命とろうか 女をとろか 死ぬも生きるも 五分と五分 泣いて笑って 鯉口切れば 江戸の桜田 雪が降る |
酒造りの歌心きよめて 柏手うって 臼の抜けるほど ついてついておくれ 米が白けりゃ お酒もうまい あとは親方さんのヨ 腕次第 正月 門にはナ 松が立つよ 二月 初午ナ 馬が立つよ 三月 天卜でナ 船が立つよ 四月 八日はナ 釈迦が立つよ 向こうはち巻 いなせな喉を 灘の娘が ちょいときてのぞく 女入れない 酒蔵なれど ほんに親方さんはヨ 色男 九月 稲刈りナ ハザが立つよ 十月 出雲にナ 神が立つよ 霜月 坊主がナ 門に立つよ 師走 コタツのナ 足が立つよ 祝儀袋を さらしに巻いて 戻る越路の 出稼ぎ峠 酒を土産に 嫁ごもつれて さぞや親方さんはヨ 嬉しかろ | 村田英雄 | 星野哲郎 | 遠藤実 | 遠藤実 | 心きよめて 柏手うって 臼の抜けるほど ついてついておくれ 米が白けりゃ お酒もうまい あとは親方さんのヨ 腕次第 正月 門にはナ 松が立つよ 二月 初午ナ 馬が立つよ 三月 天卜でナ 船が立つよ 四月 八日はナ 釈迦が立つよ 向こうはち巻 いなせな喉を 灘の娘が ちょいときてのぞく 女入れない 酒蔵なれど ほんに親方さんはヨ 色男 九月 稲刈りナ ハザが立つよ 十月 出雲にナ 神が立つよ 霜月 坊主がナ 門に立つよ 師走 コタツのナ 足が立つよ 祝儀袋を さらしに巻いて 戻る越路の 出稼ぎ峠 酒を土産に 嫁ごもつれて さぞや親方さんはヨ 嬉しかろ |
小判鮫の唄かけた情が いつわりならば なんで濡れよか 男の胸が かつら下地に ともしび揺れて いつか浮名の こぼれ紅 好きといおうか 嫌いといおか 嘘と誠は 両花道よ 仇な夜風に また欺されて ほろり落した 舞扇 誰の涙か 二片三片 まわり舞台に 散る花片よ 恋は一筋 いのちにかけて なんの恐かろ 小判鮫 | 村田英雄 | 高橋掬太郎 | 大村能章 | 和田香苗 | かけた情が いつわりならば なんで濡れよか 男の胸が かつら下地に ともしび揺れて いつか浮名の こぼれ紅 好きといおうか 嫌いといおか 嘘と誠は 両花道よ 仇な夜風に また欺されて ほろり落した 舞扇 誰の涙か 二片三片 まわり舞台に 散る花片よ 恋は一筋 いのちにかけて なんの恐かろ 小判鮫 |
小春月夜橋の数より 苦労の数が 増して 浪花の春がゆく 今日も戻らぬ 三吉さんに 可愛い小春の 小春の物思い 無くて七癖 やさしいひとに なぜに勝気の 勝負癖 親子旅でも なにやら淋し 京の夜ざくら 夜ざくら紅ざくら 勝てたその夜の 男の笑顔 負けて女の 忍び泣き みんな知ってる 将棋の駒が 月につめたく つめたくひかる夜 | 村田英雄 | 西條八十 | 船村徹 | 船村徹 | 橋の数より 苦労の数が 増して 浪花の春がゆく 今日も戻らぬ 三吉さんに 可愛い小春の 小春の物思い 無くて七癖 やさしいひとに なぜに勝気の 勝負癖 親子旅でも なにやら淋し 京の夜ざくら 夜ざくら紅ざくら 勝てたその夜の 男の笑顔 負けて女の 忍び泣き みんな知ってる 将棋の駒が 月につめたく つめたくひかる夜 |
黒田武士酒は飲め飲め 飲むならば 日の本一の この槍を 飲み取るほどに 飲むならば これぞまことの 黒田武士 陣中の美酒刀槍の間 斗杯何ぞ辞せん両三度 福島候を前にして 武士に二言はなきものと 飲み取る名槍日本号肩に担いだ 母里太兵衛(もりたへい) 馬上に歌う黒田節 酒は飲むべし 大杯で 天下の春の 酔い心地 男児(おのこ)の心 問うなれば 空の月魄(つきしろ) ただ一つ | 村田英雄 | 島田磬也 | 福岡県民謡 | 船村徹 | 酒は飲め飲め 飲むならば 日の本一の この槍を 飲み取るほどに 飲むならば これぞまことの 黒田武士 陣中の美酒刀槍の間 斗杯何ぞ辞せん両三度 福島候を前にして 武士に二言はなきものと 飲み取る名槍日本号肩に担いだ 母里太兵衛(もりたへい) 馬上に歌う黒田節 酒は飲むべし 大杯で 天下の春の 酔い心地 男児(おのこ)の心 問うなれば 空の月魄(つきしろ) ただ一つ |
沓掛小唄意地の筋金 度胸のよさも 人情からめば 涙癖 渡り鳥かよ 旅人ぐらし あれは 沓掛時次郎 背のびしたとて 見えぬを知りつ せずに居られず また背のび 生まれ故郷は 遙かな空よ 思うお方も 百里先 月よもの言え 姿をうつせ ただ照るばかりじゃ 罪つくり 泣いた別れは 忘れも出来よ なまじ泣かぬが 命とり 千両万両に 枉げない意地も 人情からめば 弱くなる 浅間三筋の 煙りの下で 男 沓掛時次郎 | 村田英雄 | 長谷川伸 | 奥山貞吉 | 船村徹 | 意地の筋金 度胸のよさも 人情からめば 涙癖 渡り鳥かよ 旅人ぐらし あれは 沓掛時次郎 背のびしたとて 見えぬを知りつ せずに居られず また背のび 生まれ故郷は 遙かな空よ 思うお方も 百里先 月よもの言え 姿をうつせ ただ照るばかりじゃ 罪つくり 泣いた別れは 忘れも出来よ なまじ泣かぬが 命とり 千両万両に 枉げない意地も 人情からめば 弱くなる 浅間三筋の 煙りの下で 男 沓掛時次郎 |
蟹工船蟹を網から むしりとる 腕にしぶきの 牙が立つ 船は木の葉だ 川崎舟だ どうせ稼ぎは知れてるが ドッコイ ドッコイ 度胸は千両だ 女子(あまこ)土くれ 青畳 グッと生つば のみこんで がまんしようぜ カムチャッカ月夜 蟹を肴に どぶを飲みゃ ドッコイ ドッコイ つららの花が咲く おッかねえのは 海じゃない みれん心と いう奴さ 地獄廻りの 蟹工船だ 赤い夕日よ 呼ぶじゃない ドッコイ ドッコイ 覚悟はできている | 村田英雄 | 星野哲郎 | 遠藤実 | 藤原秀行 | 蟹を網から むしりとる 腕にしぶきの 牙が立つ 船は木の葉だ 川崎舟だ どうせ稼ぎは知れてるが ドッコイ ドッコイ 度胸は千両だ 女子(あまこ)土くれ 青畳 グッと生つば のみこんで がまんしようぜ カムチャッカ月夜 蟹を肴に どぶを飲みゃ ドッコイ ドッコイ つららの花が咲く おッかねえのは 海じゃない みれん心と いう奴さ 地獄廻りの 蟹工船だ 赤い夕日よ 呼ぶじゃない ドッコイ ドッコイ 覚悟はできている |
父子船波に預けた この命 俺の体に花咲くしぶき 倅よく聞け筋金入りの 腕が自慢だ 時化が育てた 父子船 死んだお前の おふくろは 俺の大事な 片腕だった 倅たのむぜ 大漁旗を 今日もあげたい 昔ばなしの 父子酒 啼くな吠えるな白馬よ 走る荒海 乗り切る二人 明日は大漁だ 男の海で 綱を引く手に 俺と倅の父子船 | 村田英雄 | 中村正義 | 中村正義 | | 波に預けた この命 俺の体に花咲くしぶき 倅よく聞け筋金入りの 腕が自慢だ 時化が育てた 父子船 死んだお前の おふくろは 俺の大事な 片腕だった 倅たのむぜ 大漁旗を 今日もあげたい 昔ばなしの 父子酒 啼くな吠えるな白馬よ 走る荒海 乗り切る二人 明日は大漁だ 男の海で 綱を引く手に 俺と倅の父子船 |
男の友情夢に泛んだ 苦労の道に 負けちゃなるまい 意地を張れ 弱い心で 生きては行けぬ 天に一点 星を見て 男の友情 男の友情 忘れるな 明日があるんだ 信じて生きる 遊ぶ心は 捨てようぜ 人生最後の 恩忘れるな まけちゃならぬと 友の声 男の友情 男の友情 手のぬくみ 変わる世間は だれでも同じ 残る人生 運命草 男だったら 我慢を抱いて 前に進めよ あと見るな 男の友情 男の友情 影をみる | 村田英雄 | 村田英雄 | 村田英雄 | 池多孝春 | 夢に泛んだ 苦労の道に 負けちゃなるまい 意地を張れ 弱い心で 生きては行けぬ 天に一点 星を見て 男の友情 男の友情 忘れるな 明日があるんだ 信じて生きる 遊ぶ心は 捨てようぜ 人生最後の 恩忘れるな まけちゃならぬと 友の声 男の友情 男の友情 手のぬくみ 変わる世間は だれでも同じ 残る人生 運命草 男だったら 我慢を抱いて 前に進めよ あと見るな 男の友情 男の友情 影をみる |
男の花吹雪酒は苦くて 身に沁みて 呟くように 故郷の歌 女嫌いが はじめて惚れた 男はひとつの 恋に死ぬ あゝ花吹雪 花吹雪 夢のかけらが 散るような 花は咲くより 散るときに 生命の炎 燃えさかる 愛しながらも 断ち切る恋に 男の意地が 身を焦がす あゝ花吹雪 花吹雪 俺の涙に 似たような ひとり旅する 辛さより 男の道の きびしさよ 恋は捨てても 明日の夢に 男は人生 賭けてみる あゝ花吹雪 花吹雪 俺の希望が 舞うような | 村田英雄 | 吉秋雅規 | 北くすお | | 酒は苦くて 身に沁みて 呟くように 故郷の歌 女嫌いが はじめて惚れた 男はひとつの 恋に死ぬ あゝ花吹雪 花吹雪 夢のかけらが 散るような 花は咲くより 散るときに 生命の炎 燃えさかる 愛しながらも 断ち切る恋に 男の意地が 身を焦がす あゝ花吹雪 花吹雪 俺の涙に 似たような ひとり旅する 辛さより 男の道の きびしさよ 恋は捨てても 明日の夢に 男は人生 賭けてみる あゝ花吹雪 花吹雪 俺の希望が 舞うような |
男の土俵やぐら太鼓が 隅田の川に どんと響けば 土俵の上で 男同志の 血汐はたぎる 負けてなるかと どんとぶつかれば まげも乱れる まげも乱れる 大銀杏(おおいちょう) 今日はこの手か 明日またあの手 胸に思案の 土俵入り仕度 締めたまわしを 両手でたたき 今日はやるぞと どんと四股ふんで 笑い浮かべて 笑い浮かべて 花道へ 無事に迎える 千秋楽の 汗もにじんだ この十五日 今場所済んだが 来場所目指し けいこ重ねて どんと体当たり 男勝負の 男勝負の 道を行く | 村田英雄 | 村田英雄 | 村田英雄 | 山路進一 | やぐら太鼓が 隅田の川に どんと響けば 土俵の上で 男同志の 血汐はたぎる 負けてなるかと どんとぶつかれば まげも乱れる まげも乱れる 大銀杏(おおいちょう) 今日はこの手か 明日またあの手 胸に思案の 土俵入り仕度 締めたまわしを 両手でたたき 今日はやるぞと どんと四股ふんで 笑い浮かべて 笑い浮かべて 花道へ 無事に迎える 千秋楽の 汗もにじんだ この十五日 今場所済んだが 来場所目指し けいこ重ねて どんと体当たり 男勝負の 男勝負の 道を行く |
男のしるべ右も左も 坂道ばかり 曲がりくねった 道しるべ 世の中 八方ふさがりなどと 愚痴を言うまい くじけちゃならぬ 闇が深けりゃ 夜明けも近い 一つふえたと 目尻のしわを 笑うあとから ほほ濡らす つましい暮しの 明け暮れだって ともに寄せ合う 心のぬくみ それが二人の 明日のしるべ 握りこぶしの 節ぶしまでも 意地と根性が 炎と燃える 歩いて来た道 後ろり返りゃ 消すに消せない 生命のあかし これが人生 男のしるべ | 村田英雄 | 林夢二 | 鈴木かずみ | | 右も左も 坂道ばかり 曲がりくねった 道しるべ 世の中 八方ふさがりなどと 愚痴を言うまい くじけちゃならぬ 闇が深けりゃ 夜明けも近い 一つふえたと 目尻のしわを 笑うあとから ほほ濡らす つましい暮しの 明け暮れだって ともに寄せ合う 心のぬくみ それが二人の 明日のしるべ 握りこぶしの 節ぶしまでも 意地と根性が 炎と燃える 歩いて来た道 後ろり返りゃ 消すに消せない 生命のあかし これが人生 男のしるべ |
男の門出死んだつもりで 対ってゆけば きっと開ける 男の人生が 決して弱音を 吐くじゃない まして愚痴など 言うじゃない 親父なりゃこそ… きつい言葉の 送り酒 どうぞ身体を 労うておくれ 何の役にも 立てないけれど いつも祈って いる母親の 影があるのを 忘れずに 男だったら… 希望大きく 持ちなされ 独り立ちして 出て行く朝に 泣いてくれたよ 俺らの為に 強い親父を 真似ながら 母親のやさしさ 抱きしめて 浮世荒波… 夢を見つめて 越えて行く | 村田英雄 | 中村正義 | 中村正義 | 池多孝春 | 死んだつもりで 対ってゆけば きっと開ける 男の人生が 決して弱音を 吐くじゃない まして愚痴など 言うじゃない 親父なりゃこそ… きつい言葉の 送り酒 どうぞ身体を 労うておくれ 何の役にも 立てないけれど いつも祈って いる母親の 影があるのを 忘れずに 男だったら… 希望大きく 持ちなされ 独り立ちして 出て行く朝に 泣いてくれたよ 俺らの為に 強い親父を 真似ながら 母親のやさしさ 抱きしめて 浮世荒波… 夢を見つめて 越えて行く |
男の祈り昔気質の 気難し屋も ひとり芝居じゃ 意地さえはれぬ 苦労ばかりの 生涯を閉じた おまえがいとしい 懐しい 今日も手酌の 迷い酒 涙もろとも 流し込む 愚痴のひとつも こぼしもせずに 俺を支えて 四十と余年 涙ばかりの 一生を終えた 女の舞台の 役まわり せめて会いたや 夢まくら 夜の長さが 身にしみる 川のながれを せき止めたとて 人の運命は この手に負えぬ 辿りつきたい おまえのもとに 魂を重ねて 眠るため 俺はしばらく 此処に居る 風に吹かれて 此処にいる | 村田英雄 | 松本礼児 | 山田太郎 | | 昔気質の 気難し屋も ひとり芝居じゃ 意地さえはれぬ 苦労ばかりの 生涯を閉じた おまえがいとしい 懐しい 今日も手酌の 迷い酒 涙もろとも 流し込む 愚痴のひとつも こぼしもせずに 俺を支えて 四十と余年 涙ばかりの 一生を終えた 女の舞台の 役まわり せめて会いたや 夢まくら 夜の長さが 身にしみる 川のながれを せき止めたとて 人の運命は この手に負えぬ 辿りつきたい おまえのもとに 魂を重ねて 眠るため 俺はしばらく 此処に居る 風に吹かれて 此処にいる |
男の一生(セリフ)おまんら なめたらいかんぜよ 土佐のいごっそ 黒潮育ち 意地を通した 男伊達 酒と女にゃ 目がないけれど 折目筋目は きっちりつける 男一生 俺は行く (セリフ)花火はまっこときれいやのう パット咲いて パット散りよう ほんまに 男の姿にようにちょうあョ 顔で笑って 心で泣いて 吐いたツバなら 呑みこめぬ 馬鹿じゃ出来ない 利口じゃ出来ぬ 中途半端じゃ 尚更出来ぬ これが男の 生きる道 (セリフ)母ちゃんなんで早よう 死んでしもうたがや 今日の花嫁姿 まっこときれいやったぜよ これでわしも安心して おまんのとこへいけるらあよ 嫁ぐ娘の 花嫁姿 俺の淋しい 祝い酒 暴れ者でも 吾が子を思う 親の心は 誰でも同じ 泣くなほえるな 土佐の海 | 村田英雄 | 賀川幸生 | 賀川幸生 | 池多孝春 | (セリフ)おまんら なめたらいかんぜよ 土佐のいごっそ 黒潮育ち 意地を通した 男伊達 酒と女にゃ 目がないけれど 折目筋目は きっちりつける 男一生 俺は行く (セリフ)花火はまっこときれいやのう パット咲いて パット散りよう ほんまに 男の姿にようにちょうあョ 顔で笑って 心で泣いて 吐いたツバなら 呑みこめぬ 馬鹿じゃ出来ない 利口じゃ出来ぬ 中途半端じゃ 尚更出来ぬ これが男の 生きる道 (セリフ)母ちゃんなんで早よう 死んでしもうたがや 今日の花嫁姿 まっこときれいやったぜよ これでわしも安心して おまんのとこへいけるらあよ 嫁ぐ娘の 花嫁姿 俺の淋しい 祝い酒 暴れ者でも 吾が子を思う 親の心は 誰でも同じ 泣くなほえるな 土佐の海 |
男なら男なら 男なら 未練のこすな昔の夢に もとをただせば裸じゃないか 度胸ひとつで押して行け 男ならやってみな 男なら 男なら あの娘一人にくよくよするな 花の日本だ眼を変えて 見ればいずこも花ざかり 男ならやってみな 男なら 男なら お洒落する間に腕を磨け 磨きゃ前途が楽にもなるが お洒落するのは楽じゃない 男ならやってみな 男なら 男なら 雨も嵐も恐れてなろか どんと乗り切れ浮世の波を 船は男の意気である 男ならやってみな 男なら 男なら 愚痴は言うまい嘆いちゃならぬ それで済まなきゃ人形のように 顔で泣かずに腹で泣け 男ならやってみな | 村田英雄 | 西岡水朗 | 草苗圭三 | 佐伯亮 | 男なら 男なら 未練のこすな昔の夢に もとをただせば裸じゃないか 度胸ひとつで押して行け 男ならやってみな 男なら 男なら あの娘一人にくよくよするな 花の日本だ眼を変えて 見ればいずこも花ざかり 男ならやってみな 男なら 男なら お洒落する間に腕を磨け 磨きゃ前途が楽にもなるが お洒落するのは楽じゃない 男ならやってみな 男なら 男なら 雨も嵐も恐れてなろか どんと乗り切れ浮世の波を 船は男の意気である 男ならやってみな 男なら 男なら 愚痴は言うまい嘆いちゃならぬ それで済まなきゃ人形のように 顔で泣かずに腹で泣け 男ならやってみな |
男伊達耐えて忍ぶが ご時世ならば 枯木に花咲く 時も来る 天下とるのだ 命と決めろ ここが一番 度胸千両の オーッサー 男伊達 どうか身体を おいといやすと やさしい言葉を くれた女 恋のいろはは にがてだけれど 俺は生きたい 太く短く オーッサー 男伊達 熱い情けが 身に染みたから 弱音吐かずに 前を向く しぶき散れ散れ 逆巻く怒涛を 越えて一節 歌う人生 オーッサー 男伊達 | 村田英雄 | 鈴木かずみ | 鈴木かずみ | | 耐えて忍ぶが ご時世ならば 枯木に花咲く 時も来る 天下とるのだ 命と決めろ ここが一番 度胸千両の オーッサー 男伊達 どうか身体を おいといやすと やさしい言葉を くれた女 恋のいろはは にがてだけれど 俺は生きたい 太く短く オーッサー 男伊達 熱い情けが 身に染みたから 弱音吐かずに 前を向く しぶき散れ散れ 逆巻く怒涛を 越えて一節 歌う人生 オーッサー 男伊達 |
男三代俺がたたけば 祇園の空に 音がさえてる 汗が散る 恋の面影 誰にもみせぬ 男あらくれ 松五郎の 夢をさませる ちゃわん酒 ちゃわん酒 たいたおかゆを 二人ですすり 苦労分けあう 俺・お前 屋根の瓦も 涙でぬれて かわくひまない 星空に 女房小春の 乱れ髪 龍があばれりゃ ぼたんが咲いて 引くに引けない 意地と張り 生きるためには 明日が勝負 男金五郎 人生ざんげ 龍がさければ 海が泣く | 村田英雄 | 王良 | 岡千秋 | | 俺がたたけば 祇園の空に 音がさえてる 汗が散る 恋の面影 誰にもみせぬ 男あらくれ 松五郎の 夢をさませる ちゃわん酒 ちゃわん酒 たいたおかゆを 二人ですすり 苦労分けあう 俺・お前 屋根の瓦も 涙でぬれて かわくひまない 星空に 女房小春の 乱れ髪 龍があばれりゃ ぼたんが咲いて 引くに引けない 意地と張り 生きるためには 明日が勝負 男金五郎 人生ざんげ 龍がさければ 海が泣く |
男吉良常恩を忘れちゃ 男がすたる 意地も未練も 今はない じゃまにならない この世の花を どんと見事に 咲かせよう 男吉良常 呑みほす酒に 義理と人情の 義理と人情の 味がする 泣くな なげくな 男は男 ぐちは はじだと ふり捨てて 弱音はかずに 今日まで生きた 俺の生涯 俺の道 男吉良常 涙を捨てて 人の知らない 人の知らない 道を行く 何がなんでも やらねばならぬ 無理を通した 五十路坂 死んで行く時ァ 一人じゃないさ 訳は聞くなと 笑ってる 男吉良常 これから先は 花も実もある 花も実もある 旅もある | 村田英雄 | 二階堂伸 | 市川昭介 | 池多孝春 | 恩を忘れちゃ 男がすたる 意地も未練も 今はない じゃまにならない この世の花を どんと見事に 咲かせよう 男吉良常 呑みほす酒に 義理と人情の 義理と人情の 味がする 泣くな なげくな 男は男 ぐちは はじだと ふり捨てて 弱音はかずに 今日まで生きた 俺の生涯 俺の道 男吉良常 涙を捨てて 人の知らない 人の知らない 道を行く 何がなんでも やらねばならぬ 無理を通した 五十路坂 死んで行く時ァ 一人じゃないさ 訳は聞くなと 笑ってる 男吉良常 これから先は 花も実もある 花も実もある 旅もある |
男、朝吉(セリフ)「皆さん、わいは八尾の朝吉や よろしゅうたのんまっせえ」 河内名物 かずかずあれど 朝吉知らない 人はない 強い奴には 向かってゆくが 素人衆には 手も出さぬ わいは八尾の 朝吉や 義理が表の 朝吉人情 (セリフ)「オイ兄ちゃん 一寸聞くけどな こっまなんきんちゅうのを 知ってるか小股の切れた えゝ女子のこっちゃでえ」 祭りユカタで 踊って見せる 色けをふりまく 姿の良さ 生駒おろしを 素肌に受けリゃ 月に雲間に 顔を出す わいは八尾の 朝吉や 笑顔千両の 朝吉人情 (セリフ)「男は人様に 嘘をついたらあかん ちゃんとせんかい 時代は変わってもわかってんのかてな」 弱音はいたら 男は負けや 河内女の 筋道に 意地と根性に あぐらをかいた 口惜し涙の 時もある わいは八尾の 朝吉や 我慢一夜の 朝吉人情 | 村田英雄 | 二階堂伸 | 和田香苗 | 池多孝春 | (セリフ)「皆さん、わいは八尾の朝吉や よろしゅうたのんまっせえ」 河内名物 かずかずあれど 朝吉知らない 人はない 強い奴には 向かってゆくが 素人衆には 手も出さぬ わいは八尾の 朝吉や 義理が表の 朝吉人情 (セリフ)「オイ兄ちゃん 一寸聞くけどな こっまなんきんちゅうのを 知ってるか小股の切れた えゝ女子のこっちゃでえ」 祭りユカタで 踊って見せる 色けをふりまく 姿の良さ 生駒おろしを 素肌に受けリゃ 月に雲間に 顔を出す わいは八尾の 朝吉や 笑顔千両の 朝吉人情 (セリフ)「男は人様に 嘘をついたらあかん ちゃんとせんかい 時代は変わってもわかってんのかてな」 弱音はいたら 男は負けや 河内女の 筋道に 意地と根性に あぐらをかいた 口惜し涙の 時もある わいは八尾の 朝吉や 我慢一夜の 朝吉人情 |
お島千太郎旅唄春の嵐に散りゆく花か 風にまかせた身は旅役者 更けて流しの三味線(しゃみ)の音きけば すてた故郷に すてた故郷に また涙 雁が啼く啼く旅空夜空 お島痛かろ草鞋の紐が きょうも吹くかよ男体颪 つなぐ手と手が つなぐ手と手が また冷える 清いこゝろで旅するからは なんの辛かろ野末の仮寝 里で夜明けて峠で暮れて 月に夫婦の 月に夫婦の 旅すがた | 村田英雄 | 西條八十 | 奥山貞吉 | 船村徹 | 春の嵐に散りゆく花か 風にまかせた身は旅役者 更けて流しの三味線(しゃみ)の音きけば すてた故郷に すてた故郷に また涙 雁が啼く啼く旅空夜空 お島痛かろ草鞋の紐が きょうも吹くかよ男体颪 つなぐ手と手が つなぐ手と手が また冷える 清いこゝろで旅するからは なんの辛かろ野末の仮寝 里で夜明けて峠で暮れて 月に夫婦の 月に夫婦の 旅すがた |
大利根月夜あれを御覧と 指差す方に 利根の流れを ながれ月 昔笑うて ながめた月も 今日は 今日は涙の顔で見る 愚痴じゃなけれど 世が世であれば 殿のまねきの 月見酒 男平手と もてはやされて 今じゃ 今じゃ浮世を三度笠 もとをただせば 侍育ち 腕は自慢の 千葉仕込み 何が不足で 大利根ぐらし 故郷じゃ 故郷じゃ妹が待つものを | 村田英雄 | 藤田まさと | 長津義司 | 山路進一 | あれを御覧と 指差す方に 利根の流れを ながれ月 昔笑うて ながめた月も 今日は 今日は涙の顔で見る 愚痴じゃなけれど 世が世であれば 殿のまねきの 月見酒 男平手と もてはやされて 今じゃ 今じゃ浮世を三度笠 もとをただせば 侍育ち 腕は自慢の 千葉仕込み 何が不足で 大利根ぐらし 故郷じゃ 故郷じゃ妹が待つものを |
王将 吹けば飛ぶよな 将棋の駒に 賭けた命を 笑わば笑え うまれ浪花の 八百八橋 月も知ってる 俺らの意気地 あの手この手の 思案を胸に やぶれ長屋で 今年も暮れた 愚痴も言わずに 女房の小春 つくる笑顔が いじらしい 明日は東京に 出て行くからは なにがなんでも 勝たねばならぬ 空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える | 村田英雄 | 西條八十 | 船村徹 | 安藤実親・佐伯亮 | 吹けば飛ぶよな 将棋の駒に 賭けた命を 笑わば笑え うまれ浪花の 八百八橋 月も知ってる 俺らの意気地 あの手この手の 思案を胸に やぶれ長屋で 今年も暮れた 愚痴も言わずに 女房の小春 つくる笑顔が いじらしい 明日は東京に 出て行くからは なにがなんでも 勝たねばならぬ 空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える |
裏町人生暗い浮世の この裏町を 覗く冷たい こぼれ陽よ なまじかけるな 薄情け 夢も侘しい 夜の花 誰に踏まれて 咲こうと散ろと 要らぬお世話さ 放っときな 渡る世間を 舌打ちで 拗ねた妾(わたし)が なぜ悪い 自棄(やけ)に喫(ふ)かした 煙草の煙り こころ虚ろな 鬼あざみ ままよ火の酒 呷(あお)ろうと 夜の花なら 狂い咲き 霧の深さに 隠れて泣いた 夢が一つの 想い出さ 泣いて涙が 枯れたなら 明日の光りを 胸に抱く | 村田英雄 | 島田磬也 | 阿部武雄 | 山路進一 | 暗い浮世の この裏町を 覗く冷たい こぼれ陽よ なまじかけるな 薄情け 夢も侘しい 夜の花 誰に踏まれて 咲こうと散ろと 要らぬお世話さ 放っときな 渡る世間を 舌打ちで 拗ねた妾(わたし)が なぜ悪い 自棄(やけ)に喫(ふ)かした 煙草の煙り こころ虚ろな 鬼あざみ ままよ火の酒 呷(あお)ろうと 夜の花なら 狂い咲き 霧の深さに 隠れて泣いた 夢が一つの 想い出さ 泣いて涙が 枯れたなら 明日の光りを 胸に抱く |
祝い節さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を 好きな同志がいっしょになった めでためでたの高砂や これでせがれも社会人 若い若い若い門出を 祝っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を かわいい初孫あと取り出来た めでためでたのこいのぼり 登れ天まで元気よく あすのあすのあすの日本を 背負っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を おじじおばばの喜の字の祝い めでためでたの祝い酒 酒は百薬月の夜 飲んで飲んで飲んでさわいで 祝っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を 老いも若きも気持はひとつ めでためでたの祝い節 苦労したこと泣いたこと みんなみんなみんな忘れて 歌っておくれ | 村田英雄 | 大矢弘子 | 和田香苗 | 塩瀬重雄 | さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を 好きな同志がいっしょになった めでためでたの高砂や これでせがれも社会人 若い若い若い門出を 祝っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を かわいい初孫あと取り出来た めでためでたのこいのぼり 登れ天まで元気よく あすのあすのあすの日本を 背負っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を おじじおばばの喜の字の祝い めでためでたの祝い酒 酒は百薬月の夜 飲んで飲んで飲んでさわいで 祝っておくれ さあさみなさん 手拍子手拍子手拍子を 老いも若きも気持はひとつ めでためでたの祝い節 苦労したこと泣いたこと みんなみんなみんな忘れて 歌っておくれ |
赤城の子守唄泣くなよしよし ねんねしな 山の鴉が 啼いたとて 泣いちゃいけない ねんねしな 泣けば鴉が 又さわぐ 坊や男児(おとこ)だ ねんねしな 親がないとて 泣くものか お月様さえ たゞひとり 泣かずにいるから ねんねしな にっこり笑って ねんねしな 山の土産に 何をやろ どうせやくざな 犬張子 貰ってやるから ねんねしな | 村田英雄 | 佐藤惣之助 | 竹岡信幸 | 山路進一 | 泣くなよしよし ねんねしな 山の鴉が 啼いたとて 泣いちゃいけない ねんねしな 泣けば鴉が 又さわぐ 坊や男児(おとこ)だ ねんねしな 親がないとて 泣くものか お月様さえ たゞひとり 泣かずにいるから ねんねしな にっこり笑って ねんねしな 山の土産に 何をやろ どうせやくざな 犬張子 貰ってやるから ねんねしな |
逢いたかったぜ逢いたかったぜ 三年ぶりに 逢えて嬉しや 呑もうじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ 男同志で 酒くみ交す 街の場末の 縄のれん 生れ故郷の 想い出ばなし 今宵しみじみ 語ろじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ こんどあの娘に 出逢ったならば 無事(まめ)で居るよと 言ってくれ 誰が流すか ギターのうたに 遠い思い出 偲ぼじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ 夢が欲しさに 小雨の路地で 泣いたあの日が 懐しい | 村田英雄 | 石本美由起 | 上原げんと | 甲斐靖文 | 逢いたかったぜ 三年ぶりに 逢えて嬉しや 呑もうじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ 男同志で 酒くみ交す 街の場末の 縄のれん 生れ故郷の 想い出ばなし 今宵しみじみ 語ろじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ こんどあの娘に 出逢ったならば 無事(まめ)で居るよと 言ってくれ 誰が流すか ギターのうたに 遠い思い出 偲ぼじゃないか 昔なじみの昔なじみの お前と俺さ 夢が欲しさに 小雨の路地で 泣いたあの日が 懐しい |
あゝ万次郎怒涛逆巻く 足摺岬 海で育った いごっそう 父は亡くとも 泣くもんか 負けるもんかの 男の気概 土佐は清水の 快男子 あゝ中の浜 万次郎 流れ流され 南海孤島 耐えて忍んだ ど根性 着いた港は フェアーヘブン ジョンと呼ばれて アメリカ生活 越えて七つの 海を行く あゝ中の浜 万次郎 目には手ぬぐい 押しあてながら 逢えて嬉しと 泣いた母 十と一年 十ヶ月 苦労かけたと お袋さんに 詫びる男の 目に涙 あゝ中の浜 万次郎 | 村田英雄 | 賀川幸星 | 賀川幸星 | | 怒涛逆巻く 足摺岬 海で育った いごっそう 父は亡くとも 泣くもんか 負けるもんかの 男の気概 土佐は清水の 快男子 あゝ中の浜 万次郎 流れ流され 南海孤島 耐えて忍んだ ど根性 着いた港は フェアーヘブン ジョンと呼ばれて アメリカ生活 越えて七つの 海を行く あゝ中の浜 万次郎 目には手ぬぐい 押しあてながら 逢えて嬉しと 泣いた母 十と一年 十ヶ月 苦労かけたと お袋さんに 詫びる男の 目に涙 あゝ中の浜 万次郎 |