さよなら酒うわべばかりで 恋した頃じゃ 分らなかった 愛おしさ 面と向かって お酌をすれば からだ丸めて 照れてるあなた こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ 肌を刺すよな 噂の雨に ひとり打たれて 耐えてきた ぬいだ上着を ひとつの傘に 今はあなたと 寄り添い歩く こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ 過去の話は 色々あって 酔えばすぐ出る 涙ぐせ お酒注ぐ手を やさしく止めて 何も言わずに 待っててくれる こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ | 石原詢子 | 森坂とも | 水森英夫 | 石倉重信 | うわべばかりで 恋した頃じゃ 分らなかった 愛おしさ 面と向かって お酌をすれば からだ丸めて 照れてるあなた こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ 肌を刺すよな 噂の雨に ひとり打たれて 耐えてきた ぬいだ上着を ひとつの傘に 今はあなたと 寄り添い歩く こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ 過去の話は 色々あって 酔えばすぐ出る 涙ぐせ お酒注ぐ手を やさしく止めて 何も言わずに 待っててくれる こんないい男(ひと) どこにもいない 悲しい昔は さよなら酒よ |
一途指先 ひとつ 見ただけで あなただって わかるのよ その手に 私は支えられ 生きてきたのよ この道を ふたり 心 重ねながら あなたと暮らして いけたら…いい 足音 ひとつ 聞くだけで あなただって わかるのよ どんなに 険しい 山道も うしろ姿が 道しるべ ふたり 愛を育てながら あなたと歩いて 行けたら…いい グラスを ひとつ 持つだけで あなただって わかるのよ ぬくもり 少ない 街だけど ついて行きます どこまでも ふたり ふたり 見つめながら あなたと 旅して 行けたら…いい | 石原詢子 | いとう冨士子 | いとう冨士子 | 前田俊明 | 指先 ひとつ 見ただけで あなただって わかるのよ その手に 私は支えられ 生きてきたのよ この道を ふたり 心 重ねながら あなたと暮らして いけたら…いい 足音 ひとつ 聞くだけで あなただって わかるのよ どんなに 険しい 山道も うしろ姿が 道しるべ ふたり 愛を育てながら あなたと歩いて 行けたら…いい グラスを ひとつ 持つだけで あなただって わかるのよ ぬくもり 少ない 街だけど ついて行きます どこまでも ふたり ふたり 見つめながら あなたと 旅して 行けたら…いい |
よりそい草あの町この町 流れてきたの 浮草みたいに 女がひとり 馴染みもないのに 大阪は ふしぎね ふしぎね 水が合う 咲かせていいのね もう一度 あなたによりそい この町で ひと雨過ぎれば 光がさすと 弱気な私を 支えてくれる あなたの笑顔と 優しさが いつでも いつでも ここにある 小さなことでも 倖せよ あなたによりそい この町で 賑わうネオンに 時間を忘れ あなたと二人で 歩いていたい ぬくもり感じる 大阪で このまま このまま いつまでも 暮らして行きたい 離れずに あなたによりそい この町で | 石原詢子 | 森坂とも | 水森英夫 | 石倉重信 | あの町この町 流れてきたの 浮草みたいに 女がひとり 馴染みもないのに 大阪は ふしぎね ふしぎね 水が合う 咲かせていいのね もう一度 あなたによりそい この町で ひと雨過ぎれば 光がさすと 弱気な私を 支えてくれる あなたの笑顔と 優しさが いつでも いつでも ここにある 小さなことでも 倖せよ あなたによりそい この町で 賑わうネオンに 時間を忘れ あなたと二人で 歩いていたい ぬくもり感じる 大阪で このまま このまま いつまでも 暮らして行きたい 離れずに あなたによりそい この町で |
しあわせの花ほれてほれられて ふたりになったから 辛い時こそ笑顔で 寄りそい歩きたい 愚痴ってみても はじまらないし 呑んで忘れましょう… もう泣かないで もう泣かないわ 決めたじゃないの あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 今日もありがとう 言葉に出せなくて あなたごめんと 一輪飾った白桔梗 この清(すが)しさは おまえのようと 照れて抱いた人… 思いだしたわ 思いだしてね あの日のことを あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 どこか不器用で いつでもまわり道 いいのそれでも この手は誰よりあたたかい またほれ直し 肩よせながら 明日(あす)もついてゆく… もう泣かないで もう泣かないわ これから先は あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 | 石原詢子 | 水木れいじ | 市川昭介 | 石倉重信 | ほれてほれられて ふたりになったから 辛い時こそ笑顔で 寄りそい歩きたい 愚痴ってみても はじまらないし 呑んで忘れましょう… もう泣かないで もう泣かないわ 決めたじゃないの あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 今日もありがとう 言葉に出せなくて あなたごめんと 一輪飾った白桔梗 この清(すが)しさは おまえのようと 照れて抱いた人… 思いだしたわ 思いだしてね あの日のことを あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 どこか不器用で いつでもまわり道 いいのそれでも この手は誰よりあたたかい またほれ直し 肩よせながら 明日(あす)もついてゆく… もう泣かないで もう泣かないわ これから先は あなたとふたり咲かせてみたい しあわせの花 |
ふたりづれ逢いたさを 手酌の酒に 待てばせつない 小窓の夕月よ 夢をください おんなの夢を この恋に この恋に 決めた 私です… 泣いてもいいわ ほれたあなたとふたりづれ なぐさめの 嘘ならいいの 何も言わずに 黙ってそばにいて 見せてください 男の真情(まこと) この町を この町を 遠くはなれても… 心はひとつ ほれたあなたとふたりづれ 離れない もう離さない ついて行(ゆ)きます あなたのふるさとへ 明日(あす)を下さい ちいさな明日を この夢に この夢に 賭けた私です… しあわせ探し ほれたあなたとふたりづれ | 石原詢子 | 水木れいじ | 市川昭介 | 石倉重信 | 逢いたさを 手酌の酒に 待てばせつない 小窓の夕月よ 夢をください おんなの夢を この恋に この恋に 決めた 私です… 泣いてもいいわ ほれたあなたとふたりづれ なぐさめの 嘘ならいいの 何も言わずに 黙ってそばにいて 見せてください 男の真情(まこと) この町を この町を 遠くはなれても… 心はひとつ ほれたあなたとふたりづれ 離れない もう離さない ついて行(ゆ)きます あなたのふるさとへ 明日(あす)を下さい ちいさな明日を この夢に この夢に 賭けた私です… しあわせ探し ほれたあなたとふたりづれ |
逢いたい、今すぐあなたに…。粉雪舞い落ちる 海岸通り 見慣れた景色も 色褪せてる 突然訪れた 哀しい別れ 二度とこの手に 戻らないの 照れて微笑む横顔 髪を撫でる指も… 逢いたい 今すぐあなたに 心が折れる その前に 優しく 抱きしめて欲しい 息も出来ないほど 愛してるの 幸せの隣りに 棲んでいたのは 涙…それとも ちぎれた愛 壁に西日差す部屋に 響く時計の音 好きなの 今でも変わらず ひとりでつぶやいてみても あなたに 声は届かない いたずらに切ない 時は過ぎて 逢いたい 今すぐあなたに 心が折れる その前に 命が 尽きるその日まで ふたり生きて行くと 決めてたのに | 石原詢子 | いとう冨士子 | 国安修二 | 若草恵 | 粉雪舞い落ちる 海岸通り 見慣れた景色も 色褪せてる 突然訪れた 哀しい別れ 二度とこの手に 戻らないの 照れて微笑む横顔 髪を撫でる指も… 逢いたい 今すぐあなたに 心が折れる その前に 優しく 抱きしめて欲しい 息も出来ないほど 愛してるの 幸せの隣りに 棲んでいたのは 涙…それとも ちぎれた愛 壁に西日差す部屋に 響く時計の音 好きなの 今でも変わらず ひとりでつぶやいてみても あなたに 声は届かない いたずらに切ない 時は過ぎて 逢いたい 今すぐあなたに 心が折れる その前に 命が 尽きるその日まで ふたり生きて行くと 決めてたのに |
アカシアの雨がやむときアカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光のその中で 冷たくなった私を見つけて あのひとは 涙を流して くれるでしょうか アカシアの雨に泣いてる 切ない胸はわかるまい 想い出の ペンダント 白い真珠のこの肌で 淋しく今日も暖めてるのに あのひとは 冷たい眼をして 何処かへ消えた アカシアの雨がやむとき 青空さして鳩がとぶ むらさきの はねのいろ それはベンチの片隅で 冷たくなった私の脱けがら あのひとを 探して遥かに 飛び立つ影よ | 石原詢子 | 水木かおる | 藤原秀行 | 矢田部正 | アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光のその中で 冷たくなった私を見つけて あのひとは 涙を流して くれるでしょうか アカシアの雨に泣いてる 切ない胸はわかるまい 想い出の ペンダント 白い真珠のこの肌で 淋しく今日も暖めてるのに あのひとは 冷たい眼をして 何処かへ消えた アカシアの雨がやむとき 青空さして鳩がとぶ むらさきの はねのいろ それはベンチの片隅で 冷たくなった私の脱けがら あのひとを 探して遥かに 飛び立つ影よ |
港が見える丘あなたと二人で来た丘は 港が見える丘 色褪(いろあ)せた桜唯一(ただひと)つ 淋しく咲いていた 船の汽笛(きてき)咽(むせ)び泣けば チラリホラリと花片(はなびら) あなたとわたしに降りかかる 春の午後でした あなたと別れたあの夜は 港が暗い夜 青白い灯り唯一(ただひと)つ 桜を照らしてた 船の汽笛(きてき)消えてゆけば チラリチラリと花片(はなびら) 泪(なみだ)の雫(しずく)できらめいた 霧(きり)の夜でした あなたを想(おも)うて来る丘は 港が見える丘 葉桜(はざくら)をそよろ訪(おとず)れる 潮風(しおかぜ)浜の風 船の汽笛(きてき)遠く聞いて ウツラトロリと見る夢 あなたの口許(くちもと)あの笑顔 淡(あわ)い夢でした | 石原詢子 | 東辰三 | 東辰三 | 矢田部正 | あなたと二人で来た丘は 港が見える丘 色褪(いろあ)せた桜唯一(ただひと)つ 淋しく咲いていた 船の汽笛(きてき)咽(むせ)び泣けば チラリホラリと花片(はなびら) あなたとわたしに降りかかる 春の午後でした あなたと別れたあの夜は 港が暗い夜 青白い灯り唯一(ただひと)つ 桜を照らしてた 船の汽笛(きてき)消えてゆけば チラリチラリと花片(はなびら) 泪(なみだ)の雫(しずく)できらめいた 霧(きり)の夜でした あなたを想(おも)うて来る丘は 港が見える丘 葉桜(はざくら)をそよろ訪(おとず)れる 潮風(しおかぜ)浜の風 船の汽笛(きてき)遠く聞いて ウツラトロリと見る夢 あなたの口許(くちもと)あの笑顔 淡(あわ)い夢でした |
リンゴの唄赤いリンゴに 唇よせて だまって見ている 青い空 リンゴは何んにも 言わないけれど リンゴの気持は よく分かる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの子よい子だ 気立(きだて)のよい子 リンゴによく似た 可愛いい子 誰方(どなた)が言ったか うれしい噂 軽いクシャミも 飛んででる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝の挨拶(あいさつ) 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小首(こくび)を曲げて 明日も又(また)ねと 夢見顔(ゆめみがお) リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 唄いましょうか リンゴの唄を 二人で唄えば なお楽し みんなで唄えば 尚なお嬉し リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ | 石原詢子 | サトウハチロー | 万城目正 | 矢田部正 | 赤いリンゴに 唇よせて だまって見ている 青い空 リンゴは何んにも 言わないけれど リンゴの気持は よく分かる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの子よい子だ 気立(きだて)のよい子 リンゴによく似た 可愛いい子 誰方(どなた)が言ったか うれしい噂 軽いクシャミも 飛んででる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝の挨拶(あいさつ) 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小首(こくび)を曲げて 明日も又(また)ねと 夢見顔(ゆめみがお) リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 唄いましょうか リンゴの唄を 二人で唄えば なお楽し みんなで唄えば 尚なお嬉し リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
ひとり日本海風が髪をそっと撫(な)でる 波のしぶき頬(ほほ)を濡(ぬ)らす ひとりで身をひく こころも知らず 黄昏(たそがれ)せまる 若狭(わかさ)の海は あなたの想い出 胸に胸に溢(あふ)れます… 今は辛(つら)いけど いつか忘れます 車窓(まど)が息で白く曇(くも)る 指で好きな名前書くの 消したい消せない おんなの弱さ 風花(かざはな)さむい 能登路(のとじ)を行(ゆ)けば やさしいぬくもり 欲しく欲しくなるけれど… 二度と戻れない そうよあの愛に 汽車の警笛(きてき)空で哭(な)いた 星がひとつ流れ落ちる こころの迷いが 溶(と)けてくように 漁火(いさりび)ゆれる 越後(えちご)の旅は あしたへ出直す 夢の夢の始発駅… あなたさようなら 強く生きてゆく | 石原詢子 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 風が髪をそっと撫(な)でる 波のしぶき頬(ほほ)を濡(ぬ)らす ひとりで身をひく こころも知らず 黄昏(たそがれ)せまる 若狭(わかさ)の海は あなたの想い出 胸に胸に溢(あふ)れます… 今は辛(つら)いけど いつか忘れます 車窓(まど)が息で白く曇(くも)る 指で好きな名前書くの 消したい消せない おんなの弱さ 風花(かざはな)さむい 能登路(のとじ)を行(ゆ)けば やさしいぬくもり 欲しく欲しくなるけれど… 二度と戻れない そうよあの愛に 汽車の警笛(きてき)空で哭(な)いた 星がひとつ流れ落ちる こころの迷いが 溶(と)けてくように 漁火(いさりび)ゆれる 越後(えちご)の旅は あしたへ出直す 夢の夢の始発駅… あなたさようなら 強く生きてゆく |
風よ吹け夢という名の 女の人生(みち)に ありはしないわ 近道は 風よ吹け 雨よ降れ 耐えて待ったら 晴れ間ものぞく 夜が明ければ 明日(あす)も来る 好(す)いた惚れたは 儘(まま)にはならぬ 男ごころは 天(あま)の邪鬼(じゃく) 風よ吹け 花よ散れ たとえ枯れても おんなの恋は いつか二度咲き 三度咲き 渡る世間の しょっぱさ苦(にが)さ 今は苦労の ど真ん中 風よ吹け 雪よ降れ 寒い冬でも 情けのぬくみ 借りて希望(のぞみ)の 春を待つ | 石原詢子 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | | 夢という名の 女の人生(みち)に ありはしないわ 近道は 風よ吹け 雨よ降れ 耐えて待ったら 晴れ間ものぞく 夜が明ければ 明日(あす)も来る 好(す)いた惚れたは 儘(まま)にはならぬ 男ごころは 天(あま)の邪鬼(じゃく) 風よ吹け 花よ散れ たとえ枯れても おんなの恋は いつか二度咲き 三度咲き 渡る世間の しょっぱさ苦(にが)さ 今は苦労の ど真ん中 風よ吹け 雪よ降れ 寒い冬でも 情けのぬくみ 借りて希望(のぞみ)の 春を待つ |
なごり雨雨のしずくは 切れるけど 払い切れない 涙つぶ 焦(こ)がれても 焦がれても いつも悲しい 役まわり 傘も持たずに 立ち尽くす あなた愛しい なごり雨 寒さしのぎの お酒より 今も恋しい 腕枕 逢いたさに 逢いたさに 指の先まで やせていく せめてこの胸 温めて あなたも一度 なごり雨 季節はずれに 風鈴の 音が心に 沁(し)みてくる 忍んでも 忍んでも 何故(なぜ)に届かぬ この思い うしろ姿の しあわせが 今日も泣かせる なごり雨 | 石原詢子 | たきのえいじ | 徳久広司 | | 雨のしずくは 切れるけど 払い切れない 涙つぶ 焦(こ)がれても 焦がれても いつも悲しい 役まわり 傘も持たずに 立ち尽くす あなた愛しい なごり雨 寒さしのぎの お酒より 今も恋しい 腕枕 逢いたさに 逢いたさに 指の先まで やせていく せめてこの胸 温めて あなたも一度 なごり雨 季節はずれに 風鈴の 音が心に 沁(し)みてくる 忍んでも 忍んでも 何故(なぜ)に届かぬ この思い うしろ姿の しあわせが 今日も泣かせる なごり雨 |
淡墨桜下へ下へと 根を伸ばし 雨風(あめかぜ) 嵐に 耐えて立つ 優しく清く しなやかな 母によく似た その姿 あの故郷(ふるさと)の 山里で 凛(りん)と咲いてる 淡墨桜 夢は枯れない 散らさない 待つほど大きく 育てます 哀しい時も ほほえみを 胸に咲かせて 生きてゆく 無口な母の 面影が 花に重なる 淡墨桜 泣いた分だけ 倖せが 必ず来るよと 母の声 根雪は溶けて 川になる 蕾(つぼみ)開(ひら)いて 夜は明ける 私の春も きっと来る 咲けよ匂えよ 淡墨桜 | 石原詢子 | 下地亜記子 | 徳久広司 | | 下へ下へと 根を伸ばし 雨風(あめかぜ) 嵐に 耐えて立つ 優しく清く しなやかな 母によく似た その姿 あの故郷(ふるさと)の 山里で 凛(りん)と咲いてる 淡墨桜 夢は枯れない 散らさない 待つほど大きく 育てます 哀しい時も ほほえみを 胸に咲かせて 生きてゆく 無口な母の 面影が 花に重なる 淡墨桜 泣いた分だけ 倖せが 必ず来るよと 母の声 根雪は溶けて 川になる 蕾(つぼみ)開(ひら)いて 夜は明ける 私の春も きっと来る 咲けよ匂えよ 淡墨桜 |
ふたり川身を切る冷たさ 世間のつらさ 耐えて流れる ふたり川 隠し事など しないと決めて こころひとつに どこまでも いい日が来るでしょ いつの日か うしろ向かずに 生きて行く 生きて行く 無理などするなと 叱ってくれる あなたの優しさ あたたかさ 通うぬくもり あなたの肩に そっと隠れて 甘え泣き いい日が来るでしょ いつの日か この手離さず ついて行く ついて行く 涙を集めた この世の川を 渡って行きます ふたり川 人が羨(うらや)む 幸せよりも そばにあなたが いればいい いい日が来るでしょ いつの日か 明日を信じて 生きて行く 生きて行く | 石原詢子 | 麻こよみ | 岡千秋 | | 身を切る冷たさ 世間のつらさ 耐えて流れる ふたり川 隠し事など しないと決めて こころひとつに どこまでも いい日が来るでしょ いつの日か うしろ向かずに 生きて行く 生きて行く 無理などするなと 叱ってくれる あなたの優しさ あたたかさ 通うぬくもり あなたの肩に そっと隠れて 甘え泣き いい日が来るでしょ いつの日か この手離さず ついて行く ついて行く 涙を集めた この世の川を 渡って行きます ふたり川 人が羨(うらや)む 幸せよりも そばにあなたが いればいい いい日が来るでしょ いつの日か 明日を信じて 生きて行く 生きて行く |
雨の居酒屋お酒並べて あなたの分も 飲んではみても 涙ばかりがなついてしまう 切ないですね あなた今夜は どうしてますか 外は雨 つらい つらい 春と云うのに寒すぎる 雨の居酒屋は いつか あの人 教えてくれた なじみのお店 あとをひくのは 思いでばかり 淋しいですね せめて あなたの笑顔を添えて 重ねたい ふたり ふたり 熱いお酒を盃に 雨の居酒屋で せめて あなたの笑顔を添えて 重ねたい ふたり ふたり 熱いお酒を盃に 雨の居酒屋で | 石原詢子 | たきのえいじ | 叶弦大 | | お酒並べて あなたの分も 飲んではみても 涙ばかりがなついてしまう 切ないですね あなた今夜は どうしてますか 外は雨 つらい つらい 春と云うのに寒すぎる 雨の居酒屋は いつか あの人 教えてくれた なじみのお店 あとをひくのは 思いでばかり 淋しいですね せめて あなたの笑顔を添えて 重ねたい ふたり ふたり 熱いお酒を盃に 雨の居酒屋で せめて あなたの笑顔を添えて 重ねたい ふたり ふたり 熱いお酒を盃に 雨の居酒屋で |
ふたり傘傘に寄りそう 温もりが 雨の夜道に 灯をともす 倖せになるんだよ 風が言う 側にあなたが いればいい 雨がうれしい うれしい ふたり傘 何もなかった 出逢いでも 今は命を かけるひと このひとで良かったわ 私には 指をからめて ついてゆく 雨に咲いてる 咲いてる ふたり傘 雨に桜が 散るような 寒い世間の しぐれ道 なあおまえ ねえあなた 呼びかける 明日の夢さえ 遠いけど 雨がうれしい うれしい ふたり傘 | 石原詢子 | 里村龍一 | 叶弦大 | | 傘に寄りそう 温もりが 雨の夜道に 灯をともす 倖せになるんだよ 風が言う 側にあなたが いればいい 雨がうれしい うれしい ふたり傘 何もなかった 出逢いでも 今は命を かけるひと このひとで良かったわ 私には 指をからめて ついてゆく 雨に咲いてる 咲いてる ふたり傘 雨に桜が 散るような 寒い世間の しぐれ道 なあおまえ ねえあなた 呼びかける 明日の夢さえ 遠いけど 雨がうれしい うれしい ふたり傘 |
きずな酒夢のようです あなたと二人 さしで飲むのは 久しぶり 愚痴(ぐち)を畳(たたみ)に こぼしたら 苦労ぐらしの 甲斐(かい)がない 窓の下には すみだ川 惚れて注ぎ合う きずな酒 風の哭(な)く音 淋しい夜も 側(そば)にあなたが いればいい 呼べば五秒で とんでくる 愛がうれしい 一ツ屋根 涙ふき合う そのたびに 情け深まる きずな酒 忘れかけてた おんなの夢を いつか咲かせて くれたひと ふたり寄りそう 肩越しに 夢がふるよな 星あかり 何もなくても 倖せよ 惚れて注ぎ合う きずな酒 | 石原詢子 | 里村龍一 | 叶弦大 | | 夢のようです あなたと二人 さしで飲むのは 久しぶり 愚痴(ぐち)を畳(たたみ)に こぼしたら 苦労ぐらしの 甲斐(かい)がない 窓の下には すみだ川 惚れて注ぎ合う きずな酒 風の哭(な)く音 淋しい夜も 側(そば)にあなたが いればいい 呼べば五秒で とんでくる 愛がうれしい 一ツ屋根 涙ふき合う そのたびに 情け深まる きずな酒 忘れかけてた おんなの夢を いつか咲かせて くれたひと ふたり寄りそう 肩越しに 夢がふるよな 星あかり 何もなくても 倖せよ 惚れて注ぎ合う きずな酒 |
あなたと生きる逢うも別れも 人の縁 まして男と 女なら 夢だけ追ってる 人だけど なぜだかあなたを ほっとけないの わかって欲しい 私の気持 これからも 一途に惚れて あなたと生きる 遅い帰りの いい訳も 嘘と知りつつ だまされる 淋しさくれる 人だけど やっぱりあなたを ほっとけないの 信じて欲しい 私の気持 好きだから 一途に迷わず あなたと生きる 風邪をひくなと 声かける 今の優しさ あればいい 本当(ほんと)は弱い 人だから なおさらあなたを ほっとけないの わかって欲しい 私の気持 離れずに 一途に咲いて あなたと生きる | 石原詢子 | 麻こよみ | 水森英夫 | | 逢うも別れも 人の縁 まして男と 女なら 夢だけ追ってる 人だけど なぜだかあなたを ほっとけないの わかって欲しい 私の気持 これからも 一途に惚れて あなたと生きる 遅い帰りの いい訳も 嘘と知りつつ だまされる 淋しさくれる 人だけど やっぱりあなたを ほっとけないの 信じて欲しい 私の気持 好きだから 一途に迷わず あなたと生きる 風邪をひくなと 声かける 今の優しさ あればいい 本当(ほんと)は弱い 人だから なおさらあなたを ほっとけないの わかって欲しい 私の気持 離れずに 一途に咲いて あなたと生きる |
おんなの涙髪をとかせば あなたの匂い こぼれて切ない 雨の夜 ほろり ほろほろ 涙がほろり ばかな女と 言われても あなた今でも やっぱりあきらめきれないの お願いもう一度 帰ってよ 他の誰より おまえがいいと 私を抱くたび 言った人 ゆらり ゆらゆら ため息ゆらり 憎い嘘さえ 恋しくて 私ひとりじゃ やっぱり夜明けが淋しいの お願いもう一度 帰ってよ 風の音にも きき耳たてて あなたの足音 待つ私 ほろり ほろほろ 涙がほろり 夢の続きを みさせてよ あなた今でも やっぱり心のささえなの お願いもう一度 帰ってよ | 石原詢子 | 麻こよみ | 岡千秋 | | 髪をとかせば あなたの匂い こぼれて切ない 雨の夜 ほろり ほろほろ 涙がほろり ばかな女と 言われても あなた今でも やっぱりあきらめきれないの お願いもう一度 帰ってよ 他の誰より おまえがいいと 私を抱くたび 言った人 ゆらり ゆらゆら ため息ゆらり 憎い嘘さえ 恋しくて 私ひとりじゃ やっぱり夜明けが淋しいの お願いもう一度 帰ってよ 風の音にも きき耳たてて あなたの足音 待つ私 ほろり ほろほろ 涙がほろり 夢の続きを みさせてよ あなた今でも やっぱり心のささえなの お願いもう一度 帰ってよ |
みれん酒お酒にすがる 悲しさを きっとあなたは 知らないでしょう 夢の数だけ 涙も枯れた 駄目になるとは 知らないで みんなあげたわ あなたには 想い出が泣いている 幸せみれん酒 あなたの側(そば)で 尽くしたい それが私の 生きがいでした 信じられない 別れたなんて こんな気持ちじゃ もう二度と 他(ほか)の男(ひと)など 愛せない 霧雨も泣いている 幸せみれん酒 夜更けの町は 人も無く 帰る家路は 淋しく辛い 今もあなたが 命の私 悪いところは 直すから どうか私を 捨てないで 恋しさが泣いている 幸せみれん酒 | 石原詢子 | 里村龍一 | 水森英夫 | | お酒にすがる 悲しさを きっとあなたは 知らないでしょう 夢の数だけ 涙も枯れた 駄目になるとは 知らないで みんなあげたわ あなたには 想い出が泣いている 幸せみれん酒 あなたの側(そば)で 尽くしたい それが私の 生きがいでした 信じられない 別れたなんて こんな気持ちじゃ もう二度と 他(ほか)の男(ひと)など 愛せない 霧雨も泣いている 幸せみれん酒 夜更けの町は 人も無く 帰る家路は 淋しく辛い 今もあなたが 命の私 悪いところは 直すから どうか私を 捨てないで 恋しさが泣いている 幸せみれん酒 |
手鏡捨てないで 捨てないで あきらめきれない あなた捨てないで この恋なくせば 私に 何が 残ります おんな手鏡 夢蛍 窓の向こうは 闇の中 抱きしめて 抱きしめて ちぎれるくらいに あなた抱きしめて あなたに馴染んだ この肌 誰に渡せます ひとり手鏡 紅引けば 未練宿して 胸がなく 行かないで 行かないで 私を残して あなた行かないで 焦がれる思いは 日増しに 燃えて募ります おんな手鏡 寒すぎて 問わず語りで 夜が更ける | 石原詢子 | たきのえいじ | 山口ひろし | | 捨てないで 捨てないで あきらめきれない あなた捨てないで この恋なくせば 私に 何が 残ります おんな手鏡 夢蛍 窓の向こうは 闇の中 抱きしめて 抱きしめて ちぎれるくらいに あなた抱きしめて あなたに馴染んだ この肌 誰に渡せます ひとり手鏡 紅引けば 未練宿して 胸がなく 行かないで 行かないで 私を残して あなた行かないで 焦がれる思いは 日増しに 燃えて募ります おんな手鏡 寒すぎて 問わず語りで 夜が更ける |
桟橋風にもつれて 海猫鳴けば なぜか心は 冬になる 恋しさ六分に 憎さが三分 あとの一分で また待ちわびる あなた私を 包んでよ 今日も桟橋 波ばかり 逢いに来ないで 夢ならいいの 覚めりゃ涙の 種になる 爪先立てても みえない明日 あなた答えて 身の振り方を 船に罪など ないけれど ひとり桟橋 立ち尽くす 船が行く度 又戻る度 波が未練の 文字になる あなたといたなら 短いはずの 夜の長さに 心が痛む 汽笛ばかりが 鳴りやまず 日暮れ桟橋 雨まじり | 石原詢子 | たきのえいじ | 四方章人 | | 風にもつれて 海猫鳴けば なぜか心は 冬になる 恋しさ六分に 憎さが三分 あとの一分で また待ちわびる あなた私を 包んでよ 今日も桟橋 波ばかり 逢いに来ないで 夢ならいいの 覚めりゃ涙の 種になる 爪先立てても みえない明日 あなた答えて 身の振り方を 船に罪など ないけれど ひとり桟橋 立ち尽くす 船が行く度 又戻る度 波が未練の 文字になる あなたといたなら 短いはずの 夜の長さに 心が痛む 汽笛ばかりが 鳴りやまず 日暮れ桟橋 雨まじり |
三日月情話あれは真夏の三日月の夜 抱かれりゃきっとしあわせ来ると 命まとめてあなたにあげた あの日二人は純情だった どんなに名前叫んでも 満ち潮引いて行くばかり 情け知らずの海鳴りが 泣けと枕を揺らすから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ 窓をあけると未練が光る 沖行く船があなたに見える 命かけても心は変わる だから哀しい男と女 忘れるために憎んでも 恋しさ増して行くばかり 濡れた素肌が乾かない 生きているから乾かない 逢いたいよ 逢いたいよ 最後の夜がもういちど欲しい あの日と同じ三日月を 夜空に捜し続けます たとえ別れが運命でも ずっとあなたが好きだから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ | 石原詢子 | 岡田冨美子 | 川口真 | | あれは真夏の三日月の夜 抱かれりゃきっとしあわせ来ると 命まとめてあなたにあげた あの日二人は純情だった どんなに名前叫んでも 満ち潮引いて行くばかり 情け知らずの海鳴りが 泣けと枕を揺らすから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ 窓をあけると未練が光る 沖行く船があなたに見える 命かけても心は変わる だから哀しい男と女 忘れるために憎んでも 恋しさ増して行くばかり 濡れた素肌が乾かない 生きているから乾かない 逢いたいよ 逢いたいよ 最後の夜がもういちど欲しい あの日と同じ三日月を 夜空に捜し続けます たとえ別れが運命でも ずっとあなたが好きだから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ |
月のエレジー月がでた 月を見てたら 訳もなく 涙が落ちた この都会(まち)は 他人ばかりね 誰もみな ひとりぼっちよ あの人は やさしかったよ 抱かれたら 暖かかった 愛なんて いつか醒(さ)めるわ こころには 雪が舞ってる 泣かないよ 泣けばなおさら 惨(みじ)めだよ 生きてることが 故郷(ふるさと)の 母の背中の 子守唄 聞いて眠るわ 月がでた ビルの谷間に 寒々と 草花(くさばな)照らす 叶うなら 月の光よ 幸せな 夢を見させて 叶うなら 月の光よ 幸せな 夢を見させて | 石原詢子 | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 弦哲也 | 月がでた 月を見てたら 訳もなく 涙が落ちた この都会(まち)は 他人ばかりね 誰もみな ひとりぼっちよ あの人は やさしかったよ 抱かれたら 暖かかった 愛なんて いつか醒(さ)めるわ こころには 雪が舞ってる 泣かないよ 泣けばなおさら 惨(みじ)めだよ 生きてることが 故郷(ふるさと)の 母の背中の 子守唄 聞いて眠るわ 月がでた ビルの谷間に 寒々と 草花(くさばな)照らす 叶うなら 月の光よ 幸せな 夢を見させて 叶うなら 月の光よ 幸せな 夢を見させて |
ハナミズキ空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒にわたるには きっと船が沈んじゃう どうぞゆきなさい お先にゆきなさい 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君とすきな人が百年続きますように ひらり蝶々を 追いかけて白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉、贈って下さい 待たなくてもいいよ しらなくてもいいよ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君とすきな人が百年続きますように 君と好きな人が百年続きますように | 石原詢子 | 一青窈 | マシコタツロウ | | 空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒にわたるには きっと船が沈んじゃう どうぞゆきなさい お先にゆきなさい 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君とすきな人が百年続きますように ひらり蝶々を 追いかけて白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉、贈って下さい 待たなくてもいいよ しらなくてもいいよ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君とすきな人が百年続きますように 君と好きな人が百年続きますように |
明日坂「宝船」入り愛の荷車 ふたりで引いて 夢の架(か)け橋 越えてゆく 今日は二人の 目出たい門出 飲んで一節 添(そ)えましょか 唄も祝いの 宝船 寿海(ジュカイ)波平カニシテ紅旭鮮カナリ 遥カニ看ル宝ノ字錦帆ノ懸ルヲ 順風満帆 船出をしても やがて嵐の 海に出る 辛い時こそ 三三九度の 固い契(ちぎ)りを おもいだせ 夢も番(つが)いの 夫婦雛(めおとびな) 知らぬ同士で 生れてきても 赤い縁(えに)しの 鶴と亀 照る日曇る日 人生山河 ふたり揃って 花になれ 風も寿(ことほ)ぐ 明日坂(あしたざか) | 石原詢子 | 里村龍一・藤野君山 | 叶弦大 | | 愛の荷車 ふたりで引いて 夢の架(か)け橋 越えてゆく 今日は二人の 目出たい門出 飲んで一節 添(そ)えましょか 唄も祝いの 宝船 寿海(ジュカイ)波平カニシテ紅旭鮮カナリ 遥カニ看ル宝ノ字錦帆ノ懸ルヲ 順風満帆 船出をしても やがて嵐の 海に出る 辛い時こそ 三三九度の 固い契(ちぎ)りを おもいだせ 夢も番(つが)いの 夫婦雛(めおとびな) 知らぬ同士で 生れてきても 赤い縁(えに)しの 鶴と亀 照る日曇る日 人生山河 ふたり揃って 花になれ 風も寿(ことほ)ぐ 明日坂(あしたざか) |
人恋しぐれ幾つになろうと 女の胸は 叶わぬ恋に 旅する舟よ 揺れて流れて 木の葉のように 見えない運命(さだめ)に 明日(あした)を探す 哀しい夢でも 夢でもいいわ あなた一人が 欲しいだけです 人恋しぐれ お酒の向こうに 昨日(きのう)を映(うつ)し まばゆい頃の 想い出ゆする 肌を合わせて 抱かれる度に いつかは別れが 来る日を思う あなたと二人で 二人でいても すがりつきたい 愛が見えない 人恋しぐれ 霙(みぞれ)にふるえて 命の限り はかない花も 咲こうとするわ 子供みたいに わがまま言えば も一度むかしに 戻れるかしら ひとりが淋しい 淋しい夜は 夢であなたに たどり着きます 人恋しぐれ | 石原詢子 | 里村龍一 | 水森英夫 | | 幾つになろうと 女の胸は 叶わぬ恋に 旅する舟よ 揺れて流れて 木の葉のように 見えない運命(さだめ)に 明日(あした)を探す 哀しい夢でも 夢でもいいわ あなた一人が 欲しいだけです 人恋しぐれ お酒の向こうに 昨日(きのう)を映(うつ)し まばゆい頃の 想い出ゆする 肌を合わせて 抱かれる度に いつかは別れが 来る日を思う あなたと二人で 二人でいても すがりつきたい 愛が見えない 人恋しぐれ 霙(みぞれ)にふるえて 命の限り はかない花も 咲こうとするわ 子供みたいに わがまま言えば も一度むかしに 戻れるかしら ひとりが淋しい 淋しい夜は 夢であなたに たどり着きます 人恋しぐれ |
寿 契り酒めでためでたの 夫婦の門出 命重ねる 金屏風 人生苦労を 分け合って きっと幸せ 咲かせます 祝い寿(ことぶき) 契り酒 今は幼い 番(つがい)の鳥も いつか大空 飛んで舞う 見ていて下さい 温かく きっと幸せ 咲かせます 祝い盃 契り酒 枝は栄えて 末広がりに 夢を大事に 育てます 哀しい時ほど 支え合い きっと幸せ 咲かせます 祝い高砂(たかさご) 契り酒 | 石原詢子 | 下地亜記子 | 徳久広司 | 南郷達也 | めでためでたの 夫婦の門出 命重ねる 金屏風 人生苦労を 分け合って きっと幸せ 咲かせます 祝い寿(ことぶき) 契り酒 今は幼い 番(つがい)の鳥も いつか大空 飛んで舞う 見ていて下さい 温かく きっと幸せ 咲かせます 祝い盃 契り酒 枝は栄えて 末広がりに 夢を大事に 育てます 哀しい時ほど 支え合い きっと幸せ 咲かせます 祝い高砂(たかさご) 契り酒 |
結婚を賀す婦(つま)となり夫となる 惟 宿縁 同心一体 天に 背かず 人生の 行路 豈容易 ならんや永久に 違うこと勿れ 貞と賢と 幾千代の 契りなるらん 常磐なる 松の梢の 鶴の巣ごもり | 石原詢子 | 松口月城・内柴御風 | 石原源風 | | 婦(つま)となり夫となる 惟 宿縁 同心一体 天に 背かず 人生の 行路 豈容易 ならんや永久に 違うこと勿れ 貞と賢と 幾千代の 契りなるらん 常磐なる 松の梢の 鶴の巣ごもり |
武田節甲斐の山々 陽に映えて われ出陣に うれいなし おのおの馬は 飼いたるや 妻子(つまこ)につつが あらざるや あらざるや 祖霊まします この山河 敵にふませて なるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵 「疾(と)きこと風の如く、 徐(しず)かなること林の如し 侵掠すること火の如く、 動かざること山の如し」 躑躅(つつじ)ヶ崎の 月さやか うたげを尽せ 明日よりは おのおの京を めざしつつ 雲と興れや 武田武士 武田武士 | 石原詢子 | 米山愛紫 | 明本京静 | | 甲斐の山々 陽に映えて われ出陣に うれいなし おのおの馬は 飼いたるや 妻子(つまこ)につつが あらざるや あらざるや 祖霊まします この山河 敵にふませて なるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵 「疾(と)きこと風の如く、 徐(しず)かなること林の如し 侵掠すること火の如く、 動かざること山の如し」 躑躅(つつじ)ヶ崎の 月さやか うたげを尽せ 明日よりは おのおの京を めざしつつ 雲と興れや 武田武士 武田武士 |
青葉の笛一(いち)の谷(たに)の軍営(ぐんえい) 遂(つい)に支(ささ)えず 平家(へいけ)の末路(まつろ) 人(ひと)をして悲(かな)しましむ 戦雲(せんうん)収(おさ)まる処(ところ) 残月(ざんげつ)あり 塞上(さいじょう)笛(ふえ)は哀(かな)し 吹(ふ)く者(もの)は誰(たれ)ぞ | 石原詢子 | 松口月城 | 木村晴岳 | | 一(いち)の谷(たに)の軍営(ぐんえい) 遂(つい)に支(ささ)えず 平家(へいけ)の末路(まつろ) 人(ひと)をして悲(かな)しましむ 戦雲(せんうん)収(おさ)まる処(ところ) 残月(ざんげつ)あり 塞上(さいじょう)笛(ふえ)は哀(かな)し 吹(ふ)く者(もの)は誰(たれ)ぞ |
迷い蛍やせたねと…あなた肩を抱く 優しさに…わたし涙ぐむ 咲いてはかなく 散ってゆく 今宵(こよい)かぎりの 夢一夜 燃える未練火 迷い蛍が 蚊帳(かや)の中 しんしんと…夜が深くなる 忍び泣く…雨よ せせらぎよ めぐり逢うのが 遅すぎた 恋の運命(さだめ)の にくらしさ 抱いて下さい 迷い蛍が 身を焦(こ)がす わがままは…あなた困らせる 言えません…みんな捨ててとは 別れたくない 二人でも つらい夜風が 引き離す 闇(やみ)にただよう 迷い蛍が 乱れ舞う | 石原詢子 | 下地亜記子 | 四方章人 | 前田俊明 | やせたねと…あなた肩を抱く 優しさに…わたし涙ぐむ 咲いてはかなく 散ってゆく 今宵(こよい)かぎりの 夢一夜 燃える未練火 迷い蛍が 蚊帳(かや)の中 しんしんと…夜が深くなる 忍び泣く…雨よ せせらぎよ めぐり逢うのが 遅すぎた 恋の運命(さだめ)の にくらしさ 抱いて下さい 迷い蛍が 身を焦(こ)がす わがままは…あなた困らせる 言えません…みんな捨ててとは 別れたくない 二人でも つらい夜風が 引き離す 闇(やみ)にただよう 迷い蛍が 乱れ舞う |
散るは涙か花びらか渇いたままの 唇に 散るは涙か 花びらか ただ待つだけの つらい恋 いいのそれでも 幸せだから… 胸に降る降る 花しぐれ 瞳の奥の 淋しさに いつか魅かれた 私です この次逢える あてもなく あなた怨めば なおさらつらい… 指にこぼれる 花しずく 花びら揺れる 襟元に 夜が冷たく しのび込む 女はいつも 泣くために 恋に命を かけるのでしょうか… 胸に降る降る 花しぐれ | 石原詢子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 南郷達也 | 渇いたままの 唇に 散るは涙か 花びらか ただ待つだけの つらい恋 いいのそれでも 幸せだから… 胸に降る降る 花しぐれ 瞳の奥の 淋しさに いつか魅かれた 私です この次逢える あてもなく あなた怨めば なおさらつらい… 指にこぼれる 花しずく 花びら揺れる 襟元に 夜が冷たく しのび込む 女はいつも 泣くために 恋に命を かけるのでしょうか… 胸に降る降る 花しぐれ |
花暦月は東に 日は西に 暮れて心は うす化粧 恋の花道 つな渡り まかせましたよ 行き先は 弥生(やよい) 夜桜 はなれ茶屋 水の流れに 尾を引いて 点るちょうちん 屋形船 粋(いき)な浴衣で さし向かい まして湯あがり 宵の口 燃えて 水無月(みなづき) かすみ草 下駄を鳴らせば 足首に からむ裳裾(もすそ)の はずかしさ 恋のお誘い 数あれど 今じゃあなたに 無我夢中 尾花(すすき) かんざし 神無月(かんなづき) みぞれまじりの 縁日(えんにち)で 引いたおみくじ 吉(きち)の文字 暦めくれば ひと回り 花も盛りの 十三夜 睦月(むつき) 千両 膝枕 | 石原詢子 | たきのえいじ | 四方章人 | | 月は東に 日は西に 暮れて心は うす化粧 恋の花道 つな渡り まかせましたよ 行き先は 弥生(やよい) 夜桜 はなれ茶屋 水の流れに 尾を引いて 点るちょうちん 屋形船 粋(いき)な浴衣で さし向かい まして湯あがり 宵の口 燃えて 水無月(みなづき) かすみ草 下駄を鳴らせば 足首に からむ裳裾(もすそ)の はずかしさ 恋のお誘い 数あれど 今じゃあなたに 無我夢中 尾花(すすき) かんざし 神無月(かんなづき) みぞれまじりの 縁日(えんにち)で 引いたおみくじ 吉(きち)の文字 暦めくれば ひと回り 花も盛りの 十三夜 睦月(むつき) 千両 膝枕 |
桜貝のかほりなぜ好きなのかわからない なんで燃えて苦しむの 水平線のあの向こう側へ 手をとりいっしょに逃げますか 桜貝に願い込め 空に投げても落ちてくる しあわせが欲しいわけじゃない あなたを失いたくないの 夕日を浴びた引き潮が つらい恋を物語る 抱き寄せられてふと涙ぐんで 優しいあなたを恨みます 桜貝を指に乗せ 熱い吐息で暖めて お別れの瞬間(とき)が来ぬように きれいな呪文をかけました 潮風(かぜ)に吹かれて歩くほど 帰る町が遠くなる この砂浜に寝ころんで今夜 ふたりの宿命変えましょうか 桜貝を胸に当て 明日(あす)も逢える?と尋ねたら 波音が耳に広がって あなたの返事を消して行く | 石原詢子 | 岡田冨美子 | 永井龍雲 | 石川鷹彦 | なぜ好きなのかわからない なんで燃えて苦しむの 水平線のあの向こう側へ 手をとりいっしょに逃げますか 桜貝に願い込め 空に投げても落ちてくる しあわせが欲しいわけじゃない あなたを失いたくないの 夕日を浴びた引き潮が つらい恋を物語る 抱き寄せられてふと涙ぐんで 優しいあなたを恨みます 桜貝を指に乗せ 熱い吐息で暖めて お別れの瞬間(とき)が来ぬように きれいな呪文をかけました 潮風(かぜ)に吹かれて歩くほど 帰る町が遠くなる この砂浜に寝ころんで今夜 ふたりの宿命変えましょうか 桜貝を胸に当て 明日(あす)も逢える?と尋ねたら 波音が耳に広がって あなたの返事を消して行く |
あまやどりやりたいことも あるだろに 他人(ひと)のことを 先にする 苦労話を 聞かされて 涙流す そんな人 あなたの心に あまやどり 傷付いた心が 癒される そばにいても いいですか このまま ずっと 言いたいことも あるだろに 胸に秘めて 我慢する 俺が俺がと 世知辛い 世間に背を 向けた人 あなたの心に あまやどり 忘れてた心を 思い出す 付いて行って いいですか このまま ずっと 他にお店も あるだろに 同じ席で 同じ酒 偉そうなこと 口にせず 笑顔見せて くれる人 あなたの心に あまやどり 間違った心が 正される 連れて行って くれますか これから ずっと | 石原詢子 | 永井龍雲 | 永井龍雲 | 矢野立美 | やりたいことも あるだろに 他人(ひと)のことを 先にする 苦労話を 聞かされて 涙流す そんな人 あなたの心に あまやどり 傷付いた心が 癒される そばにいても いいですか このまま ずっと 言いたいことも あるだろに 胸に秘めて 我慢する 俺が俺がと 世知辛い 世間に背を 向けた人 あなたの心に あまやどり 忘れてた心を 思い出す 付いて行って いいですか このまま ずっと 他にお店も あるだろに 同じ席で 同じ酒 偉そうなこと 口にせず 笑顔見せて くれる人 あなたの心に あまやどり 間違った心が 正される 連れて行って くれますか これから ずっと |
この世で一番好きな人お前は花なら 白ぼたん あなたに言われて うれしいわ この世で一番 好きな人 わがまま言ったら 叱ってね 可愛い女で いたいから ふたりは巷の 愛の花 たまには喧嘩も するけれど 甘えてみたいの わかってね この世で一番 好きな人 あなたの支えに なりたいの 今夜も幸せ 分け合って ふたりで飲むのよ 愛の酒 愛しているよと 耳許で 私を抱きしめ ささやくの この世で一番 好きな人 命を賭けても 儘します 涙の谷間を 歩いても ふたりは寄り添う 愛の花 | 石原詢子 | 三浦康照 | 影山時則 | 伊戸のりお | お前は花なら 白ぼたん あなたに言われて うれしいわ この世で一番 好きな人 わがまま言ったら 叱ってね 可愛い女で いたいから ふたりは巷の 愛の花 たまには喧嘩も するけれど 甘えてみたいの わかってね この世で一番 好きな人 あなたの支えに なりたいの 今夜も幸せ 分け合って ふたりで飲むのよ 愛の酒 愛しているよと 耳許で 私を抱きしめ ささやくの この世で一番 好きな人 命を賭けても 儘します 涙の谷間を 歩いても ふたりは寄り添う 愛の花 |
おもいでの雨むせび泣くよに 降る雨が 女の胸に しみるのよ ひとり手酌で 飲む酒に 今夜も淋しさ まぎらす私 酔えばなお更 恋しさが つのる旅路の 雨の宿 胸がしくしく 痛みます あなたがくれた 恋の傷 どうせふたりは はじめから 別れるさだめの 出逢いでしょうか ひとり雨音 聞きながら 夢で逢えるの 面影に 古い女で いたいから かくれた愛に 生きてます 雨よ私の せつなさを 流せるものなら 流してほしい 今日もあなたの おもいでに 泣いていました 旅の宿 | 石原詢子 | 三浦康照 | 影山時則 | 前田俊明 | むせび泣くよに 降る雨が 女の胸に しみるのよ ひとり手酌で 飲む酒に 今夜も淋しさ まぎらす私 酔えばなお更 恋しさが つのる旅路の 雨の宿 胸がしくしく 痛みます あなたがくれた 恋の傷 どうせふたりは はじめから 別れるさだめの 出逢いでしょうか ひとり雨音 聞きながら 夢で逢えるの 面影に 古い女で いたいから かくれた愛に 生きてます 雨よ私の せつなさを 流せるものなら 流してほしい 今日もあなたの おもいでに 泣いていました 旅の宿 |
紅い月ひとり恋化粧 ときめくこころで夜の道 人の眼を避けながら 逢いに来た あなた好みに 結(ゆ)いあげた 髪をやさしく 解(ほど)かれて この生命… 燃えてゆく… あヽ紅い月 生きて結ばれぬ あなたを一瞬(ひととき)憎めたら あきらめることさえも 出来るのに 闇に衣(きぬ)ずれ 虫の声 息を殺して 腕の中 昨日には… 戻れない… あヽ紅い月 愛は花嵐(はなあらし) 一日逢わないそれだけで 百年も千年も 恋しいの 夢か現(うつ)つか 幻か おんな写し絵 走馬灯 束の間に… 躰(み)を焦がす… あヽ紅い月 | 石原詢子 | 仁井谷俊也 | 五木ひろし | 池多孝春 | ひとり恋化粧 ときめくこころで夜の道 人の眼を避けながら 逢いに来た あなた好みに 結(ゆ)いあげた 髪をやさしく 解(ほど)かれて この生命… 燃えてゆく… あヽ紅い月 生きて結ばれぬ あなたを一瞬(ひととき)憎めたら あきらめることさえも 出来るのに 闇に衣(きぬ)ずれ 虫の声 息を殺して 腕の中 昨日には… 戻れない… あヽ紅い月 愛は花嵐(はなあらし) 一日逢わないそれだけで 百年も千年も 恋しいの 夢か現(うつ)つか 幻か おんな写し絵 走馬灯 束の間に… 躰(み)を焦がす… あヽ紅い月 |
明日坂愛の荷車 ふたりで引いて 夢の架け橋 越えてゆく 今日は二人の 目出たい門出 飲んで一節 添えましょか 唄も祝いの 宝船 順風満帆 船出をしても やがて嵐の 海に出る 辛い時こそ 三三九度の 固い契りを おもいだせ 夢も番(つがい)の 夫婦雛 知らぬ同士で 生れてきても 赤い縁しの 鶴と亀 照る日曇る日 人生山河 ふたり揃って 花になれ 風も寿(ことほ)ぐ 明日坂 | 石原詢子 | 里村龍一 | 叶弦大 | 前田俊明 | 愛の荷車 ふたりで引いて 夢の架け橋 越えてゆく 今日は二人の 目出たい門出 飲んで一節 添えましょか 唄も祝いの 宝船 順風満帆 船出をしても やがて嵐の 海に出る 辛い時こそ 三三九度の 固い契りを おもいだせ 夢も番(つがい)の 夫婦雛 知らぬ同士で 生れてきても 赤い縁しの 鶴と亀 照る日曇る日 人生山河 ふたり揃って 花になれ 風も寿(ことほ)ぐ 明日坂 |
ホレましたこの身を裂かれても あなたと逢いたい 離れない離さない 命の限り 指先こごえる 津軽の空から ジョンガラ雪降りゃ ホレました ホレました 波また波打つ日本海 あなた愛しい北の海 星さえ凍てついた 名のみの春です 抱かれたい抱きしめて ちからの限り 名も無いひと弾く 唄っているよな ジョンガラ遠く ホレました ホレました わたしに明日をくれますか この身かけます あなたなら さざん花咲く頃は あなたと暮せる 追いかける春の詩 はかない想い 故郷すてても こころに染みつく ジョンガラ節さ ホレました ホレました 小娘みたいなわたしでも 添ってみせます 日本一 | 石原詢子 | 山本伊織 | 長沢ヒロ | | この身を裂かれても あなたと逢いたい 離れない離さない 命の限り 指先こごえる 津軽の空から ジョンガラ雪降りゃ ホレました ホレました 波また波打つ日本海 あなた愛しい北の海 星さえ凍てついた 名のみの春です 抱かれたい抱きしめて ちからの限り 名も無いひと弾く 唄っているよな ジョンガラ遠く ホレました ホレました わたしに明日をくれますか この身かけます あなたなら さざん花咲く頃は あなたと暮せる 追いかける春の詩 はかない想い 故郷すてても こころに染みつく ジョンガラ節さ ホレました ホレました 小娘みたいなわたしでも 添ってみせます 日本一 |
女の祭り夢の大輪 花火にのせて ドンとあげたい この空に つらい話しは やめにして のんで憂き世を わすれ舟 今日は女の 夏まつり 揃いゆかたで 華になれ 海は大漁 田畑は黄金 天の恵みの ありがたさ あんた男を あげるのも おんな器量の みせどころ 今日は女の 秋まつり 年に一度の 晴れすがた 印半天 背中できめる 粋なあんたの 恋女房 四角四面の 世間でも いつか陽がさす 露地もある 今日は女の 春まつり 風もほころぶ 花便り | 石原詢子 | 里村龍一 | 叶弦大 | | 夢の大輪 花火にのせて ドンとあげたい この空に つらい話しは やめにして のんで憂き世を わすれ舟 今日は女の 夏まつり 揃いゆかたで 華になれ 海は大漁 田畑は黄金 天の恵みの ありがたさ あんた男を あげるのも おんな器量の みせどころ 今日は女の 秋まつり 年に一度の 晴れすがた 印半天 背中できめる 粋なあんたの 恋女房 四角四面の 世間でも いつか陽がさす 露地もある 今日は女の 春まつり 風もほころぶ 花便り |
ほたるのふる里白い花びら 木曽揖斐(いび)川に 咲けばふる里 池田は春よ 淋しいねえって 思う夜は むかし恋しい なつかしい 花のかんざし 頭に飾り 家族総出の ああ村まつり 何ごとも 移りのみゆく世の中に 花は昔の 春にかわらず ほたる祭りの 季節が来ても 何かたりない 父母(ちちはは)の顔 帰ろかなあって 思っても 生まれ育った 家もない 今日も列車の 灯りの帯が なみだ残して ああ遠去かる 濃尾平野の 木枯しよりも 夢がつめたい 都会の暮らし 逢いたいなあって 思う夜は 母の面影 胸に抱き 父の真似して ひと節唄う 秋葉祭りの ああ故郷(くに)の歌 | 石原詢子 | 里村龍一・挿入詩吟:良寛 | 叶弦大 | 石倉重信 | 白い花びら 木曽揖斐(いび)川に 咲けばふる里 池田は春よ 淋しいねえって 思う夜は むかし恋しい なつかしい 花のかんざし 頭に飾り 家族総出の ああ村まつり 何ごとも 移りのみゆく世の中に 花は昔の 春にかわらず ほたる祭りの 季節が来ても 何かたりない 父母(ちちはは)の顔 帰ろかなあって 思っても 生まれ育った 家もない 今日も列車の 灯りの帯が なみだ残して ああ遠去かる 濃尾平野の 木枯しよりも 夢がつめたい 都会の暮らし 逢いたいなあって 思う夜は 母の面影 胸に抱き 父の真似して ひと節唄う 秋葉祭りの ああ故郷(くに)の歌 |
おんなの春他人には見えない あなたの心 惚れた私は よく見える 明日も分らぬ この世の道で たった一つの 灯りです あなたに尽して エー 悔はない 口さえきかない 喧嘩をしても 惚れた私の 負けになる 心づくしの 手料理並べ 遅い帰りを 待つ夜更け あなたの事しか エー ない私 淋しい時には あなたの膝が 今じゃ私の ふるさとよ 咲くも散るのも 沈むも浮くも ひとつ運命の ふたりです 眠れば聞こえる エー 春の音 | 石原詢子 | 里村龍一 | 水森英夫 | 伊戸のりお | 他人には見えない あなたの心 惚れた私は よく見える 明日も分らぬ この世の道で たった一つの 灯りです あなたに尽して エー 悔はない 口さえきかない 喧嘩をしても 惚れた私の 負けになる 心づくしの 手料理並べ 遅い帰りを 待つ夜更け あなたの事しか エー ない私 淋しい時には あなたの膝が 今じゃ私の ふるさとよ 咲くも散るのも 沈むも浮くも ひとつ運命の ふたりです 眠れば聞こえる エー 春の音 |
残り紅淋しいと あゝ言えないで あなたの肩を たゞ揺する 抱かれたら あゝつらいだけ わかっていても 逢いたいの 一日一生 そんな恋だから 過去も未来も 訊かないで みだらみだら乱れて 火となって うれし恥ずかし 残り紅 遠去かる あゝ靴音の 乱れのなさが 口惜しくて 窓をあけ あゝ雪舞いの 小さな蛍 手でつぶす 一日千秋 あなた待ち侘びて 髪を梳(す)いては 紅をひく しとどしとど溺(おぼ)れて 身をまかせ 浮いて沈んだ 夜の河 一日一生 そんな恋だから 過去も未来も 訊かないで みだらみだら乱れて 火となって うれし恥ずかし 残り紅 | 石原詢子 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 淋しいと あゝ言えないで あなたの肩を たゞ揺する 抱かれたら あゝつらいだけ わかっていても 逢いたいの 一日一生 そんな恋だから 過去も未来も 訊かないで みだらみだら乱れて 火となって うれし恥ずかし 残り紅 遠去かる あゝ靴音の 乱れのなさが 口惜しくて 窓をあけ あゝ雪舞いの 小さな蛍 手でつぶす 一日千秋 あなた待ち侘びて 髪を梳(す)いては 紅をひく しとどしとど溺(おぼ)れて 身をまかせ 浮いて沈んだ 夜の河 一日一生 そんな恋だから 過去も未来も 訊かないで みだらみだら乱れて 火となって うれし恥ずかし 残り紅 |
ふるさと恋唄冷や酒 徳利 耳もとで 揺らせば聞こえる 波の音… 女ひとりの 淋しさよ 帰るその日は いつになる ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる 指折り数えりゃ 母の年令(とし) 越してまだみる 母の夢… 膝のぬくもり 優しさよ 胸に面影 また浮かぶ ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる お酒にむせた ふりをして こぼれる涙を 指で拭く 鰹取る船 出る頃か 帰るその日は いつになる ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる | 石原詢子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 石倉重信 | 冷や酒 徳利 耳もとで 揺らせば聞こえる 波の音… 女ひとりの 淋しさよ 帰るその日は いつになる ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる 指折り数えりゃ 母の年令(とし) 越してまだみる 母の夢… 膝のぬくもり 優しさよ 胸に面影 また浮かぶ ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる お酒にむせた ふりをして こぼれる涙を 指で拭く 鰹取る船 出る頃か 帰るその日は いつになる ハ~ 故郷が 酔えばなおさら 近くなる |
浜唄沖のかもめが 別れをせかす わたし港で 袖をふる 出船悲しや 待つ身には 三日三晩は 長すぎる ヤンサノエー ヤンサノエー あなた浮かべて 日が暮れる 紅をひく度 あなたを忍ぶ ひとり忍んで 惚れ直す 情けあるなら 叶うなら せめて乗りたい あの船に ヤンサノエー ヤンサノエー 点る漁火 波まくら 好きなあなたの お酒を揃え 今日も港で 立ち尽くす 江差追分 風まじり 誰が唄うか 沁みてくる ヤンサノエー ヤンサノエー 胸のなかまで 沁みてくる | 石原詢子 | たきのえいじ | 岡千秋 | 池多孝春 | 沖のかもめが 別れをせかす わたし港で 袖をふる 出船悲しや 待つ身には 三日三晩は 長すぎる ヤンサノエー ヤンサノエー あなた浮かべて 日が暮れる 紅をひく度 あなたを忍ぶ ひとり忍んで 惚れ直す 情けあるなら 叶うなら せめて乗りたい あの船に ヤンサノエー ヤンサノエー 点る漁火 波まくら 好きなあなたの お酒を揃え 今日も港で 立ち尽くす 江差追分 風まじり 誰が唄うか 沁みてくる ヤンサノエー ヤンサノエー 胸のなかまで 沁みてくる |
月見草待てど暮らせど 戻らぬ人を 呼べば日暮れる 瀬戸の海 あなた…あなた旅から いつ帰る…… 咲いて哀しい わたしの恋は いのち一夜の 月見草 すすり泣くよな 汽笛の音に 眠れないまま 口紅をひく あなた…あなた旅から いつ帰る…… 夢でいいから 恋しい胸で そっと散りたい 月見草 千里渡れる 翼を持つに 何を嘆くか 浜千鳥 あなた…あなた旅から いつ帰る…… 遠くなるほど 逢いたさつのる 女ごころの 月見草 | 石原詢子 | 水木れいじ | 四方章人 | | 待てど暮らせど 戻らぬ人を 呼べば日暮れる 瀬戸の海 あなた…あなた旅から いつ帰る…… 咲いて哀しい わたしの恋は いのち一夜の 月見草 すすり泣くよな 汽笛の音に 眠れないまま 口紅をひく あなた…あなた旅から いつ帰る…… 夢でいいから 恋しい胸で そっと散りたい 月見草 千里渡れる 翼を持つに 何を嘆くか 浜千鳥 あなた…あなた旅から いつ帰る…… 遠くなるほど 逢いたさつのる 女ごころの 月見草 |
郡上の詩着物姿が よく似合う 白いうなじの 愛しい女よ 忍ぶ郡上の 思い出は 燃えて切ない かがり火か 夏の夜空に ああ咲いた小百合 郡上のナー八幡出てゆく時は 雨も降らぬに 袖しぼる ほほに光った ひとすじの 君の涙が こぼれておちた 忍ぶ郡上の 夢うかべ 秘めて切なく 舞う蛍 忘れられない ああ長良川 郡上のナー八幡出てゆく時は 月も雲間に 影かくす 忍ぶ郡上の 夢うかべ 秘めて切なく 舞う蛍 忘れられない ああ長良川 | 石原詢子 | 森省三 | 叶弦大 | | 着物姿が よく似合う 白いうなじの 愛しい女よ 忍ぶ郡上の 思い出は 燃えて切ない かがり火か 夏の夜空に ああ咲いた小百合 郡上のナー八幡出てゆく時は 雨も降らぬに 袖しぼる ほほに光った ひとすじの 君の涙が こぼれておちた 忍ぶ郡上の 夢うかべ 秘めて切なく 舞う蛍 忘れられない ああ長良川 郡上のナー八幡出てゆく時は 月も雲間に 影かくす 忍ぶ郡上の 夢うかべ 秘めて切なく 舞う蛍 忘れられない ああ長良川 |
恋岬あなたと過(す)ごした みじかい春も 今は帰らぬ夢ですか 待って待ちわび 背のびをしても 北の岬は風ばかり この恋なくしたら 生きてはゆけないの オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… 小雪の桟橋 纜(ともづな)といて あなたあれきり 戻(もど)らない 髪に浜木綿(はまゆう) 優しくさして 嫁に来るかと 抱いた人 その手のぬくもりが 心を燃やすのよ オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… 流氷かすめて 飛ぶ海鳥よ せめて届(とど)けて この想い 泣いて泣きぬれ あの沖はるか 今日(きょう)も名前を呼んでみた もいちど逢えるなら 命もいらないわ オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… | 石原詢子 | 水木れいじ | 四方章人 | | あなたと過(す)ごした みじかい春も 今は帰らぬ夢ですか 待って待ちわび 背のびをしても 北の岬は風ばかり この恋なくしたら 生きてはゆけないの オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… 小雪の桟橋 纜(ともづな)といて あなたあれきり 戻(もど)らない 髪に浜木綿(はまゆう) 優しくさして 嫁に来るかと 抱いた人 その手のぬくもりが 心を燃やすのよ オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… 流氷かすめて 飛ぶ海鳥よ せめて届(とど)けて この想い 泣いて泣きぬれ あの沖はるか 今日(きょう)も名前を呼んでみた もいちど逢えるなら 命もいらないわ オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… オロロン オロロンバイ オロロン オロロンバイ 返してあの人を… |
あなたにとまれ愛しちゃいけないあなたに惚れた それが最初(はな)から間違いでした これでいいのよ これでいいのね もとに戻っただけだから 二度とうしろなどふりむかないわ 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ 思い出たどれば二年の日々が ひとつまたひとつ瞼(まぶた)をよぎる あきらめるのよ あきらめるのね 帰るあてない人ならば ひとりぼっちには慣れてるけど 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ 見知らぬ人の視線が痛い 髪の乱れはこころの乱れ 夢だったのよ 夢だったのね そうよつづきはみられない 未練ひきずってよろめく私 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ | 石原詢子 | 松本礼児 | むらさき幸 | | 愛しちゃいけないあなたに惚れた それが最初(はな)から間違いでした これでいいのよ これでいいのね もとに戻っただけだから 二度とうしろなどふりむかないわ 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ 思い出たどれば二年の日々が ひとつまたひとつ瞼(まぶた)をよぎる あきらめるのよ あきらめるのね 帰るあてない人ならば ひとりぼっちには慣れてるけど 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ 見知らぬ人の視線が痛い 髪の乱れはこころの乱れ 夢だったのよ 夢だったのね そうよつづきはみられない 未練ひきずってよろめく私 泣いたら負けよ 涙よとまれ あなたにとまれ |
夕霧海峡あの人を…… 連れて連れて連れて行くなら 連絡船よ 未練ひとつを なぜ積み残す 逢うが別れの 波止場の恋は 汽笛ひと声 波間に消えて 死ねというのか 夕霧海峡 淋しさは…… お酒お酒お酒飲んでも まぎれはしない 知っていながら ただ酔うばかり あなた寒いわ いのちが寒い 一夜(ひとよ)泊りの しあわせなのに 思い切れない 夕霧海峡 海鳴りが…… 哭(な)いて哭(な)いて哭(な)いて北から 吹雪の便り 心細さを またつのらせる 船は来るのに 戻らぬ人を 鴎どうして 忘れりゃいいの 夢を返して 夕霧海峡 | 石原詢子 | 水木れいじ | 岡千秋 | | あの人を…… 連れて連れて連れて行くなら 連絡船よ 未練ひとつを なぜ積み残す 逢うが別れの 波止場の恋は 汽笛ひと声 波間に消えて 死ねというのか 夕霧海峡 淋しさは…… お酒お酒お酒飲んでも まぎれはしない 知っていながら ただ酔うばかり あなた寒いわ いのちが寒い 一夜(ひとよ)泊りの しあわせなのに 思い切れない 夕霧海峡 海鳴りが…… 哭(な)いて哭(な)いて哭(な)いて北から 吹雪の便り 心細さを またつのらせる 船は来るのに 戻らぬ人を 鴎どうして 忘れりゃいいの 夢を返して 夕霧海峡 |
北しぐれ倒れた徳利(とくり)と こぼれたお酒 窓打つしぐれは 泣くばかり ああ あなた あなた 淋しいよ 髪をからめて 待つ指が 誰を恨(うら)むか 北港 何度もおんなじ カラオケかけて 絵だけをながめて 酔いました ああ あなた あなた 恋しいよ あれは真冬(まふゆ)の 日本海 想い出させる 北の宿 化身(かわ)れるものなら 蛍に変えて はかない生命(いのち)の 恋ならば ああ あなた あなた 抱きしめて たった二十日(はつか)の 一生を 泣かせないでよ 北しぐれ | 石原詢子 | 北野彩・補作詞:里村龍一 | 叶弦大 | | 倒れた徳利(とくり)と こぼれたお酒 窓打つしぐれは 泣くばかり ああ あなた あなた 淋しいよ 髪をからめて 待つ指が 誰を恨(うら)むか 北港 何度もおんなじ カラオケかけて 絵だけをながめて 酔いました ああ あなた あなた 恋しいよ あれは真冬(まふゆ)の 日本海 想い出させる 北の宿 化身(かわ)れるものなら 蛍に変えて はかない生命(いのち)の 恋ならば ああ あなた あなた 抱きしめて たった二十日(はつか)の 一生を 泣かせないでよ 北しぐれ |
祝い節嬉し涙で 樽酒あける 今日のふたりの 晴れ姿 惚れて惚れぬけ 夫婦(めおと)なら…… 花の人生 情で結ぶ 歌はめでたい 祝い節 夢を積み荷の 木の葉の船で 我慢くらべの 永い旅 惚れて惚れぬけ 心から…… 浮き世荒波 笑顔で越えりゃ 枝も栄える 祝い節 過ぎてしまえば 幾春秋(いくはるあき)の 苦労ばなしも 語り草 惚れて惚れぬけ いつまでも…… 晴れの門出に 手拍子そえて これが餞(はなむけ) 祝い節 | 石原詢子 | 水木れいじ | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 嬉し涙で 樽酒あける 今日のふたりの 晴れ姿 惚れて惚れぬけ 夫婦(めおと)なら…… 花の人生 情で結ぶ 歌はめでたい 祝い節 夢を積み荷の 木の葉の船で 我慢くらべの 永い旅 惚れて惚れぬけ 心から…… 浮き世荒波 笑顔で越えりゃ 枝も栄える 祝い節 過ぎてしまえば 幾春秋(いくはるあき)の 苦労ばなしも 語り草 惚れて惚れぬけ いつまでも…… 晴れの門出に 手拍子そえて これが餞(はなむけ) 祝い節 |