スノウドロップ片手にも満たない 陰に落ちないように すり減った靴底 数えよう 両手では足りない 星が逃げないように 澄みきった旋律 集めよう ふわふわ波を立てずに ただただ慎ましやかに それでも傘は閉じずに 朝焼けを待ち続けている 叶わぬものを忘れて たばこの煙 吐き出さずに仕舞う 穏やかな明日 求めて 追いかけてみた 停止線を越えて これからを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 消しゴムでなぞった 影が繋がるように つま先とかかとを合わせよう 貝殻でできている すべては人の夢 見捨てた 知らなくていいのに 必ずなんて言葉と たばこの煙 吐き出さずに仕舞う 柔らかな明日 求めて 追いかけてみた 停止線を越えて これからを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 染まらない明日 落として 始まらなくて 君のせいにしたよ これからを剥がしたら 気づいてしまった 新しい余白 赤らむ頬を隠して 開いてしまった幕 あの子が笑った 染まらない君を求めて 追いかけてみた 停止線を越えて さよならを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 | Killing Time | 國武伶 | 國武伶 | | 片手にも満たない 陰に落ちないように すり減った靴底 数えよう 両手では足りない 星が逃げないように 澄みきった旋律 集めよう ふわふわ波を立てずに ただただ慎ましやかに それでも傘は閉じずに 朝焼けを待ち続けている 叶わぬものを忘れて たばこの煙 吐き出さずに仕舞う 穏やかな明日 求めて 追いかけてみた 停止線を越えて これからを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 消しゴムでなぞった 影が繋がるように つま先とかかとを合わせよう 貝殻でできている すべては人の夢 見捨てた 知らなくていいのに 必ずなんて言葉と たばこの煙 吐き出さずに仕舞う 柔らかな明日 求めて 追いかけてみた 停止線を越えて これからを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 染まらない明日 落として 始まらなくて 君のせいにしたよ これからを剥がしたら 気づいてしまった 新しい余白 赤らむ頬を隠して 開いてしまった幕 あの子が笑った 染まらない君を求めて 追いかけてみた 停止線を越えて さよならを剥がしたら 治ってしまった傷 溶けた二月 |
さくら朝になって また明日って すり抜けた日々をなぞった 届かないものに触れていたくて 進みたくて 進めなくて 流れていく色をたどった さよならを数えたんだよ 出す宛のない手紙 想いは黒く積もる 右耳を通した声は 泣いているように 見えた気がしたんだ 朝になって 夜をまとって 脱ぎ捨てた日々をなぞった 届かないことに気づけなくて 進みたくて 進めなくて 別れていく色をたどった さよならを数えたんだよ まだ離さなくても 空を失くしたんだ 君は表も切ったんだよ 過ぎ去ってしまっても 終わりは新たな始まりって 君が言ったんだよ 冬になって 寒いねって その手 強く握りしめた この場所で また 幸せって 雪みたいだ ああ だから美しいんだ 悲しげに笑う 春になって 花が咲いた 君もどこかで見ているのかな 約束はまだ生きてるんでしょう 朝になって 進みたくて すり抜けた君をなぞった さよならを一つ 君は行ったんだよ | Killing Time | 國武伶 | 國武伶 | | 朝になって また明日って すり抜けた日々をなぞった 届かないものに触れていたくて 進みたくて 進めなくて 流れていく色をたどった さよならを数えたんだよ 出す宛のない手紙 想いは黒く積もる 右耳を通した声は 泣いているように 見えた気がしたんだ 朝になって 夜をまとって 脱ぎ捨てた日々をなぞった 届かないことに気づけなくて 進みたくて 進めなくて 別れていく色をたどった さよならを数えたんだよ まだ離さなくても 空を失くしたんだ 君は表も切ったんだよ 過ぎ去ってしまっても 終わりは新たな始まりって 君が言ったんだよ 冬になって 寒いねって その手 強く握りしめた この場所で また 幸せって 雪みたいだ ああ だから美しいんだ 悲しげに笑う 春になって 花が咲いた 君もどこかで見ているのかな 約束はまだ生きてるんでしょう 朝になって 進みたくて すり抜けた君をなぞった さよならを一つ 君は行ったんだよ |
泡沫不甲斐ない僕らは 傷つけ 身を委ね 気づかないふりをして 傷つき 気をとがめているんだ どうだい 一瞬の希望も 叶わなかったって 構わないんだって 一生の鼓動も 届かなかった 今日も いつだって想っていたんだ 焼けつく空 漂って 彷徨って 泳いで いつだっけ縛ってしまった 消えた光 寂しげ水色の君 綺麗な言葉を並べて隠し合う 何気ないふりをして 凪がれて 騙されていたいんだ いつだって想っていたんだ 行き着く空 漂って 彷徨って 泳いで あなたのことをずっと探したふりした 寂しげ水色の君 例えば 浮かんで消えていくガラスのように 儚く ただ綺麗だった 寂しげ水色の君 探したふりした | Killing Time | 國武伶 | 國武伶 | | 不甲斐ない僕らは 傷つけ 身を委ね 気づかないふりをして 傷つき 気をとがめているんだ どうだい 一瞬の希望も 叶わなかったって 構わないんだって 一生の鼓動も 届かなかった 今日も いつだって想っていたんだ 焼けつく空 漂って 彷徨って 泳いで いつだっけ縛ってしまった 消えた光 寂しげ水色の君 綺麗な言葉を並べて隠し合う 何気ないふりをして 凪がれて 騙されていたいんだ いつだって想っていたんだ 行き着く空 漂って 彷徨って 泳いで あなたのことをずっと探したふりした 寂しげ水色の君 例えば 浮かんで消えていくガラスのように 儚く ただ綺麗だった 寂しげ水色の君 探したふりした |
今にも落ちてきそうな空の下で何事もない日々は 音もなく 流れていく わかっている そんなこと 当たり前ではないと そこで今も 夢の中で 花が咲く 君が笑っているような 空の下 時が止まっているような 灰色の寂しさは あてもなく 消えていく いつになれば 夢の先で 花が咲く 雨にうたれ泣くような 空の下 何か変わっていくような もっと近づいて 少しだけ そっと行かないで 明ける日まで 光射す 君を包み込むような 空の下 今にも落ちてきそうな 花が咲く 君を包み込むような 羽ばたいた明日は 光指す方へ 風が吹き 歩いていく 何事もない日々を | Killing Time | 國武伶 | 國武伶 | | 何事もない日々は 音もなく 流れていく わかっている そんなこと 当たり前ではないと そこで今も 夢の中で 花が咲く 君が笑っているような 空の下 時が止まっているような 灰色の寂しさは あてもなく 消えていく いつになれば 夢の先で 花が咲く 雨にうたれ泣くような 空の下 何か変わっていくような もっと近づいて 少しだけ そっと行かないで 明ける日まで 光射す 君を包み込むような 空の下 今にも落ちてきそうな 花が咲く 君を包み込むような 羽ばたいた明日は 光指す方へ 風が吹き 歩いていく 何事もない日々を |