春日八郎の歌詞一覧リスト  43曲中 1-43曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
青い月夜だ波止場(はとば)離れりゃ 未練は捨てな 陸にゃ住めない 海の鳥 あすはどこかの 異国の港 待っているだろ 一夜(ひとよ)の夢が 青い月夜だ 甲板(デッキ)で語ろ  呼んでいたのか 故郷の空を わかるおぼえが ないじゃなし 帰りたいとも 思わぬくせに たまにゃ夢見て いまでも泣ける 青い月夜だ 甲板で語ろ  濡(ぬ)れてしょんぼり 小雨(こさめ)の浜で 送るあの娘(こ)を 俺(おれ)も見た 昔しのんで ついつまされて やけに痛むぜ 心のきずが 青い月夜だ 甲板で語ろ春日八郎矢野亮吉田矢健治波止場(はとば)離れりゃ 未練は捨てな 陸にゃ住めない 海の鳥 あすはどこかの 異国の港 待っているだろ 一夜(ひとよ)の夢が 青い月夜だ 甲板(デッキ)で語ろ  呼んでいたのか 故郷の空を わかるおぼえが ないじゃなし 帰りたいとも 思わぬくせに たまにゃ夢見て いまでも泣ける 青い月夜だ 甲板で語ろ  濡(ぬ)れてしょんぼり 小雨(こさめ)の浜で 送るあの娘(こ)を 俺(おれ)も見た 昔しのんで ついつまされて やけに痛むぜ 心のきずが 青い月夜だ 甲板で語ろ
赤いランプの終列車PLATINA LYLIC白い夜霧の あかりに濡れて 別れせつない プラットホーム ベルが鳴る ベルが鳴る さらばと告げて 手を振る君は 赤いランプの 終列車  涙かくして ほほえみ合うて 窓に残した 心の温(ぬく)み あの人は あの人は 何日(いつ)また逢える 旅路の人か 赤いランプの 終列車  遠い汽笛に うすれる影に ひとりたたずむ プラットホーム さようなら さようなら 瞼の奥に 哀しく消える 赤いランプの 終列車PLATINA LYLIC春日八郎大倉芳郎江口夜詩白い夜霧の あかりに濡れて 別れせつない プラットホーム ベルが鳴る ベルが鳴る さらばと告げて 手を振る君は 赤いランプの 終列車  涙かくして ほほえみ合うて 窓に残した 心の温(ぬく)み あの人は あの人は 何日(いつ)また逢える 旅路の人か 赤いランプの 終列車  遠い汽笛に うすれる影に ひとりたたずむ プラットホーム さようなら さようなら 瞼の奥に 哀しく消える 赤いランプの 終列車
足摺岬つらい別れも 男であれば 涙見せずに 行く俺だ 土佐の高知の あの娘(こ)の声が 呼んで 呼んでいるよな 足摺岬(あしずりみさき)  思い残せば 港もかすむ 揺れるマストに 風が鳴る 胸に形見の かんざし抱いて つきぬ つきぬなごりの 足摺岬  鯨潮吹く 潮路をはるか 涙こらえて 行く俺だ 恋も情(なさけ)も また逢う日まで 捨てにゃ 捨てにゃならない 足摺岬春日八郎高橋掬太郎吉田矢健治つらい別れも 男であれば 涙見せずに 行く俺だ 土佐の高知の あの娘(こ)の声が 呼んで 呼んでいるよな 足摺岬(あしずりみさき)  思い残せば 港もかすむ 揺れるマストに 風が鳴る 胸に形見の かんざし抱いて つきぬ つきぬなごりの 足摺岬  鯨潮吹く 潮路をはるか 涙こらえて 行く俺だ 恋も情(なさけ)も また逢う日まで 捨てにゃ 捨てにゃならない 足摺岬
雨降る街角GOLD LYLICつらいだろうが 野暮な事言うでない これきり逢えぬ 二人じゃないさ せめて震える 肩を引き寄せ 揺れて歩けば 雨が降る ああ 別れ街角  あれもこれも ひとときの夢ならば 今さら俺が 泣けたりするか 洩れる吐息に うるむ青い灯 なぜか今宵も 雨が降る ああ 馴れた街角  思い出して ただ一人待っていな 忘れずきっと 迎えにゃ来るぜ 未練きれずに 濡れてたたずむ 影に嘆きの 雨が降る ああ さらば街角GOLD LYLIC春日八郎東篠寿三郎吉田矢健治つらいだろうが 野暮な事言うでない これきり逢えぬ 二人じゃないさ せめて震える 肩を引き寄せ 揺れて歩けば 雨が降る ああ 別れ街角  あれもこれも ひとときの夢ならば 今さら俺が 泣けたりするか 洩れる吐息に うるむ青い灯 なぜか今宵も 雨が降る ああ 馴れた街角  思い出して ただ一人待っていな 忘れずきっと 迎えにゃ来るぜ 未練きれずに 濡れてたたずむ 影に嘆きの 雨が降る ああ さらば街角
あれから十年たったかなァ暗い下宿の 四畳半 友とふたりで 手をとりあって きっといつかは 陽(ひ)が照ると 泣いて誓った あの夜から ああ もう十年 たったかなァ  俺の帰りを 待ちきれず 嫁に行ったと たよりを前に あの娘(こ)恨んで 寝もやらず 飲んで明かした あの夜から ああ もう十年 たったかなァ  過ぎてしまえば 早いもの 若い心を 燃やしたほのお 今じゃかえって なつかしく 思い出してる しみじみと ああ もう十年 たったかなァ春日八郎矢野亮渡部実暗い下宿の 四畳半 友とふたりで 手をとりあって きっといつかは 陽(ひ)が照ると 泣いて誓った あの夜から ああ もう十年 たったかなァ  俺の帰りを 待ちきれず 嫁に行ったと たよりを前に あの娘(こ)恨んで 寝もやらず 飲んで明かした あの夜から ああ もう十年 たったかなァ  過ぎてしまえば 早いもの 若い心を 燃やしたほのお 今じゃかえって なつかしく 思い出してる しみじみと ああ もう十年 たったかなァ
あん時ゃどしゃ降りGOLD LYLICあん時ゃどしゃ降り 雨ン中 胸をはずませ 濡れて待ってた 街の角(かど) アーアー 初恋っていう奴(やつ)ァ すばらしいもんさ 遠い日のこと みんな夢 ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中  あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 離れられずに 濡れて歩いた どこまでも アーアー 別れるっていう奴ァ たまんないもんさ つらい運命(さだめ)を 恨んだよ ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中  あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 やけのやん八 濡れて泣いたぜ 思いきり アーアー 思い出っていう奴ァ ほろ苦(にが)いもんさ 今じゃあの娘も どうしてか ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中GOLD LYLIC春日八郎矢野亮佐伯としをあん時ゃどしゃ降り 雨ン中 胸をはずませ 濡れて待ってた 街の角(かど) アーアー 初恋っていう奴(やつ)ァ すばらしいもんさ 遠い日のこと みんな夢 ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中  あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 離れられずに 濡れて歩いた どこまでも アーアー 別れるっていう奴ァ たまんないもんさ つらい運命(さだめ)を 恨んだよ ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中  あん時ゃどしゃ降り 雨ン中 やけのやん八 濡れて泣いたぜ 思いきり アーアー 思い出っていう奴ァ ほろ苦(にが)いもんさ 今じゃあの娘も どうしてか ひとりしみじみ 思い出してる 雨ン中
居酒屋GOLD LYLIC情をかけて はずされて ひょろりよろけた 裏通り どうした どうした 意気地(いくじ)なし しかりながらも やりきれず 居酒屋の あかりへすがりに きょうも来る  昔の俺と 同じだと 酒をつがれりゃ こみあげる 泣くなよ 泣くなよ 男だぞ 涙コップに 落したら 居酒屋の 古びたビラさえ 笑うだろう  浮世(うきよ)の底に 肩よせて 生きるにおいの あたたかさ やるんだ やるんだ 俺もやる 調子はずれの 唄(うた)だけど 居酒屋の あかりに歌おう しみじみとGOLD LYLIC春日八郎横井弘鎌多俊与情をかけて はずされて ひょろりよろけた 裏通り どうした どうした 意気地(いくじ)なし しかりながらも やりきれず 居酒屋の あかりへすがりに きょうも来る  昔の俺と 同じだと 酒をつがれりゃ こみあげる 泣くなよ 泣くなよ 男だぞ 涙コップに 落したら 居酒屋の 古びたビラさえ 笑うだろう  浮世(うきよ)の底に 肩よせて 生きるにおいの あたたかさ やるんだ やるんだ 俺もやる 調子はずれの 唄(うた)だけど 居酒屋の あかりに歌おう しみじみと
浮草の宿汽笛が聞こえる 港の酒場は 流れ流れる 浮草の宿 おまえも俺も 似たよな運命(さだめ) ねえさんあけなよ おいらも飲むぜ  まつ毛が濡(ぬ)れてる 横顔見てたら 捨てた女が 心に浮かぶ いまさらそれが どうなるものか 今夜はしんみり 語ろじゃないか  ふたりの身の上 流しのギターが 聞いてごらんよ 歌って行くぜ 一夜(ひとよ)さ明けりゃ さよならあばよ マドロス暮らしは せつないものさ  涙をふきなよ 港の酒場は 夢もはかない 浮草の宿 また逢うときが いつ来るじゃやら 元気でおいでよ 達者(たっしゃ)でいなよ春日八郎服部鋭夫江□夜詩汽笛が聞こえる 港の酒場は 流れ流れる 浮草の宿 おまえも俺も 似たよな運命(さだめ) ねえさんあけなよ おいらも飲むぜ  まつ毛が濡(ぬ)れてる 横顔見てたら 捨てた女が 心に浮かぶ いまさらそれが どうなるものか 今夜はしんみり 語ろじゃないか  ふたりの身の上 流しのギターが 聞いてごらんよ 歌って行くぜ 一夜(ひとよ)さ明けりゃ さよならあばよ マドロス暮らしは せつないものさ  涙をふきなよ 港の酒場は 夢もはかない 浮草の宿 また逢うときが いつ来るじゃやら 元気でおいでよ 達者(たっしゃ)でいなよ
海猫の啼く波止場崩(くず)れた岸壁 洗う波 さびれた波止場(はとば)にゃ 海猫ばかり おまえを知った あの夜から 俺の恋人は 海じゃなくなった それに気づいたは 出船の汽笛が 出船の汽笛が 鳴ったあと  夕陽(ゆうひ)にしょんぼり 浮ぶブイ 人待ち顔なは 海猫ばかり 南で遭(あ)った ハリケーンも 俺の思いほど 荒れはしなかった ひとり眠られず 甲板(デッキ)で呼んだよ 甲板で呼んだよ 恋しさに  せつない痛手(いたで)に しみる風 いっしょに泣くのは 海猫ばかり おまえはどこへ 行ったのか 俺のともしびは 消えてしまってた 胸に書きとめた 航海日記も 航海日記も 聞かないで春日八郎矢野亮林伊佐緒崩(くず)れた岸壁 洗う波 さびれた波止場(はとば)にゃ 海猫ばかり おまえを知った あの夜から 俺の恋人は 海じゃなくなった それに気づいたは 出船の汽笛が 出船の汽笛が 鳴ったあと  夕陽(ゆうひ)にしょんぼり 浮ぶブイ 人待ち顔なは 海猫ばかり 南で遭(あ)った ハリケーンも 俺の思いほど 荒れはしなかった ひとり眠られず 甲板(デッキ)で呼んだよ 甲板で呼んだよ 恋しさに  せつない痛手(いたで)に しみる風 いっしょに泣くのは 海猫ばかり おまえはどこへ 行ったのか 俺のともしびは 消えてしまってた 胸に書きとめた 航海日記も 航海日記も 聞かないで
裏町夜曲おまえがばかなら 俺もばか ばかを承知で なぜほれた 落ちて流れた この裏町が 今じゃふたりの 仮の宿  泣かずにおくれと いいながら いつかおいらも 泣いていた どうせ日陰の ふたりの運命(さだめ) 風よなぶるな いまさらに  おまえが飲むなら 俺も飲む 飲んで悩みが 消えるなら 消えるものかよ この裏町の 暗いあかりが さすかぎり春日八郎杉江晃山口進おまえがばかなら 俺もばか ばかを承知で なぜほれた 落ちて流れた この裏町が 今じゃふたりの 仮の宿  泣かずにおくれと いいながら いつかおいらも 泣いていた どうせ日陰の ふたりの運命(さだめ) 風よなぶるな いまさらに  おまえが飲むなら 俺も飲む 飲んで悩みが 消えるなら 消えるものかよ この裏町の 暗いあかりが さすかぎり
大阪の灯そぞろ歩きの 心斎端(しんさいばし)で いとしき君の 面影(かげ)慕う 男心に しみついた たった一度の 思い出を 秘めて大阪 灯(ひ)がともる  好きというのも もどかしかった 千日前(せんにちまえ)の 喫茶店 あの日ソファーに 身を寄せて そっと両手を 添えたとき 君の瞳(ひとみ)も 濡(ぬ)れていた  消えてまたつく ネオンの花が 行きかう人の 肩に散る きっと逢えると 見上げれば 澄んだか細い 淀の月 夜の大阪 灯がともる春日八郎下條ひでと西脇功西脇功そぞろ歩きの 心斎端(しんさいばし)で いとしき君の 面影(かげ)慕う 男心に しみついた たった一度の 思い出を 秘めて大阪 灯(ひ)がともる  好きというのも もどかしかった 千日前(せんにちまえ)の 喫茶店 あの日ソファーに 身を寄せて そっと両手を 添えたとき 君の瞳(ひとみ)も 濡(ぬ)れていた  消えてまたつく ネオンの花が 行きかう人の 肩に散る きっと逢えると 見上げれば 澄んだか細い 淀の月 夜の大阪 灯がともる
男の舞台男素顔を 化粧にかくしゃ 浮かれ舞台の 幕があく 花よ花よと もてはやされて きょうもせつなや 舞扇  恋に生きよか 芝居に死のか 乱れ心に 夜の雨 役者稼業(かぎょう)に 哀しく生きりゃ 泣けというのか 三味(しゃみ)の音  下座(げざ)の囃子(はやし)に 舞台が変わる 舞台ばかりか 運命(さだめ)まで 浮世嵐(うきよあらし)を 忍んで耐えて 男花道 ひとり行く春日八郎横井弘中野忠晴男素顔を 化粧にかくしゃ 浮かれ舞台の 幕があく 花よ花よと もてはやされて きょうもせつなや 舞扇  恋に生きよか 芝居に死のか 乱れ心に 夜の雨 役者稼業(かぎょう)に 哀しく生きりゃ 泣けというのか 三味(しゃみ)の音  下座(げざ)の囃子(はやし)に 舞台が変わる 舞台ばかりか 運命(さだめ)まで 浮世嵐(うきよあらし)を 忍んで耐えて 男花道 ひとり行く
お富さんPLATINA LYLIC粋(いき)な黒塀(くろべい) 見越しの松に 仇(あだ)な姿の 洗い髪 死んだはずだよ お富さん 生きていたとは お釈迦(しゃか)さまでも 知らぬ仏の お富さん エッサオー 源冶店(げんやだな)  過ぎた昔を 恨むじゃないが 風もしみるよ 傷の痕(あと) 久しぶりだな お富さん 今じゃ異名(よびな)も 切られの与三(よさ)よ これで一分(いちぶ)じゃ お富さん エッサオー すまされめえ  かけちゃいけない 他人の花に 情かけたが 身の運命(さだめ) 愚痴はよそうぜ お富さん せめて今夜は さしつさされつ 飲んで明かそよ お富さん エッサオー 茶わん酒  逢(あ)えばなつかし 語るも夢さ だれが弾(ひ)くやら 明烏(あけがらす) ついて来る気か お富さん 命短く 渡る浮世は 雨もつらいぜ お富さん エッサオー 地獄雨PLATINA LYLIC春日八郎山崎正渡久地政信粋(いき)な黒塀(くろべい) 見越しの松に 仇(あだ)な姿の 洗い髪 死んだはずだよ お富さん 生きていたとは お釈迦(しゃか)さまでも 知らぬ仏の お富さん エッサオー 源冶店(げんやだな)  過ぎた昔を 恨むじゃないが 風もしみるよ 傷の痕(あと) 久しぶりだな お富さん 今じゃ異名(よびな)も 切られの与三(よさ)よ これで一分(いちぶ)じゃ お富さん エッサオー すまされめえ  かけちゃいけない 他人の花に 情かけたが 身の運命(さだめ) 愚痴はよそうぜ お富さん せめて今夜は さしつさされつ 飲んで明かそよ お富さん エッサオー 茶わん酒  逢(あ)えばなつかし 語るも夢さ だれが弾(ひ)くやら 明烏(あけがらす) ついて来る気か お富さん 命短く 渡る浮世は 雨もつらいぜ お富さん エッサオー 地獄雨
俺と影法師花の故郷(ふるさと) 出たときは エエ 出たときは はずんでいたっけ 影法師 今じゃ巷(ちまた)の 坂道を 泣いてよろけて 口笛も いつか忘れた 忘れたなァ  遠いあの娘(こ)を つい呼んだ エエ つい呼んだ 許しておくれよ 影法師 泥にまみれた 胸底に 紅(べに)のたすきが しみてきて やけに恋しい 恋しいなァ  こんな男を 見捨てずに エエ 見捨てずに かわいい奴(やつ)だよ 影法師 せめておまえと ふたりして うずら啼(な)く里 故郷へ あすは帰ろう 帰ろうなァ春日八郎横井弘鎌多俊与花の故郷(ふるさと) 出たときは エエ 出たときは はずんでいたっけ 影法師 今じゃ巷(ちまた)の 坂道を 泣いてよろけて 口笛も いつか忘れた 忘れたなァ  遠いあの娘(こ)を つい呼んだ エエ つい呼んだ 許しておくれよ 影法師 泥にまみれた 胸底に 紅(べに)のたすきが しみてきて やけに恋しい 恋しいなァ  こんな男を 見捨てずに エエ 見捨てずに かわいい奴(やつ)だよ 影法師 せめておまえと ふたりして うずら啼(な)く里 故郷へ あすは帰ろう 帰ろうなァ
郭公啼く里山の里なら 淋しいに ましてかっこうの 啼く日暮れ 俺ら一人を 置き去りに 行ってしまった 憎い娘よ 遠い都は あの辺り  去年祭りに 二人して 買ったショールの 後影 行かせともない この胸を 知って居たやら 知らぬやら 振ったその手も 浮き浮きと  暗い夜業(よなべ)の 燈火(あかり)さえ 揺れて吐息の 物思い 女ごころに あこがれた 夢がさめたら 辛かろに 泣いてくれるな すき間風春日八郎矢野亮飯田三郎山の里なら 淋しいに ましてかっこうの 啼く日暮れ 俺ら一人を 置き去りに 行ってしまった 憎い娘よ 遠い都は あの辺り  去年祭りに 二人して 買ったショールの 後影 行かせともない この胸を 知って居たやら 知らぬやら 振ったその手も 浮き浮きと  暗い夜業(よなべ)の 燈火(あかり)さえ 揺れて吐息の 物思い 女ごころに あこがれた 夢がさめたら 辛かろに 泣いてくれるな すき間風
寒流海の暗さが 侘(わ)びしゅうてならぬ 風は冷たく ほほたたく 胸に浮かぶは あの娘(こ)の港 ほれて ほれて ほれていりゃこそ 思い出す  波が牙(きば)立つ 寒流はるか 行かにゃならない かじ枕 凍りつくよな 星影見れば なぜか なぜか なぜか心が 痛くなる  待っていなよと いうては来たが いつの日にまた 逢える身か 船が揺れれば 思いも揺れる 泣けて 泣けて 泣けてくるよな 海の果て春日八郎高橋掬太郎吉田矢健治吉田矢健治海の暗さが 侘(わ)びしゅうてならぬ 風は冷たく ほほたたく 胸に浮かぶは あの娘(こ)の港 ほれて ほれて ほれていりゃこそ 思い出す  波が牙(きば)立つ 寒流はるか 行かにゃならない かじ枕 凍りつくよな 星影見れば なぜか なぜか なぜか心が 痛くなる  待っていなよと いうては来たが いつの日にまた 逢える身か 船が揺れれば 思いも揺れる 泣けて 泣けて 泣けてくるよな 海の果て
ギター流し春が来たとて 行ったとて 旅の流しにゃ 知らぬこと ギター泣かせて 俺も泣く どうせはかない 恋の歌  好いちゃいけない 好けぬ身は いっそせつない 胸のうち 閉じた瞼(まぶた)の 裏側に せめておまえを 抱いて行こ  故郷(くに)を出たときゃ この俺も 夢も希望(のぞみ)も あったもの 街(まち)のあかりが 消えるよに 今じゃやつれた 影ひとつ春日八郎矢野亮吉田矢健治春が来たとて 行ったとて 旅の流しにゃ 知らぬこと ギター泣かせて 俺も泣く どうせはかない 恋の歌  好いちゃいけない 好けぬ身は いっそせつない 胸のうち 閉じた瞼(まぶた)の 裏側に せめておまえを 抱いて行こ  故郷(くに)を出たときゃ この俺も 夢も希望(のぞみ)も あったもの 街(まち)のあかりが 消えるよに 今じゃやつれた 影ひとつ
国後の女海鳴りさえも 凍(しば)れて絶えて 噂をとざす 北の島 あゝ国後の 国後の女 チャチャ岳の 麓(ふもと)に眠る 面影を しのぶ岬に 雪が舞う  産声あげた ふるさとだから 私はここで 死にたいの あゝ国後の 国後の女 あの夜は 素足のままで 流氷を 越せばよかった 二人して  地図からいまは 消されたような 島にもきっと 春がくる あゝ国後の 国後の女 その朝は 墓標に積る 雪のけて 逢いたかったと 抱いてやろ春日八郎たなかゆきを林伊佐緒海鳴りさえも 凍(しば)れて絶えて 噂をとざす 北の島 あゝ国後の 国後の女 チャチャ岳の 麓(ふもと)に眠る 面影を しのぶ岬に 雪が舞う  産声あげた ふるさとだから 私はここで 死にたいの あゝ国後の 国後の女 あの夜は 素足のままで 流氷を 越せばよかった 二人して  地図からいまは 消されたような 島にもきっと 春がくる あゝ国後の 国後の女 その朝は 墓標に積る 雪のけて 逢いたかったと 抱いてやろ
故郷は遠い空熱い涙に頬を濡(ぬら)し じっと見つめてる 忘れもしない 淋しいひとみ 何故にこうまで 故郷は遠い 雨の都の片隅は 片隅は 暗い嘆(なげ)きの 夢ばかり  誰が忘りょう 指を結び誓った一言(ひとこと)を 変らず今も 待ってるのやら 丁度(ちょうど)あの日も 小雨の降る夜 我慢してくれ今暫(しば)し 今暫(しば)し 胸に希望を 抱く日まで  遠い故郷の空は いつも重たいなまりいろ 想いはめぐる 幼い日ごろ どおせ戻らぬ 夢とは知れど 更けて都(みやこ)に降る雨に 降る雨に 俺もかくれて 泣いている春日八郎東條寿三郎吉田矢健治吉田矢健治熱い涙に頬を濡(ぬら)し じっと見つめてる 忘れもしない 淋しいひとみ 何故にこうまで 故郷は遠い 雨の都の片隅は 片隅は 暗い嘆(なげ)きの 夢ばかり  誰が忘りょう 指を結び誓った一言(ひとこと)を 変らず今も 待ってるのやら 丁度(ちょうど)あの日も 小雨の降る夜 我慢してくれ今暫(しば)し 今暫(しば)し 胸に希望を 抱く日まで  遠い故郷の空は いつも重たいなまりいろ 想いはめぐる 幼い日ごろ どおせ戻らぬ 夢とは知れど 更けて都(みやこ)に降る雨に 降る雨に 俺もかくれて 泣いている
ごめんヨかんべんナ待っていたのか 今日まで一人 そんなかぼそい 体で胸で そうかい そうだろう せつなかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ  勝手気ままな 俺らの意地が 好きとひと言 いわせなかった そうかい そうだろう 泣きたかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ  待っておいでよ 死ぬんじゃないぜ きっと俺らが 治してみせる そうかい そうだろう 淋しかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ春日八郎伊吹とおる吉田矢健治待っていたのか 今日まで一人 そんなかぼそい 体で胸で そうかい そうだろう せつなかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ  勝手気ままな 俺らの意地が 好きとひと言 いわせなかった そうかい そうだろう 泣きたかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ  待っておいでよ 死ぬんじゃないぜ きっと俺らが 治してみせる そうかい そうだろう 淋しかったろネ ほんとにごめんヨ かんべんナ
さのさ花づくし 山茶花・桜に 水仙花 寒に咲くのは 梅の花 牡丹・しゃくやく ネェ 百合の花 おもとのことなら 南天 菊の花  手を握り グッドバイよと 二足三足 別れかねては 立ち戻り 互に見合わす ネェ 顔と顔 何んにも言わずに 眼に涙  人は武士 気概は 高山彦九郎 京の三条の 橋の上 遙かに皇居を ネェ 伏し拝み 落つる涙は 加茂の水春日八郎不詳不詳花づくし 山茶花・桜に 水仙花 寒に咲くのは 梅の花 牡丹・しゃくやく ネェ 百合の花 おもとのことなら 南天 菊の花  手を握り グッドバイよと 二足三足 別れかねては 立ち戻り 互に見合わす ネェ 顔と顔 何んにも言わずに 眼に涙  人は武士 気概は 高山彦九郎 京の三条の 橋の上 遙かに皇居を ネェ 伏し拝み 落つる涙は 加茂の水
しのぶ宿夢で今夜は 私を抱いて 愛の証拠が 欲しいのよ あなたお願い もう一度 妻と呼ばれて みたいのよ ああ 面影また浮かぶ 切ない しのぶ宿  今度この世に 生まれてきても きっとあなたに つくします 女ごころの はかなさを 谷の瀬音も 泣いている ああ あの日に帰りたい 切ない しのぶ宿  帯にからんだ あなたの声が 今も私を 離さない 二人渡った 愛の橋 流す笹舟 あなた舟 ああ 呼んでも届かない 切ない しのぶ宿 春日八郎やまざき鐵むらさき幸夢で今夜は 私を抱いて 愛の証拠が 欲しいのよ あなたお願い もう一度 妻と呼ばれて みたいのよ ああ 面影また浮かぶ 切ない しのぶ宿  今度この世に 生まれてきても きっとあなたに つくします 女ごころの はかなさを 谷の瀬音も 泣いている ああ あの日に帰りたい 切ない しのぶ宿  帯にからんだ あなたの声が 今も私を 離さない 二人渡った 愛の橋 流す笹舟 あなた舟 ああ 呼んでも届かない 切ない しのぶ宿 
旅の燈台どうせ波間の 渡り鳥 啼(な)き啼き行くのが 旅ならば 呼ぶな他国の 燈台あかり 男瞼が なお濡れる  海の暗さよ 夜(よ)の寒さ マストが揺れれば 身も揺れる 裂いて捨てよか 形見の写真 それで未練が 消えるなら  そらを仰げば 流れ星 流れて消えれば また哀し 呼ぶなよふけの 燈台あかり 思い切る気で 行くものを春日八郎高橋掬太郎吉田矢健治どうせ波間の 渡り鳥 啼(な)き啼き行くのが 旅ならば 呼ぶな他国の 燈台あかり 男瞼が なお濡れる  海の暗さよ 夜(よ)の寒さ マストが揺れれば 身も揺れる 裂いて捨てよか 形見の写真 それで未練が 消えるなら  そらを仰げば 流れ星 流れて消えれば また哀し 呼ぶなよふけの 燈台あかり 思い切る気で 行くものを
月の嫁入り舟舟がゆくゆく 嫁入り舟が 祭り囃子の その中を おさななじみが 思いをこめて 打てば太鼓も 月の流れを 泣いて行く  木の実ふるふる 社(やしろ)のかげで きいた子守の 唄のかず ばちの重さを 悲しくこらえ 打てば太鼓に 浮ぶあの日の 風ぐるま  舟がゆくゆく 嫁入り舟が つらい伏目の 人のせて 月に涙を さらしたままで 打てば太鼓は 川面(かわも)三里を 流れゆく春日八郎横井弘吉田矢健治舟がゆくゆく 嫁入り舟が 祭り囃子の その中を おさななじみが 思いをこめて 打てば太鼓も 月の流れを 泣いて行く  木の実ふるふる 社(やしろ)のかげで きいた子守の 唄のかず ばちの重さを 悲しくこらえ 打てば太鼓に 浮ぶあの日の 風ぐるま  舟がゆくゆく 嫁入り舟が つらい伏目の 人のせて 月に涙を さらしたままで 打てば太鼓は 川面(かわも)三里を 流れゆく
妻恋峠もろいはずでは なかったが 今の別れにゃ つい負けた やぼと知りつつ あとふり向けば 空(から)の荷ぐらにゃ 月ばかり 小諸出て見ろ 浅間の山に きょうも三筋の けむり立つ  なじょな心で 行ったやら 思や顔さえ 丸写し 死んでいなけりゃ あの年ごろか ほんに情けぬ 恋女房(こいにょうぼう) 五里も三里も 山坂越えてヨ 逢いに来たのに 帰さりょか  ほれたつもりじゃ さらにない 泣けてよろける 道八丁 み山暮らしに みやげはないが 持って行かんせ 馬子(まご)の唄(うた) 浅間山さん なぜ焼けしゃんす すそにお十六 持ちながら春日八郎東條寿三郎中野忠晴もろいはずでは なかったが 今の別れにゃ つい負けた やぼと知りつつ あとふり向けば 空(から)の荷ぐらにゃ 月ばかり 小諸出て見ろ 浅間の山に きょうも三筋の けむり立つ  なじょな心で 行ったやら 思や顔さえ 丸写し 死んでいなけりゃ あの年ごろか ほんに情けぬ 恋女房(こいにょうぼう) 五里も三里も 山坂越えてヨ 逢いに来たのに 帰さりょか  ほれたつもりじゃ さらにない 泣けてよろける 道八丁 み山暮らしに みやげはないが 持って行かんせ 馬子(まご)の唄(うた) 浅間山さん なぜ焼けしゃんす すそにお十六 持ちながら
トチチリ流し何を好んで しがない稼業 浮世ぶらぶら ばちさばき 声は晴れても トチチリチン 芯は淋しい 芯は淋しい 流し唄  恋の口説(くぜつ)じゃ ケッたいけれど 聞いてくんなよ おねえちゃん ひとりもんなら トチチリチン 夢もちょっぴり 夢もちょっぴり 三の糸  男泣かせの 夜風や雨は 遠い野で吹け 山で降れ 三味はここらで トチチリチン 露路の灯りに 露路の灯りに 花咲かす春日八郎藤間哲郎江口夜詩何を好んで しがない稼業 浮世ぶらぶら ばちさばき 声は晴れても トチチリチン 芯は淋しい 芯は淋しい 流し唄  恋の口説(くぜつ)じゃ ケッたいけれど 聞いてくんなよ おねえちゃん ひとりもんなら トチチリチン 夢もちょっぴり 夢もちょっぴり 三の糸  男泣かせの 夜風や雨は 遠い野で吹け 山で降れ 三味はここらで トチチリチン 露路の灯りに 露路の灯りに 花咲かす
長崎の女PLATINA LYLIC恋の涙か 蘇鉄(そてつ)の花が 風にこぼれる 石畳 うわさにすがり ただひとり 尋ねあぐんだ 港町 ああ 長崎の 長崎の女(ひと)  海を見おろす 外人墓地で 君と別れた 霧の夜 サファイア色の まなざしが 燃える心に まだ残る ああ 長崎の 長崎の女  夢をまさぐる オランダ坂に しのび泣くよな 夜が来る 忘れることが しあわせと 遠くささやく 鐘の音 ああ 長崎の 長崎の女PLATINA LYLIC春日八郎たなかゆきを林伊佐緒恋の涙か 蘇鉄(そてつ)の花が 風にこぼれる 石畳 うわさにすがり ただひとり 尋ねあぐんだ 港町 ああ 長崎の 長崎の女(ひと)  海を見おろす 外人墓地で 君と別れた 霧の夜 サファイア色の まなざしが 燃える心に まだ残る ああ 長崎の 長崎の女  夢をまさぐる オランダ坂に しのび泣くよな 夜が来る 忘れることが しあわせと 遠くささやく 鐘の音 ああ 長崎の 長崎の女
苦手なんだよお客さんに せがまれて 唄ったよ 生まれ故郷のあの唄(うた)を 唄っているうち 恋しくなって じんとじんと じんと じんと瞼が熱くなり 思わず泣けて しまったさ  縄(なわ)のれんが 揺れるのも 侘(わび)しいね 暗い小路(こうじ)の安酒場 しがない流しの この俺だって こいつァこいつァ こいつァ こいつァ苦手(にがて)な唄(うた)なんだ 返らぬ愚痴が 出るからさ  お客さんも 泣きながら 唄ったよ 遠い故郷の国なまり 同じ悩みを 抱いてる人か いいよいいよ いいよ いいよ何にも言わないで 商売ぬきで 唄おうよ春日八郎矢野亮林伊佐緒林伊佐緒お客さんに せがまれて 唄ったよ 生まれ故郷のあの唄(うた)を 唄っているうち 恋しくなって じんとじんと じんと じんと瞼が熱くなり 思わず泣けて しまったさ  縄(なわ)のれんが 揺れるのも 侘(わび)しいね 暗い小路(こうじ)の安酒場 しがない流しの この俺だって こいつァこいつァ こいつァ こいつァ苦手(にがて)な唄(うた)なんだ 返らぬ愚痴が 出るからさ  お客さんも 泣きながら 唄ったよ 遠い故郷の国なまり 同じ悩みを 抱いてる人か いいよいいよ いいよ いいよ何にも言わないで 商売ぬきで 唄おうよ
博多流し逢いに来たとて 逢われぬ宵は 風が身にしむ ながし唄(うた) 恋の博多の 街(まち)の灯(ひ)ふけて 渡る大橋 影淋し  むせび泣くかよ 川瀬の水も 別れつらさに 夜もすがら 中州(なかす)通れば 思い出ばかり 呼ぶな二度ない 夢ならば  男なりゃこそ 忘れるつもり 浮名(うきな)ばかりが なぜ残る ながし疲れて 見上げる空に 月も淋しや ただひとり春日八郎高橋掬太郎江口夜詩逢いに来たとて 逢われぬ宵は 風が身にしむ ながし唄(うた) 恋の博多の 街(まち)の灯(ひ)ふけて 渡る大橋 影淋し  むせび泣くかよ 川瀬の水も 別れつらさに 夜もすがら 中州(なかす)通れば 思い出ばかり 呼ぶな二度ない 夢ならば  男なりゃこそ 忘れるつもり 浮名(うきな)ばかりが なぜ残る ながし疲れて 見上げる空に 月も淋しや ただひとり
波止場で待ちな「ほれてた」なんて 本当かい お前の涙を 初めて見たぜ 強いようでも やっぱり女 行っちゃいやだと 胸にすがった 手が痛い  「死ぬ気だ」なんて 本当かい お前の弱気が おいらにゃ苦手(にがて) 三日坊主の 気まぐれかもめ それがどうやら ちょいとあやしく なってきた  「待ってる」なんて 本当かい お前の気持ちが うれしくしみる 俺(おれ)もほれたぜ 波止場で待ちな かわい笑顔を 胸にしまって 出航だ春日八郎下條ひでと西脇功西脇功「ほれてた」なんて 本当かい お前の涙を 初めて見たぜ 強いようでも やっぱり女 行っちゃいやだと 胸にすがった 手が痛い  「死ぬ気だ」なんて 本当かい お前の弱気が おいらにゃ苦手(にがて) 三日坊主の 気まぐれかもめ それがどうやら ちょいとあやしく なってきた  「待ってる」なんて 本当かい お前の気持ちが うれしくしみる 俺(おれ)もほれたぜ 波止場で待ちな かわい笑顔を 胸にしまって 出航だ
花かげの恋一年たったとて 二年たったとて 恋しいよ しょんぼり花かげで 手を振りさよならと あーあ 泣いてた娘 三年たったとて 忘れはしない  一年いちどでも 二年いちどでも 逢いたいな 心がやさしくて 矢がすりがよく似合う あーあ おさげ髪 三年いちどでも 逢わせておくれ  一年すぎたとて 二年すぎたとて おもいだす あの娘に胸の中 はじめてうちあけた あーあ 河原道(かわらみち) 三年すぎたとて 瞼(まぶた)にのこる春日八郎山北由希夫安部芳明安部芳明一年たったとて 二年たったとて 恋しいよ しょんぼり花かげで 手を振りさよならと あーあ 泣いてた娘 三年たったとて 忘れはしない  一年いちどでも 二年いちどでも 逢いたいな 心がやさしくて 矢がすりがよく似合う あーあ おさげ髪 三年いちどでも 逢わせておくれ  一年すぎたとて 二年すぎたとて おもいだす あの娘に胸の中 はじめてうちあけた あーあ 河原道(かわらみち) 三年すぎたとて 瞼(まぶた)にのこる
母の便り暗い夜業(よなべ)の 灯(ひ)の陰に そなた案じて 筆とり候 秋の祭りの 太鼓の音も 一人わび住む 母なれば なまじなまじ なまじ白髪(しらが)の ますのみに候  結ぶ夜毎の 夢さえも 遥か都の 空にて候 よるべなき身に さぞやの苦労 離ればなれの 悲しさは 思い思い 思い届かず もどかしく候  老いの繰り言 たどたどと 便り書く手も 凍えて候 飾る錦は 何ほしかろう 親子二人で 水いらず 暮す暮す 暮すのぞみに すがり居り候春日八郎矢野亮真木陽真木陽暗い夜業(よなべ)の 灯(ひ)の陰に そなた案じて 筆とり候 秋の祭りの 太鼓の音も 一人わび住む 母なれば なまじなまじ なまじ白髪(しらが)の ますのみに候  結ぶ夜毎の 夢さえも 遥か都の 空にて候 よるべなき身に さぞやの苦労 離ればなれの 悲しさは 思い思い 思い届かず もどかしく候  老いの繰り言 たどたどと 便り書く手も 凍えて候 飾る錦は 何ほしかろう 親子二人で 水いらず 暮す暮す 暮すのぞみに すがり居り候
瓢箪ブギ飲めや歌えや 世の中は 酒だ酒だよ 瓢箪ブギ どうせ飲むなら 養老の滝を 飲んでみたいよ 腹一杯 滝がお酒に なったとさ アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね そんないいこと もうないか ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ  何をくよくよ 世の中は いつも愉快に 瓢箪ブギ かわい女子の お酌でのめば 心うきうき 花かざり なすも南瓜も 恋の味 アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね そこで一杯 もう一杯 ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ  酒は良いもの 世の中は 酔って踊ろよ 瓢箪ブギ いくら飲んでも 養老の滝が 空になったる ためしない 飲めよあびろよ 滝の水 アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね 腰の瓢箪 親ゆずり ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ春日八郎高橋掬太郎江口夜詩江口夜詩飲めや歌えや 世の中は 酒だ酒だよ 瓢箪ブギ どうせ飲むなら 養老の滝を 飲んでみたいよ 腹一杯 滝がお酒に なったとさ アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね そんないいこと もうないか ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ  何をくよくよ 世の中は いつも愉快に 瓢箪ブギ かわい女子の お酌でのめば 心うきうき 花かざり なすも南瓜も 恋の味 アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね そこで一杯 もう一杯 ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ  酒は良いもの 世の中は 酔って踊ろよ 瓢箪ブギ いくら飲んでも 養老の滝が 空になったる ためしない 飲めよあびろよ 滝の水 アほんとかね エほんとかね そりゃ ほんとかね 腰の瓢箪 親ゆずり ブラブラ ブラブラ 瓢箪ブギ
風林火山あれは疾風(はやて)か 東海の 砂塵(さじん)を巻(ま)いて 騎馬は行く 怒濤(どとう)と起こる 勝鬨(かちどき)に きらめく旌旗(しょうき) ああ 風林火山  林徐(しず)けし 諏訪湖畔 剃髪(ていはつ)包む 緋(ひ)の衣(ころも) 武人の慕情 誰か知る 思い秘めたる ああ 風林火山  仇(あだ)に向かわば 火のごとく 情けに立たば 山のごとく かざす軍配 日月(じつげつ)の 光燦(さん)たり ああ 風林火山春日八郎沢登初義山本丈晴白石十四男あれは疾風(はやて)か 東海の 砂塵(さじん)を巻(ま)いて 騎馬は行く 怒濤(どとう)と起こる 勝鬨(かちどき)に きらめく旌旗(しょうき) ああ 風林火山  林徐(しず)けし 諏訪湖畔 剃髪(ていはつ)包む 緋(ひ)の衣(ころも) 武人の慕情 誰か知る 思い秘めたる ああ 風林火山  仇(あだ)に向かわば 火のごとく 情けに立たば 山のごとく かざす軍配 日月(じつげつ)の 光燦(さん)たり ああ 風林火山
ふたりの坂道ちいさな 陽(ひ)だまりのような しあわせみつめて 生きてきたふたり 苦労ばかりの くらしでも 若さがあるわと 笑ってたおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう  いつでも 坂道をのぼり ためいきあえぎの 人生だった やっと陽(ひ)のさす 時がきて どこかにやつれを みせてるおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう  だまって わがままなおれの うしろを歩いて きた道がひとつ 今度生れて きた時も あなたの女房が いいというおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう春日八郎いではく遠藤実京建輔ちいさな 陽(ひ)だまりのような しあわせみつめて 生きてきたふたり 苦労ばかりの くらしでも 若さがあるわと 笑ってたおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう  いつでも 坂道をのぼり ためいきあえぎの 人生だった やっと陽(ひ)のさす 時がきて どこかにやつれを みせてるおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう  だまって わがままなおれの うしろを歩いて きた道がひとつ 今度生れて きた時も あなたの女房が いいというおまえ…… あゝおまえにいま 贈る言葉は ありがとう ありがとう
街の燈台夜の巷(ちまた)の 小ぬか雨 なぜに男の 胸濡(ぬ)らす 流れ流れの しがない生命(いのち) せめて一夜(いちや)は 愛の灯(ひ)に  折れた翼に 風が吹く そんな気がする はぐれ鳥 どこが心の やどり木なのか 涙ばかりが ただ熱い  よるべなければ なお淋し 街(まち)のあかりよ なぜうるむ 愛の燈台 照らしておくれ せめて希望の わが夢を春日八郎高橋掬太郎吉田矢健治夜の巷(ちまた)の 小ぬか雨 なぜに男の 胸濡(ぬ)らす 流れ流れの しがない生命(いのち) せめて一夜(いちや)は 愛の灯(ひ)に  折れた翼に 風が吹く そんな気がする はぐれ鳥 どこが心の やどり木なのか 涙ばかりが ただ熱い  よるべなければ なお淋し 街(まち)のあかりよ なぜうるむ 愛の燈台 照らしておくれ せめて希望の わが夢を
夜行列車夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ 今 故里を 過ぎてゆく あそこだよ あの山のふもとだよ おふくろが妹が 住んでいる 夜行列車よ 汽笛ならせよ ゆれて ゆれて ゆれて走るよ  夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ 線路のきしみ なつかしい 灯(あか)りだよ 二つ三つ五つ六つ みつめればあふれくる この涙 夜行列車よ 汽笛ならせよ 泣いて 泣いて 泣いて走れよ  夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ もう故里は 闇の中 もう一度 はじめからやりなおす 待ってなよおふくろよ その日まで 夜行列車よ 汽笛ならせよ ゆれて ゆれて ゆれて走れよ春日八郎中山大三郎船村徹船村徹夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ 今 故里を 過ぎてゆく あそこだよ あの山のふもとだよ おふくろが妹が 住んでいる 夜行列車よ 汽笛ならせよ ゆれて ゆれて ゆれて走るよ  夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ 線路のきしみ なつかしい 灯(あか)りだよ 二つ三つ五つ六つ みつめればあふれくる この涙 夜行列車よ 汽笛ならせよ 泣いて 泣いて 泣いて走れよ  夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ もう故里は 闇の中 もう一度 はじめからやりなおす 待ってなよおふくろよ その日まで 夜行列車よ 汽笛ならせよ ゆれて ゆれて ゆれて走れよ
山の吊橋GOLD LYLIC山の吊橋(つりばし)ァ どなたが通る せがれなくした 鉄砲うちが 話相手の 犬つれて 熊のおやじを みやげにすると 鉄砲ひとなで して通る ホレ ユーラユラ  山の吊橋ァ どなたが通る 遠い都へ 離れた人を そっとしのびに 村娘 谷の瀬音が 心にしむか 涙ひとふき して通る ホレ ユーラユラ  山の吊橋ァ どなたが通る 酒がきれたか 背中をまるめ のんべェ炭焼き 急ぎ足 月をたよりに 枯れ葉のように くしゃみ続けて して通る ホレ ユーラユラGOLD LYLIC春日八郎横井弘吉田矢健治山の吊橋(つりばし)ァ どなたが通る せがれなくした 鉄砲うちが 話相手の 犬つれて 熊のおやじを みやげにすると 鉄砲ひとなで して通る ホレ ユーラユラ  山の吊橋ァ どなたが通る 遠い都へ 離れた人を そっとしのびに 村娘 谷の瀬音が 心にしむか 涙ひとふき して通る ホレ ユーラユラ  山の吊橋ァ どなたが通る 酒がきれたか 背中をまるめ のんべェ炭焼き 急ぎ足 月をたよりに 枯れ葉のように くしゃみ続けて して通る ホレ ユーラユラ
雪国の女雪深い北国の ちいさな ちいさな宿だけど 別れたやつに そっくりな 着物の女が 酒を注ぐ 外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく 好きだけど 今は駄目よと…… 雪国の女  幸せになりたいと ふるえる ふるえる唇で 昔を語り 泣いた目の 目元に春よ 早く来い 外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく 好きならば 春に来てよと…… 雪国の女  外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく さようなら 名残り惜んだ 雪国の女春日八郎遠藤実遠藤実只野通泰雪深い北国の ちいさな ちいさな宿だけど 別れたやつに そっくりな 着物の女が 酒を注ぐ 外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく 好きだけど 今は駄目よと…… 雪国の女  幸せになりたいと ふるえる ふるえる唇で 昔を語り 泣いた目の 目元に春よ 早く来い 外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく 好きならば 春に来てよと…… 雪国の女  外はしんしん 雪が降る 夢もしんしん 凍りつく さようなら 名残り惜んだ 雪国の女
ロザリオの島静かにひびく 鐘の音(ね)に 君をいとしむ 夜の海 二度と逢えない 微笑みは 銀のマリアに しのぶだけ さよなら天草よ ロザリオの島  涙でつづる 思い出は 好きとはじめて 告げた夜 何も云わずに 教会の 坂を上(のぼ)って 行った女(ひと) さよなら天草よ ロザリオの島  まことの愛が ある限り 君は心の 中に住む いのちはかない 不知火(しらぬい)は たとえこのまま 消えるとも さよなら天草よ ロザリオの島春日八郎たなかゆきを林伊佐緒林伊佐緒静かにひびく 鐘の音(ね)に 君をいとしむ 夜の海 二度と逢えない 微笑みは 銀のマリアに しのぶだけ さよなら天草よ ロザリオの島  涙でつづる 思い出は 好きとはじめて 告げた夜 何も云わずに 教会の 坂を上(のぼ)って 行った女(ひと) さよなら天草よ ロザリオの島  まことの愛が ある限り 君は心の 中に住む いのちはかない 不知火(しらぬい)は たとえこのまま 消えるとも さよなら天草よ ロザリオの島
別れの一本杉PLATINA LYLIC泣けた 泣けた こらえ切れずに 泣けたっけ あの娘(こ)と別れた 哀(かな)しさに 山の懸巣(かけす)も 啼(な)いていた 一本杉の 石の地蔵さんのヨー 村はずれ  遠い 遠い 思い出しても 遠い空 必ず東京へ 着いたなら 便りおくれと いった娘(ひと) リンゴのような 赤いほっぺたのヨー あの涙  呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にも行(ゆ)かずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘(こ)はいくつ とうに二十(はたち)はヨー 過ぎたろにPLATINA LYLIC春日八郎高野公男船村徹泣けた 泣けた こらえ切れずに 泣けたっけ あの娘(こ)と別れた 哀(かな)しさに 山の懸巣(かけす)も 啼(な)いていた 一本杉の 石の地蔵さんのヨー 村はずれ  遠い 遠い 思い出しても 遠い空 必ず東京へ 着いたなら 便りおくれと いった娘(ひと) リンゴのような 赤いほっぺたのヨー あの涙  呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にも行(ゆ)かずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘(こ)はいくつ とうに二十(はたち)はヨー 過ぎたろに
別れの燈台別れ 別れ辛さに 唇かめば 啼いて渡るか 空とぶ鳥も 今宵かぎりの ふたりの影を 照らす岬の 燈台あかり  どこへ どこへ行こうが 逢わずにいよが 変らないのが 男のこころ つきぬ思いの その思い出に ともれ岬の 燈台あかり  ないて ないてはるばる 旅ゆく鳥も いつか帰るよ 故郷の空へ 明日は他国で 夢見る海を 照らせ岬の 燈台あかり春日八郎高橋掬太郎吉田矢健治別れ 別れ辛さに 唇かめば 啼いて渡るか 空とぶ鳥も 今宵かぎりの ふたりの影を 照らす岬の 燈台あかり  どこへ どこへ行こうが 逢わずにいよが 変らないのが 男のこころ つきぬ思いの その思い出に ともれ岬の 燈台あかり  ないて ないてはるばる 旅ゆく鳥も いつか帰るよ 故郷の空へ 明日は他国で 夢見る海を 照らせ岬の 燈台あかり
別れの波止場そんなに泣きたきゃ 泣くだけお泣き あとで笑顔に 変るなら 変るなら 俺とおまえにゃ これが別れだ 最後の夜だ ああ やがて霧笛の 鳴る夜だ  そんなに行きたきゃ 行こうじゃないか いつも歩いた 波止場道 波止場道 俺とおまえにゃ これが別れだ 愛(いと)しい道だ ああ きょうは出船の 待つ道だ  そんなに飲みたきゃ たんまりお飲み 飲めばつらさも まぎれよう まぎれよう 俺とおまえにゃ これが別れだ 淋しい酒だ ああ あかの他人に なる酒だ春日八郎藤間哲郎真木陽そんなに泣きたきゃ 泣くだけお泣き あとで笑顔に 変るなら 変るなら 俺とおまえにゃ これが別れだ 最後の夜だ ああ やがて霧笛の 鳴る夜だ  そんなに行きたきゃ 行こうじゃないか いつも歩いた 波止場道 波止場道 俺とおまえにゃ これが別れだ 愛(いと)しい道だ ああ きょうは出船の 待つ道だ  そんなに飲みたきゃ たんまりお飲み 飲めばつらさも まぎれよう まぎれよう 俺とおまえにゃ これが別れだ 淋しい酒だ ああ あかの他人に なる酒だ
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