好きになった人さよならさよなら 元気でいてね 好きな二人は いつでも逢(あ)える たとえ別れて 暮らしても お嫁なんかにゃ 行(ゆ)かないわ 待って待って 待っているのよ 独りでいるわ さよならさよなら 好きになった人 さよならさよなら 指切りしてね 固い約束 忘れはしない 恋をしたのも 泣いたのも そうねあなたと このわたし 好きで好きで 好きでいるのよ 愛しているわ さよならさよなら 好きになった人 さよならさよなら 泣いたらだめね つらい気持は あなたもおなじ ひとり待ってる わたしには 幸せもって 帰ってね 早く早く 早く帰って 笑ってみせて さよならさよなら 好きになった人 | 市川由紀乃 | 白鳥朝詠 | 市川昭介 | 山田年秋 | さよならさよなら 元気でいてね 好きな二人は いつでも逢(あ)える たとえ別れて 暮らしても お嫁なんかにゃ 行(ゆ)かないわ 待って待って 待っているのよ 独りでいるわ さよならさよなら 好きになった人 さよならさよなら 指切りしてね 固い約束 忘れはしない 恋をしたのも 泣いたのも そうねあなたと このわたし 好きで好きで 好きでいるのよ 愛しているわ さよならさよなら 好きになった人 さよならさよなら 泣いたらだめね つらい気持は あなたもおなじ ひとり待ってる わたしには 幸せもって 帰ってね 早く早く 早く帰って 笑ってみせて さよならさよなら 好きになった人 |
人生一路一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道 泣くな迷うな 苦しみ抜いて 人は望むを はたすのさ 雪の深さに 埋もれて耐えて 麦は芽を出す 春を待つ 生きる試練に 身をさらすとも 意地をつらぬく 人になれ 胸に根性の 炎を抱いて 決めたこの道 まっしぐら 明日にかけよう 人生一路 花は苦労の 風に咲け | 市川由紀乃 | 石本美由起 | かとう哲也 | 西村真吾 | 一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道 泣くな迷うな 苦しみ抜いて 人は望むを はたすのさ 雪の深さに 埋もれて耐えて 麦は芽を出す 春を待つ 生きる試練に 身をさらすとも 意地をつらぬく 人になれ 胸に根性の 炎を抱いて 決めたこの道 まっしぐら 明日にかけよう 人生一路 花は苦労の 風に咲け |
手紙死んでもあなたと 暮らしていたいと 今日までつとめた この私だけど 二人で育てた 小鳥をにがし 二人で書いた この絵燃やしましょう 何が悪いのか 今もわからない だれのせいなのか 今もわからない 涙で綴りかけた お別れの手紙 出来るものならば 許されるのなら もう一度生まれて やり直したい 二人で飾った レースをはずし 二人で開けた 窓に鍵をかけ 明日(あした)の私を 気づかうことより あなたの未来を 見つめてほしいの 涙で綴り終えた お別れの手紙 涙で綴り終えた お別れの手紙 | 市川由紀乃 | なかにし礼 | 川口真 | 神津裕之 | 死んでもあなたと 暮らしていたいと 今日までつとめた この私だけど 二人で育てた 小鳥をにがし 二人で書いた この絵燃やしましょう 何が悪いのか 今もわからない だれのせいなのか 今もわからない 涙で綴りかけた お別れの手紙 出来るものならば 許されるのなら もう一度生まれて やり直したい 二人で飾った レースをはずし 二人で開けた 窓に鍵をかけ 明日(あした)の私を 気づかうことより あなたの未来を 見つめてほしいの 涙で綴り終えた お別れの手紙 涙で綴り終えた お別れの手紙 |
折鶴誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を 無邪気だったあの頃 今は願いごと 折ってたたんで裏がえし まだおぼえてた折鶴を 今あの人の胸に とばす夕暮れどき 「わたしは待っています」と伝えて いつでもきれいな夢を いろんなことがあるけれど それは誰でもそうだけど 悔いのない青春を 詩(うた)って歩きたい 誰に教ったわけじゃなく 忘れられない面影を これが恋と気づいた そよ風の季節 会って別れて 会いたくて 白い指先 折鶴に 人に言えない想い 託す夕暮れどき 「わたしは大好きです」と伝えて 小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また それはいつでもそうだけど 青い空の心で あなたを愛したい | 市川由紀乃 | 安井かずみ | 浜圭介 | 森岡賢一郎 | 誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を 無邪気だったあの頃 今は願いごと 折ってたたんで裏がえし まだおぼえてた折鶴を 今あの人の胸に とばす夕暮れどき 「わたしは待っています」と伝えて いつでもきれいな夢を いろんなことがあるけれど それは誰でもそうだけど 悔いのない青春を 詩(うた)って歩きたい 誰に教ったわけじゃなく 忘れられない面影を これが恋と気づいた そよ風の季節 会って別れて 会いたくて 白い指先 折鶴に 人に言えない想い 託す夕暮れどき 「わたしは大好きです」と伝えて 小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また それはいつでもそうだけど 青い空の心で あなたを愛したい |
氷雨飲ませてください もう少し 今夜は帰らない 帰りたくない 誰が待つと言うの あの部屋で そうよ誰もいないわ 今では 唄わないで下さい その歌は 別れたあの人を 想い出すから 飲めばやけに 涙もろくなる こんなあたし 許して下さい 外は冬の雨 まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃ ないけれど 帰りたくない もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから 私を捨てた あの人を 今更くやんでも 仕方ないけど 未練ごころ消せぬ こんな夜 女ひとり飲む酒 わびしい 酔ってなんかいないわ 泣いてない タバコのけむり 目にしみただけなの 私酔えば 家に帰ります あなたそんな 心配しないで 外は冬の雨 まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃ ないけれど 帰りたくない もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから 忘れたいから | 市川由紀乃 | とまりれん | とまりれん | 山田年秋 | 飲ませてください もう少し 今夜は帰らない 帰りたくない 誰が待つと言うの あの部屋で そうよ誰もいないわ 今では 唄わないで下さい その歌は 別れたあの人を 想い出すから 飲めばやけに 涙もろくなる こんなあたし 許して下さい 外は冬の雨 まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃ ないけれど 帰りたくない もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから 私を捨てた あの人を 今更くやんでも 仕方ないけど 未練ごころ消せぬ こんな夜 女ひとり飲む酒 わびしい 酔ってなんかいないわ 泣いてない タバコのけむり 目にしみただけなの 私酔えば 家に帰ります あなたそんな 心配しないで 外は冬の雨 まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃ ないけれど 帰りたくない もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから 忘れたいから |
おもいで酒無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり | 市川由紀乃 | 高田直和 | 梅谷忠洋 | 山田年秋 | 無理して飲んじゃ いけないと 肩をやさしく 抱きよせた あの人どうして いるかしら 噂をきけば あいたくて おもいで酒に 酔うばかり ボトルに別れた 日を書いて そっと涙の 小指かむ あの人どうして いるかしら 出船の汽笛 ききながら おもいで酒に 酔うばかり いつかは忘れる 人なのに 飲めば未練が またつのる あの人どうして いるかしら くらしも荒れた このごろは おもいで酒に 酔うばかり |
人生いろいろ死んでしまおうなんて 悩んだりしたわ バラもコスモスたちも 枯れておしまいと 髪をみじかくしたり つよく小指をかんだり 自分ばかりをせめて 泣いてすごしたわ ねえおかしいでしょ若いころ ねえ滑稽でしょ若いころ 笑いばなしに涙がいっぱい 涙の中に若さがいっぱい 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 恋は突然くるわ 別れもそうね そしてこころを乱し 神に祈るのよ どんな大事な恋も 軽いあそびでも 一度なくしてわかる 胸のときめきよ いまかがやくのよ私たち いまとびたつのよ私たち 笑いばなしに希望がいっぱい 希望の中に若さがいっぱい 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの | 市川由紀乃 | 中山大三郎 | 浜口庫之助 | 山田年秋 | 死んでしまおうなんて 悩んだりしたわ バラもコスモスたちも 枯れておしまいと 髪をみじかくしたり つよく小指をかんだり 自分ばかりをせめて 泣いてすごしたわ ねえおかしいでしょ若いころ ねえ滑稽でしょ若いころ 笑いばなしに涙がいっぱい 涙の中に若さがいっぱい 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 恋は突然くるわ 別れもそうね そしてこころを乱し 神に祈るのよ どんな大事な恋も 軽いあそびでも 一度なくしてわかる 胸のときめきよ いまかがやくのよ私たち いまとびたつのよ私たち 笑いばなしに希望がいっぱい 希望の中に若さがいっぱい 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの 人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの |
鴨川の月紅を引く度 くちびるが あなた恋しと 淋しがる どうかお願い そばに来て 袷(あわせ)を着ても 寒すぎる 募(つの)る未練を 伝えておくれ 川面(かわも)に浮かぶ 鴨川の月 浅き夢みし 酔いしれて 恋に身をやく 女ゆえ 逢えぬ月日の 長さだけ いつしか胸も やせてゆく こぼす涙を 届けておくれ 心が辛い 鴨川の月 季節はずれの 風鈴の 音も悲しい 石畳 捨てるつもりで 捨て切れず おもいでばかり 後を引く せめて逢いたい 逢わせておくれ 今夜は夢で 鴨川の月 | 市川由紀乃 | たきのえいじ | 幸耕平 | 前田俊明 | 紅を引く度 くちびるが あなた恋しと 淋しがる どうかお願い そばに来て 袷(あわせ)を着ても 寒すぎる 募(つの)る未練を 伝えておくれ 川面(かわも)に浮かぶ 鴨川の月 浅き夢みし 酔いしれて 恋に身をやく 女ゆえ 逢えぬ月日の 長さだけ いつしか胸も やせてゆく こぼす涙を 届けておくれ 心が辛い 鴨川の月 季節はずれの 風鈴の 音も悲しい 石畳 捨てるつもりで 捨て切れず おもいでばかり 後を引く せめて逢いたい 逢わせておくれ 今夜は夢で 鴨川の月 |
雪恋華 愛することが なぜ罪になる 追われてふたりは 冬の旅 別れ言葉を ためらいながら 夜汽車にゆられて 北の果て 好きですと つぶやいて 見えぬ紅糸(べにいと) 断ち切れば 雪が散る散る 恋が散る 女の吹雪が 乱れ飛ぶ 心も躰も 粉々に もっと抱いてと しがみつく 戻りたい 戻れない 咲いても冷たい 雪の華 幸せよりも 欲しかったのは あなたの素肌の 温かさ この身引き裂く 氷の風か 涙もちぎれる 北の果て 海鳥が ただ一羽 うずく未練に 呼びかける 雪が散る散る 恋が散る 女の炎が 舞い上がり この指 この髪 この命 もっと燃え尽き 崩れ落ち 愛しても 愛しても 明日はひとりの 雪の華 雪が散る散る 恋が散る 女の吹雪が 声あげて 心も躰も 悲しみも もっと凍えて 砕け散れ 戻りたい 戻れない 咲いても冷たい 雪の華 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 馬飼野俊一 | 愛することが なぜ罪になる 追われてふたりは 冬の旅 別れ言葉を ためらいながら 夜汽車にゆられて 北の果て 好きですと つぶやいて 見えぬ紅糸(べにいと) 断ち切れば 雪が散る散る 恋が散る 女の吹雪が 乱れ飛ぶ 心も躰も 粉々に もっと抱いてと しがみつく 戻りたい 戻れない 咲いても冷たい 雪の華 幸せよりも 欲しかったのは あなたの素肌の 温かさ この身引き裂く 氷の風か 涙もちぎれる 北の果て 海鳥が ただ一羽 うずく未練に 呼びかける 雪が散る散る 恋が散る 女の炎が 舞い上がり この指 この髪 この命 もっと燃え尽き 崩れ落ち 愛しても 愛しても 明日はひとりの 雪の華 雪が散る散る 恋が散る 女の吹雪が 声あげて 心も躰も 悲しみも もっと凍えて 砕け散れ 戻りたい 戻れない 咲いても冷たい 雪の華 |
逢いたいなぁどんなに 心 ふるえても あなたがいるから 歌えます 優しい街の 優しい人 あなたの心に 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の夢は あなたです 星さえ 見えぬ 街角で 切ない涙が こぼれます 暗い夜空に 虹かける あなたは私の 七つ星 いつでもふたりで 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の星は あなたです 冷たい 雨が 降る夜は あなたの笑顔を 浮かべます 明日は きっと 晴れますね ふたりの愛を 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の愛は あなたです | 市川由紀乃 | 宮下康仁 | 五木ひろし | 猪股義周 | どんなに 心 ふるえても あなたがいるから 歌えます 優しい街の 優しい人 あなたの心に 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の夢は あなたです 星さえ 見えぬ 街角で 切ない涙が こぼれます 暗い夜空に 虹かける あなたは私の 七つ星 いつでもふたりで 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の星は あなたです 冷たい 雨が 降る夜は あなたの笑顔を 浮かべます 明日は きっと 晴れますね ふたりの愛を 歌いたい いつでも一緒に 歌いたい また逢いたいなぁ あなたに また逢いましょう この街で 私の愛は あなたです |
珊瑚抄はかない夢につまずいて 傷ついても泣きません 初恋の人みたいです 今夜逢うのが恥ずかしい 珊瑚の指輪 母の形見初めてつけたの あなたには遊びでも 私 死ぬ気で抱かれます 哀しいことがありすぎて 夢見ること忘れてた 変わりたい あなたの胸で もっと女にしてほしい 珊瑚の契り 一夜(ひとよ)かぎりそれでもいいから しあわせになれるなら 私 死ぬ気で抱かれます 珊瑚の指輪 母の形見初めてつけたの あなたには遊びでも 私 死ぬ気で抱かれます | 市川由紀乃 | 岡田冨美子 | 幸耕平 | 萩田光雄 | はかない夢につまずいて 傷ついても泣きません 初恋の人みたいです 今夜逢うのが恥ずかしい 珊瑚の指輪 母の形見初めてつけたの あなたには遊びでも 私 死ぬ気で抱かれます 哀しいことがありすぎて 夢見ること忘れてた 変わりたい あなたの胸で もっと女にしてほしい 珊瑚の契り 一夜(ひとよ)かぎりそれでもいいから しあわせになれるなら 私 死ぬ気で抱かれます 珊瑚の指輪 母の形見初めてつけたの あなたには遊びでも 私 死ぬ気で抱かれます |
懐かしいマッチの炎ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 月が雲間に隠れて 二人は影になる あなたはマッチを擦り 炎でわたしの顔を見る わたしはフッと吹き消して 月が出るのを待ってという あなたが火をつける わたしがフッと消す 何度も何度もくり返し 心を近づけている ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 青くゆらめく炎に あなたの顔がある 涙が光っている 見るなと怒って顔隠す わたしの軽いいたずらを 恐い顔してとがめている わたしが火をつける あなたがフッと消す いつもといつもと反対ね 心を迷わせている ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 一本のマッチの炎の中に… | 市川由紀乃 | 阿久悠 | 幸耕平 | 萩田光雄 | ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 月が雲間に隠れて 二人は影になる あなたはマッチを擦り 炎でわたしの顔を見る わたしはフッと吹き消して 月が出るのを待ってという あなたが火をつける わたしがフッと消す 何度も何度もくり返し 心を近づけている ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 青くゆらめく炎に あなたの顔がある 涙が光っている 見るなと怒って顔隠す わたしの軽いいたずらを 恐い顔してとがめている わたしが火をつける あなたがフッと消す いつもといつもと反対ね 心を迷わせている ああ 懐かしいあの時代 一本のマッチの炎の中に… 一本のマッチの炎の中に… |
めばり川恋(まつり)が終(おわ)って 夜が更けりゃ とまり木迷子の 眸(め)が濡れる からかわないでよ ねえ…酒よ 泪(なみだ)がとかした めばり川 洗い流して ねえ 酒よ あの人恨(うら)めば うらはらら あのひと恋しと 乳房(むね)が涕(な)く 聞かないふりして ねえ…酒よ むずがる未練の夜泣き歌 ばかよばかでしょ ねえ 酒よ 想い出ばかりが 散らばった この街でようか 帰郷(かえ)ろうか 背(せな)を押してよ ねえ…酒よ それでも流れる めばり川 洗い流して ねえ 酒よ | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 南郷達也 | 恋(まつり)が終(おわ)って 夜が更けりゃ とまり木迷子の 眸(め)が濡れる からかわないでよ ねえ…酒よ 泪(なみだ)がとかした めばり川 洗い流して ねえ 酒よ あの人恨(うら)めば うらはらら あのひと恋しと 乳房(むね)が涕(な)く 聞かないふりして ねえ…酒よ むずがる未練の夜泣き歌 ばかよばかでしょ ねえ 酒よ 想い出ばかりが 散らばった この街でようか 帰郷(かえ)ろうか 背(せな)を押してよ ねえ…酒よ それでも流れる めばり川 洗い流して ねえ 酒よ |
なごり歌オンボロロン ぼろぼろの ギター残して 行ったまま 帰らない あのひとを 涕(な)いてうらんだ 冬いくつ とつぜんあのひとの曲(うた)が 深夜ラジオのむこうから ようやく心にけりつけて 嫁いでゆこうと決めた日に 生きていてくれたのね いいの…いいのそれだけで あのひとが曲を書き それを私が唄う夢 若かったあの頃は 夢だけ喰(た)べて生きられた おまえの曲だよと肩を 抱いて唄ってくれた曲 今夜もラジオのむこうから 想いで濡らして行きすぎる 戻れない戻らない あれは…青春(はる)のなごり歌 ようやく心にけりつけて 嫁いでゆこうと決めた日に 生きていてくれたのね いいの…いいのそれだけで あれは…青春のなごり歌 | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 馬飼野俊一 | オンボロロン ぼろぼろの ギター残して 行ったまま 帰らない あのひとを 涕(な)いてうらんだ 冬いくつ とつぜんあのひとの曲(うた)が 深夜ラジオのむこうから ようやく心にけりつけて 嫁いでゆこうと決めた日に 生きていてくれたのね いいの…いいのそれだけで あのひとが曲を書き それを私が唄う夢 若かったあの頃は 夢だけ喰(た)べて生きられた おまえの曲だよと肩を 抱いて唄ってくれた曲 今夜もラジオのむこうから 想いで濡らして行きすぎる 戻れない戻らない あれは…青春(はる)のなごり歌 ようやく心にけりつけて 嫁いでゆこうと決めた日に 生きていてくれたのね いいの…いいのそれだけで あれは…青春のなごり歌 |
母ちゃんの浜唄夜がしらじら 明ける頃 姉(あね)さんかぶりで 浜仕事 投げ捨てられた イワシを拾い 背中丸めて 指で割(さ)く 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 夢で 母ちゃんの 声が聞こえるよ 色足袋脱いで 横座り 手拭いはずした 母ちゃんの 汗びっしょりの 横顔見つめ チクリ痛んだ 胸の奥 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 今も 母ちゃんの 声が聞こえるよ 今じゃ俺(おい)らも いっぱしの 魚河岸(いちば)の仲卸人(おろし)さ 魚売り 真水(まみず)で洗った イワシを並べ 思い出すのさ あの唄を 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 俺の母ちゃんの 浜唄(うた)が聞こえるよ | 市川由紀乃 | さわだすずこ | 弦哲也 | 斉藤功 | 夜がしらじら 明ける頃 姉(あね)さんかぶりで 浜仕事 投げ捨てられた イワシを拾い 背中丸めて 指で割(さ)く 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 夢で 母ちゃんの 声が聞こえるよ 色足袋脱いで 横座り 手拭いはずした 母ちゃんの 汗びっしょりの 横顔見つめ チクリ痛んだ 胸の奥 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 今も 母ちゃんの 声が聞こえるよ 今じゃ俺(おい)らも いっぱしの 魚河岸(いちば)の仲卸人(おろし)さ 魚売り 真水(まみず)で洗った イワシを並べ 思い出すのさ あの唄を 『小イワシは いらんかね 七日(なのか)経ったら 鯛になるよ』 俺の母ちゃんの 浜唄(うた)が聞こえるよ |
港町哀歌夢と知りつつ燃えました 紅差し指をやさしく噛めば 遠い汽笛が夕日を落とす 忘れ旅です 北の港町 寒い しばれる 涙が凍る もいちど もいちど あなたにすがりたい ひとりぼっちの海猫よ おまえが翼すぼめて啼けば 赤い椿が未練にむせぶ 忘れ旅です 北の煉瓦道(れんがみち) どこを歩けば面影消える もいちど もいちど 私を追いかけて 明日(あす)は初雪舞うという 桟橋ゆらす満潮見つめ 死んじゃだめよとこの身を叱る 忘れ旅です 北の一人宿 つらい 淋しい 枕が濡れる もいちど もいちど 抱かれて眠りたい | 市川由紀乃 | 岡田冨美子 | 幸耕平 | 南郷達也 | 夢と知りつつ燃えました 紅差し指をやさしく噛めば 遠い汽笛が夕日を落とす 忘れ旅です 北の港町 寒い しばれる 涙が凍る もいちど もいちど あなたにすがりたい ひとりぼっちの海猫よ おまえが翼すぼめて啼けば 赤い椿が未練にむせぶ 忘れ旅です 北の煉瓦道(れんがみち) どこを歩けば面影消える もいちど もいちど 私を追いかけて 明日(あす)は初雪舞うという 桟橋ゆらす満潮見つめ 死んじゃだめよとこの身を叱る 忘れ旅です 北の一人宿 つらい 淋しい 枕が濡れる もいちど もいちど 抱かれて眠りたい |
秘桜まさか本気じゃないですね 弱音まじりの 別れ文(ぶみ) 生きてゆけない ひとりでは 逢いたいよ 逢いたいよ 千里 駆(か)けても 抱きに来て おんな心の中空(なかぞら)に 乱れ舞い散る 秘桜の 色は煩悩(ぼんのう) あゝ 百八色(ひゃくやいろ) ついて行きます奈落(ならく)まで 罪をはらんだ運命恋(さだめごい) 悔いはしません 悔やまない 逢いたいよ 逢いたいよ 闇(やみ)をすりぬけ 抱きに来て おんなひとり寝(ね) 夢うつつ 燃(も)えて儚(はかな)い 秘桜の 花は煩悩 あゝ 百八色 逢いたいよ 逢いたいよ 闇(やみ)をすりぬけ 抱きに来て おんなひとり寝(ね) 夢うつつ 燃(も)えて儚(はかな)い 秘桜の 花は煩悩 あゝ 百八色 | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | まさか本気じゃないですね 弱音まじりの 別れ文(ぶみ) 生きてゆけない ひとりでは 逢いたいよ 逢いたいよ 千里 駆(か)けても 抱きに来て おんな心の中空(なかぞら)に 乱れ舞い散る 秘桜の 色は煩悩(ぼんのう) あゝ 百八色(ひゃくやいろ) ついて行きます奈落(ならく)まで 罪をはらんだ運命恋(さだめごい) 悔いはしません 悔やまない 逢いたいよ 逢いたいよ 闇(やみ)をすりぬけ 抱きに来て おんなひとり寝(ね) 夢うつつ 燃(も)えて儚(はかな)い 秘桜の 花は煩悩 あゝ 百八色 逢いたいよ 逢いたいよ 闇(やみ)をすりぬけ 抱きに来て おんなひとり寝(ね) 夢うつつ 燃(も)えて儚(はかな)い 秘桜の 花は煩悩 あゝ 百八色 |
Je t'aime~もっともっとあなたに逢う日は 一日ひとむかし こわいくらいよ 夢が速すぎて 名前を呼ばれたら 部屋が異国に変わり 愛の言葉を小鳥がさえずる…… 禁じられても生きてる二人 素肌を寄せると 命がいとしい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと 神様に叱られたい たとえば今夜が いつわりでもいいの すべて人生 物語だから 出口も入口も どこにあるか知らない 時の流れに導かれるだけ…… うしろ指にもときめく夜は 地平の果てまで追い詰められたい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと しあわせを掴めるなら…… 禁じられても生きてる二人 素肌を寄せると 命がいとしい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと 神様に叱られたい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと しあわせを掴めるなら…… | 市川由紀乃 | 岡田冨美子 | 幸耕平 | 坂本昌之 | あなたに逢う日は 一日ひとむかし こわいくらいよ 夢が速すぎて 名前を呼ばれたら 部屋が異国に変わり 愛の言葉を小鳥がさえずる…… 禁じられても生きてる二人 素肌を寄せると 命がいとしい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと 神様に叱られたい たとえば今夜が いつわりでもいいの すべて人生 物語だから 出口も入口も どこにあるか知らない 時の流れに導かれるだけ…… うしろ指にもときめく夜は 地平の果てまで追い詰められたい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと しあわせを掴めるなら…… 禁じられても生きてる二人 素肌を寄せると 命がいとしい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと 神様に叱られたい もっともっともっと 罪をください もっともっともっと しあわせを掴めるなら…… |
ふたりの夜明けおまえが流した 涙のぶんだけ しあわせにならなけりゃ いけないよ もう泣かないで 過去とゆう名の 改札ぬけて ふたり出直す 道の行先(ゆくて)には きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが あの夜おまえに 出逢えてなければ 乱れ酒 あびるよな あのくらし 続けていたよ しょせん器用にゃ 生きられないが ついてきてくれ この手はなさずに きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが 雪よりつめたい 世間の仕打ちも ふたりなら 耐えられる その笑顔 護(まも)ってやれる 肩をよせあい しみじみ啜る 揃い湯呑の 湯気のむこうには きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 岡千秋 | 伊戸のりお | おまえが流した 涙のぶんだけ しあわせにならなけりゃ いけないよ もう泣かないで 過去とゆう名の 改札ぬけて ふたり出直す 道の行先(ゆくて)には きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが あの夜おまえに 出逢えてなければ 乱れ酒 あびるよな あのくらし 続けていたよ しょせん器用にゃ 生きられないが ついてきてくれ この手はなさずに きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが 雪よりつめたい 世間の仕打ちも ふたりなら 耐えられる その笑顔 護(まも)ってやれる 肩をよせあい しみじみ啜る 揃い湯呑の 湯気のむこうには きっとくる きっとくる きっとくる ふたりの夜明けが |
雪噂たぐって 北港 消息(ゆくえ)つきとめ うれしやと あなたのアパート 訪ねれば 「どなた?」と女が 顔をだす 古いともだち 友達ですと つくる笑顔に 雪…雪…雪 雪…雪…雪 「すぐにあのヒト 戻ります」 「どうぞ上がって ください」と 微笑む真赤な その頬に 負けたとなぜだか そう思う 「汽車の時間が ありますから」と 頭さげれば 雪…雪…雪 雪…雪…雪 吹雪(ふぶ)く坂道 ヨロヨロと ヒールひきずる もどり道 子供の手をひき あのひとが 私に気づかず 行き過ぎる あなたさよなら さよならあなた 踵(きびす)かえせば 雪…雪…雪 雪…雪…雪 | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 池毅 | 坂本昌之 | 噂たぐって 北港 消息(ゆくえ)つきとめ うれしやと あなたのアパート 訪ねれば 「どなた?」と女が 顔をだす 古いともだち 友達ですと つくる笑顔に 雪…雪…雪 雪…雪…雪 「すぐにあのヒト 戻ります」 「どうぞ上がって ください」と 微笑む真赤な その頬に 負けたとなぜだか そう思う 「汽車の時間が ありますから」と 頭さげれば 雪…雪…雪 雪…雪…雪 吹雪(ふぶ)く坂道 ヨロヨロと ヒールひきずる もどり道 子供の手をひき あのひとが 私に気づかず 行き過ぎる あなたさよなら さよならあなた 踵(きびす)かえせば 雪…雪…雪 雪…雪…雪 |
東京砂漠空が哭(な)いてる 煤(すす)け汚されて ひとはやさしさを どこに棄(す)ててきたの だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が 肩を寄せあえる あなた…あなたがいる あなたの傍(そば)で ああ 暮らせるならば つらくはないわ この東京砂漠 あなたがいれば ああ うつむかないで 歩いて行ける この東京砂漠 ビルの谷間の 川は流れない ひとの波だけが 黒く流れて行く あなた…あなたに めぐり逢うまでは そうよこの都会(まち)を 逃げていきたかった あなたの愛に ああ つかまりながら しあわせなのよ この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 内山田洋 | 伊戸のりお | 空が哭(な)いてる 煤(すす)け汚されて ひとはやさしさを どこに棄(す)ててきたの だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が 肩を寄せあえる あなた…あなたがいる あなたの傍(そば)で ああ 暮らせるならば つらくはないわ この東京砂漠 あなたがいれば ああ うつむかないで 歩いて行ける この東京砂漠 ビルの谷間の 川は流れない ひとの波だけが 黒く流れて行く あなた…あなたに めぐり逢うまでは そうよこの都会(まち)を 逃げていきたかった あなたの愛に ああ つかまりながら しあわせなのよ この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 あなたがいれば ああ あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠 |
恋文アズナヴール 流しながら この手紙を書いてます 秋祭りに買った指輪 小指に光ります 椅子の上には赤い千代紙 窓のむこう昼下がりの小雨 何を見ても貴男様を 想い出して候 熱いココア すすりながら 表書きを書きました 夢二の絵の少女真似て 矢絣を着ています 床にはらはら芥子の花弁 窓を染める雨あがりの夕陽 朝に夕に貴男様を お慕い申し候 拙き文を読まれし後は 焼いて欲しく候 | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 佐藤勝 | 伊戸のりお | アズナヴール 流しながら この手紙を書いてます 秋祭りに買った指輪 小指に光ります 椅子の上には赤い千代紙 窓のむこう昼下がりの小雨 何を見ても貴男様を 想い出して候 熱いココア すすりながら 表書きを書きました 夢二の絵の少女真似て 矢絣を着ています 床にはらはら芥子の花弁 窓を染める雨あがりの夕陽 朝に夕に貴男様を お慕い申し候 拙き文を読まれし後は 焼いて欲しく候 |
立待岬北の岬に 咲く浜茄子の 花は紅(くれない) みれんの色よ 夢を追いかけ この海越えた あなた恋しと 背のびする 待って 待って 待ちわびて 立待岬の 花になろうと あなた あなた 待ちます この命 涸れ果てるまで 霧笛かすめて 飛び交う海猫(ごめ)よ もらい泣きする 情があれば 北のおんなの 一途なおもい どうかつたえて あのひとに 哭(な)いて 哭いて 哭きぬれて 立待岬の石になっても 悔いは 悔いは しません ひとすじの この恋かけて 待って 待って 待ちわびて 立待岬の 花になろうと あなた あなた 待ちます この命 涸れ果てるまで | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 浜圭介 | 伊戸のりお | 北の岬に 咲く浜茄子の 花は紅(くれない) みれんの色よ 夢を追いかけ この海越えた あなた恋しと 背のびする 待って 待って 待ちわびて 立待岬の 花になろうと あなた あなた 待ちます この命 涸れ果てるまで 霧笛かすめて 飛び交う海猫(ごめ)よ もらい泣きする 情があれば 北のおんなの 一途なおもい どうかつたえて あのひとに 哭(な)いて 哭いて 哭きぬれて 立待岬の石になっても 悔いは 悔いは しません ひとすじの この恋かけて 待って 待って 待ちわびて 立待岬の 花になろうと あなた あなた 待ちます この命 涸れ果てるまで |
晩夏夏の日の幻 指先で弾けば さらさらと砂の上に くずれ堕ちて 日暮れ 紅の渚に 秋風のくちぶえ ヒューヒューと躰の中 逆さに撫でる 風よ 起こさないで 眠りかけた 愛の記憶を 風よ うたわないで さむい名残り唄は アデューアデュー‥‥夏よ 海猫の悲鳴に 褪せてゆく太陽 ゆらゆらと波に消えて 海は夜の とばり 月影に目を伏せ うずくまる心に ひたひたと寄せてかえす 海はやさしい 波よ どこか遠く 抱いて行って 流れのままに 波よ 騒がないで 夜が終るまでは アデューアデュー‥‥夏よ 波よ どこか遠く 抱いて行って 流れのままに 波よ 騒がないで 夜が終るまでは アデューアデュー‥‥夏よ | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 杉本眞人 | 坂本昌之 | 夏の日の幻 指先で弾けば さらさらと砂の上に くずれ堕ちて 日暮れ 紅の渚に 秋風のくちぶえ ヒューヒューと躰の中 逆さに撫でる 風よ 起こさないで 眠りかけた 愛の記憶を 風よ うたわないで さむい名残り唄は アデューアデュー‥‥夏よ 海猫の悲鳴に 褪せてゆく太陽 ゆらゆらと波に消えて 海は夜の とばり 月影に目を伏せ うずくまる心に ひたひたと寄せてかえす 海はやさしい 波よ どこか遠く 抱いて行って 流れのままに 波よ 騒がないで 夜が終るまでは アデューアデュー‥‥夏よ 波よ どこか遠く 抱いて行って 流れのままに 波よ 騒がないで 夜が終るまでは アデューアデュー‥‥夏よ |
冬隣あなたの真似して お湯割りの 焼酎のんでは むせてます つよくもないのに やめろよと 叱りにおいでよ 来れるなら 地球の夜更けは 淋しいよ… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます 写真のあなたは 若いまま きれいな笑顔が にくらしい あれからわたしは 冬隣 微笑むことさえ 忘れそう 地球の夜更けは せつないよ… そこからわたしが 見えますか 見えたら今すぐ すぐにでも わたしを迎えに きてほしい 地球の夜更けは 淋しいよ… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 杉本眞人 | 坂本昌之 | あなたの真似して お湯割りの 焼酎のんでは むせてます つよくもないのに やめろよと 叱りにおいでよ 来れるなら 地球の夜更けは 淋しいよ… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます 写真のあなたは 若いまま きれいな笑顔が にくらしい あれからわたしは 冬隣 微笑むことさえ 忘れそう 地球の夜更けは せつないよ… そこからわたしが 見えますか 見えたら今すぐ すぐにでも わたしを迎えに きてほしい 地球の夜更けは 淋しいよ… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます |
喝采いつものように 幕が開き 恋の歌 うたう私に 届いた報(しら)せは 黒いふちどりがありました あれは三年前 止めるあなた駅に残し 動き始めた汽車に ひとり飛び乗った ひなびた町の 昼下がり 教会の前にたたずみ 喪服の私は 祈る言葉さえ失(な)くしてた つたがからまる 白い壁 細いかげ 長く落として ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた 暗い待合室 話すひともない私の 耳に私のうたが 通りすぎてゆく いつものように 幕が開く 降りそそぐ ライトのその中 それでも私は 今日も恋の歌 うたってる | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 中村泰士 | 坂本昌之 | いつものように 幕が開き 恋の歌 うたう私に 届いた報(しら)せは 黒いふちどりがありました あれは三年前 止めるあなた駅に残し 動き始めた汽車に ひとり飛び乗った ひなびた町の 昼下がり 教会の前にたたずみ 喪服の私は 祈る言葉さえ失(な)くしてた つたがからまる 白い壁 細いかげ 長く落として ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた 暗い待合室 話すひともない私の 耳に私のうたが 通りすぎてゆく いつものように 幕が開く 降りそそぐ ライトのその中 それでも私は 今日も恋の歌 うたってる |
かげろう橋かげろう燃え立つ 橋の上 あなたが消えてく 伸ばした指先 すり抜けて 別れが来る日に おびえてた 人目忍ぶ恋だから つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 出逢いに心が ゆらめいて ほのかな眩暈(めまい)に ガラスの理屈が 砕(くだ)けたの 人肌ぬくもり あたたかさ それが生きる証(あかし)だと 戻ってきてと 声が まぶしい橋に ゆれる 愛の はかなさに あの日が夢でも まことでも あなたを愛して 女のしあわせ 知りました ゆらゆら未練が 立ち上がる 日傘さした橋の上 つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 南郷達也 | かげろう燃え立つ 橋の上 あなたが消えてく 伸ばした指先 すり抜けて 別れが来る日に おびえてた 人目忍ぶ恋だから つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 出逢いに心が ゆらめいて ほのかな眩暈(めまい)に ガラスの理屈が 砕(くだ)けたの 人肌ぬくもり あたたかさ それが生きる証(あかし)だと 戻ってきてと 声が まぶしい橋に ゆれる 愛の はかなさに あの日が夢でも まことでも あなたを愛して 女のしあわせ 知りました ゆらゆら未練が 立ち上がる 日傘さした橋の上 つかのま咲いて 春が 花散るように 逝(ゆ)くの 愛を もう一度 |
都わすれ都落ちだと 嗤(わら)われたって いいのいいのよ あなたとふたり 捨てるのよ東京を にごり絵ぐらし そして一から 出直すの 海のにおいの する町で あなた あなた この手を 離しちゃいやですよ なんにもいいこと なかったけれど ふたり出逢えた 幸せだけは ありがとう ありがとね 気まぐれ東京 そしてふたりで 生きるのよ 誰も知らない 遠い場所(とこ) あなた あなた 私を 離しちゃいやですよ 都わすれの けなげな花が ゆれて微笑(ほほえ)む ふたりの出発(かどで) 何もかも 何もかも さよなら東京 そしてより添い 生きるのよ 星が降る降る あの町で あなた あなた 一生 離れちゃいやですよ | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | 都落ちだと 嗤(わら)われたって いいのいいのよ あなたとふたり 捨てるのよ東京を にごり絵ぐらし そして一から 出直すの 海のにおいの する町で あなた あなた この手を 離しちゃいやですよ なんにもいいこと なかったけれど ふたり出逢えた 幸せだけは ありがとう ありがとね 気まぐれ東京 そしてふたりで 生きるのよ 誰も知らない 遠い場所(とこ) あなた あなた 私を 離しちゃいやですよ 都わすれの けなげな花が ゆれて微笑(ほほえ)む ふたりの出発(かどで) 何もかも 何もかも さよなら東京 そしてより添い 生きるのよ 星が降る降る あの町で あなた あなた 一生 離れちゃいやですよ |
泣き虫ワルツ泣き虫夜雨(よさめ)は いつまで降るの 季節の変わり目 衣替えの頃 書いてまた消す 出せない手紙 心は過去(むかし)に 切れたのに 涙がほろり ほろほろほろり あなたは憎い人 どこかでわたしを 見かけた時も やさしい言葉は 二度とかけないで 折れてしまうの 女の意地が 弱さがこぼれて くじけそう 捨てられないの しおれたままの あなたの忘れ傘 泣き虫ワルツの 雨音しみる 踊りの相手は 壁に映る影 雨があがれば またやりなおす 今夜は夢でも 会わないで 涙がほろり ほろほろほろり あなたは悪い人 | 市川由紀乃 | 石原信一 | 幸耕平 | 坂本昌之 | 泣き虫夜雨(よさめ)は いつまで降るの 季節の変わり目 衣替えの頃 書いてまた消す 出せない手紙 心は過去(むかし)に 切れたのに 涙がほろり ほろほろほろり あなたは憎い人 どこかでわたしを 見かけた時も やさしい言葉は 二度とかけないで 折れてしまうの 女の意地が 弱さがこぼれて くじけそう 捨てられないの しおれたままの あなたの忘れ傘 泣き虫ワルツの 雨音しみる 踊りの相手は 壁に映る影 雨があがれば またやりなおす 今夜は夢でも 会わないで 涙がほろり ほろほろほろり あなたは悪い人 |
石狩ルーラン十六番地石狩ルーラン十六番地 ゆき雲 汐(しお)鳴り 啼(な)き交(か)う鴎 あなたが最後に みつめたはずの 景色をぽつんと みつめています あなたどうして 「あなたどうして」 わたし残して 風になったの 風になったの 風花 旅空 棄てられ番屋 やぶれた硝子戸 霧笛がゆする あなたが最後に くれた絵はがき たよりに来ました 最果ての町 淋しすぎます 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい 黄昏 指笛 厚田の外れ 旅人手まねく 居酒屋らんぷ あなたが最後に 抱かれたはずの お酒にわたしも 抱かれてみます あなたどうして 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい | 市川由紀乃 | 吉田旺 | 幸耕平 | 坂本昌之 | 石狩ルーラン十六番地 ゆき雲 汐(しお)鳴り 啼(な)き交(か)う鴎 あなたが最後に みつめたはずの 景色をぽつんと みつめています あなたどうして 「あなたどうして」 わたし残して 風になったの 風になったの 風花 旅空 棄てられ番屋 やぶれた硝子戸 霧笛がゆする あなたが最後に くれた絵はがき たよりに来ました 最果ての町 淋しすぎます 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい 黄昏 指笛 厚田の外れ 旅人手まねく 居酒屋らんぷ あなたが最後に 抱かれたはずの お酒にわたしも 抱かれてみます あなたどうして 「淋しすぎます」 あなた追いかけ 風になりたい 風になりたい |
名前帰してください 気持ちがないなら ここから先はもう 戻れはしません ふれれば指の先 ひとりが辛くなる 逢いたくなる理由(わけ)に 気づいているでしょう 夜風は答えを 急かすのに 月は見てるだけ お願い 名前を 呼んでくれますか 好きだと言わずに いられるわけがない わかってください こぼれた涙を 悲しいわけじゃない 心の階(きざはし) 見えない糸をただ 手繰れば届くはず 言葉を探すから 迷子になるんです 二人で答えに 近づけば 道は幾通り お願い 名前を 呼んでいいですか あなたと離れて いられるわけがない 夜風は答えを 急かすのに 月は見てるだけ お願い 名前を 呼んでくれますか 好きだと言わずに いられるわけがない | 市川由紀乃 | 松井五郎 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | 帰してください 気持ちがないなら ここから先はもう 戻れはしません ふれれば指の先 ひとりが辛くなる 逢いたくなる理由(わけ)に 気づいているでしょう 夜風は答えを 急かすのに 月は見てるだけ お願い 名前を 呼んでくれますか 好きだと言わずに いられるわけがない わかってください こぼれた涙を 悲しいわけじゃない 心の階(きざはし) 見えない糸をただ 手繰れば届くはず 言葉を探すから 迷子になるんです 二人で答えに 近づけば 道は幾通り お願い 名前を 呼んでいいですか あなたと離れて いられるわけがない 夜風は答えを 急かすのに 月は見てるだけ お願い 名前を 呼んでくれますか 好きだと言わずに いられるわけがない |
花わずらい咲いて いろどり 散れば それまで 一夜わずらう 恋心 さびしくたって くちびる 噛んで 枯れやしません 花はまだ ワインの小瓶を 空けました 酔うには ひとりじゃ 肌寒い 来てはくれない 人の名を 闇夜にくるんで 燃やしましょう すがる 指先は嫌(いや) なんにも 知らずに 女は欲ばりで 抱いてあやとり 泣けばまぼろし 誰のせいでもないじゃない 怨みはせずに 悔やみもせずに 枯れやしません 花はまだ 捨て身で 心も投げ出した 未だに 火照りが 消えません 夢と 見紛(みまご)う 深い傷 治れと摩(さす)れば また痛む なにが 幸せなのか 泥濘(ぬかる)む 道にも いつかは日が昇る 咲いて いろどり 散れば それまで 一夜 わずらう 恋心 さびしくたって くちびる 噛んで 枯れやしません 花はまだ 抱いて あやとり 泣けば まぼろし 誰のせいでもないじゃない 怨みはせずに 悔やみもせずに 枯れやしません 花はまだ | 市川由紀乃 | 松井五郎 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | 咲いて いろどり 散れば それまで 一夜わずらう 恋心 さびしくたって くちびる 噛んで 枯れやしません 花はまだ ワインの小瓶を 空けました 酔うには ひとりじゃ 肌寒い 来てはくれない 人の名を 闇夜にくるんで 燃やしましょう すがる 指先は嫌(いや) なんにも 知らずに 女は欲ばりで 抱いてあやとり 泣けばまぼろし 誰のせいでもないじゃない 怨みはせずに 悔やみもせずに 枯れやしません 花はまだ 捨て身で 心も投げ出した 未だに 火照りが 消えません 夢と 見紛(みまご)う 深い傷 治れと摩(さす)れば また痛む なにが 幸せなのか 泥濘(ぬかる)む 道にも いつかは日が昇る 咲いて いろどり 散れば それまで 一夜 わずらう 恋心 さびしくたって くちびる 噛んで 枯れやしません 花はまだ 抱いて あやとり 泣けば まぼろし 誰のせいでもないじゃない 怨みはせずに 悔やみもせずに 枯れやしません 花はまだ |
for you…涙をふいて あなたの指で 気付いたの はじめて あの頃の私 今日までの日々を 見ててくれたのは あなた わがままばかりでごめんなさいね 恋人と別れて あなたの部屋で 酔いつぶれてた そんな夜もあった 想い出せば 苦笑いね 淋しさも悲しみも あなたのそばで 溶けていった いつもいつの日も もしも 逢えずにいたら 歩いてゆけなかったわ 激しくこの愛つかめるなら 離さない 失くさない きっと あなたが欲しい あなたが欲しい もっと奪って 心を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛が すべてが欲しい もしも傷つけあって 夜明けに泣き疲れても 激しくこの愛見つけた日は 忘れない 失くさない きっと あなたが欲しい あなたが欲しい もっと 奪って 私を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛がすべてが欲しい | 市川由紀乃 | 大津あきら | 鈴木キサブロー | 田川めぐみ | 涙をふいて あなたの指で 気付いたの はじめて あの頃の私 今日までの日々を 見ててくれたのは あなた わがままばかりでごめんなさいね 恋人と別れて あなたの部屋で 酔いつぶれてた そんな夜もあった 想い出せば 苦笑いね 淋しさも悲しみも あなたのそばで 溶けていった いつもいつの日も もしも 逢えずにいたら 歩いてゆけなかったわ 激しくこの愛つかめるなら 離さない 失くさない きっと あなたが欲しい あなたが欲しい もっと奪って 心を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛が すべてが欲しい もしも傷つけあって 夜明けに泣き疲れても 激しくこの愛見つけた日は 忘れない 失くさない きっと あなたが欲しい あなたが欲しい もっと 奪って 私を あなたが欲しい あなたが欲しい 愛がすべてが欲しい |
池上線古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは 私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますとつぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの | 市川由紀乃 | 佐藤順英 | 西島三重子 | 新倉一梓 | 古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた 話す言葉をさがしながら すきま風に震えて いくつ駅を過ぎたのか 忘れてあなたに聞いたのに じっと私を見つめながら ごめんねなんて言ったわ 泣いては ダメだと 胸にきかせて 白いハンカチを 握りしめたの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの 終電時刻を確かめて あなたは 私と駅を出た 角のフルーツショップだけが 灯りともす夜更けに 商店街を通り抜け 踏切渡った時だわね 待っていますとつぶやいたら 突然抱いてくれたわ あとから あとから 涙あふれて 後ろ姿さえ 見えなかったの 池上線が走る町に あなたは二度と来ないのね 池上線に揺られながら 今日も帰る私なの |
シルエット・ロマンス恋する女は夢見たがりの いつもヒロイン つかの間の 鏡に向かってアイペンシルの 色を並べて迷うだけ 窓辺の憂い顔は装う女心 茜色のシルエット ああ あなたに恋心ぬすまれて もっとロマンス 私に仕掛けてきて ああ あなたに恋模様染められて もっとロマンス ときめきを止めないで あなたのくちびる 首すじかすめ 私の声もかすれてた 無意識にイヤリング 気づいたらはずしてた 重なりあう シルエット ああ 抱きしめて 身動き出来ないほど もっとロマンス 甘くだましてほしい ああ 抱きしめて 鼓動がひびくほどに もっとロマンス 激しく感じさせて ああ あなたに恋心ぬすまれて もっとロマンス 私に仕掛けてきて ああ あなたに恋模様染められて もっとロマンス ときめきを止めないで | 市川由紀乃 | 来生えつこ | 来生たかお | 星野とものぶ | 恋する女は夢見たがりの いつもヒロイン つかの間の 鏡に向かってアイペンシルの 色を並べて迷うだけ 窓辺の憂い顔は装う女心 茜色のシルエット ああ あなたに恋心ぬすまれて もっとロマンス 私に仕掛けてきて ああ あなたに恋模様染められて もっとロマンス ときめきを止めないで あなたのくちびる 首すじかすめ 私の声もかすれてた 無意識にイヤリング 気づいたらはずしてた 重なりあう シルエット ああ 抱きしめて 身動き出来ないほど もっとロマンス 甘くだましてほしい ああ 抱きしめて 鼓動がひびくほどに もっとロマンス 激しく感じさせて ああ あなたに恋心ぬすまれて もっとロマンス 私に仕掛けてきて ああ あなたに恋模様染められて もっとロマンス ときめきを止めないで |
どうぞこのままこの確かな 時間だけが 今の二人に 与えられた 唯一の あかしなのです ふれあうことの喜びを あなたの ぬくもりに感じて そうして 生きているのです くもりガラスを 伝わる 雨のしずくのように ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに それは ばかげたあこがれか 気まぐれな 恋だとしても 雨は きっと 降り続く くもりガラスを たたく 雨の音 かぞえながら どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで さよならは 涙とうらはら さめたコーヒーの ようなもの だから いつまでも このまま どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで | 市川由紀乃 | 丸山圭子 | 丸山圭子 | 田川めぐみ | この確かな 時間だけが 今の二人に 与えられた 唯一の あかしなのです ふれあうことの喜びを あなたの ぬくもりに感じて そうして 生きているのです くもりガラスを 伝わる 雨のしずくのように ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに それは ばかげたあこがれか 気まぐれな 恋だとしても 雨は きっと 降り続く くもりガラスを たたく 雨の音 かぞえながら どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで さよならは 涙とうらはら さめたコーヒーの ようなもの だから いつまでも このまま どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで |
亜麻色の髪の乙女亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は胸に白い花束を 羽のように 丘をくだり やさしい彼のもとへ 明るい歌声は恋をしてるから 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は胸に白い花束を 羽のように 丘をくだり やさしい彼のもとへ 明るい歌声は恋をしてるから バラ色のほほえみ 青い空 幸せな二人はよりそう 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 彼のもとへ バラ色のほほえみ 青い空 幸せな二人はよりそう 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 彼のもとへ 彼のもとへ | 市川由紀乃 | 橋本淳 | すぎやまこういち | 出川和平 | 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は胸に白い花束を 羽のように 丘をくだり やさしい彼のもとへ 明るい歌声は恋をしてるから 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は胸に白い花束を 羽のように 丘をくだり やさしい彼のもとへ 明るい歌声は恋をしてるから バラ色のほほえみ 青い空 幸せな二人はよりそう 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 彼のもとへ バラ色のほほえみ 青い空 幸せな二人はよりそう 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ 乙女は羽のように 丘をくだる 彼のもとへ 彼のもとへ |
魂のルフラン私に還(かえ)りなさい 記憶をたどり 優しさと夢の水源(みなもと)へ もいちど星にひかれ 生まれるために 魂のルフラン 蒼い影につつまれた素肌が 時のなかで 静かにふるえてる 命の行方を問いかけるように 指先は私をもとめる 抱きしめてた運命のあなたは 季節に咲く まるではかない花 希望のにおいを胸に残して 散り急ぐ あざやかな姿で 私に還りなさい 生まれる前に あなたが過ごした大地へと この腕(て)に還りなさい めぐり逢うため 奇跡は起こるよ 何度でも 魂のルフラン 祈るように まぶた閉じたときに 世界はただ闇の底に消える それでも鼓動はまた動きだす 限りある永遠を捜して 私に還りなさい 記憶をたどり 優しさと夢の水源へ あなたも還りなさい 愛しあうため 心も体もくりかえす 魂のルフラン 私に還りなさい 生まれる前に あなたが過ごした大地へと この腕に還りなさい めぐり逢うため 奇跡は起こるよ 何度でも 魂のルフラン | 市川由紀乃 | 及川眠子 | 大森俊之 | 大森俊之 | 私に還(かえ)りなさい 記憶をたどり 優しさと夢の水源(みなもと)へ もいちど星にひかれ 生まれるために 魂のルフラン 蒼い影につつまれた素肌が 時のなかで 静かにふるえてる 命の行方を問いかけるように 指先は私をもとめる 抱きしめてた運命のあなたは 季節に咲く まるではかない花 希望のにおいを胸に残して 散り急ぐ あざやかな姿で 私に還りなさい 生まれる前に あなたが過ごした大地へと この腕(て)に還りなさい めぐり逢うため 奇跡は起こるよ 何度でも 魂のルフラン 祈るように まぶた閉じたときに 世界はただ闇の底に消える それでも鼓動はまた動きだす 限りある永遠を捜して 私に還りなさい 記憶をたどり 優しさと夢の水源へ あなたも還りなさい 愛しあうため 心も体もくりかえす 魂のルフラン 私に還りなさい 生まれる前に あなたが過ごした大地へと この腕に還りなさい めぐり逢うため 奇跡は起こるよ 何度でも 魂のルフラン |
道頓堀人情ふられたぐらいで 泣くのはあほや 呑んで忘れろ 雨の夜は 負けたらあかん 負けたらあかんで 東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は 未練捨てたら けじめをつけて きっぱりきょうから 浪花に生きるのさ くちびるかんでも きのうは過去や わかるやつには わかってる 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は でんと構えた 通天閣は どっこい生きてる 浪花のど根性 三吉魂 あんたにあれば うちが小春に なりもしょう 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は ほれてつきあう 今夜の酒は まっ赤に流れる 浪花の心意気 | 市川由紀乃 | 若山かほる | 山田年秋 | 山田年秋 | ふられたぐらいで 泣くのはあほや 呑んで忘れろ 雨の夜は 負けたらあかん 負けたらあかんで 東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は 未練捨てたら けじめをつけて きっぱりきょうから 浪花に生きるのさ くちびるかんでも きのうは過去や わかるやつには わかってる 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は でんと構えた 通天閣は どっこい生きてる 浪花のど根性 三吉魂 あんたにあれば うちが小春に なりもしょう 負けたらあかん 負けたらあかんで東京に 冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は ほれてつきあう 今夜の酒は まっ赤に流れる 浪花の心意気 |
みだれ髪髪のみだれに 手をやれば 赤い蹴出しが 風に舞う 憎や 恋しや 塩屋の岬 投げて届かぬ 想いの糸が 胸にからんで 涙をしぼる すてたお方の しあわせを 祈る女の 性(さが)かなし 辛らや 重たや わが恋ながら 沖の瀬をゆく 底曳き網の 舟にのせたい この片情け 春は二重に 巻いた帯 三重に巻いても 余る秋 暗や 涯てなや 塩屋の岬 見えぬ心を 照らしておくれ ひとりぼっちに しないでおくれ | 市川由紀乃 | 星野哲郎 | 船村徹 | 山田年秋 | 髪のみだれに 手をやれば 赤い蹴出しが 風に舞う 憎や 恋しや 塩屋の岬 投げて届かぬ 想いの糸が 胸にからんで 涙をしぼる すてたお方の しあわせを 祈る女の 性(さが)かなし 辛らや 重たや わが恋ながら 沖の瀬をゆく 底曳き網の 舟にのせたい この片情け 春は二重に 巻いた帯 三重に巻いても 余る秋 暗や 涯てなや 塩屋の岬 見えぬ心を 照らしておくれ ひとりぼっちに しないでおくれ |
命あたえてはなれていました 長いこと おんなひとり寝(ね) 眠られず 息ずく乳房 抱きしめながら なおさら寂しい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて | 市川由紀乃 | 川内康範 | 猪俣公章 | 山田年秋 | はなれていました 長いこと おんなひとり寝(ね) 眠られず 息ずく乳房 抱きしめながら なおさら寂しい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて 忘れてしまったわけじゃない 愛のぬくもり 欲しいけど 体が燃える 心が冷える 傷つきすぎた わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて はなれていました 長いこと 声をこらえる よろこびに とろけるほどの よろこびに 身悶えしたい わたしの愛に 誰か誰か 誰かおねがい 命あたえて |
情炎どうせあんたは 他者(よそ)のひと 夜明け来る前 帰るひと 窓をたたいて 風が言う そんな男(やつ)とは「別れな」と 涸れたはずでも 涙でて 月日数えて 振り返る 世間どこでも あるような こんな恋でも 私には 夢なら このままで 花なら 枯れないで このまま帰らずに このまま傍にいて きっとあんたの 心には 棲(す)んでないのね 私など 別れ言葉は 持ってても 逢えば消えます ねえあんた ポロリポロリと 冬の宿 残る足あと 雪の中 窓に映した 明日みて いつも思うの 今日かぎり 夢ならこの続き 雪なら溶けないで このまま帰らずに このままここにいて 女の情(なさけ)とは 死ぬまで炎(もえ)る事 このままうそついて 死ぬまでうそついて | 市川由紀乃 | 吉幾三 | 吉幾三 | 田川めぐみ | どうせあんたは 他者(よそ)のひと 夜明け来る前 帰るひと 窓をたたいて 風が言う そんな男(やつ)とは「別れな」と 涸れたはずでも 涙でて 月日数えて 振り返る 世間どこでも あるような こんな恋でも 私には 夢なら このままで 花なら 枯れないで このまま帰らずに このまま傍にいて きっとあんたの 心には 棲(す)んでないのね 私など 別れ言葉は 持ってても 逢えば消えます ねえあんた ポロリポロリと 冬の宿 残る足あと 雪の中 窓に映した 明日みて いつも思うの 今日かぎり 夢ならこの続き 雪なら溶けないで このまま帰らずに このままここにいて 女の情(なさけ)とは 死ぬまで炎(もえ)る事 このままうそついて 死ぬまでうそついて |
おんな港町おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨(いかり)が上るのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない | 市川由紀乃 | 二条冬詩夫 | 伊藤雪彦 | 近藤俊一 | おんな港町 どうしてこんなに 夜明けが早いのさ それじゃ さよならと 海猫みたいに 男がつぶやいた 別れことばが あまりにもはかなくて 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない おんな港町 涙をこぼして 錨(いかり)が上るのさ 泣いちゃいけないと あわてて男が デッキで手をふった その場かぎりの なぐさめとわかっても 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 さみしい笑顔に なげきの雨がふる あんな男と 心から憎んでも 忘れたいのに 忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない |
津軽恋女津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 | 市川由紀乃 | 久仁京介 | 大倉百人 | 山田年秋 | 津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 |
夢じゃさみしい夜もある好きなら好きだと 言えばいいのに 見えない糸をまた 手繰り寄せたり ソファの片隅 散らかした服 あなたの声を 思いだしてる 窓辺を翔(かけ)る星は どこへ消えるの 誰にも教えてない 気持ちを連れて 逢いに行きたい いますぐに こんなさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります 季節を変えてく 花のひとひら 一輪挿しはもう 次の彩り 甘える事が うまくないから 微笑むだけで わかってほしい 急ぎ過ぎれば時は 答えをそらすわ なんにも書かれてない ページのように 逢いに行きたい いますぐに ずっとさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります 逢いに行きたい いますぐに こんなさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります | 市川由紀乃 | 松井五郎 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | 好きなら好きだと 言えばいいのに 見えない糸をまた 手繰り寄せたり ソファの片隅 散らかした服 あなたの声を 思いだしてる 窓辺を翔(かけ)る星は どこへ消えるの 誰にも教えてない 気持ちを連れて 逢いに行きたい いますぐに こんなさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります 季節を変えてく 花のひとひら 一輪挿しはもう 次の彩り 甘える事が うまくないから 微笑むだけで わかってほしい 急ぎ過ぎれば時は 答えをそらすわ なんにも書かれてない ページのように 逢いに行きたい いますぐに ずっとさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります 逢いに行きたい いますぐに こんなさみしい 夜もあります 夢じゃさみしい 夜もあります |
ノクターンふれながら そっと わたしだけを見て それだけで夢を 見せて くちびるの薄紅(うすべに)が とうに溶けています いつもその先に 隠れてる 静寂(しじま)が怖かった ただ幸せに 溺れてる 心が脆くなりそう ほろり 涙 淡い月 さびしさ決して 消えてくれません 抱かれても 抱かれても 愛には埋まらぬ 場所がある 覚悟してくださいな 一時(いっとき)たりとも離れずに どうか 手にしても 溢れてく 時は定まらない ふいに吹く風に さらわれる 絆もあるでしょう 足りているほど 優しさに 気がつかないで 迷って ふわり 灯る 蒼い月 二人の袂 固く結ぶのに 抱かれれば 抱かれれば それだけ孤独(いたみ)も 深くなる ふたりしか選べない 道はひとつしかありません どうか 抱かれても 抱かれても 愛には埋まらぬ 場所がある 覚悟してくださいな 一時たりとも離れずに どうか 一時たりとも離れずに どうか | 市川由紀乃 | 松井五郎 | 幸耕平 | 佐藤和豊 | ふれながら そっと わたしだけを見て それだけで夢を 見せて くちびるの薄紅(うすべに)が とうに溶けています いつもその先に 隠れてる 静寂(しじま)が怖かった ただ幸せに 溺れてる 心が脆くなりそう ほろり 涙 淡い月 さびしさ決して 消えてくれません 抱かれても 抱かれても 愛には埋まらぬ 場所がある 覚悟してくださいな 一時(いっとき)たりとも離れずに どうか 手にしても 溢れてく 時は定まらない ふいに吹く風に さらわれる 絆もあるでしょう 足りているほど 優しさに 気がつかないで 迷って ふわり 灯る 蒼い月 二人の袂 固く結ぶのに 抱かれれば 抱かれれば それだけ孤独(いたみ)も 深くなる ふたりしか選べない 道はひとつしかありません どうか 抱かれても 抱かれても 愛には埋まらぬ 場所がある 覚悟してくださいな 一時たりとも離れずに どうか 一時たりとも離れずに どうか |