仁醒ここに一枚の描きかけの絵がある 部屋の真中には テーブルがあって 壁ぎわには テレビが置かれている 今日という日付けの新聞と 窓の外を流れる雲の形さえ 昨日のままで いいかもしれない 家族に囲まれて てれている 自分自身を描きこめば 仕上がりだ 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 旅だということも いつしか忘れて生きて行く 私は絵の中から 抜けだして 旅に出ました 今 私の前にいるのは くわを持つ農夫の姿 彼は風と雲と朝陽と土と語らい 夕陽と別れを告げる 大地に汗を残して ここでこうして すわっていると 生きるとは 働くことなんだと わからなくなってしまっていた 誰のために 働いているのか 余りにも世の中が 複雑になってしまったから コーヒーカップに角砂糖を 昨日と同じように かきまぜてくれる 君がいて 日付を 変えれば 明日になる そんな一枚の絵がある 家族に囲まれて てれている 自分自身を描きこめば 仕上がりだ 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 旅だということも いつしか忘れて生きて行く 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 誰れのものでもないことも いつしか忘れて生きて行く | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | ここに一枚の描きかけの絵がある 部屋の真中には テーブルがあって 壁ぎわには テレビが置かれている 今日という日付けの新聞と 窓の外を流れる雲の形さえ 昨日のままで いいかもしれない 家族に囲まれて てれている 自分自身を描きこめば 仕上がりだ 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 旅だということも いつしか忘れて生きて行く 私は絵の中から 抜けだして 旅に出ました 今 私の前にいるのは くわを持つ農夫の姿 彼は風と雲と朝陽と土と語らい 夕陽と別れを告げる 大地に汗を残して ここでこうして すわっていると 生きるとは 働くことなんだと わからなくなってしまっていた 誰のために 働いているのか 余りにも世の中が 複雑になってしまったから コーヒーカップに角砂糖を 昨日と同じように かきまぜてくれる 君がいて 日付を 変えれば 明日になる そんな一枚の絵がある 家族に囲まれて てれている 自分自身を描きこめば 仕上がりだ 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 旅だということも いつしか忘れて生きて行く 誰れもが そんな風に 一枚の絵を大切に抱きしめて 人生が 誰れのものでもないことも いつしか忘れて生きて行く |
さよなら僕はもうおさらばしようと思った時に 何かが気になって出来ないことがあった でも もうさよならさ おしまいさ おさらばさ でも もうさよならさ おしまいさ さよならさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ 僕は何かを仕始めようと思った時にも 誰かの言葉が気になって出来なかったり でも もうさよならさ 誰かの機嫌をとるのはね でも もうおしまいさ 誰かの機嫌をとるのはね さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ 失意と僻みと欲望と焦りと裏切りと 詮索と苦笑い照笑い そう僕を取巻くあらゆる自由でないものに そう僕を取巻くあらゆる自由でないものに さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ あれから何日も過つのに通り過ぎる風のように 僕の心を傷つけていったお前の言葉にも さよならを 言おうね もう僕は気にしないから さよならを 言おうね だからお前ももう気にしなくていいよ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ もう僕は何も気にしないよ だって僕何も聞こえないもの だから何と言ってくれてもかまわないよ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ そして僕はもう一度さよならを言おう もう一度お前に確かにさよならを言おう 待ち受ける闇のように僕の心を閉ざす 僕の心を捕えたどうしようもない悲しさに さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 僕はもうおさらばしようと思った時に 何かが気になって出来ないことがあった でも もうさよならさ おしまいさ おさらばさ でも もうさよならさ おしまいさ さよならさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ 僕は何かを仕始めようと思った時にも 誰かの言葉が気になって出来なかったり でも もうさよならさ 誰かの機嫌をとるのはね でも もうおしまいさ 誰かの機嫌をとるのはね さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ 失意と僻みと欲望と焦りと裏切りと 詮索と苦笑い照笑い そう僕を取巻くあらゆる自由でないものに そう僕を取巻くあらゆる自由でないものに さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ あれから何日も過つのに通り過ぎる風のように 僕の心を傷つけていったお前の言葉にも さよならを 言おうね もう僕は気にしないから さよならを 言おうね だからお前ももう気にしなくていいよ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ もう僕は何も気にしないよ だって僕何も聞こえないもの だから何と言ってくれてもかまわないよ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ そして僕はもう一度さよならを言おう もう一度お前に確かにさよならを言おう 待ち受ける闇のように僕の心を閉ざす 僕の心を捕えたどうしようもない悲しさに さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ さよならさ さよならさ みんなおしまいさ |
魔法の絵の具木の葉は水色のすてきな縞もよう 空は水玉桜色 海はたまご色 まっくろカラスにまっしろな絵の具をぬりたくろう 白鳥達にはまっ黒な絵の具をぬりたくろう もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど お魚たちには空を翔ぶ翼をあげようか たまには小鳥たちよすいすい海の底 そしてボクタチふたり空を翔びまわろうよ サンマの群れとおどけちゃおう ふんわりふわふわ雲の上 もしも魔法のつえがあったらばのことだけど もしも魔法のつえがあったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 木の葉は水色のすてきな縞もよう 空は水玉桜色 海はたまご色 まっくろカラスにまっしろな絵の具をぬりたくろう 白鳥達にはまっ黒な絵の具をぬりたくろう もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど お魚たちには空を翔ぶ翼をあげようか たまには小鳥たちよすいすい海の底 そしてボクタチふたり空を翔びまわろうよ サンマの群れとおどけちゃおう ふんわりふわふわ雲の上 もしも魔法のつえがあったらばのことだけど もしも魔法のつえがあったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど もしも魔法の絵の具があったらばのことだけど |
バイ・バイ・バイ君は素適な人だから 僕をとってもくるしめる もうこれ以上二人の愛を 傷つけないようにさよならしよう バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 逢って間もない二人なのに きっと出逢うのが 遅すぎたんだね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 君の仕草の一つ一つを 僕は決して忘れないよ 君も何時か大人になっても 僕の事を想い出してね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 君は素適な人だから 僕をとってもくるしめる もうこれ以上二人の愛を 傷つけないようにさよならしよう バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 逢って間もない二人なのに きっと出逢うのが 遅すぎたんだね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 君の仕草の一つ一つを 僕は決して忘れないよ 君も何時か大人になっても 僕の事を想い出してね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ |
うたたね転た寝 炬燵 11月の午後 慣れない仕事 ちょっと疲れました 風がトトンと 窓を叩く お客さんかな ウウン ひとりぼっち ルルルン ルルルン 電話のベルが鳴る 君の声がする フフン 静かな午後 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 転た寝 炬燵 11月の午後 慣れない仕事 ちょっと疲れました 風がトトンと 窓を叩く お客さんかな ウウン ひとりぼっち ルルルン ルルルン 電話のベルが鳴る 君の声がする フフン 静かな午後 |
旅のわすれものもみあっているうちに頬に傷つけた 同じ所に傷をつけて 顔を見合わせて 二人笑った いさかいのつまらなさを恥じるように ブロック塀にもたれて 肩の力をぬいたら また泣けた 雨の夜 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ 旅立つお前を引き止めはしない 二人離れた方がいいさ だけど お前の事を忘れない かけがえのない時を共に過した 憎み合えたら もっと楽だったね ふりそそぐ 雨の夜 青春は違う傷の痛み 本当はそっとして欲しかった 分かり合って 分かち合って 傷口を 深めてしまう 苦いやさしささ 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | もみあっているうちに頬に傷つけた 同じ所に傷をつけて 顔を見合わせて 二人笑った いさかいのつまらなさを恥じるように ブロック塀にもたれて 肩の力をぬいたら また泣けた 雨の夜 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ 旅立つお前を引き止めはしない 二人離れた方がいいさ だけど お前の事を忘れない かけがえのない時を共に過した 憎み合えたら もっと楽だったね ふりそそぐ 雨の夜 青春は違う傷の痛み 本当はそっとして欲しかった 分かり合って 分かち合って 傷口を 深めてしまう 苦いやさしささ 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ |
よぼよぼじいさんもう今から何年くらい前になるんだろう 僕が高校二年の時だった 僕らの担任の先生は 六十歳を過ぎた よぼよぼのじいさんだった 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやな人だった ヘンコツ わからずやのクソジジイと 僕らはバカにしたものだったが 一年たってみたら 一年たってみたら いつしか僕は その先生が好きになっていたんだ 一年たってその先生が好きになった頃 僕らは突然のように 先生が僕らを最後に教壇を降りることを 知らされたんだ 古いものの中に すばらしい古さが 古いものの中に すばらしい新しさがあることを 教えてくれた先生 先生 僕はあなたが好きでした おもえば僕が勉強もせずに ギターばかり弾いていた頃 ほどほどに ほどほどに ほどほどにしなさいと みんなが説教する中で そんなに好きなら 学校をやめなさい その道に入るがよいと きみにその情熱がないのなら 勉強に打ち込むがよいと 何故あの時 僕は学校をやめないで ほどほどにギターを弾いたのだろう 何故あの時 僕はギターも捨てないで ほどほどに勉強したのだろう 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやだった人 先生 先生 よぼよぼじいさん 僕はあなたが好きでした 先生 先生 よぼよぼじいさん 今あなたはどうしているのでしょう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | もう今から何年くらい前になるんだろう 僕が高校二年の時だった 僕らの担任の先生は 六十歳を過ぎた よぼよぼのじいさんだった 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやな人だった ヘンコツ わからずやのクソジジイと 僕らはバカにしたものだったが 一年たってみたら 一年たってみたら いつしか僕は その先生が好きになっていたんだ 一年たってその先生が好きになった頃 僕らは突然のように 先生が僕らを最後に教壇を降りることを 知らされたんだ 古いものの中に すばらしい古さが 古いものの中に すばらしい新しさがあることを 教えてくれた先生 先生 僕はあなたが好きでした おもえば僕が勉強もせずに ギターばかり弾いていた頃 ほどほどに ほどほどに ほどほどにしなさいと みんなが説教する中で そんなに好きなら 学校をやめなさい その道に入るがよいと きみにその情熱がないのなら 勉強に打ち込むがよいと 何故あの時 僕は学校をやめないで ほどほどにギターを弾いたのだろう 何故あの時 僕はギターも捨てないで ほどほどに勉強したのだろう 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやだった人 先生 先生 よぼよぼじいさん 僕はあなたが好きでした 先生 先生 よぼよぼじいさん 今あなたはどうしているのでしょう |
無口うまく言葉にできないおもいをどうすれば、どうすればいいんだろう わかってくれていると思っていたんだ わかってくれないはずはないんだと 当たり前で言いそびれたことが 今頃になりこんな形で現れるなんて わかってくれていると思っていたんだ 友達にもそう話していたのに 感謝とかすまなさとかとても言葉じゃ足りないよ そしておまえをいとおしむ この思いどこへぶつければいいのか 誰かがとても上手な言葉で傷ついた君を理解してくれたのかい 俺たちが築いたものは言葉よりも軽いのか無責任な誰かの言葉より 言ってみるよ聞いてておくれありったけの思いを言葉で やっぱり言葉じゃだめさ 言葉なんか嫌いさ 本当のことまで みんな嘘になる 感謝とかすまなさとか とても言葉じゃ足りないよ そしてお前を失いたくないこの思いどこへぶつければいいのか 空しく言葉は空回りして 自分を弁護しようとするだけ ただ お前を失いたくない なぜ 解ってくれないのか すでに閉ざされた お前の前で やがて 俺は また 無口の人となる | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | うまく言葉にできないおもいをどうすれば、どうすればいいんだろう わかってくれていると思っていたんだ わかってくれないはずはないんだと 当たり前で言いそびれたことが 今頃になりこんな形で現れるなんて わかってくれていると思っていたんだ 友達にもそう話していたのに 感謝とかすまなさとかとても言葉じゃ足りないよ そしておまえをいとおしむ この思いどこへぶつければいいのか 誰かがとても上手な言葉で傷ついた君を理解してくれたのかい 俺たちが築いたものは言葉よりも軽いのか無責任な誰かの言葉より 言ってみるよ聞いてておくれありったけの思いを言葉で やっぱり言葉じゃだめさ 言葉なんか嫌いさ 本当のことまで みんな嘘になる 感謝とかすまなさとか とても言葉じゃ足りないよ そしてお前を失いたくないこの思いどこへぶつければいいのか 空しく言葉は空回りして 自分を弁護しようとするだけ ただ お前を失いたくない なぜ 解ってくれないのか すでに閉ざされた お前の前で やがて 俺は また 無口の人となる |
出発わかって欲しい 大人達よ 精一杯 生きている事を 涙を流さないで わかって欲しい 時は流れてゆくもの 見守っていて欲しい 暖かい心で そんなにばかにしないで あなた方でさえも できなかった事を 俺達はやり始めよう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 何もかもすべてを 与えてくれるのは ありがたいのだけれど この手で この汗で 何かをつかむんだ 心が望んだものを トランクいっぱいの 札束でさえも 今は用のないもの そんな紙きれと俺達の魂を引き換えないでほしい 本当の幸せと本当の喜びを捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | わかって欲しい 大人達よ 精一杯 生きている事を 涙を流さないで わかって欲しい 時は流れてゆくもの 見守っていて欲しい 暖かい心で そんなにばかにしないで あなた方でさえも できなかった事を 俺達はやり始めよう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 何もかもすべてを 与えてくれるのは ありがたいのだけれど この手で この汗で 何かをつかむんだ 心が望んだものを トランクいっぱいの 札束でさえも 今は用のないもの そんな紙きれと俺達の魂を引き換えないでほしい 本当の幸せと本当の喜びを捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう |
季節季節を語る時に 人はみな春から始める 春 夏 秋 冬 また春になる 秋から始める不都合や 冬から数える理不尽が どこに どこにあるのだろう 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 流れるままにまかせ うつろいも終って気がつき 春 夏 秋 冬 もう何年か どこから始めてどこへ行き 何から見つめて何に見え それは それはこころ次第 秋は夏の後で悲しく 夏は春の予告で燃えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか | 河島英五 | 阿久悠 | 水谷公生 | | 季節を語る時に 人はみな春から始める 春 夏 秋 冬 また春になる 秋から始める不都合や 冬から数える理不尽が どこに どこにあるのだろう 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 流れるままにまかせ うつろいも終って気がつき 春 夏 秋 冬 もう何年か どこから始めてどこへ行き 何から見つめて何に見え それは それはこころ次第 秋は夏の後で悲しく 夏は春の予告で燃えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか |
いのちの旅人たち人は皆ただ一人 風にさらされてる旅人です 宇宙(おおぞら)の星たちも求めあう 命のさすらい人 めぐりめぐる人生 重ねあえる人と わかちあえる時を 抱きしめながら 金色の稲の穂が 風の中ゆれてる笑いながら 燃え尽きた流星は 銀の光のこし 空のかなたへ それぞれのしあわせ それぞれの哀しみ 燃やし尽くせ 命のまつりの時に | 河島英五 | 河島英五 | 井上大輔 | | 人は皆ただ一人 風にさらされてる旅人です 宇宙(おおぞら)の星たちも求めあう 命のさすらい人 めぐりめぐる人生 重ねあえる人と わかちあえる時を 抱きしめながら 金色の稲の穂が 風の中ゆれてる笑いながら 燃え尽きた流星は 銀の光のこし 空のかなたへ それぞれのしあわせ それぞれの哀しみ 燃やし尽くせ 命のまつりの時に |
酔っぱらったよ酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 俺達が出会ったあの頃がよみがえるね 輝きと影がまじりあっていたあの頃 この唄歌ってたあいつはどうしたんだろう 最近あんまり聞かないねさみしいね 時の重さが俺たちを変えたんだ 違う生き方選んだふたり 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 時代は移り行き街角に知らない歌が お前見送ってひとりで泣こうか 新しい化粧もお前には似合うけど 変れないんだ男って奴は 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ まだ知らない唄が耳を過ぎる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔の唄はもう聞きたくない 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 俺達が出会ったあの頃がよみがえるね 輝きと影がまじりあっていたあの頃 この唄歌ってたあいつはどうしたんだろう 最近あんまり聞かないねさみしいね 時の重さが俺たちを変えたんだ 違う生き方選んだふたり 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 時代は移り行き街角に知らない歌が お前見送ってひとりで泣こうか 新しい化粧もお前には似合うけど 変れないんだ男って奴は 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ まだ知らない唄が耳を過ぎる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔の唄はもう聞きたくない 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる |
てんびんばかり真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものがあるんだろうか 何も解らないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれが無いものねだりなら 何を頼りに生きていけばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで 僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする母親がいる どちらも愛している どちらも恨んでる どちらも泣いている 何人もの人を殺した男がいる かけがえのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ かけがえのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 友達が殴られて 仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は 僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 男はいつでも威張っているけど どんな目で女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう お金の余ってる人は お金のない人を どんな風に思っているんだろう お金のない人は お金の余ってる人を どんな風に思っているんだろう 髪の長い男は 髪の短い男を どんな風に思っているんだろう 髪の短い男は 髪の長い男を どんな風に思っているんだろう 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ どれほど自分が誰かを傷付けているかは 知らん振り 人には悪人と決めつけて 正義の味方を探している 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと言葉をかけたら 君は泣き出してしまった 長い間 君はとっても 辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せに出来ると 思ったのに君はもういない 毎朝 決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた 野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で ひとりでは町を歩けない 首輪を付けると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳をあげる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ほら ごらんなさい 野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ん坊を殺しても 仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ん坊を殺したら ○○○○と呼ばれる今は 平和なとき 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 宮本光雄 | 真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものがあるんだろうか 何も解らないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれが無いものねだりなら 何を頼りに生きていけばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで 僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする母親がいる どちらも愛している どちらも恨んでる どちらも泣いている 何人もの人を殺した男がいる かけがえのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ かけがえのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 友達が殴られて 仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は 僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 男はいつでも威張っているけど どんな目で女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう お金の余ってる人は お金のない人を どんな風に思っているんだろう お金のない人は お金の余ってる人を どんな風に思っているんだろう 髪の長い男は 髪の短い男を どんな風に思っているんだろう 髪の短い男は 髪の長い男を どんな風に思っているんだろう 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ どれほど自分が誰かを傷付けているかは 知らん振り 人には悪人と決めつけて 正義の味方を探している 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと言葉をかけたら 君は泣き出してしまった 長い間 君はとっても 辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せに出来ると 思ったのに君はもういない 毎朝 決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた 野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で ひとりでは町を歩けない 首輪を付けると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳をあげる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ほら ごらんなさい 野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ん坊を殺しても 仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ん坊を殺したら ○○○○と呼ばれる今は 平和なとき 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足できないのです 天秤ばかりは重たい方に 傾くに決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも 傾かないなんておかしいよ |
てんびんばかり真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものが あるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ン坊を殺しても仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ン坊を殺したらおかしいと言われる今は 平和な時 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです 天秤計りは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものが あるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ン坊を殺しても仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ン坊を殺したらおかしいと言われる今は 平和な時 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです 天秤計りは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ |
青年今電話がかかってきた また困った問題が僕の上にのしかかる 今迄にだってつらいことは あったけれど この頃のように こんなにたて続けに こんなにうちのめされたことは なかっただろう 確実に今僕は 大人の世界へと 片足を突っ込んでいるのだろう 出来れば山奥にでも逃げてしまいたいけれど それじゃあ とってもお話にならないし とにかく 体ごと 自分を大切にして ぶつかってみなくてはと思う とにかく 体ごと 自分を大切にして ぶつかってみなくてはと思う | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 今電話がかかってきた また困った問題が僕の上にのしかかる 今迄にだってつらいことは あったけれど この頃のように こんなにたて続けに こんなにうちのめされたことは なかっただろう 確実に今僕は 大人の世界へと 片足を突っ込んでいるのだろう 出来れば山奥にでも逃げてしまいたいけれど それじゃあ とってもお話にならないし とにかく 体ごと 自分を大切にして ぶつかってみなくてはと思う とにかく 体ごと 自分を大切にして ぶつかってみなくてはと思う |
夢の森の中で君と夜更けに急に目を覚まし 瞳濡らして震えてる 君は思い出の森の中 霧に迷って来たのかい 眠れ俺の胸で 抱いてあげる 優しく強く ひそかな寝息たてながら まだ泣き顔の白いほほ 俺も思い出の森の中 枯れ葉踏みしめ歩こうか 眠れ俺の胸で つらい 夢など見ないように 眠れ俺の胸で いつも目覚めれば そばに いるよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 夜更けに急に目を覚まし 瞳濡らして震えてる 君は思い出の森の中 霧に迷って来たのかい 眠れ俺の胸で 抱いてあげる 優しく強く ひそかな寝息たてながら まだ泣き顔の白いほほ 俺も思い出の森の中 枯れ葉踏みしめ歩こうか 眠れ俺の胸で つらい 夢など見ないように 眠れ俺の胸で いつも目覚めれば そばに いるよ |
忘れもの働らくこともいい お金を手にすることも 豊かさ求めることも ぜいたくも悪くない 無いより あるがいい 貧しく 苦しむよりは 勝負が必要ならば 勝ちたいが あたりまえ なのに いま この不機嫌は何だろう 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 笑えることはいい ジョークで済ませることも 深刻ぶらないことが 美徳でも罪じゃない 身のほど知らずでも 希望と思えればいい リッチなふりすることも 責められることじゃない なのに 何故 この苛立ちは何だろう 学び過ぎて 変り過ぎて あくせく行き過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる | 河島英五 | 阿久悠 | 網倉一也 | | 働らくこともいい お金を手にすることも 豊かさ求めることも ぜいたくも悪くない 無いより あるがいい 貧しく 苦しむよりは 勝負が必要ならば 勝ちたいが あたりまえ なのに いま この不機嫌は何だろう 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 笑えることはいい ジョークで済ませることも 深刻ぶらないことが 美徳でも罪じゃない 身のほど知らずでも 希望と思えればいい リッチなふりすることも 責められることじゃない なのに 何故 この苛立ちは何だろう 学び過ぎて 変り過ぎて あくせく行き過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる |
友よ語ろう戦争も知らない 貧しさも知らない だけど 分けも知れず 眠れぬ夜がある 暗い森に迷った ヘンゼルとグレーテルの様に 闇に向かって差し出した 手と手が触れ合った 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 生まれて育った町も 別れを知った場所も ちがう二人だけど 分かる哀しみがある 君に聞いて欲しい事があるから 訪ねて来たんだよ 君に聞いて欲しい事があるから 訪ねて来たんだよ 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 宮本光雄 | 戦争も知らない 貧しさも知らない だけど 分けも知れず 眠れぬ夜がある 暗い森に迷った ヘンゼルとグレーテルの様に 闇に向かって差し出した 手と手が触れ合った 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 生まれて育った町も 別れを知った場所も ちがう二人だけど 分かる哀しみがある 君に聞いて欲しい事があるから 訪ねて来たんだよ 君に聞いて欲しい事があるから 訪ねて来たんだよ 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう 友よ今夜は語ろう 友よ朝まで語ろう |
主役赤い酒には ときめきが 白い酒には よろこびが ともに あわせて 飲みほして 今宵の主役を称(たた)えよう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 人は誰でも いくたびか 晴れの主役に なれるもの たとえ わずかの人の輪の 小さな拍手の中だって あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 赤いくちびる ふるわせて 白いてのひら 打ち鳴らし 花の吹雪を浴びながら 歓喜を伝える歌うたう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと | 河島英五 | 阿久悠 | 井上大輔 | | 赤い酒には ときめきが 白い酒には よろこびが ともに あわせて 飲みほして 今宵の主役を称(たた)えよう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 人は誰でも いくたびか 晴れの主役に なれるもの たとえ わずかの人の輪の 小さな拍手の中だって あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 赤いくちびる ふるわせて 白いてのひら 打ち鳴らし 花の吹雪を浴びながら 歓喜を伝える歌うたう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと |
太陽の島おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを釣りあげるのさ おいら夜明け前に湖に出て 午(ひる)になる前に仕事を終えるんだ 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを空にほおり投げる おいらの親父もじいさんもティティカカの漁師 おいら生まれた時からティティカカの漁師 おいらの唄はおいらと お天と様のもの おいらの唄はおいらと お天と様のもの 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を うたっておくれ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを釣りあげるのさ おいら夜明け前に湖に出て 午(ひる)になる前に仕事を終えるんだ 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを空にほおり投げる おいらの親父もじいさんもティティカカの漁師 おいら生まれた時からティティカカの漁師 おいらの唄はおいらと お天と様のもの おいらの唄はおいらと お天と様のもの 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を うたっておくれ |
一徹者一徹者でいい そのままでいい いまさら世間に なびいてもしょうがない いつもの居酒屋へ 下駄を鳴らせば なじみの顔ぶれ 笑顔が並んでる 一徹者は親父ゆずりだと 目頭おさえ おふくろが云う 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい ひたむきでいい まっすぐでいい 愚かに見えるくらいで ちょうどいい 新しがり屋に何が わかるか 男の仕事は はんぱなもんじゃない 一徹者は 親父以上だと 目を糸にして 女房が笑う 生きているから いきているから あしたが恋しい 一徹者でいい そのままでいい 幸せなんて 心が決めるもの 飲んでものまれず 惚れても騒がず 激しい想いを ほほえみにできればいい 一徹者は 直りゃしないネ、と 女房が云えば おふくろ うなずく 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい 生きているから いきているから あしたが恋しい | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 一徹者でいい そのままでいい いまさら世間に なびいてもしょうがない いつもの居酒屋へ 下駄を鳴らせば なじみの顔ぶれ 笑顔が並んでる 一徹者は親父ゆずりだと 目頭おさえ おふくろが云う 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい ひたむきでいい まっすぐでいい 愚かに見えるくらいで ちょうどいい 新しがり屋に何が わかるか 男の仕事は はんぱなもんじゃない 一徹者は 親父以上だと 目を糸にして 女房が笑う 生きているから いきているから あしたが恋しい 一徹者でいい そのままでいい 幸せなんて 心が決めるもの 飲んでものまれず 惚れても騒がず 激しい想いを ほほえみにできればいい 一徹者は 直りゃしないネ、と 女房が云えば おふくろ うなずく 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい 生きているから いきているから あしたが恋しい |
風は旅人眠れなくて街を歩く 木の葉のざわめき 月あかりの道 生きるせつなさ 胸につのる想い そっと吹く風に打ち明ける 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よなんて やさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 木枯らし吹くと故郷のことが 気にかかって自分が情けない せめて心だけ風よ伝えてくれ 俺はこの街で生きてゆく 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ なんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 眠れなくて街を歩く 木の葉のざわめき 月あかりの道 生きるせつなさ 胸につのる想い そっと吹く風に打ち明ける 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よなんて やさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 木枯らし吹くと故郷のことが 気にかかって自分が情けない せめて心だけ風よ伝えてくれ 俺はこの街で生きてゆく 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ なんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ |
ノウダラの女土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 私はポカラの出よ ここは嫁ぎ先なの 赤いサリーの ノウダラの女 アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 夫はね若い女と一緒に カトマンドゥーに行っちゃった さあ今頃 どうして いるのだか I don't know 知らないね アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 まだ二十三だもの やり直せるよね 爪をかむ ノウダラの女 瞳の中で揺れる炎 まぶたを閉じた ノウダラの女 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 私はポカラの出よ ここは嫁ぎ先なの 赤いサリーの ノウダラの女 アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 夫はね若い女と一緒に カトマンドゥーに行っちゃった さあ今頃 どうして いるのだか I don't know 知らないね アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 まだ二十三だもの やり直せるよね 爪をかむ ノウダラの女 瞳の中で揺れる炎 まぶたを閉じた ノウダラの女 |
祖父の島潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは じいちゃんの声だな 帰っておいで どんな逞しい青年になっただろうって もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは ばあちゃんの声だな 帰っておいで お前のかあさんは 元気にやっているかい もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン・宗次郎 | 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは じいちゃんの声だな 帰っておいで どんな逞しい青年になっただろうって もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは ばあちゃんの声だな 帰っておいで お前のかあさんは 元気にやっているかい もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで |
行かないでくれ -SLOW TRAIN COMING-出てゆくなんて言うなよ俺が悪かったよ 放ったらかしたわけじゃないさ 生き急いでただけさ SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 俺も少し疲れた 人生ってやつを かんがえてもいい頃さ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい 口から出まかせじゃないよ 信じてくれよ お前との人生を大切にするつもり SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 酒もほどほどに 今頃気づいた 大切なものに SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくその胸で眠らせておくれ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくもう一度 笑っておくれ 遅すぎたなんて言うなよ 思い出してくれ 俺たちが とてもうまく やってたあの頃 SLOW TRAIN COMING WOO... やり直せるはずさ SLOW TRAIN COMING WOO... 荷物を置いて SLOW TRAIN COMING WOO... ドアを閉めてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 旅はいつか終わるけれど SLOW TRAIN COMING WOO... 一緒に生きてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 夜の山の向こうから SLOW TRAIN COMING WOO... 朝日が昇る SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | 出てゆくなんて言うなよ俺が悪かったよ 放ったらかしたわけじゃないさ 生き急いでただけさ SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 俺も少し疲れた 人生ってやつを かんがえてもいい頃さ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい 口から出まかせじゃないよ 信じてくれよ お前との人生を大切にするつもり SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 酒もほどほどに 今頃気づいた 大切なものに SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくその胸で眠らせておくれ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくもう一度 笑っておくれ 遅すぎたなんて言うなよ 思い出してくれ 俺たちが とてもうまく やってたあの頃 SLOW TRAIN COMING WOO... やり直せるはずさ SLOW TRAIN COMING WOO... 荷物を置いて SLOW TRAIN COMING WOO... ドアを閉めてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 旅はいつか終わるけれど SLOW TRAIN COMING WOO... 一緒に生きてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 夜の山の向こうから SLOW TRAIN COMING WOO... 朝日が昇る SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... |
ありったけのRHAPSODY別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を 忘れないで流さないで あなたを愛でうめつくす手立てが欲しいだけ 値打ちのない男じゃない 情のない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 夜明けまでの笑い話 そんな風には思わずに 風に揺られながら踊り出した悲しみよ 捜さないで誘わないで あなたと夢で通い合う時間が欲しいだけ 勇気のない男じゃない 定めのない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を | 河島英五 | 大津あきら | 河島英五 | | 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を 忘れないで流さないで あなたを愛でうめつくす手立てが欲しいだけ 値打ちのない男じゃない 情のない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 夜明けまでの笑い話 そんな風には思わずに 風に揺られながら踊り出した悲しみよ 捜さないで誘わないで あなたと夢で通い合う時間が欲しいだけ 勇気のない男じゃない 定めのない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を |
森へ帰ろう昼下がりの交差点 車の列に人がとびこむ 行きかう人の流れは立ち止まりやがて足早に去ってゆく 夜のNEWSで彼らは知るだろう 孤独な人の さみしい死を 大地が怒り摩天楼の空が崩れても 今日もまたどこかでミサイルが飛び核実験がある この街に狂気が ばらまかれても 君を守りに駆けつけたい 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために 一日中街は電話のBELLが鳴り響き 見えない糸で、愛ときずなでつながれている 麻薬の取り引きや 彼女をくどく声で この街の空は にぎやかだ 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 昼下がりの交差点 車の列に人がとびこむ 行きかう人の流れは立ち止まりやがて足早に去ってゆく 夜のNEWSで彼らは知るだろう 孤独な人の さみしい死を 大地が怒り摩天楼の空が崩れても 今日もまたどこかでミサイルが飛び核実験がある この街に狂気が ばらまかれても 君を守りに駆けつけたい 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために 一日中街は電話のBELLが鳴り響き 見えない糸で、愛ときずなでつながれている 麻薬の取り引きや 彼女をくどく声で この街の空は にぎやかだ 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために 森へ帰ろう かけがえのない命のために 森へ帰ろう 傷ついた君を守るために |
ノウダラ峠こんもりと繁った大木の 木陰に腰をおろしている 山の方から気持ちのいい 風が吹いてくる 幾頭かの馬の列が背中に荷物を背負って 鈴を鳴らしながら通り過ぎて行く 幾つもの山を越えてきた ノウダラ ワラぶき屋根とドロ壁の家 笑い声をあげる子供たち 谷川の水を水瓶につめて 山を上がって来る娘たち 太陽に照りつけられて流れる汗と土にまみれ 生きものたちに囲まれて生きてゆく人々よ 幾つもの山を越えてきた ノウダラ 何かを求めて旅に出た 僕にとっては この村が ただの通りすがりではなく 何かを感じさせるとしても ここにもやはり暮らしがある 暮らしに満たされた人もいれば 何かを捨てて旅に出ることを 願う人もいるだろう 幾つもの山を越えて来た ノウダラ 幾つもの山を越えて来た ノウダラ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | こんもりと繁った大木の 木陰に腰をおろしている 山の方から気持ちのいい 風が吹いてくる 幾頭かの馬の列が背中に荷物を背負って 鈴を鳴らしながら通り過ぎて行く 幾つもの山を越えてきた ノウダラ ワラぶき屋根とドロ壁の家 笑い声をあげる子供たち 谷川の水を水瓶につめて 山を上がって来る娘たち 太陽に照りつけられて流れる汗と土にまみれ 生きものたちに囲まれて生きてゆく人々よ 幾つもの山を越えてきた ノウダラ 何かを求めて旅に出た 僕にとっては この村が ただの通りすがりではなく 何かを感じさせるとしても ここにもやはり暮らしがある 暮らしに満たされた人もいれば 何かを捨てて旅に出ることを 願う人もいるだろう 幾つもの山を越えて来た ノウダラ 幾つもの山を越えて来た ノウダラ |
欲望河この街を 流れてる河は 今日も淋しさの吹き溜まり 愚か者や罪人達 救いの酒に酔い痴れてる ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘れられぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ この街は 欲望と人の夢が 転がり続ける街 裏切り合い 傷ついても慰めなんか欲しくない ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘られぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ 行き過ぎる街の人は 悲しみさえ生きる力にして 傷ついた心抱いて 夜明けを待ちわびる 朝焼けの海に向い ひたすらに ただ流れてゆく もの云わぬ河の流れのように | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | この街を 流れてる河は 今日も淋しさの吹き溜まり 愚か者や罪人達 救いの酒に酔い痴れてる ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘れられぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ この街は 欲望と人の夢が 転がり続ける街 裏切り合い 傷ついても慰めなんか欲しくない ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘られぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ 行き過ぎる街の人は 悲しみさえ生きる力にして 傷ついた心抱いて 夜明けを待ちわびる 朝焼けの海に向い ひたすらに ただ流れてゆく もの云わぬ河の流れのように |
カヌーにのってカヌーにのって 旅に出ようか シュラフと食糧とギターをつんで 空の深さと 水の青さに 心も染まる 河の旅だよ 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー しぶきをあびて、のんびりゆこう みどりの川面に しらさぎとんでく 腕をまくらに、河原でごろり たそがれてゆく 夕映えの空 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー かがり火たいて 星を見上げりゃ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ 夜空に浮かぶよ…… 夜空に浮かぶよ…… | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | カヌーにのって 旅に出ようか シュラフと食糧とギターをつんで 空の深さと 水の青さに 心も染まる 河の旅だよ 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー しぶきをあびて、のんびりゆこう みどりの川面に しらさぎとんでく 腕をまくらに、河原でごろり たそがれてゆく 夕映えの空 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー かがり火たいて 星を見上げりゃ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ 夜空に浮かぶよ…… 夜空に浮かぶよ…… |
伝達この街はまるでサバクに積み上げた巨大な石の墓場さ 人間ってやつはおろかしいもんだね 勝利の歴史を石に刻んで残すより 愛する人の名前を、今、叫ぼう 子供たちは笑ってるかい? 陽焼けした顔で空を見上げてるかい? 女たちはやさしく生きてるかい? 海は今でも美しいままかい? 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 真実さ つめこめるだけつめこむことそれが学ぶことだと思ってるね それじゃ愛を感じるすきまが足りない 何でもかんでも人の手を加え作り直さなきゃおちつかないかい そのままにしておく勇気が必要さ 老人たちはほほえんでるかい? ぼくたちは身勝手に生きていないかい? 今日一日 しあわせだったかい? あしたをゆめみて眠れるかい? 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 真実さ 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 伝説(メッセージ) | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | この街はまるでサバクに積み上げた巨大な石の墓場さ 人間ってやつはおろかしいもんだね 勝利の歴史を石に刻んで残すより 愛する人の名前を、今、叫ぼう 子供たちは笑ってるかい? 陽焼けした顔で空を見上げてるかい? 女たちはやさしく生きてるかい? 海は今でも美しいままかい? 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 真実さ つめこめるだけつめこむことそれが学ぶことだと思ってるね それじゃ愛を感じるすきまが足りない 何でもかんでも人の手を加え作り直さなきゃおちつかないかい そのままにしておく勇気が必要さ 老人たちはほほえんでるかい? ぼくたちは身勝手に生きていないかい? 今日一日 しあわせだったかい? あしたをゆめみて眠れるかい? 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 真実さ 手をつなごう 手をつなごう 創りだすんだ 心のヒストリー 愛しあおう 愛しあおう 今、生きてる それが 伝説(メッセージ) |
街のジプシー色んな男と歩いていたね まるで街のジプシーさお前は 男に傾く身体の重さが悲しみやさびしさなんだろう 一度だけ素顔のお前見たね 思いがけなくも少女みたいでさ 窓から差し込む朝日を浴びて はにかみながら立っていたね 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら 奪ってみせるぜお前の魂 その日が来るのを待っていろよ 少女みたいにウブにふるえながら 俺の前でハダカになるのさ 重たい化粧落としなよ 朝が来るまでおどりあかそう 素顔のお前を見せてくれ もういちど見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら お前のココロのサバクにとどくなら 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度 見せてくれ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 水谷公生 | 色んな男と歩いていたね まるで街のジプシーさお前は 男に傾く身体の重さが悲しみやさびしさなんだろう 一度だけ素顔のお前見たね 思いがけなくも少女みたいでさ 窓から差し込む朝日を浴びて はにかみながら立っていたね 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら 奪ってみせるぜお前の魂 その日が来るのを待っていろよ 少女みたいにウブにふるえながら 俺の前でハダカになるのさ 重たい化粧落としなよ 朝が来るまでおどりあかそう 素顔のお前を見せてくれ もういちど見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら お前のココロのサバクにとどくなら 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度 見せてくれ |
Bye Bye メランコリー愛したら 愛されたい たずねたら 答えてほしい 抱(いだ)いたら それより強く 力をこめて 抱きつかれたい 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持が多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー さそったら さそわれたい 沈んだら 黙ってほしい 歩いたら 小走りになり おんなじ道を 進んでほしい 男と女には 悲しい習性で すべてを信じる愚かしさを 何度もくり返す とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持ちが多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー | 河島英五 | 阿久悠 | 網倉一也 | | 愛したら 愛されたい たずねたら 答えてほしい 抱(いだ)いたら それより強く 力をこめて 抱きつかれたい 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持が多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー さそったら さそわれたい 沈んだら 黙ってほしい 歩いたら 小走りになり おんなじ道を 進んでほしい 男と女には 悲しい習性で すべてを信じる愚かしさを 何度もくり返す とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持ちが多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー |
チカロマの谷チカロマの谷に光が差す だけど巨きな雲に覆われ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷を未来(こども)が走る 暗い森から光の中へ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 サイヤ 一緒にうたおうよ声上げて サイヤ こころの垣根をふきとばそう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | チカロマの谷に光が差す だけど巨きな雲に覆われ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷を未来(こども)が走る 暗い森から光の中へ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 サイヤ 一緒にうたおうよ声上げて サイヤ こころの垣根をふきとばそう |