流れゆく河のほとりで絶えず流れる 河は何時でも 一人きりで 見知らぬ町へ ついて行こうか 河沿いの道 家を離れ 水面に浮かんで 揺れる木の葉のように この河の向こう この道の向こう 幸せを指した 道標はない あのひとともう あえないんだな 涙溢れるままで 名を呼べば 愛した事さえ せつなくて 全ての事に 心動かない ただせつなくて ただせつなくて 西陽は赤く 水面は輝き 振り返える事を 拒み流れる 抱きしめてよ ひとときの間 大いなる河よ 黄昏の中で 頬の涙乾くまで 花の彩りも 星のまたたきも 私には 用の無いもの 風の清しさも 鳥のさえずりも 愛の唄も 何もいらない 愛した事さえ せつなくて 全ての事に 心動かない ただせつなくて ただせつなくて | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 絶えず流れる 河は何時でも 一人きりで 見知らぬ町へ ついて行こうか 河沿いの道 家を離れ 水面に浮かんで 揺れる木の葉のように この河の向こう この道の向こう 幸せを指した 道標はない あのひとともう あえないんだな 涙溢れるままで 名を呼べば 愛した事さえ せつなくて 全ての事に 心動かない ただせつなくて ただせつなくて 西陽は赤く 水面は輝き 振り返える事を 拒み流れる 抱きしめてよ ひとときの間 大いなる河よ 黄昏の中で 頬の涙乾くまで 花の彩りも 星のまたたきも 私には 用の無いもの 風の清しさも 鳥のさえずりも 愛の唄も 何もいらない 愛した事さえ せつなくて 全ての事に 心動かない ただせつなくて ただせつなくて |
旅鴉の唄たった一度の人生を これが運命(さだめ)とあきらめ 愛をどこかに置き忘れ 生きることに疲れて がんじがらめの世の中を 渡り歩く旅鴉 雪の積もる山路を 走りたくないか 木枯らし吹きまくる 冬疾風の中で どうせ生きなきゃならないし 一人死ぬには勇気もない 時の流れに身をまかせ 水の流れに身を映し 心ふさいで目を閉じて 思い悩む旅鴉 風に転がる石よりも 根無し草でいい 季節が繰り返し 生まれ変わる今は 沈む夕陽をみつめてる 一人ぼっちの旅鴉 心優しきあの女(ひと)を 愛してみないか 酔いつぶれた町に 背中向ける前に 酔いつぶれた町に 背中向ける前に | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | たった一度の人生を これが運命(さだめ)とあきらめ 愛をどこかに置き忘れ 生きることに疲れて がんじがらめの世の中を 渡り歩く旅鴉 雪の積もる山路を 走りたくないか 木枯らし吹きまくる 冬疾風の中で どうせ生きなきゃならないし 一人死ぬには勇気もない 時の流れに身をまかせ 水の流れに身を映し 心ふさいで目を閉じて 思い悩む旅鴉 風に転がる石よりも 根無し草でいい 季節が繰り返し 生まれ変わる今は 沈む夕陽をみつめてる 一人ぼっちの旅鴉 心優しきあの女(ひと)を 愛してみないか 酔いつぶれた町に 背中向ける前に 酔いつぶれた町に 背中向ける前に |
Time goes by忘れられないのさ 今も君の後姿が 暑い夏が来ないままで この街も枯葉が落ちる季節 自分ひとりの幸せに 悩み苦しんだ我儘な日々 君のまなざしがやけに辛くて ひとりになりたかったすべてを捨てて 今だけを走り続けたかった 明日を見つめるのが怖くて 頬に流れる涙さえ拭いてやれず あれから time time time goes by time time time goes by 花屋の店先で君が 僕の腕を引き止めたことがあるよね 新しい季節が色とりどりに 君はいつまでもそれを眺めてた 街で君の匂い感じて 思わず振り向いたことがあるんだ 今さらと言うだろうきっと君は 僕は君から歩き出せないでいる 戻れないさ正しくても間違いでも すべては過ぎた昨日に流れて行く もう一度誰かを愛してみるさ 君は time time time goes by time time time goes by | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | チト河内 | 忘れられないのさ 今も君の後姿が 暑い夏が来ないままで この街も枯葉が落ちる季節 自分ひとりの幸せに 悩み苦しんだ我儘な日々 君のまなざしがやけに辛くて ひとりになりたかったすべてを捨てて 今だけを走り続けたかった 明日を見つめるのが怖くて 頬に流れる涙さえ拭いてやれず あれから time time time goes by time time time goes by 花屋の店先で君が 僕の腕を引き止めたことがあるよね 新しい季節が色とりどりに 君はいつまでもそれを眺めてた 街で君の匂い感じて 思わず振り向いたことがあるんだ 今さらと言うだろうきっと君は 僕は君から歩き出せないでいる 戻れないさ正しくても間違いでも すべては過ぎた昨日に流れて行く もう一度誰かを愛してみるさ 君は time time time goes by time time time goes by |
空を飛ぶ鳥空を飛ぶ鳥 落ちるな せめて子供が飛べるまで 浮浪れ 汚れて ひとりぼっちで 西へ帰る 小さな翼 空をゆく風 止まるな せめてあいつが帰るまで できる事なら優しい顔で そっと空を赤く染めて 今の僕には何もできず 鳴くに鳴けぬ夕暮れ 手を振り 手を振り あいつに言おうか もしも明日が晴れなら もしも元気があったなら 呼んでみてくれ 鳴いてみてくれ 耳を澄まし聞いている 今の僕には何もできず 鳴くに鳴けぬ夕暮れ 手を振り 手を振り あいつに言おうか もしも明日が晴れなら もしも元気があったなら 呼んでみてくれ 鳴いてみてくれ 耳を澄まし聞いている | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 空を飛ぶ鳥 落ちるな せめて子供が飛べるまで 浮浪れ 汚れて ひとりぼっちで 西へ帰る 小さな翼 空をゆく風 止まるな せめてあいつが帰るまで できる事なら優しい顔で そっと空を赤く染めて 今の僕には何もできず 鳴くに鳴けぬ夕暮れ 手を振り 手を振り あいつに言おうか もしも明日が晴れなら もしも元気があったなら 呼んでみてくれ 鳴いてみてくれ 耳を澄まし聞いている 今の僕には何もできず 鳴くに鳴けぬ夕暮れ 手を振り 手を振り あいつに言おうか もしも明日が晴れなら もしも元気があったなら 呼んでみてくれ 鳴いてみてくれ 耳を澄まし聞いている |
ステーション何故あんなに 好きだったのに 離れ離れに なったんだろう 哀しいほどに よみがえるのは 君と僕との 出会いの風景 雨の降るステーション 雨宿りの君に 傘をさしだしたのは僕 季節はずれの雨 ひとつの傘で 何も言わずに バスターミナルで 君の名前を やがて僕らは 夏の初めに 約束事みたいに 一緒に暮した 君を愛してた どんな人よりも君を 神様の引き合わせなんだと あの日の雨を ひとつの傘で 秋を見送り 木枯しの中 冬を迎えた いつまでも待ってた 君が帰らない夜 いつも待ち合わせたステーション 季節はずれの雨 君の名前を 聞いた場面で 雨は静かに 雪に変わってた 君と僕との 出会いと別れを 遠くで見ていた 雪のステーション | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | 瀬尾一三 | 何故あんなに 好きだったのに 離れ離れに なったんだろう 哀しいほどに よみがえるのは 君と僕との 出会いの風景 雨の降るステーション 雨宿りの君に 傘をさしだしたのは僕 季節はずれの雨 ひとつの傘で 何も言わずに バスターミナルで 君の名前を やがて僕らは 夏の初めに 約束事みたいに 一緒に暮した 君を愛してた どんな人よりも君を 神様の引き合わせなんだと あの日の雨を ひとつの傘で 秋を見送り 木枯しの中 冬を迎えた いつまでも待ってた 君が帰らない夜 いつも待ち合わせたステーション 季節はずれの雨 君の名前を 聞いた場面で 雨は静かに 雪に変わってた 君と僕との 出会いと別れを 遠くで見ていた 雪のステーション |
12月の雨外は朝早くから 篠つく雨 ぼんやり煙草をくわえ ながめている 寒さまじりの 季節はずれの雨 君は今頃どこかで どうしているんだろう も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい 冷えた部屋の中に ただよう煙 いつか君と2人 肩寄せ合って いつまでも2人歩いた 雨の電車通り やみそうもない雨 12月の雨 も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい あれからどのぐらい 過ぎただろうか 君の涙に濡れた 最後の悲しい 何かいいたそうな 黒い瞳を 想い出させる 12月の雨 も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい 僕はあいも変わらず 昔と同じ 旅から旅への 毎日です こうして一年があっという間に 足早に過ぎてゆく事に つらく思う時がある も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の December rain rain December rain … | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 外は朝早くから 篠つく雨 ぼんやり煙草をくわえ ながめている 寒さまじりの 季節はずれの雨 君は今頃どこかで どうしているんだろう も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい 冷えた部屋の中に ただよう煙 いつか君と2人 肩寄せ合って いつまでも2人歩いた 雨の電車通り やみそうもない雨 12月の雨 も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい あれからどのぐらい 過ぎただろうか 君の涙に濡れた 最後の悲しい 何かいいたそうな 黒い瞳を 想い出させる 12月の雨 も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい 僕はあいも変わらず 昔と同じ 旅から旅への 毎日です こうして一年があっという間に 足早に過ぎてゆく事に つらく思う時がある も一度いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の 二人にもどり 今年の冬をむかえたい いちから やり直したい 離ればなれの 二人の生活に もう 終りを告げて 優しかった頃の December rain rain December rain … |
ジャマイカの風行ってみたいなジャマイカ 大きな船に乗って 南の国は遠い 常夏の国 行ってみたいなジャマイカ 空ははるかに広い ココナッツの木の下で 愛をささやく 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 行ってみたいなジャマイカ 白い開襟シャツで 夢は頭を巡る ジャマイカの風 行ってみたいなジャマイカ 見知らぬ人に逢って コンニチハとサヨナラ 言ってみたいな 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 ジャマイカの風 ジャマイカの風 | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 行ってみたいなジャマイカ 大きな船に乗って 南の国は遠い 常夏の国 行ってみたいなジャマイカ 空ははるかに広い ココナッツの木の下で 愛をささやく 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 行ってみたいなジャマイカ 白い開襟シャツで 夢は頭を巡る ジャマイカの風 行ってみたいなジャマイカ 見知らぬ人に逢って コンニチハとサヨナラ 言ってみたいな 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 遠い海を渡ってくる 君からの便りは 南の風に乗って ジャマイカの風 ジャマイカの風 ジャマイカの風 |
時代の重さ水の流れにも 心ときめき 空の青さにも 涙流した 遠い過ぎた日は 二度と帰らず 生きるもの全てに 限りある日々 手を振り別れた 夕べの友と 今を生きている 時代の重さ 風の冷たさに 背中丸めた 人の優しさに 腰をかがめた 移り変わるのは 人の心か この世に生まれた ことが不思議と 眠れず話した 子供みたいに ひとり生きてきた 時代の重さ 生まれ来るものの 光麗わし 消えて行くものの 光儚なく いくつもの時が つづれ織りなし 人は夜の静寂 夢路をたどる 今日から明日へと 生き抜くために 君と生きて行く 時代の重さ 君と生きて行く 時代の重さ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 水の流れにも 心ときめき 空の青さにも 涙流した 遠い過ぎた日は 二度と帰らず 生きるもの全てに 限りある日々 手を振り別れた 夕べの友と 今を生きている 時代の重さ 風の冷たさに 背中丸めた 人の優しさに 腰をかがめた 移り変わるのは 人の心か この世に生まれた ことが不思議と 眠れず話した 子供みたいに ひとり生きてきた 時代の重さ 生まれ来るものの 光麗わし 消えて行くものの 光儚なく いくつもの時が つづれ織りなし 人は夜の静寂 夢路をたどる 今日から明日へと 生き抜くために 君と生きて行く 時代の重さ 君と生きて行く 時代の重さ |
白い帆を上げて出逢いはいつも気紛れ 通り雨のように あなたと育てた愛の始まりも 今思えば不思議なもの あの頃よりもずっと 愛しているみたい 燃え上がるときめき少しづつさめて 確かなもの見てる 青春の風の中で 僕には今あなたがいる ふたりなだらかな坂登る 時には夕陽に立ち止まり 人生という坂を登る 時には思い出に涙流して 雨が上った朝 空も風も水色 昨日の事悩むより今日を見つめれば 素敵な事かくれてる 青春の海の上で 僕には今あなたがいる 白い帆を上げて船はゆく 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流して 白い帆を上げて船はゆく 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 人生という名の海をゆく 白い帆を上げて船よゆけ 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流し 白い帆を上げて船よゆけ 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流し | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 出逢いはいつも気紛れ 通り雨のように あなたと育てた愛の始まりも 今思えば不思議なもの あの頃よりもずっと 愛しているみたい 燃え上がるときめき少しづつさめて 確かなもの見てる 青春の風の中で 僕には今あなたがいる ふたりなだらかな坂登る 時には夕陽に立ち止まり 人生という坂を登る 時には思い出に涙流して 雨が上った朝 空も風も水色 昨日の事悩むより今日を見つめれば 素敵な事かくれてる 青春の海の上で 僕には今あなたがいる 白い帆を上げて船はゆく 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流して 白い帆を上げて船はゆく 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 人生という名の海をゆく 白い帆を上げて船よゆけ 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流し 白い帆を上げて船よゆけ 時には嵐に押し戻され たどり着く先は風まかせ 時には哀しみに涙流し |
白い冬一人で想う 秋はもう深く 過ぎ去れば 空しく消えた日々 あなたに逢えた 秋はもう遠く 迎えつつあるは 悲しい白い冬 一人で暮らす 冬は早や涙 想い出せば 空しく消えた日々 あなたを愛した 秋はもう去って 感じるものは 悲しい白い冬 もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた 一人で暮らす 冬は早や涙 想い出せば 空しく消えた日々 あなたを愛した 秋はもう去って 感じるものは 悲しい白い冬 もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた | ふきのとう | 工藤忠行 | 山木康世 | | 一人で想う 秋はもう深く 過ぎ去れば 空しく消えた日々 あなたに逢えた 秋はもう遠く 迎えつつあるは 悲しい白い冬 一人で暮らす 冬は早や涙 想い出せば 空しく消えた日々 あなたを愛した 秋はもう去って 感じるものは 悲しい白い冬 もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた 一人で暮らす 冬は早や涙 想い出せば 空しく消えた日々 あなたを愛した 秋はもう去って 感じるものは 悲しい白い冬 もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた もう忘れた 全て あなたの事は 秋の枯れ葉の 中に捨てた |
初夏噴水の前で 記念写真を 撮っているのは 新婚さんかな ぼくは座って それを見ている 鳩はつついてる とうきびの殻を 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 時計台を見て たむろしている 大きなリュックの黒いカニ族 ぼくは通り過ぎ 見ない振りして 道を聞かぬよう 声をかけぬよう 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 地下街はいつも都会の顔して 狸小路を 田舎扱い ぼくは地下鉄の電車を待ってる センチメンタルに浸った振りして 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 噴水の前で 記念写真を 撮っているのは 新婚さんかな ぼくは座って それを見ている 鳩はつついてる とうきびの殻を 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 時計台を見て たむろしている 大きなリュックの黒いカニ族 ぼくは通り過ぎ 見ない振りして 道を聞かぬよう 声をかけぬよう 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 地下街はいつも都会の顔して 狸小路を 田舎扱い ぼくは地下鉄の電車を待ってる センチメンタルに浸った振りして 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる 夏の初めの昼下がりは とても馴じめず淋しくなる |
春雷突然の雷が 酔心地 春の宵に このままじゃ夜明けまで 野ざらしずぶ濡れ 春の雷に 白い花が散り 桜花吹雪 風に消えてゆく 過ぎた日を懐かしみ 肩組んで涙ぐんで 別れたあいつは今 寒くないだろうか 春の雷に 帰るあてもなく 桜花吹雪 家路たどるふり 声なき花の姿人は 何を思うだろう まして散りゆく姿 この世の運命を 春の雷に 散るな今すぐに 桜花吹雪 命つづくまで 春の雷に 散るな今すぐに 桜花吹雪 命つづくまで | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 突然の雷が 酔心地 春の宵に このままじゃ夜明けまで 野ざらしずぶ濡れ 春の雷に 白い花が散り 桜花吹雪 風に消えてゆく 過ぎた日を懐かしみ 肩組んで涙ぐんで 別れたあいつは今 寒くないだろうか 春の雷に 帰るあてもなく 桜花吹雪 家路たどるふり 声なき花の姿人は 何を思うだろう まして散りゆく姿 この世の運命を 春の雷に 散るな今すぐに 桜花吹雪 命つづくまで 春の雷に 散るな今すぐに 桜花吹雪 命つづくまで |
忍びよる秋に朝の眩しい 陽斜しを手でかくして 白いシャツ着た 素顔のあなたがいい 時を忘れて 愛した夏の光が 翳り行くこと あの頃は知らずに 淡い虹のように消えてゆく 引き裂かれた恋のぬくもり 今も捨てられず 夏が終わる頃 この恋も終わるよ 切ない想いを 胸に残して 陽焼けの跡が 残るあなたの背中に くちづけしたのは 海辺の白いホテル 愛の言葉を 言いかけた僕の唇 指で押さえて 首を小さく振った ああ揺れている あなたを忘れない 束の間のあれは幻 過ぎた夏の夢 忍びよる秋に あなたは何処にいるの ちぎれる想いは 僕だけですか 枯葉に埋もれて この恋も終わるよ 切ない想いを 胸に残して | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 朝の眩しい 陽斜しを手でかくして 白いシャツ着た 素顔のあなたがいい 時を忘れて 愛した夏の光が 翳り行くこと あの頃は知らずに 淡い虹のように消えてゆく 引き裂かれた恋のぬくもり 今も捨てられず 夏が終わる頃 この恋も終わるよ 切ない想いを 胸に残して 陽焼けの跡が 残るあなたの背中に くちづけしたのは 海辺の白いホテル 愛の言葉を 言いかけた僕の唇 指で押さえて 首を小さく振った ああ揺れている あなたを忘れない 束の間のあれは幻 過ぎた夏の夢 忍びよる秋に あなたは何処にいるの ちぎれる想いは 僕だけですか 枯葉に埋もれて この恋も終わるよ 切ない想いを 胸に残して |
五月雨雨の雫が 窓にしがみつく 変わることが 生きることだと いつかあなたが 言ってた言葉 私を待って いたんじゃなかった 他の誰れか 待ちくたびれただけ そんなあなたの 心がせつない 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの落ちて行く雨 もどりたそうに あなたが 手を振ってた 街角 なさけないね まだ信じてる 優しい人と いつも言われてた ただあなたが 離れてしまうこと ずっと恐かった ただそれだけ 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの落ちて行く雨 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの恋の終わりに すまなそうに あなたが 手を振ってた 街角 なさけないね まだ信じてる たよりないね 恋心 | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 雨の雫が 窓にしがみつく 変わることが 生きることだと いつかあなたが 言ってた言葉 私を待って いたんじゃなかった 他の誰れか 待ちくたびれただけ そんなあなたの 心がせつない 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの落ちて行く雨 もどりたそうに あなたが 手を振ってた 街角 なさけないね まだ信じてる 優しい人と いつも言われてた ただあなたが 離れてしまうこと ずっと恐かった ただそれだけ 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの落ちて行く雨 五月雨ぬらせ心 夕立ながせ思い出 片道だけの恋の終わりに すまなそうに あなたが 手を振ってた 街角 なさけないね まだ信じてる たよりないね 恋心 |
コスモスの花落ち葉踏みしめ 河の流れを見てる 君が流した コスモスの花一輪 君と手を取り歩いた 忘れられないこの道 橋を渡れば 君の住んでたアパート 玄関先に 咲いてた白いコスモス 君は窓から顔出す 忘れられないこの道 知らず知らずに 季節は君の心を 変えてしまった あの山並みの色のように 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は 静かに見送ることで サヨナラ言わずに別れた 知らず知らずに 季節は君の心を 変えてしまった あの山並みの色のように 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 落ち葉踏みしめ 河の流れを見てる 君が流した コスモスの花一輪 君と手を取り歩いた 忘れられないこの道 橋を渡れば 君の住んでたアパート 玄関先に 咲いてた白いコスモス 君は窓から顔出す 忘れられないこの道 知らず知らずに 季節は君の心を 変えてしまった あの山並みの色のように 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は 静かに見送ることで サヨナラ言わずに別れた 知らず知らずに 季節は君の心を 変えてしまった あの山並みの色のように 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は 秋が終れば 冷たい冬が来る事 分かりきってた 分かりきってた二人は |
ここは、沖縄青い空が広がる ここは南の島 海は珊瑚の緑色 ここは沖縄 レイ レイ ホー 羽田からジェットで 2時間とちょっとで 夢の島が広がる ここは沖縄 レイ レイ ホー 三弦(サンシン)の調べが ラジオから流れる フェリーボートは夢乗せて ここは沖縄 レイ レイ ホー 酒は焼酎泡盛 あいつ飲み過ぎて 腰を抜かしたそうだよ ここは沖縄 レイ レイ ホー あの娘ちょっぴり黒いけど とても器量がいいと 情が深いと評判 ここは沖縄 レイ レイ ホー 北じゃもうすぐ雪降る なのに半袖姿 日本も広い国だね ここは沖縄 レイ レイ ホー 青い空が広がる ここは南の島 海は珊瑚の緑色 ここは沖縄 レイ レイ ホー レイ レイ ホー レイ レイ ホー | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 青い空が広がる ここは南の島 海は珊瑚の緑色 ここは沖縄 レイ レイ ホー 羽田からジェットで 2時間とちょっとで 夢の島が広がる ここは沖縄 レイ レイ ホー 三弦(サンシン)の調べが ラジオから流れる フェリーボートは夢乗せて ここは沖縄 レイ レイ ホー 酒は焼酎泡盛 あいつ飲み過ぎて 腰を抜かしたそうだよ ここは沖縄 レイ レイ ホー あの娘ちょっぴり黒いけど とても器量がいいと 情が深いと評判 ここは沖縄 レイ レイ ホー 北じゃもうすぐ雪降る なのに半袖姿 日本も広い国だね ここは沖縄 レイ レイ ホー 青い空が広がる ここは南の島 海は珊瑚の緑色 ここは沖縄 レイ レイ ホー レイ レイ ホー レイ レイ ホー |
ココナッツ・ムーン君に手紙を書いたのに うまい言葉が見つからず あい変わらずの へたくそな文字 笑わないでくれ 黒のインクは便せんに 次の言葉に待ち疲れ にじみ出して それは僕の心の戸惑い ガラス窓から射し込む ココナッツ・ムーン 今日は朝まで 眠りつけそうにない あの娘の部屋に射し込む ココナッツ・ムーン どうぞ優しく包んで 起こさないで 忍び込んで 心に 耳を澄ませば遠くから 甘くささやく虫達は 恋の駆け引き 草いきれの中 震えながら 夜のしじまに広がる ココナッツ・ムーン 今日は独りで 眠りつけそうにない 都会の海原広がる ココナッツ・ムーン どうぞ優しく包んで 起こさないで 忍び込んで 激しく 君に手紙を書いたのに うまい言葉が見つからず あい変わらずの へたくそな文字 笑わないでくれ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 君に手紙を書いたのに うまい言葉が見つからず あい変わらずの へたくそな文字 笑わないでくれ 黒のインクは便せんに 次の言葉に待ち疲れ にじみ出して それは僕の心の戸惑い ガラス窓から射し込む ココナッツ・ムーン 今日は朝まで 眠りつけそうにない あの娘の部屋に射し込む ココナッツ・ムーン どうぞ優しく包んで 起こさないで 忍び込んで 心に 耳を澄ませば遠くから 甘くささやく虫達は 恋の駆け引き 草いきれの中 震えながら 夜のしじまに広がる ココナッツ・ムーン 今日は独りで 眠りつけそうにない 都会の海原広がる ココナッツ・ムーン どうぞ優しく包んで 起こさないで 忍び込んで 激しく 君に手紙を書いたのに うまい言葉が見つからず あい変わらずの へたくそな文字 笑わないでくれ |
CLOSINGGood night…… | ふきのとう | ふきのとう | 山木康世 | | Good night…… |
銀色の世界秋の黄昏どきに 君を想い出し そういえば いつか 君と歩いたね 銀杏並木 枯葉の散る 地下鉄までの道 風の中で 君の笑顔 きらきら かがやいてた すれちがう女学生 恋する乙女 そういえば いつか 君と話したね オーロラ便でこの街にきた 遠い日の思い出 まだこの僕と出会う前の 二十すぎの君 あれから何年 逢わなくなって もうすぐ この街 銀色の世界 秋の黄昏どきに 君を想い出し そういえば いつか 君と旅したね 走る電車 日だまりの中 ひろがる れんげ畑 忘れるには未だ早くて 思い出が多くて あれから何年 逢わなくなって もうすぐ この街 銀色の世界 銀色の世界 | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 秋の黄昏どきに 君を想い出し そういえば いつか 君と歩いたね 銀杏並木 枯葉の散る 地下鉄までの道 風の中で 君の笑顔 きらきら かがやいてた すれちがう女学生 恋する乙女 そういえば いつか 君と話したね オーロラ便でこの街にきた 遠い日の思い出 まだこの僕と出会う前の 二十すぎの君 あれから何年 逢わなくなって もうすぐ この街 銀色の世界 秋の黄昏どきに 君を想い出し そういえば いつか 君と旅したね 走る電車 日だまりの中 ひろがる れんげ畑 忘れるには未だ早くて 思い出が多くて あれから何年 逢わなくなって もうすぐ この街 銀色の世界 銀色の世界 |
君の好きな暑い夏窓辺の風鈴の下 赤いバラの花びらが ヒラヒラ音も立てず 落ちる 行くあてもない流れ雲 空にかかる銀の月 ユラユラ夜が更けて行く 何時の間にか 今日が過ぎた 君の事で それだけで 何もなかった様に過ぎた 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎた一日が けだるい影をひきずり 終わる 開けた窓の隙間から 洗濯物くぐり抜け ヒソヒソ不眠症の奴が 久し振りさコンバンワ 月夜の晩にやって来て ホロホロ 眠れそうにない 子守唄を聞かせてくれ 優しく切なげに あの娘の好きなブルースを聞かせて 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎた一日が けだるい夜風に吹かれ 終わる 明日君に電話するよ 駅前のたばこ屋から サラサラ朝に顔 洗ってから 一人じゃいられない夜さ 小銭集めてカンビール ソワソワ 会いたい夜 東の空赤く染めて 急ぎ足でイソイソと 西へ西へ西へ夜が 逃げる 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎる一日が 好きになれないままで 終わる 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎる一日が 好きになれないままで 終わる | ふきのとう | 山木康世・細坪基佳 | 山木康世 | | 窓辺の風鈴の下 赤いバラの花びらが ヒラヒラ音も立てず 落ちる 行くあてもない流れ雲 空にかかる銀の月 ユラユラ夜が更けて行く 何時の間にか 今日が過ぎた 君の事で それだけで 何もなかった様に過ぎた 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎた一日が けだるい影をひきずり 終わる 開けた窓の隙間から 洗濯物くぐり抜け ヒソヒソ不眠症の奴が 久し振りさコンバンワ 月夜の晩にやって来て ホロホロ 眠れそうにない 子守唄を聞かせてくれ 優しく切なげに あの娘の好きなブルースを聞かせて 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎた一日が けだるい夜風に吹かれ 終わる 明日君に電話するよ 駅前のたばこ屋から サラサラ朝に顔 洗ってから 一人じゃいられない夜さ 小銭集めてカンビール ソワソワ 会いたい夜 東の空赤く染めて 急ぎ足でイソイソと 西へ西へ西へ夜が 逃げる 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎる一日が 好きになれないままで 終わる 君の好きな暑い夏が まぶし過ぎる一日が 好きになれないままで 終わる |
北窓をあけて山影に消え残っている 灰色の雪も 春の陽ざしにまた少し 融けていった 幸せ色 悲しみ色 人の心も あの青空ほど晴れやかに なれるといいね 坂道を登る僕の足元に 雪融けの水が 昨日に流れてゆく 鮮やかに緑目覚めるこの季節 昨日までを 忘れ去ることも大切だよと 言ってる気がする 訪れる春 まぶしくて 後ろを向いても そこに今がないことに 気づくだけだから コートを脱いで 少し心を軽くして 夢中になれる何かを 皆探している 北窓をあけて 吹き抜けて行く風に そっと胸の中 覗かせるのもいい 鮮やかに緑目覚めるこの季節 昨日までを 忘れ去ることも大切だよと 言ってる気がする 去りゆく季節に 巡り逢うように いつの日か 人生の交差点で 君と出逢うだろう | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 山影に消え残っている 灰色の雪も 春の陽ざしにまた少し 融けていった 幸せ色 悲しみ色 人の心も あの青空ほど晴れやかに なれるといいね 坂道を登る僕の足元に 雪融けの水が 昨日に流れてゆく 鮮やかに緑目覚めるこの季節 昨日までを 忘れ去ることも大切だよと 言ってる気がする 訪れる春 まぶしくて 後ろを向いても そこに今がないことに 気づくだけだから コートを脱いで 少し心を軽くして 夢中になれる何かを 皆探している 北窓をあけて 吹き抜けて行く風に そっと胸の中 覗かせるのもいい 鮮やかに緑目覚めるこの季節 昨日までを 忘れ去ることも大切だよと 言ってる気がする 去りゆく季節に 巡り逢うように いつの日か 人生の交差点で 君と出逢うだろう |
季節の夕暮れひとり夢みた街に 今日も雨が降る 夜に見上げる空も 押し黙ったままの空 通りすがりの人が なぜか急ぎ足 そこにあるのはひとつ 生き抜く知恵と賢さ 涙を隠して 作り笑いの日々 何かを忘れたまま さすらす街の旅人 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う 愛しても愛されず 空回りの街 何をしてもうまく いかない事に苦しみ あまりの人の多さに 会話を無くして あてもなく漂えば しらけぎみの風が吹く 何かをする為 誰か愛する為 この世に生まれてきたはずだ きっと君と僕 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う あれほど荒んでいた 乾いた心の中の 風も雨も 少し止んできた 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | ひとり夢みた街に 今日も雨が降る 夜に見上げる空も 押し黙ったままの空 通りすがりの人が なぜか急ぎ足 そこにあるのはひとつ 生き抜く知恵と賢さ 涙を隠して 作り笑いの日々 何かを忘れたまま さすらす街の旅人 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う 愛しても愛されず 空回りの街 何をしてもうまく いかない事に苦しみ あまりの人の多さに 会話を無くして あてもなく漂えば しらけぎみの風が吹く 何かをする為 誰か愛する為 この世に生まれてきたはずだ きっと君と僕 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う あれほど荒んでいた 乾いた心の中の 風も雨も 少し止んできた 季節の夕暮れが 影を落とす 季節の夕暮れが 愛を奪う |
枯葉北の街の夕暮れを あてもないままゆけば 歩くよりも立ち止まる そのことの方が多い 街はずれの公園 懐かしむように歩く 恋人たち 肩を寄せ合う 逆らうすべもなく 季節は駆け足で過ぎる 君の姿さえ 今は思い出せない 君と別れたあの頃は ほんのはずみで 想い出はボロボロこぼれて落ちたよ 想い出に生きた日々は とてもつらいけれど 忘れてしまうことの淋しさは たとえば秋の 風に誰も気付かぬうちに はらはら落ちる 枯れ葉にどこか 似ていませんか いつか違う人と たとえ愛を誓いあったときも この道は誰とも 歩かないと決めていた 小さな街のことです 2人だけのあの場所さえ 新しい出逢いの場所として 逆らうすべもなく 季節は駆け足で過ぎる 君の姿さえ 今は思い出せない 想い出がみんな優しいのは 時の流れに運ばれて 静かに消えてゆくからです | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 北の街の夕暮れを あてもないままゆけば 歩くよりも立ち止まる そのことの方が多い 街はずれの公園 懐かしむように歩く 恋人たち 肩を寄せ合う 逆らうすべもなく 季節は駆け足で過ぎる 君の姿さえ 今は思い出せない 君と別れたあの頃は ほんのはずみで 想い出はボロボロこぼれて落ちたよ 想い出に生きた日々は とてもつらいけれど 忘れてしまうことの淋しさは たとえば秋の 風に誰も気付かぬうちに はらはら落ちる 枯れ葉にどこか 似ていませんか いつか違う人と たとえ愛を誓いあったときも この道は誰とも 歩かないと決めていた 小さな街のことです 2人だけのあの場所さえ 新しい出逢いの場所として 逆らうすべもなく 季節は駆け足で過ぎる 君の姿さえ 今は思い出せない 想い出がみんな優しいのは 時の流れに運ばれて 静かに消えてゆくからです |
風を見ていた安兵衛風を見ていた安兵衛は 足を踏み出し始める 旅立つ時が来たんだ 吹きすさんだ日々の中で 当分は戻らんぞ 負け犬になって戻らんぞ あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ 一人旅立つ安兵衛は いつか戻って来るけど このまま死ぬまでこの町で 終りたくはないんだと 心配はいらないよ 雨風しのげりゃどうにか はるか西の空一番星が見えたら手を振れよ 涙をこらえて安兵衛は 悲しみを乗り越えて今 一本道をどこまでも 季節は秋から冬へ 魚には海原があり 鳥には広い空があるように おいらにも生きる道がある 自分の道があるはずだ 当分は戻らんぞ 負け犬になって戻らんぞ あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 風を見ていた安兵衛は 足を踏み出し始める 旅立つ時が来たんだ 吹きすさんだ日々の中で 当分は戻らんぞ 負け犬になって戻らんぞ あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ 一人旅立つ安兵衛は いつか戻って来るけど このまま死ぬまでこの町で 終りたくはないんだと 心配はいらないよ 雨風しのげりゃどうにか はるか西の空一番星が見えたら手を振れよ 涙をこらえて安兵衛は 悲しみを乗り越えて今 一本道をどこまでも 季節は秋から冬へ 魚には海原があり 鳥には広い空があるように おいらにも生きる道がある 自分の道があるはずだ 当分は戻らんぞ 負け犬になって戻らんぞ あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ |
風の船(海よりも深く…)船は行く波の上 あなたが好きだった街 あこがれの金沢へ ぼくを連れて走れよ 暮れて行く夕闇に 佐渡ヶ島が見える 潮風に月あかり 夏の夜は始まる 忘れるために来た 一人の旅なのに それでも あなたの面影 夢に見る 流れ星 おやすみ 遠く 潮騒の空に 船は行く波の上 飛魚がはねる 北陸の海をすべり 交わる空は悲しい 北の国へ帰る 青く光る風よ もう一度あの人に伝えて この心 今でも あなたを愛してる 海よりも深く 北の国へ帰る 青く光る風よ もう一度あの人に伝えて この心 今でも あなたを愛してる 海よりも深く | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 船は行く波の上 あなたが好きだった街 あこがれの金沢へ ぼくを連れて走れよ 暮れて行く夕闇に 佐渡ヶ島が見える 潮風に月あかり 夏の夜は始まる 忘れるために来た 一人の旅なのに それでも あなたの面影 夢に見る 流れ星 おやすみ 遠く 潮騒の空に 船は行く波の上 飛魚がはねる 北陸の海をすべり 交わる空は悲しい 北の国へ帰る 青く光る風よ もう一度あの人に伝えて この心 今でも あなたを愛してる 海よりも深く 北の国へ帰る 青く光る風よ もう一度あの人に伝えて この心 今でも あなたを愛してる 海よりも深く |
影法師おまえの小さな想い出を おかっぱ頭の面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 好きだと一言いえず 一人後ろ姿見ていた 一人ぼっち 影法師 おまえの小さな想い出を 浴衣姿の面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 自転車の後ろに乗せて 夏祭りサーカス見物に 手をつないだ 影法師 おまえの小さな想い出を 涙でにじんだ面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 本気で愛していたよ 嫁に行く姿見送った 離ればなれ 影法師 今でも覚えてるか 本気で愛していたよ 嫁に行く姿見送った 離ればなれ 影法師 | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | おまえの小さな想い出を おかっぱ頭の面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 好きだと一言いえず 一人後ろ姿見ていた 一人ぼっち 影法師 おまえの小さな想い出を 浴衣姿の面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 自転車の後ろに乗せて 夏祭りサーカス見物に 手をつないだ 影法師 おまえの小さな想い出を 涙でにじんだ面影を も一度見たくて遠まわり 夕焼けこやけ町 今でも覚えてるか 本気で愛していたよ 嫁に行く姿見送った 離ればなれ 影法師 今でも覚えてるか 本気で愛していたよ 嫁に行く姿見送った 離ればなれ 影法師 |
柿の実色した水曜日今度君に いつ逢えるかな 偶然街で 逢えたなら やあ こんにちは 元気そうだね それとも 知らん顔をして いつものくせで 腕組んで 空を見上げるの 今日でふた月 別れた日から 忘れるようにしたけれど 声が聞きたい夜があったら たまには電話してもいい いつものくせで ぶっきらぼうに もしもし はいそうです 覚えてるかな 逢った日の 空と山の色 柿の実色した水曜日 初めて君を見た いつか君も 大人になって 結婚する日 来るだろうな 冬と夏に 葉書を一枚 暇があったら 返事ください いつものくせの右下がり 君の文字が見たいから 覚えてるかな 逢った日の 空と山の色 柿の実色した水曜日 初めて君を見た 初めて恋をした… | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 今度君に いつ逢えるかな 偶然街で 逢えたなら やあ こんにちは 元気そうだね それとも 知らん顔をして いつものくせで 腕組んで 空を見上げるの 今日でふた月 別れた日から 忘れるようにしたけれど 声が聞きたい夜があったら たまには電話してもいい いつものくせで ぶっきらぼうに もしもし はいそうです 覚えてるかな 逢った日の 空と山の色 柿の実色した水曜日 初めて君を見た いつか君も 大人になって 結婚する日 来るだろうな 冬と夏に 葉書を一枚 暇があったら 返事ください いつものくせの右下がり 君の文字が見たいから 覚えてるかな 逢った日の 空と山の色 柿の実色した水曜日 初めて君を見た 初めて恋をした… |
輝く朝に~ABRAXAS~あなたの瞳は 私の心 震わせる 仄かな風のように 波の音きらめく 輝く朝は 妖精の 唄のように始まる 束ねた髪やさしく ほどいて みせてよ あなたのすべてを Sunrise & Day Light 喜びに満ちた朝の陽が 二人を包む 離れられない あなただから 僕が守り続けていたい 青い空消えゆく 虹の色だね 美しいままで そばにいて あなたは他の 誰とも違う ABRAXAS なぞめいた女神 見つめるだけじゃ たりない 指先 ため息 すべてが愛しい Sunrise & Day Light あるがままに自由な翼を ひろげなさい 胸に落ちた ひと粒のMorning Dew それがあなただと今わかる Sunrise & Day Light 喜びに満ちた朝の陽が二人を包む 嘘は言わない何も言わない あなたとならどこまでもゆける | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | あなたの瞳は 私の心 震わせる 仄かな風のように 波の音きらめく 輝く朝は 妖精の 唄のように始まる 束ねた髪やさしく ほどいて みせてよ あなたのすべてを Sunrise & Day Light 喜びに満ちた朝の陽が 二人を包む 離れられない あなただから 僕が守り続けていたい 青い空消えゆく 虹の色だね 美しいままで そばにいて あなたは他の 誰とも違う ABRAXAS なぞめいた女神 見つめるだけじゃ たりない 指先 ため息 すべてが愛しい Sunrise & Day Light あるがままに自由な翼を ひろげなさい 胸に落ちた ひと粒のMorning Dew それがあなただと今わかる Sunrise & Day Light 喜びに満ちた朝の陽が二人を包む 嘘は言わない何も言わない あなたとならどこまでもゆける |
案山子と人と烏案山子なぜ鳴く悲しいか 白い大地の真ん中で 雪が溶けたら始まるぞ 毎日朝から晩まで 人は腰を曲げて種まきする それをすぐあとから荒らす烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をすかした烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird 案山子なぜ鳴く悲しいか 星の降る町の真ん中で 夜が明けたら始まるぞ 毎日朝から晩まで 人はわき目もふらずあくせくする それを冷やかに笑う烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をかかえた烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をすかした烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 案山子なぜ鳴く悲しいか 白い大地の真ん中で 雪が溶けたら始まるぞ 毎日朝から晩まで 人は腰を曲げて種まきする それをすぐあとから荒らす烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をすかした烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird 案山子なぜ鳴く悲しいか 星の降る町の真ん中で 夜が明けたら始まるぞ 毎日朝から晩まで 人はわき目もふらずあくせくする それを冷やかに笑う烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をかかえた烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird 腹をすかした烏 ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Black Bird ワルのBlack Bird |
思い出通り雨君の目は寂しそうに 遠くを見てる あの人を追いかけて 遠くを見てる 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君はただひとりぼっち ベンチに座る あの人と話をした ベンチに座る 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君の手は悲しそうに 手紙を捨てる あの人の匂いのする 手紙を捨てる 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君は今 雨の中を 歩き始める あの人を忘れようと 歩き始める 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 君の目は寂しそうに 遠くを見てる あの人を追いかけて 遠くを見てる 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君はただひとりぼっち ベンチに座る あの人と話をした ベンチに座る 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君の手は悲しそうに 手紙を捨てる あの人の匂いのする 手紙を捨てる 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 君は今 雨の中を 歩き始める あの人を忘れようと 歩き始める 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ 思い出通り雨 も一度 降れ降れ 気まぐれ通り雨 優しく 降ってやれ |
おまえと生きる何もいらない おまえがいれば 側にいてくれ 話がしたい はるか遠い幼い頃 どんな少女でした 同じような時代の中 生きてめぐり逢えた そして今はかけがえのない 嬉しさを見る 人には優しく 自分に厳しく できることなら そうありたいね 人間だから我がままもある 涙飲むこともあるね それよりいやな思い出ならば 忘れるようにしよう そして今は生きてることを かみしめてみる 生きるってことは 悲しいことか 歩くってことは 辛いことか つまずいても転ばぬよう 手をさしのべるから 嘘でもいい 笑ってくれ 子供みたいな顔で そして今は生きがいとしての おまえと生きる そして今は生きがいとしての おまえと生きる | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 何もいらない おまえがいれば 側にいてくれ 話がしたい はるか遠い幼い頃 どんな少女でした 同じような時代の中 生きてめぐり逢えた そして今はかけがえのない 嬉しさを見る 人には優しく 自分に厳しく できることなら そうありたいね 人間だから我がままもある 涙飲むこともあるね それよりいやな思い出ならば 忘れるようにしよう そして今は生きてることを かみしめてみる 生きるってことは 悲しいことか 歩くってことは 辛いことか つまずいても転ばぬよう 手をさしのべるから 嘘でもいい 笑ってくれ 子供みたいな顔で そして今は生きがいとしての おまえと生きる そして今は生きがいとしての おまえと生きる |
美しく燃えて脱ぎっぱなしの キャメルのブーツ そろえかけて やめました ドアを閉めて 一度だけ あなたの名前に サヨナラ 何も言わず 出てゆくけど それがボクのあなたへの せめてもの やさしさと いつか気づいて くれるでしょうか あなたに教えてもらうこと 今のボクには何もない いつかめぐり逢う時がくれば ボクがあなたを愛したい 美しすぎる 部屋の中で やさしすぎたあなた 背伸びしてた ボクの気持ちに ほほえんだのは あの日のあなた ワイン持つ手や タバコのポーズ すべてがボクより 似合っていた あなたに教えてもらうこと 今のボクには何もない いつかめぐり逢う時がくれば ボクがあなたを愛したい 美しすぎる 部屋の中で やさしすぎたあなた | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 脱ぎっぱなしの キャメルのブーツ そろえかけて やめました ドアを閉めて 一度だけ あなたの名前に サヨナラ 何も言わず 出てゆくけど それがボクのあなたへの せめてもの やさしさと いつか気づいて くれるでしょうか あなたに教えてもらうこと 今のボクには何もない いつかめぐり逢う時がくれば ボクがあなたを愛したい 美しすぎる 部屋の中で やさしすぎたあなた 背伸びしてた ボクの気持ちに ほほえんだのは あの日のあなた ワイン持つ手や タバコのポーズ すべてがボクより 似合っていた あなたに教えてもらうこと 今のボクには何もない いつかめぐり逢う時がくれば ボクがあなたを愛したい 美しすぎる 部屋の中で やさしすぎたあなた |
沫雪ひと夜降り続いた 静かな雨が 夜明けに 季節はずれの沫雪にかわった 瓦屋根に落ちて すぐに溶ける 儚い白い雪に 手を伸ばしてみる 薄ら陽と 空のはざまを舞い 束の間だけを ささやかに生きた あの沫雪のように あゝあの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった 愛を語り過ぎた 朝にやってくる 虚ろな静けさの中で 愛した人は……遠い 想い出と呼べるものがひとつ 一本の小さな棘が 胸に刺ったまま 薄ら陽と 空のはざまを舞い 束の間だけを ささやかに生きた あの沫雪のように あゝあの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった あの沫雪のように あゝ あの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | ひと夜降り続いた 静かな雨が 夜明けに 季節はずれの沫雪にかわった 瓦屋根に落ちて すぐに溶ける 儚い白い雪に 手を伸ばしてみる 薄ら陽と 空のはざまを舞い 束の間だけを ささやかに生きた あの沫雪のように あゝあの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった 愛を語り過ぎた 朝にやってくる 虚ろな静けさの中で 愛した人は……遠い 想い出と呼べるものがひとつ 一本の小さな棘が 胸に刺ったまま 薄ら陽と 空のはざまを舞い 束の間だけを ささやかに生きた あの沫雪のように あゝあの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった あの沫雪のように あゝ あの人の愛も 春を待ちきれないまま 流れていった |
雨ふり道玄坂雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ ガラス窓から後ろ姿が 雨に煙りがすんで消える ただあなたに嫌われないように いつか 長い髪も切ったのに 電話ボックスで夜が明けるまで 一人で寒さしのいだ冬の日 ただあなたの笑顔が見たくて 一人 馬鹿げた事もしてきた あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ 今日が二人の終わりだなんて 誰がきめたの一年少しで ただあなたに夢中で暮らしてきた今は 誰も何も信じたくない あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ 雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ 雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | 雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ ガラス窓から後ろ姿が 雨に煙りがすんで消える ただあなたに嫌われないように いつか 長い髪も切ったのに 電話ボックスで夜が明けるまで 一人で寒さしのいだ冬の日 ただあなたの笑顔が見たくて 一人 馬鹿げた事もしてきた あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの 淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ 今日が二人の終わりだなんて 誰がきめたの一年少しで ただあなたに夢中で暮らしてきた今は 誰も何も信じたくない あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ 雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ 雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの 淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ |
雨に濡れてミルク色の街に 絹の雨が降る 朝はまだ静かな 夜明けの中で 君を抱きしめる 愛を確かめる 君が好きだから 離したくない 何も言わないで ほらほら 瞳閉じたまま そうそう 唇かさね 夢の続き このままずっと 雨に濡れてよ 少し爪の伸びた 細い白い小指 震えているんだね 壊れそうな肩 君を抱きしめる 愛を確かめる 君が好きだから 離したくない まわり気にしないで ほらほら 立ち止まったまま そうそう 唇かさね 夢の続き このままずっと 雨に濡れてよ 雨に濡れてよ | ふきのとう | 山木康世 | 山木康世 | | ミルク色の街に 絹の雨が降る 朝はまだ静かな 夜明けの中で 君を抱きしめる 愛を確かめる 君が好きだから 離したくない 何も言わないで ほらほら 瞳閉じたまま そうそう 唇かさね 夢の続き このままずっと 雨に濡れてよ 少し爪の伸びた 細い白い小指 震えているんだね 壊れそうな肩 君を抱きしめる 愛を確かめる 君が好きだから 離したくない まわり気にしないで ほらほら 立ち止まったまま そうそう 唇かさね 夢の続き このままずっと 雨に濡れてよ 雨に濡れてよ |
紫陽花紫陽花は雨の季節に よく似合う可憐な花 どんな色と決められぬ 微妙な淡い花模様 人はそれを 心変わりになぞらえる あなたは何色ですか 心の内側 何色ですか 2人の思い出 雨の雫が窓ガラスに 筋をひいて涙のよう 雨上がりの日差しに 光っておちた 目を閉じればあなたが 私に振り向く その花の心も知らず 移ろう色に惑わされ 自分の心の色すら 捜しあぐねてひとり どこにも行けず それはまるで道化の花 あなたは何色ですか 心の内側 何色ですか 2人の思い出 雨の雫が窓ガラスに 筋をひいて涙のよう 雨上がりの日差しに 光っておちた 目を閉じればあなたが 私に振り向く | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 紫陽花は雨の季節に よく似合う可憐な花 どんな色と決められぬ 微妙な淡い花模様 人はそれを 心変わりになぞらえる あなたは何色ですか 心の内側 何色ですか 2人の思い出 雨の雫が窓ガラスに 筋をひいて涙のよう 雨上がりの日差しに 光っておちた 目を閉じればあなたが 私に振り向く その花の心も知らず 移ろう色に惑わされ 自分の心の色すら 捜しあぐねてひとり どこにも行けず それはまるで道化の花 あなたは何色ですか 心の内側 何色ですか 2人の思い出 雨の雫が窓ガラスに 筋をひいて涙のよう 雨上がりの日差しに 光っておちた 目を閉じればあなたが 私に振り向く |
赤い傘赤い蛇の目の傘をさして それはまるで絵のように あの女が私に振り向く 思い出すのはひとつの傘で あの女の髪のにおい 雨宿り 恋の雨 ただ静かに濡れていた 板壁も 石畳も こんな夕暮れ 恋をした あなたの傘の中 若草のかおりをかぐように もう一度この町を 訪れてみたいと思った 古都の夕暮れ 淡い憧れ 連子窓の細い小路 人もなくひとり歩く 時の流れに流されぬよう 話し疲れ 笑い疲れて 時にはすべての絆を解いて 夢の女に出逢ってみたい こんな夕暮れ 恋をした あなたの傘の中 こんな雨の日 恋をした あなたの傘の中 | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | 赤い蛇の目の傘をさして それはまるで絵のように あの女が私に振り向く 思い出すのはひとつの傘で あの女の髪のにおい 雨宿り 恋の雨 ただ静かに濡れていた 板壁も 石畳も こんな夕暮れ 恋をした あなたの傘の中 若草のかおりをかぐように もう一度この町を 訪れてみたいと思った 古都の夕暮れ 淡い憧れ 連子窓の細い小路 人もなくひとり歩く 時の流れに流されぬよう 話し疲れ 笑い疲れて 時にはすべての絆を解いて 夢の女に出逢ってみたい こんな夕暮れ 恋をした あなたの傘の中 こんな雨の日 恋をした あなたの傘の中 |
青空くわえ煙草で 公園のベンチに 物憂げに座る 男がひとり 冷やかに見据える あの鋭い目から また逃げ出して 来たらしい 吹き上げる風に 背中を向けるのは 心を閉ざしたからじゃなく 彼の得意なポーズだってことは 鏡の裏に見えている 夢見た夢が ひとつまたひとつ 腕から滑り落ちてゆく けれど恐いのは その事じゃない 夢が壊れる事じゃない 夢があるんだと ただそれだけで 何かを掴んだつもりになって 死んじまった夢を 抱えたまま気付きもせず ぼんやりと空を 眺めてる ああなんて 今日は長閑かな日だ なんて 幸せそうだろう 今日も 大空に絵を描くんだ write way up まずクレヨンで write way up そして絵の具で write way up 吹き出す赤い血で way up 廃墟を塗り潰してしまえ 誰の心にも 扉を閉めきった うす暗い部屋がひとつある そこには踞り 孤独という名の あめ玉をしゃぶる 子供がひとり 優しさをぐしゃりと 無邪気に踏みつけて 自分の涙だけを 手で拭う 飽きた玩具には 振り向くこともなく ぼんやりと空を 眺めてる ああなんて 今日は長閑かな日だ なんて 幸せそうだろう 今日も 大空に絵を描くんだ write way up まずクレヨンで write way up そして絵の具で write way up 吹き出す赤い血で way up 廃墟を塗り潰してしまえ 廃墟を塗り潰してしまえ | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | くわえ煙草で 公園のベンチに 物憂げに座る 男がひとり 冷やかに見据える あの鋭い目から また逃げ出して 来たらしい 吹き上げる風に 背中を向けるのは 心を閉ざしたからじゃなく 彼の得意なポーズだってことは 鏡の裏に見えている 夢見た夢が ひとつまたひとつ 腕から滑り落ちてゆく けれど恐いのは その事じゃない 夢が壊れる事じゃない 夢があるんだと ただそれだけで 何かを掴んだつもりになって 死んじまった夢を 抱えたまま気付きもせず ぼんやりと空を 眺めてる ああなんて 今日は長閑かな日だ なんて 幸せそうだろう 今日も 大空に絵を描くんだ write way up まずクレヨンで write way up そして絵の具で write way up 吹き出す赤い血で way up 廃墟を塗り潰してしまえ 誰の心にも 扉を閉めきった うす暗い部屋がひとつある そこには踞り 孤独という名の あめ玉をしゃぶる 子供がひとり 優しさをぐしゃりと 無邪気に踏みつけて 自分の涙だけを 手で拭う 飽きた玩具には 振り向くこともなく ぼんやりと空を 眺めてる ああなんて 今日は長閑かな日だ なんて 幸せそうだろう 今日も 大空に絵を描くんだ write way up まずクレヨンで write way up そして絵の具で write way up 吹き出す赤い血で way up 廃墟を塗り潰してしまえ 廃墟を塗り潰してしまえ |
あいつが唄ったYESTERDAYぽつんと光るライトの中で 愚痴や氷の音にまじって あいつは自分に唄っていた ひとり背中丸めて その日暮らしの歌い手稼業 それもどこか淋しいもんさと あいつは僕に笑ってみせた タバコのけむる店の隅で あの日の歌が 忘れられない 「昨日」という名の あいつの悲しみ 遠く近く やるせなく もう聞こえない 心の唄 はやりの歌があふれる街で 店を辞めたと誰かに聞いた 流れる月日に街も変わって 思い出だけが心の中に 早過ぎる秋より 遅い足どり 心に一番 近いところで 生きてゆくより しょうがない 変わらぬものが 欲しい秋です 冷たい水で 顔を洗って 明日も歩くだろう 吹く風の中 遠く近く 聞こえてくる あいつが唄った 心の唄 | ふきのとう | 細坪基佳 | 細坪基佳 | | ぽつんと光るライトの中で 愚痴や氷の音にまじって あいつは自分に唄っていた ひとり背中丸めて その日暮らしの歌い手稼業 それもどこか淋しいもんさと あいつは僕に笑ってみせた タバコのけむる店の隅で あの日の歌が 忘れられない 「昨日」という名の あいつの悲しみ 遠く近く やるせなく もう聞こえない 心の唄 はやりの歌があふれる街で 店を辞めたと誰かに聞いた 流れる月日に街も変わって 思い出だけが心の中に 早過ぎる秋より 遅い足どり 心に一番 近いところで 生きてゆくより しょうがない 変わらぬものが 欲しい秋です 冷たい水で 顔を洗って 明日も歩くだろう 吹く風の中 遠く近く 聞こえてくる あいつが唄った 心の唄 |