スローモーション中森明菜 | 中森明菜 | 来生えつこ | 来生たかお | | 砂の上 刻むステップ ほんのひとり遊び 振り向くと遠く人影 渚を駆けて来る ふいに背すじを抜けて 恋の予感甘く走った 出逢いは スローモーション 軽いめまい 誘うほどに 出逢いは スローモーション 瞳の中 映るひと ストライド 長い脚先(あしさき) ゆっくりよぎってく そのあとを駆けるシェパード 口笛吹くあなた 夏の恋人候補 現われたのこんな早くに 出逢いは スローモーション 心だけが 先走りね あなたの ラブモーション 交わす言葉に 感じるわ 出逢いは スローモーション 恋の景色 ゆるやかだわ 出逢いは スローモーション 恋の速度 ゆるやかに 砂の上 刻むステップ 今あなたと共に |
少女A中森明菜 | 中森明菜 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | | 上目使いに 盗んで見ている 蒼いあなたの 視線がまぶしいわ 思わせぶりに 口びるぬらし きっかけぐらいは こっちでつくってあげる いわゆる普通の 17歳だわ 女の子のこと 知らなすぎるのあなた… 早熟なのは しかたないけど 似たようなこと 誰でもしているのよ じれったい じれったい 何歳(いくつ)に見えても 私 誰でも じれったい じれったい 私は私よ 関係ないわ 特別じゃない どこにもいるわ ワ・タ・シ 少女A 頬づえついて あなたを想えば 胸の高鳴り 耳があゝ熱いわ 鏡に向って 微笑(ほほえ)みつくる 黄昏れ時は 少女を大人に変える 素肌と心は ひとつじゃないのね ルージュの口びる かすかに震えてるわ… 他人(ひと)が言うほど ドライじゃないの 本当は臆病 分かってほしいのあなた…… じれったい じれったい 結婚するとか しないとかなら じれったい じれったい そんなのどうでも 関係ないわ 特別じゃない どこにもいるわ ワ・タ・シ 少女A じれったい じれったい 何歳(いくつ)に見えても 私 誰でも じれったい じれったい 私は私よ 関係ないわ 特別じゃない どこにもいるわ ワ・タ・シ 少女A |
セカンド・ラブ中森明菜 | 中森明菜 | 来生えつこ | 来生たかお | 武部聡志 | 恋も二度目なら 少しは上手(じょうず)に 愛のメッセージ 伝えたい あなたのセーター 袖口つまんで うつむくだけなんて 帰りたくない そばにいたいの そのひとことが 言えない 抱きあげて つれてって 時間ごと どこかへ 運んでほしい せつなさの スピードは高まって とまどうばかりの私 恋も二度目なら 少しは器用に 甘いささやきに 応(こた)えたい 前髪を少し 直すふりをして うつむくだけなんて 舗道に伸びた あなたの影を 動かぬように 止めたい 抱きあげて 時間ごと 体ごと 私をさらってほしい せつなさが クロスするさよならに 追いかけられるのイヤよ 抱きあげ てつれてって 時間ごと どこかへ 運んでほしい せつなさは モノローグ胸の中 とまどうばかりの私 |
1/2の神話中森明菜 | 中森明菜 | 売野雅勇 | 大沢誉志幸 | | 秘密だと 念おされ あなたにうなずけば クールな私に戻る……いつも カラカラに乾いてる 態度とうらはらに 心じゃ まだ夢見てる……純ね 半分だけよ 大人の真似 あとの残り 純粋なまま それでもまだ 私悪くいうの いいかげんにして 誰も私 解ってくれない ちょっと見よりか いい子なのに 心まで汚れたら 少しは気も楽ね なんにも 悩まず済むわ……きっと あなたへのこの想い 私に重すぎて 時々 泣きたくなるわ……純ね 退屈顔の 大人よりも よっぽど私 生きてるつもり それでもまだ うしろ指をさすの いいかげんにして 誰も私 解ってくれない 他人より少し 淋しいだけ 半分だけよ 大人の真似 あとの残り 純粋なまま それでもまだ 私悪くいうの いいかげんにして |
禁区中森明菜 | 中森明菜 | 売野雅勇 | 細野晴臣 | | 私からサヨナラしなければ この恋は終わらないのね ずるいひと…大人の手口(やりかた)ね ため息ひとつ また催眠(わな)かける ときめきが理性(こころ)に目隠しする これ以上進んだら自信がないわ 戻りたい 戻れない 気持うらはら とまどいはもう愛ね ……そろそろ禁区 あそびならまだましよ 救われるから 他のひと愛せれば いいのだけれど…… それはちょっとできない相談ね 理由(わけ)もなく引かれてた陰(かげ)りさえ 今なら意味も分かるわ 「このあたり潮時…」とあなたは 思っているはず 横顔違う 謎めいた微笑み惑わされて 振り向けば 帰り道黄昏れの中 「平凡な愛でいい……」 心うらはら 危険(あぶ)な気(げ)なあなたしか もう愛せない 口唇でふさがれた 胸がつぶやく 私からサヨナラを 言わせるつもり…… それはちょっとできない相談ね 戻りたい 戻れない 気持うらはら とまどいはもう愛ね ……そろそろ禁区 あそびならまだましよ 救われるから 他のひと愛せれば いいのだけれど…… それはちょっとできない相談ね |
北ウイング中森明菜 | 中森明菜 | 康珍化 | 林哲司 | | Love Is The Mystery わたしを呼ぶの 愛はミステリィ 不思議な力で 映画のシーンのように すべてを捨ててく Airplane 北ウイング 彼のもとへ 今夜ひとり 旅立つ いちどはあきらめた人 心の区切りの Teardrops 都会(まち)の灯り ちいさくなる 空の上で 見降ろす 夢の中を さまようように 夜をよぎり 追いかけて 夜間飛行(ミッドナイトフライト) Love Is The Mystery 翼ひろげて 光る海を 越えるわ すこし不安よ 日付けが塗りかえてゆく 苦しいだけのきのうを あなたが住む 霧の街が 雲の下に 待つのね 恋の眠り 目覚めさせてく 見知らぬ空 夢色の 夜間飛行(ミッドナイトフライト) Love Is The Mystery 言葉をためて ふいに 胸に飛びこむ それが返事よ Love Is The Mystery あなたは呼ぶの 愛はミステリィ 不思議な力で Love Is The Mystery (We Are In The Heart Magic) Forever Mystery (I Can Hold You, Deep In My Heart) |
サザン・ウインド中森明菜 | 中森明菜 | 来生えつこ | 玉置浩二 | | あいさつするのよ海風(うみかぜ)に 自然に体がリズム取る パナマ帽くるくると指でまわして テーブル届いた果実酒は 見知らぬ人からメッセージ 背中越しとまどうわ強い視線に 白いチェアーに脚を組んで 頬づえつくのも気になるわ 映画的な気分で少し メランコリックに髪をかきあげて 危険なこころ ココナツ葉かげのシルエット ほてった身体をひとやすみ 見えすいた視線なら無視してポーズ 誘惑しなれた男たち 目移りするわよシーサイド 思わずつられて手を振った 白いヨットの上の美少年 まぶしい瞳 誘惑しなれた男たち ホテルの窓にも声かける 洗いたての髪なびかせて いたずらぎみに一瞬ウインクを 危険かしらね |
SAND BEIGE −砂漠へ−中森明菜 | 中森明菜 | 許瑛子 | 都志見隆 | | サハラの夕日を あなたに見せたい さよならを私から 決めた別離の旅なのに 翼を広げて 火の鳥が行くわ 地の果ては 何処までか 答えてはくれないの 砂も風も乱れて 逢いたいあなた 愉しすぎた笑顔が Ah 月よりまぶしい これも愛なの? 星屑 私を抱きしめていてね アナ アーウィズ アローホ SAND BEIGE 涙のヴェールも 渇きつくしたら 神秘の顔立ち 崩れる私を 支えてお願い アナ アーウィズ アローホ SAND BEIGE このまま一人で 眠りについたら 無口な女になるわ 主を失くした ラクダがポツリと 草求め果てしなく 一人さまようその姿 焼けつく砂丘に 窓からマアッサラーマ 私には愛ひとつ 空に返せなかった 元気でねとひとこと くちづけ交わし 何度も振り返れば Ah あなたも泣いていた それも愛なの? 東へ行くのよ 唇かみしめ アナ アーウィズ アローホ NILE 夢に包まれた 子供に返って 笑ってみたいの 遠くであなたが 呼んでる気がする アナ アーウィズ アローホ NILE 破いた写真は 宙に舞い踊り 無くなってくだけなのに 星屑 私を抱きしめていてね アナ アーウィズ アローホ SAND BEIGE 涙のヴェールも 渇きつくしたら 神秘の顔立ち 崩れる私を 支えてお願い アナ アーウィズ アローホ SAND BEIGE このまま一人で 眠りについたら 無口な女になるわ |
十戒(1984)中森明菜 | 中森明菜 | 売野雅勇 | 高中正義 | | 愚図ねカッコつけてるだけで 何もひとりきりじゃできない 過保護すぎたようね 優しさは軟弱さの言い訳なのよ 発破かけたげる さあカタつけてよ やわな生き方を変えられないかぎり 限界なんだわ 坊やイライラするわ すぐに愛を口にするけど それじゃ何も解決しない ちょっと甘い顔をするたびに ツケ上るの悪い習性だわ 優しいだけじゃもう物足りないのよ 今の男の子みんな涙見せたがり 甘えてるわ 止めて冗談じゃない ちゃんとハッキリしてよ この辺で ギリギリよもどかしいわね 救いのない人ね 哀しくなるのよ 私好きならば方法あるはずよ でなきゃさよならね いいわ冗談じゃない 発破かけたげる さあカタつけてよ やわな生き方を変えられたら きっと 好きになれたはず…坊やイライラするわ |
飾りじゃないのよ涙は中森明菜 | 中森明菜 | 井上陽水 | 井上陽水 | | 私は泣いたことがない 灯の消えた街角で 速い車にのっけられても 急にスピンかけられても恐くなかった 赤いスカーフがゆれるのを 不思議な気持ちで見てたけど 私泣いたりするのは違うと感じてた 私は泣いたことがない つめたい夜の真ん中で いろんな人とすれ違ったり 投げKiss 受けとめたり投げ返したり そして友達が変わるたび 想いでばかりがふえたけど 私泣いたりするのは違うと感じてた 飾りじゃないのよ涙は HA HAN 好きだと言ってるじゃないの HO HO 真珠じゃないのよ涙は HA HAN きれいなだけならいいけど ちょっと悲しすぎるのよ涙は HO HO HO… 私は泣いたことがない 本当の恋をしていない 誰の前でもひとりきりでも 瞳の奥の涙は隠していたから いつか恋人に会える時 私の世界が変わる時 私泣いたりするんじゃないかと感じてる きっと泣いたりするんじゃないかと感じてる 飾りじゃないのよ涙は HA HAN 好きだと言ってるじゃないの HO HO 真珠じゃないのよ涙は HA HAN きれいなだけならいいけど ちょっと悲しすぎるのよ涙は 飾りじゃないのよ涙は HA HAN かがやくだけならいいけど HO HO ダイヤと違うの涙は HA HAN さみしいだけならいいけど ちょっと悲しすぎるのよ涙は ラララ… |
ミ・アモーレ中森明菜 | 中森明菜 | 康珍化 | 松岡直也 | | あなたをさがしてのばした指先が 踊りの渦にまかれてく 人ごみに押されて リオの街はカーニバル 銀の紙吹雪 黒いヒトミの踊り子 汗を飛びちらせ きらめく羽根飾り 魔法にかかった異国の夜の街 心にジュモンを投げるの ふたりはぐれた時 それがチャンスと 迷い 迷わされて カーニバル 夢ね 夢よだから 今夜は 誘い 誘われたら カーニバル 腕から腕の中 ゆられて 抱いて 抱かれるから カーニバル キスは命の火よ アモーレ パレードの向こうにあなたを見つけたわ 夢からさめていくように 立ちつくす街角 空に割れて飛ぶ花火 サンバのリズムが 一千一秒 ときめきを ムダにしないでって そう告げるの 踊り 踊らされて カーニバル 光の輪の中で あなたを もとめ もとめられて カーニバル この手につかまえて アモーレ 迷い 迷わされて カーニバル しっかり抱いていて 私を 誘い 誘われたら カーニバル 心がすり抜けて ゆくから 抱いて 抱かれるから カーニバル キスは命の火よ アモーレ…… アモーレ (Meu amor e…), アモーレ (Meu amor e…) アモーレ |
DESIRE -情熱-中森明菜 | 中森明菜 | 阿木燿子 | 鈴木キサブロー | | Get up, Get up, Get up, Get up Burning love やり切れない程 退屈な時があるわ あなたと居ても 喋るぐらいなら 踊っていたいの 今は 硝子のディスコティック そう みんな堕天使ね 汗が羽のかわりに飛んでる 何にこだわればいいの 愛の見えない時代の 恋人達ね まっさかさまに堕ちて desire 炎のように燃えて desire 恋も dance, dance, dance, dance ほど 夢中になれないなんてね 淋しい Get up, Get up, Get up, Get up Burning heart 腕を離してよ キスをされるのも ごめん 気分じゃないの ヒールを脱ぎ捨て 感じているのよ 夜の孤独な長さ そう 多分 贅沢な悩み 分かっているわ これでも 何を信じればいいの スキャンダルさえ 時代のエクスタシィよ ぶつかり合って廻れ desire 星のかけらを掴め desire 夢はそうよ 見る前に醒めてしまったら 何にもならない Get up, Get up, Get up, Get up burning love まっさかさまに堕ちて desire 炎のように燃えて desire 恋も dance, dance, dance、dance ほど 夢中になれないなんてね 淋しい Get up, Get up, Get up, Get up Burning heart Get up, Get up, Get up, Get up Get up, Get up, Get up, Get up Burning love |
TANGO NOIR中森明菜 | 中森明菜 | 冬杜花代子 | 都志見隆 | 藤原いくろう | 冷たい指で手首つかまれて 踏み出した黒い繻子(しゅす)の靴から 終わりの来ない夜 始まったの Pas de deux noir(パ ドウ ドウ ノアール) リズム切り裂いて ふるえる肩先 瞳(め)の中にかげろう 赤くゆれて もうひき返せない 美しい悪魔に 魅入られて 愛して いたぶられるままに ふりむくだけであなた 罪なオトコ 命を燃やして踊れば Tango Tango 愛しただけでわたし 壊れてゆく のけぞる胸元 くちづけられ Tango Noir ありったけのジェラシー浴びながら わたしとびきりのレディに変わる 恋という戦い きらびやかに Pas de deux noir (パ ドゥ ドゥ ノアール) シルクのヒュスチェのウエストひき寄せ ターンきめられたら 息も途切れ ゆくとこまでゆくわ 美しい破滅に 魅入られて 愛して 流されてくままに 生きてるだけであなた 罪なオトコ 燃えつきたいから踊れば Tango Tango 愛しただけでわたし 壊れてゆく 逆らうことさえ 歓びなの Tango Noir もうひき返せない 美しい悪魔に 魅入られて 愛して いたぶられるままに ふりむくだけであなた 罪なオトコ 命を燃やして踊れば Tango Tango 愛しただけでわたし 壊れてゆく のけぞる胸元 くちづけられ Tango Noir |
TATTOO中森明菜 | 中森明菜 | 森由里子 | 関根安里 | 是永巧一 | 都会(まち)にはびこる 哀れなアンドロイド くどき上手のチープなレプリカント ハートの萎えた男は要らない Get out! チャンスをあげるわ 熱い 儀式(レポリューション) 錆びた魂 バラのTattooを 紅く刻んで 産まれ変わるのよ Get up! さあ ひえた胸に じっと眠る炎 起こして いま ゾクゾクする夢を追ってごらん (Take a dream) 手頃な恋(プレイ)で 麻痺したエモーション 感動したくて 女はアジテーション 言葉じゃなくて SOULを 感じたい Wake up! いま せとぎわだわ 焦(じ)り 焦(じ)り凍りつく私を さあ 欲しいのなら 愛を見せてごらん (Take a chance) Show me your real love 咲かせなさい その胸に 消えないバラを Show me your real love 陥(お)としてみて この私 Tattooで Just falling you 都会(まち)はSweet drug いかさまパラダイス 孤独にまみれて 恋もパラノイア 優しささえ 毒入りのジェリービーンズ Wake Up! いま 時代というぬるいベッドなんか這い出て さあ わしづかみで 愛を獲(と)ってごらん (Take a love) Show me your real love 空白(しろ)い胸に焼きつけて 消せないバラを Show me your real love 刻みつけて 私へと Tattooを Just falling you Show me your real love 咲かせなさい その胸に 消えないバラを Show me your real love 陥(お)としてみて この私 Tattooで Just falling you |
Dear Friend中森明菜 | 中森明菜 | 伊東真由美 | 和泉一弥 | 和泉一弥・若草恵 | 回転ドアの向こうで 手を振る 彼女の影 たぶん誰も 気づかない ほほえみ…失くしてるなんて 気弱なうすい rouge の溜息…らしくないわ 思い出して! 見つめるの 瞳の奥にある かがやきを Dream そうよ 光る風とまいあがる ひとみに夢を うつすのよ Dream もっと 気ままに ダイス投げるとき 新しい何かが映るわ For you 誰かに 振り回されて 泣くのは似合わないわ 思い出して! ほほえんで その胸の鼓動を確かめて Chance そうよ わがままな 視線が魅きつける 想いは ちがう風 よぶはず Chance きっと 待ってるだけじゃ タイクツね 新しい波…起こす時よ For you Uh You make me smile again ほほえみを Uh You make me love again もう一度 Uh You make me smile again ほほえみを Dream そうよ 光る風とまいあがる ひとみに夢を うつすのよ Dream もっと 気ままに ダイス投げるとき 新しい何かが映るわ For you |
二人静 -「天河伝説殺人事件」より-中森明菜 | 中森明菜 | 松本隆 | 関口誠人 | | 「きっと、愛しすぎたから…」 散り急ぐ花びらを時間(とき)の背中に サヨナラと並べてる指がいじらしいね 殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから… 添い寝して 永遠に抱いていてあげる いい夢を見なさいな うたかたの夢を 夜桜がさわぐ 幸薄い蜉蝣(かげろう)の衣(きぬ)を脱ぐように 凛(りん)とした生き方の自分を見せたくて 焦がれそうなほど哀しすぎたから… 添い寝して 三日月を枕に眠れば 魂は蘇って火の鳥に変わる 天の川キラリ 殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから… 添い寝して 運命に寄り添ってあげる 冷えきった掌(てのひら)を胸に押しあてて あたためて 添い寝して 永遠に抱いていてあげる いい夢を見なさいな うたかたの夢を 夜桜がさわぐ |
難破船中森明菜 | 中森明菜 | 加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 佐山雅弘 | たかが恋なんて 忘れればいい 泣きたいだけ 泣いたら 目の前に違う愛が 見えてくるかもしれないと そんな強がりを 言ってみせるのは あなたを忘れるため さびしすぎて こわれそうなの 私は愛の難破船 折れた翼 広げたまま あなたの上に 落ちて行きたい 海の底へ 沈んだなら 泣きたいだけ 抱いてほしい ほかの誰かを 愛したのなら 追いかけては 行けない みじめな恋つづけるより 別れの苦しさ えらぶわ そんなひとことで ふりむきもせず 別れたあの朝には この淋しさ 知りもしない 私は愛の難破船 おろかだよと 笑われても あなたを追いかけ 抱きしめたい つむじ風に 身をまかせて あなたを海に 沈めたい あなたに逢えない この街を こん夜ひとり歩いた 誰もかれも知らんぷりで 無口なまま 通りすぎる たかが恋人を なくしただけで 何もかもが消えたわ ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難破船 |