君がいた物語 ~Dream Field Mix~See-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 静けさと安らぎが遠くで招くから もう少し先にまで行けそうな気がする ただ手を取り合って 凍りつく夜を越えて 傷付いて俯いた時に出会ったから 切なさが失くなれば離れて行くようで 汚れた水の上だから月の影が綺麗で それは哀しみの語る物語 恋と呼ぶことにまだためらっている 凍てついた夜に近くなる星は 君がいる夢をいつまで見せてくれるだろう 想い出を飲み込んで空の蒼は深く ぬくもりのくれるもの 手に入らないもの 何を分け合って何を捨ててゆく ここに このまま二人で凍てついた空の 彼方へ行けると どうか信じていて 誰よりも近く何処までも遠く 君がいる夢はもう消せない記憶だから それは哀しみの語る物語 恋と呼ぶことにまだためらっている 凍てついた夜に近くなる星に 君がいる夢をまだ見つめていたいだけで |
edgeSee-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | このままずっと行くのね嘘を積み重ねても この道を二度と戻る事は出来ない あの時踏み外した境界線の向こうに 君はどんな夢描いて落ちて行った 明日には見えてくる未来なんてロクでもないけど もしかしたらそんなものにすがり着いて生きている きっと本当は君も私も違う場所で同じ物を 探してる、感じてる、たったひとつの真実 それだけをただ知りたくて 何も持たずにここにいる 夢と現を彷徨う、we're too close to the edge このままずっと行くのね嘘を積み重ねても 踏み外した道を戻る事は出来ない 君が今何処にいて何を見つめていても そんな風に心離したまま二人は愛し合うの 明日には見えてくるどんな未来を信じて 黄昏の静けさをもう一度見つける為に歩いてる この場所を 明日には見えてくる未来なんてロクでもないけど そんなものを信じてる馬鹿な強さが欲しいだけ きっと後悔や慰めよりも根拠の無い熱量で 生きていたい、それだけで 感じてる、歩いてる、この場所に立って歌ってる 何も持たずにここにいる 明日は何処へ行こうか、we're too close to the edge このままずっと行くのね嘘を積み重ねても 踏み外した道の先を見届けるまで 見え始めた光に何が生まれて来るの そんな風に夢を離したまま二人は愛し合うの |
黄昏の海See-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 黄昏の海に出て 二人は二度ともう巡り会えないの…… 黄金の灯りが海に落ちて夏の風が途切れた 怯える二人にただ寄せて返す水音 何を信じてここまで来た 道も忘れ果てたの さよなら告げる為の優しさだけ残して どんなに波を重ねて想い出を叫んでも 貴方のいた岸辺にはもう帰らない 黄昏だけを抱いて あの日の波はもう深い海の底 哀しみを知らない蒼い夢を見て眠っている 暗い水の向こうに揺れる知らない街の灯り とても近くに見えたまほろばの花の頃 あの時もう一つだけ遠い波を越えたら 貴方のいる岸辺まで辿り着いたの 黄昏の海に出て 二人は二度ともう巡り会えないの 寂しい眼差しを重ねて眠った夜も消えて |
LOVESee-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 手のひらで包み込む頬にくちびるを寄せて 冷たい雨に濡れている 静けさの中 恋に震えるたびに初めての気がするから 黙り込むのはただ声を聞いていたくて 背中に小指がキレイにはまるだけで 胸の涙が一つずつ消えるようで 手のひらの中いつもこの安らぎを下さい これが最後の慰めだと信じていいの 木漏れ日の寒さにも慣れた冬の終わりには 微笑むだけの頼りない恋でもいいわ 想いを分け合うことなどいらないの 今は貴方の温もりだけでいい それだけが全てよ 手のひらで包み込む頬にくちびるを寄せて 冷たい雨に濡れている 恋をしている |
Emerald GreenSee-Saw | See-Saw | 石川千亜紀 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 走っていく 子供たちのはしゃぐ笑い声に 光と影 追いかけてみたくなる 緑の葉に透かして見た あの太陽の先に 何があると思っていたのだろう EMERALD GREEN 花を摘んだ手の中から 空風土へと姿を変えて行く その美しさに目を開いた 眩しすぎる場所で 寝ころんだ空に問いかけてる 何枚かの大きな葉と小石広い集め 囲むように小さな基地をつくり 風が吹けば壊れるような そんな夢だったけど あの世界をまだ覚えている EMERALD GREEN 木の葉揺らすあの歌から 緑の呼吸が背中を包み込む もう一度ここに帰りたいと 願うだけでも今 目の前が少し明るくなる EMERALD GREEN 花を摘んだ手の中から 空風土へと姿を変えて行く その美しさに目を開いた 眩しすぎる場所で 寝ころんだ空に問いかけてる 目の前が明るくなる |
あんなに一緒だったのにSee-Saw | See-Saw | 石川千亜紀 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色 ありふれた優しさは君を遠ざけるだけ 冷たく切り捨てた心は彷徨うばかり そんな格好悪さが生きるということなら 寒空の下 目を閉じていよう あんなに一緒だったのに 言葉ひとつ通らない 加速していく背中に今は あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色 せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを 運命とうまく付き合って行くならきっと 悲しいとか寂しいなんて言ってられない 何度もつながった言葉を無力にしても 退屈な夜を潰したいんだね あんなに一緒だったのに ふぞろいな二人に今 たどりつける場所など無いんだ あんなに一緒だったのに 初めて会う横顔に 不思議なくらいに魅せられてる 戸惑うくらいに 心はどこにいる? どこに吹かれている? その瞳が迷わぬように あんなに一緒だったのに 言葉ひとつ通らない 動き始めた君の情熱 あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色 せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを |
千夜一夜See-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | この場所を出て歩く道の事を考える 空はまだ早い夕方 雲に色を残して 隣の子供は同じ歌もう三度も歌ってる 終わる言葉思い出せず 最後だけずっと繰り返して 始めも終わりもいらなかった 君の目が呟いた どんな記憶を探したら胸の深みへ届くのだろう 長すぎた 君の言う日々は一夜の夢のようで 終わる言葉信じられない 目覚めの時はまだ遠い 千の夜を消せないでまだここを立てない 誰の心も動かせないただの無口なシエラザード 幾つの夜を重ねても-つの恋さえ語れない 温もりにもなれなかった寝物語は何処へ消えて 君の優しい言葉だけせめて覚えておきたかった 千の夜を消せないで一人の道に席を立つ 優しい言葉だけせめて覚えておきたかった 一つの夜に消えた千の夜を… |
月ひとつSee-Saw | See-Saw | 石川千亜紀 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 寂しげな月ひとつ 貴方のところで見る頃は キレイな満月になっているだろう この羽ふるわせて 旅立つ鳥は今 愛される理由を景色に探してた あなたを愛してから 抱かれた胸の奥の 一枚の絵の中 帰りたい海を見つけた 月はいくつあるの? 一人の部屋へと帰る道 それぞれの夜を見守ってくれた こんな月明かりに 飛び立つ鳥は今 どこまでも自由に 愛したい気持ちだけ あなたを愛してから 見上げた空の地図に 手をかざして笑う もう一つの月をみつけた |
夏の手紙See-Saw | See-Saw | 石川千亜紀 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | いつまでも いつまでも座り込んで 川せみを静かに聞いてました 小石拾い上げて 投げたら思いもかけず 大きな音しました 襟あしが 夏の匂いに小さく 漂って そして脈うつのです 無言の時計と 暗くなるのを待つのです その全ては はかないです あれから一年が過ぎ どうやら一人きりです 愛していたのかしらと 愛しすぎたかしらと 胸の中にしまってた 宛名のない手紙を 河の流れよ 今は受け取って下さい 夕映えが 熱いからだをそのまま 河の中に 投げ出して冷やして 一人づくしの夏 思いもかけず横顔を ふいに見せに来るのです あれから冬が過ぎ去り そして春を越えました 愛していたのだろうと 愛は流れていくと 夏の手紙に託して 振り返ることもせずに 河は何も知らずに 乗せて行くようです |
ObsessionSee-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | deep in the night far off the light missing my headache visions of light sweeter delight kissin' my loveache how come I must know where obsession needs to go? how come I must know where the passion hides its feelings? how come I must know where obsession needs to go? how come I must know the direction of relieving? |
記憶See-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | | きっと最後はここに帰って来ると思う 世界の始まりを二人で見ていた 一度だけその場所に確かに届いたから この手を離しても怖くはないの 二度と 空っぽの身体に降り積もってゆく記憶 私を少しずつ作って満たして そんな風に人は人の形になるの 忘れたくない想い心に重ねて 何処まで遠く行く時にも 私はここに君の中に 君を導く星のように ずっといるわ 君を離れて行く時にも 胸に刻んだあの場所へと 私はきっと帰れるから 振り向かずに行くわ 空っぽだった胸に愛という名の記憶 君が甘く苦く注いでくれた 一度だけ君の中確かに届いたから この手を伸ばすこと怖くはないの 二度と たとえ今見つからなくても 大切なものはまだあるの 君をただ抱きしめた夜に 辿り着いた 君を離れて行く時にも 私はここに君の中に 君を導く星のように ずっと側にいるわ |
Jumping FishSee-Saw | See-Saw | 石川千亜紀 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 空の色は水の色 頬をなでる水しぶき 小さなカケ 心に浮かんだ やさしい人ばかりで 悲しいこともないけど とくべつ胸を熱くさせることもない 会いたくて飛びだした Jumping Fish あなたの世界へ くるおしい恋をして死んでしまうかもしれず 情熱の世界 水の中のすべてを 知り尽くしているけれど 愛を肌で感じてみたいの 会いたくて飛びだした Jumping Fish 息もつかぬほど きらめいた水面ぬけ 太陽から打ち寄せる 情熱の世界 Jumping Fish Jumping Fish 偶然を待たずに飛び出すの Jumping Fish Jumping Fish いつか泳ぎ疲れてしまわぬうちに Jumping Fish 今いくわ 空の色は水の色… |
優しい夜明けSee-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 永遠探す君は移り気な夢見人 浮気な夢にすがり貴方は何処へ行く 黄昏開く鍵を深して月の影 届かないまま泣いた私は何処へ行く 二人瞳に秘密失くしても 重ねた腕をほどきはしないわ 一月の蒼い月朝焼け隠してよ 終わるはずのない夜に優しい夜明け 近付く程に痛む恋の重さのせいで 離れすぎてた胸を自由と呼んでいた 暗い場所にだけ光るものがあると 小さな窓の遠く見つめてた 一月の蒼い月どこまで落ちて行く 終わるはずのない恋に優しい夜明け 一月の蒼い月朝焼け隠してよ 終わるはずのない夜に優しい夜明け |
indioSee-Saw | See-Saw | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 哀しい歌をふいに思い出した 夏の毛布にもぐり込んだ夜なのに 冷たい雨に足を速めても 失くしたものに届かないと泣いていた 君の歌 家に帰る道では指を離せずに 遠い電車の音 優しい海鳴りに変えた 二人で 子供の頃に読んだindioの南へ 船の出る時間を二人でほら、書いたノート 乾いた風に翳り無い太陽 幻の大地を私だけが彷徨ってる 今も 君のくれたもの忘れたくなくて 遠い海鳴りに耳を澄ます 一人で |
静寂はヘッドフォンの中See-Saw | See-Saw | 石川智晶 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 大事なことから だんだん薄れてく 自然な事だよと 誰かにそう言われた 静寂がひとりのヘッドフォンを包んで 君の声捜すよ まっすぐ投げてくる君の素直な言葉に 僕はよくあることだとひと言で片付けた 君の抱えてるものを半分下さいと なぜ言えなかったんだろう あの頃 僕の足下はいつもぬかるんだ土に立ってるようで 優しさを口にするにはたぶんまだ早すぎたんだよ 気持ちを裸にすればするほど 安らぎに会えたのかもしれない 何が怖くてきれいな景色を 壊したのかわからない 君はどうしているのだろう |
君は僕に似ているSee-Saw | See-Saw | 石川智晶 | 梶浦由記 | 梶浦由記 | 君の姿は僕に似ている 静かに泣いてるように胸に響く 何も知らない方が幸せというけど 僕はきっと満足しないはずだから うつろに横たわる夜でも 僕が選んだ今を生きたい それだけ 君の速さは僕に似ている 歯止めのきかなくなる空が怖くなって 僕はいつまで頑張ればいいの? 二人なら終わらせることができる どうしても楽じゃない道を選んでる 砂にまみれた靴を払うこともなく こんな風にしか生きれない 笑って頷いてくれるだろう 君なら 君に僕から約束しよう いつか僕に向かって走ってくる時は 君の視線を外さずにいよう きっと誰より上手に受け止めるよ 君の姿は僕に似ている 同じ世界を見てる君がいることで 最後に心なくすこともなく 僕を好きでいられる 僕は君に生かされてる |