サクラ散る久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 浅田直 | 上杉洋史 | 古びた校舎の壁 長い渡り廊下 下駄箱 水飲み場 陽に焼けた 掲示板 机に刻んだキズ 消えかけた相合傘 教室のうしろの席 窓ぎわは あの人がみえる場所 戻ってきたサイン帳 そして新しい卒業写真 クラスメイトと先生 胸のカーネーションと涙 絶対に忘れないから いつでも電話してね 沢山の思い出を 心の中やきつけて 上ばきしまった時 あの人が笑ってる声がして… 友達とはしゃぎながら 記念写真撮っているあの人 コートのポケットの中 ずっと渡しそびれた手紙 大きく深呼吸して そのそば通りすぎる 2年越し片思い 今日限りで さよなら ゆっくり 胸をはって 歩き出す その先にサクラ散る |
君の助手席久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 梶原秀剛 | 上杉洋史 | 信号待ち となりの車が笑ってる 道を渡る子が 君を指さして叫んでる 赤いスカーフが 少し得意げに 道ゆくひとの 視線を集めてる 窓からからだ のりだして風を嗅いでいる 耳をピンと立てて 好奇心いっぱいの瞳 流れる街並 ふりふりご機嫌しっぽ いい天気 ああ 夢だったんだ 君とこんなふうに 風を感じて 気ままに走る 二人きりのドライブ チビの頃は いつも酔ってばかりいたけど あきらめなくて よかったよね 潮風のにおい 生まれてはじめての海 ドキドキさ ああ 夢だったんだ 君をこんなふうに 助手席 乗せて 気ままに走る 少し遠い おさんぽ 波うちぎわ はじける砂 走る君が 輝いてる 沈む夕陽 並ぶ背中 ずっと一緒さ ああ 夢だったんだ 君とこんなふうに 風を感じて 気ままに走る 二人きりのドライブ |
これは これで ありかな なんて…久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | M Rie | 百石元 | これはこれでありかななんて 軽くなった髪をかきあげ 風を切り 歩きだす 夏色の並木道 悩み ストレス 煮つまった心 うだる暑さに 溶けそうな毎日 サロンの前を通りすぎながら ふいに思った 髪を切りたいな なんとなく気分転換 こんなときは心を白紙にもどそうよ これはこれでありかななんて 思いきって試してみよう 今までのこだわりも いったんおいといて 鏡の前に座りながら 束ねた髪をほどいてみた 夏の日のひそやかな これは自分革命 首のまわりが風につつまれて 涼しいようなくすぐったいような 誰が見ている訳でもないのに なんだか少し照れくさいカンジ 気がつけば街のウィンドウ ガラス越しに写った私が笑ってる まんざらでもない顔をして 手ぐしで軽くすいてみれば そうだよね 方法は 一つと限らない これはこれでありかななんて 大きく深呼吸をした できるかな できるかも なんとかなるよ きっと 奥の手は気分転換 元気 換気 ひらめき 息ぬき 思いつき これはこれでありかななんて 軽くなった髪をかきあげ 風を切り 歩きだす 夏色の並木道 これもこれでありかななんて 大きく深呼吸をした できるかな できるかも なんとかなるよ きっと |
ぼくらの駄菓子屋久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 田島浩二 | 百石元 | 宿題は あとまわしして ランドセル 部屋においたら かあさんにおねだり 今日のおこづかい 早くちょうだい みんな待ってる きなこあめ ホームランバー チロルチョコ ソースせんべい インベーダーゲーム プロ野球カード 三角クジ まほうの煙 100円玉を ギュっとこの手に握って いつもの駄菓子屋へ いざゆかん ぼくたちだけの 大事な社交場 今日はなに買おうかな ぼくたちを 見守っている おばちゃんは 影の大将 ケンカばかりしてちゃ 何も売らないよ!!と いつもどなって ばかりいるけど おぼっちゃま いじめっ子 ハナタレ小僧に いつでも駄菓子屋は 平等さ いつも気になる あの娘がきてたら 今日は話しかけよう 100円玉を ギュっとこの手に握って いつもの駄菓子屋へ いざゆかん ぼくたちだけの 大事な社交場 今日はなに買おうかな |
なんやねん久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 山下俊 | 上杉洋史 | 男や女かて お年寄りかて ちっちゃい子供も みんなTV言葉 なんかドラマみてるみたいや もんじゃ焼き 何それ? お好み焼きも たこ焼もまずい うどん屋さがしても そば屋の看板しかみえへん 店員さんは 無愛想 おしながき 見たら あらまあ 信じられへん むっちゃ高い値段やで ちょっと なんやねん なんやねん このつゆ うどんたま 沈んだら みえへん えらいこっちゃ おつゆ まっくろけ なんやねん なんやねん そば湯て 知らんがな このまんま 飲むんか 味がないで めっちゃまずい 評判のいい店は どこにいっても 行列ばっかし 信号は何秒で 変わるか教えてくれへんし 朝のラッシュの電車は限界をこえてるんちゃう! 高速道路 高い 遅い 使えない ちょっと なんやねん なんやねん マックて パソコンのメーカーと違うん? もしかしたら それってマクドやろ なんやねん なんやねん タメとか タッパとか カタカナの言葉で ゆわんといて ようわからん 隣は何をする人 関わりもちたがらへん 道で倒れている人にも 知らんぷり ちょっと なんやねん なんやねん この街 なんかへん なんかへん この街 あふれる人 ひしめくビル 東京 なんやねん なんやねん この街 なんかへん なんかへん この街 ほんまかいな これが東京 なんやねん なんやねん この街 なんかへん なんかへん この街 あふれる人 ひしめくビル 東京 なんやねん なんやねん この街 なんかへん なんかへん この街 ほんまかいな これが東京 |
小林くんのうた (ザッツ・ノンフィクション!!)久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 高西圭 | | 生まれた時から 柵の中 行きつくこの身は 北京ダック ある日見知らぬ 人間に 買われた値段は 700円 飼育係の お姉さん その名をいただき その日から オレの名前は アヒルから “小林くん”と 変わったのさ なんてこったい 奇想天外 おそるおそる 目をあけりゃ プール庭つき 一戸建 そしてそこには とびきりの かわいいあの娘が 待っていた アンビリーバボー! ここはこの世の パラダイス かわいいハニーは 一人占め とれたて野菜 広い庭 毎日がまるで 夢のよう 実はハニーも その昔 ペットショップで 売れ残り 通りすがりの ご主人に 買われた値段 2,000円 オレは小林 逆玉の輿 人生なんて そんなもん あきらめないで 生きてれば 思いもよらぬ ラッキーな どんでん返しも 大アリさ ザッツ・ノンフィクション!! オレは小林 恐いものなし 人生なんて そんなもん あきらめないで 生きてれば 思いもよらぬ ラッキーな どんでん返しも 大アリさ |
ホリデイ久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 宮島律子 | 上杉洋史 | 朝陽が窓辺から カーテンを抜けて まくらの上で 泳いでる まだ夢の中 今 何時なのかな 目覚まし鳴らない あ そうか今日は お休みだ 何しようかな おせんたくしなくちゃ おそうじもしよう おかいものもしなきゃ ビデオも借りにいこう おふとんにうもれて ゴロゴロしながら また落ちていく 夢の中 あーなんて幸せ |
友達のライン久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | チープ広石 | チープ広石 | どうしてだろう 今まで気付かずにいたのかな キミをこんなに 好きだということ 好きな人できたって まっ先に言いにきた時 やったねと 心から喜んであげたはずなのに この頃 アイツのこと 頬を染めながら 話すキミのことが イヤになる どうしてだろう 素直に応援してやれない イヤな男に なりたくないのに いろんなこと話せる 友達のはずなのに キミが遠くに いくのがつらくて 真夜中の相談で 泣きじゃくる受話器の向こう かけつけた 公園のブランコで 座ってるキミを 見つけた時 判った キミをこんなにも 泣かせるアイツが 許せないよ 目をそらした 笑顔に残った 涙のあと ボクじゃダメかな 思わずこぼれる 顔をあげて 何かを言いかけた その時に キミの唇 そっとふさいだ 戸惑う小さな肩 強く抱きしめる アイツなんかに 渡したくない ざわめく風 電車が 木々をゆらして逃げる きしむブランコ 小さくゆれてる 止まる時間 二人はもう元に戻れない 越えてしまった 友達のライン どうしてだろう 今まで… キミをこんなに… |
ニュートラル久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 百石元 | 百石元 | 転ばぬ先の 杖が重すぎて転んだり 石橋だって 叩いて 叩いて 割っちゃったり そんなふうに 先の事をあれこれと 思い悩んだりしても 仕方ないよね Let it be 急に起こった 思いがけないハプニングを 責めてないで どうすれば切り抜けられるかを 考えよう 誰かが教えてくれた make the best of a bad bargain いつも心はニュートラル ピンチでもチャンスでも いつも心はニュートラル 見えてくるかも その先には 今までになかった自分 石の上にも 10年になることもあるし 努力をすれば 必ずそれが報われるとは 限らないし そんなときは焦らずに Let the morn come and the meat with it いつも心はニュートラル 雨の日も風の日も いつも心はニュートラル 明日は来るから どんなときも 自分を信じてみよう 誰かが教えてくれた make the best of a bad bargain いつも心はニュートラル ピンチでもチャンスでも いつも心はニュートラル 見えてくるかも その先には 今までになかった自分 |
イチゴサンド久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | 宮島律子 | 上杉洋史 | お誕生日に ママがつくってくれた あのサンドイッチ やわらかいパン 甘い甘い クリーム 大粒のイチゴ どんなに いっぱい食べてみても まだまだ 物足りなくて いつか 大人になったら 死ぬほどたくさん 食べてやろう 朝もお昼も夜でも いつだって イチゴサンド 大人になって ママがつくってくれた あのサンドイッチ やわらかいパン 甘い甘い クリーム 大粒のイチゴ あの時 食べた頃の味を 毎朝 つくってみたら 変ね あんなに食べようと 思っていたのに 目の前には ああ見るのも うんざりするほどの イチゴサンド こんなはずじゃ なかったのに なぜかしら あれは 小さな私の 小さな喜び 小さな夢 ねえ あの頃のままの 素直な気持ちでいて… |
約束久川綾 | 久川綾 | 久川綾 | M Rie | 上杉洋史 | 緑の森の中 響き渡る 厳かな舞楽と 風にゆらめく 綿帽子 結びの回廊の その先には 天と地の間で 心を紡ぐ 約束 幼い頃に 夢見ていた この日が 現実だよ とても 不思議だね 昔 パパとママが 歩いた 赤いじゅうたんをゆっくり 今日は 彼のあとを 少し下がって ついていくから パパ ママ 本当に 長い間 お世話になりました 今までどうも ありがとう 今日のこの日を 迎えるまで たどった 道のりは 楽じゃなかったけど きっと パパとママに 負けないぐらい 幸せになるから 二人 どんな時も 力合わせて 歩いてゆくわ きっと パパとママに 負けないぐらい 幸せになるから 二人 どんな時も 力合わせて 歩いてゆくわ 今日の パパとママの こぼす涙に 約束するわ |