真珠のピリオド岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | | (シャバダバダ シャバダバダ) (シャバダバダ シャバダバダ) 肩が冷えてしまうわ 海のコテージ 蛍のように光る 波がきれいね あなたの手のグラスを指ではじいて 私たちの 短い夏に乾杯 ハイヒールを脱いで 渚へ歩いても 心配しないでね そんなに弱くない ah… 真珠のピリオド (ピリオド) まるで糸の切れた ネックレス 真珠のピリオド (ピリオド) 白い砂の上で 光るだけ 光るだけ Lu… 君とめぐり逢うのが 遅かったねと わざと明るく笑う やさしい人ね 何か言えばなおさら 傷つきそうで 黙りこくれば 海が騒ぎ出すだけ あなたの煙草へと マッチをするけれど 風に吹き消されて 最後に泣き笑い ah… 真珠のピリオド (ピリオド) 過ぎた夏に 点を打つように 真珠のピリオド (ピリオド) 濡れた砂の上に 飛び散るの 真珠のピリオド (ピリオド) まるで糸の切れた ネックレス 真珠のピリオド (ピリオド) 白い砂の上で 光るだけ 光るだけ (シャバダバダ シャバダバダ) (シャバダバダ シャバダバダ) |
夜明けの天使たち岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 松本隆 | 筒美京平 | | Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い さよならって 言葉だけ心から 切り取れたら 素敵だわ わざと時計 一時間遅らせて あなたのこと 知りすぎてしまうのが こわかったの 本当よ 聞いてるの? 眠っているの? そして Rainy 羽のない 天使たちが よりそい Rainy 窓ガラス つたう雨を 見てるの もっと傷つけて 胸が痛むほど 好きになりたい ゆうべ飲んだ 窓ぎわの赤ワイン 過ぎ通って きれいだわ 他の人がいることも 感じてた 髪を長くのばしたら 哀しみも 上手に かくせるかしら 愛してるの? 振りをしてるの? そして Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い Rainy 窓を打つ 雨の音に 目覚めて Rainy 夜明けまで 動かないで お願い |
家路岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 山川啓介 | 木森敏之 | | ワイン・カラーのたそがれは ひとを子供に変えるわ 星を飾るみたいに ともしましょう 明かりを 強がりのこの都会も おだやかな横顔 お帰りなさい 私のところへ いつだってかまわない お帰りなさい 開けてあるの やさしさの鍵は あなたは誰かに 寄り道をしただけ 夢に疲れただけ 迷子の子猫を 抱き上げた両手で 私を抱きしめて 小さな頃パパを待ち 改札口を見つめた みんな愛に帰るって 信じられた遠い日 あなたのために洗った 髪ももう乾くわ ひとは誰も 孤独な罪人 許し合うことが愛 思い出して いつも私 ここにいることを ベッドのくぼみも 風の吹く心も あなたを待ってるの 言葉のかわりに 唇で許して あの日のあやまちを お帰りなさい 私のところへ いつだってかまわない お帰りなさい 開けてあるの やさしさの鍵は ベッドのくぼみも 風の吹く心も あなたを待ってるの 言葉のかわりに 唇で許して あの日のあやまちを |
それぞれの朝岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 伊藤薫 | 伊藤薫 | | 小さなくい違い ささいなすれ違いから 水が海に帰る様に 愛は終りを告げる 独りずつ別々の街で 秋を迎えるのね 幸福になってねなんて 今は言えないけれど 何処かでいつか 逢った時は 他人の顔は やめましょう 窓際の小さな 水彩画を外したら 壁は白さを取り戻すの 何も無かった様に これはあなたが持って行って それは君にあげる 別れの支度してる時 譲り合ってるなんて まだ お互いのくせやしぐさ 分かっているわ 誰より 想い出と数々の夢を この部屋に残して 二人はこれから それぞれ違う朝に目覚める それでなくても 哀しい秋 生きる淋しさ 知ったわ |
20の恋岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 康珍化 | 財津和夫 | | 街で偶然に ねえ 出会った時に 青いオフィスの制服に マニキュアの爪かくした なにも飾り気が ねえ なかったころの そんな私をいつまでも 覚えててほしいから あれは20の恋だから さよならだけが あざやかな ああ ひとひらの ああ 夢のよう 君は変らない もう 見つめないでね やっと途切れたさびしさが なつかしく痛みだす だれか恋人を ねえ 見つけましたか 弱いあなたがやすらげる あたたかい人ですか 忘れないわと言ったのに 季節のたびに薄れてく ああ 思い出が ああ せつなくて あれは20の恋だから 壊れるために 愛したと ああ 思うけど ああ 思うけど |
眠りの船岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 荒木とよひさ | 財津和夫 | | 夢ならば 醒めないで 違うたびに 心が溶ける 指さきが ふれたなら 体中 あつくなるから 愛は クロス あなたの胸で わたしは生れ 不思議 FUSHIGI わたしの中へ あなたは帰る Please forever あなた ひとりにしないで Please forever 夢よ さめないで 重ねあう 心より 近づけて あなたの顔を 時間ごと 抱きしめて 息さえも 出来ないほどに 愛は なぞね あなたの胸は 眠りの船ね 不思議 FUSHIGI わたしの海へ おもどりなさい Please forever あなた ひとりにしないで Please forever 夢よ さめないで |
未完の肖像岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 阿久悠 | 筒美京平 | | 誰でも一つだけは 物語が書けますね 自分を見つめてれば 愛も恋も描ける my story 人に会い また別れ 微笑みと 泣き顔を くり返し つづけたら 知らぬ間に 時は過ぎ 見慣れた筈の 景色も変り 最初の出会いの 誰もがいなくなった 嫌いになった わけでもなくて 時代と云う名の いたずらでしょう 今であるなら もっと心に 残す努力を している筈のものを あっさり 捨てたこともあった だけどそれも 今思うだけで 生きることは ただ激しいだけ 時は流れ 日は移り変り 今日から また始まる 未完のままで 書きつづけたら どんな素敵な 人生でしょう 揺れて揺られて さまよいながら 人を愛する心を なくさずに 私は 夢を抱いていたい 急ぎ足で 行く人もいるが 歩くことは まだ自然がいい 思いこめて 目をそらさないで 今日から また始まる いつの日か あなた いい女だねと 云ってね 私は 夢を抱いていたい 急ぎ足で 行く人もいるが 歩くことは まだ自然がいい 思いこめて 目をそらさないで 今日から また始まる |
二時に泣かせて岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 阿久悠 | 筒美京平 | | 二時に泣かせて 三時はもうティー・タイム 二時に泣かせて 三時はまた笑いたい Let me cry Let me cry Again 縄とびをする人の 横で子供が遊ぶ マラソンの人の列 行き過ぎ 窓から公園が はっきり見えます 煙草が目にしみる 昼さがり ああ この世に悲しみは まるでないと 思えるほど ああ のどかな陽だまりで なぜになぜに 泣くのでしょう 二時に泣かせて 三時はもうティー・タイム 二時に泣かせて 三時はまた笑いたい Let me cry Let me cry Again 広過ぎるベッドには 仕立ておろしのドレス 着るあてもないくせに ひろげて レースのカーテンに 陽ざしが揺れます 心が陽炎にまぎれます ああ 不幸な結末は 縁がないと 信じていた ああ まつりが過ぎたあと なぜになぜに 泣くのでしょう 二時に泣かせて 三時はもうティー・タイム 二時に泣かせて 三時はまた笑いたい Let me cry Let me cry Again |
橋岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 山川啓介 | 木森敏之 | | 人の心って河の水ですね 幸せにとどまれず 海へ流れる 誰も悪くない そうよ弱いだけ 運命の道しるべに したがう哀しみ ありがとう 愛させてくれて ありがとう 愛してくれて この髪にまぶたに唇に まぶしい日々が燃えます 別れてもあなたが呼ぶ夜は 見えない橋を渡って 会いに行きます いいえほほえんで 生きて行けるでしょう 星空のその果てで 会えると信じて ふり向いて 夕焼けに帰る ふり向いて 子供みたいに 花たちはその実を結ぶため 開いてそして散ります 傷つけるかわりに傷ついて 荒野へ消えてゆく男 ありがとう 愛させてくれて ありがとう 愛してくれて もう一度 この世に生まれたら あなたを夢へ渡せる 橋になります |
逃亡者岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 山川啓介 | 木森敏之 | | 悲しみに 追われる男 隠れなさい 私の愛のベッドに 都会じゅうを 敵にしても 渡さないわ あなたの魂 深い眠りを めざめたら また飛びたつ男 外は今 嵐でも ここはそうよ 夢の入江 その心のナイフを しまって さあ 行くのよ 星の海を泳いで 眠れたあの日に その耳に 胸押しあて 聞かせないわ 激しい風のノックを 不思議なの こうしてると 強くなれる この世の誰より どうぞ黙って 出て行って あなたのあしたへ ふるさとに 背を向けた 遠い朝のように そっと だいじょうぶよ 私は 目をつむって 見送る ”行かないで”と 心が 泣いても いいの今は 世界に 二人だけで 生きてる 濡れて重い 記憶を 脱ぎ捨て 眠って |