エンドロール秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | シャーベット 都会の雪は すぐに融けて消えてしまうんだ あっけないラストシーン いつか君と歩いてた道 冷たく 濁ってく アスファルトは後悔の色 僕には ただひとつ 小さな温もりも守れなかった とぎれた ふたり ねぇ いつもなんで 僕はどうして 肝心なことだけが言えないで ねぇ 今になって もう遅いって ずっと あの日のままで 君はいない ひとりきりの街で 舞う雪を見ていた かじかむ指先の 感覚が薄れてく様に いつしか幸せは 当たり前の中に埋もれた 凍った 喉の奥 白いため息の向こうで ちらちら 降り続く 雪の陰に 君を探してしまう えぐれた いたみ ねぇ あの日なんで 君はどうして 不自然なくらいに はしゃいでて ねぇ 終わりだって 戻れないって きっと わかっていたの 僕はいない どこかで今 君も この雪を見てるかな なくした みらい ねぇ いつもなんで 僕はどうして 肝心なことだけが言えないで ねぇ 会えなくって 忘れられなくて ずっと 歩いていくよ 誰もいない 白黒の世界 僕は ただ君を想うよ |
Dear Mr.Tomorrow秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | 冷淡な街の情景 深くなるその陰影 駅前に響く演説 帰る人の波は整然 立ち止まり俯く少年 路上にうずくまる老人 思わず逸らした視線 代わり映えしない背景 大人たちはやけに饒舌 進まない工事渋滞 彼女たちもどこか不機嫌 追い立てられる日々の焦燥 他人事のような喧噪 先送りされた懸案 消しても 捨てても また 求め続ける性 時代は君の中で 少しずつ 動き始めている 気付いてるかい もうすでに 古いペンキは剥がれそうだ 答えは風に吹かれ きっと 僕らを待ってた 誰に笑われたって 甘い戯言だって 謳ってよ 希望を 今 忘れてくあの光景 曖昧なままの真実 過去を顧みない現在 許しを乞うときだけ敬虔 生まれ落ちた事は偶然 さいごだけがいつも歴然 咲いても 枯れても 物を言えぬ 路傍の花 時代は廻り続け あやまちを また繰り返すけど 信じていいかい ねぇ いつか 本当に何か変わるって 答えは風に吹かれ きっと 僕らを待っている 救いのない世界を 最低な昨日を 謳ってよ 未来はくるんだ 時代は君の中で ひとつずつ 創られてゆくんだろう 信じてくんだ ねぇ いつか 本当に何か変わるまで 答えは胸の奥で きっと とうに決まってた 素晴らしい世界へ 親愛なる明日へ 謳ってよ 希望のうた |
初恋秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | りんごはまだ 青いまま 落ちてしまった ナイフのように突き刺したサヨナラ 神様の言う通り 進めなかった 世界の果て 取り残されたみたいだ いつか ひとりになることを ふたりはどうして 選んだんだろう じゃあね またね 約束の糸が絡まって 僕らには もう二度とほどけない あの日 見た 永遠はとうに消え去って 悲しいほど あざやかな碧空 罪と罰 術もなく 傷つけ合った 期限切れの幸せの中で はじめての 後悔と痛みを知って 純粋すぎた季節は 今 終わった いつか ひとりでいるより ふたりでいるほうが孤独になってたね じゃあね またね 追憶の光が迫って 不揃いな影は まだ動けない 抱きしめた感触は とうに消え去って こぼれてゆく ひとつぶの さみしさ じゃあね またね 約束の糸を断ち切って 自由になる もう二度と結べない 最後くらい 笑ってと 僕ら 手を振って 悲しいほど あざやかな碧空 サヨナラ |
グッバイ・アイザック秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | ah 転がる石 少しずつ日々にすり減って落ちてく そう 試されてる いつまで運命に逆らえないまま? 引力に負けそうで 無理だろって へたりこんじゃう前に この際 ノンストップで ゴールラインも 駆け抜けろ 今 決定的な君だけのステップを 刻んでよ 踏み出してよ その数十センチが未来を変えてきたんだろう 消極的で弱気なロジックは 破いてよ 捨て去ってよ 未だ見ぬステージへ 壊せ 君を閉ざす殻 ah 描いているほどに現実はうまくいかなくて そう 誰だってね がんばっているから もどかしくなる 安定を口実に 楽な方に逃げたくなるけれど 一回きりだろって 奮い立たせて 突き抜けろ 今 衝撃的なジャイアントステップを 記してよ 繰り出してよ 劣等感も ほら 最大の武器になるんだろう 絶望的なピンチの場面でも 狙ってよ 打ち克ってよ 積み上げた昨日に きっと 嘘はないから 失敗か成功かなんて 最後までわからないけれど とことん 信じ切って フルスピードで 飛び上がれ 今 絶対的な君だけのステップを 刻んでよ 踏み出してよ その数十センチが奇跡起こしてしまうかも!? 圧倒的で鮮烈なジャンプを 決めてよ 蹴散らしてよ 最高のイメージの先へ 跳ねる 君のストライド |
Girl秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | ふわり 羽根のよう 僕の頬に君が触れる 混じり気ない温もりが 全てを包むから また目を奪われていたんだ 踊る髪は光を纏う 天使と遊ぶ 無邪気な笑顔が可憐で あまりにも澄み切っていて 少し戸惑う なんで こんなにも全部 疑いもしないで そばにいてくれるの ふわり 羽根のよう 僕の頬に君が触れる それだけで もう 何もかも 許されたつもりになるよ ふわり 羽根のよう 君がそっと勇気くれる 歪んだ胸の傷痕も 浮かんで消えるから 不意に駆け出した君が はぐれそうになって すぐに 僕の名前を叫ぶ どんな不安の中でも 心配しないで 必ず見つけ出すよ ふわり 羽根のよう たんぽぽの綿毛が揺れる 遠くまで種を運ぶ 風に僕もなりたいんだ 結ぶ指先を 小さな手が握り返す 幸せへと いつかきっと 送り届けるから ふたりは ひとつの時を 同じだけ重ねる 出来る限り たくさんの場面を覚えていたいよ ふわり 羽根のよう 僕の頬に君が触れる それだけで もう 何もかも 救われたつもりになるよ ふわり 羽根のよう 君がいれば強くなれる いつまででも 僕がきっと 守ってみせるから |
言ノ葉秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | | 天気図を横切り 前線は伸びる 停滞する今日が 低く垂れ込める 傘を弾く 雨音 そっと 歩き始めた 追い続ける夢に 届かない僕と 重たい毎日に しゃがみ込む あなた 同じ孤独 つないだ ずっと 忘れたことはない 晴れるかな 心もまた 泣き出した空の下 あなたがいたから僕がいるよ oh 呼びかけるよ もう聴こえなくても 僕ら 無情の雨に ただ 打たれていた 潤んでも その瞳は 明日を見ていた 固く 響く 靴音 もっと 僕も強くなりたい 晴れるかな あなたがもし 泣きたくなった時は 暗く覆う 悲しみ 拭えるように oh 塗り替えるよ 光を集めて 晴れるかな 心もまた 泣きそうな日々の中 あなたがいたから僕がいるよ 雨はいつか上がるはずだろ oh 呼びかけるよ もう聴こえなくても |
ダイアローグ・モノローグ秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 廻る時計の針に はじかれた君はひとり 打ち付ける人波 憧れは 脆く砕け散ったよね あの日 ぽつりと漂う はぐれた雲に 明日を重ねていた 思うように 思うようには 生きられないこの世界で 君はただ もがいていた 特別じゃない なにものでもない 自分を突きつけられて 君は探した 君をもう一度 相変わらずの街に 今でも僕はひとり でも悪いことばかりじゃなかったよ 失くしたものもあるけど 空に ぽつりと「大丈夫」とつぶやいた 間違いなんてないんだ 思うように 思うようには 生きられないこの世界で 僕はまだ もがいてるけど いつか君が刻んだ時間が 確かに息づいている 変えられるんだ 痛みは 強さに 思うように 思うようには 生きられない でも世界は 君をきっと 待っているから 今の僕が刻んだ時間も 静かに紡がれてゆく どんな未来も 乗り越えられるよ |
ひまわりの約束秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博・皆川真人 | どうして君が泣くの まだ僕も泣いていないのに 自分より 悲しむから つらいのがどっちか わからなくなるよ ガラクタだったはずの今日が ふたりなら 宝物になる そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部 これからは僕も 届けていきたい ここにある幸せに 気づいたから 遠くで ともる未来 もしも 僕らが離れても それぞれ歩いていく その先で また 出会えると信じて ちぐはぐだったはずの歩幅 ひとつのように 今 重なる そばにいること なにげないこの瞬間も 忘れはしないよ 旅立ちの日 手を振る時 笑顔でいられるように ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部 返したいけれど 君のことだから もう充分だよって きっと言うかな そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部 これからは僕も 届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから |
水彩の月秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 上田禎・秦基博 | ねぇ もしも 君に もう一度 会えるとしたら うまく言えるかな いつかと 同じ 水彩の月の下でも また その横顔 見てるだけだな 話せなかったことがたくさんあるんだ 言葉じゃ足りなくて 僕は君へのこの想いにかわる明日を あてもなく 空に 探してるよ 近頃は ひとりでいても うつむくことも 少なくなったよ 今日の月は 優しくて でも 寂しくて 君の微笑みと どこか重なる 気付けなかったことが たぶん あるんだろうな ぬくもりに甘えて 僕も静かに悲しみさえも 受け入れながら 君のように 今と 向き合いたい ただそこにある それだけでいい 君が教えてくれた美しさ 生きてくことに意味があるなら ただ ひたむきであれたら 手のひらにこぼれる かすかな明かり いつまでも このまま 消えないでよ 話せなかったことがたくさんあるんだ 言葉じゃ足りなくて 僕は君へのこの想いにかわる明日を 移りゆく空に 探してくよ |
Q & A秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 傷付けるため それとも守るため この手はあるの?って 簡単なQ&A わかってるはずだって ステレオで天使と悪魔 白黒裏表 どう転ぶのかなんて もう 紙一重で 抱きしめ合ったりして 寂しさもおぼえて また もつれていくよ ささやきが 頭の中 繰り返し 響いている 愛して 愛して つなぎとめるのは その本能 どんな犠牲を 痛みを 伴うとしても 憎んで 憎んで どちらにせよ 欲しいものはつまり同じだ 愛だ 迷うことなく 君は 手を差し出せるか? 誰かの幸せ どこかで ひるがえって 誰かの不幸せ 急に怖くなって 傍観していたって 運命は変わらないよ 曖昧なまま 放置すれば 確かに 楽だけど あがいて あがいて 問われているのは その本性 どんな事実を 自分を 突きつけられても 嘆いて 嘆いて 憎しみも裏を返せばつまり同じだ 愛だ 何も感じなくなるよりはマシじゃない ささやきが消える 答えなら もう ここにある 愛して 愛して つなぎとめるのは その本能 どんな犠牲を 痛みを 伴うとしても 嘆いて 嘆いて 憎しみも裏を返せばつまり同じだ 愛だ ah あがいて あがいて 問われているのは その本性 どんな事実を 自分を 突きつけられても 愛して 憎んで どちらにせよ 欲しいものはつまり同じだ 愛だ 迷うことなく 人は 手を差し出せるか? |
スミレ秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 花盛り 君の香り 僕はすでに 矢に 射抜かれてない? 固く 鍵をかけていたはずなのに いとも たやすく開いた扉 胸を貫いた 懐かしい痛み 君のせいだよ わかってる? Oh Baby Suddenly 迷い込む 森の中へ キラめいて 謎めいて 離れない まさかね 君は幻? もう追いかけてしまっている 君が消えないように 後ずさり うつむく君 潤む瞳 なぜに なす術も無い 小さな花が咲いてるみたいで しばらく僕は見とれてたんだ 時間も失くした 一枚絵の中 その涙だけ 光って Oh Baby Suddenly 赤色の実が はじけて 苦しくて 触れたくて バカみたい 恋しないって言っていたのに 気付けば落ちてしまっている 息も出来ないほどに こころ 破れた痕が疼くから 大事な言葉 飲み込んじゃうんだ でも 際限なく あふれてく想い 君が好きだよ 笑って Oh Baby Suddenly 迷い込む 森の中へ キラめいて 謎めいて 離れない この想い 幻じゃない 今 ざわめく森をかけてく 君が消えないように |
終わりのない空秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | ガラスケースの中 まだ どこか 遠い夢 ふるえる衝動 焦燥 たたきつけた 砕けた欠片で 傷つくんだとしても それでも きっと 手を伸ばすのだろう この胸の高鳴り 歓びか 怖れか わけなんてどうでもいい 「たぎれ」と叫んだ 痛いほど 僕ら 瞬間を生きてる もう 何も残らないくらいに 閉ざされた今に 風穴を開けよう どこまでだって 自由になれる そう 信じてる 例えば 鳥なら どんな高い壁でも 怯まず 風をまとって 越えるのだろう 飛べない僕らは 這うように進むだけだ いのちを 一歩 一歩 刻みつけながら この空の終わりを 誰が知るだろうか 果てなんてどこにもない 歩みを止めるな 生きるほど 僕ら 悲しみを重ねる 踏み出すこと ためらうくらいに だけど それさえも ここにいる証しだ 絶望だって 抱きしめながら 明日へと向かおう 痛いほど 僕ら 瞬間を生きてる もう 何も残らないくらいに 閉ざされた今に 風穴を開けよう どこまでだって 自由になれる そう 信じてる |
70億のピース秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 遮断機の向こう側 途切れる景色に 今朝のニュースが ふと よぎった 歩き出せば 消える 他人事の悲劇 なんとなく 君と また 手をつないだ 愛の歌が届かない 暗い闇もあるの 70億のピースが 描き出す 世界のパズル 誰かと隣り合えた意味 かたちの違う僕らは ひとつに今 なれなくても でも 互いが 離れないよう 寄り添えるんだ 半径5メートルも ままならないまま 日々は続いてる あやうく あの映画みたいに 小さな幸せが 拡がればなんて やっぱ 綺麗事かな その横顔 閉じ込めたくて カメラを向けた 無邪気な君のピースサイン いつも僕を照らす光 明日もここで生きてく意味 かたちの違う僕らは 近づくほど 傷つくけど でも 互いの 温もりにも 気づけるんだ 70億のピースが 描き出す 世界のパズル 誰かと隣り合えた意味 かたちの違う僕らは ひとつに今 なれなくても でも 互いが 離れないよう 寄り添えるんだ |