T字路s「THE BEST OF T字路s」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
泪橋T字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁霧の夜明けを抜けて 目指す地はサリバン、ベセル 大袈裟に吹く風 心はいつも自由だ世界は回り出す 降り続いた雨の後 朱に染まった空と我 渡りきることのない 泪橋 いざ振り向かず進め 気付けば今であり いつでもなく今であった 顔上げれば訳もなく心は確かだ  風は吹くだろう 心は流れさまようだろう どこに居ても道はあるだろう 雨も降るだろう 心は戸を閉ざし腐るだろう 橋の上にも明日は来るだろう  乾いた風を切って 目指す地はサリバン、ベセル 土煙あげゆく ディーゼルマシン 加速度を増してく 通り過ぎた街の灯は 喜びも悲しみも 全てを照らし出し遠ざかる 素晴らしき旅の色よ  風は吹くだろう 心は流れさまようだろう どこに居ても道はあるだろう 雨も降るだろう 心は戸を閉ざし腐るだろう 橋の下にも明日は来るだろう
はじまりの物語T字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁噛み付いて吐き捨てる つむじ曲がり そこらじゅう探してみても 寄る辺なく はじかれつまづき 道に迷い 漂い流れて 時は過ぎた  転んだその先 拾った命 何も起こらなかったような 夏の日に 黒ずむ傷あとが 消えるころ クソみたいな日々を 抜け出すんだ  ここから 時計が回りはじめる ここから 世界が動きはじめる クソみたいな日々を 抜け出して もう一度 生まれて 歩きはじめる  ぎこちなく目を逸らす 臆病者 ここにいるよとわめいては 黙り込む 閉じこもって鏡ばかり 見てるんだろう? 足りないものを数え 日が暮れたよ  どこからともなく 祭囃子 初めから仕組まれたような 秋の日に 取り残された その手を取って 闇夜にひとすじ 光が導く  ここから 時計が回りはじめる ここから 世界が動きはじめる 闇夜にひとすじ 光が導く もう一度 生まれて 歩きはじめる  クソみたいな日々を 抜け出して もう一度 生まれて 歩きはじめる
暮らしのなかでT字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁泣きたいのにおどけている 自分をだましてばかり シケた面ぶらさげて 川沿いの道を歩く 頭んなかはもぬけの殻 気付けばこんなにも遠く 置き去りの影法師 風に揺れてる  許せない自分を 道端に捨てた どこへもゆけないのは 体よりも心のほう  だましたことも だまされたことも 暮らしのなかで いつか忘れた 忘れたはずが ある日突然 この胸ぐらを つかんで揺さぶる  苦しいのに 平気なふり 自分をごまかしてばかり ほんとは震えてる手のひら ポケットに握り締めて うまくは言えない 言葉にならない ただがむしゃらに駆け出して 大声で叫びたい気持ち 背中を押してる  動けない自分を 空に放り投げた 呼び止めるものは きのうよりも明日のほう  熱い思いも 残した未練も 祈りのなかで それでもくじけた くじけたはずが 向かいのホーム 何を語るでもなく こっちを見ている  変わらぬ景色に やがて疲れた 暮らしのなかに 埋もれて消えた とうに消えたはずが 煙を立てて この胸のなか くすぶり始める もうほらすぐに 炎が上がり まさか 火傷しそうに熱く燃えてる
交差点T字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁回り道 迷い道 暮れかかる空に 行くあても無かった 色褪せるうつつの途中で 黙り込む君に 掛ける言葉は無かった  背中越しに 名を呼ぶ声に 気付きながら 知らぬふりで 灯る明かりを ぼんやり眺めて 過ぎてゆくだけの 一日だった  置き去りの言葉 見失った思いに いつか 差し掛かる交差点で 夢のように すれ違うだろう  朝焼けの歩道に気付いた 失うものなど 何ひとつ無かった 起き出した街の空に 薄れゆく月を 愛さないはずが無かった  寄せて返す 人波に押されて どこへたどり着くの 着いて来る影の 手を取り歩いて 気が向けば歌でも 歌おうか  置き去りの言葉 見失った思いに いつか 差し掛かる交差点で 夢のように すれ違うだろう
とけない魔法T字路sT字路sT字路sT字路s恋い焦がれて手を伸ばす 寝ても覚めても追いかけた 叶うはずがない わかっていても 熱に浮かされたまま  いっそどこか捨てに行こう 海の底まで沈めたら 楽になるだろうか 忘れられるだろうか それも出来ずにいたの  解けない魔法にかかっているのさ 朝も昼も夜も ふくらみ色づき ひらいて舞い散る いくつもの季節が横切る  おお 繰り返す日々が知らせる 心はとうに 満たされていたことを  色褪せたおとぎ話 時は戻りはしないから 答え合わせなんて 馬鹿げたことさ 誰にもわかりやしない  扉開け地図ひろげ 道はいつしか別れても 朝焼けのなかで 確かに出会えた 冒険は終わらない  解けない魔法にかかっているのさ 頭から爪先まで 手を取り抱き合い 手を振り見送る いくつもの季節を重ねた  おお 遠ざかる日々が微笑む 夢はとうに 叶っているだろうと  おお 押し寄せる日々が知らせる 夢の続きが お前を呼んでいると お前を呼んでいると
夜明けの唄T字路sT字路sT字路sT字路sまだ暗い 午前4時 シルエット 街灯に滲んでる 行かなくちゃ 呼んでいるから 転がったコインの裏表  はじめと終わり 死ぬも生きるも 背中合わせで 追いかけ追われて  白む空 午前5時 影法師 朝日に溶けてゆく 手を伸ばしても もう届かない うつろに立ち尽くした夜明け  嘘か本当か 夢かうつつか 風に吹かれて からまりもつれて わからないの  心迷いながら 果てまで行く他ないのならば 光も影も 抱いて進もう  はじめと終わり 死ぬも生きるも 背中合わせで 追いかけ追われて 離れないの  心残したまま 果てまで行く他ないのならば 光も影も ともに踊ろう  心迷い 心残したまま どこまでも行こう 光も影も 明日を照らせよ
夜も朝も午後もT字路sT字路s伊東妙子T字路sT字路s聞こえるだろう お前を呼ぶ声が 空を駆けて ただひとり お前だけを探して飛んでくるのさ  眠れぬ夜も 同じように来る朝も 退屈な午後も いつだって ひとりではないよと教えてくれる  まるで手を取り合って 隣を歩くように 臆病に踏み出す足元を 照らしてくれる  目には見えないけれど 確かにここにいて そっと ずっと 繋がっている  過ぎてく日々に 時にはその意味を その光を 見失い 暗がりをあてもなく さまよっても  ゆらゆら揺れて 消えてしまいそうな心 抱き寄せて いつだって この世界のかたちを教えてくれる  耳を澄まして 胸を震わせて 泣き顔のままで 吹き出して笑っているよ  目には見えないけれど 必ずそばにいて そっと ずっと 寄り添っている  聞こえるだろう お前を呼ぶ声 どこにいたって ずっと 繋がっているよ
その日暮らしT字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁遥か遠く昔のこと もう忘れてしまった 通り過ぎた夢も愛も みんなかすんで見える  ぼやけた顔が微笑みかける さあ涙を拭けよと 泣いてなんかいないさ 流れの中立ち止まる  目の前に光が 手招きしては逃げる 届きそうで届かない いつまでもどこまでも 追いかけるのだろう 走る背中に冷たい雨が落ちて来た  置き忘れた帽子を取りに振り向けど道は無し ゆうべの宿 景色に沈み 彼方小さく見える  靴飛ばして天気占い 口笛吹きドアを出る 生まれてこのかた その日暮らし どこに居ても同じこと うつろう街の灯りが 雨ににじんで消えた 温かな窓 覗いて いつまでもどこまでも さまようのだろう 走る背中に冷たい雨が落ちて来た  うろつく背中を静かに月が照らしてる
スローバラードT字路sT字路s忌野清志郎・みかん.忌野清志郎・みかん.昨日はクルマの中で寝た あの娘と手をつないで 市営グランドの駐車場 二人で毛布にくるまって  カーラジオから スローバラード 夜露が窓をつつんで 悪い予感のかけらもないさ  あの娘のねごとを聞いたよ ほんとさ 確かに聞いたんだ  カーラジオから スローバラード 夜露が窓をつつんで 悪い予感のかけらもないさ  ぼくら夢を見たのさ とってもよく似た夢を

最後の手紙

蛙と豆鉄砲T字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁まるで夜が明けた 目覚まし時計の鳴り止まぬ 夢を見たまま 満員電車の行き過ぎる  まるで目が覚めた やっと今生まれた気分だ いつの間にやら お天道様天に高く  慌てて飛び出して 地図がないことに気が付いた 行けばわかるさ 踏み出した先に道はある  見上げた空に 渡り鳥の歌が響く 翼があれば 千里の道もすぐだろうか  おお、遠ざかる もう二度と戻れなくてもいいの どこまでも歩いていく 振り返りもせず行くの  まるで目が覚めた 豆鉄砲くらわされた 笑い話さ 井戸の中飛び跳ねてたのさ  来る日も来る日も 見つからぬ答え探してる あてもないのに 闇雲に歩き回ってる  川面に踊る 無数のきらめきが誘う 流れにまかせれば 海へ出るのもすぐだろうか  走る心が暴れ出して 笑われたっていいの 根を生やし 腐ってゆくのはまっぴらごめんなの  おお、遠ざかる もう二度と戻れなくてもいいの どこまでも歩いてく 振り返りもせず行くの
はきだめの愛T字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁この愛を この愛を すべて悪魔に差し出そう 何も惜しくはないのさ お安いものよ  追いかけても届かない 逃げても逃げても着いてくる 殴られても笑ってさ 這いつくばって夢を見るんだ  この心 この体 残らず神に捧げよう ぬぐえどはらえど消えぬ迷いが もしも晴れるなら この愛を この愛を すべて神に捧げよう 信じる者は救われるのか 誰か教えてよ  ちっぽけでも誇らしい 汚れ腐っても美しい 死にそうだけど死なないぜ 流れ星を横目にゆくのさ  この心 この体 残らず悪魔に差し出そう たったひとつの願いが もしも叶うなら この愛を この愛を すべて悪魔に差し出そう 地獄の番犬手なずけて 長生きしようか  この愛を この愛を すべて悪魔に差し出そう 何も惜しくはないのさ お安いものよ
これさえあればT字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁三度の飯より夢中さ やっとのことで手に入れたのさ これがなけりゃ世は虚ろ そうさ誰にも邪魔はさせないのさ  太陽のようで月のような 風のようで雨のような 大地のようで空のような こいつがなけりゃ暮らせない  すべてなくし果てても 身ぐるみはがされても これさえあれば平気さ 望むものなど何も無い  初恋のようにときめいて 朝か夕かも 忘れちまう これがなけりゃ気もそぞろ 一秒たりとも離しはしないのさ  夢のようでうつつのような きのうのようで明日のような 光のようで闇のような こいつがなけりゃ居られない  どこをどう探しても 逆立ちしてみたって 他のどれでも駄目さ 代わるものなど何も無い  すべてなくし果てても 身ぐるみはがされても これさえあれば平気さ 望むものなど何も無い
レモンサワーT字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁今夜も冷たいあのコは 氷をカラカラ浮かべて あんたってホントにしつこい人ねと言いながら でも微笑んでくれる 付き合ってくれる 朝日が昇るまで  いつだってつれないあのコは レモンをギュギュッと絞って あんたってホントにダメな人ねと渋い顔 でもなぐさめてくれる 抱き締めてくれる すべて忘れてしまうまで  楽しいときには一緒に踊ってくれるし 気が向きゃ歌ってもくれる 夜更けの街で 行き場をなくしたら 寄り添って眠ってくれる  あのコに会えない夜は まるでアンプのないエレキギター どうにもこうにもままならない すっかり首ったけだよ  どうしたの今夜はそんなに 浮かない顔して よそよそしいし目はまっかっかだし ソッポ向いてさ ねえ 訳を聞かせてよ 機嫌直しておくれ 何にも手につかないよ  あやしい記憶をたどれば ゆうべはずいぶん調子に乗って馬鹿騒ぎ それからどうした 何かやらかしたか 泥の中  会いたくて会えない夜は ひとつ足りないピース探すのさ いくら探したって見つからない 心の穴はあいたまま  あのコに会えない夜は まるでアンプのないエレキギター そっと囁くように歌うのさ 夢で会えますようにと 夢で会えますようにと

襟裳岬

新しい町T字路sT字路s下田卓下田卓町ができる 町ができる 新しい町ができる 傷つき息絶えた大地の上に 新しい町ができる  晴れた日には瓦礫を片付け 雨降る夜には酒で温まり 希望と絶望を繰り返し 新しい暮らしが始まる  東から来た男が土を耕し 南から来た女が苗を植える 西から来た男が火を熾(おこ)し 北から来た女が飯を炊く  町ができる 町ができる 新しい町ができる 傷つき息絶えた大地の上に 新しい町ができる  やがて川には橋が架かり やがて家が建ち道ができ やがてこの町で初めての 新しい命が生まれる  町の中心に墓ができる 旧い時代の記憶を刻み 戒めと祈りがこめられた 誓いの墓ができる  町ができる 町ができる 新しい町ができる 傷つき息絶えた大地の上に 新しい町ができる  朝日が昇る陽が昇る 新しい町に陽が昇る 絶望の底から立ち上がった この町に陽が昇る
幕が上がればT字路sT字路sT字路sT字路s涙をひとしずく 頬に飾って 今夜もまた ライトに照らされ 踊っているよ  幕が上がれば いつも 拍手喝采に 乗せられて いい気になって 天まで昇る  花火のように 泡のように はじけ飛ぶ夢よ 瞬きする間に消える  さあ 始めようか いやなことなど忘れて めくるめく ほとばしる 酔い痴れておくれ  薔薇の花を一輪 胸に飾って 飽きもせず ギターかき鳴らし 歌っているよ  幕が下りれば いつも ちっぽけな体 ひきずって ねぐらへ帰る 泥のように眠る  今日のところは 生き延びたが 明日は来るか 目が覚める その時までわからない  さあ 始めようか 特別なひとときを 響かせたい 震わせたい 愛を込めて  さあ 続けようか それぞれのステージを 狂い咲き 乱れ舞う 人生のステージ
T字路sのテーマT字路sT字路s伊東妙子伊東妙子・篠田智仁駅に着いたら北口出て 八百屋の角左へ曲がって その先の立呑屋で ちょっと喉鳴らし  ふたつめの踏み切り渡って みっつめの橋越えて よっつめのパチンコ屋で ちょっと運試し  甘い匂いに惑わされず うるさい犬は知らんぷり 夢は見ても眠らないさ 振り返らずに進むのさ  突き当たり階段のぼって 道なりに坂くだって その先のT字路で 待っているからさ  バスを降りたらガードくぐって コーヒー屋の角右へ曲がって その先のレコード屋を ちょっとひやかして  ふたつめの信号渡って みっつめの路地抜けて よっつめの公園で ちょっと用足して  馬鹿げた話は放っておいて 鼻歌口笛スキップ 夢は見ても眠らないぜ 振り返らずに進むのさ  突き当たり階段のぼって 道なりに坂くだって その先のT字路で 待っているからさ その先のT字路で 待っているからさ
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