鬨の声HIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 楽しいこととか嬉しいことなんて そんなねぇよな 明日のこととかもっと未来のこと 考えたりしてさぁ それでもその笑顔 絶やさないで笑う きみに今歌うよ ここで生きてるよってその声で叫んでくれよ 今 高らかに響かせろ鬨の声 誰も傷付けず傷も付けられず 出来るだけ静かに いつの間にやら身に付いてたみたいだ 準透明人間 ワタシハダレナンデショウ? そんなの簡単さ 知りたきゃ一緒に歌おう ここで生きてるよって手を挙げて教えてくれよ 今 雄大に轟かす鬨の声 いつかこの喉が震えなくなっても いつかこの体が動かなくなっても そうさ 笑ってくれるきみがいれば 歌ってくれるきみだけいれば この唄は終わらない あとはどうだっていいさ 今ここがきみの場所 他の誰がどうだって僕にはきみが要る ここで生きてるよってその声でその手で 今 高らかに響かせろ鬨の声 |
TRAIN DANCEHIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 黄色い線の外側を綱渡りして遊ぶ 骨の髄までとろけそうなスリルを感じてる 鉄の塊が走る横でダンスを踊る ひとつ踏み出したらそこは誰も知らない世界 TRAIN DANCE ギリギリの境界線 TRAIN DANCE 120cmの地獄の釜 痛いのが嫌いなんです 遺伝子レベルで拒否反応 包丁カッターリストカット 鳥肌のカーテンコール わざわざ切符を買ってさ ここに死にに来たんだよ 今日が月曜日だからさっていうそんな理由でさ TRAIN DANCE 一瞬でトベるんでしょ? TRAIN DANCE 痛くないってマジでしょ? TRAIN DANCE 嘘だったらどうする? TRAIN DANCE そうやっていつも日が暮れていく TRAIN DANCE 終電無くなっちゃうよ TRAIN DANCE それじゃまた来週でいいか TRAIN DANCE ギリギリの境界線 TRAIN DANCE 120cmの地獄の釜 |
月に奏でるアリアHIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 君が口ずさむ僕の知らない唄 風と交わった声をただ聴いた 熱が犇いた夜の道に澄み渡る君の声 月明かりは二人だけの照明 このままどこまでも行けたらいいねとか 太陽が昇るまで他愛ない話をしよう 指先で紡がれた宵闇のメロディ 唇で問い質した真実の残像 飽きもせず繰り返すのは疑いの裏返しか 言葉以上により確かな証明 このままいつまでも夜に溶けていたい 小鳥が囀るまで夢の続きを見てよう 僕ら多分 解り合えないまま 分かち合って生きていくのだろう 幕が下りるその最後まで人は一人だから きっと君といたいんだなんてさ 思ってしまうんだろうね それだけでもいいんだ なんて僕には言えやしないんだけどさ 欠けた月の形に沿って 白く浮かぶ君の頬を撫でた 一筋流れた涙の跡に映る夜空は 二人を二人でいさせてくれた 僕ら多分 解り合えないまま 分かち合って生きていくのだろう 幕が下りるその最後まで人は一人だけど 君といられる今だけはなんだか寂しくないんだ 君がいてくれればいいなんて僕には 言えやしないけどさ でも夜が明けたら言ってみようかな |
スノーファースHIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 賑わった街の声に耳を塞ぎ 足下積もった雪を蹴飛ばした なにもこんな日じゃなくたっていいのに ぽつりと呟く丸い背中 本当は二人で見るはずだったのにな 虹色に光る キラキラ星 纏ったツリー 幸せ色に満たされる聖なる夜に 一人 空を見上げている 夜空の星は 街の灯りは こんな日だって綺麗だなぁ 僕にだってきみにだって夢があって だからこそ譲れないものもあって 何気なくこぼした些細な一言が きみを傷付けちゃうこともあって 部屋を飛び出すきみを追いかけるのは 僕の役目だったのに 今日に限って そうしなかったんだよ! すれ違ったりまた戻ったりしながら 想いは強くなっていくね だけど最後にきみが流した 涙が不安にさせる 失って気付く度 大事にしようと思うのに 泣き合って抱き合って許し合う じゃないとなんかダメみたい 静まった街の音に耳を澄まし 足下溶けた雪を見送った いつの間に一人きりになった僕と 同じように星を見る影がひとつ 目が合った途端に溢れ出した涙を 拭ってその細い肩を寄せて くちづけした 幸せ色が溶け出した聖なる夜に 二人 空の下を歩く 夜空の星は 街の灯りが消え さっきより綺麗に見えた あぁ きみが隣にいるからかなぁ |
willHIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 時間の中に有限の中に 全ては生きていて人もその通りで その間ずっと夢に魘されて 命が終わるその時まで目を覚ますことはない 罪で積み上がったこの遊星の上で 理由もなく命を叫んでいる その眼に光る輝きは 宿った赤い炎は きみがきみだという証だから どんな苦しみや痛みにさらされても 失われることはなく 煌めくだろう 激しく回る車輪は進まない その真ん中に立っているのが自分だった 人は現象でしかなくていつかなくなってしまうけど きみの意志だけは根を張り脈打つ 嘘で塗り上がったこの瓦礫の街で 確かに在るきみを歌っている その耳に響くメロディは 鮮やかな音色は きみの場所を示す合図だから どんな憎しみや悲しみに惑っても 鳴りはためくその音が導くだろう 救いのないこの世界で意味も理由も曖昧なまま そうさ ここにいたこと 生きていたこと 記していくんだ 凡ゆる時を超えて 繰り返される再生 その中で確かに息衝くモノ たったひとつだけ確かなその心が きみの中に生きられれば その胸に刻まれれば それだけでいい |
この素晴らしき世界でHIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 使わなくなった心と体は育たずに不自由になる 手に入れたことで均された命はいつからか動かなくなる 望むこともなく探すこともない 与えられるのを待っているだけ どうか どうか 選んでほしい あなたが描くはずの未来を ほら 全部 自由なんだよ 思い出しておくれ 誰にも知れぬよう大切にしたから誰も知らずに孤独だけを知る 追いかけっこをして勝ち負けを知る 転んで擦りむき痛みを知るんだよ どうか どうか 想ってほしい 愛した人が生きる幸せを ただ 傷付けたくなかったんだ 大切だからこそ ひっそり佇む花を愛しいと思うことも そよぎ肌を撫でる風に季節を感じることも 手紙を待っている間 きみのことを考えたりも いつから出来なくなっていた 僕らは自由なのに 生きる喜び 産まれた奇跡 最初は誰だって その足で歩き その目で見たのに どうか どうか 気付いてほしい 間違うことが間違いじゃないこと 怖がらないでその足で立って 願うままでいい 忘れたんだから思い出せるよ 誰もが自由だったこと ひっそり佇む花を愛しいと思うことも そよぎ肌を撫でる風に季節を感じることも 手紙を待っている間 きみのことを考えたりも いつでも出来るはずなんだ 僕らは自由だから ヒトが造り出した この素晴らしき世界 |
誓いの詩HIGH BONE MUSCLE | HIGH BONE MUSCLE | 鈴木啓 | 鈴木啓 | | 何回何十回何百回もきみを歌うことにするよ 何千回何万回だってこの声が続くその限り 捨てられないまま引き摺って磨り減った想いの先っぽは 歩んできたその道の上にきみという名の絵を描くだろう 頑張れなんて言わないが無理するなとだけは言っておこう 涙は堪えなくてもいい 楽しくなきゃ笑うこともない どんな酷い嘘だって消えることない傷だって 洗いざらい話してくれよ それから手を繋ごう 何回何十回何百回の夜を越えて朝が来るよ 何千回何万回だって命の火が灯るその限り 言葉の刃に断ち切られて削り落ちた心の欠片は ひとつひとつ積み重なってきみという歴史を築くだろう 大して強くもないクセに一人で生きられるだなんて その目を凝らして見てみれば差し伸べられた手に気付けるのに 少しずつ少しずつ 歩いていけたら良いじゃないか 躓いて転んだときは空でも見上げよう 何年何十年何百年の時を越えて届けたいよ 何千年何万年先もこの空が伸びるその限り きみという名の絵にも きみというその歴史にも 嘘はなく偽りはない 生きてきた証だから それなのにどうしてだろう迷っちゃう日もあるね そんな時この唄が目印になるように歌うよ 何回何十回何百回もきみに歌うことにしたよ 何千回何万回だってこの喉が震えるなら 掲げよう此処に誓いの詩 |