僕の贈りもの小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 冬と夏の間に 春をおきました だから春は少しだけ 中途半端なのです このころはなんとなく 心楽しくて 知らないうちに誰れかを 好きになったりします それでも好きな人が できなかった人のために この歌は 僕からあなたへの 贈りものです 夏と冬の間に 秋をおきました だから秋は少しだけ 中途半端なのです このころはなんとなく 心さみしくて 知らないうちに誰れかと すきまができたりします それで好きな人と 別れた人のために この歌は 僕からあなたへの 贈りものです |
眠れぬ夜小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | たとえ君が目の前に ひざまづいてすべてを 忘れてほしいと 涙流しても 僕は君のところへ にどとは帰らない あれが愛の日々なら もういらない 愛に縛られて うごけなくなる なにげないことばは 傷つけてゆく 愛のない毎日は 自由な毎日 誰も僕を責めたり できはしないさ それでもいま君が あの扉を開けて 入って来たら 僕には分からない 君のよこを通りぬけ 飛びだしてゆけるか 暗い暗い暗い 闇の中へ 眠れない夜と 雨の日には 忘れかけてた 愛がよみがえる 眠れない夜と 雨の日には 忘れかけてた 愛がよみがえる 眠れない夜と 雨の日には |
秋の気配小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | あれがあなたの 好きな場所 港が見下ろせる 小高い公園 あなたの声が 小さくなる 僕は黙って 外を見てる 目を閉じて 息をとめて さかのぼる ほんのひととき こんなことは 今までなかった 僕があなたから 離れてゆく 僕があなたから 離れてゆく たそがれは 風を止めて ちぎれた雲はまた ひとつになる あの歌だけは 他の誰にも 歌わないでね ただそれだけ 大いなる 河のように 時は流れ 戻るすべもない こんなことは 今までなかった 別れの言葉を 探している 別れの言葉を 探している ああ 嘘でもいいから 微笑むふりをして 僕のせいいっぱいの やさしさを あなたは受け止める はずもない こんなことは 今までなかった 僕があなたから 離れてゆく こんなことは 今までなかった 僕があなたから 離れてゆく |
夏の終り小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 誰よりも なつかしいひとは この丘の 空が好きだった あきらめないで うたうことだけは 誰にでも 朝は訪れるから やさしかった恋びとよ そのあと何をいいかけたの ぼくの言葉があなたを さえぎるように こぼれた あの時 駆けぬけてゆく 夏の終りは 薄れてゆく あなたの匂い 今日はあなたの 声もきかないで このまゝ こゝから 帰るつもり そっと そこに このまゝで かすかにかがやくべきもの 決してもういちど この手で 触れてはいけないもの でもあなたが私を 愛したように 誰かをあなたが 愛しているとしたら あゝ 時は さらさら 流れているよ 夏は冬にあこがれて 冬は夏に帰りたい あの頃のこと 今では すてきにみえる そっと そこに このまゝで かすかにかがやくべきもの 決してもういちど この手で 触れてはいけないもの |
愛を止めないで小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 「やさしくしないで」 君はあれから 新しい別れを 恐れている 僕が君の心の 扉を叩いてる 君の心がそっと そっと 揺れ始めてる 愛を止めないで そこから逃げないで 甘い夜は 一人でいないで 君の人生が ふたつに分かれてる そのひとつが真っ直ぐに 僕の方へ なだらかな明日への 坂道を駈け登って いきなり君を抱きしめよう 愛を止めないで そこから逃げないで 眠れぬ夜はいらない もういらない 愛を止めないで そこから逃げないで 素直に涙も 流せばいいから ここへおいで くじけた夢を すべてその手に 抱えたままで 素直に涙も 流せばいいから 愛を止めないで そこから逃げないで |
さよなら小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | もう 終わりだね 君が小さく見える 僕は思わず 君を抱きしめたくなる 「私は泣かないから このままひとりにして」 君のほほを涙が 流れては落ちる 「僕らは自由だね」 いつかそう話したね まるで今日のことなんて 思いもしないで さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 愛は哀しいね 僕のかわりに君が 今日は誰かの胸に 眠るかも知れない 僕がてれるから 誰も見ていない道を 寄りそい歩ける寒い日が 君は好きだった さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ 外は今日も雨 やがて雪になって 僕らの心のなかに 降り積もるだろう |
生まれ来る子供たちのために小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 多くの過ちを 僕もしたように 愛するこの国も 戻れない もう戻れない あのひとがそのたび 許してきたように 僕はこの国の 明日をまた想う 広い空よ 僕らは 今どこにいる 頼るもの 何もない あの頃へ帰りたい 広い空よ 僕らは 今どこにいる 何を語ろう 君よ 愛するひとを 守り給え 大きく手を拡げて 子供たちを抱き給え ひとり またひとり 友は集まるだろう ひとり またひとり ひとり またひとり 真白な帆を上げて 旅立つ船に乗り 力の続く限り ふたりでも漕いでゆく その力を与え給え 勇気を 与え給え |
Yes-No小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 今なんていったの 他のこと考えて 君のこと ぼんやり見てた 好きな人はいるの こたえたくないなら きこえないふりを すればいい 君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 心は今 何処にあるの ことばがもどかしくて うまくいえないけれど 君のことばかり 気になる ほら また 笑うんだね ふざけているみたいに 今 君の 匂いがしてる 君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 夏が通りすぎてゆく ああ 時は音をたてずに ふたり つつんで流れてゆく そうだね すこし寒いね 今日はありがとう 明日会えるね 何もきかないで 何も なにも見ないで 君を哀しませるもの 何も なにも見ないで 君を抱いていいの 心は今 何処にあるの 君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 心は今 何処にあるの 君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 心は今 何処にあるの 君を抱いていいの 好きになってもいいの |
時に愛は小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | はじまりはいつも愛 それが気紛れでも ただ青くきらめいて うそのかけらもなく 遠ざかる日々たちよ ふたりを見ていたね 傷つくだけ傷ついて 立ちつくすふたりを 時に愛は力つきて 崩れ落ちてゆくようにみえても 愛はやがてふたりを やさしく抱いてゆく 街はもうたそがれて 風は髪をゆらす ……あの頃より…… 愛しているみたい 走り来る日々たちよ 僕らは知っている 新しいいくつもの 嵐の訪れを 時に愛は力つきて 崩れ落ちてゆくようにみえても 愛はやがてふたりを やさしく抱いてゆく 時に愛は力つきて 崩れ落ちてゆくようにみえても 愛はやがてふたりを やさしく抱いてゆく あなたは僕のことを 信じることに決めて ただ黙ってなつかしく 僕を見つめている |
心はなれて小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 出会って 愛して ふたりだけは こんなふうに ああ あの頃 まだ 若かったね あなたが いたから 立ち上がれたこともあった もう 遅すぎる そこへは戻れない いちばん 哀しかった あの日さえ もう 輝いている やがて ひとり 窓の外は冬 ふたりで 追いかけた 青い日々が こぼれてゆく やがて ひとり 窓の外は冬 心 はなれて あなたのこと 見えなくなる もう ここから 先へは ゆけないね |
言葉にできない小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 終わる筈のない愛が途絶えた いのち尽きてゆくように ちがう きっとちがう 心が叫んでる ひとりでは生きてゆけなくて また 誰れかを愛している こころ 哀しくて 言葉にできない la la la…… 言葉にできない せつない嘘をついては いいわけをのみこんで 果たせぬ あの頃の夢は もう消えた 誰れのせいでもない 自分がちいさすぎるから それが くやしくて 言葉にできない la la la…… 言葉にできない あなたに会えて ほんとうによかった 嬉しくて 嬉しくて 言葉にできない la la la…… 言葉にできない |
I LOVE YOU小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 流されて 流されて 僕のところへ 切ないね あなたの白い肌 あゝはやく 九月になれば I LOVE YOU I LOVE YOU どうしたの 変わるこころ 不安になるの あなたは僕を しあわせにしてるよ あゝはやく 九月になれば I LOVE YOU I LOVE YOU 誰もあなたの代わりに なれはしないから あなたのまゝ ここに居ればいいから あゝはやく 九月になれば I LOVE YOU I LOVE YOU |
YES-YES-YES小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 君が思うよりきっと僕は君が好きで でも君はいつも そんな顔して あの頃の僕は きっとどうかしていたんだね 失くすものはなにもない 君の他には YES-YES-YES…… 消えないうちに愛を 預けておくから 切ないときには 開けてみればいい YES-YES-YES…… 振り返らないで 今 君はすてきだよ WOO… 僕のゆくところへ あなたを連れてゆくよ 手を離さないで 君の嫌いな東京も 秋はすてきな街 でも大切なことは ふたりでいること YES-YES-YES…… …もっと大きな声で きこえない きこえない WOO… YES-YES-YES YES-YES-YES…… 振り返らないで 今 君はすてきだよ WOO… 僕のゆくところへ あなたを連れてゆくよ 手を離さないで あなたを連れてゆくよ 手を離さないで あなたを連れてゆくよ |
緑の日々小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 確かに今 振り返れば 数え切れない 哀しい日々 でも あの時 あの夜 あの頃 ふたりは いつも そこにいた 過ぎてきた あの哀しみは いつまでも 残るけど ぼくらが出会った 頃みたいに もうすこし 素直になれれば 君となら 生きてゆける 君のために 僕が生きてゆく まるで君が 望むような 僕には なれないかも知れないけど 時はゆく すべてのことを 思い出に 変えながら その時 またその場所で 僕等は 何を思うだろう 君のために 強くなる 僕には もうなんの迷いもない 何も 恐れないで 今はすべてを 僕に任せて 君のために 強くなる 僕には もうなんの迷いもない まるで君が 望むような 僕には なれないかも知れないけど 君が 安らかに眠る すべてを信じて この腕の中で 君となら 生きてゆける 君のために 僕が生きてゆく |
たそがれ小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 夕陽が落ちる ビルを横切って やがてみんな 見知らぬひとになる 過去も未来も 別れも出会いも ひとつになって 静かに 時は 止まる 愛はたそがれ 光とかげに酔い すべては 夢うつつ 彼女に伝えて 悲しいうたは 続けないで 恨みも もう 消えたから あの終りのことばも 最後の夜も 今では もう 遠く 時の彼方 街はたそがれ ゆき交うひとの流れ つつんで 暮れてゆく 信じればいい 追いかければいい 愛はたそがれ すべては夢うつつ 信じればいい 追いかければいい 愛はたそがれ すべては夢うつつ |
君住む街へ小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | そんなに自分を責めないで 過去はいつでも鮮やかなもの 死にたいくらい辛くても 都会の闇へ消えそうな時でも 激しくうねる海のように やがて君は乗り越えてゆくはず その手で望みを捨てないで すべてのことが終わるまで 君住む街まで 飛んでゆくよ ひとりと 思わないで いつでも 君の弱さを恥じないで 皆んな何度もつまづいている 今も君も あの頃に 負けないくらい 僕は好きだから 歌い続ける 繰り返し 君がまたその顔を上げるまで あの日の勇気を忘れないで すべてのことが終わるまで 君住む街まで 飛んでゆくよ ひとりと 思わないで いつでも 雲の切れ間につき抜ける青い空 皆んな待ってる また走り始めるまで その手で心を閉じないで その生命が尽きるまで かすかな望みが まだその手に 暖かく残っているなら ……忘れないで すべてのことが終わるまで 君住む街まで 飛んでゆくよ ひとりと 思わないで あの日の勇気を忘れないで すべてのことが終わるまで 君住む街まで 飛んでゆくよ ひとりと 思わないで いつでも |