さかいゆう
現実と夢の間に橋をかける。
2025年3月19日に“さかいゆう”が8thオリジナルアルバム『PASADENA』をリリースしました。今作は、メジャーデビュー前にLAと渋谷で切磋琢磨した2000年代の音楽的ルーツに立ち返り、そのLAと東京で4曲ずつ制作されたHip Hop/R&Bフレイヴァー溢れる新曲8曲に、昨年配信のみでリリースされたNY録音の3曲をボーナストラック収録した全11曲入り。
さて、今日のうたではそんな“さかいゆう”による歌詞エッセイを3日連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 Gotta Get Up feat. magora 」にまつわるお話。自身にとって作詞とはどんな行為なのか、改めて向き合ってみたときに、しっくり来た答えは…。ぜひ、歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。
とにかく楽しいL.A.でのCo-Writeセッションだった。
Justinのスタジオはロサンゼルスの街を見下ろす丘の上にあり、
L.A.の吸い込まれそうな青空に近くて、こんな場所で暗い曲を書くなんてできっこないと感じるほどだった。
そして生まれたのがこの曲のメロディとトラック。
普通のパーティーソングにするか、メッセージソングにするか。
これまでの自分の作詞作業を見つめ直すモードになり、
自分にとって作詞とはどんな行為なのか? を考えた。
一番しっくり来た答えが、
僕にとって作詞とは、「現実と夢の間に橋をかけるような行為」だった。
作詞をするにあたり、VOCALの相方を務めてくれたMAGORAこと山ちゃんからも、
最近思っている事や、このトラックから想起する言葉たちをランダムに出してもらい、気持ちを一つにした。
出来上がった歌詞はパーティーチューンにしてはかなりシリアスな内容になった。
自分の外側で日々起こっている出来事は、全部抱えるには大きすぎるし、
部分的に抱えるのも誤解が多すぎ、その価値判断はニュースや他人からの情報に頼る他ない。
その中でミュージシャンは何ができるだろうか。
何を歌おうか、歌うべきか、そんな日々のボヤキから生まれた楽曲。
単なるパーティーソングではなく、
今の世の中に目を向けた、重力をしっかり感じる歌詞にしたくて、
自分たちなりの“POLITICAL PARTY SONG”になったと感じている。
<さかいゆう> ◆紹介曲「 Gotta Get Up feat. magora 」 作詞:さかいゆう・magora・Justin Gray・Anita McCloud 作曲:さかいゆう・Justin Gray・Anita McCloud
◆8thオリジナルアルバム『PASADENA』
2025年3月19日発売
<収録曲>
1. PASADENA
2. Definitely
3. Gotta Get Up feat. magora
4. 甘くない危険な香り
5. アイのマネ
6. What About You feat. Kダブシャイン
7. 諸行無JOY
8. Understanding feat. PUSHIM
9. 縄文のヒト
10. 虫
11. 蘇州夜曲