自転車

プールサイドで 夢を見ていたの
まぶしいほどに あなたの声が響いてる
響いているわ
昨日のあたし まるで仔猫なの
かすかにわかる 白い毛並みが震えてる
震えているわ
それが恋をしていた日 あなたを好きな日
ねえ 忘れないでいて 恋していた あたしのこと

自転車こいで 海を見に行く
夜明けの空に 太陽をめがけ
飾らない日の おしゃべりは続き
自転車こいで 太陽をめがけて

眠れず何も 手につかないの
興奮の波 休む間もなく体中
おしよせるわ ああ~
昨日のあたし まるで子供なの
聞き分けのない 言葉が部屋を埋めてゆく
赤くそまる
咲いた バラの花束を 背中に隠して
ねえ 逢いに行きたいの にぎわう街
通り抜けて

――――― 海を 駆け抜けるまで ―――――

自転車こいで 海を見に行く
夜明けの空に 太陽をめがけ
飾らない日の おしゃべりは続き
自転車こいで 太陽をめがけ
あなたと2人 太陽をめがけて
×