摩天楼

目が覚めて時間も経たない はずなのに外は真夜中
僕は街に佇んでる
ショーウインドーのマネキンと同じ心の中
僕はもう何処へも行けないんだ

そびえ建つ摩天楼が僕を凍らせるのさ
そして不安が 持っていた勇気を曇らせるのさ

そう言えば体が寒いな 僕がそう感じているなら
まだきっと大丈夫なんだ
コートの襟を立てて歩いてみるのさ
悲しみさえ炎に変えるんだ

この夢は摩天楼よりも高い所にあった
ならそれにまた登るのさ 僕なら届くはずなんだ

人は夢見る為に生まれて来ているんだ
僕だってそうなのさ
それが叶う時に初めて誰かを
守ってあげられるんだよ

風がまた強く吹いて来た でも僕は歩き出すのさ
笑って摩天楼を見上げるんだ

そびえ建つ摩天楼が僕を凍らせるのさ
そして不安が 持っていた勇気を曇らせるのさ

この夢は摩天楼よりも高い所にあった
ならそれにまた登るのさ 僕なら届くはずなんだ
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