ガソリンタンク

買ってきた花を育てよう
この世の終わりが来ても
まぶたに落ちる 花びらが
朝を知らせてくれるから

素敵に生きよう生きようと
必死な奴らばかり
生きることが素敵な事を
忘れた奴らばかり

禁じられた恋の音がする
立てた中指で鳴らすベルも
路地裏でハグをした夜も
ふたりだけの秘密なのさ

血まみれの手のひらに
睡眠薬が1つ
寝つけない夜が増えるほど
優しく誰かを思ってる

優しい歌 歌うから
君はここに いてもいいから

あの子が弾いたピアノの音
頭から離れない
何でも知ってるような顔で
悲しいメロディ奏でてた

男らしく女らしく
過ごしたくないだけ
自分らしく 貴方らしく
苦しみ続けたいだけ

人と人の正しさだらけ
争いは絶えないまま
誰の正しさのせいなんだ
あなたが泣いてばかりいるのは

ガソリンタンクは静かに
僕の情熱を待ってる
何もかも ぶち壊すような
何もかもを救い出すような

優しい歌 歌うから
僕もそこに いてもいいかな

耳の遠い神様 あてにしないで
晴れ舞台さ 弾け飛ぶなら今だ
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