ベルが鳴る前に

改札の向こうには変わらない風が吹いて
この街の渇いた匂いがやけに離れないや

そう思った時に微妙な表情のあなた
もう少し近づいてもいいかな あのベルが鳴る前に

いつまでも あなたとの距離だけを
ずっとそっと測って生きてきたけど
それだけが僕にとっての幸せと
思うのは疲れたんだよ 気付いてないんだろう

夢の中探しているいくつもの予防線は
闇の中崩れ堕ちてゆくやけに儚いや

そう思ったとして微妙な旋律の僕ら
あと少し近づいてもいいかな
この距離は切ないんだよ 分かってくれないか Lady

あなたとの距離だけを
ずっとそっと保って生きてきたけど
それだけの毎日に飽きてたのかい 溢れて止まらないんだよ

いつまでも あなたとの距離だけを
ずっとそっと測って生きてきたけど
それだけが僕にとっての幸せと 思うのは疲れたんだよ

Lady あなたとの毎日が
きっとそっと笑って過ごせると
それだけの為だけに生きてたんだよ
さよならは言えないまま

気付いてないんだろう 気付いてないんだろう

気付いてよ
×