しあわせ

 2024年9月18日に“SARD UNDERGROUND”がデビュー5周年を迎えます(アーティスト写真:坂本ひろ美(Key)、神野友亜(Vo)、杉岡泉美(Ba))。彼女たちは、令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぐトリビュートバンド。2019年にZARDの数々の名曲が詰め込まれたトリビュートカバーアルバムでデビュー。そして現在に至るまで、数々のZARDのカバー曲と、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲の他、ボーカル神野友亜によるオリジナル曲を発表し続けております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんなアニバーサリーに向けて“SARD UNDERGROUND”の神野友亜による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!今回は第5弾。綴っていただいたのは、楽曲「クリスマス ケーキ」にまつわるお話です。逃してしまったものに幸せを探して、苦しんでいるあなたへ…。



欲しいものには時間をかけること。
その間に顔が汚れてしまわないように。
 
「電車に乗り遅れた」
でも、行ってしまった列車の中に
しあわせがあるとは限らない。
 
何だってそう。
逃したものにしあわせを探す日々なんて
苦しいだけだから、やめてしまおう。
 
自分の持っているものの中に、
きっと、たくさんしあわせが眠っているから。
 
他に欲しいものを見つけたのなら、
そばに来てくれるまで時間をかけよう。
持っている“しあわせ”がこぼれないようにね。

クリスマス ケーキ」/SARD UNDERGROUND
作詞:神野友亜