冬CITY-1

冬の午さがり
ティールームの陽だまり
日ざしに手をかざすと
すきとおるような
白く細い手
ちょっと退屈
そうやって笑いながら
きみは思いを
どこに隠してるの

抱きしめたい
分かるかい
俺の思いを
さらりと言葉でかわしながら
さりげないキスをかわしながら

馬を見に行こう
サンルーフの車で
冬枯れ並木道
まぶしい光
風は冷たい

そよぐ たてがみ
みつめて 遠くどこか
きみは思いを
ほかへよせている
知っていても
知らないふり
俺の思いを
さらりと言葉でかわしながら
さりげないキスをかわしながら

抱きしめたい
分かるかい
俺の思いを
さらりと言葉でかわしながら
さりげないキスをかわしながら
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