BACKLIT

通り雨が残したストーリー
灰色の空をただ映して
何も洗い流しはしなくて
何も洗い流せはしなくて

アスファルトを照らし出すように
雲間から白い陽が覗いて
夏がはじまるような気がして
空を見上げてた

いつだっけ
雨上がりを待ってた物語
傘を差し出してくれたあなたに
いつまでも想いを馳せてた日々

スローイングダウン

離れ離れに変わるものばかり
当たり外れの多過ぎる空に
いつかの僕たちを重ねる度

スローイングダウン

あの頃に語り合った通りの
鮮やかな僕たちはいなくて
誰ももう此処に戻れなくて
誰ももう此処に帰れなくて

篩にかけて濾した少しを
叶えるための今日を過ごして
それも仕方がないよね、なんて
空を見上げても

いつだっけ
雨上がりを待ってた物語
傘を差し出してくれたあなたに
いつまでも想いを馳せてた日々

スローイングダウン

離れ離れに変わるものばかり
当たり外れの多過ぎる空に
いつかの僕たちを重ねる度

スローイングダウン
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