朝日をあびた 丘の上の
木立にうもれた 古い家
朝吹く風に 想いたくし
今日もまた君は 旗をあげる

丘の上の君 海の上の僕
君の想いが 届くのならば
僕の想いも 届くだろうか

航海の安全を 祈りながら
彼方に君は 呼びかける
三つの色の 二つの旗
知っているのは 僕とカラスだけ

丘の上の君 海の上の僕
君の想いは 風に舞いとび
僕の想いは 潮に流れる

今日もまた君は 旗をあげる
帰らぬ返事を 待ちながら
今日もまた僕は 返事をする
返事がなくとも 君からの
×