冬の月の下で

ねぇ 忘れないでいて
満ちている月がふたりを見下ろしていた 寒い夜のこと

手をつないでいること 一緒に笑うこと
会うたび愛しくなること…数えている
これからも増えていくよね

たとえばどんなに疲れた夜も
ずっと話していたいよ
消えていく時間に怯えていることも
忘れるくらいに 少しでも触れていたいんだ
いつか終わりが来るから

そう 月が欠けると淋しくなるのは
君まで失くしそうで怖いから
こんなあたし 可笑しいかな

たとえばどんなに塞いだ夜も
どこか遠くに行こうよ
越えていく今だけ 求めていることも
確かめ合って これでいいんだって微笑って
君のココロを照らしたい

君が別の誰か選ぶ日が来ても
月を見て 思い出すでしょう
どうしても君じゃなきゃだめなんだ…ずっと同じ

たとえばどんなに苦しい夜も
傍で抱きしめてあげるよ
満ちていく明日を探していくことも
この腕の中で 信じられたらいいね
君を知るほどに
どうして涙が出るんだろう
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